JPH012829A - 放電加工装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は放電加工装置に於ける電極又は被加工体の送り
装置に関する。

〔従来技術及び問題点〕

従来の電極又は被加工体の送り装置は、回転モータの回
転をラックピニオン等により直線運動に変換し、且つ歯
車等により減速して伝えるようにしたものである。この
ようにモータの回転を伝達装置を介在させて電極又は被
加工体に伝えるため応答速度が悪く誤差が大きい欠点が
ある。特に正逆回転する場合はバックラッシュがあり送
り精度を悪くする欠点がある。

〔問題点の解決手段〕

本発明は従来の欠点を除去するために提案されたもので
、超音波振動するｉ！厚材若しくは磁歪材を接着固定し
て振動する振動体を送りを与える電極等に直接圧接摩擦
して駆動する送り装置を設けたことを特徴とするもので
ある。

（実施例〕 以下図面の一実施例により本発明を説明する。

第１図に於て１は細孔加工用のパイプ電極で、先端を被
加工体２に対向し、パイプ内をポンプ３により供給され
る加工液を流通させて先端から加工間隙に噴流し、そこ
に加工用電源４によってパルス放電を繰返すことにより
穿孔加工する。５は板状振動体、６は振動体に接着固定
した電歪素子で９０°位相差のある電源の高周波電圧を
印加することによって超音波振動し振動体５を伝播する
進行波がパイプ電極１の軸方向に移動するよう組合せで
ある。振動体５のバイブ電極１との接触面には振幅を増
大して効率を高めるように接触面に縦方向の切欠き５ａ
が形成してあり、ここにパイプ電極１をピンプローラフ
により圧接し、摩擦により駆動する。振動体５の電極接
触面には摩擦力を高めるためにマイクロ溶接とか切欠き
等により微細凹凸をした摩擦層を形成処理しである。８
はパイプ電極１の先端をガイドするホルダ、９は電極１
と被加工体２間の電圧を検出する抵抗、１０は検出信号
電圧を比例する超音波周波数に変換するＶ−Ｆ変換器、
１１は変換された超音波を９０°の位相差を有する２相
位号にする位相分離器で、この出力を重ねて固着した電
歪素子６に印加する。

電歪素子６は高周波信号によって伸縮し、振動体５に定
在波の合成による進行波を発生し、この波動は表面切欠
き５ａにより振幅増幅されて圧接するパイプ電極１に作
用し摩擦により電極１に送りを与えるようになる。この
送り制御によりバイブ電極先端と被加工体２が対向する
加工間隙の調整制御が行なわれるが、加工間隙が広がっ
た状態に於ては、間隙の電圧は高く抵抗９により検出さ
れる信号電圧が上昇し、Ｖ−Ｆ変換器１０の超音波周波
数が高く、位相分離器１１から電歪素子６に加わる周波
数が増大するから振動体５の振動速度が高まりパイプ電
極１の送り速度を高めて加工間隙を狭めるよう制御する
。反対に送り過ぎて間隙が狭まったときは棲出信＠電圧
が低下するから、比例的にＶ−Ｆ変換出力の周波数が減
少し、振動体５の撮動速度が低下し、パイプ電極１の送
り速度を下げて加工間隙を正常間隙に戻すよう制ｍ＋す
る。

この送り制御により加工間隙は常に正常値に制御され、
安定したパルス放電が繰返されることによって高速度の
穿孔加工が行なえる。

以上のようにパイプ電極１の送り制御は、電歪素子６に
よって超音波撮動する振動体５の進行波によって、これ
に直接摩擦接触するパイプ電極１をｒｓ擦駆動すること
によって送るものであるから、極めて応答性の高い送り
制御をすることができる。

しかも振動周波数制御によって、減速機を必要とするこ
とな（、低速でも高トルクをもって安定に駆動すること
ができ、応答性の優れた精密な送り制御をすることがで
きる。又従来のモータを利用した送り装置に比較して単
純構造で゛、小型軽」に構成でき、放電加工機の送り装
置として極めて有効である。

第２図は電極１に回転も与えられるようにした実施例で
、軸方向の送り装置は第１図のものと同一である。１２
は円環形振動体、１３がその底面に接着固定した電歪素
子、１４は振動体１２の上面に圧接する円環形振動体で
、固定ねじ１５によって貞通するパイプ電極１が固定さ
れている。振動体１２は廻り止めされ、且つ上下方向に
は摺動面を移動自在に設けである。１６は電極先端を支
持するセーラミツク等の絶縁性ホルダで被加工体２上面
に直接固定して支持する。

第３図は振動体１２の底面に接着固定して電歪素子１３
の正面図で、合計８個の素子が円環状に設けられ、各素
子を矢印方向に伸縮するように分極励起する。電極ａ、
ｂ、ｃ、ｄを結線して高周波電源Ｅ＋に接続し、電極ｃ
Ｊ、ｇ、ｈを結線して９０°位相差の高周波電源Ｅ２に
接続する。高周波電源Ｅ１　、Ｅ２によって電歪素子が
伸縮し、これにより振動体１２には円周方向に時間と共
に一定方向に移動する超音波進行波が発生し、この振動
体１２に圧接する移動体１４が接触摩擦力によって回転
する。この回転する移動体１４にねじ結合１５シたパイ
プ電極１が矢印のように回転し、回転しながら振動体５
による下方への送りが与えられる。電極１の回転により
加工間隙に発生する加工屑の排除が良好に行なわれ安定
放電加工により高速度の加工が、又回転により真円度を
高めた穿孔加工ができる。

尚、以上は穿孔加工の実施例について説明したが、加工
形状電極を用いた型彫加工に於ても、その電極又は被加
工体に追従送り、寄せ加工送り、回転等を行なう送り装
置として利用することができる。超音波振動子には電歪
材に代えて磁歪材を用いることができ、超音波信号を磁
気変換して励磁すれば同様に制御できる。又送り信号は
ＮＣ装置から加え、ＮＣＩＩＩ御信号に本信号超音波電
源を制御しながら振動体の振動制御を行なうことによリ
プログラム制御の送りを与えることができる。

又バイブ電極１の振動体５との接触面に第４図に示すよ
うに摩擦材１７を設けることによって駆動力の伝達効率
を向上させることができる。又これは摩擦層を形成した
移動体を振動体５に圧接して設け、この移動体に電極、
支持部等を固着して移動さけることができる。

〔発明の効梁〕

以上のように本発明は、放電加工装置に於ける電極、電
極支持部、又は被加工体支持部に超音波撮動する電歪材
若しくは磁歪材を接着固定して振動する振動体を圧接摩
擦して駆動する送り装置を設けたものであるから、電歪
材若しくは磁歪材によって超音波撮動する振動体の波動
によってこれに直接摩擦接触するか若しくは移動体を摩
擦接触して電極又は被加工体等を駆動し、極めて応答速
度の高い送り制御をすることができ、発振周波数制御に
よって減速機を設けることなく低速度でも高トルクをも
って安定に駆動することができ、加工間隙を一定の微小
間隙に維持して安定した高速度の放電加工をすることが
できる。又従来のｔ−タを利用した送り装置に比較して
単純構造で、小型軽量に構成でき、放電加工機の電極支
持ヘッドに容易に設けることができ、撓み等を発生する
ことなく、高精密ｔＩｉ電加工装置を形成することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例図、第２図は伯の実施例図、
第３図はその一部の拡大説明図、第４図は又他の実施例
図である。 １・・・・・・・・・パイプ電極 ２・・・・・・・・・被加工体 ４・・・・・・・・・加工用電源 ５・・・・・・・・・振動体 ６・・・・・・・・・電歪材 ７・・・・・・・・・ピンチローラ ９・・・・・・・・・電圧検出抵抗 １０・・・・・・・・・Ｖ−Ｆ変換器 １１・・・・・・・・・位相分離器

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電極と被加工体との対向加工間隙に放電パルスを行なっ
   て加工する放電加工装置に於て、前記電極、電極支持部
   、又は前記被加工体支持部に超音波振動する電歪材若し
   くは磁歪材を接着固定して振動する振動体を圧接摩擦し
   て駆動する送り装置を設けたことを特徴とする放電加工
   装置。