JPH01294A

JPH01294A - 装飾体およびその製造方法

Info

Publication number: JPH01294A
Application number: JP62-154953A
Authority: JP
Inventors: 鶴雄中山; 黒川　史治
Original assignee: ぺんてる株式会社
Filing date: 1987-06-22
Publication date: 1989-01-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は装飾効果の高い金属光沢を有し、基材上に耐久
性に優れ、鮮明なパターンを形成した装飾体に関する。

（従来の技術とその問題点）従来、筆記具用軸、化粧品容器１時計用品等といった装
飾品において、その装飾効果を向上せしめる手段として
、物品の表面処理といった方法が用いられ、この表面処
理いかんにより商品価値が大きく左右され、消費者にお
ける購買意欲も多大な影響を受けるものである。

この種従来の表面処理方法を大別すれば。

■基材上にめっき層を設け、該めっき層上に印刷により
パターン部を設ける。

■基材上にめっき層を設け、該めっき層上にクリヤーコ
ーティング層を設け、該クリヤーコーティング層上に印
刷によりパターン部を設ける。

■基材上にめっき層を設け、該めっき層上にクリヤーコ
ーティング層を設け、該クリヤーコーティング層上に印
刷によりパターン部を設け、該パターン部上にクリヤー
コーティング層を設ける。

■基材表面にエツチング等により凹部を形成し。

該凹部にインキ等を流し込むといったすみ入れ法。

等が知られているが、■はめつき層と印刷の密着性が弱
く、耐久性が悪いといった問題、■。

■はめつき層上にクリヤーコーティングを施すことによ
り、金属光沢が得にくいといった問題。

■はパターンの鮮明度が低下するといった問題があった
。

（問題点を解決するための手段）　　　・本発明は上記
問題点に鑑みなされたものであり、その要旨を、基材と
、スクリーン印刷によるパターン部との間に前記パター
ン部に対応するクロメート処理部を介在させ、前記基材
上に非パターン部分にめっき層を設けてなる装飾体。

並びに基材上にクロメート処理を施し、この後。

スクリーン印刷によりパターン部を形成し、非パターン
部分のクロメート処理部を除去した後。

該非パターン部分にめっき処理を施してなる装飾体の製
造方法とするものである。

以下２図面に従い２本発明について詳述する。

参照符号１は、鉄、銅、アルミニウム、亜鉛等の金属ま
たはこれらの合金等の金属系基材を示すものである。

上記金属系基材１としては、セラミックス。

ガラス等の上に、真空蒸着、スパッタリング。

イオンブレーティング等により金属系被膜を設けたもの
であってもよい。

スクリーン印刷によるパターン部３は、セイコー１００
０．同１５００．同１６９Ｑ、同２５００シリーズ、５
Ｇ１６０．　　プロスチールナ４００．同÷１３００．
同◆５００（以上。

セイコーアドバンス■製）、５３−２５０００゜同３５
０００（以上、東洋インキ■製）等帳の公知のスクリー
ン印刷用インキを用い２図形。

文字等の適宜パターンを印刷することにより得られる。

上記スクリーン印刷用インキとして、クロメート処理部
２との密着性、耐薬品性といった点より、エポキシ系の
スクリーン印刷用インキ。

アクリル系のスクリーン印刷用インキを用いるのが、よ
り好ましい。

この様にして得られたパターン部３に対応するクロメー
ト処理部２は上記金属系基材１を公知のクロメート処理
液に浸漬することにより得られるものである。

非パターン部分４に設けるめっき層５は、電気めっき、
無電解めっき等のめっき処理方法により設けられるもの
である。

更に必要に応じて、得られた装飾体表面に公知のクリヤ
ーコーティング等が施されていてもよい。

次に９本発明の製造方法について詳述する。

金属系基材１を公知のクロメート処理液に浸漬し、クロ
メート処理部２を設け、該クロメート処理部２上に、ス
クリーン印刷により、適宜パターンを印刷し、スクリー
ン印刷が施されていない非パターン部分４のクロメート
処理部２′をクロム酸、塩酸、硝酸、水酸化ナトリウム
等に浸漬することによシ除去した後、電気めっき。

無電解めっき等のめつき処理方法により、前記非パター
ン部分４にめっき層５を設けるものである。

（作用）本発明によると、スクリーン印刷によシバターン部を設
けることにより、細部において鮮明なパターンが得られ
ると共に、基材と該パターン部の間にクロメート処理部
を設けることにより、基材へのパターン部の密着性が向
上するものである。

（実施例）以下、実施例に基づき、更に詳述する。

実施例１゜基材として、プレス加工により得られた直径８８鵡、長
す１００ＩａＩ、厚さ０．５　＆Ｉの円筒状の真鍮を用
い、その表面をトリクレンにより脱脂。

２０°Ｃの溶液に２０秒間浸漬し、基材上にクロメート
処理部を形成し、１１０°Ｃ９３０分間乾燥した。

この後、セイコー１０００（エポキシ系のスクリーン印
刷用インキ黒、セイコーアドバンス■製）を用いて、パ
ターンを厚さ１０μｍ印刷し、１３０°Ｃ１４０分間乾
燥し、濃塩酸溶液。

１０％クロム酸溶液、１０％塩酸溶液の順で浸漬し、ス
クリーン印刷を施していない部分のクロメート処理部を
除去した。

この様にして、クロメート処理部を除去した部分に、電
気めっきにより、光沢のニッケルめっきを厚さ７μｍ施
した後、電気めっきにより金めつきを厚さ３μｍ設け、
黒の印刷によジノ（ターンを形成した装飾体を得た。

実施例２基材として、ＪＩＳ１１００材アルミニウムのプレート
を用い、その表面をリン酸系化手研。

摩液により、化学研摩し、クロム酸４１７！！。

重クロム酸ナトリウム３　／　／　！！、　　フッ化ナ
トリウムαＦ３１１１を混合し、ＰＨ１，５に調整した
液温３０°Ｃの溶液に２分間浸漬し、基材上にクロメー
ト処理部を形成し、１１０°Ｃ２３０分間乾燥した。

この後５Ｓ−２５０００（エポキシ系のスクリーン印刷
用インキ赤、東洋インキ製造■製）を用いて、パターン
を厚さ１０μｍ印刷し。

１３０°Ｃ，３０分間乾燥し、液温５０゛Ｃの５％水酸
化ナトリウム溶液に１０秒間浸漬し、スクリーン印刷を
施していない部分のクロメート処理部を除去した後、３
０％硝酸に、液温を室温と同様にして、３分間浸漬し、
基材表面を中和した。

この様にして得られた基材を、酸化亜鉛１５０ｉ１１．
水酸化ナトリウム５００７／Ｉ！、　　フッ化アンモニ
ウム１０１１１．青化ナトリウム５ｐｉｔを混合した。

液温１５°Ｃの溶液に１分間浸漬し、亜鉛置換めっきを
施した後、硫酸銅２９　Ｊ’　／　１！、炭酸ナトリウ
ム２５１１！、　　ロッセル塩１ｏｏｙｉｔ、水酸化ナ
トリウム４０１１１゜３７％ホルマリン１５０ｍ１／ｌ
を混合し、ＰＨ１１，５に調整しだ液温２０°Ｃの無電
解銅めっき溶液に２０分間浸漬し、銅めっきを厚さ１μ
ｍ施し、電気めっきにより、光沢のニッケルめっきを厚
さ９．５μｍ施し、電気めっきにより、クロムめっきを
厚さ０．５μｍ設け、赤の印刷によりパターンを形成し
た装飾体を得た。

（効果）実施例１，２．により得られた装飾体を用い。

印刷の密着性試験、装飾効果試験を行なった結果を表１
に示す。

※１　密着性試験・・・・・・カッターにより１１１間
隔のマス目を１００個刻設し、市販の粘着性チープによりこれを剥した際の残りの個数を調べた。

（クロスカット試験） ※２　装飾効果・・・・・・・・・めっき層表面の金属
光沢とパターンの鮮明さを目視にて判定この様にして２本発明によると、装飾効果の高い金属光
沢を有した装飾体が得られ、基材上に耐久性に優れ、鮮
明なパターンを形成し得るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第５図は本発明により得られる装飾体の製造工
程の実施例を示す。１・・・・・・金属系基材、２．２’・・・・・・クロ
メート処理部、　　３・・・・・・スクリーン印刷によ
るパターン部、　　４・・・・・・非パターン部分、　
　５・・・・・・めっき層。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）金属系基材と、スクリーン印刷によるパターン部
との間に前記パターン部に対応するクロメート処理部を
介在させ、前記基材上の非パターン部分にめっき層を設
けてなる装飾体。
（２）金属系基材上にクロメート処理を施し、この後、
スクリーン印刷によりパターン部を形成し、非パターン
部分のクロメート処理部を除去した後、該非パターン部
分にめっき処理を施してなる装飾体の製造方法。