JP2722022B2 - 版胴への刷版装着装置 - Google Patents
版胴への刷版装着装置Info
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- JP2722022B2 JP2722022B2 JP3103702A JP10370291A JP2722022B2 JP 2722022 B2 JP2722022 B2 JP 2722022B2 JP 3103702 A JP3103702 A JP 3103702A JP 10370291 A JP10370291 A JP 10370291A JP 2722022 B2 JP2722022 B2 JP 2722022B2
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- plate
- cylinder
- vise
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F27/00—Devices for attaching printing elements or formes to supports
- B41F27/12—Devices for attaching printing elements or formes to supports for attaching flexible printing formes
- B41F27/1206—Feeding to or removing from the forme cylinder
Landscapes
- Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
- Printing Methods (AREA)
- Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印刷機において、版胴の
周面側近傍に位置して機体側に保持させた刷版を、版胴
の版万力にくわえさせて装着する版胴への刷版装着装置
に関するものである。
周面側近傍に位置して機体側に保持させた刷版を、版胴
の版万力にくわえさせて装着する版胴への刷版装着装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種印刷機の版胴外周部には、胴の全長
におよぶ断面ほゞ長方形状の切欠きが設けられており、
この切欠き内には、刷版(以下、単に版という)のくわ
え側端部を固定するくわえ側版万力と、これにくわえら
れたのち胴周面に巻付けられた版の尻側端部をくわえる
尻側版万力とからなる版万力装置が、切欠きの底面に支
持されて版胴の軸線方向に延設されている。
におよぶ断面ほゞ長方形状の切欠きが設けられており、
この切欠き内には、刷版(以下、単に版という)のくわ
え側端部を固定するくわえ側版万力と、これにくわえら
れたのち胴周面に巻付けられた版の尻側端部をくわえる
尻側版万力とからなる版万力装置が、切欠きの底面に支
持されて版胴の軸線方向に延設されている。
【0003】従来におけるこれらくわえ側,尻側の版万
力は、版胴の軸線方向に延びる長尺の万力台と、この万
力台側に回動自在に支持されその回動により開閉して万
力台との間で版をくわえたり放したりするくわえ板と、
これらくわえ板の端縁部切欠きと係合する複数個のカム
とを備えており、複数個のカムは回動自在なカム軸上に
並列して固定されている。また、万力台とくわえ板との
間には、くわえ板を開方向に付勢する複数個の圧縮コイ
ルばねが介装されている。
力は、版胴の軸線方向に延びる長尺の万力台と、この万
力台側に回動自在に支持されその回動により開閉して万
力台との間で版をくわえたり放したりするくわえ板と、
これらくわえ板の端縁部切欠きと係合する複数個のカム
とを備えており、複数個のカムは回動自在なカム軸上に
並列して固定されている。また、万力台とくわえ板との
間には、くわえ板を開方向に付勢する複数個の圧縮コイ
ルばねが介装されている。
【0004】このように構成されていることにより、版
をくわえる場合には、カム軸を回動操作すると、版胴の
軸線方向へ複数個に分割されたくわえ板は、カムの係合
から開放されて圧縮コイルばねの弾発力によりいっせい
に開くので、くわえ板と万力台との間へ版の端を挿入し
たのち、カム軸を先程とは逆方向に回動させると、くわ
え板はカムの作用で圧縮コイルばねの弾発力に抗し回動
して閉じ、版の端をくわえる。
をくわえる場合には、カム軸を回動操作すると、版胴の
軸線方向へ複数個に分割されたくわえ板は、カムの係合
から開放されて圧縮コイルばねの弾発力によりいっせい
に開くので、くわえ板と万力台との間へ版の端を挿入し
たのち、カム軸を先程とは逆方向に回動させると、くわ
え板はカムの作用で圧縮コイルばねの弾発力に抗し回動
して閉じ、版の端をくわえる。
【0005】また、例えば特開平1−127346号公
報に開示されている装置は、従来版胴の円周方向に形成
されていた版の尻側くわえ面が、版胴の半径方向に形成
されるように、万力台とくわえ板とが版胴の半径方向に
延設されており、また、版の端部が、別に設けた版曲げ
機によって直角状に曲げられている。このように構成さ
れていることにより、くわえ側端部をくわえられて胴周
面に巻付けられた版の尻側端部は、折曲げ部を万力台と
くわえ板との間へ挿入され、カム機構でくわえ板を揺動
させることにより、版の折曲げ端がくわえられるので、
このあと、尻側版万力全体を円周方向へ移動させること
により、版が均一に張られて胴周面に密着する。
報に開示されている装置は、従来版胴の円周方向に形成
されていた版の尻側くわえ面が、版胴の半径方向に形成
されるように、万力台とくわえ板とが版胴の半径方向に
延設されており、また、版の端部が、別に設けた版曲げ
機によって直角状に曲げられている。このように構成さ
れていることにより、くわえ側端部をくわえられて胴周
面に巻付けられた版の尻側端部は、折曲げ部を万力台と
くわえ板との間へ挿入され、カム機構でくわえ板を揺動
させることにより、版の折曲げ端がくわえられるので、
このあと、尻側版万力全体を円周方向へ移動させること
により、版が均一に張られて胴周面に密着する。
【0006】しかしながら、このような版装着装置にお
いては、くわえ側版万力の狭い開口部に版のくわえ側端
部を挿入するのが難しく、長時間と多大の労力を必要と
するばかりでなく、胴周に巻付けながら尻側版万力へ導
く版が版胴の周面に密着しないために、ほゞ直角に折曲
げられている版尻を尻側版万力の開口部に挿入するのが
難しく、さらに時間がかかり労力の負担が増大するとい
う問題がある。
いては、くわえ側版万力の狭い開口部に版のくわえ側端
部を挿入するのが難しく、長時間と多大の労力を必要と
するばかりでなく、胴周に巻付けながら尻側版万力へ導
く版が版胴の周面に密着しないために、ほゞ直角に折曲
げられている版尻を尻側版万力の開口部に挿入するのが
難しく、さらに時間がかかり労力の負担が増大するとい
う問題がある。
【0007】そこで従来、版胴の周面側である例えば印
刷ユニット間の空間部に版を保持する保持装置を設け、
この保持装置で版を保持させながら版のくわえ側版万力
への版の挿入と、版胴周面への版の巻付けとを行ったの
ち、保持装置の保持から解放させた版の尻側端部を尻側
版万力にくわえさせるようにした半自動式の刷版装着装
置が提案されている。
刷ユニット間の空間部に版を保持する保持装置を設け、
この保持装置で版を保持させながら版のくわえ側版万力
への版の挿入と、版胴周面への版の巻付けとを行ったの
ち、保持装置の保持から解放させた版の尻側端部を尻側
版万力にくわえさせるようにした半自動式の刷版装着装
置が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の半自動式刷版装着装置は、版のくわえ側端部
と尻側端部とにU字状の切込みを設け、くわえ側版万力
と尻側版万力とには、この切込みと係合する基準ピンを
設けたものであって、版万力の装着に際しては、版の端
に手を添えて版万力に挿入し、基準ピンと切込みとを係
合させながら版万力を閉じさせるものであるため、版万
力を閉じるときに切込みの底部が基準ピンから離れた
り、最初から切込みの底部が基準ピンに当っていなかっ
たりすることがあって、版万力の装着位置が不正確にな
り、印刷見当が狂って印刷物の品質が低下するという問
題がある。
うな従来の半自動式刷版装着装置は、版のくわえ側端部
と尻側端部とにU字状の切込みを設け、くわえ側版万力
と尻側版万力とには、この切込みと係合する基準ピンを
設けたものであって、版万力の装着に際しては、版の端
に手を添えて版万力に挿入し、基準ピンと切込みとを係
合させながら版万力を閉じさせるものであるため、版万
力を閉じるときに切込みの底部が基準ピンから離れた
り、最初から切込みの底部が基準ピンに当っていなかっ
たりすることがあって、版万力の装着位置が不正確にな
り、印刷見当が狂って印刷物の品質が低下するという問
題がある。
【0009】本発明は以上のような点に鑑みなされたも
ので、刷版を所定の位置へ容易に高精度で装着すること
を可能にした版胴への刷版装着装置を提供することを目
的としている。
ので、刷版を所定の位置へ容易に高精度で装着すること
を可能にした版胴への刷版装着装置を提供することを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明では、上端部を機体側の部材に支持され
て垂下され上下方向に開閉自在な安全カバーと、この安
全カバーより突出するように設けられ、下端部を版万力
の開口部に挿入した刷版の上端自由位置よりも下方に位
置し、刷版の上端を係合させることにより撓む刷版の弾
性力で刷版の下端を版万力の開口部に押し付ける刷版押
圧部材とを設けた。
るために本発明では、上端部を機体側の部材に支持され
て垂下され上下方向に開閉自在な安全カバーと、この安
全カバーより突出するように設けられ、下端部を版万力
の開口部に挿入した刷版の上端自由位置よりも下方に位
置し、刷版の上端を係合させることにより撓む刷版の弾
性力で刷版の下端を版万力の開口部に押し付ける刷版押
圧部材とを設けた。
【0011】
【作用】印刷作業中は安全カバーが閉じられていて印刷
ユニットの前面を覆っており、これから装着しようとす
る版は上端部を版受けで支持され下端部を版ホルダで支
承されて準備されている。印刷作業が終って版を交換す
る場合には、安全カバー全体が駆動装置で駆動されて版
を保持したまゝ上昇し版胴の前方が開放される。このよ
うにして安全カバーを開いたのち、版胴に装着されてい
る用済の版を版万力の開閉と版胴の回転とで取外して機
外へ取出す。そこで、準備した版を保持してその下端部
を版ホルダから外し、版胴のくわえ側版万力の万力台と
くわえ板との間へ挿入する。このとき版の上部は版ガイ
ドの内面に沿って支持されており、また万力台とくわえ
板との間へ挿入された版のU宇形基準切込みは、基準ピ
ンと係合する。このあと、版の版尻部である上端縁を刷
版押圧部材に係合させると、版は、刷版押圧部材,版ガ
イド,基準ピンに当った状態で下方へ押されるので、版
は、より確実に基準ピンに押付けられる。このあと、版
万力を閉じることにより版の装着を完了する。
ユニットの前面を覆っており、これから装着しようとす
る版は上端部を版受けで支持され下端部を版ホルダで支
承されて準備されている。印刷作業が終って版を交換す
る場合には、安全カバー全体が駆動装置で駆動されて版
を保持したまゝ上昇し版胴の前方が開放される。このよ
うにして安全カバーを開いたのち、版胴に装着されてい
る用済の版を版万力の開閉と版胴の回転とで取外して機
外へ取出す。そこで、準備した版を保持してその下端部
を版ホルダから外し、版胴のくわえ側版万力の万力台と
くわえ板との間へ挿入する。このとき版の上部は版ガイ
ドの内面に沿って支持されており、また万力台とくわえ
板との間へ挿入された版のU宇形基準切込みは、基準ピ
ンと係合する。このあと、版の版尻部である上端縁を刷
版押圧部材に係合させると、版は、刷版押圧部材,版ガ
イド,基準ピンに当った状態で下方へ押されるので、版
は、より確実に基準ピンに押付けられる。このあと、版
万力を閉じることにより版の装着を完了する。
【0012】
【実施例】図1および図2は本発明に係る版胴への刷版
装着装置の実施例を示し、図1は刷版装着装置の側面
図、図2は同じく正面図である。図において、印刷ユニ
ット1はフレーム2を備えており、このフレーム2の内
部には、版胴3とゴム胴4とが互いに対接して配設され
ている。版胴3の上方と側方とには、版胴3に装着され
る版の表面にインキと湿し水とを供給する図示しないイ
ンキ装置と給水装置とが設けられている。フレーム2の
上端水平面2a上には、駆動装置としてのエアシリンダ
5が、ブラケット6を介して揺動自在に枢支されてお
り、このエアシリンダ5のピストンロッド7は、水平面
2a上の軸受8に回動自在に軸支された支持軸9側のレ
バー10に枢着されている。軸受8は反対側のフレーム
2上にも設けられており、支持軸9は左右のフレーム2
間に軸架されている。
装着装置の実施例を示し、図1は刷版装着装置の側面
図、図2は同じく正面図である。図において、印刷ユニ
ット1はフレーム2を備えており、このフレーム2の内
部には、版胴3とゴム胴4とが互いに対接して配設され
ている。版胴3の上方と側方とには、版胴3に装着され
る版の表面にインキと湿し水とを供給する図示しないイ
ンキ装置と給水装置とが設けられている。フレーム2の
上端水平面2a上には、駆動装置としてのエアシリンダ
5が、ブラケット6を介して揺動自在に枢支されてお
り、このエアシリンダ5のピストンロッド7は、水平面
2a上の軸受8に回動自在に軸支された支持軸9側のレ
バー10に枢着されている。軸受8は反対側のフレーム
2上にも設けられており、支持軸9は左右のフレーム2
間に軸架されている。
【0013】レバー10が固定された支持軸9には、L
字状に形成された左右一対のアーム11が同位相で固定
されており、ピストンロッド7を進退させることにより
レバー10と支持軸9とを介して左右のアーム11が図
1に実線と鎖線とで示すように90°近く回動するよう
に構成されている。実線位置にあるアーム11は左右の
フレーム2の水平面2aと垂直面2bとに添接されてお
り、左右のアーム11の下端部は、カバー支軸12によ
って連結されている。カバー支軸12の両端部には、全
体を符号13で示す安全カバーを構成する左右の垂直バ
ー14が、回動自在に枢支されており、この垂直バー1
4の下端部には、さらに短いバー15が回動自在に枢着
されている。そして、バー15の下端部に固定されたピ
ン16は、フレーム2に沿って垂設された断面コ字状のガ
イドバー17に上下動自在に嵌合されている。18,1
9,20は上中下3段に分割形成されたカバー本体であ
って、カバー本体18,19は両端を前記垂直バー14
に固定されており、また、カバー本体20は両端を前記
バー15に固定されている。そして、安全カバー13
は、閉状態では直線状であるが、開状態ではくの字状に
屈曲されるように構成されている。
字状に形成された左右一対のアーム11が同位相で固定
されており、ピストンロッド7を進退させることにより
レバー10と支持軸9とを介して左右のアーム11が図
1に実線と鎖線とで示すように90°近く回動するよう
に構成されている。実線位置にあるアーム11は左右の
フレーム2の水平面2aと垂直面2bとに添接されてお
り、左右のアーム11の下端部は、カバー支軸12によ
って連結されている。カバー支軸12の両端部には、全
体を符号13で示す安全カバーを構成する左右の垂直バ
ー14が、回動自在に枢支されており、この垂直バー1
4の下端部には、さらに短いバー15が回動自在に枢着
されている。そして、バー15の下端部に固定されたピ
ン16は、フレーム2に沿って垂設された断面コ字状のガ
イドバー17に上下動自在に嵌合されている。18,1
9,20は上中下3段に分割形成されたカバー本体であ
って、カバー本体18,19は両端を前記垂直バー14
に固定されており、また、カバー本体20は両端を前記
バー15に固定されている。そして、安全カバー13
は、閉状態では直線状であるが、開状態ではくの字状に
屈曲されるように構成されている。
【0014】このように構成された安全カバー13上端
部のカバー支軸12の前方には、これと平行状態の版受
け21が両端をアーム22で支持されて架設されてお
り、また、中段のカバー本体19の下端部からは安全カ
バー13よりもやゝ短い断面L字状の版ホルダ23が突
設されている。そして、版24は上端部を版受け21で
支持され、下端部を版ホルダ23で支承されるように構
成されている。また中段のカバー本体19の左右両端部
からは、正面視をL字状に形成され側面視を円弧状に形
成された版ガイド25が、カバー本体19との間に間隔
をおいて突設されており、さらに中段のカバー本体19
の上端部には、版ホルダ23とほゞ同長で版24の版尻
を挿し込めるように下方へ開口する版押え26が突設さ
れている。また、版胴3の外周切欠き27内には、前述
した版万力28の万力台30とくわえ板29とが設けら
れており、図1ではこれらが模式化されて作図されてい
る。31は版24の下端縁に設けられた切込みと係合す
る基準ピンである。
部のカバー支軸12の前方には、これと平行状態の版受
け21が両端をアーム22で支持されて架設されてお
り、また、中段のカバー本体19の下端部からは安全カ
バー13よりもやゝ短い断面L字状の版ホルダ23が突
設されている。そして、版24は上端部を版受け21で
支持され、下端部を版ホルダ23で支承されるように構
成されている。また中段のカバー本体19の左右両端部
からは、正面視をL字状に形成され側面視を円弧状に形
成された版ガイド25が、カバー本体19との間に間隔
をおいて突設されており、さらに中段のカバー本体19
の上端部には、版ホルダ23とほゞ同長で版24の版尻
を挿し込めるように下方へ開口する版押え26が突設さ
れている。また、版胴3の外周切欠き27内には、前述
した版万力28の万力台30とくわえ板29とが設けら
れており、図1ではこれらが模式化されて作図されてい
る。31は版24の下端縁に設けられた切込みと係合す
る基準ピンである。
【0015】以上のように構成された刷版装着装置の動
作を説明する。印刷作業中は安全カバー13が図1に実
線で示すように閉じられていて、印刷ユニット1の前面
を覆っており、これから装着しようとする版24は上端
部を版受け21で支持され下端部を版ホルダ23で支承
されて準備されている。印刷作業が終ってこの状態から
版を交換する場合には、エアシリンダ5を作動させてピ
ストンロッド7を図示の位置へ後退させると、レバー1
0を介して支持軸9が回動し、支持軸9に固定された左
右のアーム11が鎖線位置へ回動する。したがって、ア
ーム11の下端部に垂直バー14の上端部を枢支された
安全カバー13全体が版を符号24Aで示すように保持
したまゝ鎖線位置へ移動して版胴3の前方が開放され
る。安全カバー13の開放に際しては、ピン16がガイ
ドバー17に沿って直線状に上昇して鎖線位置では安全
カバー13全体がくの字状に屈曲する。
作を説明する。印刷作業中は安全カバー13が図1に実
線で示すように閉じられていて、印刷ユニット1の前面
を覆っており、これから装着しようとする版24は上端
部を版受け21で支持され下端部を版ホルダ23で支承
されて準備されている。印刷作業が終ってこの状態から
版を交換する場合には、エアシリンダ5を作動させてピ
ストンロッド7を図示の位置へ後退させると、レバー1
0を介して支持軸9が回動し、支持軸9に固定された左
右のアーム11が鎖線位置へ回動する。したがって、ア
ーム11の下端部に垂直バー14の上端部を枢支された
安全カバー13全体が版を符号24Aで示すように保持
したまゝ鎖線位置へ移動して版胴3の前方が開放され
る。安全カバー13の開放に際しては、ピン16がガイ
ドバー17に沿って直線状に上昇して鎖線位置では安全
カバー13全体がくの字状に屈曲する。
【0016】このようにして安全カバー13を開いたの
ち、版胴3に装着されている用済の版を版万力28(尻
側版万力は図示せず)の開閉と版胴3の回転とで取外し
て機外へ取出す。次に前記のようにして準備した版24
を把持してその下端部を版ホルダ23から外し、図示の
位置で停止している版胴3のくわえ側版万力28の万力
台30とくわえ板29との間へ挿入する。このとき、符
号24Bで示す版は、版ガイド25の円弧状内面に沿っ
て支持されており、また、万力台30とくわえ板29と
の間へ挿入された版24Bの下端縁に設けられたU字形
の基準切込みは基準ピン31と係合する。このとき版2
4Bは、版ガイド25で受けられた状態で自重により基
準切込みが基準ピン31に当って係合しているので、確
実に係合し、従来版を手で挿入しているときのように係
合が外れることがない。またこのあと、版24Bを撓ま
せてその版尻部である上端縁を、下方へ開口している版
押え26へ挿し込むと、版24Bは、版押え26,版ガ
イド25,基準ピン31に当った状態になるが、この場
合、版24Bの上端自由位置よりも版押え26の底面の
方が低くなるように版押え26の位置が設定されている
ので、版24Bは、より確実に基準ピン31に押付けら
れる。また、版押え26,版ガイド25,基準ピン31
の相対位置は常に一定であるから、基準ピン31への版
24Bの押圧力も常に一定になる。したがって、このあ
と、版万力28を閉じて版24の装着を完了したとき版
24の取付け状態が常に同じ条件になり、見当ずれ等の
問題がなくなる。
ち、版胴3に装着されている用済の版を版万力28(尻
側版万力は図示せず)の開閉と版胴3の回転とで取外し
て機外へ取出す。次に前記のようにして準備した版24
を把持してその下端部を版ホルダ23から外し、図示の
位置で停止している版胴3のくわえ側版万力28の万力
台30とくわえ板29との間へ挿入する。このとき、符
号24Bで示す版は、版ガイド25の円弧状内面に沿っ
て支持されており、また、万力台30とくわえ板29と
の間へ挿入された版24Bの下端縁に設けられたU字形
の基準切込みは基準ピン31と係合する。このとき版2
4Bは、版ガイド25で受けられた状態で自重により基
準切込みが基準ピン31に当って係合しているので、確
実に係合し、従来版を手で挿入しているときのように係
合が外れることがない。またこのあと、版24Bを撓ま
せてその版尻部である上端縁を、下方へ開口している版
押え26へ挿し込むと、版24Bは、版押え26,版ガ
イド25,基準ピン31に当った状態になるが、この場
合、版24Bの上端自由位置よりも版押え26の底面の
方が低くなるように版押え26の位置が設定されている
ので、版24Bは、より確実に基準ピン31に押付けら
れる。また、版押え26,版ガイド25,基準ピン31
の相対位置は常に一定であるから、基準ピン31への版
24Bの押圧力も常に一定になる。したがって、このあ
と、版万力28を閉じて版24の装着を完了したとき版
24の取付け状態が常に同じ条件になり、見当ずれ等の
問題がなくなる。
【0017】なお、本実施例では版万力に挿入した版の
上端部を保持して下方へ押す版保持部材として版押え2
6を例示したが、これに限定するものではなく、例え
ば、吸着パットやローラ等、版尻を挟むようなものにし
てもよい。また、版押え26、版ホルダ23は複数個設
けてもよいし、版ホルダ23、版受け21、版ガイド2
5は、この実施例に限られるものではなく、要は刷版が
落下しないようなものであればよい。また、版尻を挟む
機構を採用すれば、これらの部材は不要となる。さら
に、安全カバーを手動で開閉させるものにも適用できる
ことはいうまでもない
上端部を保持して下方へ押す版保持部材として版押え2
6を例示したが、これに限定するものではなく、例え
ば、吸着パットやローラ等、版尻を挟むようなものにし
てもよい。また、版押え26、版ホルダ23は複数個設
けてもよいし、版ホルダ23、版受け21、版ガイド2
5は、この実施例に限られるものではなく、要は刷版が
落下しないようなものであればよい。また、版尻を挟む
機構を採用すれば、これらの部材は不要となる。さら
に、安全カバーを手動で開閉させるものにも適用できる
ことはいうまでもない
【0018】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように本発明
によれば版胴への刷版装着装置において、上端部を機体
側の部材に支持されて垂下され上下方向に開閉自在な安
全カバーと、この安全カバーより突出するように設けら
れ、下端部を版万力の開口部に挿入した刷版の上端自由
位置よりも下方に位置し、刷版の上端を係合させること
により撓む刷版の弾性力で刷版の下端を版万力の開口部
に押し付ける刷版押圧部材とを設けたことにより、版胴
への刷版の装着に際し、刷版の自重と刷版押圧部材の作
用とで刷版の下端切込みが確実に版万力側の基準ピンと
係合して押し付けられるので、版の装着精度が向上して
印刷見当精度が向上する。また、見当調整時間がほとん
どなくなって刷版の装着時間が短縮され機械の稼働率が
向上するとともに、損紙の発生率が減少し、また、装着
が容易で熟練度を要せず省力化が計れる。
によれば版胴への刷版装着装置において、上端部を機体
側の部材に支持されて垂下され上下方向に開閉自在な安
全カバーと、この安全カバーより突出するように設けら
れ、下端部を版万力の開口部に挿入した刷版の上端自由
位置よりも下方に位置し、刷版の上端を係合させること
により撓む刷版の弾性力で刷版の下端を版万力の開口部
に押し付ける刷版押圧部材とを設けたことにより、版胴
への刷版の装着に際し、刷版の自重と刷版押圧部材の作
用とで刷版の下端切込みが確実に版万力側の基準ピンと
係合して押し付けられるので、版の装着精度が向上して
印刷見当精度が向上する。また、見当調整時間がほとん
どなくなって刷版の装着時間が短縮され機械の稼働率が
向上するとともに、損紙の発生率が減少し、また、装着
が容易で熟練度を要せず省力化が計れる。
【図1】刷版装着装置の側面図である。
【図2】刷版装着装置の側面図である。
2 フレーム 3 版胴 5 油圧シリンダ 11 アーム 13 安全カバー 21 版受け 23 版ホルダ 24 刷版 24A 刷版 24B 刷版 25 版ガイド 26 版押え 28 版万力 31 基準ピン
Claims (1)
- 【請求項1】 上端部を機体側の部材に支持されて垂下
され上下方向に開閉自在な安全カバーと、この安全カバ
ーより突出するように設けられ、下端部を版万力の開口
部に挿入した刷版の上端自由位置よりも下方に位置し、
刷版の上端を係合させることにより撓む刷版の弾性力で
刷版の下端を版万力の開口部に押し付ける刷版押圧部材
とを設けたことを特徴とする版胴への刷版装着装置。
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