JPH01311554A - プラズマイオン化質量分析計 - Google Patents

プラズマイオン化質量分析計

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JPH01311554A
JPH01311554A JP63141704A JP14170488A JPH01311554A JP H01311554 A JPH01311554 A JP H01311554A JP 63141704 A JP63141704 A JP 63141704A JP 14170488 A JP14170488 A JP 14170488A JP H01311554 A JPH01311554 A JP H01311554A
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泰裕 三井
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志村 聡司
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菰田 孜
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J49/00Particle spectrometers or separator tubes
    • H01J49/02Details
    • H01J49/10Ion sources; Ion guns
    • H01J49/12Ion sources; Ion guns using an arc discharge, e.g. of the duoplasmatron type

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はプラズマイオン化質量分析計に係り、特にプラ
ズマイオン化質量分析計の実用化上重要な妨害イオンの
除去に好適な妨害イオン除去機構を具備したプラズマイ
オン化質量分析計に関する。
〔従来の技術〕
従来のプラズマイオン化質量分析計はアルせン、または
窒素ガスをプラズマ発生用ガスとし、導入結合プラズマ
(Inductively Coupled Plas
ma :ICP)あるいはマイクロ波導入プラズマ(M
icrowave Induced Plas+sa 
: M I P )でイオンを生成し、そのイオンを質
量分析計に導入し、質量分析を行うものであった。この
種の装置は、ぶんせき 1987,7 (1987年)
第480頁から484頁、アナリテイカル ケミストリ
ー52、(1980年)第2283頁から2289頁(
^na1.cham、、 52. (1980)pp2
283−2289)、アナリテイカル ケミストリー5
9、(1987年)第1664頁から第1670頁(A
nal、C:ham、、 59. (1987)p p
 1664−1670)、特開昭62−219452に
記載されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
プラズマイオン化質量分析計(I(:P質量分析計: 
ICPMS、MIP質量分析計:MIPMS)の概要は
第9図に示される0通常は固体試料中の超微量元素成分
を分析することが目的である。試料は酸あるいは有機溶
剤等で溶解され、溶液試料として霧化器に送られ、ここ
で霧化された試料がアルゴン、窒化等のキャリアガスで
イオン化部1に導入される。イオン化部1にはICPま
たはMIPが形成されており、このプラズマ内で導入さ
れた試料がイオン化される。プラズマは1気圧である。
生成されたイオンは差動排気領域3,4を経て高真空の
質量分析部5に導入され、質量電荷比(m/z、m:イ
オン質量、z:電荷数)に応じて分離された後、検出さ
れる。
上記従来技術ではプラズマ内で生成された妨害イオンの
除去に対する配慮がされておらず、これがICP質量分
析計(ICPMS)またはMIP質量分析計(MIPM
S)の実用上大きな問題点であった。すなわち、アルゴ
ンを用いたICPMSにおいてはイオン源に導入される
主成分のアルゴン、および不純物としての窒素、水溶液
試料とするための酸、水分等に起因するイオンが主イオ
ンとして生成する。
これらのアルゴン、窒素、酸、水分等のイオン源に導入
される量は同時に導入される試料中の目的微量元素成分
量に比べてはるかに多い、従ってプラズマ内で生成され
るイオンもアルゴン、窒素。
酸、水分等に起因するイオンの量が目的成分イオンの量
に比べてはるかに多い。また、アルゴン。
窒素+Mt水分等に起因するイオンの種類の例を表1 
(表1の妨害イオン)に示すが、その種類は多い。
表  1 これらのイオンは試料に起因しないイオンであってパッ
クグラウンドイオンとなる。従来の装置ではバックグラ
ウンドイオンと試料イオンが混合状態で質量分析部に導
入され、質量分離される。
従って、バックグラウンドイオンと試料イオンが同一質
量電荷比を持つ場合は、その質量電荷比の位置に出現す
るピークはパックグラウンドイオンピークと試料イオン
ピークの両方を含んでいる。
しかも、バックグラウンドイオンの量が試料イオンの量
よりもはるかに多いので出現するピークは大部分がバッ
クグラウンドイオンとなり、試料イオンピークは著しい
妨害を受け、実際に測定不可能となる。例えば表1に示
されるように分析目的成分が質量電荷比(m/z)40
のCaであった場合、Ca+ピークは同−m/zに出現
するAr+ピークと重なり、しかもCa+ピークよりA
r+ピークが圧倒的な高いのでm / z 40に出現
するピークは殆んどがAr+であり、Caは検出不可能
となる0表1に示さるように妨害を受ける元素の種類は
多い、ICPMSは検出感度の高い分析装置であるが、
この妨害がICPMSの実用上の大きな問題点であった
また、プラズマ内で生成された励起分子は中性子である
ために質量分析計で質量分離されずに電子増倍管に到達
する。電子増倍管ではこの励起分子が電子を発生するの
でノイズの原因となるため。
励起分子の存在はプラズマイオン化質量分析計の高感度
化に対し大きな障害となっていた。
これはMIPMSにおいても全く同様である。
本発明はこの妨害イオンおよび励起分子を効率良く除去
し、従来検出不可能であった元素種を拡大させるととも
にプラズマイオン化質量分析計の高感度化を達成するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的はイオンが質量分析計に導入される以前に妨害
イオンおよび励起分子を効率良く除去することにより達
成される。
〔作用〕
プラズマイオン化質量分析計ではプラズマ内に導入され
た試料がプラズマによってイオン化される。プラズマ内
で生成されるイオン種は試料イオンの他にアルゴン、窒
素、酸、水分等に起因するA r ” g A r z
” HN z” ? A r O” @ Oz十等の多
種類のイオンがあり、これらが測定対象イオンに妨害を
与える(表1)、プラズマイオン化質量分析計で測定対
象となるのは通常、金属元素およびC1Si、P、Al
1.S等の元素である。
表1に示される妨害イオンは測定対象元素イオンに比べ
て通常高いエネルギ状態にある。すなわち、妨害を与え
る成分のイオン化ポテンシャル(IP)は妨害を受ける
元素のIPよりも高い。
例えばm / z 40のArのIPは15.8eVで
CaのIPは6.1eV 、m/z28のN2のIPは
15.6 eVでSiのIPは8,2eVのように妨害
を与える成分と妨害を受ける元素ではIPに大きな差が
ある。
このIPの差を利用することにより、妨害イオンを除去
することが可能である。この原理を以下に説明する。こ
妨害成分をA、測定対象元素をB、AとBの中間のIP
を持つ第3物質をCとする。
A+とB+のイオンが共存する気相中に中性分子Cを存
在させるとAのIPはCのIPより高いため、このIP
の差により。
A++ C−+ A + C+         ・・
・(1)の電荷交換反応が起こる。またBのIPはCの
IPより低いためにB+とCが衝突しても電荷交ら 換反応は起二妙ない0反応(1)のようなイオン−分子
反応は活性化エネルギを殆ど持たない極めて高速の反応
であり、しかも逆反応は起こらない。
従って気相中に存在するイオンB÷とC+になり、測定
対象元素イオンB+に妨害を与えるA◆は除去すること
ができる。このC+がB+と異なる質量電荷比(m/z
)を持てば1分析部でイオンが質量分離および検出され
た時、B+のm/zの位置に出現するピークはB+のみ
のピークとなる。
第3物質CとしてはAとBの中間のIPを持つものであ
れば良いが、複雑な分子構造を持つ有機物のような分子
はプラズマから分析部に到達する間に分子が解離し複雑
な質量スペクトルを与える恐れがあるので、できるだけ
単純構造の分子が望ましい。
m/z28のNZ+とSi+、m/z40のAr+とC
a+を例にとると第3物質としてKr、Xsが有効であ
る。各々のIPとm/zを表2に示す。
表2 このIPの関係から、Nz+とSi+の混合系にKrま
たはXsを存在させると N x+ + K r又はX e−−K r十又はXe
++Nz  −(2)の反応だけが起こり、N2+は電
荷を失うので、分析部ではm / z 2 Bのイオン
としてSi+のみを検出できる。Ar+とCa+の場合
も同様にAr++Kr又はX e −−K r十又はX
 e + + A r・・・(3) からm/z40ではCa+のみを検出できる。
通常、プラズマイオン化質量分析計で測定対象となる元
素は殆どがXsよりも低いIPを持つ。
また表1に示される妨害成分は殆どがXsより高いIP
を持つ、従って、Xsはプラズマイオン化質量分析計の
殆どの測定対象元素に対して極めて有効であるaKrの
場合は妨害成分のうちKrよりも低いIPを持つものも
あるので注意を要する。
本手法では妨害イオンの替りに第3物質のイオンが検出
される。すなわち、第3物質がKrの場合はm/z78
.go、82,83,84,86に、Xsの場合はm/
z 124,126,128゜129.130,131
,132,134,136にピークが出現する。従って
、Kr十またはXe+に妨害される元素が考えられるが
、Kr+の場合は7&Se、δO8e、Xeの場合はI
II’Ta。
”’Cs 等でその種類は極めて少ない。133Csは
Xeとm/zが一致しないが、質量分析計の分解能が低
い場合、””X e 、 ”’X aに影響される。
しかし、このようにKr又はXeによる妨害を受ける元
素が試料中に存在する場合でも従来のXe。
Krを存在させない測定方法よるか、あるいは第3物質
として他の物質(例えばCot、No等)を選択すれば
良いので問題は無い。
反応(1)で妨害イオンを効率良く除去するためには反
応(1)の反応機会が多いことが重要である。
このためにはA+とCの衝突確祭の高いこと、すなわち
、第3物質の分圧が高いことが有利である。
従ってプラズマイオン化質量分析計では1気圧のプラズ
マイオン源で生成されたイオンを1O−4Pa付近の質
量分析計に導入するが、高真空である分析部より、イオ
ン源側に近い低真空が扱える領域で反応(1)を起こさ
せることが望ましい6以上述べた第3物質を存在させる
手法はプラズマイオン化質量分析計の高感度化に対して
も有効である。プラズマイオン化質量分析計は高感度な
元素分析計であるが、より高感度化を図ることに対する
障害の一つとして、プラズマ生成ガスまたは試料キャリ
アガスの励起分子がある。プラズマ生成ガス、または試
料キャリアガスとしてはアルゴンが一般に用いられてい
る。Arはプラズマ内で励起状m(A re)としても
存在する。A r ”はライフタイムが長く、電荷を持
たないので質量分析計の電場又は磁場の影響を受けずに
、すなわち質量分離されることなく、チャンネルトロン
やエレクトロンマルチプライア等の検出器に到達する。
検出器に到達したA r ”はイオンと同様に二次電子
を発生させるので、ノイズの原因となりS/Nを著しく
低下させる。従ってAreを除去することはプラズマイ
オン化質量分析計の高感度化に対し、極めて重要である
このAreの除去に対しても前記第3物質を存在させる
方法が有効である。Areのエネルギーは11.7eV
であり、これより低いIPを有する物質をCとすると A r”+ C→C”+A r + e−−(4)によ
りCをイオン化し、Armは基底状態になる。
そこでA r ”と測定対象元素のIPとの中間のIP
を有する物質(例えばNo、I P=9.3eV)を存
在させるとA r ”は消去され、測定対象元素イオン
は第3物質に影響されない、新たに生成されるC+は質
量分離され、C+のm/z位置にのみピークを与える。
従ってm/zの走査範囲全域に出現するAreによるノ
イズは低減されるので、プラズマイオン化質量分析計の
高感度化に極めて有効である。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。
試料は溶解された後、霧化器(超音波霧化器。
噴霧器等)で霧化され、霧状試料16としてキャリアガ
ス(アルゴン、窒素等)でイオン源1に導入される。イ
オン源には同時にプラズマガス18(アルゴン、窒素等
)および補助ガス17(アルゴン、窒素等)が導入され
ており、1気圧下で高周波コイル7によってプラズマが
プラズマ領域2に形成される。プラズマ内では測定対象
元素イオンとプラズマガス、キャリアガス、補助ガス、
試料を溶解するための水、酸等およびガス中不純物に起
因するイオン(表1の妨害イオン)が生成される。イオ
ンの量としては測定対象元素イオンより、妨害イオンが
はるかに多く生成される。これらのイオンは第1細孔電
極8の細孔を通して、第1差動排気領域3へ導入される
。第1差動排気領域は排気ポンプ13によって減圧状態
にある。
通常のプラズマイオン化質量分析計ではプラズマ内で生
成されたイオンがこの゛第1差動排気領域3、第2差動
排気領域4を経て分析部5に導入され、引き出し電極1
0により効率的に質量分析計11に入り質量分離される
1分離されたイオンは電子増倍管12で検出され、記録
部6に記録される。第1差動排気領域4は排気ポンプ1
4で、分析部5は排気ポンプ15で排気されている。質
量分析計11のイオンの質量電荷比(m/z)でイオン
を分離するので異なるイオン種であっても同一 m /
 zを有する複数のイオンを分離することができない、
従って、イオン源で生成された妨害イオンと同−m/z
を有する測定対象元素イオンは妨害イオンから分離でき
ないため、検出不可能となる。 この問題を解決するた
め1本発明では第1差動排気領域にガス導入管19を用
いて中間イオン化ポテンシアル(IP)ガス20を導入
することを特徴としている。中間IPガスとしては妨害
成分と測定対象元素の中間のIPを有するガスが選ばれ
る。アルゴン、窒素によるプラズマイオン化法ではキセ
ノン、クリプトンが有効である。
この差動排気領域3で前記した反応(1)により妨害イ
オンを除去している。効率良く妨害イオンを除去するた
めには領域3における中間IP成分の分圧を高くし、妨
害イオンと中間IPガス分子との衝突確率を高めること
が重要である。中間IPガスの分圧を上昇させるために
は中間IPガス20の導入量を増加させれば良い、この
場合、導入量が多くなるとキセノンのような高価なガス
を使用する場合は問題である。しかし、本発明によるガ
ス導入量は10001000sc気圧で1Ω/分)以下
で十分であるから実用上大きな問題とはならない、もし
価格を問題としなければ妨害イオン除去のために、プラ
ズマガス18.補助ガス17および試料キャリアガスと
して従来のアルゴンの代りにキセノンを使用すれば少な
くともArに起因する妨害イオンは除去できるので効果
はある。しかし、従来のプラズマイオン化質量分析計で
使用するガス量は100010000se気圧で上 10fi/分)以モであり、また測定時以外にもプラズ
マ安定化のために長時間ガスを流す必要が有るのでキセ
ノンの使用は実際上極めて困難である。
これに対し1本発明による中間IPガス導入量は171
0以下であり、しかも測定時のみに中間IPガスを導入
すれば良いので中間IPガス使用量はさらに少なくなる
中間IPガス導入量をさらに低減させるために以下の考
慮もなされている。領域3におけるイオン軌道内の中間
IPガス分子密度を増加させるために排気ポンプ13で
のガス排気量を低減させて。
第2細孔電極9を通過するガス量を増加させる。
これにより、第2細孔電極9の細孔を通る中間IPガス
分子が増加するので、この細孔近傍でのイオンと中間I
Pガス分子の衝突確率が高くなる。
従って、衝突確率を低減させずに中間IPガス導入量を
低減することができる。
また、イオン軌道内の中間IPガス分子密度向上のため
、イオン軌道に向かって中間IPガスを導入することが
望ましい、この場合、一方向から中間IPガスを導入す
るとイオン軌道を乱すので。
イオン軌道の円周方向から均一に中間IPガスを導入す
る。第2図、第3図に本発明のプラズマイオン化質量分
析計に好適なガス導入機構を示丸中間IPガス導入管2
2.26を用いて中間IPガスを導入する。第2図、第
3図の構造の中間IPガス導入管では真空チャンバ23
内のイオン軌道(イオンビーム)24円周方向に設置さ
れた導入管細孔25,27からイオンビーム中心に向か
って均一に中間IPガスが導入される。
さらに第1図ではイオン軌道の乱れを減少させるだめに
電極8と電極9の間に電位差を設定できるようになって
いる。電極8より電極9の電位を低く設定することによ
り、イオンは電極9方向に加速され、また電極9の円錐
形状によりイオンは電極9の細孔に向かって収束作用を
受ける。従って、中性分子の流れは中間IPガス導入に
よって乱されてもイオンの流れは乱されることが少ない
領域3で妨害イオンと中間IPガス分子との電荷交換反
応(1)を行わせるためには基底状態の中間IP分子が
必要である。プラズマ内から領域3にイオン、中性分子
とともに導入される電子は断熱膨張によりその温度が下
がるが、領域3の圧力状態により十分に冷却されない場
合もある。この電子によって中間IPガス分子がイオン
化された場合は反応(1)は起こらない。この障害を除
去するために第1図では網目電極21が設定可能となっ
ている。網目電極21には負電位が設定されており、こ
の網目電極21をイオンは透過するが電子は透過しない
ようになっている。網目電極21の後方に中間IPガス
を導入することにより、電子の領域3への侵入が防止で
き中間IPガス分子がイオン化されることは低減される
。この網目電極21は網目形状に限らず1円筒のような
形状であっても良い。またこの電極を用いる代りに前記
電極8と電極9の間に電位差を設定する方法で電子を反
発させても良い。
以上の構造を有する領域3ではプラズマ内で生成され、
電子増倍管12に到達した時にノイズ発生源となる励起
分子(例えばAre)も効率良く除去できる。領域3に
プラズマ内より導入された励起分子は中間IP分子20
と反応(4)を起こし、基底状態となる。
以上、述べたように領域3で妨害イオンおよび励起分子
が除去された後、測定元素イオンは第2差動排気領域を
経て、分析部5に尋人され、質量分析計11で質量分離
され、電子増倍管12に到達する。従って、本発明によ
れば測定可能な元素の種類が増えるのでプラズマイオン
化質量分析計の応用範囲が極めて拡大され、また、ノイ
ズ低減が図れるので高感度化が達成される大きな効果が
ある。
第4図は本発明による他の実施例である。
本実施例は基本的には第1図と同様であるが、イオンと
中間IPガス分子の衝突確率増大のための衝突領域29
が設置されている。
衝突領域29は細孔電極28と第1細孔電極8とで構成
されているが、排気ポンプは結合されておらず、減圧状
態は第1細孔電極8の細孔からの排気のみによって達成
されている。この構成により、中間IPガス導入管19
によって衝突領域29に導入された中間IPガスはすべ
て第1細孔電極8の細孔を通過する。従って、イオンビ
ームと中間IPスの接触機会が増大し、イオンと中間I
Pガス分子および励起中性分子と中間IPガス分子との
衝突確率が向上するので、より効率良く妨害イオンおよ
び励起中性子分子の除去が行なえる。また中間IPガス
の導入量も低減される。
本実施例においても第2図、第3図に示される中間IP
ガス導入管22,26、網状電極21は第1図と同様に
設置可能となっている。また第1図と同様の目的で細孔
電極28と第1細孔電極8との間に電位差を設定可能と
なっている。
第5図も本発明による一実施例である。
第5図も中間IPガスと妨害イオンおよび励起分子とを
衝突させることに関しては第1図と同様であるが、本実
施例では中間IPガス20が中間IPガス導入管30に
よって第2差動排気領域4に導入されている。
領域4は領域3より低い圧力状態に設定されているので
プラズマから導入される粒子密度は第1差動排気領域3
より第2差動排気領域4の方が低い。すなわち、第2細
孔電極9の細孔を通過してきた粒子(イオン、電子、中
性分子)は第1差動排気領域3におけるよりさらに拡散
される。この時、イオン以外の粒子は拡散されて良いが
、イオンが拡散されると分析計11に導入されるイオン
量が減少されるので、負電位が印加された引き出し電極
10によって、イオンの拡散が低減されている。この状
態で中間IPガス20を第2細孔電極9の細孔付近に導
入すると、粒子密度が第1差動排気領域よりも低いため
に、第1差動排気領域の場合よりも中間IPガス分子は
イオン軌道内に拡散されやすくなり、イオン軌道内にお
ける妨害イオン除去に必要な中間IPガスの分圧が得ら
れやすくなる。ただし、この場合、領域4は領域3より
も圧力が低いので領域4に導入された中間IPガス自身
の周囲への拡散も速い、そこで、中間IPガス導入管3
0のガス出口は十分に細いノズルとなっており、このノ
ズルから出射された中間IPガスのイオン軌道に達する
までの間の拡散が低減されるようになっている。
また排気ポンプ14.15としては導入された中間IP
ガスによる分析部5の圧力上昇をおさえることが可能な
排気能力のポンプが用いられている。さらに中間IPガ
スは領域4の第2細孔電極の細孔近傍に導入されており
、領域4の第2細孔電極9の細孔近傍と分析部5に近い
部分との間に急激な圧力勾配が設定されている。これに
より。
分析部5の圧力上昇をおさえるとともに中間IPガス分
子とイオンの衝突回数を増加させている。
第6図も本発明による一実施例である。
第1図、第4図、第5図は複数の差動排気領域を有する
プラズマイオン化質量分析計に対して。
本発明を適用したものであった。これに対し、第6図で
は一段の差動排気領域を有するプラズマイオン化質量分
析計への本発明の適用例である。排気ポンプ33.34
の排気能力を向上させれば、−段の差動排気であっても
分析部5の真空度は質量分析計11および電子増倍管1
2の動作適正圧力に保つことができる。差動排気領域3
2に中間IPガスを導入することにより、第1図と同様
に効率良く妨害イオンおよび励起中性分子を除去するこ
とができる。
第7図も本発明の一実施例である。
第1図、第4図〜第6図の実施例では中間IPガスがプ
ラズマイオン化部1と分析部5の結合部に導入されたが
1本実施例ではプラズマ生成部2に導入されている。
プラズマ内でのプラズマ生成ガス18(Ar。
Nz等)の電離度は0.1%程度で大部分は中性分子と
して存在している。プラズマ内に導入された中間IPガ
ス20としてのXs、Krも電離度は同程度である。従
って、ArとXsを例にとるとプラズマ内では A r++X e−−A r +X e+      
  −(5)により、妨害イオンのAr中は消滅する。
しかし、中性となったArはプラズマ内電子によりただ
ちにAr中となるので、プラズマ内ではAr中の除去は
困難である。
そこで1本実施例では第1差動排気領域3における電荷
交換反応で妨害イオンを除去している。
領域3に導入される中間IPガスは大部分が中性粒子で
ある。この中間IPガス中性粒子と領域3に導入された
妨害イオンの間に電荷交換反応が起こり、妨害イオンは
電荷を失う、同時に領域3に導入された電子は断熱膨張
により冷却されているので電荷を失った妨害分子を再び
イオン化することは無い、もし、領域3の圧力により、
電子が十分に冷却されない場合は第1図の実施例と同様
に網目電極21あるいは第1細孔電極8と第2細孔電極
の間に電位差を設定することにより、領域3への電子の
侵入を低減させることができる。
第7図では中間IPガス20は試料及びキャリアガスの
導入部に中間IPガス導入管35で導入されているが、
補助ガス17およびプラズマ生成ガス18と混合されて
プラズマに導入されても効果は同じである。
本実施例ではわざわざイオン源と質量分析計の結合部に
ガス導入機構を設ける必要が無いので、ハードウェアの
改造が極めて少なくてすむという利点がある。
第8図は本発明の一実施例であるが、中間I ’Pガス
導入の自動制御を例として第1図の実施例について行っ
たものである。
中間IPガスを導入して妨害イオン又は励起分子を除去
する場合、プラズマ生成ガス、キャリアガス、補助ガス
と測定対象元素のIPの関係から最適な中間IPガスを
選択する必要がある0本実施例では中間IPガス導入管
19に対し、複数種の中間IPガスが選択導入できる。
実験者が制御機構38に中間IPガス種を指定すると制
御機構38はバルブ42〜44のうち選択されたバルブ
を開にし、選択された中間IPガスのみを領域3に導入
する。
また、キセノンのような高価なガスの無駄な消費を低減
するために、記録部6で得られたスペクトル結果が制御
機構38に送られ、妨害イオンの除去に必要最小限の中
間IPガスが領域3に導入されるようにバルブ42〜4
4が制御機構38で制御されている。
さらに導入された中間IPガスの有効利用のための排気
ポンプ13の排気量制御も制御機構38でバルブ41を
制御することにより行なわれる。
この場合も、記録部6でスペクトルを観測しながら、排
気ポンプ13の最適排気量がバルブ41で、中間IPガ
ス最適導入量がバルブ42〜44で制御機構38により
制御されている。
また、中間IPガス導入により、分析部5の圧力を質量
分析計11および電子増倍管12の動作可能圧力より上
昇させないために、真空計37が設置されている。真空
計37のモニタ結果は常に制御機構38に入力され、こ
の結果に応じてバルブ4〕−、バルブ42〜44が制御
機構38で制御される。
以上本実施例によれば中間IPガスの最適導入量制御、
中間IPガス種選択、真空制御が自動的に行なわせるの
で、煩雑な操作の削減、余分なガス使用防止による価格
低下、操作ミスによる装置故障防止の大きな効果がある
〔発明の効果〕
本発明によればプラズマイオン化質量分析計の大きな障
害となっていたプラズマ内で生成される妨害イオン、励
起分子を効率良く除去できるので測定元素種の拡大によ
る応用範囲の拡大、高感度化による性能向上の極めて大
きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のプラズマイオン化質量分析計の一実施
例の構成図、第2図及び第3図は本発明のガス導入機構
のそれぞれ異なる実施例の断面図、第4〜8図は本発明
のプラズマイオン化質量分析計のそれぞれ異なる実施例
の構成図、第9図は従来のプラズマイオン化質量分析計
の構成図である。 1・・・イオン化部、2・・・プラズマ生成部、3・・
・第1差動排気領域、4・・・第2差動排気領域、5・
・・分析部、6・・・記録部、7・・・高周波コイル、
8・・・第1細孔電極、9・・・第2細孔電極、10・
・・引き出し電極、11・・・質量分析計、12・・・
電子増倍管、13・・・排気ポンプ、14・・・排気ポ
ンプ、15・・・排気ポンプ、16・・・霧状試料及び
キャリアガス、17・・・補助ガス、18・・・プラズ
マガス、19・・・中間IPガス導入管、20・・・中
間IPガス、21・・・網目電極、22・・・中間IP
ガス導入管、23・・・真空チャンバ、24・・・イオ
ン軌道(イオンビーム)、25・・・細孔、26・・・
中間IPガス導入管、27・・・細孔、28・・・細孔
電極、29・・・衝突領域、30・・・中間IPガス導
入管、31・・・細孔電極、32・・・差動排気領域、
33・・・排気ポンプ、34・・・排気ポンプ、35・
・・中間IPガス導入管、36・・・真空計、37・・
・真空計、38・・・制御機構、39・・・中間IPガ
ス、40・・・中間IPガス、41・・・バルブ、42
・・・バルブ、43v1図 I3 排矢氷リフ0 ■ Z 図 劉 3 凹 不 4 図 29a?突@成 冨 5 図 n 第6図 33才’l ’L*’>7’     J4 IFfL
r >7’第 7 図 1 4オ〉イ乙(P 3 .1)+1動者l−祭少σ1k 16 q丸半千及必°午ヤシアカ゛ス 18 フ′ラス゛7カ゛′人 2θ 中同IPη゛ス Zl 布岡目電極 35 +問IPケス町1X管 第 3 図 第q図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、プラズマにより試料をイオン化するイオン源と、上
    記イオン化された試料を質量分離して検出する質量分析
    計を有するプラズマイオン化質量分析計において、上記
    イオン源からの粒子に含まれる妨害イオンと電荷交換反
    応を起こしうる粒子を含むガスを上記質量分析計の前段
    に導入するガス導入手段を有することを特徴とするプラ
    ズマイオン化質量分析計。 2、プラズマにより試料をイオン化するイオン源と、上
    記イオン化された試料を質量分離して検出する質量分析
    計を有するプラズマイオン化質量分析計において、上記
    イオン源からの粒子に含まれる励起分子とエネルギー交
    換反応を起こしうる粒子を含むガスを上記質量分析計の
    前段に導入するガス導入手段を有することを特徴とする
    プラズマイオン化質量分析計。 3、請求項1又は2記載のプラズマイオン化質量分析計
    において、上記ガス導入手段は上記イオン源と上記質量
    分析計の結合部に上記ガスを導入するように構成される
    ことを特徴とするプラズマイオン化質量分析計。 4、請求項1又は2記載のプラズマイオン化質量分析計
    において、上記ガス導入手段は上記イオン源に上記ガス
    を導入するように構成されることを特徴とするプラズマ
    イオン化質量分析計。 5、請求項3記載のプラズマイオン化質量分析計におい
    て、上記イオン源と上記質量分析計の結合部に上記導入
    されたガス粒子と上記イオン源からの粒子との衝突領域
    を設けたことを特徴とするプラズマイオン化質量分析。 6、請求項1乃至5のうちいずれかに記載のプラズマイ
    オン化質量分析計において、上記イオン源の出口に電子
    の脱出を阻止する手段を設けたことを特徴とするプラズ
    マイオン化質量分析計。 7、請求項1乃至6のうちいずれかに記載のプラズマイ
    オン化質量分析計において、上記ガスを導入する手段は
    導入量調節手段を有することを特徴とするプラズマイオ
    ン化質量分析計。 8、請求項7記載のプラズマイオン化質量分析計におい
    て、上記質量分析計の差動排気領域に排気量調節手段を
    設けたことを特徴とするプラズマイオン化質量分析計。 9、請求項8記載のプラズマイオン化質量分析計におい
    て上記導入量調節手段と上記排気量調節手段を自動制御
    して上記ガスの粒子と上記イオン源からの粒子との衝突
    状態を制御することを特徴とするプラズマイオン化質量
    分析計。 10、請求項1又は2記載のプラズマイオン化質量分析
    計において上記ガス導入手段に用いるガス導入機構は、
    上記ガスを導入するノズルが、上記イオン源から上記質
    量分析計へ導入される粒子の流れの円周方向の複数箇所
    に配置されていることを特徴とするプラズマイオン化質
    量分析計。 11、プラズマにより試料をイオン化するイオン源と、
    上記イオン源から得られる粒子を質量分離して検出する
    質量分析計を有するプラズマイオン化質量分析計におい
    て、上記イオン源から得られる粒子のうち測定対象イオ
    ン以外の妨害イオンから電荷をうばう働きをする粒子を
    、上記イオン源から得られる粒子に衝突させる手段を有
    することを特徴とするプラズマイオン化質量分析計。 12、上記電荷をうばう働きをする粒子は、上記測定対
    象イオンと上記妨害イオンの中間のイオン化ポテンシャ
    ルを有する粒子であることを特徴とする請求項11記載
    のプラズマイオン化質量分析計。 13、プラズマにより試料をイオン化するイオン源と、
    上記イオン源から得られる粒子を質量分離して検出する
    質量分析計を有するプラズマイオン化質量分析計におい
    て、上記イオン源から得られる粒子のうち測定対象イオ
    ン以外の励起粒子のエネルギーをうばう働きをする粒子
    を、上記イオン源から得られる粒子に衝突させる手段を
    有することを特徴とするプラズマイオン化質量分析計。 14、上記エネルギーをうばう働きをする粒子は、上記
    励起粒子のエネルギーと上記測定対象イオンのイオン化
    ポテンシャルとの中間のイオン化ポテンシャルを有する
    粒子であることを特徴とする請求項13記載のプラズマ
    イオン化質量分析計。
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