JPH01289021A - 銅被覆鋼撚線の製造方法 - Google Patents

銅被覆鋼撚線の製造方法

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JPH01289021A
JPH01289021A JP11963688A JP11963688A JPH01289021A JP H01289021 A JPH01289021 A JP H01289021A JP 11963688 A JP11963688 A JP 11963688A JP 11963688 A JP11963688 A JP 11963688A JP H01289021 A JPH01289021 A JP H01289021A
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Japan
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wire
strand
copper
copper clad
steel wire
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JP11963688A
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English (en)
Inventor
Teruyuki Takayama
高山 輝之
Haruo Tominaga
晴夫 冨永
Sadayoshi Nishiyama
西山 貞義
Sakae Suzuki
栄 鈴木
Akito Kurosaka
昭人 黒坂
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は耐屈曲性を必要とする電線として好適の銅被覆
鋼撚線の製造方法に関する。
[従来の技術] 家庭電器品、オーディオ電気機器及び事務用電気電子機
器においては、これらの機器の内部にて部品間を接続す
る配線としての電線は、銅又は銅合金の細線を撚線に加
工した銅撚線又は銅合金撚線が使用されている。
而して、近時、上述の用途においては機器の小型化の要
求に伴い、その内部に使用される電線は著しい曲げを加
えられたり、又は組立工程の高速化等に伴い繰り返しの
曲げを加えられたりすることが多くなってきた。このた
め、これらの用途に使用される電線は曲げ加工に対して
十分な強度を有していることが必要である。また、電線
の端末部は、はんだ付けによって固定されることが多い
ために、耐熱性又ははんだ付性が優れていることが必要
である。更に、撚線用素線はしばしばスズめっき等を施
してから撚線加工を行うことが多いため、この素線とし
てはめつき性がよいことも必要である。
而して、従来の撚線用電線は以下に示すような欠点を有
する。先ず、銅線は、はんだ付性が優れていると共に配
線のための著しい曲げに対しては有利であるが、強度が
低いことと、繰り返し曲げに対して破断しやすいという
難点がある。このため、撚線としては銅合金線が主とし
て使用されている。この撚線用鋼合金線としては、クロ
ム含有銅線又は真鍮線等があるが、このうちクロム含有
銅線は銅線と同じく繰り返し曲げに対して弱いという欠
点を有する。また、真鍮線は強度及び繰り返し曲げ性の
双方が良好であるが、はんだ付性及びめっき性が著しく
劣るために、はんだめっき工程において、不良品の発生
頻度が多くなるという欠点を有している。
このような従来の電線用撚線の欠点を解消すべく、近時
、鋼線を芯線とし、この芯線の周囲を銅で被覆した銅被
覆鋼線を素線として使用する試みがなされている。
この銅被覆鋼線は周囲を銅が占めているため、はんだ付
性が優れており、芯線が鋼線であるため、強度及び耐屈
曲破断性も優れている。なお、この銅被覆鋼線の銅被覆
率は体積比率で通常20%及び30%であり、この場合
の導電率は夫々30%lAC3及び40%lAC3であ
る。但し、%IACSは、純銅焼鈍材の導電率を100
としたときの値である。
而して、この銅被覆鋼細線を素線とする撚線は、伸線加
工後の細線素線を撚合わせた後、焼鈍することにより製
造される。このように、撚線加工した後焼鈍処理するの
は、銅被覆鋼線は芯線として鋼線を有するため銅線より
も焼鈍温度が著しく高いので、焼鈍後に撚線加工しよう
とすると、焼鈍後の素線をボビンから繰り出すときに素
線同士の接着のために素線が破断しやすいためである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、この従来方法において、銅被覆鋼線を線
径が0.5++v+以下の細線にまで伸線加工し、その
後に撚り合わせ加工すると、撚り合わせ加工の際のねじ
れと曲げによる応力によって線が破断しやすいという問
題点がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、
撚線加工時の断線を防止しつつ、表面のはんだ付性及び
めっき性が優れていると共に、繰り返し曲げ及び著しい
曲げ加工に対する強度が高い銅被覆鋼撚線を製造するこ
とができる銅被覆鋼撚線の製造方法を提供することを目
的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る銅被覆鋼撚線の製造方法は、銅被覆鋼線を
伸線加工して所定径の素線にする工程と、この素線を非
酸化雰囲気中で200乃至400℃の温度にて熱処理す
る工程と、前記熱処理後の複数本の素線を撚線加工する
工程とを有することを特徴とする。
[作用] 本発明においては、先ず、銅被覆鋼線を所定径(例えば
、0.5mmmm下)に伸線加工した細線を素線とする
。このように、銅被覆鋼線を撚線の素線とするから、鋼
線芯線の高強度及び高耐屈曲破断性と、銅被覆部の高は
んだ付性及び高めつき性とを兼ね備えた撚線が得られる
次に、この素線を非酸化雰囲気中にて200乃至400
℃の温度で熱処理する。このように撚合わせ加工する前
に比較的低い温度で銅被覆鋼細線素線を加熱処理する。
このような低い温度に加熱することにより、細線素線同
士の接着を回避しつつ、銅被覆鋼線の銅被覆部に回復又
は再結晶が生じる。一方、鋼線芯線部は回復のみであっ
て再結晶が生じない。
このような、低温加熱により、伸線に伴う残留応力が低
減されて後工程の撚線加工時に素線の破断が防止される
つまり、伸線加工後は、素線表面に引張り方向の残留応
力が存在する。そして、この状態で撚線加工して素線に
曲げ又はねじれが加えられると、素線表面に更に一層の
引張応力が負荷されることになり、素線は破断応力に達
して破断しやすくなる。これに対し、伸線加工後に前述
の低温加熱処理により素線表面の残留応力を予め低減し
ておくことによって、撚線加工時に曲げ又はねじれが加
えられても破断応力にまでは到達しない。これにより、
撚線加工時の素線の断線を防止することができる。また
、この加熱処理は比較的低温であるため、素線同士の接
着も回避される。
加熱温度は200℃以上であることが必要である。加熱
温度が200℃未満であると、前記残留応力の低減効果
が十分でないため、撚線加工時に素線の破断が生じる。
一方、加熱温度が400℃を超えると素線の表面同士が
接合しやすくなり、撚線加工時に素線をボビンから繰り
出そうとすると、素線が直径0゜5111m以下の細線
であるため破断が生じやすくなる。
このため、前述の加熱処理は200乃至400°Cの温
度に加熱することにより行う。
なお、この加熱処理は酸化を防止するために、非酸化雰
囲気にて行う。
このような加熱処理の後に、複数本の素線を繰り出し、
これらを撚合わせて撚線を製造する。予め加熱処理しで
あるので、撚合わせに際して素線が断線することはない
。一方、加熱温度が低いから、ボビンから素線を繰り出
すときに、素線が断線することもない。
[実施例] 以下、本発明の実施例について説明する。
先ず、導電率が40%lAC3の銅被覆鋼線を伸線加工
して線径が0.2mmの素線を得た。次いで、この素線
を窒素ガス雰囲気中で種々の温度で夫々1時間加熱した
後、中心に1本、その周囲に6本配置した総計7本の素
線を撚合わせ加工して撚線を製造した。撚合わせのピッ
チは8m+nであり、撚線速度は12m/分である。
そして、0.2mm径の素線の破断が生じた回数と、撚
線の条長とから、破断1回当りの撚線共を算出して、こ
の撚線共により破断の頻度を比較した。破断頻度が多く
なれば、破断1回当りの撚線共は短くなり、頻度が少な
ければ得られな撚線の長さは長くなる。
その結果を下記第1表に示す。
第  1  表 この第1表から明らかなように、実施例1乃至4の場合
は、伸線加工後撚線加工前に所定温度範囲に加熱処理し
ているから、破断頻度が減少し、いずれも破断1回当り
の撚線共が4km/回以上と長い。
これに対し、比較例1乃至4はいずれもこの破断1回当
たりの撚線共が短い。
特に、素線を加熱しない場合(比較例1)及び加熱温度
が100°Cと低い場合(比較例2)は撚合わせの口金
部から後方の巻取部までの間で素線が破断する。一方、
素線の加熱温度が500°C以上と高い場合(比較例3
.4)は素線同士が接着しやすくなるため、線径が小さ
い素線は送り出しボビン部で破断する。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではない。
例えば、導電率が40%lAC3の銅被覆鋼線に限定さ
れず、種々の銅被覆鋼線に対して本発明方法を適用可能
である。しかしながら、この導電率は20乃至65%l
AC3のものを使用することが好ましい。また、線径も
0.2’+mの細線に限らず、0.5mm以下の細線等
、種々の細線に適用可能である。更に、加熱方法は、バ
ッチ式又は連続式のいずれでも同様の効果を奏する。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、銅被覆鋼線の細
線素線を所定径に伸線加工後200°C以上の温度に加
熱して素線表面の残留応力を緩和又は除去した後、ねじ
れ又は曲げを伴う撚線加工をするから、撚合わせ時の素
線の破断を抑制することができる、また、この加熱処理
は400℃以下の温度でなされているから、ボビンに巻
かれた素線の表面同士が接着してしまうことが防止され
、送り出し時の素線の破断も抑制される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)銅被覆鋼線を伸線加工して所定径の素線にする工
    程と、この素線を非酸化雰囲気中で200乃至400℃
    の温度にて熱処理する工程と、前記熱処理後の複数本の
    素線を撚線加工する工程とを有することを特徴とする銅
    被覆鋼撚線の製造方法。
JP11963688A 1988-05-17 1988-05-17 銅被覆鋼撚線の製造方法 Pending JPH01289021A (ja)

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