JPH0129574B2 - - Google Patents

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JPH0129574B2
JPH0129574B2 JP59260050A JP26005084A JPH0129574B2 JP H0129574 B2 JPH0129574 B2 JP H0129574B2 JP 59260050 A JP59260050 A JP 59260050A JP 26005084 A JP26005084 A JP 26005084A JP H0129574 B2 JPH0129574 B2 JP H0129574B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ferrous sulfate
present
aqueous solution
parts
citric acid
Prior art date
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Expired
Application number
JP59260050A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61137565A (ja
Inventor
Akira Hoshino
Yoshihiko Iijima
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Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Original Assignee
Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd filed Critical Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、一般家庭および産業用の液状脱臭剤
に関し、更に詳しくは取扱いが容易で且つ脱臭効
果が安定している液状脱臭剤に関する。 (従来の技術) 従来、一般家庭用および産業用として各種の脱
臭剤が使用されおり、その内で硫酸第1鉄のアン
モニア吸収性を利用した硫酸第1鉄の水溶液が液
状の脱臭剤として提案されている。 (発明が解決しようとしている問題点) しかしながら、上記の如き硫酸第1鉄の水溶液
は、硫酸第1鉄が空気中の酸素によつて酸化され
て硫酸第2鉄となり、速やかにその効果が失われ
るという問題がある。これらの酸化を防止するた
めに、硫酸第1鉄の水溶液中に酸化防止剤すなわ
ち還元剤として亜硫酸水素ナトリウム、ハイドロ
キノン、酒石酸等を添加することが考えられる
が、これらの添加物は、人および家畜等に毒性が
あり、従つてこのような添加剤を加えた液状脱臭
剤は一般家庭用や畜産関係の脱臭剤としては使用
することができない。 (問題を解決するための手段) 本発明者は、上述の如き従来技術の欠点を解決
すべく鋭意研究の結果、ある特定の物質を硫酸第
1鉄の水溶液中に添加することによつて、硫酸第
1鉄の水溶液の空気中における安定性が著しく向
上し、しかも使用に際して人や家畜に何らの有害
な作用を及ぼさない液状脱臭剤が得られることを
知見して本発明を完成した。 すなわち、本発明は、硫酸第1鉄の水溶液に、
硫酸第1鉄100重量部あたり、5〜20重量部のク
エン酸および/またはクエン酸の水溶性塩を添加
したことを特徴とする液状脱臭剤である。 本発明を詳細に説明すると、本発明において使
用する硫酸第1鉄は、従来周知の化合物であり、
本発明においては、これを約1〜13重量%(無水
物として)の割合で水に溶解して硫酸第1鉄の水
溶液を調製する。本発明においては、このような
硫酸第1鉄の水溶液中にクエン酸またはクエン酸
の水溶性塩、好ましくはアルカリ金属塩あるいは
両者を添加することを特徴とする。 本発明者の詳細な研究によれば、添加物がクエ
ン酸単独の場合には、このクエン酸は水溶液中の
硫酸第1鉄(無水物として)100重量部あたり約
5〜20重量部の割合で添加するのが好ましく、ま
たクエン酸塩の場合は、上記硫酸第1鉄100重量
部あたり、約5〜20重量部の割合で添加するのが
好ましく、またクエン酸とクエン酸塩を同時に添
加する場合には、上記の硫酸第1鉄100重量部あ
たり約5〜20重量部の割合で添加するのが好まし
い。添加量が上記の範囲以下の量であるときは、
硫酸第1鉄の水溶液安定性向上が十分でなく、ま
た上記範囲以上の添加量であつても、それ以上の
安定化効果を得ることができない。本発明におい
てはクエン酸またはクエン酸塩を単独で使用する
よりも、両者を併用するときに最も優れた効果を
達成することができる。 (作用・効果) 以上の如き本発明によれば、本発明の液状脱臭
剤は、アンモニアを始めとして、各種の悪臭成分
を効率よく吸収して脱臭する効果に優れており、
一般家庭はもとより、各種の畜産業あるいは他の
産業用の脱臭剤として有用である。すなわち、従
来多く使用されていた粉末状の脱臭剤では、その
取扱い、特に広い面積での散布が容易でなく、散
布の際には、飛散性が大であるという問題があつ
たが、本発明ではこのような問題は十分に解決さ
れ、取扱いが容易である。また、従来の硫酸第1
鉄の水溶液を用いた液状脱臭剤では、水溶液中の
硫酸第1鉄の安定性が不十分であり、放置によ
り、溶存酸素または空気中の酸素によつて酸化さ
れ、水溶液が黄褐色に変化し、沈澱を生じるもの
であつて、保存安定性に問題があつたが、本発明
においてはこのような問題も解決されている。更
に、本発明の液状脱臭剤に添加されているクエン
酸および/またはクエン酸塩は食品添加物として
使用されているように、人や家畜に対して全く有
毒作用を示さないので、本発明の液状脱臭剤は、
従来の安定化した硫酸第1鉄の水溶液に比して、
その使用時の安全性が高いため、その用途は何ら
制限されることがない。 次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明
する。なお、文中部または%とあるのは重量基準
である。 実施例 1 硫酸第1鉄・7水塩25部、クエン酸2部および
クエン酸ナトリウム0.5部を水72.5部に溶解し、
本発明の液状脱臭剤を得た。次に、420ppmアン
モニア水溶液100mlを300mlの三角フラスコにと
り、これに上記の液状脱臭剤1mlを添加し、1時
間後にそのヘツドスペースを北川式検知管にて測
定した。アンモニア除去率は下表の通りであつ
た。 残存アンモニア濃度 除去率 ブランク 270ppm −液状脱臭剤 ND(検出されず) >99.9% 実施例 2 豚糞尿試料50gを200mlのトールビーカーにと
り、0.5mlの上記本発明の液状脱臭剤を表面散布
した。ビーカーの口をパラフイルムでシールし、
2時間後、硫化メチルおよび二硫化メチルについ
てはガスクロ(FPD)にて、アンモニアおよび
酢酸については検知管にて測定し、下表の結果を
得た。
【表】 実施例 3 鶏糞試料50gを200mlのトールビーカーにとり、
0.5mlの上記本発明の液状脱臭剤を表面散布した。
ビーカーの口をパラフイルムでシールし、2時間
後メチルメルカプタン、硫化メチル、二硫化メチ
ルについてはガスクロ(FPD)にて、アンモニ
アおよび酢酸については検知管にて測定し、下表
の結果を得た。
【表】 実施例 4 養豚場における悪臭を軽減するため、上記本発
明の脱臭剤の5倍希釈液を1m2当り約200mlの割
合で噴霧機にて散布して、下記第1表の結果を得
た。第1表から明らかな通り、本発明の液状脱臭
剤を散布した養豚場では、アンモニアが僅かに検
出されたが(最高0.5ppm)、他の悪臭物質は検出
されなかつた。一方無散布の養豚場では、アンモ
ニアが最高で7ppm検出された。
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 硫酸第1鉄の水溶液に、硫酸第1鉄100重量
    部あたり、5〜20重量部のクエン酸および/また
    はクエン酸の水溶性塩を添加したことを特徴とす
    る液状脱臭剤。
JP59260050A 1984-12-11 1984-12-11 液状脱臭剤 Granted JPS61137565A (ja)

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JP59260050A JPS61137565A (ja) 1984-12-11 1984-12-11 液状脱臭剤

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JPS61137565A JPS61137565A (ja) 1986-06-25
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JPH0649819B2 (ja) * 1987-02-10 1994-06-29 大日精化工業株式会社 脱臭性不飽和ポリエステル樹脂組成物
JPS63257571A (ja) * 1987-04-15 1988-10-25 ダイセル化学工業株式会社 脱臭組成物
IL120007A (en) * 1997-01-14 2001-10-31 Remtec Recycling Ind Ltd Compositions for eliminating human and animal excrement odors and a method for use thereof

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