JPH01300860A - 包装ゲル化食品 - Google Patents

包装ゲル化食品

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JPH01300860A
JPH01300860A JP63130132A JP13013288A JPH01300860A JP H01300860 A JPH01300860 A JP H01300860A JP 63130132 A JP63130132 A JP 63130132A JP 13013288 A JP13013288 A JP 13013288A JP H01300860 A JPH01300860 A JP H01300860A
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heat
egg white
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egg
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Yoshinori Hamachiyo
浜千代 善規
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、包装ゲル化食品に関する。
〔従来の技術〕
従来より、卵白等の卵液やカラギーナン、アルギン酸等
の多糖類をゲル化剤として用いたゲル化食品が種々販売
されている。
そして、このようなゲル化食品は、適度のゼリー強度を
有し、供食の際独特の食感を有することが大きな持ち味
となっている0ところで、卵プリンや茶碗蒸しのように
、卵液をゲル化剤としたゲル化食品は、その製造工程に
おいて、80〜90℃程度で加熱処理し、卵液をゲル化
するのであれば、最適の食感のゲル化食品を得ることが
できる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、製品に保存性を持たせるため、ゲル化食
品の原料を合成樹脂製の袋に充填・密封し、100℃以
上の高温で加熱すると、卵の蛋白質が強くゲル化し、ゼ
リー強度の強過ぎる食品となってしまう。したがって、
このような食品は食感・食味の点からふされしくないの
で、従来においては、卵液を用いた包装ゲル化食品は市
販されていない。
することを目的としてなされたものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は包装ゲル化食品に関し、耐熱性卵白を含有する
ことを特徴とするものである。
本発明において耐熱性卵白とは、卵白から熱凝固に関与
する蛋白質を除くことなく、卵白中の蛋白質のほとんど
が耐熱性を付与されている卵白をいう。
耐熱性卵白の製法の一例を示すと、まず、卵白液(例え
ば生卵白)に1〜3倍量の清水を加えて春眠し、次に、
この卵白液にアルカリを添加して卵白液のPHを10以
上に調整し、最後に、この卵白液を85℃以上で5〜1
5分間加熱した後、乾燥すれば目的の耐熱性卵白を得る
ことができる。
また、耐熱性卵白の製法の他の一例を示すと、まず、卵
白に卵白100重量部に対して0.1〜10重量部の界
面活性剤(アルキル硫酸塩、アルキルリン酸塩、アミノ
酸塩等)を加え、次に、常温(20〜30°C)で1〜
60分間ゆるやかに攪拌して、卵白の蛋白質と界面活性
剤を結合させた後、乾燥すれば目的の耐熱性卵白を得る
ことができる。
また、本発明において包装ゲル化食品とは、プリン、バ
バロアこ茶碗蒸し、卵どうふ、卵焼き、オムレッ、温泉
たまご、ゆで卵等卯製品ノ他、カマボコ、ハム書ソーセ
ージ、ゼリー菓子、心太、水ようかん等の食品の原料を
容器や合成磨脂裂の袋に充填・密封後、90℃以上で加
熱殺菌して得られる食品をいう。
本発明の包装ゲル化食品を得るには、耐熱性卵白のほか
好みの原料を用意する。
耐熱性卵白の使用量は得られるゲル化食品に対して、固
形分換算で1〜70%(重量%をいう。以下同じ)にな
るようにするのが望ましい。その使用量が多過ぎると、
得られる製品の食味が低下する傾向にあり、一方、少な
過ぎると、適度のゼリー強度の食品が得にくくなる傾向
にあるからである。
耐熱性卵白以外の原料としては、例えば、プリンの場合
には、卵黄、牛乳及び甘味料等、茶碗蒸しの場合には、
卵黄、だし汁、調味料等、通常用いられるものを使用す
ればよい〇後加熱殺菌し、而る後、冷却すれば包装ゲル
化食品を得ることができる。加熱殺菌にはレトルト殺菌
法や湯殺菌法によればよい。
〔作 用〕
このようにして得られた本発明の包装ゲル化食品は適度
のゼリー強度を有する。
その原理については深く追求したわけではないが、この
食品は耐熱性卵白を含有するので、耐熱性卵白と耐熱性
卵白以外のゲル形成能を有する原料(例えば、卵黄、す
り身、アルギン酸等の高分子ゲル化剤等)が高温加熱中
に補完し合い、適度にゲル化するからではないかと推察
される。
〔実施例〕
耐熱性卵白の製造例1゜ 攪拌機付タンク内に、生卵白10に9と0.(175N
苛性ソーダ水溶液10tを投入し、卵白液のPHを11
,0に調整した。
次に、この卵白液を攪拌しながら85℃で30分間加熱
した後、常温(20℃)に冷却した。
次に、この卵白液を100メツシユのストレーナ−にか
けて卵白液より不溶物を除去した後、卵白液に10 %
 HCL水溶液を添加してそのPHを7.0に調整した
そして、この卵白液をスプレードライによシ乾燥したと
ころ、耐熱性卵白の粉末l Kqが得られた。
耐熱性卵白の製造例2゜ 攪拌機付タンク内に、生卵白10Kgとポリオキシエチ
レンラウリルエーテル硫酸ナトリウムの10係水溶液5
tを投入し、ゆるやかに30分間攪拌した。
次に、上記溶液を真空乾燥したところ、耐熱性卵白の粉
末1.3 Kqが得られた。
実施例1(カスタードプリン) 次の原料を用意した。
耐熱性卵白        301 (製造例1.で得られたもの、粉末) 卵  黄                250牛 
 乳                150砂  糖
               300上記原料を混合
した後、攪拌しながら50℃に加熱してゾル状液を得、
このゾル状液を120d容フルオープンのプリン型缶容
器に1202ずつ充填・密封した後121℃で20分間
レトルト殺菌し、而る後、冷却してカスタードプリンの
缶詰8缶を得た。
実施例2.(茶碗蒸し) 次の原料を用意した。
耐熱性卵白         31 (製造例2.で得られたもの、粉末) 卵  黄                120だし
汁          60 食塩     1 しょうゆ           1 砂糖     1 酒      1 上記原料を混合した後、攪拌しながら50°Cに加熱し
て茶碗蒸しペースを得、これに味付けした後みじん切り
した鶏ささみ、芝えび、生シいたけ、カマボコ、ぎんな
んを加え、このペースを20〇−容フルオープン缶に2
301ずつ充填・密封した後116°Cで30分間レト
ルト中で倒置殺菌し、而る後、冷却して茶碗蒸しの缶詰
10缶を得た。
実施例3.(カマポコ) 次の原料を用意した。
スケトウダラすり身  1000r (特級) 耐熱性卵白        30 (製造例1.で得られたもの、粉末) ばれいしょ澱粉      80 食塩     20 グルタミン酸ソーダ      5 砂糖     5 みりん         1゜ 上記原料を混合してペーストを得、このペーストを折経
25朋の耐熱性合成樹脂製の袋に1001づつ充填・密
封した後リテーナ−に入れて118℃で20分間レトル
ト殺菌し、而る後、冷却して包装カマボッ15袋を得た
〔試験例〕
次の6つのサンプルを用意した。
テスト区1:実施例1.で得られたカスタードプリン 対照区l:実施例1.において耐熱性卵白の代りに市販
の乾燥卵白(キューピー 株式会社製、商品名「乾燥卵白に タイプ」)を用いたほかは、実施 例1.と同じ方法で得られたカスタ ードプリン テスト区2:実施例2.で得られた茶碗蒸し対照区2:
実施例2.において耐熱性卵白の代りに市販の乾燥卵白
(キューピー 株式会社製、商品名「乾燥卵白に タイプ」)を用いたほかは、実施 例2.と同じ方法で得られたカスタ ードプリン テスト区3:実施例3.で得られたカマボッ対照区3:
実施例3において耐熱性卵白の代りに市販の乾燥卵白(
キューピー 株式会社製、商品名「乾燥卵白に タイプ」)を用いたほかは、実施 例3.と同じ方法で得られたカスタ ードプリン 上記各サンプルについて、開缶又は開封した後、ゲル化
食品のゼリー強度を測定すると共に、供食して食味と食
感を観察したところ、表−1の結果が得られた。
表  −1 尚、表中においてゼリー強度は、レオメータを用いた測
定値(単位:り)であり、テスト区1、対照区1、テス
ト区2及び対照区2のサンプルはプランジャー径3cr
n1上昇64分の条件により、またテスト区3と対照区
3のサンプルはプランジャー径8M%上昇6crr/分
の条件によった。
また、表中の記号は、よく訓練したパネル10名の評価
結果であり、食味において○は美味なことを、△は離水
が多く味がよくないことを、×は口当りが悪く味気がな
いことを示す。
また、食感において、○は口の中で適度にくずれ口ざわ
りが良いことを、×は固く口ざわりが悪いことを、口は
歯ごたえが良いことを、××はゴムをかむような感じが
することを意味する。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明の包装ゲル化食品は、耐熱性
卵白を含有するので、適当なゼリー強度を有し、また、
高温殺菌ができるので、保存性にも優れている。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)耐熱性卵白を含有することを特徴とする包装ゲル
    化食品。
  2. (2)ゲル化食品に対し、固形分換算で1〜70%の耐
    熱性卵白を含有することとした特許請求の範囲第1項記
    載の包装ゲル化食品。
JP63130132A 1988-05-30 1988-05-30 包装ゲル化食品 Expired - Lifetime JP2571264B2 (ja)

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JPH01300860A true JPH01300860A (ja) 1989-12-05
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10248531A (ja) * 1997-03-06 1998-09-22 Kibun Foods Inc 半熟卵入り玉子豆腐およびその製造方法
JP2006217884A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Q P Corp 卵白組成物及びこれを用いた半熟状の加熱卵白加工品

Cited By (3)

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