JPH01317391A - D―β―ヒドロキシアミノ酸を取得する方法 - Google Patents

D―β―ヒドロキシアミノ酸を取得する方法

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JPH01317391A
JPH01317391A JP4020389A JP4020389A JPH01317391A JP H01317391 A JPH01317391 A JP H01317391A JP 4020389 A JP4020389 A JP 4020389A JP 4020389 A JP4020389 A JP 4020389A JP H01317391 A JPH01317391 A JP H01317391A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、D−β−ヒドロキシアミノ酸を取得する方法
に関する。D−β−ヒドロキシアミノ酸は抗生物質、酵
素阻害剤等の各種の医薬、農薬類、その他各種の生理活
性物質の合成原料として有用である。
〔従来の技術及び発明が解決しょうとする課題〕D−β
−ヒトaキシアミノ酸は有機合成法やL〜ルアミノのラ
セミ化で作ったDL−アミノ酸を光学分割して製造され
ている。その場合、D−アミノ酸は長い工程を、経て製
造される為に、その手間が大変であり、また収率も低く
なっていた。
安価で大量に生産されているグリシンとアルデヒド化合
物とk、”−スレオニンアルドラーゼCD−スレオニン
をグリシンとアセトアルデヒドに分解する酵素で、逆反
応を触媒する活性も有する)の存在下で反応させること
により、対応するD−β−ヒドロキシアミノ酸を製造す
る方法が知られている(特開昭58−116690号公
@)。
しかし、この方法ではアルデヒド化合物がグリシンやD
−β−ヒドロキシアミノ酸(以後、これらをアミノ酸と
略記する)と非酵素的に副尺12を起こすので反応収率
が低く、また、未反応のグリシンが装置に残存する等の
課題かあった。
〔課題を解決する為の手段〕
本発明の第1の発明は、グリシン金属錯体とアルデヒド
化合物とを、D−スレオニンアルドラーゼの存在下、反
応させて、D−β−ヒドロキシアミノ酸金属錯体に変換
して後、D−β−ヒドロキシアミノ酸を取得する方法で
ちる。
第2の発明は、ニッケル及び/又はコバルトラグリシン
金属錯体の金属として用いるものである。
D−β−ヒドロキシアミノ酸金属錯体からは、公知の方
法にエリ脱金属して容易にD−β−ヒドロキシアミノ酸
を取得出来る。
グリシン金属錯体を基質として用いる本発明の方法に工
れば次の利点がある第一に、ニッケル及び/又ホコバル
トが上記アミノ酸と安定な錯体を形成するので、上記ア
ミノ酸とアルデヒド化合物との副反応が抑制され、高収
率でD−β−ヒドロキシアミノ酸を得ることができる。
第二に上記グリシン金属錯体を基質に用いて反応すると
遊離のグリシンを用いた場合に比べて高い基質転化率を
得ることが出来る。
第三に、高濃度のグリシンニッケル錯体やグリシンコバ
ルト錯体が、菌体内に含まれる望ましくない反応の触媒
として作用する酵素、例えば、L−アロスレオニンアル
−ラーゼ(L−アロスレオニンをグリシンとアセトアル
デヒドに分解する酵素で、逆反応を触・渫する活性も有
する)や、L−スレオニンアルトラ−f(L−スレオニ
ンをグリシンとアセトアルデヒドに分解する酵素で、逆
反応の触媒として作用する活性も有する)を強力に阻害
・不活性化するので、[有体や粗研製の酵素を用いるこ
とが出来る。
不ポ明のごとく、高濃度の金(′4錯体を基質とする酵
素反応は知られておらず、従って、本発明の方法は新規
な酵素反応方法である。
本発明で用いるグリシン金属錯体としては、グリシンニ
ッケル錯体又はグリシンコバルト錯体がD−スレオニン
アルドラーゼとの反応性やり一β−ヒドロキ7アミノ酸
の収率の点で好掘である。
他の余病錯体としてぼカドミウム、鉄、マンガン、マグ
ネシウム等の金属錯体を使用でさる。更にこれらの錯体
を任意に併用できるが、この中でニッケル錯体とコバル
ト錯体の併用がよい。本発明に好適に用いるグリシンニ
ッケル錯体、又はグリシンコバルト錯体の一般式は [:M(NH2CH2CO2)rn]・nH20(&中
、M[今頃であり、Mがニラ。ケルの場合m=2、n=
[]〜2、Mがコバルトの場合m=3、n=Q〜2であ
る) で示さnる化合物である。また、二9f4頌以上の金属
Th會むクリシン金属錯体、例えばニッケルとコ本発明
で用いるグリシン金属錯体は、例えば、金属埋水溶液に
グリシンとアルカリを加えて加熱するなどの通常の方法
で合成することが出来る。
本条明に用いるアルデヒド化合、吻は、脂肪族アルデヒ
ド、脂環式アルデヒド、芳香族アルデヒv1複累環式ア
ルデヒド化合物停であり、例えば、脂肪族アルデヒド化
合物として、アセトアルデヒド、1−グロパナール、1
−ブタナール、2−メチル7”aパナール、1−ペンタ
ナール、1−ヘキサナール、1−ヘキサナール、クロロ
アセトアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、ニドa
アセトアルデヒー、β−クロロアセトアルデヒド、エト
キシアセトアルデヒド等、 qhi式アルデヒド化合物として、シクa−りンチルア
ルデヒ「、ンクO/(ンテニルアルデヒド、シクロへキ
ンルアルデヒゾ、シクロへキセニルアルデヒに、シクロ
へキシルアセトアルデヒー、シクロヘキセニルアセトア
ルデヒV等、 芳香族アルデヒド化合物として、ペンでアルデヒド、7
0口ベンズアルデヒド、クロロペンでアルデヒド、ブロ
モペンでアルデヒド、ニドaベンズアルデヒド、りaa
ニドaペンでアルデヒド、ヒトミキシニトロベンゾアル
デヒド、メトキシペンでアルデヒド、2aロメトキシベ
ンでアルデヒド、トルアルデヒド、トリフロロトルアル
デヒド、フェニルアセトアルデヒド等、 複素環式アルデヒド化合物として、2−チオフェンアル
デヒド、ブaモー2−チオフェンアルデヒド、4−フォ
ルミルイミダゾール、4−メチル−5−フォルミルイミ
ダゾール等を用いることが出来る。
本発明で用いるD−スレオニンアルrラーセハD−スレ
万ニンに作用してグリシンとアセトアルデヒドとに分解
する酵素であり、例、えば、アルカリr不スHハエ力リ
ス(Alcaligenes faecalis)(工
F○12669)シュードモナス(Pseuclomo
nas)DK−2(微工研閑寄620口号)、アリスロ
バクター(Arthrobacter ) D K −
19(微工研閑寄6201号)、及びキサントモナス・
オリデエ(Xanthomonas oryzae )
 (IAM 1657 )等がこのD−スレオニンアル
ドラーゼを生産する能力を有する。
上記微生物は常法に従って培養することが出来る。培養
に用いられる培地j・ゴ、微生物の生育に必彎な炭素源
、窒素源、無機物A等を含む通常の培地である。史に、
ビタミン、アミノ酸などの有機做電栄養素を添加すると
望ましい結果が得られる場合が多い。
培養は好気的条件下でpH4〜10、@度20〜60゛
Cの適当な範囲に制御しつ1〜10日間培養を行う。
反応にあ九つでは、微生物の培養液、培養液から分離し
た培養菌体、乾燥菌体、菌体破砕液等のほか、硫酸アン
モニウムや有機溶媒等で分割した粗精製酵素、車!#さ
れた酵素、史には、菌体、菌体処理物、ちるいに酵素自
体の固定化物、その他側れも使用出来る。
グリシン金属錯体とアルデヒド化合物を対応するD−β
−ヒドロキシアミノ酸金属錯体に変換する方法は、水性
媒体中にて上記グリシン金属錯体とアルデヒド化合物を
、上記微生物の培#液、菌体、菌体α埋物、酵素、ある
いは、これらを通漱の方法で固定化したものと接触させ
れば工い。かかる反応時の水性媒体としては、例えば、
水、緩衝液、及び含水有機溶媒等が団用できる。
反る敵のアルデヒド化合物の@度は酵素を著しく阻害・
失活させない程度であればよいが、0.05〜2.0モ
ル/lが好ましい。
上記グリシン余積錯体は、アルデヒド化合物と等モル程
度で工いが、グリシンの反応収率を高めるためにぼ、ア
ルデヒド化合物エリ中なくするのが工い。かかるグリシ
ン金属錯体、及びアルデヒド化合物の添加は反応の任意
の段隋で可能であり、−括、連続、分割のいずれの手段
で、も実施出来る。
反応1m1u10〜70°Cが、c イカ、10〜40
°Cがエリ好適である。反応時のP)(は5〜10、好
ましくは、5.5〜7.0に維持するのがよい。補酵素
として、ピリドキサール−57−リ/酸を反応系に添加
すると酵素活性を高めて反応を促進させることが出来る
また、反応系にマグネシウムイオンやマンがンイオンを
添加することにエリ酵素活性、及び活性の安定性を高め
て反応を促進させることが出来る。
反応はバッチ方式がよく、連続方式で行ってもよい。か
くして、反りは0.5〜50時間程時間路了する。
このLうにして得られたD−β−ヒPロキシアミノ酸を
反応液から採取するには、例えば、上記アミノ酸金属錯
体fc溶解して後、限外濾過等で除タンパクし、イオン
交換樹脂等で分離・回収する方法や、反応液を濃縮して
上記アミノ酸金属錯体を析出させた後、溶解し、脱金属
する方法など、通常の方法を用いることが出来る。
例えば、反応混合物を強力チオン交換樹脂に吸着させた
後に、アルカリ金属塩の水溶液で溶出すれば、能率良〈
高収率で、上記三成分を同時に分離・回収できる。
上記操作で反応液から分離したD−β−ヒトaキシアミ
ノ酸は゛イオン交換樹脂処理、活性炭処理、晶析等の方
法で精製し、この反応液を濃縮するなどして単離・精製
することが出来る。
〔実施例〕
矢に、実施例によQ本発明の方法を更に詳しく説明する
。例中%は重債憾を示す。また、記号Thr XA11
oはそれぞれスレオニン、アロスレオニンを表わす。
酵素製造例 ポリベグトン0.5%、酵母エキス0.5%、KH2P
0゜0.1%からなるPJ(7,5の培地t−A製し、
5を容の培養槽にその6tを投入して120°Cで15
分間加熱殺菌した。この培地にアリスロバクター(Ar
throbacter ) D K −19(微工蛮菌
寄第6201号)を接種し、pH7,5に保ちながら3
0℃で20時間通気および攪拌をしつつ培養した。
培養終了後、培f液から菌体を遠心分離し、生理食塩水
で洗浄後、この湿菌体を[]、11mMピリドキサール
−5′−リン酸おLび1.Q mM MnCl2を含む
pH7,5のQ、j M トリス−塩酸緩衝液100m
1中に懸濁した。この菌体懸濁液を20 KHz z 
 5分間の超音波処理を4回行ない菌体を破砕し、懸濁
物質を遠心分離で除去して粗製酵素液を調製した。
次に、粗酵素液を攪拌しながら、冷アセトンを添加し、
アセトンa度45〜65%区間の析出物を分取し、上記
緩衝液10Mに溶解してアセトン分画酵素液を調製した
熱処理菌体製造例 酵素製造例1と同様の方法で培養して得たアリスミバク
ター(Arthrobacter ) D K −i 
9 (微工研萌寄6201号)の培#a’>、otから
遠心分離で菌体を集菌・水洗し、この湿菌体を0.01
mMピリドキサール−57−リン酸、及び1 、0 m
M MnCl2を含む水溶液i o o vttに@濁
し、pH6,0に合わせた。次に、この菌体懸濁液を5
5°Cで120分間加熱処理を行い、遠心分離で集菌・
水洗後、10m1の上記水溶液にS濁して、熱処理菌体
製造例を調製した。
実施例1 酵素製造例で得た粗酵X1101Mにグリシンニッケル
錯体CN1(NH2CH2CO2)2〕・2H20、ク
リシンコlマルト錯体〔co(NH2CH2CO2)3
1・2H20または、グリシン水溶液に、水酸化コバル
トと水酸化ニッケルを加え、加熱・濃縮して得たグリシ
ン・コバルト・ニッケル錯体〔co−N1・(NH2C
H2CO2)5〕・4H20を0.15.!?及び、ア
セトアルデヒ)’ [1,2gThttro、5M )
 IJ スー塩e緩i液(pH7−5) ’c10mJ
m合し、密閉容器内で30’C,10時間反応させた。
反応終了後、0.6N塩酸を20M加えた後、遠心分離
で不溶物f:l#、去し、約10陪に希釈した反応Hk
 Dowex A −1(Na型、100〜200メツ
シユ、り゛ウケミカル社)で脱金属して、1(PLO(
日立アミノ酸分析システム)でグリシン、及びスレオニ
ン毘性体混合物を定量した。各々のスレオニ/異性体は
、N−カルボキシL。−フェニルアラニン無水物CNC
A )と反らさせてソアステレオマ−に?&換後、HP
LC’ (力5 A : ODS 6.OX 250朋
、 弓¥!h相: 虐I  M KH2PO4−に2H
P04  (p’ 5.O)/cI+3cu −96/
 4、流速:1.Od1分、検出:210nrn)で分
析した。また、比較としてグリシン0.1gを基質に用
いて上記の方法と同様にして反応を行った。
これらの分析結果を第1表に示す。
第  1  表 実施例2 酵素製造例で得たアリスミバクター(Arthrot:
acter)Dx−19(i工研菌寄62o1号> )
酵ri1[]QmAにグリシンニッケ/l/ 3.0 
gr 、 MnC420,1mモル及びアセトアルデヒ
ド[]、5mA1,60分毎に10回添加(合計5.O
R/りして、攪拌下、6゜′Cで反応を行なった。反応
中は密閉状態?保ち、0.2 N−NaOHで反応pH
を665に保った。
反応開始20時間後、濃塩酸で反応液のPH全2.0に
低下させ、遠心分離で不溶物を除去した後、分画分子量
5万の限外ろ過膜で懸濁物質と高分子量物質を除去した
。次に、この反応液を減圧願発して未反応のアセトアル
デヒドを除去し、10rnどの活性炭カラム(ツルミコ
ールGt、−30)KA液液後H+型にしたDowex
 50 Wx 8 (50から100メツシユ、ダウケ
ミカル社製)を充填した10口酩のカラムに通液し、脱
イオン水で洗浄後、0.2Mのアンモニア水で吸着物f
f’を溶出させ、β−ヒトミキシ−α−アミノ酪酸を含
む両分を採取し、濃縮後、メタノールを加えて結晶を析
出させ、0.8gの結晶を得た。この結晶についてNM
R,IR。
元素分析を行ないβ−ヒげロキシーα−アミノ酪酸であ
ることを確認した。更に、実施例1と同様の方法でスレ
オニン異性体分析を行なったところ全てD一体であり、
D−スレオニンとD−アミスレオニンの比が2.5であ
った。
実施例6 グリシン金属錯体としてグリシンニッケルを用いて、各
種アルデヒド化合物について実施例1と同様々方法で反
応を行なった。
反応終了後、薄層りσマドグラフィーで生成β−ヒドロ
キシアミノ酸を分離・定量した。薄層りaマドグラフィ
ーは、1−プロパノールと25幅アンモニア水の比が2
:1の混合液を展開溶媒とじてシリカゾル薄層上でクロ
マトグラフィーを行い、二/ヒドリンで発色させ、デン
シトメーター(C3−910、島津製作所)で定量した
。これらの分析結果’t’第6表に示す。
生成β−ヒドロキシアミノ酸の同定は、反応液を限外ろ
過し、イオン交換樹脂カラム精製後、上記した条件の薄
層りaマドグラフィーで展開し、生成物を抽出、真空乾
燥してC13−NMR、及びHl−NMRで分析するこ
とにエリ行なった。
また、生成β−ヒドロキシアミノ酸の光学純度はN−カ
ルボキシし一フェニルアラニン無水物(NCA )と反
応させ、ジアステレオマーに変換した後、ODSカラム
を用いる液体クロマトグラフィーによる分析、光学分割
カラム(キラルパツク、ダイセル社製)を用いる液体ク
ロマトグラフィーによる分析、及びシフト試薬を用いた
NMR分析にエフ測定した。上記の方法で生成β−ヒド
ロキシアミノ酸を分析し九ところ全てD一体であった。
第3表 D−β−ヒドロキシアミノ酸 の生成量(mモル) 実施例4 酵素製造例で得友アリスロ/々クター(Arthrot
ncter)px−19(做工研菌寄6201号)の酵
素液100m1VCり’) シン=ツ’yル6.cJ 
&、MnCl20.1mモル及び0−フロロベンでアル
デヒド0.5mlを50分毎に10回恭加(合計5.0
rnl)して、攪はん下で60℃で反応を行なった。反
応中は密閉状態を保ち、0.2 N−NaOHで反応−
を6.5に保った。
反応開始20時間後、濃塩酸で反応液のPHを2.0に
低下させ、遠心分離で不溶物を除去した後、分画分子−
な5万の限外ろ過模で懸濁物質と高分子槍物質?除去し
た。矢に、この反応成金5Qmlの活性炭カラム(ツル
ミコールot、−30)に通液して生成物を吸着させ、
脱イオン水で十分に洗浄した後、酢酸20%、フェノー
ル5.0係の混合水溶液で吸着物質を溶出させ、0−フ
ロロフェニルセリンの溶出部分全採取した。
次に、このO−フロロフェニルセリンの溶出部分を脱イ
オン水で1.O4に希釈し、H+型にしたDowex 
5 Q Wx 8 (50から100メツシユ、ダウケ
ミカル社製)を充填した100Mのカラムに通液し、脱
イオン水で洗浄後、0.5Mのアンモニア水で吸着物質
を溶出させ、0−フロロフェニルセリンの鑓出部分を採
取した。
仄に、1−グロパノールと25%アンモニア水の比が2
:1の混合液を展開溶媒としてシリカケ9ル薄層上でク
ロマトグラフィーを行い、生成物を抽出後、エタノール
で結晶化して0.1 gの結晶を得た。この結晶1d 
I R、NMR,及び元素分析から 。
ところ全てD一体であり、D−スレオニンとD−アロス
レオニンの比は2.5であった。
実施例5 シュードモナス(Pseudomonas ) D K
 −2(機工研菌寄第6200号)を用い、酵素製造例
と同様に培養し、培養液から調製したアセトン分画酵素
液を用いて、実施例1と同様にして反応し、反応液に含
まれるアミノ酸を分離・定量した。
これらの分析結果を第4表に示す。
第  4  表 実施例6 アルカリすネスハエ力リス(Alcaligenesf
aecalis IFO12669) ’jr:用い、
酵素製造例と同様に培養し、培養液から調製したアセト
ン分画酵素gを用いて、実施例1と同様にして反応させ
、反応液に含まれるアミノ酸を分離・定量した。
これらの分析結果を第5表に示す。
第  5  表 実施例7 シュードモナス(Pseudomonas ) D K
 −2(機工f[!寄6200号)、アルカリゲネス・
・・エカリス(Alca、ligenes faeca
lis ) (IFO12669)、及びキサントモナ
ス・オリデエ(Xanthomonasoryzae 
) (IAM 1657 ) It:用い、酵素製造例
と同様に培養し、培養液から調製したアセトン分画酵素
液を用い、グリシンニッケルとペンでアルデヒドを基質
とし、実施例1と同様の方法で酵素反応を行い、生成物
を分離・定量した。これらの分析結果を第6表に示す。
生成フェニルセリンは全てD一体であった。
第6表  D−フェニルセリンの生成量(mモル)実施
例8(菌体反応の例) 酵素裂造例と同様の方法で培養して得たアリスロバクタ
−(Arthrobacter ) D K −19(
機工研菌寄6201号)の培養液6.0tから遠心分離
で菌体を集菌・水洗し、Q、Q 1mM&リドキサール
ー57−リン酸、及びi 、Q mM MnC62を含
む水溶液1001Mに1!!!濁し、−を6.0に調製
した。次に、この菌体懸濁液を55°Cで120分間加
熱処理を行ない、遠心分離で水洗・集菌後、10−の上
記水溶液に@濁した。この菌体懸濁液を用いて実施例1
と同様にして反応、分析を行なった結果を第7表に示す
第7表 実施例9(熱処理菌体の例、グリシンニッケル)熱処理
菌体製造例で得た菌体懸濁液100 mlにグリシンニ
ッケル錯体[N1(NH2CH2CO2)2]・2H2
0を3、OF及び、アセトアルデヒド0.51ffi3
0分毎に10回添加しく合計5m1)、攪はんしiがら
30’Oで20時間反応を行なった。反応中は密閉状d
t−保ち、[1,2N−NaOHで反応液のPI−1に
6.0に維持し比。反厄液に含まれるアミノ酸全定曾し
几ところ、D−β−ヒトミキシアミノ酪酸1.24.9
゜グリシン0.97.9であった。
反応終了後、濃塩酸で反応液の−を2.0に低下させ、
遠心分離で不溶物を除去した後、分画分子量5万の限外
ろ過嘆で懸濁物質と高分子楡物質を除去した。次に、こ
の反応液を減圧蒸発して未反応のアセトアルデヒドを除
去し、10Mの活性炭カラム(ツルミコールC)L−5
0)に通液し、精製反応gを調製した。矢に、この反応
′glを200rntに希釈し、H+型にしたDnwa
x 50 Wx 8 (50から100メツシエ、ダウ
ケミカル社製)を充填した65Mのカラムに通液し、脱
イオン水600Mで洗浄後、0.2Mの塩化ナトリウム
水溶液で吸着物質を溶出させ友。溶出液縫が501から
250Mの画分にD−β−ヒドロキシアミノ酪酸が溶出
し、250から500 vtlの画分にD−β−ヒドロ
キシアミノ酪酸とグリシンの混合物が、次の600成か
ら600Mの溶出画分にグリシンが溶出し之。
グリシンが溶出した後、1.7t、<の塩化ナトリウム
水溶液をカラムに通液したところ、600から8401
1Llの画分にニッケルが溶出した。
D−β−ヒドロキシアミノ酪酸の溶出画分を蒸発乾固し
、エタノールから再結晶させD−β−ヒドロキシアミノ
酪酸の結晶を0.95 、?全得た。
D−β−ヒドロキシアミノ酪酸トゲリシンの混合物溶出
画分も同様にして結晶化し、D−β−ヒても同様にして
結晶化してグリシンの結晶0.71gを得友。
溶出し之ニッケルは炭酸ナトリウムと反C8せて炭酸ニ
ッケルに変換し、酵素反応に使用した量のほぼ全f’に
回収した。
実頬例10(熱処理菌体の例、グリシンコバルト)グリ
シンコバルト錯体CCO(NH2CH2CO2)312
H203,0,9全基質として、実施例1と同様に酵素
反応を行い、D−β−ヒドロキンアミノ酪酸1.36 
g。
グリノン0.88 gを含む酵素反応液を得た。
この反り液を実施例9と同様にしてD−β−ヒドロキシ
アミノ酪酸、グリシン、及びコバルト全溶出・分離した
次に、D−β−ヒドロキンアミノ酪酸の溶出画分41発
乾固し、エタノールから再結晶させD−β−ヒドロキン
アミノ酪酸の結晶′f!:0.94.9得た。
D−β−ヒげaキシアミノ@酸とグリシンの混合物溶出
画分も同様にして結晶化し、D−β−ヒドロキシアミノ
酪酸0.24 gとグIJ 、7ン0.17.!i’の
混合物を得之。又、グリシンの溶出画分についても同様
にして結晶化してグリシンの結晶0.66gを得た。
溶出したコバルトは炭酸ナトリウムと反Ggせて炭酸コ
バルトに変換し、酵素反応に使用した量のほぼ全fj全
回収した。
〔発明の効果〕
本発明の方法に:れば犬着に生産されているグリシンと
アルデヒド化合物からに対応するD−β−ヒドロキシア
ミノ酸を製造しつるので、工業的なり一β−ヒトaキシ
アミノ酸の製造法として極めて優れた方法である。
特許出願人  電気化学工業株式会社 手続補正書 平成1年3月25日 特許庁長官  吉 1)文 毅 殿 平成1年特許願第40203号 2、発明の名称 D−β−ヒドロキシアミノ酸を取得する方法3、補正を
する者 事件との関係  特許出願人 住所 ■100 東京都千代田区有楽町1丁目4番1号
明細書の発明の詳細な説明の欄 5、補正の内容 1)第6頁第1行の「β−クロロアセトアルデヒド、」
を削除する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)グリシン金属錯体とアルデヒド化合物とを、D−ス
    レオニンアルドラーゼの存在下、反応させて、D−β−
    ヒドロキシアミノ酸金属錯体に変換して後、D−β−ヒ
    ドロキシアミノ酸を取得する方法。 2)グリシン金属錯体の金属が、ニッケル及び/又は、
    コバルトである請求項1)記載のD−β−ヒドロキシア
    ミノ酸を取得する方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5266468A (en) * 1990-06-04 1993-11-30 University Of Notre Dame Du Lac Process for preparing β-hydroxy-α amino acids
CN114176084A (zh) * 2021-12-06 2022-03-15 南京天秾生物技术有限公司 2-氨基-3-羟基-3-甲基丁酸和/或2-氨基-3-(4-羟基苯基)丁酸的应用
WO2023155840A1 (zh) * 2022-02-18 2023-08-24 南京天秾生物技术有限公司 2-氨基-3-苯基丁酸或其衍生物作为植物生长调节剂的应用

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