JPH01320168A - 印刷版交換用カートリッジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、オフセット印刷機に印刷版を自動的に取付け
るための印刷版交換用カートリッジに関する。

〔従来の技術〕

一般に、オフセット印刷機においては、版胴に印刷版を
装着して印刷版上のインキをブランケット胴の周面に転
写させて印刷を行うようにしている。前記印刷版の周面
の一部には、印刷版の咬部と咬部部とを収納するための
ギャップが形成され、このギャップにはテンションバー
が設けられ、このテンションバーの回転によって、印刷
版の咬部及び咬部部を版胴に装着したり、また版胴がら
印刷版を離脱させるようにしている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、この印刷版を版胴に装着しなり版胴から印刷
版を離脱させたりする時には、前記テンションバーを緩
めなり締めたりしながら手動で操作するようにしていた
。前記印刷版を版胴に装着するときには印刷版の先端で
ある咬部を前記版胴のギャップの位置に対向させなけれ
ばならず、このような位置合せは煩雑であり時間も要し
ていた。

また印刷版を版胴から離脱させるときにも印刷版は薄く
て幅広のため取扱いにくく、その取外し牛業が煩雑であ
った。

そこで、本件出願人は、同日提出のオフセット印刷機の
刷版自動脱着装置の出願において、使用後の印刷版を自
動で版胴からＭ説させるとともに新しい印刷版を版胴に
自動的に巻回せしめる装置を開示している。

本発明は、かかる装置に使用され、印刷版を収納して印
刷版の先端咬部を正確に版胴のギャップ内に送り込むこ
とのできる印刷版交換用カートリッジを提供することを
目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

そこで、本発明は、オフセット印刷機の版胴近傍に位置
せしめられ、印刷版を曲げて収納し、版胴のギャップに
印刷版の咬部を挿入できる印刷版交換用カートリッジで
あって、このカートリッジは印刷版を曲げて収納するた
めの枠部材と、この枠部材を揺動させて印刷版の咬部を
版胴の周面に離接させるための位置決め装置とから構成
するようにした。

〔作用〕

湾曲した枠部材を揺動自在に保持し、この枠部材内に印
刷版を湾曲させてその先端の咬部を枠部材の前端から外
方に突出せしめて収納し、版装着時には、枠部材を位置
決め装置により揺動させてその前端を版胴のギャップ近
傍に接近させて印刷版の咬部をギャップ内に挿入させ、
この動作終了時に枠部材を版胴から離間させる。このよ
うにすれば、印刷版の咬部を正確に版胴のギャップ内に
自動的に挿入できる。

〔実施例〕

以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
。

第１図において、ブランケット胴１には版胴２が隣接し
、版胴２にインキローラ３が隣接している。この版胴２
の近傍には、新しい印刷版Ｐｏを保持して印刷版を自動
的に版胴に装着するだめの印刷版装着装置４と、版胴２
上に巻かれた古い印刷版Ｐ１を印刷版から自動的に離脱
させるための印刷版離脱装置５か設けられている。前記
印刷版装着装置４は湾曲した本発明のカートリッジ６を
有し、このカートリッジ６内に交換すべき印刷版Ｐｏか
湾曲して収納されている。また前記カートリッジ６の下
方には印刷版の咬部部を版胴２のテンションバー２ａの
テンションバーギャップ２Ｃ内に押込むための押込み部
材７が設けられている。

前記カートリッジ６の先端には前記新しい印刷版Ｐｏの
咬部５０か突出しカートリッジ６の後端には印刷版Ｐ。

の咬部部５１が保持されている。また前記版胴２に隣接
して押えローラ８が設けられ、この押えローラ８は版胴
２の周面に離接可能であり、この押えローラ８は版胴上
に印刷版Ｐ。を巻き付ける時に、印刷版を版胴の周面に
押付ける為のものである。

前記印刷版離脱装置５は駆動チェーン１１を有し、この
駆動チェーン１１はガイドプーリ１２゜１２、・・・、
１２によってガイドされるようになっており、この駆動
チェーン１１には吸着パッド１０か取付けられ、この吸
着パッド１０が印刷版の咬部部５１を保持して版胴から
印刷版を離脱せしめ、これら駆動チェーン１１、ガイド
プーリ１２および吸着パッド１０が印刷版の搬送装置を
構成している。

前記カートリッジ６は、第２図に示すように、湾曲した
枠板２０を有し、この湾曲した枠板２０の両側面は側板
２１．２１によって開閉自在に閉鎖されている。この側
板２１．２１は固定片２１ａとガイド片２１ｂとを有し
ている。前記固定片２１ａにはシリンダー２３の先端が
装着され、前記ガイド片２１ｂは図示しない部材に固着
されたカイト部２４に係合している。前記枠板２０内に
は絵柄面を内側にして印刷版Ｐ。が装着され、この印刷
版Ｐ。の咬部５１が前記枠板２０の後端に形成された支
え板２２に保持されている。前記枠板２０の前端からは
印刷版Ｐ。の咬部５０が外方に突出しており、前記枠板
２０の先端近傍に前記押込み部材７か版胴２に対して離
接可能に設けられ、この押込み部材７の近傍に前記押え
ローラ８が版胴２の周面に離接可能に設けられている。

前記カートリッジ６は、第３図に示すように、位置決め
装置によって位置決めされ、印刷版Ｐ。

を版胴２の周面に装着するときには前記位置決め装置の
一部をなすシリンダー２３を伸して印刷版の先端の咬部
をテンションバーギャップ２Ｃ内に挿入し、版胴２を図
上反時計方向に回動させながら印刷版Ｐ。をカートリッ
ジ６内から引出す０版胴２をほぼ一回転させれば第４図
に示すような状態となり、この時印刷版Ｐ。の咬部部５
１は版胴２の周面から浮き上った状態になっている。こ
のような状態で版胴２を図上時計方向に回転させて印刷
版Ｐ。の咬部部５１をカー１〜リツジの枠板２０の先端
２０ａに当接せしめ、このようにすることによって咬部
部５１の先端をテンションバーギャップ２Ｃに対向させ
る。次いで押込み部材７を作動させて咬部部５１をテン
ションバーギャップ２ｃ内に挿入せしめる。そして、テ
ンションバー　２　ａを回転させて咬部５０および咬部
部５１を同時に締付けて印刷版装着作業が終了する。

次に、本発明に係るカートリッジの他の実施例について
説明する。

第５図において、前記カートリッジの枠板２０の両Ｉ！
Ｉ端にはカバ一部材７０．７０が取付けられ、このカバ
一部材７０と前記枠板２０間に版胴から引出された古い
印刷版Ｐ１の両側部を収納するための収納空間が形成さ
れている。連結棒７１に取付けられた吸着パッド７２，
７２．・・・、７２が咬部部５１を吸着し、前記連結棒
７１の両端を駆動チェーン７４に連結せしめ、この駆動
チェーン７４を前記枠板２０に沿って駆動せしめ、この
ようにして古い印刷版Ｐ１が枠板の上面に重ねて収納さ
れる。

また、カートリッジは第６図に示すように筒状の枠板８
０を有するように形成してもよく、この枠板８０の両端
は円形の閉塞側板８３．８３によって閉塞され、この側
板８３にはガイド片８５及び開口８４が設けられ、この
間口８４からは前記枠板８０内に設けられた印刷版の咬
部部を押込む為の押込み部材のガイド棒８２の側部が突
出し、このガイド棒８０に押込み部８２ａが固着されて
いる。なお前記枠板としては、第７図に示すような板上
ではなく枠棒の組合せから形成するようにしてもよい。

また、カートリッジは第８図及び第９図に示すように構
成してもよい。すなわち、このカートリッジは円弧上の
枠板１００を有し、この枠板１００の両端は側板１０１
，１０１によって閉塞され、更に、この側板ｔｏｉ、ｔ
ｏｔ間に閉塞板１０８が保持されている。この閉塞板１
０８には印刷版を押えるための押え片１０３，１０３が
形成され、この押え片１，０３は前記閉塞板１０８に枢
着されている。この押え片１０３は第１０図に示すよう
にスプリング１０４によって図上反時計方向に回動する
ように付勢され、この押え片１０３の先端にはローラｒ
が取付けられている。

この押え片１０３には更にロープ１０５の一端が連結さ
れ、このロープ１０５の下端は移動部材１０６に固着さ
れており、この移動部材１０６は作動部材１０２の回転
によって左右に前記閉塞板１０８上において移動可能と
なっている。前記作動部材１０２が前記移動部材１０６
を開放している時には前記押え片１０３は第１０図に示
すように下方に下がっており、この時、その先端に取付
けられたローラｒが印刷版Ｐｏを押えている。ところが
、前記作動部材１０２を作動させれば、押え片１０３が
印刷板Ｐ。を開放し、この状態で新しい印刷版Ｐ。は版
胴２の周面に巻回される。なお、前記カートリッジ内に
は第９図に示すように側板１０１に沿って位置決め片１
１２が設けられ、この位置決め片１１２に対してカート
リッジ内に収納された印刷版Ｐ。の側端が規制片１１１
によって押付けられ、この規制片１１１はスプリング１
１０によって付勢されている。また、前記側板１０１に
は押え片１１３が切り起こされ、押え片１１３には当接
片１１４が設けられ、この当接片１１４が印刷版Ｐ。が
浮き上がないように枠板１０２上にそれを押えている。

次に、本発明のカートリッジを含む刷版自動脱着装置の
作用について説明する。

第１図において、ある印刷工程が終了し、次の印刷工程
に移る前に版胴２上の古い印刷版Ｐ１を新しい印刷版Ｐ
。に交換する。この時、前記印刷版離脱装置５の搬送装
置である駆動チェーン１１が図示しない駆動装置によっ
て駆動し駆動チェーン１１に取付けられた吸着パッド１
０を版胴のテンションバーギャップ２Ｃ近傍に位置せし
める（第１（ａ）図）。この時には、前記カートリッジ
６の先端は版胴２のテンションバーギャップ２ｃから離
れており、まずテンションバー２ａが回転されて緩めら
れ古い印刷版Ｐ１の咬部５１が開放される。この時前記
咬部５１は僅かに版胴２の周面から浮き上るので、前記
吸着パッド１０が咬部５１を吸着しく第１（ｂ）図）、
版胴２を図上時計方向に回転させつつ駆動チェーン１１
を駆動させて第１（Ｃ）図に示すように古い印刷版Ｐ１
を版胴２から完全に離脱せしめる。

次いで、位置決め装置をなすシリンダー２３を動作せし
め（第２図）、カートリッジ６の先端をテンションバー
ギャップ２Ｃに近接せしめ印刷版Ｐの咬部５０をテンシ
ョンバーギャップ２Ｃ内に挿入させる（第１（ｄ）図）
。その後、押えローラ８を版胴２の周面に当接させると
ともに、版胴２を図上反時計方向に回動せしめる６版胴
２を反時計方向にほぼ１回転させて、第１（ｅ）図のよ
うな状態にし、次いで、版胴２を僅かに逆転させてその
周面から浮き上っな咬部部５１をカートリッジの先端に
当接させつつ前記押込み部材７を動作させて咬部部をテ
ンションバーギャップ２Ｃ内に完全に押込む（第１（ｆ
）図）。この動作が完了すれは、前記押込み部材７を元
の位置に戻すとともに押えローラ８を版胴２の周面から
離し前記テンションバー２ａを回転させて印刷版Ｐｏの
両端部を版胴のギャップ内に硬く固着せしめる（第１（
ｇ）図）。

〔発明の効果〕

本発明は、以上のように梢成しなので、印刷版を短時間
でしかもｉＥ確に版胴の周面に自動装着でき、自動装着
時に印刷版の先端を正確に版胴のギャップに対して位置
決めできるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のカートリッジを含む刷版自動脱着装置
の作用説明図、第２図はカートリッジの分解斜視図、第
３図はカートリッジの側面図、第４図はカートリッジの
作用説明図、第５図は本発明に係るカートリッジの他の
実施例分解図、第６図は本発明に係るカートリッジの更
に他の実施例を示す分解斜視図、第７図はカートリッジ
の枠板の斜視図、第８図は本発明に係る更に他の実施例
を示すカートリッジの斜視図、第９図は第８図に示すカ
ートリッジの横断面図、第１０図、第１１図は第８図に
示すカートリッジの作用説明図である。 １・・・ブランゲット胴、２・・・版胴、４・・・印刷
版装着装置、５・・・印刷版離脱装置、６・・・カート
リッジ、７・・・押込み部材、８・・・押えローラ、２
３・・・シリンダー、４０・・・吸着パッド、５０・・
・咬部、５１・・・咬部部。 ＄３　回 ２ρ ＄４　図 芸　夕　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. オフセット印刷機の版胴近傍に位置せしめられ、印刷版
   を曲げて収納し、版胴のギャップに印刷版の咬部を挿入
   できる印刷版交換用カートリッジであつて、このカート
   リッジは印刷版を曲げて収納するための枠部材と、この
   枠部材を揺動させてその中に収納された印刷版の咬部を
   版胴の周面に離接させるための位置決め装置とからなる
   ことを特徴とする印刷版交換用カートリッジ。