JPH0440849A - 軟らかい肉質をもつ畜肉加工食品の製造方法 - Google Patents

軟らかい肉質をもつ畜肉加工食品の製造方法

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JPH0440849A
JPH0440849A JP2146920A JP14692090A JPH0440849A JP H0440849 A JPH0440849 A JP H0440849A JP 2146920 A JP2146920 A JP 2146920A JP 14692090 A JP14692090 A JP 14692090A JP H0440849 A JPH0440849 A JP H0440849A
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JP
Japan
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meat
food
weight
parts
processed
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JP2146920A
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Toshiichi Maejima
敏一 前島
Hajime Kishi
肇 岸
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Snow Brand Food Co Ltd
Original Assignee
Snow Brand Food Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、畜肉を主たる原料とする缶詰、瓶詰、レトル
ト食品等の畜肉加工食品の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
畜肉を主たる原料とする缶詰、瓶詰、レトルト食品等の
畜肉加工食品では原料を缶等に充填密封後加熱殺菌を施
さなくてはならない。例えば畜肉缶詰の加熱殺菌につい
ては、食品衛生法施行規則に「120°C14分間の加
熱またはこれと同等の効力を有する方法」で行うことが
規定されており、また瓶詰、レトルト食品についても同
様のことが規定されている。
しかし、このような高温度で畜肉を加熱殺菌すると畜肉
の保水性は著るしく低下し、肉質は堅くなり、ジューシ
ー感に欠けたバサついたものになってしまう。
このような高温殺菌の悪影響を軽減するために、回転殺
菌法による加熱時間の短縮が図られているが、高温度の
悪影響を完全にな(すことはできない また、食塩のほかにリン酸塩を水に加えたピックルを畜
肉に征討して上記高温殺菌の悪影響を軽減することも考
えられるが、リン酸塩は法的な添加物規制によりハム・
ソーセージ以外には使用できず、実用的な高温殺菌の悪
影響を軽減する方法にはならない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、このような畜肉を主たる原料とする缶詰、瓶
詰、レトルト食品等の畜肉加工食品の高温殺菌の悪影響
を防止することを目的としてなされたものである。
すなわち、本発明は、畜肉を主たる原料として缶詰、瓶
詰、レトルト食品等の畜肉加工食品を製造するさい、そ
の製造工程で行なう高温殺菌により肉質の保水性が著る
しく低下し、肉質が堅くなり、ジューシー感に欠けてパ
サついたものになることを防止し、軟らかい肉質をもつ
畜肉加工食品を得ることを目的とした、新規な畜肉加工
食品の製造法を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、このような目的を達成するために検討を
重ねたところ、畜肉加工食品の製造において加熱調理前
の生の原料畜肉に、食塩、紅藻類抽出物及び水よりなる
かあるいはこれにさらにガム質を加えたビンクルを注射
すると、高温殺菌工程において肉質の保水性の低下を防
止し、軟らかくジューシー感のある好ましい食感の畜肉
加工食品を得ることができることを見出し、本発明を完
成するに至った。
すなわち、本発明は、畜肉を加熱調理し、缶その他の容
器に充填密封し、これを加熱殺菌して畜肉加工食品を製
造する方法において、加熱調理前の畜肉に、食塩、紅藻
類抽出物及び水よりなるピックルまたはさらにそれにガ
ム質を加えたピックルを注射することを特徴とする軟ら
かい肉質をもつ畜肉加工食品の製造方法に関する。
本発明における畜肉は、牛、豚、鶏、馬、羊等の肉をい
う。
本発明では、通常、これらの畜肉を加熱調理し、冷却し
、スライスまたは角切りするか(製法1)あるいは生の
畜肉をスライスまたは角切りし、熱湯中で湯通しして(
製法2)、調味料、さらに場合により野菜類を加えて缶
、瓶、袋その他の容器に充填密封し、加熱殺菌して畜肉
加工食品を製造する。このさい、前記ピックルは(製法
l)においては畜肉の加熱調理前に、また(製法2)に
おいてはスライスまたは角切り前に注射するとよい。
本発明における紅藻抽出物には、カラギーナンが、ガム
類にはローカストビーンガム、キサンタンガム、グアー
ルガム、ジェランガム等が用いられる。これらによるビ
ンクルは、食塩1〜10重量部、紅藻類抽出物0.3〜
5重量部、ガム類0〜5重量部に水を加えて全体で10
0重量部とした組成を用いるとよい。
本発明では、食塩、紅藻抽出物、さらにそれにガム類を
配合したピックルを加熱調理前、特に前記したように加
熱調理前のあるいはスライス前の畜肉に注射することに
よって、畜肉の塩溶性蛍白質をピンタルに溶解させ、ま
た紅藻抽出物、ガム類の作用によってピックルを肉組織
中にとどめて、肉がピックルにより膨潤した状態に持っ
てゆく。
この肉を前記(製法1)では加熱調理冷却後スライスま
たは角切りして、あるいはこの肉を(製法2)ではスラ
イスまたは角切りして熱湯中で湯通しして、缶詰、瓶詰
、レトルト食品として密封し高温度加熱殺菌すると、軟
らかくジューシー感のある好ましい食感のある畜肉加工
食品を得ることができる。本発明の方法で得られる畜肉
加工食品には、畜肉大和煮、畜肉角点、鉄板焼肉あるい
はカレー、シチェー、ボルシチ、ハヤシなどがある。
次に、本発明を実施例を挙げて具体的に説明する。
〔実施例1] 牛肉もも肉を筋膜、脂肪を除いてから一個2〜3kgの
肉塊とした。一方、食塩3重量部、カラギーナン1重量
部、ローカストビーンガム1重量部に水を加えて100
重量部のビンクルを調製し、これを前記肉塊に、肉重量
の20%〜25%の含量となるようにインジェクターで
注射した。そのまま−晩冷蔵庫で塩蔵し、厚さ5mにス
ライスした。これを90゛Cの熱湯中で2分間湯通しし
て水を切り平3号型缶に55gずつ充填した。
別に、醤油28重量部、砂糖18重量部、小麦粉2重量
部、粉末寒天0.2重量部、グルタミン酸ナトリウム0
.3重量部、香辛料0.5重量部に水を加えて100重
量部とし、これを80°Cまで加熱して調味液を調製し
、肉片を充填した缶に40gずつ注加した。
この缶を常法によりシーマ−で二重巻締めした後、内部
回転式のレトルトを用いて115°C245分間、毎分
10回転の速度で内容物を回転させながら加熱殺菌を行
い、水冷して製品を得た。
〔比較例1〕 実施例1と同様に一個2〜3kgとした牛肉もも肉を実
施例1のようにピックルを注射することなく、そのまま
−晩冷蔵庫に置き、厚さ5圓にスライスし、これを90
°C熱湯中2分間湯通しして平3号缶に55gずつ充填
し、以下実施例1と同様にして牛肉大和煮缶詰を得た。
〔実施例2] 豚バラ肉に、食塩3重量部、カラギーナン0.5重量部
、ローカストビーンガム0.5重量部に水を加えて10
0重量部にしたピックルを肉重量に対して15%注射し
た。−夜冷蔵庫内で塩蔵し、90°Cで60分間蒸気加
熱し、冷却を行って一片約20gになるように角切りし
た。これを平3号型の缶に60gずつ充填した。別に、
醤油22重量部、砂糖18重量部、みりん2重量部、粉
末寒天0.2重量部、グルタミン酸ナトリウム0.3重
量部、香辛料0.5重量部に水を加えて全体を100重
量部とし、これを80°Cまで加熱し、調味液とした。
この調味液を一缶に35gずつ注加した。
この缶を常法によりシーマ−で二重巻締めした後、内部
回転式のレトルトを用いて115°臥45分間、毎分1
0回転の速度で内容物を回転させながら加熱殺菌を行い
、冷却して製品を得た。
[比較例2] 実施例2と同様の豚ハラ肉を、実施例2のようにビンク
ルを注射することな(、そのまま−晩冷藏庫に置き、1
片約20gに角切りし、これを90°Cの熱湯中で45
分間加熱して平3号缶に60gずつ充填し、以下実施例
2と同様にして豚肉角点缶詰を得た。
本発明の効果を確認するために、実施例による製品と比
較例による製品とについてその品質を官能検査によって
比較した。
すなわち、これらの缶詰を37°Cの恒温器中に1週間
保存し、両者の品質を官能検査によって比較した。官能
検査は25人の訓練されたパ名う−を用いて2点嗜好法
により実施した。この結果を第1表に示す。
第  1  表 この結果、本発明の方法によるものがいずれの場合も統
計的に有意に好まれ、その原因は肉質が適度の軟らかさ
を保つためであった。
〔発明の効果〕
本発明による畜肉加工食品の製造方法では、原料の畜肉
に、食塩、紅藻類抽出物、またはさらにガム類及び水よ
りなるピックルを注射することにより、缶詰、瓶詰、レ
トルト食品等の製造のさい、その高温殺菌時に肉質が硬
化することを防止し、肉質を軟らかく保ち、嗜好性のあ
るものとすることができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)畜肉を加熱調理し、缶その他の容器に充填密封し
    、これを加熱殺菌して畜肉加工食品を製造する方法にお
    いて、加熱調理前の畜肉に食塩、紅藻類抽出物及び水よ
    りなるピックルを注射することを特徴とする軟らかい肉
    質をもつ畜肉加工食品の製造方法。
  2. (2)畜肉を加熱調理し、缶その他の容器に充填密封し
    、これを加熱殺菌して畜肉加工食品を製造する方法にお
    いて、加熱調理前の畜肉に食塩、紅藻類抽出物、ガム類
    及び水よりなるピックルを注射することを特徴とする軟
    らかい肉質をもつ畜肉加工食品の製造方法。
  3. (3)ローカストビーンガム、キサンタンガム、グアー
    ルガム及びジェランガムよりなる群から選択される1種
    または2種以上のガム類を使用することを特徴とする請
    求項(2)記載の軟らかい肉質をもつ畜肉加工食品の製
    造法。
  4. (4)ピックルとして、食塩1〜10重量部、紅藻類抽
    出物0.3〜5重量部、ガム類0〜5重量部に水を加え
    て100重量部としたピックルを使用することを特徴と
    する請求項(1)〜(3)のいずれかに記載の軟らかい
    肉質をもつ畜肉加工食品の製造法。
  5. (5)畜肉を加熱調理し、これを調味液とともに缶その
    他の容器に充填することを特徴とする請求項(1)〜(
    4)のいずれかに記載の軟らかい肉質をもつ畜肉加工食
    品の製造法。
JP2146920A 1990-06-05 1990-06-05 軟らかい肉質をもつ畜肉加工食品の製造方法 Pending JPH0440849A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6270830B1 (en) 1996-10-21 2001-08-07 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Stabilizer for meat products and meat product composition
JP2008237215A (ja) * 2007-03-23 2008-10-09 Zenshu Kim 鶏ささ身缶の製造方法
JP2020146000A (ja) * 2019-03-15 2020-09-17 日清食品ホールディングス株式会社 冷凍食肉の製造方法

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JPS60501587A (ja) * 1983-06-22 1985-09-26 エンパイヤ− ポリマ−ズ リミテツド 肉片の軟化処理方法

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