JP3017917U - ゼリー食品 - Google Patents

ゼリー食品

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JP3017917U
JP3017917U JP1995001929U JP192995U JP3017917U JP 3017917 U JP3017917 U JP 3017917U JP 1995001929 U JP1995001929 U JP 1995001929U JP 192995 U JP192995 U JP 192995U JP 3017917 U JP3017917 U JP 3017917U
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Japan
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jelly
container
barrier property
heated
present
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JP1995001929U
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English (en)
Inventor
和子 宮久保
Original Assignee
純和食品株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案はゼリー食品に関し、特に、ゼリーと
具材を容器内に充填し、常温で流通及び保存を可能とす
ることを目的とする。 【構成】 本考案によるゼリー食品は、バリア性を有す
る容器(50)内に設けられたゼリー(12A)と具材(13)と、
前記容器(50)を密封するために設けられたバリア性を有
するフィルム(51)とを備え、前記ゼリー(12A)は予め加
熱処理されたコンソメ又はだし系からなる味材(5)をゲ
ル化剤(1)と混合し加熱撹拌したものをゲル化して構成
されていると共に、前記ゼリー(12A)及び具材(13)は少
なくとも100℃以上で殺菌されている構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ゼリー食品に関し、特に、予め加熱処理されたコンソメ又はだし系 の味材をゲル化剤と混合して加熱撹拌した味付液と具材とをバリア性を有する容 器に入れてバリア性を有するフィルムでシール後、再び100℃以上で殺菌する ことにより、常温で流通できる具材入りゼリー食品を得るための新規な改良に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていたこの種のゲル化剤と具材を用いた食品としては、文献と しての開示はないが、一般にゲル化剤と具材(そう材)を容器内に充填し、シー ル後に容器ごと低温殺菌(100℃以下)したものは一部で製造されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のゼリー食品は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存 在していた。 すなわち、具材に味付がなされていたため、ゲル化剤には味付がなされておら ず、殺菌温度も100℃以下の例えば60℃位の低温殺菌を行っていたため、特 にゲル化剤の日持ちが悪く、この食品の流通及び在庫保存としては、冷蔵するこ とが必須であり、常温では短期間で鮮度が低下し、商品としての状態を維持する ことは不可能であった。 すなわち、当業者間においては、そう材入りのゲル化剤を高温で殺菌して常温 流通させるような考え方は皆無であった。
【0004】 本考案は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、予め加 熱処理されたコンソメ又はだし系の味材をゲル化剤と混合して加熱撹拌した味付 液と具材とをバリア性を有する容器に入れてバリア性を有するフィルムでシール 後、再び100℃以上で殺菌することにより、常温で流通できる具材入り食品を 得るゼリー食品を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案によるゼリー食品は、バリア性を有する容器内に設けられたゼリーと具 材と、前記容器を密封するために設けられたバリア性を有するフィルムとを備え 、前記ゼリーは予め加熱処理されたコンソメ又はだし系からなる味材をゲル化剤 と混合し加熱撹拌したものをゲル化して構成されていると共に、前記ゼリー及び 具材は少なくとも100℃以上で殺菌されている構成である。
【0006】
【作用】
本考案によるゼリー食品は、予め加熱処理されたコンソメ又はだし系からなる 味材をゲル化剤と混合し、加熱撹拌して得た溶融状態の味付液と、予め加熱調理 された具材とをバリア性を有する容器内に供給し、前記容器にバリア性を有する フィルムでシールを施して密閉状とし、少なくとも100℃以上の温度で殺菌し た後に冷却し、味付液をゲル化させてゼリーとしたことにより、常温での流通及 び保存を可能とすることができる。
【0007】
【実施例】
以下、図面と共に本考案によるゼリー食品の好適な実施例について詳細に説明 する。まず、その製造について述べる。図1で示されるように、周知のジェラン ガム,カラギナン,カロブビーンガム,キサンタンガム,ゼラチン,ペクチンか らなるゲル化剤1、クエン酸Na2及びデキストリン3を各所定量に計量して粉 体混合(第1ステップ100)し、これに水4を加えて高速回転で分散混合(第 2ステップ101)し、予め100℃以上の温度で加熱調理されたコンソメ又は コンソメに限らず和風のだし系からなる味材5、透明なるチキンエキス6、透明 なるビーフエキス7、L−グルタミン酸Na8及び食塩9を混合して前述のゲル 化剤1等と共に85℃、5分の条件で加熱撹拌(第3ステップ102)し、さら に、エビオイルフレーバ10とカニオイルフレーバ11とをこれに加えて75℃ 〜85℃保持(第4ステップ103)を行う。
【0008】 前述の第4ステップ103を経て得られた味付液12(ゲル化剤を含む味付状 態のコンソメゼリー)を、予め加熱調理され味付済又は未味付状態の具材13が 前もって充填されたカップ状のバリア性を有する容器50内に充填(第5ステッ プ104)し、バリア性を有するフィルム51を設けて密封(第6ステップ10 5)し、金属探知機による金属探知(第7ステップ106)し、ウェイトチェッ ク(第8ステップ107)を行い、本考案にて最重要工程であるレトルト殺菌( 第9ステップ108)を行う。
【0009】 このレトルト殺菌においては、少なくとも100℃以上である、120℃30 分、115℃40分、115℃30分の何れかを実施し、このレトルト殺菌と前 述の味付液12内の予め高温で加熱されているコンソメ又はだし系5を用いてい るため、放冷による冷却(第10ステップ109)後に味付液12がゲル化して 味付ゼリー12Aとなって得た製品52の常温での流通及び保存を可能とし、長 期の常温保存を行うことができる。なお、前記容器50及びフィルム51は、透 明性であるため、内部の具材13及びゼリー12Aをどの角度からも見ることが できる。
【0010】
【考案の効果】
本考案によるゼリー食品は、以上のように構成されているため、次のような効 果を得ることができる。 すなわち、100℃以上の高温処理したコンソメ又はだし系からなる味材を用 い、100℃以上のレトルト殺菌をしているため、ゼリーと具材(そう材)とを 容器で包装した状態で、常温流通及び保存が可能となり、ゼリー部分がにこごり 状(和風、洋風及び中華風)となり、極めて美味な食品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるゼリー食品の製造方法を示すフロ
ー図である。
【図2】本考案によるゼリー食品を示す構成図である。
【符号の説明】
1 ゲル化剤 5 味材 12 味付液 12A ゼリー 13 具材 50 容器 51 フィルム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バリア性を有する容器(50)内に設けられ
    たゼリー(12A)と具材(13)と、前記容器(50)を密封する
    ために設けられたバリア性を有するフィルム(51)とを備
    え、前記ゼリー(12A)は予め加熱処理されたコンソメ又
    はだし系からなる味材(5)をゲル化剤(1)と混合し加熱撹
    拌したものをゲル化して構成されていると共に、前記ゼ
    リー(12A)及び具材(13)は少なくとも100℃以上で殺
    菌されている構成よりなることを特徴とするゼリー食
    品。
JP1995001929U 1995-03-15 1995-03-15 ゼリー食品 Expired - Lifetime JP3017917U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3513401B2 (ja) 1998-09-04 2004-03-31 ニチモウ株式会社 食品包装品の液だれ防止方法

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