JPH0496665A - ワイヤカット放電加工機のワイヤ電極供給装置 - Google Patents
ワイヤカット放電加工機のワイヤ電極供給装置Info
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- JPH0496665A JPH0496665A JP2210914A JP21091490A JPH0496665A JP H0496665 A JPH0496665 A JP H0496665A JP 2210914 A JP2210914 A JP 2210914A JP 21091490 A JP21091490 A JP 21091490A JP H0496665 A JPH0496665 A JP H0496665A
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- pulley
- wire
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- discharge machine
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Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、ワイヤ電極と被加工物との間に放電を発生さ
せ、その放電エネルギにより被加工物を加工するワイヤ
カット放電加工機に於て、ワイヤ電極の挿通時に作動す
るワイヤカット放電加工機のワイヤ電極供給装置に関す
るものである。
せ、その放電エネルギにより被加工物を加工するワイヤ
カット放電加工機に於て、ワイヤ電極の挿通時に作動す
るワイヤカット放電加工機のワイヤ電極供給装置に関す
るものである。
[従来技術]
ワイヤカット放電加工機に於て、同一の被加工物(以下
、単にワークと呼ぶ)に対してイニシャルホールからの
切抜き加工を連続して繰り返すときや、また加工途中で
の断線時に、ワイヤ電極を自動的に復帰するためのワイ
ヤ電極供給装置が提案されている。これは、上ワイヤガ
イドから送られてきたワイヤ電極を、被加工物のイニシ
ャルホール或は加工途中のワークに形成された貫通穴に
通し、更に下ワイヤガイドを通過させた後、ワイヤ電極
回収手段まで自動的に送るための装置である。このワイ
ヤ電極供給装置と従来より用いられているコンピュータ
による制御装置とを併用することにより、被加工物の自
動加工か可能になり、その結果省力化や、ワイヤカット
放電加工機の稼働率の大幅な向上か可能となる。
、単にワークと呼ぶ)に対してイニシャルホールからの
切抜き加工を連続して繰り返すときや、また加工途中で
の断線時に、ワイヤ電極を自動的に復帰するためのワイ
ヤ電極供給装置が提案されている。これは、上ワイヤガ
イドから送られてきたワイヤ電極を、被加工物のイニシ
ャルホール或は加工途中のワークに形成された貫通穴に
通し、更に下ワイヤガイドを通過させた後、ワイヤ電極
回収手段まで自動的に送るための装置である。このワイ
ヤ電極供給装置と従来より用いられているコンピュータ
による制御装置とを併用することにより、被加工物の自
動加工か可能になり、その結果省力化や、ワイヤカット
放電加工機の稼働率の大幅な向上か可能となる。
本出願人は、第5図に示すように超音波振動子をワイヤ
電極の駆動源に用いたワイヤ電極供給装置を提案してき
た。ワイヤ電極供給装置1は、プーリ2及びプーリ3に
圧着された超音波振動子4により構成されている。その
超音波振動子4は、支持部材5により本体に固定されて
いる。上述の原因により切断されたワイヤ電極11は、
プーリ2と、超音波振動子4の圧着部位を通過すること
により駆動力を受けるよう構成されている。
電極の駆動源に用いたワイヤ電極供給装置を提案してき
た。ワイヤ電極供給装置1は、プーリ2及びプーリ3に
圧着された超音波振動子4により構成されている。その
超音波振動子4は、支持部材5により本体に固定されて
いる。上述の原因により切断されたワイヤ電極11は、
プーリ2と、超音波振動子4の圧着部位を通過すること
により駆動力を受けるよう構成されている。
加工途中での断線時等においては、ワイヤ供給ローラ1
2及び上ワイヤ送りローラ13が作動し、切断されたワ
イヤ電極11先端は、上ワイヤガイド14を経て、イニ
シャルホールあるいは、加工途中のワーク10に形成さ
れた貫通穴を通り、更に、下ワイヤガイド15を通過さ
せた後、超音波振動子4を駆動源に用いたワイヤ電極供
給装置1の駆動部6に接するところまで送られる。する
と、このワイヤ電極供給装置1は、超音波振動子4を駆
動させることで駆動部6とローラ2に挟まれ、ワイヤ電
極11か直接に駆動力を受ける。そして、ワイヤ巻き取
りローラ16に巻装される。
2及び上ワイヤ送りローラ13が作動し、切断されたワ
イヤ電極11先端は、上ワイヤガイド14を経て、イニ
シャルホールあるいは、加工途中のワーク10に形成さ
れた貫通穴を通り、更に、下ワイヤガイド15を通過さ
せた後、超音波振動子4を駆動源に用いたワイヤ電極供
給装置1の駆動部6に接するところまで送られる。する
と、このワイヤ電極供給装置1は、超音波振動子4を駆
動させることで駆動部6とローラ2に挟まれ、ワイヤ電
極11か直接に駆動力を受ける。そして、ワイヤ巻き取
りローラ16に巻装される。
すなわち、このワイヤ供給装置1では、大きな駆動力を
得るために、ワイヤ電極11自身を可動子としてダイレ
クト駆動している。
得るために、ワイヤ電極11自身を可動子としてダイレ
クト駆動している。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、ワイヤカット放電加工機では、主に0.
05mm−0,3mm程度の直径を有するワイヤ電極を
使用している。一般に超音波振動子を用いた駆動装置に
於いては、その振動振幅は1μm〜士数μmと小さい。
05mm−0,3mm程度の直径を有するワイヤ電極を
使用している。一般に超音波振動子を用いた駆動装置に
於いては、その振動振幅は1μm〜士数μmと小さい。
よって、従来のワイヤ供給装置では、ワイヤ電極を超音
波振動子とプーリとの摺動面に誤動作なく確実に挿通す
るのか困難であった。
波振動子とプーリとの摺動面に誤動作なく確実に挿通す
るのか困難であった。
また、上述のように超音波振動子の振動振幅が小さいこ
とから、その摺動面の機械加工精度としてはサブミクロ
ンオーダーの高精度か要求されている。しかしその摺動
面に、切断されて先端の荒れたワイヤ電極か挿通される
ため、摺動面の摩耗や荒れか激しいという問題かあった
。
とから、その摺動面の機械加工精度としてはサブミクロ
ンオーダーの高精度か要求されている。しかしその摺動
面に、切断されて先端の荒れたワイヤ電極か挿通される
ため、摺動面の摩耗や荒れか激しいという問題かあった
。
本発明は、」二連した問題点を解決するためになされた
ものであり、誤動作なくスムースにワイヤ電極の挿通が
可能なワイヤ電極供給装置を得ることをその目的として
いる。
ものであり、誤動作なくスムースにワイヤ電極の挿通が
可能なワイヤ電極供給装置を得ることをその目的として
いる。
また、超音波振動子の摺動面の摩耗を防止することによ
って、耐久性の高いワイヤ電極供給装置を得ることをそ
の目的としている。
って、耐久性の高いワイヤ電極供給装置を得ることをそ
の目的としている。
[課題を解決するための手段]
この目的を達成するために、本発明のワイヤカット放電
加工機のワイヤ電極供給装置に於いては、交流電気信号
が印加されることにより機械振動を行う超音波振動子と
、その超音波振動子の機械出力取り出し部位に圧着され
た第1プーリと、その第1プーリに当接した第2プーリ
とを備え、前記第1プーリと第2プーリ間にワイヤ電極
を挟持し、前記超音波振動子を駆動させてワイヤ電極を
供給することを特徴とする。
加工機のワイヤ電極供給装置に於いては、交流電気信号
が印加されることにより機械振動を行う超音波振動子と
、その超音波振動子の機械出力取り出し部位に圧着され
た第1プーリと、その第1プーリに当接した第2プーリ
とを備え、前記第1プーリと第2プーリ間にワイヤ電極
を挟持し、前記超音波振動子を駆動させてワイヤ電極を
供給することを特徴とする。
また、前記第1プーリに対して前記第2プーリを離接可
能にするための支持機構を備えている。
能にするための支持機構を備えている。
[作用]
上記の構成を有するワイヤ電極供給装置に於いては、ま
ず超音波振動子を励振する事により、その機械出力取り
出し部位に圧着された第1プーリを駆動し、所定方向に
回転駆動させる。すると、その第1プーリに当接された
第2プーリに対し、摩擦力に起因する駆動力が伝達され
、第2プーリも回転駆動される。このとき、ワイヤ電極
の先端を第1プーリと第2プーリとの間に接触させると
、ワイヤ電極は駆動力を受け、所定方向に送られる。
ず超音波振動子を励振する事により、その機械出力取り
出し部位に圧着された第1プーリを駆動し、所定方向に
回転駆動させる。すると、その第1プーリに当接された
第2プーリに対し、摩擦力に起因する駆動力が伝達され
、第2プーリも回転駆動される。このとき、ワイヤ電極
の先端を第1プーリと第2プーリとの間に接触させると
、ワイヤ電極は駆動力を受け、所定方向に送られる。
[実施例]
以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
本実施例に用いる超音波振動子は、例えば特願平1.−
46866号の願書に添付した明細書及び図面により提
案されているような、機械共振器を含んだ超音波振動子
を用いる。以下に、その構成の一例を第1図を参照して
説明する。
46866号の願書に添付した明細書及び図面により提
案されているような、機械共振器を含んだ超音波振動子
を用いる。以下に、その構成の一例を第1図を参照して
説明する。
矩形角柱形状を有する弾性体21の上面に、第1圧電体
22が着設され、かつその着設面と略直交する側面に第
2圧電体23a及び23bか着設されて超音波振動子1
1が構成されている。
22が着設され、かつその着設面と略直交する側面に第
2圧電体23a及び23bか着設されて超音波振動子1
1が構成されている。
弾性体21の長手方向中心には、それを固定するための
固定ボルト24a及び24bが着設されている。固定ボ
ルト24a及び24bの他の一端は、基台25a及び2
5bに固定されている。
固定ボルト24a及び24bが着設されている。固定ボ
ルト24a及び24bの他の一端は、基台25a及び2
5bに固定されている。
また、第1圧電体22の上面には、給電用の電極26が
着設されている。そして、第2圧電体23a及び23b
の上面にも、給電用の電極27a及び27bが着設され
ている。弾性体21自身はアース電極を兼ねており、弾
性体21は固定ボルト24a及び24bを介して基台2
5a及び25bに接地されている。
着設されている。そして、第2圧電体23a及び23b
の上面にも、給電用の電極27a及び27bが着設され
ている。弾性体21自身はアース電極を兼ねており、弾
性体21は固定ボルト24a及び24bを介して基台2
5a及び25bに接地されている。
上述の超音波振動子11の駆動回路について以下に説明
する。交流電源28の出力がフェーズシフタ29に人力
されている。ここに、交流電源・28は、所定の範囲の
周波数の交流電圧が出力可能なものである。そのフェー
ズシフタ29の出力か、アンプ30a及び30bに人力
された後、電極26、電極27a及び27bに接続され
ている。アンプ30a及び30bは、その増幅率か可変
となっており、所定の範囲の電圧振幅を出力可能とする
ためのものである。
する。交流電源28の出力がフェーズシフタ29に人力
されている。ここに、交流電源・28は、所定の範囲の
周波数の交流電圧が出力可能なものである。そのフェー
ズシフタ29の出力か、アンプ30a及び30bに人力
された後、電極26、電極27a及び27bに接続され
ている。アンプ30a及び30bは、その増幅率か可変
となっており、所定の範囲の電圧振幅を出力可能とする
ためのものである。
次に、上述の超音波振動子11の作用につき以下の説明
する。
する。
弾性体21は、所定の周波数fに於いて、その厚さ方向
に両端自由端2次モードで曲げ振動し、且つ大略同一の
周波数fに於いて長さ方向に両端自由端1次モードで縦
振動するようにその形状寸法を調節されている。
に両端自由端2次モードで曲げ振動し、且つ大略同一の
周波数fに於いて長さ方向に両端自由端1次モードで縦
振動するようにその形状寸法を調節されている。
一般に、弾性体中を伝ばんする縦振動の共振周波数は、
弾性体の長さに依存する。また、弾性体の厚さ方向の曲
げ振動の共振周波数は、前記長さ及び厚さに依存する。
弾性体の長さに依存する。また、弾性体の厚さ方向の曲
げ振動の共振周波数は、前記長さ及び厚さに依存する。
従って、前述のような弾性体21を設計することは容易
であるので、その詳細は省く。
であるので、その詳細は省く。
交流電源28により、第1圧電体22に前記所定周波数
fの交流電圧を印加して振動させると、弾性体21は曲
げ振動2次モードで共振し、定在波か励振される。次に
第2圧電体23a及び23bに大略前記周波数fの交流
電圧を印加して振動させると、前記弾性体21は縦振動
1次モードで振動し、定在波か励振される。つまり、前
記固定ポルh24a及び24bで固定される位置は、各
定在波の節となっている。
fの交流電圧を印加して振動させると、弾性体21は曲
げ振動2次モードで共振し、定在波か励振される。次に
第2圧電体23a及び23bに大略前記周波数fの交流
電圧を印加して振動させると、前記弾性体21は縦振動
1次モードで振動し、定在波か励振される。つまり、前
記固定ポルh24a及び24bで固定される位置は、各
定在波の節となっている。
この時、フェーズシフタ29或はアンプ30a及び30
bを用いて、第1圧電体22と第2圧電体23a及び2
3bに印加する電圧の振幅あるいは位相を調節すると、
弾性体21に所望の形状の略楕円運動を発生することが
できる。
bを用いて、第1圧電体22と第2圧電体23a及び2
3bに印加する電圧の振幅あるいは位相を調節すると、
弾性体21に所望の形状の略楕円運動を発生することが
できる。
尚、上述の実施例では縦振動1次モードと曲げ振動2次
モードを励振し、その合成により略楕円運動を得る超音
波振動子について説明したが−1その振動はそれに限定
されるものではなく、縦振動、曲げ振動、せん断振動、
ねじり振動など種々の振動の組合せか可能であり、また
それらの高次モードを利用することも可能である。
モードを励振し、その合成により略楕円運動を得る超音
波振動子について説明したが−1その振動はそれに限定
されるものではなく、縦振動、曲げ振動、せん断振動、
ねじり振動など種々の振動の組合せか可能であり、また
それらの高次モードを利用することも可能である。
上述の超音波振動子11を好適に利用した超音波モータ
35の動作原理について、第2図及び第3図を参照しつ
つ以下に説明する。第3図は、超音波振動子11の圧電
体に印加する入力電圧波形を示した図である。同図に於
て、第1図と同し符号の記された各部材は、前記詳述し
た各構成部材と同一であることを示している。
35の動作原理について、第2図及び第3図を参照しつ
つ以下に説明する。第3図は、超音波振動子11の圧電
体に印加する入力電圧波形を示した図である。同図に於
て、第1図と同し符号の記された各部材は、前記詳述し
た各構成部材と同一であることを示している。
超音波振動子に於いて、縦振動に関し最大振幅を与える
両端部には、駆動子32か形成されている。駆動子32
には、可動子34か図示しない圧着機構により圧着され
ている。
両端部には、駆動子32か形成されている。駆動子32
には、可動子34か図示しない圧着機構により圧着され
ている。
超音波振動子11に交流電気信号を印加して振動させる
と、超音波振動子11は第2図(a)乃至(d)に示さ
れるような振動形態を繰り返すことによって、駆動力を
発生する。即ち、第2図(a)では縦振動の伸長時に左
側の駆動部32が可動子34に接するように両振動の位
相が調節されている。次に、時間とともに第2図(a)
(b) (C)と形状が変化していく。その結果、
今度は縦振動の収縮時に右側の駆動部32が可動子34
に接する。駆動子32と可動子34とが接するときにそ
れらの摩擦力に起因する駆動力を受け、所定方向に推力
を発生するものである。2つの駆動子32の推力発生方
向は、同一動作条件に於いては、常に同一方向を向いて
いる。またその駆動方向は、入力電圧位相により任意に
変更可能である。さらに、駆動速度は入力電圧の振幅或
は位相により調節可能である。
と、超音波振動子11は第2図(a)乃至(d)に示さ
れるような振動形態を繰り返すことによって、駆動力を
発生する。即ち、第2図(a)では縦振動の伸長時に左
側の駆動部32が可動子34に接するように両振動の位
相が調節されている。次に、時間とともに第2図(a)
(b) (C)と形状が変化していく。その結果、
今度は縦振動の収縮時に右側の駆動部32が可動子34
に接する。駆動子32と可動子34とが接するときにそ
れらの摩擦力に起因する駆動力を受け、所定方向に推力
を発生するものである。2つの駆動子32の推力発生方
向は、同一動作条件に於いては、常に同一方向を向いて
いる。またその駆動方向は、入力電圧位相により任意に
変更可能である。さらに、駆動速度は入力電圧の振幅或
は位相により調節可能である。
上述の超音波モータ35では、可動子として直線形状の
ものを例にとり説明したが、それに限定されるものでは
なく、円板形状、球形状の可動子を用い、回転型モータ
を構成することも可能である。
ものを例にとり説明したが、それに限定されるものでは
なく、円板形状、球形状の可動子を用い、回転型モータ
を構成することも可能である。
次に、本実施例のワイヤ電極供給装置40の構成につき
、第4図を参照して以下に説明する。
、第4図を参照して以下に説明する。
ワイヤ電極供給装置40は、本体41の一部に基台25
a及び25bが形成され、支持部材24a及び24bに
より上述の超音波振動子11が支持されている。
a及び25bが形成され、支持部材24a及び24bに
より上述の超音波振動子11が支持されている。
超音波振動子11の上部には、バネホルダ42とバネ押
え43とにより支持された板バネ44か当接されている
。バネホルタ42にはスクリュー溝が形成されており、
ハネ押え43をその溝に沿って回転することかできる。
え43とにより支持された板バネ44か当接されている
。バネホルタ42にはスクリュー溝が形成されており、
ハネ押え43をその溝に沿って回転することかできる。
これらの圧着機構は、超音波振動子の圧着力を付与する
ためのものであり、その圧着力はバネ押え43を回転し
、板バネ44の高さを変化することによって調節される
。
ためのものであり、その圧着力はバネ押え43を回転し
、板バネ44の高さを変化することによって調節される
。
一方、超音波振動子11の下面に於いて、その両端部に
は駆動子45及び46が形成されている。
は駆動子45及び46が形成されている。
駆動子45は、本体41に支持された第1プーリ47に
当接されており、−刃駆動子46は、本体41に形成さ
れた支持台51に当接されている。
当接されており、−刃駆動子46は、本体41に形成さ
れた支持台51に当接されている。
その結果、超音波振動子11は、上述の圧着機構に対し
て水平となるように支持される。尚、本実施例では、駆
動子46は、本体41に形成された支持台51に当接さ
れているが、支持台51をローラに変えて駆動子を当接
させてもよい。また、駆動子45の第1プーリ47に対
する当接面を円弧状にして、第1プーリ47との接触面
積を大きくしてもよい。
て水平となるように支持される。尚、本実施例では、駆
動子46は、本体41に形成された支持台51に当接さ
れているが、支持台51をローラに変えて駆動子を当接
させてもよい。また、駆動子45の第1プーリ47に対
する当接面を円弧状にして、第1プーリ47との接触面
積を大きくしてもよい。
この第1プーリ47は、耐摩耗性を向上するために、そ
の表面にセラミックが溶射形成されている。また、上述
の超音波振動子11の振動振幅がミクロンオーターであ
るために、プーリ47の表面粗さや円筒度などの機械加
工精度は、サブミクロンオーターの高精度に加工されて
いる。
の表面にセラミックが溶射形成されている。また、上述
の超音波振動子11の振動振幅がミクロンオーターであ
るために、プーリ47の表面粗さや円筒度などの機械加
工精度は、サブミクロンオーターの高精度に加工されて
いる。
更に第1プーリ47に於いて、駆動子45との当接部位
の反対側には、第2プーリ48か支持棒49により当接
されている。この支持棒49の他の一端には、積層型圧
電体50が配置され、本体41に固定されている。この
積層型圧電体5oは、数百層の圧電体により形成されて
いるので、高電圧を印加することによって数ミクロンか
ら数百ミクロンの変位を得ることができる。その結果、
第1プーリ47と、第2プーリ48とを離接可能となっ
ている。ワイヤ電極供給装置40の動作時には、この第
1プーリ47と第2プーリ48との間にワイヤ電極60
を挿通する。また、この第2プーリ48は、すべりをで
きるだけ小さくするために、その表面に高摩擦係数材が
接着固定されている。この高摩擦係数材としては、ゴム
、ナイロン6−6或は液晶ポリマーなとの高分子材料が
考えられる。
の反対側には、第2プーリ48か支持棒49により当接
されている。この支持棒49の他の一端には、積層型圧
電体50が配置され、本体41に固定されている。この
積層型圧電体5oは、数百層の圧電体により形成されて
いるので、高電圧を印加することによって数ミクロンか
ら数百ミクロンの変位を得ることができる。その結果、
第1プーリ47と、第2プーリ48とを離接可能となっ
ている。ワイヤ電極供給装置40の動作時には、この第
1プーリ47と第2プーリ48との間にワイヤ電極60
を挿通する。また、この第2プーリ48は、すべりをで
きるだけ小さくするために、その表面に高摩擦係数材が
接着固定されている。この高摩擦係数材としては、ゴム
、ナイロン6−6或は液晶ポリマーなとの高分子材料が
考えられる。
ここで、ワイヤ電極供給装置40の動作につき以下に説
明する。
明する。
同一のワークにイニノヤルホールからの切抜き加工を連
続して繰り返すときや、加工途中での断線時には、ワイ
ヤ電極60をワイヤ回収手段に再接続する必要かある。
続して繰り返すときや、加工途中での断線時には、ワイ
ヤ電極60をワイヤ回収手段に再接続する必要かある。
しかし、ワイヤ電極60の供給手段と回収手段との間は
複雑な経路を有しており、またその通路も狭いので、ワ
イヤカット放電加工機の主駆動装置による駆動たけでは
、ワイヤ電極60をうまく挿通する事か非常に困難であ
る。このような場合に、ワイヤ電極供給装置40が用い
られている。
複雑な経路を有しており、またその通路も狭いので、ワ
イヤカット放電加工機の主駆動装置による駆動たけでは
、ワイヤ電極60をうまく挿通する事か非常に困難であ
る。このような場合に、ワイヤ電極供給装置40が用い
られている。
ワイヤ電極供給装置40の非動作時に於いては、通常上
述の積層型圧電体50に直流電圧を印加する事によって
、第1プーリ47と第2プーリ48はワイヤ電極の直径
より僅かに大きい距離で離れている。そのため、それら
プーリ47.48の表面の摩耗を防止できる。
述の積層型圧電体50に直流電圧を印加する事によって
、第1プーリ47と第2プーリ48はワイヤ電極の直径
より僅かに大きい距離で離れている。そのため、それら
プーリ47.48の表面の摩耗を防止できる。
ワイヤ電極供給装置40の動作時には、切断されたワイ
ヤ電極60の一端は、図示しないワイヤカット放電加工
機の主駆動装置によって、上述の第1プーリ47と第2
プーリ48との間にはいるところまで送られてくる。二
の時、積層型圧電体50に印加する直流電圧を遮断する
事によって、第1プーリ47と第2プーリ48とを接触
させる。
ヤ電極60の一端は、図示しないワイヤカット放電加工
機の主駆動装置によって、上述の第1プーリ47と第2
プーリ48との間にはいるところまで送られてくる。二
の時、積層型圧電体50に印加する直流電圧を遮断する
事によって、第1プーリ47と第2プーリ48とを接触
させる。
この時、超音波振動子11を駆動することで、第1プー
リ47と第2プーリ48とに駆動力が発生し、ワイヤ電
極60かワイヤ電極回収手段に向かって送られる。そし
て、ワイヤ電極の挿通が終了すると、上述の積層型圧電
体50を再動作させることによって第1プーリ47と第
2プーリ48とを離す。
リ47と第2プーリ48とに駆動力が発生し、ワイヤ電
極60かワイヤ電極回収手段に向かって送られる。そし
て、ワイヤ電極の挿通が終了すると、上述の積層型圧電
体50を再動作させることによって第1プーリ47と第
2プーリ48とを離す。
以上のような構成をとっているので、ワイヤカット放電
加工機の使用者が手作業でワイヤ電極を復帰しなくても
、目動的に挿通がなされ、作業効率か大幅に向上するた
けてなく、長期にわたる無人運転も可能となる。
加工機の使用者が手作業でワイヤ電極を復帰しなくても
、目動的に挿通がなされ、作業効率か大幅に向上するた
けてなく、長期にわたる無人運転も可能となる。
更に、一般に電磁モータは絶縁か困難であるか、超音波
振動子11はその構造は簡単であることからコーティン
グなとによる絶縁か容易であり、ワイヤ電極60の冷却
水かかかってもなんら問題が無い。
振動子11はその構造は簡単であることからコーティン
グなとによる絶縁か容易であり、ワイヤ電極60の冷却
水かかかってもなんら問題が無い。
本実施例に於いて超音波振動子の励振源として圧電体を
用いたか、それに限定されるものではなく、電気エネル
ギを機械エネルギに変換できるその他の素子、例えば電
歪素子、磁歪素子なとを用いても良い。またその励振源
の形状も上述の平板に限らず円板形状、円筒形状、棒状
など種々の形状が考えられる。
用いたか、それに限定されるものではなく、電気エネル
ギを機械エネルギに変換できるその他の素子、例えば電
歪素子、磁歪素子なとを用いても良い。またその励振源
の形状も上述の平板に限らず円板形状、円筒形状、棒状
など種々の形状が考えられる。
更に弾性体21の形状は、角柱形状に限定されるもので
はなく、平板状、円板状、円環状、円筒状など種々の形
状が考えられる。
はなく、平板状、円板状、円環状、円筒状など種々の形
状が考えられる。
また、本実施例では圧着機構に於いて板ハネを例にとり
説明したが、それに限定されるものではなく、コイルバ
ネ、ヘリカルバネあるいは磁気力を用いることが考えら
れる。
説明したが、それに限定されるものではなく、コイルバ
ネ、ヘリカルバネあるいは磁気力を用いることが考えら
れる。
一方、第1プーリ47と第2プーリ48とを離接可能と
するための、圧着力可変手段として積層型圧電体50を
用いる例につき説明したか、それに限定されるものでは
なく、電磁ソレノイドなとを用いることも可能である。
するための、圧着力可変手段として積層型圧電体50を
用いる例につき説明したか、それに限定されるものでは
なく、電磁ソレノイドなとを用いることも可能である。
さらにまた、第1プーリ47に用いる耐摩耗性材として
、その表面にセラミックを溶射形成する例につき説明し
たか、それに限定されるものではなく、第1プーリ47
全体を構造用セラミックで形成したり、また高分子材よ
りなる耐摩耗性材を用いることも考えられる。
、その表面にセラミックを溶射形成する例につき説明し
たか、それに限定されるものではなく、第1プーリ47
全体を構造用セラミックで形成したり、また高分子材よ
りなる耐摩耗性材を用いることも考えられる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が
考えられる。
考えられる。
[発明の効果]
以上詳述したことから明らかなように、本発明によれば
誤動作なくスムーズにワイヤ電極の挿通が可能なワイヤ
電極供給装置を実現することかできる。
誤動作なくスムーズにワイヤ電極の挿通が可能なワイヤ
電極供給装置を実現することかできる。
また、超音波振動子の摺動面の摩耗を防止することによ
って、耐久性の高いワイヤ電極供給装置を実現すること
ができる。
って、耐久性の高いワイヤ電極供給装置を実現すること
ができる。
第1図から第4図までは本発明を具体化した実施例を示
すもので、第1図は、本実施例の超音波振動子の構造図
であり、第2図は、上述の超音波振動子の動作説明を示
す図であり、第3図は、超音波振動子の圧電体に印加す
る入力電圧波形を示す図であり、第4図は、本実施例の
ワイヤ電極供給装置の構成を示す構成図である。第5図
は、従来例を示す構成図である。 11・超音波振動子 45・・機械出力取り出し部位 47・・第1プーリ 48・・・第2プーリ 49・50・・・圧着力可変手段
すもので、第1図は、本実施例の超音波振動子の構造図
であり、第2図は、上述の超音波振動子の動作説明を示
す図であり、第3図は、超音波振動子の圧電体に印加す
る入力電圧波形を示す図であり、第4図は、本実施例の
ワイヤ電極供給装置の構成を示す構成図である。第5図
は、従来例を示す構成図である。 11・超音波振動子 45・・機械出力取り出し部位 47・・第1プーリ 48・・・第2プーリ 49・50・・・圧着力可変手段
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ワイヤ電極を供給するためのワイヤカット放電加工
機のワイヤ電極供給装置に於て、 交流電気信号が印加されることにより機械振動を行う超
音波振動子と、 その超音波振動子の機械出力取り出し部位に圧着された
第1プーリと、 その第1プーリに当接した第2プーリとを備え、前記第
1プーリと第2プーリ間にワイヤ電極を挟持させた後、
前記超音波振動子を駆動させてワイヤ電極を供給するこ
とを特徴とするワイヤカット放電加工機のワイヤ電極供
給装置。 2、請求項1記載のワイヤカット放電加工機のワイヤ電
極供給装置に於て、 前記第1プーリに対して前記第2プーリを離接可能にす
るための支持機構を備えたことを特徴とするワイヤ電極
供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2210914A JPH0496665A (ja) | 1990-08-08 | 1990-08-08 | ワイヤカット放電加工機のワイヤ電極供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2210914A JPH0496665A (ja) | 1990-08-08 | 1990-08-08 | ワイヤカット放電加工機のワイヤ電極供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0496665A true JPH0496665A (ja) | 1992-03-30 |
Family
ID=16597158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2210914A Pending JPH0496665A (ja) | 1990-08-08 | 1990-08-08 | ワイヤカット放電加工機のワイヤ電極供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0496665A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5326953A (en) * | 1991-10-28 | 1994-07-05 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Wire electrode feeder for wirecut electrical discharge machine |
JP2005086887A (ja) * | 2003-09-08 | 2005-03-31 | Minolta Co Ltd | 駆動装置 |
-
1990
- 1990-08-08 JP JP2210914A patent/JPH0496665A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5326953A (en) * | 1991-10-28 | 1994-07-05 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Wire electrode feeder for wirecut electrical discharge machine |
JP2005086887A (ja) * | 2003-09-08 | 2005-03-31 | Minolta Co Ltd | 駆動装置 |
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