JPH01316366A - 液晶 - Google Patents

液晶

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JPH01316366A
JPH01316366A JP4222789A JP4222789A JPH01316366A JP H01316366 A JPH01316366 A JP H01316366A JP 4222789 A JP4222789 A JP 4222789A JP 4222789 A JP4222789 A JP 4222789A JP H01316366 A JPH01316366 A JP H01316366A
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Tadahiko Yokota
忠彦 横田
Takao Sakurai
桜井 孝男
Manabu Kitazawa
学 北澤
Naoko Mikami
直子 三上
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Ajinomoto Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は新規な液晶化合物及び該液晶化合物を含む液晶
X■成酸物関する。
又本明■曾に於いて液晶化合物とは、それ自体で液晶相
を呈することが検知されなくとも液晶キI酸物の構成成
分として有用な(ヒ合物を意味する。
従来の技術 液晶表示素子の表示方式として、現在広く実用化されて
いるものは、ねじれネマチック!l!!(TN型)およ
び動的散乱型(DS型)である、これらはネマチック液
晶を、主成分としたネマチック液晶セルによる表示であ
る。従来のネマチック液晶セルの短所のひとつに、応答
速度が遅く、たかだか数m S e Cのオーダーの応
答速度しか得られないという$実があげられる。そして
、このことがネマチック)α品セルの応用節回をせばめ
る一因となっている。しかし、尚近に至ってスメクチッ
ク液晶セルを用いれば、より高速な応答が得られるとい
うことがわかってきた。
光学活性なスメクチック液晶の中には、強誘電性を示す
ものがあることが、明らかになってきており、その利用
に関し・て、大きなIll待が寄せられつつある。強誘
電性を示す液晶すなわぢ強誘電性液晶は、1975年R
,I3.Meyerらにより合成され、4−(4−n−
デシルオキシベンジリデンアミノ)ケイ皮酸−2−メチ
ルアチルエステル(以下、DOBAMI3Cと略記する
。)を代表例とする1ヒ合物であり、その、カイラルス
メクチックC相(以下、Sm  Cal:相と略記する
。)において、強誘電性を示すことを特徴とするもので
ある(、1.Pllys 1que、4旦、L−69(
1り75))。
近年、N、A、C1arkら(AI)I)1.Plly
s、Le t t、3−旦、89 (1980)’Iに
よって、DOBAMBCの薄膜セルにおいて、μsec
オーダーの高速応答性が、見出されたことを契機に、強
誘電性液晶はその高速応答性を利用して液晶テレビ等の
デイスプレィ用のみならず、光プリンターヘッド、光フ
ーリエ変換素子、ライトバルブ等のオプトエレクトロニ
クス関連素子の素材用にも使用可能な材↑、1とし・て
;上目ノ士集めている。
発明が解決しようとしている問題点 D’OBAMBCは自発分極が小さく、またシ・ンフ塩
基であるため、その物理的1ヒ学的安定性に難がある。
そこで、強誘電性液晶材料として、物理的化学的に安定
な種々の化合物が探索され°Cきた。
そしてTfl在、強誘電性液晶素材の開発は、高速応答
性、配向性、高いコントラスト、メモリー性、しきい(
1r[特性、さらにこれらの詫特性の温度依存性等の実
用特性の最適化にその主力がうつってきている。
しかし、TI′2在知られている強誘電性;α晶は単独
では、上記実用特性を発現させるのに十分な程の大きい
自発分極、低い粘性、長いらぜんピッチ、適当なチルト
角、等の諸物性を室温域を含む広い温度範囲で示すもの
はない。そこで実際には、大きい自発分極を詩つあるい
は誘起する1ヒ合物、低粘性の化合物1.らせんピッチ
が互いに逆の化合物等数[1類の物質を混合して上記諸
特性を最適化すべく検討が行われている。また、十分に
広い温度範囲で強誘電性を示す液晶組成物を得るために
は、温度範囲の広い強誘電性液晶またはカイラルでない
スメクチック(jff品(S cte品と略記する)を
混ぜることが有効である。特に、5cjl1品は固有ら
せんピッチが無限大であるため全体の配合設計のなかで
配合量を自由に設定することが可能であり、広い温度範
囲で強誘電性を示す液晶組成物を得る上で用いるSC濯
品の物性は非常に重要である。
(足って、強誘電性液晶&[1成物に用いる液晶素祠と
して、10分格的に高速応答すると考えられる1ヒ合物
、2.広い温度範囲でSc相を示す液晶化合物、等の化
合物の開発は非常に重要な課題である。
従来、骨格的に高速応答すると考えられる化合物として
、−故人1)で表される光学活性なフェニルピリミジン
系澄晶がセイコー電子工業と帝国化学産業によって開発
されてきた。(第11回液晶討論会予稿31j2N1[
3,2N19.2N20゜2N21) R11−Ph−Py−R12(u ) (上式中、−Pll−は1.4−フェニレン基を、−p
y−は2,5−ピリミジルを示し、R11,R+2は、
アルキル基、アルコキシ基、アシルオキシ基又はアルキ
ルカルボニルオキシ基を示し、R11,R12の一方は
分枝を有し光学活性であるものとする。)該1ヒ合物は
、自発分極は小さいが低粘度なため比較的高速応答する
化合物であった。しかし、光学活性であり、有限のらせ
んピッチを有するため全体の配合設計のなかで配合量を
自由に設定することが可能な化合物ではなかった。
分枝の無い直鎖アルキル基を有するフェニルピリミジン
系5cir1品としては、−故人(U)で表される化合
物がX口られている(H,Zaschke、R,5to
l le、Z、Clzem、15,441、(1’97
5)及びF I LI S S i g e  I(r
istalle  in  Tabellen、Ver
lag GrundsLoffind、Leipzig
、2n(l  ed、(1976))がSA相−5c相
の相転移点が70°C以下とあまり高くないため、強誘
電性)α晶配合物用の素材としては必ずしも十分ではな
かった。
R13−Ph−PνR111(’W) (上式中、−Pll−は1.4−フェニレン基を、〜p
y−は2.5−ピリミジルを示し、R13、R14は、
直鎖アルキル基、直鎖アルコキシ基または、直鎖アシル
オキシ基を示す。但し、RI3、RI4の少なくとも一
方は炭素数7以上の直鎖アルキル基を示すものとする。
) 一方、lI!lI鎖にアシル基を導入することによりS
A相−Sc相の相転移点が高くなるILi′i向を示す
ことが最近知られつつある。(第13回液晶討論会予稿
集 IZll)側鎖にアシル基を有するフェニルピリミ
ジン化合物として式(■)で示される化合物がセイコー
電子工業、帝国化学産業によって開発されている。く特
開昭61−2!311372)R15(:0−Pl+−
Pき=−RIG                  
(■、)(上式中、−Pll−は1,4−フェニレン基
を、−py−は2.5−ピリミジルを示し、R15、R
IGは、炭素数4−15のアルキル基を示し、R15、
RIGの一方は分枝な有し、光学活性であるものとする
。)また、1Il11鎖にアシル基を有するフェニルピ
リミジン化合物は、メルク社によってもクレームされて
いる。(DE  3515373)。
しかし、これらの化合物も光学活性であり、有限のらせ
んピッチを有するため全体の配合設計のなかで配合量を
自由に設定することが可能な化合物ではなかった。
問題点を解決するための手段 本発明者らは、上述のような問題点を解決するために種
々の液晶物質を探索し、強誘電性液晶キ■酸物に用いる
液晶素材として有用なtrI現な1ヒ合物群を提供する
本発明に到達した。
卯ち、本発明は骨格的に低粘度であると考えられる5c
fl1品化合物であって、Sc相を示す温度範囲の上限
が100℃以上と高い化合物(既知の2理性1ヒ合物中
最も高い)を提1jすることを可能にしたものである。
即ち本発明は、一般式(1) %式%(1) (−Ph−は、1.4−フェニレン基を、−py−は、
2゜5、−ピリミジル基を、R1,R2は直鎖の炭素数
1〜18のアシル基又はアルコキシ基を示す。I[II
、、R1、R2の少なくとも一方は、直鎖の炭素数2〜
18のアシル基を示すものとする。で、表される液晶物
質及びそれを含有する液晶キI酸物に関する。
上記一般式(I)中、R1,R2が炭素数6−14のア
ルキル基を含む化合物は、単独であるいは配合物として
スメクチックC相をとりゃすく強誘電性液晶材料として
特に重要である。また、それ以外の1ヒ合物も、強誘電
性液晶配合材料や、あるいは、一般に液晶材料などとし
て使用することができる。
本発明の(ヒ合物と配合して強誘電性液晶組成物とする
のにjm当な化合fQとしては、1クリえば次の1゜、
2..3.に示すような化合物である。
1、本出願人らが、過去開発した強誘電性液晶である、
特願昭5[1−17G823、特願昭58−17571
1、特願昭59−023510、特願昭59−0235
1L特願昭59−074748、特願昭5 +3−1 
[1’3232、特願昭60−22920、特願昭60
−07034、特願昭60−117053、特願昭6O
−14413G、特願昭130−162654、特願昭
GO−1(32G!5G、特願昭GO−250335、
特願昭6〇−291179に開示されている化合物。
2、スメクチックC相を有する、15:1えば次のよう
な化合物群。
アルコキシビフェニルカルボン酸アルキルエステル、ア
ルキルカルボニルオキシビフェニルカルボン酸アルキル
エステル、アルコキシ安息香酸アルコキシフェニルエス
テル、アルコキシ安息香酸アルキルオキシカルボニルフ
ェニルエステル、アルコキシ安息香酸アルコキシアルコ
キシフェニルエステル、アルコキシ安息香酸アルコキシ
ビフェニルエステル、アルコキシビフェニルカルボン酸
アルコキシフェニルエステル、アルキル安息香酸アルコ
キシビフェニルエステル、アルキルビフェニルカルボン
酸アルコキシフェニルエステル、アルコキシ安息香酸ア
ルキルビフェニルエステル、アルコキシビフェニルカル
ボン酸アルキルフェニルエステル、アルキルカルボニル
オキシ安息香酸アルコキシビフェニルエステル、アルキ
ルカルボニルオキシビフェニルカルボン酸アルコキシフ
ェニルエステル、アルコキシ安息香酸アルキルカルボニ
ルオキシビフェニルエステル、アルコキシビフェニルカ
ルボン酸アルキルカルボニルオキシフェニルエステル、
5−アルキル−Q  (41−フルコキシフェニル)ピ
リミジン、5−アルコキシ−2−(4’−アルコキシフ
ェニル)ピリミジン、5−アルキル−2−(4’−アル
キルカルボニルオキシフェニル)ピリミジン、5−アル
コキシ−2−(4”−アルキルカルボニルオキシフェニ
ル)ピリミジン、5−アルキル−2−(4’ −アルキ
ルオキシカルボニルフェニル)ピリミジン、5−アルコ
キシ−2−(4’−アルキルオキシカルボニルフェニル
)ピリミジン、5−アルキル−2−(4′−アルコキシ
フェニル)ピラジン、5−アルコキシ基2− (4’−
アルコキシフェニル)ピラジン、5−アルキル−r) 
 (4+ −アルキルカルボニルオキシフェニル)ピラ
ジン、5−アルコキシ−2−(4’−アルキルカルボニ
ルオキシフェニル)ピラジン、5−アルキル−2−(4
’ −アルキルオキシカルボニルフェニル)ピラジン、
5−アルコキシ−2−(4’−フルキルオキシカルボニ
ルフェニル)ピラジン、3−(4’−アルキルフェニル
)−6−アルコキシピリダジン、3−(4°−アルコキ
シフェニル)−6−アルコキシピリダジン、3− (4
’−アルコキシフェニル)−G−アルキルピリダジン、
5−(4’ −アルキルフェニル)−2−(41−アル
コキシフェニル)ピリミジン、5−(4’ −アルコキ
シフェニル)−2−(4”−アルコキシフェニル)ピリ
ミジン、5−(4’ −フルキルフェニル) −2−(
4”−アルキルカルボニルオキシフェニル)ピリミジン
、5− (4’−アルコキシフェニル) −2−(4”
−アルキルカルボニルオキシフェニル)ピリミジン、5
− (4’−アルキルフェニル)−2−(4″9−アル
キルン ン、5− (4’−アルコキシフェニル)−2−(4°
2−フルキルオキシカルボニルフェニル)ピリミジン、
5−(4”−アルコキシフェニル)−Q  ( 4 +
+−アルコキシフェニルカルボニルオキシ)ピリミジン
、5− (4’−アルキルフェニル)−2−(41−ア
ルコキシフェニルカルボニルオキシ)ピリミジン、5−
(4’ −アルコキシフェニル) −Q  (411−
アルキルフェニルカルボニルオキシ)ピリミジン、5−
 (4’−フルキルフェニル)−2− (4”−アルキ
ルフェニルカルボニルオキシ)ピリミジン、5−(4’
−フルキルフェニル)−2− (4”−アルコキシフェ
ニル)−1.2.4−トリアジン、5− (4’ −ア
ルキルフェニル)−2−(4”−アルコキシフェニル)
−1.2.4−1−リアジン、5−(4’ −アルキル
フェニル)−2−(4”−フルキルカルボニルオキシフ
ェニル)−1.2.4−1−リアジン、5− (4’−
アルコキシフェニル)−2−(4”−アルキルカルボニ
ルオキシフェニル)   1,2。
4−トリアジン、5−(4°−アルギルフェニル)++
 r>  ( 4 11−アルキルオキシカルボニルフ
ェニル)−1.2.4−1−リアジン、5−(4°−ア
ルコキシフェニル)−2− (4”−アルキルオキシカ
ルボニルフェニル) −1.2.4−トリアジン等 3、2.に挙げた(ヒ合物群のアルキル基、アルコキシ
基、アルキルカルボニルオキシ基、アルキルオキシカル
ボニル基、の部分に不斉炭素を導入することにより、カ
イラルスメクチックC相を示す強誘電性液晶とした化合
物群。
本発明の化合物である(1)式で表わされる化合物は次
のように合成される。
一般式(T)で表わされる化合物は、2−(4“−アル
コキシフェニル)ピリミジン−5−カルボン酸を常法に
より、当該する酸クロライドにし、これをアルキルハラ
イドから調製したグリニヤール試薬と反応させることに
より得られる.あるいは、2− (4’−アルコキシフ
ェニル)ピリミジン−5−カルボン酸から誘導される2
−(4′−アルコキシフェニル)−5−シアノピリミジ
ンと、グリニヤール試薬とを反応させることによっても
得ることができる.また該化合物は2− (4’ −ア
ルコキシフェニル)ピリミジン−5−カルボン酸クロラ
イドとアルキルリチウムより調製したジアルキル銅リチ
ウムとを反応させることによっても得ろことができる。
発明の作用 本発明の化合物はスメクチックC相を示す。本発明の化
合物は、フェニルピリミジン骨格を有し、本発明の化合
物を含む強誘電性液晶配合物は高速応答する0本発明の
化合物は光学活性を持たないため、該化合物を配合する
際、らせんピッチ等の物性に縛られること無く自由に強
誘電性液晶配合物の中で使用することができる。また本
発明の化合物は、Sc相を示す温度範囲の上限が、2環
であるにもかかわらず100℃以上と非常に高いため応
答速度を損うことなく、強誘電性液晶配合物の温度域の
上限を拡大することが可能である。
実施例 以下実施1クリにより、本発明の化合物につき更に詳細
に説明するが、本発明は、これらの実施例により、限定
されるものではない。
以下、C,Sc、’Ss、N、I相はそれぞれ、結晶相
、スメクチックC相、スメクチックA相、ネマチック相
、等方相を示す。本発明の化合物の精製は、シリカゲル
クロマトグラフィー及びアルコールまたはヘキサンによ
る再結晶によって行った。以下に示す相転移点の測定値
は、物質の純度により若干の影響を受けることもありう
る。
実施例1 2− (4’−へブチルオキシフェニル)ピリミジン−
5−カルボン酸くア)の合成 Ctll+5O−Ph−Py−COOII      
      (ア)(−Pl+−は、1,4−フェニレ
ン基を、・py−は、2゜5−ピリミジル基を、表す。
) 2− (4’−へブチルオキシフェニル)ピリミジン−
5−カルボン酸エチルエステル20g (5Q。
5 nun o l )にジオキサン400m1,2N
水酸化ナトリウム水溶液84m1を加え、4時間還流し
た。溶媒を留去した後、IN塩酸400m1、続いて水
400m1で洗浄し、加熱真空下、乾燥させることによ
り、目的化合物(ア)を定量的に得た。
2− (4’−へブチルオキシフェニル)ピリミジン−
5−カルボン酸アミド(イ)の合成CtH+5O−Ph
・Py−CONI12(イ)(−1’h−は、1.4−
フェニレン基を、−py−は、2゜5−ピリミジル基を
、表す、) 2− (4’−へブチルオキシフェニル)ピリミジン−
5−カルボン酸(ア)20g (63,7mmof)に
塩化チオニル801TI lを加え3時間還流後、塩(
ヒチオニルを留去することにより、2−(4゛−へブチ
ルオキシフェニル)ピリミジン−5−カルボン酸クロラ
イドを得た。塩化メチレン250 m lに冷却下、ア
ンモニアガスを吹込みながら、2−(4”−へブチルオ
キシフェニル)ピリミジン−5−カルボン酸クロライド
を塩化メチレン200m1に溶かした溶液を滴下した。
滴下終了後、2時間室温で攪はんした後、析出した白色
沈殿をろ別した。ろ液をI!Im L/、残さと白色沈
EQを合せて水で洗浄後、加熱真空下、乾燥させること
により、目的化合物(イ)18.03g (収率:90
%)を得た。
2 (41へブチルオキシフェニル)−5−シアノピリ
ミジン(つ)の合成 Ctll+5O−Ph−Py−CN         
    (つ)(−Ph−は、1.4−フェニレン基を
、−t’y−は、2゜5−ピリミジル基を、表す。) 2− (4’−へブチルオキシフェニル)−5−力ルボ
ン酸アミドIF3g (57,5mmo l)t?ピリ
ジン120m1に分散させベンゼンスルボニルクロライ
ド11.2g (63,2mmo l)を室温で滴下し
た後55℃に加熱し、4時間攪はんした1反応溶液を氷
水200m1に注ぎ200m1のクロロホルムで抽出し
た。有iFtを4N塩酸100 m Iで3回、水10
0m1で2回洗浄後、濃縮し粗生成物を得た。これをエ
タノール300m1で再結晶し、得られた屡茶色の粗結
晶をクロロホルム200 m lに溶かし、活性炭を加
えて4−5時間放置した。活性炭をろ別し、ろ液を濃縮
した後、再びエタノールより再結晶することにより、目
的化合物くつ)の白色結晶lo、4g (収率:61%
)を得た。
2− (4’−へブチルオキシフェニル)−5−オクチ
ルカルボニルピリミジン(1)の合成C711+5O−
Plt−Py−Co−Calln         (
1)(−Ph−は、1.4−フェニレン基を、−py−
は、2゜5−ピリミジル基を、表す。) マグネシウム243mg (10,0mmo l)にエ
ーテル1 m lを加えた後、オクチルブロマイド1.
93g (10,0mmol)をエーテル1mlに溶か
した溶液を加え、2時間超音波処理することによりグリ
ニヤール試薬を調製した。これにベンゼン3n11を加
え、2−(4°−へブチルオキシフェニル)−5−シア
ノピリミジン(つ)1゜5g (5,0mmo l)を
累速く加え、6時間還流した。反応溶液に6N塩酸5 
m lを加え再び4時間′J!I流した。有機層を抽出
し水層を10rnlのエーテルでさらに2回抽出後、無
水’GQ Mマグネシウムを加えて乾燥した。無水硫酸
マグネシウムをろ別し、ろffl 22 in ’16
した後フラッシュクロマト(展開溶媒:口広1ヒ炭素1
00.エーテルl)で精製することにより目的(ヒ合物
く工)を得た。
この反応において溶媒のエーテル、ベンゼンは共に金属
すI・リウムて乾燥後、蒸留したものを用い、反応は窒
素下て行なった。
該化合物のNMRスペクトルを図1に示ず。
該1ヒ合物の相転移点は以下に示す通りであった。
(0内は降温時の相転f多点を示す。)C−9c相転移
点 80°C(67℃) Sc−3A相転移点 113’C(113°C) SA−1相転移点 122℃(122℃) 実施例2 2−(4°−ノニルオキシフェニル)−5−オクチルカ
ルボニルピリミジン(オ)の合成Cs1luO−Ph−
Py−CO−CsHn         (オ)(−P
h−は、1.4−フェニレン基を、−I’y−は、2゜
5−ピリミジル基を、表す、) 実施ηす1と同様の方法で目的化合物(オ)を得た。
該化合物の相転移点は以下に示す通りであった。
(0内は降温時の相転移点を示す。) C−Sc相転移点 85°C(79℃) Sc−SA相転移点 114℃(114℃) SA−■相転移点 121℃(121’C) 実施例3 2− (4’−へブチルオキシフェニル)−5−デシル
カルボニルピリミジン(力)の合成C+11150−P
I+−Py−CO−C+ol12+         
 (力)(−Ph−は、1.4−フェニレン基を、−p
y−は、2゜5−ピリミジル基を、衷ず、) 窒素下、エーテル6.2mlにリチウム236 mg 
(34,0mmo l)を加え一10″Cに冷却し、デ
シルブロマイド3gをエーテル3.1mlに溶かした溶
液を滴下した。その後0−10’Cに保ち2時間反応さ
せた。反応溶液を窒素下、グラスフィルターを通してろ
かし、デシルリチウムのエーテル溶液を調製した。窒素
下、テトラヒドロフラン24m1にヨウ化銅1.291
z (6,77mmof)を分散させ、−10℃に冷却
し、デシルリチウムのエーテル溶液を滴下した。滴下終
了後、−78℃に冷却し、Q−(41−へブチルオキシ
フェニル)−5−デシルカルボン酸クロライド1゜59
g(4,77mmo +)をテトラヒドロフラン8ml
に溶かした溶液を滴下した。15分間反応させた後、反
応i″8液を飽和塩化アンモニウム水溶液に注ぎ、10
0m1のエーテルで3回抽出した。エーテル層をフロリ
ジルのカラムを通した後無水硫酸マグネシウム上で乾燥
させた。ろか後、濃縮し得られた固体をメタノールより
再結晶することにより目的化合物(力)を得た。該化合
物の相転移点は以下に示す通りであった。(0内は降温
時の相転移点を示す、) C−S c相転移点 87℃(70℃) Sc−3A相転移点 112.5℃(112,5℃) SA−I相転移点 120℃(120℃) 実施例4 2− (4’−へブチルオキシフェニル)−5−ブチル
カルボニルピリミジン(キ)の合成CJ+aO−Ph−
Py−CO−C4He  ’         (キ)
(−Ph−は、1,4−フェニレン基を、−py−は、
2゜5−ピリミジル基を、表すり 実施例3と同様の方法で目的化合物(キ)を得た。該化
合物の相転移点は以下に示す通りであった。(0内は降
温時の相転移点を示す。)C−Sc相転移点 78℃(73℃) Sc−5A相耘稜点 78℃(78℃) SA−I相転移点 125℃(123℃) 実施例5 カイラルスメクチックC液晶組成物として次のような組
成物をvR製した。
(S、5)−1−クロロ−2−メチルブチルカルボン酸
 4−(4−オクチルオキシフェニル)フェニルエステ
ル          10.7w t%(S、5)−
1−クロロ−2−メチルブチルカルボン酸 4−(4−
ノニルカルボニルオキシフェニル)フェニルエステル 
     7.3w t%(R)−4−(4−ノニルカ
ルボニルオキシフェニル)安息香酸 2−クロロ−3−
メチルブチルエステル             19
.5w t%2−(4’−へブチルオキシフェニル)−
5−オクチルカルボニルピリミジン(1)   7wt
%2−(4’−ノニルオキシフェニル)−5−オクチル
カルボニルピリミジン(オ)     7wt%2−(
4’−ヘプチルオキシフェニル)−5−デシルカルボニ
ルピリミジン(力)     7wt%2−(4−ノニ
ルオキシフェニル)−5−ノニルピリミジン     
       8.5w t%2−(4−オクチルオキ
シフェニル)−5−オクチルピリミジン       
   8.5w t%2−(4−オクチルオキシフェニ
ル)−5−ノニルピリミジン           8
.5w t%2−(4−デシルオキシフェニル)−5−
オクチルオキシカルボニルオキシピリミジン 3wt%
2−(4−ノニルオキシカルボニルオキシフェニル)−
5−ドデシルピリミジン     3wt%2−(4−
デシルオキシフェニル)−5−オクチルオキシピリミジ
ン          5wt%2−(4−ノニルオキ
シフェニル)−5−ドデシルピリミジン       
     5wt%この組成物は氷点下より50℃まで
カイラルスメクチックC相を50℃より65℃までスメ
クチックA相をそれ以上で等労相を示した。
ポリイミドで配向処理をした2μmのセルに封入し土2
0Vの矩形波をかけ応答速度を測定したところ25℃に
おいて28μsecであった。
発明の効果 本発明の化合物はスメクチックC相を示す。そして本発
明の化合物は、実施例に示したようにSC相を示す温度
の上限が非常に高い。
このことは、類似のフェニルピリミジン化合物と比較す
ればよく理解できる。
本発明の化合物と類似のフェニルピリミジン化合物の5
A−8c相転移点を比較すると、5A−5c相転移点 CJ+aO−Ph−Py−CO−CaHtt(実施例1
)  113°CCJaCH(CH8)4−CO−Ph
−Py−CaHtt       69℃CH。
CJ160−Ph−Py−0−CJty       
    89℃CaHエフ0−Ph−Py−CaHt7
            56℃CJ1gO−Ph−P
y−Co−Callt、(実施例2)  114℃Cs
11..0−Ph−Py−0−Ca11.、     
   88 、 5℃CaH+7O−Ph−Py−Ce
H+e             62℃Ctll+a
O−Ph−Py−CO−CJe (実施例4)   7
8℃CeH1eO−Ph−PY−C<He      
  S C相示さず(−ph−は、1,4−フェニレン
基を、−py−は、2゜5−ピリミジル基を、表す。) のようになり5A−Sc相転移点は20〜50℃高い、
それゆえ1本発明の化合物を配合した本発明の液晶組成
物は、実施例5に示したように、室温を含む広い温度範
囲で動作が可能であった。
また本発明の化合物は、DOBAMBC等と異なりシッ
フ塩基を持たないため化学的に安定である。
また本発明の化合物は、スメクチック液晶となるので、
熱書込レーザー等の記憶型表示素子用に用いることも可
能である。
【図面の簡単な説明】
図1は実施例2で得た2−(4’ −ノニルオキシフェ
ニル)−5−オクチルカルボニルピリミジンのNMRス
ペクトルを示す。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 一般式( I ) R1−Ph−Py−R2( I ) (−Ph−は、1,4−フェニレン基を、−Py−は、
    2,5−ピリミジル基を、R1、R2は直鎖の炭素数2
    〜18のアシル基又はアルコキシ基を示す。但しR1、
    R2の少なくとも一方は、直鎖の炭素数2〜18のアシ
    ル基を示すものとする。)で表される化合物。
  2. (2) 特許請求の範囲(1)項一般式( I )で表される化合
    物を少なくとも一種含有することを特徴とするカイラル
    でないスメクチックC液晶組成物。
  3. (3) 特許請求の範囲(1)項一般式( I )で表される化合
    物と、次式(II)で表されるカイラルでないスメクチッ
    クC液晶を少なくとも一種含有することを特徴とするカ
    イラルでないスメクチックC液晶組成物。 R3−Ph−Py−R4(II) (上式中、−Ph−は、1,4−フェニレン基を、−P
    y−は、2,5−ピリミジル基を、R3、R4は直鎖ア
    ルキル基、直鎖アルコキシ基、直鎖アシルオキシ基又は
    直鎖アルコキシカルボニル基を示す。但しR3、R4の
    少なくとも一方は直鎖アルキル基を示すものとする。)
    で表される化合物。
  4. (4) 特許請求の範囲(1)項一般式( I )で表される化合
    物と、次式(III)で表されるカイラルでないスメクチ
    ックC液晶を少なくとも一種含有することを特徴とする
    カイラルでないスメクチックC液晶組成物。 R5−Ph−COO−Ph−R6(III) (−Ph−は1,4−フェニレン基を、R5、R6は直
    鎖アルキル基、直鎖アルコキシ基、直鎖アシルオキシ基
    又は直鎖アルコキシカルボニル基を示す。)で表される
    化合物。
  5. (5) 特許請求の範囲(1)項一般式( I )で表される化合
    物と、次式(IV)で表されるカイラルでないスメクチッ
    クC液晶を少なくとも一種含有することを特徴とするカ
    イラルでないスメクチックC液晶組成物。 R7−Ph−Ph−R8(IV) (−Ph−は1,4−フェニレン基を、R7、R8は直
    鎖アルキル基、直鎖アルコキシ基、直鎖アシルオキシ基
    又は直鎖アルコキシカルボニル基を示す。)で表される
    化合物。
  6. (6) 特許請求の範囲(2)項、(3)項、(4)項、(5)
    項記載の液晶組成物と、光学活性な化合物を少なくとも
    一種含有することを特徴とするカイラルスメクチックC
    液晶組成物。
  7. (7) カイラルスメクチックC相とカイラルネマチック相の両
    方を有することを特徴とした、特許請求の範囲(6)項
    記載の液晶組成物。
  8. (8)カイラルネマチック相のある温度においてピッチ
    が無限大に発散することを特徴とする特許請求の範囲(
    7)項記載の液晶組成物。
  9. (9)カイラル物質が一般式(V) ▲数式、化学式、表等があります▼(V) (但し、上式に於いて、R9は直鎖又は分岐の炭素数1
    −18のアルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキ
    シアルキル基、又はアラルキル基を示し、*は光学活性
    な炭素原子を示す。また、a、b、cは0、1、または
    2でしかもa+b+cが2以上であり、Aは、単結合、
    −O−、−COO−、−O−COO−、−O−CH2−
    、または−OCO−を示し、B、Cは、単結合、−CO
    O−、−OCO−、−N=CH−、−CH=N−、−C
    H2−O−、−O−CH2−または−CH=CH−を示
    し、Dは、−COO−CH2−、−O−COO−CH2
    −、−O−CH2−または−OCO−を示しX、Y、Z
    、は1,4−フェニレン基、2,5−ピリミジン基、2
    ,5−ピラジン基またはベンゼン環に、ハロゲン、シア
    ノ基、ニトロ基、メチル基を1個またはそれ以上置換し
    た1,4−フェニレン基を表す。)で、表される化合物
    であることを特徴とした、特許請求の範囲(6)、(7
    )、(8)項記載の液晶組成物。
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