JPH01296786A - 信号処理回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分齋 本発明は家庭用ＶＴＲのように、低域変換色信号を用い
た映像信号記録再生装置に於ける色信号処理回路に関す
るものである。

従来の技術 一般に家庭用ＶＴＲでは、周波数ｆｃの色信号は、低域
周波数ｆｓＯ色信号に変換され、ＦＭ変調された輝度信
号と周波数多重して記録再生する方式が用いられている
。

第２図は、再生時の色信号処理を行なう従来の一例を示
す図である。

再生時、入力端子１１より入来した周波数１３の低周波
色信号りは、キャリア信号発生器１５にて発生された周
波数ｆｓのキャリア信号」と乗算器１２にて周波数変換
され、出力信号ｉを得る。

ここで、前記キャリア信号ｊの周波数ｆａは、ｆａ＝＝
ｆｏ＋ｆｓとなるように設定される。すると、前記低周
波色信号りおよび前記キャリア信号ｊをそれぞれ同一位
相θを持つ信号とし、ｈ　−Ａ　ｃｏｓ　（Ｗ、　ｔ＋
θ）・・・・・・（１）Ｊ　＝　Ｂ　ｃｏｓ　（（Ｗｏ
＋Ｗ、　）　　ｔ＋θ）・・・・・・（２）但し、Ｗ、
＝２πＸｆｎ　（ｎ＝ｃ、ｓ、ａ）と表わすと、前記乗
算器１２の出力信号ｌは、次式で表わされる。

Ｂ ！　＝　−ｘ　［ｃｏｓ　（ＷＣｔ　１＋　ｃｏｓ　（
（Ｗ、；　＋２Ｗ、　）　　ｔ　＋　２θ）］・・・・
・・（３）。

すなわち、乗算器１２の出力信号ｉは、周波数がｆｃと
ｆ０＋２　ｆｓという２つの成分を持つ。

そこで、次段の帯域通過フィルタ（ＢＰＦ）１３にて、
その高域不要成分子。＋２ｆｓを、除去し周波数ｆｃの
再生色信号ｉを出力端子１１より出力する。なお、再生
色信号ｌは、周波数ｆｃで固定発振する基準信号発生器
１４の出力信号にと共に、キャリア信号発生器１５に入
力され、前記基準信号ｋに位相同期させるように前記キ
ャリア信号発生器１５の出力信号ｊの周波数ｆａを可変
させる。すなわち、前記入力端子１１より入来した低周
波色信号りにジッタ成分がある場合は、前記キャリア信
号ｊに同じジッタ成分を持たせる事により、出力端子１
６に得られる再生信号ｌは、ジッタ成分を含まず、前記
基準信号ｋに同期した再生色信号となる。従来例として
示した第２図は、色信号処理に於けるフェーズロックド
ループ（以下ＰＬＬ制御ループと略す）を構成している
事は周知である。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来例の構成では、乗算器出力で高
域成分（ｆｓ　＋２　ｆｓ）は、再生色信号（ｆｃ）と
同じレベルであり、また低周波色信号の周波数ｒｓは約
７００　ＫＨｚ前後と低いため、帯域通過フィルタ（Ｂ
ＰＦ）１３にてｆｃ＋２ｆｃの高域成分のみを取り除く
事は困難である。即ち、ｆｃ＋２　ｆｓの高域成分をよ
り多く取り除こうとすると、再生色信号の通過帯域が狭
くなったり、再生色信号の側帯波の位相特性が悪くなっ
たりして、正しい色信号の再現ができなくなるという問
題があった。また、ｆｓ＋２　ｆｓの高域成分の残留成
分は、ノイズとして動作するため、色信号処理に於ける
、ＰＬＬ制御ループの精度が悪くなるという問題があっ
た。また、上述した乗算器における不要成分は、記録時
の低域周波数変換も同様に発生し、問題であった。

課題を解決するための手段 本発明は、２つの乗算器を用い、第１の乗算器では、周
波数がｆｓである低周波クロマ信号と周波数がｆｃ＋ｆ
−、であるキャリア信号とをそのまま乗算し、第２の乗
算器では、前記低周波クロマ信号と前記キャリア信号と
をそれぞれ９０度移相した後乗算する事により、周波数
がｆｃである再生色信号については、第１の乗算器の出
力と第２の乗算器の出力との位相を同一にし、周波数が
ｆｓ＋２．ｆｓである高域周波数信号については、第１
の乗算器の出力と第２の乗算器の出力との位相を反転さ
せる事ができ、従って、前記第１の乗算器の出力信号と
前記第２の乗算器の出力信号とを加算する事により、周
波数がｆｃである再生色信号のみを取り出し得るように
構成したものであるー また、記録時においても同様の処理により不要成分を発
生させないものである。

作用 本発明は上述の構成により高価な帯域通過フィルタを不
要にし、かつ再生色信号の周波数特性を大幅に向上させ
、また、色信号処理に於けるＰＬＬ制御ループの特性を
向上させるものである。

実施例 第１図に本発明の一実施例の再生時のブロック図を示す
。

入力端子１より入来した周波数ｆｓの低周波色信号ａは
、キャリア信号発生器８にて発生された周波数ｆｓのキ
ャリア信号ｅと第１の乗算器３にて出力信号Ｃを得る。

また第２の乗算器４は、前記キャリア信号ｅを第１の移
相器５にて＋９０度又は−９０度移相した信号ｆと前記
低周波色信号ａを第２の移相器２にて前記第１の移相器
５と同し角度移相した信号すとを乗算し、出力信号ｄを
得る。ここで前記キャリア信号ｅの周波数ｆｓはｆｓ＝
ｆｃ＋ｆｓとなる様に設定される。前記低周波色信号ａ
および前記キャリア信号ｅの位相をそれぞれ、θ１．θ
２とすると、 ａ　＝Ａ　ｃｏｓ　（Ｗ、　ｔ＋θ１）・・・・・・（
４）ｅ　＝Ｂ　ｃｏｓ　（（Ｗｏ＋Ｗ、　）　ｔ＋θ２
）・・・・・・（５） 但し、Ｗ、−２ｇＸｆｎ　（ｎ＝ｃ、ｓ、ａ）と表わす
と、第１の移相器及び第２の移相器のそれぞれの出力信
号ｒ、ｂは ｆ　＝Ａ　ｃｏｓ　（Ｗ、　ｔ＋０２±−１−・・−（
６）π ｂ　＝Ｂ　ｃｏｓ　（（Ｗ（＋　Ｗ３　）＋θ、±−）
・・・・・・（７） となり、従って、第１の乗算器３の出力信号Ｃと第２の
乗算器４の出力信号ｄは、 Ｂ ｃ　＝　−Ｘ　［ｃｏｓ　ｊ　Ｗｏｔ十０２−θ１）＋
　ｃｏｓ　（（Ｗｏ＋２Ｗ、　）ｔ＋０１＋θ２）］・
・・・・・（８） Ｂ ｄ　＝　−Ｘ　［ｃｏｓ　（Ｗｏｔ＋θ２−θ１）＋ｃ
ｏｓ　（（Ｗｏ＋２Ｗ、　）ｔ＋０１＋０２±π）］・
・・・・・（９） となり、前記出力信号Ｃ及びｄは、周波数ｆｃの成分は
同相であり、周波数ｒ。＋２ｆｓの成分は逆相である事
がわかる。従って、前記出力信号Ｃ及びｄを加算器６に
て加算する事により、該加算器６の出力信号ｇは、周波
数ｆｃ＋２ｆｓの成分が除去されており、周波数【。の
再生色信号のみが出力端子９より出力される。なお、該
再生色信号ｇは、周波数ｆｃで固定発振する基準信号発
生器７の出力信号にと共に、前記キャリア信号発生器８
に入力され、前記再生色信号ｇバースト信号を前記基準
信号ｋに位相同期させるように、前記キャリア信号発生
器８の出力であるキャリア信号ｅの周波数ｆａを可変さ
せる。結果として、前記低周波色信号ａがジッタ成分を
含む場合、前記キャリア信号ｅは同じジッタ成分を有す
る信号となり、従って出力端子９に得られる再生色信号
ｇは、シック成分を含まない再生色信号となる。実施例
として示した第１図は、色信号処理に於けるＰＬＬ制御
ループを形成している。また、本発明では帯域通過フィ
ルタ（ＢＰＦ）を用いないため、周波数特性の劣化が極
めて少ない色信号出力を得る事ができる。

なお、（８）式及び（９）式より、前記低周波色信号ａ
の位相θ１と前記キャリア信号ｅの位相θ２に対し、任
意の位相にて本発明は成立する事より、ＶＨ３方式ＶＴ
Ｒや８一方式ＶＴＲなど、記録時に色信号を低域変換し
、再生時に逆の処理を行って再生色信号を得るような記
録再生装置に対し、本発明が有効である事は明らかであ
る。

また、キャリア周波数ｆｓは、ｆｓ　＝ｆｏ＋ｆｓを例
にとったが、周波数ｆｓ＝ｆｏ−ｆｓでも良い。この場
合実施例における加算器６を減算器とすることにより、
所望の出力信号を得ることができる。

また、記録時の低域周波数変換についても全く同様の処
理により、乗算器で発生する不要成分を除去することが
できるのは明らかである。

また、実施例においては、色信号を例にとり述べたが、
これに限定されるものではなく、本発明は周波数変換が
行われる信号に適用できる。

また、実施例においては、ＶＴＲを例にとったが、記録
再生装置に限定されるものではなく、通信、伝送系にお
いて、周波数変換が行われる信号処理系において本発明
は成立する。

発明の効果 以上のように本発明は、記録時に色信号を低域変換して
記録し、再生時に逆の処理にて再生色信号を得る記録再
生装置の再生系に於いて、周波数ｆｓの低周波クロマ信
号と周波数ｒ。十ｆｓのキャリア信号とを乗算する第１
の乗算器と、前記キャリア信号の位相と前記低周波色信
号の位相を、それぞれ同方向に９０度移相する第１及び
第２の移相器のそれぞれの出力を乗算する第２の乗算器
とを具備し、前記第１の乗算器の出力と前記第２の乗算
器の出力とを加算することにより、再生色信号を得るよ
うに構成したものである。

また、記録時においても同様の処理により不要成分を発
生させないで低域周波数変換を可能としたものである。

上述した構成により、高価な帯域通過フィルタ（ＢＰＦ
）を不要にすると同時に、帯域通過フィルタによる周波
数特性の劣化をなくす事ができ、また不要成分が取り除
かれる事により、再生時には色信号処理に於けるＰＬＬ
＠ｉループの特性を向上させることになり、性能、コス
ト面での大幅な改善を実現するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
従来例を示すブロック図である。 ２．５・・・・・・移相器、３，４．１２・・・・・・
乗算器、６・・・・・・加算器、７．１４・・・・・・
基準信号発生器、８゜１５・・・・・・キャリア信号発
生器。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）周波数がｆ＿ｃである入力信号を、周波数ｆ＿ｓ
   である信号Ｌに低域周波数変換した後記録し、再生時に
   は再生信号Ｌを周波数ｆ＿ｃに高域周波数変換した後出
   力する記録再生装置において、前記高域周波数変換は、
   前記再生信号Ｌと周波数ｆ＿ａ＝ｆ＿ｃ＋ｆ＿ｓ、もし
   くはｆ＿ａ＝ｆ＿ｃ−ｆ＿ｓである信号を発生するキャ
   リア信号発生器の出力信号Ａを第１の乗算器で乗算し第
   １の出力信号を得、前記再生信号Ｌの位相を＋９０度も
   しくは−９０度移相した信号と前記信号Ａの位相を前記
   再生信号Ｌの位相と同角度だけ移相した信号とを第２の
   乗算器で乗算し第２の出力信号を得、前記第１の出力信
   号と前記第２の出力信号を合成することにより周波数ｆ
   ＿ｃである高域周波数変換信号を得ることを特徴とする
   信号処理回路。
2. （２）周波数がｆ＿ｃである入力信号を、周波数ｆ＿ｓ
   である信号Ｌに低域周波数変換した後記録し、再生時に
   は再生信号Ｌを周波数ｆ＿ｃに高域周波数変換した後出
   力する記録再生装置において、前記低域周波数変換は、
   周波数がｆ＿ｃである入力信号と、周波数がｆ＿ａ＝ｆ
   ＿ｃ＋ｆ＿ｓ、もしくはｆ＿ａ＝ｆ＿ｃ−ｆ＿ｓである
   キャリア信号発生器の出力信号Ａを第１の乗算器で乗算
   し第１の出力信号を得、前記入力信号の位相を＋９０度
   もしくは−９０度移相した信号と前記信号Ａの位相を前
   記入力信号の位相と同角度だけ移相した信号とを第２の
   乗算器で乗算し第２の出力信号を得、前記第１の出力信
   号と前記第２の出力信号を合成することにより、周波数
   ｆ＿ｓである低域周波数変換信号を得ることを特徴とす
   る信号処理回路。
3. （３）入力信号は、映像信号の色信号であることを特徴
   とする請求項（１）又は（２）のいずれかに記載の信号
   処理回路。