JPH01306974A - プラントデータ集録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、原子力発電プラント等の大規模システムの各
種アナログ／ディジタル信号を連続的に集録するデータ
集録装置に関する。

（従来の技術） 原子カプラント等の大規模システムにおいては、システ
ムの制御や監視を行うために各種プロレス信号がトレン
ド記録計やプロセス計算機を用いた１〜レンド出力表示
装置へ出力されている。また、各種ディジタル信号もイ
ベント発生時のパネル表示やプロセス計算機によるトリ
ップシーケンスがプリント出力されている。

（発明が解決しようとする課題） ところで、これらの各種データを簡単に読み出し可能な
形で精度良く保存させることは、プラントの不具合事象
が発生した場合の原因究明およびプラント機器を各種診
断する上で重要である。

さらにまた、プラントの診断を行う場合においても、従
来装置では診断に必要なデータを検索するために非常に
大きな労りを要していたために、診断の効率を著しく低
下させていた。

本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、原子カプラント等の大規模システムから得られる各
種のアナログ信号やディジタル信号を常時きめ細かく監
視し保存するプラントデータ集録装置を提供するもので
おる。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明は、上記目的を達成するために、プラントから得
られる信号をアナログデータまたはディジタルデータと
して連続的に集録するプラントデータ集録装置において
、前記データを一次保存するとともに当該データの変化
状況に応じてデータサンプリング周期を自動的に設定し
、データの集録と検索を容易に管理できるように構成し
たことを特徴とするものである。

また、保存データには、対象信号の保存間隔内における
最大値や最小値さらに標準偏差値等を記録することによ
り、データ保存間隔を長くしたことによる信号情報の減
少を極力少なくするようにする。

（作　用） 上記の如き構成のプラントデータ集録装置によれば、複
数信号を常時監視して急激な変化、ゆっくりした変化お
よび一定状態にあけるデータサンプリング周期が自動設
定され、長期間に回るプラントデータをコンパクトに保
存でき、実時間および後からの再生出力も簡単にできる
。

（実施例） 本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例のブロック構成図である。プ
ラントから人力される各種アナログ信号またはディジタ
ル信号は、アナログデータおよびディジタルデータの一
次保存装置１または９内で生データサンプリング周期ご
とにアナログ量からディジタル量に変換される。このデ
ータは、サイクリックファイル内に記録保存することに
より常時現在時刻より前のデータを保存している。

データ演算装置２は、生データサンプリング周期ごとに
アナログデーター次保存装置１内の最新データから最大
値ｄ３よび最小値を検索し、そのデータとその日時デー
タを保存する。また、各種アナログ信号の平均値および
標準偏差値も演算する。

データ演算装置２は、演算データサンプリング周期設定
装置５からの要求により最新の演算データ（平均値、標
準偏差値、最大値とその日時、最小値とその日時）を演
算データ集録装置３へ出りする。演算データ集録装置３
への出力直後には、これまでの最大値、最小値およびそ
の日時をクリアーし、新たに最大値と最小値の検索を開
始させる。

日時発生装置６は、内部に時計を持ちデータ演緯装置２
．演算データサンプリング周期設定装置５、急変検知装
置８などに常時日時データを送っている。

変化率測定装置７は、データ演算装置２から最新の平均
値データを人力し、前回入力した平均値データとの偏差
から変化率を測定する。そして、複数信号の変化率から
最大となる変化率を検索し、演算データサンプリング周
期設定装置５へ出力する。

演算データサンプリング周期設定装置５は、変化率測定
装置７から得られた最新の変化率データを用い、あらか
じめ設定されている複数の変化率範囲のどれに相当する
かを選定し、その変化率範囲に相当する演算データサン
プリング周期を選定する。そして、これまで設定されて
いる演算データサンプリング周期と異なるか否かを判断
する。

異なる場合はデータ演算装置２に演算データ出力を要求
し、新たに演算データサンプリング周期を設定する。ま
た、異ならない場合は設定されているサンプリング周期
ごとにデータ演算装置２に演算データ出力を要求する。

また、急変検知装置８からの出力により本装置では、デ
ータ演算装置２に演算データ出力を要求し、出力が解除
されるまでサンプリング周期設定処理を中止する。出力
が解除された時点でまたデータ演算装置２に演算データ
出力を要求し、サンプリング周期設定処理を開始する。

急変検知装置８は、プラントから入力されたアナログ信
号およびディジタル信号について急変を判定する。ディ
ジタル信号は接点の０Ｎ１０ＦＦ変化による判定を行い
、またアナログ信号はデータ演算装置２より入力された
平均値と最新の生データから偏差量を演算して運転条件
に追従するあらかじめ設定された関数形式のしきい値と
比較してその大小関係から急変判定を行う。急変検知装
置８により信号の急変が検知されると、生データ集録装
置１０への集録要、求および演算データザンプリング周
期設定装置５への設定処理バイパスを要求をする。

演算データ集録装置３は、データ演算装置２からの演算
結果および日時発生装置６からの現在の日時を自動的に
集録保存する。また、集録データ出ツク装置４からのデ
ータ出力要求により、要求されたデータを検索し出力す
る。

生データ集録装置１０は、急変検知装置８からの要求に
よりアナログデータおよびディジタルデーター次保存装
置１および９に蓄えられた一定時間分の生データおよび
日時発生装置６からの現在の日時を自動的に集録保存す
る。また、集録データ出力装置４からのデータ出力要求
により、要求されたデータを検索し出力する。

集録データ出力装置４は各種出力機器からの要求情報を
受は取り、演算データおよび生データ集録装置１０へ必
要なデータを要求し、要求された機器へ編集して出力す
る。出力機器には、各種デイスプレィ、各種し］−ダ、
各種プリンタ、各種ブロック、各種ディスク、各種デー
タ分析装置などがある。

次に、本実施例の作用について説明する。

第２図はプラント信号変化時のデータ集録状況を示すの
である。

本実施例では、アナログ信号やディジタル信号を常時入
力し、急変検知や変化率測定を行っている。。第２図上
には代表的なアナログ信号およびディジタル信号の変化
状況Ｔ〜■を示している。

すなわち、変化状況Ｔ〜■に対して次のように処理され
る。

■　アナログ信号のみの微少な突発異常が発生すると、
急変検知装置８により急変前後の生データが集録される
。それに従い、生データ集録中は急変検知および演算デ
ータサンプリング周期設定処理を中止させ、誤動作を避
けるように構成されている。

■　アナログ信号のみが比較的速い変化を示す出力変更
操作が発生すると、変化率測定装置７出力を演算データ
ザンプリング周期設定装置５が判断じてサンプリング周
期の変更おにび演算データの集録を行う。

■　ディジタル信号が急変した場合も■のアナログ信号
急変時と同様に処理される。

通常時のプラントの運転状況においては、アナログ信号
およびディジタル信号の急変は考えにくいので、演算デ
ータサンプリング周期をその変化率に応じて、１日周期
、１時間周期、２．５分周期と設定することによって長
期間のデータがコンパクトに蓄えられることになる。

次に、第３図の曲線ａに示すような生データのデータ集
録状況について説明する。

図に示すように、生データがほとんど゛変化しない状態
■、■、■、■のときは、演算データサンプリング周期
を１日周期とする。生データが比較的速く変化する■、
■、■、［株］のときは演算データサンプリング周期を
１時間周期とし、生データがさらに速く変化する■、■
のときは演算データザンプリング周期を２．５分周期と
する。また、生データが急変する■のときは生データも
収録し、−〇　− かつデータ演算も行われている。なお、データ管理上か
ら日時発生装置に同期させてすっきりした時間に集録す
るように処理すると、データ管理上便利になる。さらに
、生データのサンプリング周期は、アナログ信号および
ディジタル信号の応答特性を考慮して設定する。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、プラントの各種
運転上の状態データを精度良く集録でき、かつ簡単な操
作にＪ：つてデータの検索や再生編集出力が高速に行う
ことができるので、異常事象の原因究明などのプラント
診断およびプラントの各種運転情報管理に有効である。

また、現在、記録計がなく、指示計だけの信＠および指
示計もないような信号にも本発明のデータ集録装置を用
いて、ローカルに各種データを集録すれば、詳細なデー
タ解析評価も可能になるというすぐれた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のブロック構成図、＝　１０
− 第２図は本発明の詳細な説明するためのプラント信号変
化時のデータ集録状況を示す図、第３図は本発明のデー
タ集録状況の詳細を示す図である。 １・・・アナログデータの一次保存装置２・・・データ
演算装置 ３・・・演算データ集録装置 ４・・・集録データ出力装置 ５・・・演算データサンプリング周期設定装置５６・・
・日時発生装置 ７・・・変化率測定装置 ８・・・急変検知装置 ９・・・ディジタルデータの一次保存装置１０・・・生
データ集録装置 （８７３３）代理人　弁理士　猪　股　祥　晃（ばか　
１名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. プラントから得られる信号をアナログデータまたはディ
   ジタルデータとして連続的に集録するプラントデータ集
   録装置において、前記データを一次保存するとともに当
   該データの変化状況に応じてデータサンプリング周期を
   自動的に設定し、データの集録と検索を容易に管理でき
   るように構成したことを特徴とするプラントデータ集録
   装置。