JPH077741A - 色信号復調方法及びその回路 - Google Patents

色信号復調方法及びその回路

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JPH077741A
JPH077741A JP6020459A JP2045994A JPH077741A JP H077741 A JPH077741 A JP H077741A JP 6020459 A JP6020459 A JP 6020459A JP 2045994 A JP2045994 A JP 2045994A JP H077741 A JPH077741 A JP H077741A
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signal
color
carrier
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JP6020459A
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Inventor
Young-Gyun Ban
潘榮均
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Samsung Electronics Co Ltd
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Samsung Electronics Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/64Circuits for processing colour signals
    • H04N9/66Circuits for processing colour signals for synchronous demodulators

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単なハードウェアにより、相異なる色副搬
送波周波数に対応して、色信号が復調できる色信号復調
回路及びその方法を提供する。 【構成】 ヒルベルト変換器(161)を利用して入力
される色信号をπ/2遅延させ、入力された色信号
(C,C’)とキャリヤ発生器から発生される復調用キ
ャリヤ信号(sinωsct ,cosωsct)とを乗算(162〜1
65)の後、加算(166,168)した結果を利用し
て、所望の基底帯域の色差信号を復調する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は色信号復調方法及びその
回路に係り、特に相異なる色副搬送波周波の数に対応し
て変調された色信号が復調できる色信号復調方法及びそ
の回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の色信号復調回路は、入力される色
信号(ωsc+ωm )と入力色信号の副搬送波と同一な周
波数ωscの復調用キャリヤ信号とを乗算した後、不必要
な2高調波信号を低域通過フィルタで取り除き、基底帯
域の色差信号R−Y,B−Yを復調している。
【0003】これについて、図1を結び付けてより詳細
に説明する。図1は従来の色信号復調回路のブロック図
であり、輝度信号と色信号とに分離された後に標本化さ
れて入力される色信号は、バーストゲート部10に入力
されて色バースト信号のみが出力される。バーストゲー
ト部10から出力される色バースト信号は、位相差検出
部20に入力されてキャリヤ発生部30から発生してフ
ィードバックされるキャリヤ信号との位相が比べられた
後、この比較結果による位相差が電圧信号として出力さ
れる。キャリヤ発生部30には、位相差検出部20から
出力される位相差に当たる電圧が入力され、例えばNT
SCの場合は色副搬送波の周波数である 3.58MHzで発振
し、第1及び第2復調用キャリヤ信号 sinωsct 、cos
ωsct が出力される。
【0004】キャリヤ発生部30から出力される第1及
び第2復調用キャリヤ信号が入力され、変調色信号の入
力端1に入力される色信号を色差信号に復調する色差信
号復調部40の第1乗算器41では入力された変調色信
号Cとキャリヤ発生部30から出力される第1復調用キ
ャリヤ信号inωsct とを乗算し、第1乗算器41の出力
信号は第1低域通過フィルタ43でフィルタされR−Y
信号として出力される。
【0005】入力される変調される色信号Cとキャリヤ
発生部30の第2復調用キャリヤ信号 cosωsct とは第
2乗算器42で乗算され、第2乗算器42の出力信号は
第2低域通過フィルタ44でフィルタされB−Y信号と
して出力される。この際、入力信号のキャリヤ周波数と
帯域幅の異なる様々な入力色信号を処理しなければなら
ない場合には、復調しようとする色信号の副搬送波によ
りそれぞれ異なる低域通過フィルタが復調回路の後段に
必要となる。例えば、中心周波数ωsc=1MHz ,帯域幅
ωm =2MHz である信号をXとすれば、入力信号の周波
数特性は図2の(A)に示した通りであり、中心周波数
ωsc=2MHz 、帯域幅ωm=4MHz である信号をYとす
れば、入力信号の周波数特性は図2の(B)に示した通
りである。X信号に1MHz の復調用キャリヤ信号を乗算
すれば、図2の(C)に示したような周波数特性が現
れ、Y信号にωscである2MHz の復調用キャリヤ信号を
乗算すれば、図2の(D)に示したような周波数特性が
現れる。
【0006】このため、X信号を作るためには遮断周波
数が1MHz である低域通過フィルタを使用し、Y信号を
作るためには遮断周波数が2MHz である低域通過フィル
タを使用して元の信号を復調する。従って、入力色信号
の搬送波の周波数が異なる場合には、各遮断周波数の異
なる低域通過フィルタが必ず必要なので、回路の共有化
が不可能であり、回路規模の増大、他のシステムでの移
植性が落ちる等の問題点がある。
【0007】一方、ヒルベルト変換器を使用してFM変
調された信号を位相遅延させることにより、キャリヤ信
号より所定倍高い望ましくない高周波成分を低域通過フ
ィルタを利用して取り除き、S/N比を改善するFM復
調装置が、“EP399758号”に開示されている。
このFM復調装置でも、変調された信号を復調するため
にキャリヤ信号より2倍高い高周波成分を取り除く低域
通過フィルタが用いられているので、キャリヤ信号の周
波数により遮断周波数の異なる低域通過フィルタを使用
しなければならない問題点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ハー
ドウェアの修正なく色副搬送波の相異なる入力色信号に
対応して色信号を復調する色信号復調方法を提供するこ
とにある。本発明の他の目的は、前記復調方法を実施す
る色信号復調装置を提供することにある。
【0009】
【課題を達成するための手段】及び
【作用】前述した目的を達成するために、本発明の色信
号復調回路は、入力される変調された色信号をキャリヤ
信号を利用して復調する色信号復調回路であって、前記
色信号に載せられたバースト信号に位相同期されたサイ
ン成分を有する第1キャリヤ信号とコサイン成分を有す
る第2キャリヤ信号とを発生するキャリヤ発生手段と、
前記入力される色信号の位相を遅延する位相遅延手段
と、前記入力される色信号と第1キャリヤ信号とを乗算
した結果と前記位相遅延手段から出力される遅延された
色信号と第2キャリヤ信号とを乗算した結果とを利用
し、基底帯域のB−Y色差信号を復調する第1復調手段
と、前記入力される色信号と第2キャリヤ信号とを乗算
した結果と、前記遅延された色信号と第1キャリヤ信号
とを乗算した結果とを利用し、基底帯域のR−Y色差信
号を復調する第2復調手段とを備えることを特徴とす
る。
【0010】上記構成により、簡単な構成で色副搬送波
の相異なる入力色信号に対応して色信号を復調できる。
又、本発明の色信号復調回路は、変調された色信号を基
底帯域の色信号に復調するために、入力される色信号に
載せられたバースト信号に位相同期されたサイン成分を
有する第1キャリヤ信号とコサイン成分を有する第2キ
ャリヤ信号とを発生するキャリヤ発生手段を含んだ色信
号処理装置の色信号復調回路であって、入力される色信
号を所定の位相が遅延された色信号に変換する位相変移
器と、前記入力された色信号とキャリヤ発生手段から出
力される前記第1キャリヤ信号とを乗算する第1乗算器
と、前記入力された色信号と前記第2キャリヤ信号とを
乗算する第2乗算器と、前記位相変移器から出力される
位相遅延された色信号と前記第2キャリヤ信号とを乗算
する第3乗算器と、前記位相変移器から出力される位相
遅延された色信号と前記第1キャリヤ信号とを乗算する
第4乗算器と、前記第1乗算器と第3乗算器との出力信
号を加算してB−Y色差信号を出力する加算器と、前記
第2乗算器の出力信号から第4乗算器の出力信号を減算
してR−Y色差信号を出力する減算器とを備えることを
特徴とする。
【0011】上記構成により、変調された色信号を基底
帯域の色信号に復調するために、入力される色信号に載
せられたバースト信号に位相同期されたサイン成分を有
する第1キャリヤ信号とコサイン成分を有する第2キャ
リヤ信号とを発生するキャリヤ発生手段を含んだ色信号
処理装置において、簡単なハードウエア構成で色副搬送
波の相異なる入力色信号に対応して色信号を復調でき
る。
【0012】又、本発明の色信号復調回路は、入力され
る色信号の色バースト信号を検出するバーストゲート手
段と、前記バーストゲート手段から出力される色バース
ト信号の位相値と復調用キャリヤ信号の位相値とを比較
し、位相エラーを出力する位相差検出手段と、前記位相
差検出手段で検出された位相差を現在発生しているキャ
リヤ信号に加えて、入力色信号に位相同期された前記復
調用キャリヤ信号を出力するキャリヤ発生手段と、前記
入力される色信号を前記復調用キャリヤ信号を利用して
基底帯域の色差信号に復調する色差信号復調手段とを備
え、前記色差信号復調手段は、入力される色信号をπ/
2遅延された色信号に変換する位相変移器と、前記入力
された色信号と前記キャリヤ発生手段から出力されるサ
イン成分を有する第1キャリヤ信号を乗算する第1乗算
器と、前記入力された色信号と前記キャリヤ発生手段か
ら出力されるコサイン成分を有する第2キャリヤ信号を
乗算する第2乗算器と、前記位相変移器から出力される
位相遅延された色信号と第2キャリヤ信号を乗算する第
3乗算器と、前記位相変移器から出力される位相遅延さ
れた色信号と第1キャリヤ信号を乗算する第4乗算器
と、前記第1乗算器と第3乗算器との出力信号を加算し
てB−Y色差信号を出力する加算器と、前記第2乗算器
の出力信号から第4乗算器の出力信号を減算してR−Y
色差信号を出力する減算器とを備えることを特徴とす
る。
【0013】上記構成により、入力される色信号をπ/
2遅延された色信号に変換することにより、簡単なハー
ドウエア構成で色副搬送波の相異なる入力色信号に対応
して色信号を復調できる。又、本発明による色信号復調
方法は、入力される変調された色信号をキャリヤ信号を
利用して復調する色信号復調方法において、前記色信号
に載せられたバースト信号に位相同期されたサイン成分
を有する第1キャリヤ信号とコサイン成分を有する第2
キャリヤ信号を発生するキャリヤ発生段階と、前記入力
される色信号と第1キャリヤ信号とを乗算した結果と、
遅延された色信号と第2キャリヤ信号とを乗算した結果
とを利用して、基底帯域のB−Y色差信号を復調する第
1復調段階と、前記入力される色信号と第2キャリヤ信
号とを乗算した結果と、前記位相遅延された色信号と第
1キャリヤ信号とを乗算した結果を利用して、基底帯域
のR−Y色差信号を復調する第2復調段階とを備えるこ
とを特徴とする。
【0014】上記方法により、簡単な手順で色副搬送波
の相異なる入力色信号に対応して色信号を復調できる。
又、本発明による色信号復調方法は、入力される色信号
に載せられたバースト信号に位相同期されたサイン成分
を有する第1キャリヤ信号とコサイン成分を有する第2
キャリヤ信号とを発生するキャリヤ発生手段を含んだ色
信号処理装置の色信号復調方法であって、前記入力され
た色信号と前記キャリヤ発生手段から出力される第1キ
ャリヤ信号とを乗算する第1演算段階と、前記入力され
た色信号と第2キャリヤ信号を乗算する第2演算段階
と、前記位相遅延された色信号と第2キャリヤ信号を乗
算する第3演算段階と、前記位相遅延された色信号と第
1キャリヤ信号を乗算する第4演算段階と、前記第1演
算段階の出力信号と第3演算段階の出力信号とを加算し
てB−Y色差信号を出力する加算段階と、前記第2演算
段階の出力信号から第4演算段階の出力信号を減算して
R−Y色差信号を出力する減算段階とを備えることを特
徴とする。
【0015】上記方法により、簡単な演算処理の組合わ
せで色副搬送波の相異なる入力色信号に対応して色信号
を復調できる。
【0016】
【実施例】以下、添付した図面に基づき本発明の一実施
例を詳細に説明する。図3は本実施例の色信号復調回路
のブロック図である。変調色信号入力端100には、バ
ーストゲート部110及び遅延時間補正部150が共通
に接続されている。位相値検出部120の入力端は、バ
ーストゲート部110の出力端に接続され、出力端は、
位相差検出部130の第1入力端I1に接続される。
【0017】キャリヤ発生部140の入力端は、位相差
検出部130の出力端に接続され、第1出力端01 は、
位相差検出部130の第2入力端に接続され、第2及び
第3出力端02 ,03 は、色差信号復調部160の第2
及び第3入力端I2 ,I3 に接続される。色差信号復調
部160の第1入力端I2 、は遅延時間補正部150の
出力端に接続され、第1及び第2出力端01 ,02 は、
R−Y,B−Y色差信号を出力する外部端子に接続され
る。
【0018】図4は図3に示した色差信号復調部160
の詳細な回路図である。色差信号復調部160は、遅延
時間補正部150の出力端に接続されたヒルベルト変換
器161と、第1入力端は遅延時間補正部150の出力
端に接続され、第2入力端はキャリヤ発生部140の第
2出力端02 に接続される第1乗算器162と、第1入
力端は遅延時間補正部150の出力端に接続され、第2
入力端はキャリヤ発生部140の第3出力端03 に接続
される第2乗算器163と、第1入力端はヒルベルト変
換器161の出力端に接続され、第2入力端はキャリヤ
発生部140の第3出力端03 に接続される第3乗算器
164と、第1入力端はヒルベルト変換器161の出力
端に接続され、第2入力端はキャリヤ発生部140の第
2出力端02 に接続される第4乗算器165と、第1入
力端は第1乗算器162の出力端に接続され、第2入力
端は第2乗算器163の出力端に接続される第1加算器
166と、第4乗算器165の出力端に接続されたイン
バータ167と、第1入力端は第3乗算器164の出力
端に接続され、第2入力端はインバータ167の出力端
に接続される第2加算器168とから構成される。
【0019】次いで、図3に示した色信号復調回路の動
作を、図4と結び付けて説明することにする。図3によ
ると、変調された色信号Cが入力されて、遅延時間補正
部150に入力されると同時にバーストゲート部110
に入力される。この際入力される色信号は、例えば平衡
変調された信号である。
【0020】遅延時間補正部150はラッチ又はディレ
ーより構成することができ、バーストゲート部110か
らキャリヤ発生部140までの信号処理時間を補償する
ために、入力される変調された色信号を遅延して色差信
号復調部160に出力する。バーストゲート部110か
らは、変調された色信号に載せられた色バースト信号の
みを出力する。位相値検出部120では、バーストゲー
ト部110から出力される色バースト信号の標準点上の
値を検出する。位相差検出部130では、位相値検出部
120で検出された色バーストの位相値とキャリヤ発生
部140からフィ−ドバックされるキャリヤ信号の位相
値とを比較し、比較された差に当たる位相差を検出して
キャリヤ発生部140に供給する。キャリヤ発生部14
0では、位相差検出部130で検出された位相差を現在
発生されているキャリヤ信号に加えて、入力色信号Cに
正確に位相同期されたキャリヤ信号を発生させ、色差信
号復調部160に出力する。
【0021】色差信号復調部160では、遅延時間補正
部150の出力信号である色信号Cを入力し次のように
復調する。先ず、色信号入力端100に入力される変調
された色信号Cは、次の(1)式で表現できる。 C =Cbsinωsct +Crcosωsct …(1) ここで、C:色信号、Cb :B−Y信号、Cr :R−Y
信号である。
【0022】色信号Cをπ/2遅延させた信号C′は次
の(2)式で表現できる。 C′=Cbcosωsct −Crsinωsct …(2) ここで、C′はヒルベルト変換器161でπ/2変換さ
れた色信号である。このヒルベルト変換器161は、全
帯域信号に対して減衰なくフィルタリングして位相のみ
をシフトする。
【0023】第1乗算器162では、色信号Cとキャリ
ヤ発生部140の第2出力端02 から入力される復調用
キャリヤ信号 sinωsct とを乗算する。これを式で表す
と、(3)式のように表現できる。 2Csinωsct =2Cbsinωsct・sin ωsct +2Crcosωsct・sin ωsct =-Cbcos 2ωsct +Cbcos0+Crsin2ωsct +Crsin0 =-Cbcos 2ωsct +Crsin2ωsct +Cb …(3) 第3乗算器164では、ヒルベルト変換器161により
π/2変換された色信号C′と cosωsct とを乗ずる。
これを式に表すと、(4)式のように表現できる。
【0024】 2C'cosωsct = 2Cbcosωsct・cos ωsct −2Crsinωsct・cos ωsct = 2Cbcos 2ωsct +Cbcos0−Crsin2ωsct −Crsin0 = Cbcos2ωsct −Crsin2ωsct +Cb …(4) 第1乗算器162と第3乗算器164との出力信号を第
1加算器166で加算すれば、(5)式のように表現で
きる。
【0025】 2Csin2ωsct + 2C'cos2ωsct = 2Cb …(5) ここで、Cb はB−Y信号なので、第1加算器166で
はB−Y信号を出力する。第2乗算器163では、色信
号Cとキャリヤ発生部140の第3出力端03 から出力
される復調用キャリヤ信号 cosωsct とを乗算する。こ
れを式に表すと、(6)式のように表現できる。
【0026】 2Ccosωsct =2Cbsinωsct・cos ωsct +2Crcosωsct・cos ωsct =Cbsin2ωsct +Cbsin0+Crcos2ωsct +Cr・cos0 =Cbsin2ωsct +Crcos2ωsct +Cr …(6) そして、ヒルベルト変換器161の出力信号であるπ/
2変換された色信号C′と復調用キャリヤ信号 sinωsc
t とを第4乗算器165で乗算すれば、次の(7)式の
ようである。
【0027】 2C'sinωsct = 2Cbcosωsct・sin ωsct −2Crsinωsct・sin ωsct = Cbsin2ωsct +Cbsin0+Crcos2ωsct −Crcos0 = Cbsin2ωsct +Crcos2ωsct −Cr …(7) 前記(6)式で表現される第2乗算器163の出力信号
と(7)式で表現される第4乗算器165の出力信号を
インバーティングするインバータ167を通じて出力さ
れる信号とを、第2加算器168で加算すれば、次の
(8)式のような結果を得る。
【0028】 2Ccosωsct +(-2C'sin2ωsct )=2Cr …(8) Cr はR−Y信号を表すので第2加算器168の出力は
R−Y信号となる。従って、本実施例は、周波数の異な
る色副搬送波の色信号に対し、従来の色復調回路に用い
られる低域通過フィルタを無くしてヒルベルト変換器を
使用し、ω sc値の変形のみでも放送方式による色副搬送
波の異なる色信号に対応して復調できる。
【0029】尚、本発明はビデオカセットレコーダ,テ
レビジョンのような映像機器のアナログ色信号又はディ
ジタル色信号復調に適用可能である。
【0030】
【効果】以上で前述したように、本発明による色信号復
調方法及びその回路は、変調信号の高調波成分を取り除
く低域通過フィルタがなくても、相異なる周波数を有す
る色副搬送波に対応して色信号を復調することにより、
ハードウェアが簡単になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の色信号復調回路のブロック図である。
【図2】図1に示した低域通過フィルタの機能を説明す
るための図である。
【図3】本発明による色信号復調回路の一実施例を示す
ブロック図である。
【図4】図3に示した色差信号復調部の詳細な回路図で
ある。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される変調された色信号をキャリヤ
    信号を利用して復調する色信号復調回路であって、 前記色信号に載せられたバースト信号に位相同期された
    サイン成分を有する第1キャリヤ信号とコサイン成分を
    有する第2キャリヤ信号とを発生するキャリヤ発生手段
    と、 前記入力される色信号の位相を遅延する位相遅延手段
    と、 前記入力される色信号と第1キャリヤ信号とを乗算した
    結果と前記位相遅延手段から出力される遅延された色信
    号と第2キャリヤ信号とを乗算した結果とを利用し、基
    底帯域のB−Y色差信号を復調する第1復調手段と、 前記入力される色信号と第2キャリヤ信号とを乗算した
    結果と、前記遅延された色信号と第1キャリヤ信号とを
    乗算した結果とを利用し、基底帯域のR−Y色差信号を
    復調する第2復調手段とを備えることを特徴とする色信
    号復調回路。
  2. 【請求項2】 前記入力される色信号は、色搬送波と同
    一な周波数のサイン成分の乗算されたB−Y成分と色搬
    送波と同一な周波数のコサイン成分の乗算されたR−Y
    成分とを加算して成る信号であることを特徴とする請求
    項1記載の色信号復調回路。
  3. 【請求項3】 変調された色信号を基底帯域の色信号に
    復調するために、入力される色信号に載せられたバース
    ト信号に位相同期されたサイン成分を有する第1キャリ
    ヤ信号とコサイン成分を有する第2キャリヤ信号とを発
    生するキャリヤ発生手段を含んだ色信号処理装置の色信
    号復調回路であって、 入力される色信号を所定の位相が遅延された色信号に変
    換する位相変移器と、 前記入力された色信号とキャリヤ発生手段から出力され
    る前記第1キャリヤ信号とを乗算する第1乗算器と、 前記入力された色信号と前記第2キャリヤ信号とを乗算
    する第2乗算器と、 前記位相変移器から出力される位相遅延された色信号と
    前記第2キャリヤ信号とを乗算する第3乗算器と、 前記位相変移器から出力される位相遅延された色信号と
    前記第1キャリヤ信号とを乗算する第4乗算器と、 前記第1乗算器と第3乗算器との出力信号を加算してB
    −Y色差信号を出力する加算器と、 前記第2乗算器の出力信号から第4乗算器の出力信号を
    減算してR−Y色差信号を出力する減算器とを備えるこ
    とを特徴とする色信号復調回路。
  4. 【請求項4】 前記位相変移器はヒルベルト変換器であ
    ることを特徴とする請求項3記載の色信号復調回路。
  5. 【請求項5】 前記色信号は、色搬送波と同一な周波数
    のサイン成分の乗算されたB−Y成分と色搬送波と同一
    な周波数のコサイン成分の乗算されたR−Y成分とを加
    算して成る信号であることを特徴とする請求項4記載の
    色信号復調回路。
  6. 【請求項6】 入力される色信号の色バースト信号を検
    出するバーストゲート手段と、 前記バーストゲート手段から出力される色バースト信号
    の位相値と復調用キャリヤ信号の位相値とを比較し、位
    相エラーを出力する位相差検出手段と、 前記位相差検出手段で検出された位相差を現在発生して
    いるキャリヤ信号に加えて、入力色信号に位相同期され
    た前記復調用キャリヤ信号を出力するキャリヤ発生手段
    と、 前記入力される色信号を前記復調用キャリヤ信号を利用
    して基底帯域の色差信号に復調する色差信号復調手段と
    を備え、 前記色差信号復調手段は、 入力される色信号をπ/2遅延された色信号に変換する
    位相変移器と、 前記入力された色信号と前記キャリヤ発生手段から出力
    されるサイン成分を有する第1キャリヤ信号を乗算する
    第1乗算器と、 前記入力された色信号と前記キャリヤ発生手段から出力
    されるコサイン成分を有する第2キャリヤ信号を乗算す
    る第2乗算器と、 前記位相変移器から出力される位相遅延された色信号と
    第2キャリヤ信号を乗算する第3乗算器と、 前記位相変移器から出力される位相遅延された色信号と
    第1キャリヤ信号を乗算する第4乗算器と、 前記第1乗算器と第3乗算器との出力信号を加算してB
    −Y色差信号を出力する加算器と、 前記第2乗算器の出力信号から第4乗算器の出力信号を
    減算してR−Y色差信号を出力する減算器とを備えるこ
    とを特徴とする色信号復調回路。
  7. 【請求項7】 前記位相変移器はヒルベルト変換器であ
    ることを特徴とする請求項6記載の色信号復調回路。
  8. 【請求項8】 前記色信号は、色搬送波と同一な周波数
    のサイン成分で乗算されたB−Y成分と色搬送波と同一
    な周波数のコサイン成分の乗算されたR−Y成分とを加
    算して成る信号であることを特徴とする請求項6記載の
    色信号復調回路。
  9. 【請求項9】 入力される色信号を所定の時間遅延して
    前記位相変移器に出力する遅延時間補正手段を更に含む
    ことを特徴とする請求項6記載の色信号復調回路。
  10. 【請求項10】 入力される変調された色信号をキャリ
    ヤ信号を利用して復調する色信号復調方法において、 前記色信号に載せられたバースト信号に位相同期された
    サイン成分を有する第1キャリヤ信号とコサイン成分を
    有する第2キャリヤ信号を発生するキャリヤ発生段階
    と、 前記入力される色信号と第1キャリヤ信号とを乗算した
    結果と、遅延された色信号と第2キャリヤ信号とを乗算
    した結果とを利用して、基底帯域のB−Y色差信号を復
    調する第1復調段階と、 前記入力される色信号と第2キャリヤ信号とを乗算した
    結果と、前記位相遅延された色信号と第1キャリヤ信号
    とを乗算した結果を利用して、基底帯域のR−Y色差信
    号を復調する第2復調段階とを備えることを特徴とする
    色信号復調方法。
  11. 【請求項11】 入力される色信号に載せられたバース
    ト信号に位相同期されたサイン成分を有する第1キャリ
    ヤ信号とコサイン成分を有する第2キャリヤ信号とを発
    生するキャリヤ発生手段を含んだ色信号処理装置の色信
    号復調方法であって、 前記入力された色信号と前記キャリヤ発生手段から出力
    される第1キャリヤ信号とを乗算する第1演算段階と、 前記入力された色信号と第2キャリヤ信号を乗算する第
    2演算段階と、 前記位相遅延された色信号と第2キャリヤ信号を乗算す
    る第3演算段階と、 前記位相遅延された色信号と第1キャリヤ信号を乗算す
    る第4演算段階と、 前記第1演算段階の出力信号と第3演算段階の出力信号
    とを加算してB−Y色差信号を出力する加算段階と、 前記第2演算段階の出力信号から第4演算段階の出力信
    号を減算してR−Y色差信号を出力する減算段階とを備
    えることを特徴とする色信号復調方法。
JP6020459A 1993-02-26 1994-02-17 色信号復調方法及びその回路 Pending JPH077741A (ja)

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