JPH01291976A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH01291976A
JPH01291976A JP12351588A JP12351588A JPH01291976A JP H01291976 A JPH01291976 A JP H01291976A JP 12351588 A JP12351588 A JP 12351588A JP 12351588 A JP12351588 A JP 12351588A JP H01291976 A JPH01291976 A JP H01291976A
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JP
Japan
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ink ribbon
recording
ink
speed
recording head
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JP12351588A
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Inventor
Kazushi Nagato
一志 永戸
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は熱転写方式の記録装置に係り、特にインクリ
ボンの駆動方式に関する。
(従来の技術) 熱転写方式は、所定方向に駆動されるインクリボンに記
録ヘッドを介して選択的に熱を加え、インクリボンのイ
ンク塗布面に接触している被記録体にインクを転写して
記録する方式であり、ノンインパクト記録であるため騒
音が少ない、普通紙にも記録できる、保守が簡単である
等の特徴から、各種OA機器の出力装置に多用されてい
る。
このような熱転写記録装置では、通常インクリボンを一
度しか使用できないため、記録コストが高いという難点
がある。そこで、多数回使用可能なインクや、熱昇華性
のインクを使用する方法、あるいはインク層を厚くする
とともにインクに適当な粘度を与え、厚いインク層を引
伸ばして使用することにより、実効的に多数回使用と同
様な効果を与えるようにしたインクリボンが開発されて
いる。これらのインクリボンは、記録した長さと比較し
てインクリボンの使用量が少ない、いわゆるインクリボ
ン節約モードで使用される。このインクリボン節約モー
ドは、インクリボンの巻取り速度vHをキャリジ速度V
(よりも小さくすることで実現可能となる。
ところで、ワイヤドツト記録装置ではインクリボンと記
録紙は通常は非接触状態であり、記録する場合だけ瞬間
的に接触する。これに対し熱転写記録装置では、基本的
に記録する・しないに関わらず常にインクリボンと記録
紙とが接触している。
このためインクリボン節約モードでの記録を行なう場合
、インクリボンの巻取りをスムーズに行なうことが難し
いという問題がある。この問題を第5図を用いて説明す
る。
第5図(a)において、記録ヘッド51.インクリボン
52及びインクリボン巻取りローラ53等は全てキャリ
ジに搭載され、記録紙54に対して矢印Aの方向に速度
v(で移動している。また、インクリボン52は巻取リ
ローラ53によって記録ヘッド51の直下では記録ヘッ
ド51に対して矢印Bの方向に速度vBで巻取られてい
る。VC2VBはインクリボン節約モードを実現するた
めに、v(>VRの関係になっている。
ここで、記録ヘッド52の直下のインクリボン52にか
かる力の釣合いを考える。まず、図の左方向に巻取りロ
ーラ53から与えられる巻取りのためのフロントテンシ
ョンTFが作用している。
また、右方向にはインクリボン繰出しローラ(図示せず
)側からのパックテンションTBが作用している。一方
、インクリボン52は記録ヘッド51と接しながら移動
しているために、矢印Bの反対の方向にPHの力を受け
ている。さらに記録紙54から見ると、インクリボン5
2は矢印りで示すようにV(VBの速度で移動している
ので、インクリボン52には記録紙54からの摩擦力が
矢印りと反対方向にPPの大きさで作用している。
これらの力が釣合ってPp +Tp 5wpH+”r、
、の状態になると、インクリボン52は正常に巻取られ
る。
インクリボン52のパックテンションTBは繰出しリー
ル上のインクリボン52の直径によって変化し、特別に
パックテンションを一定にするような装置を設けない限
り、直径が大きい記録開始時点ではTBはかなり小さく
なっている。また、記録ヘッド51とインクリボン52
の間の摩擦力PHは、一般にインクリボン52のベース
フィルムが樹脂で構成されているために、記録紙54と
インクリボン52との間の摩擦力PPよりも小さい。摩
擦力PPは記録紙54が表面の粗いラフベイバーや、実
際に記録がなされてインクが記録紙に転写されている場
合には、大きな値となる。
この摩擦力PPが増加してPP>Pl(+TBとなると
、巻取りローラ53が巻取りのためのフロントテンショ
ンTFを与えなくとも、インクリボン52が繰出される
状態となってしまう。このときインクリボン52がイン
クリボン繰出しリールから繰出される速度はV(である
から、第5図(b)に示すような状態が起こる。すなわ
ち、記録ヘッド51の位置を通過したインクリボン52
はインクリボン巻取リローラ53によってVRの速度で
巻取られるのに対し、記録ヘッド51の位置へ入ってく
るインクリボン52は摩擦力P、によって速度V(で繰
出されているので、VC−VRの速度差に相当する量の
インクリボンが巻取られずに、図のようにたるんだ状態
となる。このような状態になると、インクリボン節約モ
ードが実現されなくなってしまうばかりでなく、たるん
だインクリボンが記録ヘッド51の周辺に溜ってインク
リボン52の走行に影響を与え、正常な記録動作を行な
うことが不可能となってしまう。
(発明が解決しようとする課題) このように熱転写記録装置においてインクリボン節約モ
ードを実現するために、インクリボンを記録ヘッドの移
動速度vcより遅い速度VRで記録紙に対して相対的に
移動させると、記録紙とインクリボンとの摩擦力PPに
よってインクリボンが記録ヘッドの移動速度v(と同じ
速度で記録ヘッドの位置に繰出されるため、インクリボ
ンが記録ヘッドの位置を通過した直後でたるみを生じて
インクリボンが円滑に駆動されず、従って品質の良い記
録ができないという問題があった。
本発明はこのような問題点を解決し、インクリボン節約
モードにおいてもインクリボンを円滑に駆動できる記録
装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、記録ヘッドから見てインクリボンの繰出し側
及び巻取り側の両方にインクリボン駆動手段を設け、イ
ンクリボン節約モードではこれら繰出し側及び巻取り側
のインクリボン駆動手段のうち少なくとも被記録体から
見たインクリボンの相対移動方向下流側にあるインクリ
ボン駆動手段を用いてインクリボンを駆動するようにし
たものである。
(作 用) インクリボン節約モードで被記録体から見たインクリボ
ンの相対移動方向下流側(換言すれば記録ヘッドから見
てインクリボンと被記録体との相対移動方向下流側)に
あるインクリボン駆動手段または繰出し側及び巻取り側
の両方のインクリボン駆動手段を用いてインクリボンを
駆動すると、インクリボンが繰出される速度がインクリ
ボン駆動手段により被記録体とインクリボンとの摩擦力
によらず一定に規制される。従って、インクリボンが記
録ヘッドを通過した後にたるみを生じることがなくなり
、インクリボンを円滑に駆動することができる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の一実施例の要部を示す図である。同図
において、キャリジ1には記録ヘッド2と、インクリボ
ン3の繰出しリール4及び巻取りリール5と、繰出しリ
ール4から繰出されるインクリボン3を記録ヘッド2へ
向けて駆動する繰出し側インクリボン駆動手段6として
の一対のローラ6a、6bと、記録ヘッド2の位置を通
過したインクリボン3を巻取りリール5へ向けて駆動す
る巻取り側インクリボン駆動手段7としての一対のロー
ラ7a、7bが設けられている。
記録ヘッド2は通常の熱転写方式の場合は複数の発熱素
子を配列したサーマルヘッドが使用され、また熱転写方
式の中でも抵抗性インクリボンを使用する通電転写方式
の場合は複数の記録電極を配列したものが使用される。
また、後述するインクリボン節約モードでの記録や、双
方向記録を行なう場合のように、インクリボンと記録紙
とが相対速度をもって記録することができるように、記
録ヘッド2としては例えば基板の端面上に発熱素子また
は電極を配列してインクリボンと点接触に近い状態で接
触できるようにしたものが望ましい。
さらに、インクリボン3に塗布されるインクとしては、
加熱された後記録紙との結合力がインクリボン基材との
結合力を上回り、インクに適度の粘度と凝集力がある状
態でインクリボン3と記録紙とが剥離されることによっ
て記録紙に転写されるようなインク、すなわち加熱され
た後すぐに剥離ができるような材質のインクが望ましい
インクリボン駆動手段6,7は、図示しない制御手段に
よりローラ6a、6bの回転速度・回転方向と各ローラ
6a、6b及び7a、7bの圧接・圧接解除が制御され
る。すなわち、インクリボン駆動手段6.7は2つのロ
ーラ6a、6b及び7a、7bがインクリボン3を挟ん
で圧接している場合だけインクリボン3を駆動でき、圧
接されていない状態ではインクリボン3の移動を妨げな
いようになっている。また、記録中は各インクリボン駆
動手段6,7のローラは矢印の方向に回転し、インクリ
ボン3は繰出しリール4から繰出され、矢印Bのように
巻取りリール5へ巻取られる。インクリボン駆動手段6
,7を構成するローラ6a、5b及び7a、7bのうち
、6a、7aは図示しないモータ等の動力源からの回転
動力が加えられる主動ローラであり、他方のローラ6b
7bは主動ローラ6a、7aと圧接することによって回
転する従動ローラとなっている。
なお、繰出しリール4は図示しないバックテンション付
与手段によって適当なパックテンションが付与されてお
り、また巻取リリール5は図示しない巻取りリール駆動
手段によって駆動される。
本実施例ではキャリジ1はプラテン8上の記録紙9に対
して矢印AまたはCの方向へ移動し、この両方向で記録
が可能となっている。ここで、キャリジ1を矢印Aの方
向に速度v(で移動させ、インクリボン3を矢印Bの方
向に駆動して巻取りリール5に巻取りながら記録を行な
うのが順方向記録であり、またキャリジ1を矢印Cの方
向に速度v(で移動させ、インクリボン3を順方向記録
の場合と同様に矢印Bの方向に駆動して巻取りリール5
に巻取りながら記録を行なうのが逆方向記録である。
第2図は同実施例においてインクリボン節約モードで記
録を行なうときのインクリボンの駆動状態を示すもので
、(a)は順方向記録の場合、(b)は逆方向記録の場
合である。
第2図(a)に示す順方向記録においては、インクリボ
ン駆動手段6.7のうち繰出し側インクリボン駆動手段
6を用いてインクリボン3を駆動する。すなわち、繰出
し側インクリボン駆動手段6において従動ローラ6bを
インクリボン3を介して主動ローラ6aに圧接し、繰出
しリール4から繰出されたインクリボン3をVR<VC
なる速度vRで駆動する。巻取り側インクリボン駆動手
段7においては、従動ローラ7bを主動ローラ7aから
離し、従動ローラ7bのみがインクリボン3と接触する
状態にして、従動ローラ7bがインクリボン巻取りの負
荷となることなく回転するようにする。また、巻取リリ
ール5は図示しない巻取りリール駆動手段によって回転
駆動される。
°このようにインクリボン節約モードで順方向記録を行
なう場合は、記録紙9から見たインクリボン3の相対移
動方向下流側(記録ヘッド2から見てインクリボン3と
記録紙9との相対移動方向下流側)にあるインクリボン
駆動手段である繰出し側のインクリボン駆動手段6によ
ってインクリボン3を速度vBで駆動するため、インク
リボン3が記録ヘッド2の位置に進入する際の速度もV
Rに規制される。そして、記録ヘッド2の位置を通過し
た後のインクリボン3は、巻取りリール5に巻取られる
。このようにすると、従来のように記録紙9とインクリ
ボン3との間の摩擦力によって記録ヘッド2の前後でイ
ンクリボン3にV(−VRの速度差が生じることはない
ので、インクリボン3が記録ヘッド2を通過した後にた
るみを生じることはなく、インクリボン3は円滑に駆動
さ、れる。
一方、第2図(b)に示す逆方向記録においては、イン
クリボン駆動手段6,7のうち、同様に記録紙9から見
たインクリボン3の相対移動方向下流側にある巻取り側
インクリボン駆動手段7を用いてインクリボン3を駆動
する。すなわち、巻取り側インクリボン駆動手段7にお
いて従動ローラ7bをインクリボン3を介して主動ロー
ラ7aに圧接し、繰出しリール4から繰出され記録ヘッ
ド2の位置を通過した後のインクリボン3をvR<v(
なる速度VRで駆動する。このとき繰出し側インクリボ
ン駆動手段6においては、従動ローラ6bを主動ローラ
6aから離し、従動ローラ6bのみがインクリボン3と
接触する状態にして、従動ローラ6bがインクリボン巻
取りの負荷となることなく回転するようにする。また、
巻取りリール5は図示しない巻取りリール駆動手段によ
って回転駆動される。この場合は、インクリボン3が巻
取り側インクリボン駆動手段7によって駆動されるため
、インクリボン3と記録紙9との間の摩擦力に関係なく
たるみを生じることはない。
上記実施例では、順方向記録時は繰出し側インクリボン
駆動手段6のみを用いてインクリボン3を駆動し、逆方
向記録時は巻取り側インクリボン駆動手段7のみを用い
てインクリボン3を駆動したが、順方向記録時及び逆方
向記録時において、繰出し側及び巻取り側両方のインク
リボン駆動手段6,7を用いてインクリボン3を駆動し
てもよい。このようにすると順方向記録時と逆方向記録
時とでインクリボン駆動手段を切換えなくて済むので、
制御が単純化されるばかりでなく、記録時間の短縮にも
有効である。すなわち、双方向記録は例えば1ペ一ジ全
体の記録する速度を高速にすることが目的であるから、
インクリボン駆動手段を選択するためにある程度以上の
時間を要する場合には、インクリボン駆動手段6,7を
選択的に使用させることを行なわず、両方同時に使用し
た方が記録速度を高くすることができる。
また、順方向記録時に繰出し側インクリボン6のみを使
用し、逆方向記録時には繰出し側及び巻取り側の両方の
インクリボン駆動手段6.7を用いてもよい。
なお、インクリボン節約モードを用いずに順方向記録を
行なう場合のように、インクリボン3と記録紙9との相
対速度が0の場合は、巻取り側のインクリボン駆動手段
7のみを使用してもよい。
しかし、同一の記録装置で通常の記録モードとインクリ
ボン節約モードとを選択できるようになっている場合に
は、モードに応じて使用するインクリボン駆動手段を切
換えることは煩雑なので、例えば順方向記録では繰出し
側のインクリボン駆動手段6を使用し、逆方向記録時で
は巻取り側のインクリボン駆動手段7を使用するという
ように、モードによらず使用するインクリボン駆動手段
を統一しておくことが望ましい。
ところで、本発明はキャリジ1の移動速度(記録ヘッド
2の移動速度)v(と、インクリボン3の移動速度vB
とがv(>VRの関係にあるインクリボン節約モード時
のインクリボン駆動方式に関するものであるが、同じ記
録装置において高精細記録モードのようにVC<VRの
関係にする設定する場合もある。第3図はこのようなモ
ードで順方向記録を行なう時の様子を示したもので、イ
ンクリボン3と記録紙9との相対移動方向は矢印Cの方
向となる。従って、この場合はインクリボン3と記録紙
9との相対移動方向下流側である巻取り側のインクリボ
ン駆動手段7のみを用いればよい。また、逆方向記録時
にも勿論インクリボン3と記録紙9との相対移動方向は
矢印Cの方向となるから、巻取り側のインクリボン駆動
手段7のみを用いればよい。しかし、高精細モードしか
持たない記録装置は実用上者えられず、通常の記録モー
ドやインクリボン節約モードを併せ持つことが多いと考
えられるため、繰出し側及び巻取り側の両方のインクリ
ボン駆動手段6,7を用意する必要がある。
上記実施例おいては、キャリジ1上にインクリボン駆動
手段6,7を搭載しているため、キャリジ1の重量は比
較的大きい。また、インクリボン駆動手段6.7や巻取
りリール5の動力源であるモータもキャリジ1に搭載し
た場合には、キャリジ1の重量はさらに増加する。キャ
リジ1の重量が増加すると、キャリジ1を動かすために
駆動トルクの大きい大型のモータを使用したり、モータ
の駆動電源の容量を大きくする必要が生じるばかりでな
く、モータのスルーアップ・スルーダウンの時間が増加
し、高速記録の妨げとなる。
このような問題を避けるためには、インクリボンカセッ
トを据置き型とすればよい。第4図はインクリボンカセ
ットを据置き型とした記録装置において双方向記録を行
なう様子を示している。第4図において、キャリジ1上
には記録ヘッド2のほか、インクリボン3の経路を設定
するガイド11.12及び記録ヘッド2の押付け・解除
を行なう部材(図示せず)のみが搭載されており、繰出
しリール4と巻取リリール5及びインクリボン駆動手段
6.7は、キャリジ1の外部、すなわち記録装置の本体
側に設けられている。従って、キャリジ1が軽量化され
、高速記録に適した構成となっている。
第4図(a)は通常の記録モードで順方向記録を行なう
場合の状態を示している。この場合、記録紙9の幅より
長い幅にわたってインクリボン3がカバーしており、こ
の状態で既に記録紙9とインクリボン3との相対速度が
0となっているので、インクリボン3を巻取る必要はな
い。従って、インクリボン駆動手段6,7はいずれも図
に示すように静止状態にあり、インクリボン3を2つの
ローラ6a、6b間及び7a、7b間に挟み込んで固定
している。勿論、繰出しリール4及び巻取りリール5に
十分なパックテンションが与えられていれば、インクリ
ボン駆動手段6.7によるインクリボン3の固定を行な
わなくともよい。
通常の記録モードで逆方向記録を行なう場合は、第4図
(b)に示すようにインクリボン3と記録紙9との間に
キャリジ1の移動速度v(の2倍の相対速度を持たせる
必要がある。従って、インクリボン3の移動速度VRは
、矢印の方向に2VCとなる。この場合には、記録紙9
から見たインクリボン3の相対移動方向の下流側である
巻取り側のインクリボン駆動手段7を使用してインクリ
ボン3の駆動を行なう。
一方、インクリボン節約モードで順方向記録を行なう場
合には、記録紙9から見たインクリボン3の相対速度が
繰出し側の方向にvc−VRの大きさになる必要がある
。従ってインクリボン3は繰出し側の方向にVR(VR
<v()の速度で巻取る必要が生じる。すなわち、繰出
しリール4にインクリボン3を巻取るという、通常とは
逆の状態にする必要がある。しかし、この場合にも記録
紙9から見たインクリボン3の相対移動方向の下流側で
ある繰出し側インクリボン駆動手段6を用いてインクリ
ボン3を速度vHで巻取ることによって、インクリボン
3がたるむことがなくなり、所期の目的を達成すること
ができる。なお、インクリボンカセットは使用前の新し
い状態では既にインクリボン3が巻取リリール5側に記
録紙9の幅分以上の長さだけ巻取りリール5側に巻取ら
れた状態となっている。これは新しいインクリボンカセ
ットをセットしてから最初にインクリボン節約モードで
順方向記録を行なう場合に、インクリボン3を繰出しリ
ール4に巻取る必要があるためである。
インクリボン節約モードで逆方向記録を行なう場合には
、第4図(d)に示すようにインクリボン3と記録紙9
との相対移動方向下流側にある巻取り側のインクリボン
駆動手段7を用いて、インクリボン3をv(+VR(v
(>VR>0)の速度で巻取ればよい。
また、このようなインクリボンカセットを据置き型にし
た記録装置では、記録をせずにキャリジ1を移動させる
場合には、キャリジ1が移動した方向に同じ速度でイン
クリボン3を巻取る必要がある。これは記録ヘッド2か
ら見て巻取り側にあるインクリボンは既に使用した部分
であり、繰出し側にあるインクリボンが未使用の部分で
あるため、記録ヘッド2の移動とともにインクリボン3
も移動させる必要があるからである。
なお、以上の実施例では本発明を双方向記録の可能な記
録装置に適用した場合について説明したが、実施例にお
ける順方向記録に相当する単方向の記録のみが可能な記
録装置にも本発明を適用することができる。その他、本
発明は要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施するこ
とが可能である。
[発明の効果コ 本発明によれば、記録ヘッドから見てインクリボンの巻
取り側のみならず繰出し側にもインクリボン駆動手段を
設け、インクリボンを記録ヘッドの移動速度より遅い速
度で駆動しながら記録を行なうインクリボン節約モード
では、これらのインクリボン駆動手段のうち、少なくと
も被記録体から見たインクリボンの相対移動方向下流側
にあるインクリボン駆動手段を用いてインクリボンを駆
動することによって、インクリボンの繰出し速度を被記
録体とインクリボンとの摩擦力によらず一定に規制する
ため、インクリボンが記録ヘッドを通過した後にたるみ
を生じることがなくなり、インクリボンを円滑に駆動す
ることができ、高品質な記録が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る記録装置の要部の構成
を示す図、第2図は同実施例の装置においてインクリボ
ン節約モードで双方向記録を行なう時の状態を示す図、
第3図は同実施例の装置において高精細記録モードで順
方向記録を行なう時の状態を示す図、第4図は本発明の
他の実施例に係る記録装置の要部の構成と動作を説明す
るための図、第5図は従来技術の問題点を説明するため
の図である。 1・・・キャリジ、2・・・記録ヘッド、3・・・イン
クリボン、4・・・繰出しリール、5・・・巻取リリー
ル、6・・・繰出し側インクリボン駆動手段、7・・・
巻取り側インクリボン駆動手段、8・・・プラテン、9
・・・記録紙(被記録体)。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 ==>A Cぐ=== 第1図 第3図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 所定方向に駆動されるインクリボンに記録ヘッドを介し
    て選択的に熱を加え、インクリボンのインク塗布面に接
    触している被記録体にインクを転写して記録を行なう記
    録装置であって、インクリボンが記録ヘッドより遅い速
    度で被記録体に対して相対的に移動するようにインクリ
    ボン及び記録ヘッドを駆動しつつ記録するインクリボン
    節約モードを有する記録装置において、記録ヘッドから
    見てインクリボンの繰出し側及び巻取り側の両方にイン
    クリボン駆動手段を設け、インクリボン節約モードでは
    繰出し側及び巻取り側のインクリボン駆動手段のうち少
    なくとも前記被記録体から見た前記インクリボンの相対
    移動方向下流側にあるインクリボン駆動手段を用いてイ
    ンクリボンを駆動するようにしたことを特徴とする記録
    装置。
JP12351588A 1988-02-18 1988-05-20 記録装置 Pending JPH01291976A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12351588A JPH01291976A (ja) 1988-05-20 1988-05-20 記録装置
EP19890301587 EP0329478A3 (en) 1988-02-18 1989-02-17 Thermal recording printer
US07/311,824 US5157413A (en) 1988-02-18 1989-02-17 Thermal inked ribbon printer mechanism

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12351588A JPH01291976A (ja) 1988-05-20 1988-05-20 記録装置

Publications (1)

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JPH01291976A true JPH01291976A (ja) 1989-11-24

Family

ID=14862521

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12351588A Pending JPH01291976A (ja) 1988-02-18 1988-05-20 記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01291976A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5429443A (en) * 1992-04-06 1995-07-04 Alp Electric Co., Ltd. Thermal transfer printer with ink ribbon feed controller

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5429443A (en) * 1992-04-06 1995-07-04 Alp Electric Co., Ltd. Thermal transfer printer with ink ribbon feed controller

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