JPS62124290A - チタン表面へのメツキ方法 - Google Patents
チタン表面へのメツキ方法Info
- Publication number
- JPS62124290A JPS62124290A JP26312885A JP26312885A JPS62124290A JP S62124290 A JPS62124290 A JP S62124290A JP 26312885 A JP26312885 A JP 26312885A JP 26312885 A JP26312885 A JP 26312885A JP S62124290 A JPS62124290 A JP S62124290A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plating
- parts
- electroless
- film
- titanium
- Prior art date
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- Pending
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- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はチタンあるいはチタン合金の表面に金属をメッ
キする方法に関する。
キする方法に関する。
チタンは比重が小さく、機械的強度に優れかつ耐食性が
良好であるため、重工業部品として汎用されているが、
これをメガネフレームあるいは時計ケースなどの装飾品
に利用することも試みられている。
良好であるため、重工業部品として汎用されているが、
これをメガネフレームあるいは時計ケースなどの装飾品
に利用することも試みられている。
チタン素材は灰色を呈しており、装飾品としては一般に
好ましい色調とは言えないので、装飾品として用いる場
合には表面に異種の金属をクラッドし、あるいは装飾メ
ッキとして製品とする場合が多い。
好ましい色調とは言えないので、装飾品として用いる場
合には表面に異種の金属をクラッドし、あるいは装飾メ
ッキとして製品とする場合が多い。
チタンは活性な金属であり、その表面は酸化物層で覆わ
れている。そのために、脱脂、酸洗などの通常の前処理
を施したのちこれに他の金属をメンキしても、極めて密
着性が悪く実用にならない。
れている。そのために、脱脂、酸洗などの通常の前処理
を施したのちこれに他の金属をメンキしても、極めて密
着性が悪く実用にならない。
そのためにチタンの表面にニッケルなどをクラッドし、
これに装飾メッキを施して製品とすることが行われてい
るが、この場合には素材の形状に制約があり、また軽量
であるというチタンの長所が損なわれることが欠点であ
る。
これに装飾メッキを施して製品とすることが行われてい
るが、この場合には素材の形状に制約があり、また軽量
であるというチタンの長所が損なわれることが欠点であ
る。
チタンの表面に直接金属をメッキしようという試みは多
くなされているが、実用になっている技術は下記の方法
のみである。
くなされているが、実用になっている技術は下記の方法
のみである。
この方法はチタン素材な弗酸および硝酸からなる強酸で
エツチングしたのち、サンドブラスト処理して表面な粗
面にし、ただちに電解メッキにより目的とする金属をメ
ッキするものである。
エツチングしたのち、サンドブラスト処理して表面な粗
面にし、ただちに電解メッキにより目的とする金属をメ
ッキするものである。
しかしながらこの方法では、表面が粗面であるから装飾
的に制約が大きい。
的に制約が大きい。
そこで本発明の目的は、鏡面研摩されたチタン素材の表
面にも直接金属をメッキし得る方法を提供することであ
り、そのため本発明においては、チタン素材を酸洗した
のち無電解ニッケルリンメッキ液を用いて初期には電解
メッキによりニッケルを析出させ、その後は電解ある(
・は無電解メッキによりニッケルリン合金膜を成長させ
るようにした。さらに、メッキ処理後に200°〜40
00Cの温度に加熱して被膜の密着性を向上させた。
面にも直接金属をメッキし得る方法を提供することであ
り、そのため本発明においては、チタン素材を酸洗した
のち無電解ニッケルリンメッキ液を用いて初期には電解
メッキによりニッケルを析出させ、その後は電解ある(
・は無電解メッキによりニッケルリン合金膜を成長させ
るようにした。さらに、メッキ処理後に200°〜40
00Cの温度に加熱して被膜の密着性を向上させた。
無電解ニッケルリンメッキは、一般には素材表面を活性
化処理してパラジウムの核を形成し、次に無電解でニッ
ケルリンを析出させるものである。
化処理してパラジウムの核を形成し、次に無電解でニッ
ケルリンを析出させるものである。
しかしながらチタンを素材とする場合には通常の活性化
処理では密着性の良好なメッキが実施できない。そこで
従来の活性化処理に代る手段として無電解ニッケルリン
メッキ液を用いて最債には電圧を印加して電解メッキを
行なえば、密着性が確保できることが見出された。本発
明はこのような知見に基づくものであり、以下実施例に
つき説明する。
処理では密着性の良好なメッキが実施できない。そこで
従来の活性化処理に代る手段として無電解ニッケルリン
メッキ液を用いて最債には電圧を印加して電解メッキを
行なえば、密着性が確保できることが見出された。本発
明はこのような知見に基づくものであり、以下実施例に
つき説明する。
チタンあるいはチタン合金からなる板材をバフ研摩した
のち、脱脂、水洗し、下記の組成からなる液で軽く酸洗
した。
のち、脱脂、水洗し、下記の組成からなる液で軽く酸洗
した。
酸性弗化ナトリウム 80 g/lり エ ン
酸 20 g/l硝酸ナトリ
ウム 30g/l 酸洗後純水で洗浄し、ロッシェル塩溶液中に給板を用い
て直流5ボルトを印刷すると、約2分間でチタン板の全
表面にニッケルが析出する。
酸 20 g/l硝酸ナトリ
ウム 30g/l 酸洗後純水で洗浄し、ロッシェル塩溶液中に給板を用い
て直流5ボルトを印刷すると、約2分間でチタン板の全
表面にニッケルが析出する。
その後は電解メッキでも無電解メッキでも同様であり、
これにより厚さ約1ミクロンのニッケルリン膜を析出さ
せた。
これにより厚さ約1ミクロンのニッケルリン膜を析出さ
せた。
メッキ処理後に250℃の温度で30分間加熱処理し、
密着性を向上させた。
密着性を向上させた。
折り曲げテストの結果、このメッキ膜は極めて密着性に
優れていることが認められた。
優れていることが認められた。
このようにしてメッキしたニッケルリン膜を下地メッキ
として、さらにその表面に金、ロジウム、パラジウムな
どの貴金属を装飾メッキした場合にも満足な結果が得ら
れた。
として、さらにその表面に金、ロジウム、パラジウムな
どの貴金属を装飾メッキした場合にも満足な結果が得ら
れた。
以上に述べたように、本発明の方法によれば従来困難と
思われていた鏡面研摩されたチタン素材の表面にも装飾
メッキが可能となる。したがってメガネフレーム、時計
外装などに応用すれば有効である。
思われていた鏡面研摩されたチタン素材の表面にも装飾
メッキが可能となる。したがってメガネフレーム、時計
外装などに応用すれば有効である。
Claims (2)
- (1)チタンあるいはチタン合金からなる素材を弗化物
を含む酸性液により酸洗して表面の酸化被膜を除去する
工程と、無電解ニッケルリンメッキ液中において電解メ
ッキによりニッケルリン被膜を析出させる工程と、さら
に同一メッキ液中において電解あるいは無電解メッキに
よりニッケルリン被膜を成長させる工程と、200°〜
400℃の温度に加熱して被膜の密着性を向上させる工
程とからなるチタン表面へのメッキ方法。 - (2)チタンあるいはチタン合金からなる素材を弗化物
を含む酸性液により酸洗して表面の酸化被膜を除去する
工程と、無電解ニッケルリンメッキ液中において電解メ
ッキによりニッケルリン被膜を析出させる工程と、さら
に同一メッキ液中において電解あるいは無電解メッキに
よりニッケルリン被膜を成長させる工程と、200°〜
400℃の温度に加熱して被膜の密着性を向上させる工
程と、さらにニッケルリン被膜の上に貴金属を電解メッ
キする工程とからなるチタン表面へのメッキ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26312885A JPS62124290A (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 | チタン表面へのメツキ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26312885A JPS62124290A (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 | チタン表面へのメツキ方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62124290A true JPS62124290A (ja) | 1987-06-05 |
Family
ID=17385207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26312885A Pending JPS62124290A (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 | チタン表面へのメツキ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62124290A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0341546A2 (de) * | 1988-05-10 | 1989-11-15 | Schering Aktiengesellschaft | Verfahren zur haftfesten Metallisierung von Titan oder Titanlegierungen |
JPH03229891A (ja) * | 1990-02-01 | 1991-10-11 | Seikosha Co Ltd | 金属の表面処理方法 |
JPH04173993A (ja) * | 1990-06-06 | 1992-06-22 | Mitsubishi Electric Corp | 無電解ニッケル膜へのめっきの下地調整方法 |
KR20010097237A (ko) * | 2000-04-20 | 2001-11-08 | 신영태 | 티타늄을 소재로 하는 각종 기물들에 대한 습식 도금 방법 |
CN100351433C (zh) * | 2004-11-19 | 2007-11-28 | 大连理工大学 | 一种工业纯钛的镀金工艺 |
JP2008038990A (ja) * | 2006-08-03 | 2008-02-21 | Jtekt Corp | リング状バネ部品、トルクリミッタ、ステアリング装置 |
JP2008190572A (ja) * | 2007-02-02 | 2008-08-21 | Nippon Densan Corp | 動圧軸受の製造方法及びその動圧軸受を用いたモータ |
JP5825733B1 (ja) * | 2015-07-10 | 2015-12-02 | 名古屋メッキ工業株式会社 | 金めっき装飾品、模擬刀及びその金めっき方法 |
US20170146954A1 (en) * | 2015-11-19 | 2017-05-25 | Nivarox-Far S.A. | Timepiece component |
JP2017110276A (ja) * | 2015-12-18 | 2017-06-22 | 石原ケミカル株式会社 | 不導態形成性の軽金属上への導電性皮膜形成方法 |
-
1985
- 1985-11-22 JP JP26312885A patent/JPS62124290A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0341546A2 (de) * | 1988-05-10 | 1989-11-15 | Schering Aktiengesellschaft | Verfahren zur haftfesten Metallisierung von Titan oder Titanlegierungen |
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JP2017110276A (ja) * | 2015-12-18 | 2017-06-22 | 石原ケミカル株式会社 | 不導態形成性の軽金属上への導電性皮膜形成方法 |
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