JPH01282558A - 多活性電子写真要素 - Google Patents

多活性電子写真要素

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JPH01282558A
JPH01282558A JP1061069A JP6106989A JPH01282558A JP H01282558 A JPH01282558 A JP H01282558A JP 1061069 A JP1061069 A JP 1061069A JP 6106989 A JP6106989 A JP 6106989A JP H01282558 A JPH01282558 A JP H01282558A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、多活性電子写真要素、即ち、電荷発生層と電
荷輸送層を含有する要素に関する。より詳細には、本発
明は、再使用ができ且つ電荷輸送層にトリアリールアミ
ン電荷輸送物質を含有する要素に関する。
〔従来の技術〕
電子写真において、強度が通常不均一である静電界パタ
ーンを包含する像(静電潜像とも呼ばれる)が、少なく
とも光伝導層及び伝導性基板を包含する電子写真要素の
絶縁表面に形成される。静電潜像は、通常、絶縁表面上
に予め形成した均一強度の静電界の部分の強度の像様輻
射線散逸により形成される。−船釣に、その後、静電潜
像を電子写真現像液と接触させることにより静電潜像を
トナー像とする。必要に応じて、潜像を現像前に他の表
面に移動させてもよい。
潜像の形成において、最初は均一である静電界を像様輻
射線で散逸するのは、電子・正孔対の生成によりなされ
る。この電子・正札対は、電子写真要素に含有されてい
る物質(シばしば、電荷発生又は光伝導物質とも称する
)により像様化学線照射に対応して発生する。最初均一
である静電界の極性及び電子写真要素に含有されている
物質の種類により異なるが、発生した電荷、即ち、正孔
又は電子の一部分が、要素の露光部分における帯電した
絶縁表面の方向に移動することにより、初期界の像様散
逸が生じる。その結果、静電潜像を構成する不均一界が
残存する。
このような要素には、発生した電荷が像様露光部分にお
ける反対に帯電した表面野方向に移動するのを容易にす
る物質を含有されていて、像様界散逸を生じる。このよ
うな物質は、しばしば、電荷輸送物質と呼ばれる。
周知の電荷輸送物質の一つとしては、トリアリールアミ
ンを包含するものが挙げられる。ここで、「トリアリー
ルアミン」とは、一般的に理解されているのと同様に、
芳香族環又は環系に、少なくとも3個の単結合により直
接結合している少なくとも1個の窒素原子を含有する化
学化合物を意味する。芳香族環又は環系は、無置換でも
よいし、又は更にいくつの置換基にでも且つどんな置換
基にでも結合していてもよい。このようなトリアリール
アミンは、電子写真の技術分野では、電荷発生物質によ
り発生する電荷を受入且つ輸送することができることが
よく知られている。種々の公知の電子写真要素のうち、
一般的に多活性要素と呼ばれるもの(しばしば、多層又
は多活性層要素と呼ばれることもある)がある。多活性
要素は、少なくとも2つの活性層を含有し、そのうちの
少なくとも一層が化学線に照射すると電荷を発生するこ
とができる電荷発生層〔以下、rCGL J(char
ge −generation 1ayer)とも称す
る〕であり、少なくとも一層が電荷発生層により発生し
た電荷を受入且つ輸送することのできる電荷輸送層〔以
下、rCTL J (charge −transpo
rt 1ayer)とも称する)であることからこのよ
うに呼ばれる。
このような要素は、一般的に、少なくとも導電層、CG
L及びCTLを包含している。CGL又はCTLのいず
れかは、導電層及びCGL又はCTLの残ったものの両
方に電気的に接触した状態にある。又、CGLは少なく
とも1種の電荷発生物質(光伝導体)を包含し、CTL
は少なくとも1種の電荷輸送物質を含有し、且つこれら
の層の一方又は両方が更に膜形成高分子バインダーを包
含していることは言うまでもない。
公知の多活性電子写真要素のうち、再使用ができ、且つ
電磁スペクトルの可視及び/又は赤外領域内の像様露光
輻射線に対して感度のよいように特に設計されたものが
ある。再使用可能要素は、許容できないほどの性能の変
化を生じることなく、複数の(好ましくは多数の)サイ
クルで均一帯電、像様露光、静電潜像若しくはトナー像
の現像及び/又は移動並びに残存電荷の消去を行うこと
により実用的に利用することができる。感可視及び/又
は赤外線要素は、可視及び/又は赤外線に照射したとき
に電荷を発生する電荷発生物質を含有するものである。
当該技術分野においては、このような要素は多数知られ
ている。
例えば、可視光線に対して感度を示すように構成した再
使用可能多活性電子写真要素の幾つかが米国特許第4 
、578 、334号及び第4.719.163号に記
載されており、一方、赤外線に対して感度を示すように
構成した再使用可能多活性電子写真要素の幾つかが米国
特許第4,666.802号及び第4,701,396
号に記載されている。
可視光線又は赤外線に対して感度を示す公知の再使用可
能多活性電子写真要素にも、CTLにトリアリールアミ
ン電荷輸送物質が用いられている。
これらの要素においては、トリアリールアミンは、CT
Lを形成する膜形成高分子バインダーに分散又は溶解し
ている。このような要素は、例えば、上記した特許に記
載されている。これらの特許には、CTL用の膜形成バ
インダーとしての利用を有する数多くのポリマーが教示
されている。このように記載されている数多くのポリマ
ーの中には、ポリ(2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパンカーボネート〕(一般的に「ビスフェノ
ール八カーボネート」として知られている)等のポリカ
ーボネート並びに4.4’−(2−ノルボルニリデン)
ジフェノールとテレフタール及びアゼライン酸との縮合
から生成するようなポリエステルがある。
上記した成分を含有する要素は、意図する機能をかなり
よく発揮し、上記した4つの米国特許に記載されている
要素の場合には、他の公知の要素に対しである種の非常
に重要な利点がある。しかしながら、本発明者等は、こ
のような要素には、いくつかの重要な欠点があることを
見出した。例えば、CTLがビスフェノールAポリカー
ボネートにトリアリールアミンを包含するものであると
きには、重大な欠点が生じる。この問題は、CTLが偶
然に紫外線(即ち、例えば、−船釣な室内蛍光灯により
放出される輻射線のかなりの部分を占める約400 n
m未満の波長の輻射線)に当たったときに生じることが
ある。このことは、例えば、電子写真要素を複写機に組
み込み、複写機の内部部品のメイテナンス又は修理中に
一般的な室内照明に当たるときに生じることがある。U
Vカブリとしばしば呼ばれるこの問題は、この要素を紫
外線に偶然に当たった後に通常のサイクルの電子写真操
作に附す時間に、電子写真要素内の残留電位の増大とし
て現れる。
例えば、通常のサイクルの操作では、このような要素は
、最初は約−500ボルトの電位まで均一に帯電され、
次に、通常の像様化学可視又は赤外露光照射線への最大
暴露の部分で約−100ボルトの電位まで放電して、意
図する静電潜像を形成しなければならない。しかしなが
ら、電子写真要素が偶然紫外線に暴露した場合に、通常
の電子写真操作中に残留電荷を消去する通常の方法では
消去できない残留電位の上昇を生じる。例えば、約50
0サイクルの操作の後、消去不可能残留電位は、−20
0〜−300ボルトにも達することがあり、この要素は
所望の一100ボルトまで放電することができない。そ
の結果、複写されている最初の像において、ハイライト
、即ち、像濃度がない部分に相当する最大像様露光部分
に偽像を生じる。実際に、この要素は、500サイクル
の操作を行っただけで再使用ができなくなった。
このUVカブリの機構は現在のところ理解されていない
が、本発明者等は、この問題は、紫外線の吸収により誘
発されるトリアリールアミン電荷輸送物質が化学変化す
るために生じるものと考えた。
このことは、紫外線照射後、CTLに色の変化が認めら
れることによって支持される。このUVカブリの問題は
、防止するか又は最少限に抑えることが望ましい。
一方、本発明者等は、電子写真要素が、トリアリールア
ミンが4.4’−(2−ノルボルニリデン)ジフェノー
ルとテレフタール及びアゼライン酸との縮合から生成さ
れるようなポリエステルのバインダーフィルムに含有さ
れているCTLを包含する場合には、UVカブリの問題
は生じないことを見出した。本発明者等は、このことは
、ビスフェノールAポリカーボネートよりもポリエステ
ルがより多くの紫外線を吸収することにより、紫外線の
一部分がUVカブリの問題を生じる化学変化を引き起こ
すに十分でかなりの量のトリアリールアミンにより吸収
されるのを防止し、及び/又はポリエステル若しくはポ
リエステルとトリアリールアミンとのある種の錯体がU
vにより引き起こされる化学変化の発生を抑制若しくは
防止するためであると考えた。
本発明者等は、CTLバインダーとしてこのようなポリ
エステルを有する要素には、残念ながら他の欠点がある
ことを見出した。即ち、このような要素は、CTLバイ
ンダーとしてビスフェノールAポリカーボネートを利用
する要素よりも、可視又は赤外化学線に対する感度がか
なり低い(低速度と呼ばれることがある)。例えば、あ
る場合には、このようなポリエステルがCTLバインダ
ーであるときには、ビスフェノールAポリカーボネート
がCTLバインダーであるときと比較して、−500ボ
ルトから一100ボルトまで初期均一静電界を放電(1
00ボルトスピードと呼ばれることがある)するのに必
要とする化学線への露光量は、約55%多い。
このことは、高速複写機の観点から見て非常に大きな差
である。即ち、CTLバインダーとしてポリカーボネー
トを用いた複写機は同時に5回の露光ができるのに対し
て、上記した特定のポリエステルCTLバインダーを有
する複写機は露光は3回である。従って、このスピード
に関するポリカーボネートの利点を維持することが望ま
しいことば無論である。
〔発明により解決すべき課題] 本発明は、ポリカーボネートCTLバインダーにトリア
リールアミンを用いた要素のUVカブリの問題を防止又
は最少比に抑えるとともに、同時に、ポリエステルCT
Lバインダーを用いた要素に固有のスピード損失を防止
又は最少比に抑える、再使用可能な惑可視及び/又は赤
外線写真要素を提供する際に伴う問題を解決することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
特定のポリカーボネートと特定のポリエステルを包含す
るバインダーの特定の重量比の混合物からCTLを生成
すると、意外にも、ポリエステルCTLバインダーのス
ピード損失が最少比に抑えられるとともに、同時に、ポ
リカーボネー) CTLバインダーに関するUVカブリ
の問題も最少比に抑えられることが判明した。
従って、本発明によれば、トリアリールアミン電荷輸送
物質を含有する電荷輸送層を包含する多活性電子写真要
素において、前記電荷輸送層がボIJ (2,2−ビス
(4−ヒドロキシフエニル)プロパンカーボネート]を
包含するポリカーボネートと、4.4°−(2−ノルボ
ルニリデン)ジフェノール及びテレフタル酸及びアゼラ
イン酸から生成されるボリエ゛ステルとのバインダー混
合物を包含するとともに、前記ポリエステルに対するポ
リカーボネートの重量比が9 =1〜3 :7の範囲で
あることを特徴とする多活性電子写真要素が提供される
本発明は、可視及び/又は赤外線に感度を示すように構
成し且つ高分子CTLにトリアリールアミン電荷輸送物
質を含有する、再使用可能な多活性電子写真要素に関す
る。この種の要素、それらの製造及び使用については、
電子写真の技術分野においてよく知られているので、こ
のような要素、それらの製造及び使用については、再説
明の必要がなく、ここでは説明を行わない。このような
要素、それらの製造及び使用については、例えば、米国
特許第3,041,166号、第3.165.405号
、第3.394,001号、第3,679,405号、
第3,725.058号、4.578.334号、第4
,666.802号、第4,702.396号及び第4
,719.163号に記載されている。このような周知
の要素と本発明の要素の間の唯一の差異は、CTLに特
定のバインダーの特定の混合物を使用することにある。
ポリカーボネート:ポリエステルの重量比が、上記した
ように9 :1〜3 :7の範囲内にあるとき、本発明
の目的は十分に達成されるが、ポリエステルが2つのバ
インダーの混合物の20〜40%を占める場合には、ポ
リエステルのUVカブリ防止の特徴の実質的に全てとポ
リカーボネートのスピード上の利点のほとんど全てが維
持されることが判明した。
ポリエステルを生成する際に使用するアゼライン酸に対
するテレフタル酸の比は、本発明の有益な効果について
は重要であるとは思われない。
本発明は、トリアリールアミンがCTLにおいて電荷輸
送物質として役立つときに適用できる。
又、本発明の多活性電子写真要素が、再使用可能な多活
性電子写真要素に有効であることが知られている、−J
I9的に、例えば、下塗り層、オーバーコート層、バリ
ヤー層、遮蔽層、均展材、界面活性剤、可塑剤、増感剤
及び放出剤等の任意の更なる層及び成分のいずれをも含
有することができることは言うまでもない。
〔実施例〕
以下、実施例により、本発明の電子写真要素を更にいく
つか説明するとともに、それらの特性及び性能を本発明
の範囲外の要素と比較する。
1施拠」 本発明の電子写真要素を次のようにして製造した。
厚さ178 μmのポリ(エチレンテレフタレート)フ
ィルムとその上に真空蒸着した導電性ニッケル薄層を包
含する導電性支持体を使用した。
ポリ(アクリロニトリル−co−ビニリデンクロリド)
(モル比17 : 83)4.8 gをメチルエチルケ
トン1.2 kgに溶解した溶液を導電性支持体のニッ
ケル表面に塗布して接着層を形成後、乾燥した。乾燥後
の被覆面積は21.5mg/ m”であった。
電荷発生物質であるN、N’−ビス(2−フェネチル)
ペリレン−3,4,9,10−ビス(ジカルボキシミド
)を、抵抗加熱タンクルルツボから温度約181°C1
圧力1.14  x 10−’Pa及びルツボ−基板距
離25cn+の条件で、接着層上に電荷発生層を被覆面
積380 mg/ m Zで真空蒸着した。
電荷輸送層を製造するために、暗室で、溶媒であるジク
ロロメタン606.8  gに、電荷輸送物質として4
,4゛−ビス(ジエチルアミノ)テトラフェニルメタン
0.19 g、トリアリールアミン電荷輸送物質として
1.1−ビス〔4−(ジー4−トリルアミノ)フェニル
〕−3−フェニルプロパン30.0 gヲ分散し、この
溶媒に、ポリ〔2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル
)プロパンカーボネート]〔米国モーベイケミカル社(
Mobay Chen+1cal Co、)によりマク
ロロン(Makrolon)5705 (商品名)とし
て販売されているビスフェノールAポリカーボネート〕
30、24g 、 4,4°−(2−ノルボルニリデン
)ジフェノールとテレフタル酸−アゼライン酸(モル比
40:60)(ポリカーボネート:ポリエステル重量比
7:3となる量)とのポリエステル12.96 g 、
第三ポリマーであるポリ(エチレン−co−ネオペンチ
レンチレフタレート)(モル比55 : 45) (接
着促進剤として役立つ)1.8 g及び米国のダウコー
ニング社によりDC510(商品名)として販売されて
いるシロキサン界面活性剤0.19 gを添加した。こ
の混合物を24時間攪拌して溶媒にポリマーを溶解後、
電荷発生層上に塗布して乾燥し、乾燥被覆面積23.7
 g/mz(厚さ約22μI)の電荷輸送層を形成した
得られた電子写真要素を、一般的な室内蛍光灯(一般的
にかなりの量の紫外線出力を有する)に照度753ルク
スで15分間当てることにより、紫外線への外来露光を
シュミレートした。
次に、電子写真要素を、まず均一に要素を一500ボル
トに帯電させ、最初のサイクルにおいて要素を一100
ボルトまで放電させるのに十分な量の可視光線をCTL
を介して要素に照射(像露光のシュミレーション)し、
その後、要素を過剰の可視光線に当てて残存電荷を消去
することからなる操作を500サイクル行った。電荷を
一500ボルトから一100ボルトに減少するのに要す
る可視光線への像露光量は、最初の操作サイクル中3.
6エルグ/cm”でしかなかった。500サイクルの操
作後、過剰照射による消去後の要素に残存している残留
電位は約−40ボルトでしかなかった。
このことから、要素は、速度が非常に早く且つUVカブ
リが非常に少ないことが分かる。
ポリエステルを生成するテレフタル酸:アゼライン酸の
モル比が60 : 40又は80 : 20のときにも
同様な結果が得られる。
又、CTL中のトリアリールアミン電荷輸送物質がトリ
ートリルアミン又は1,1−ビス(4−ジ−p−トリル
アミノフェニル)シクロヘキサンであるときも同様な結
果が得られる。
−2〜7  び  ″ (・  A  −D)本発明の
相乗効果を更に説明するために、本発明の範囲内の更な
る実施例2〜7の電子写真要素及び本発明の範囲外の比
較例A−Dの対照要素を、製造し試験した。
これらの全ての実施例の要素は、ポリエステルに対する
ポリカーボネートの重量比を各実施例ごとに相違させた
(重量比を計算する際、接着促進剤としてCTLに含有
せしめた少量の第三ポリマーは無視した)以外は、実施
例1と全く同様の方法で製造及び試験した。結果を表1
に示す。
(以下余白) 表−し 本発明   ポリカーボネート: 実施例   の要素   ポリエステルのCTL   
− A    範囲外   100 : OB    範囲
外    95;5 2    範囲内    90 : 103    範
囲内    80 : 204    範囲内    
75 : 251    範囲内    70 : 3
05    範囲内    60 : 406    
範囲内    50 : 507    範囲内   
 30 : 70C範囲外    10 : 90 D    範囲外    0 : 100備 考= 1
 :紫外線照射及び500サイクルの1t :最初のサ
イクルの操作で要素を トに放電させるのに必要な可視ニ 残留電位1 必要露光量2 (ボルト) (エルグ/cm2) −2203,4 −1603,7 −803,8 −603,8 −553,7 −403,6 −353,6 −304,0 −323,9 −354,3 −205,3 桑作後の残留電位。
一500ボルトから一100ポル 丸線の露光量。
表1に示す結果から、ポリカーボネート:ポリエステル
比が90 : 10以下のときには、UVカブリの問題
が十分に小さくなり、その結果、要素を一500ボルト
から一100ボルトに放電する工程を包含する操作にお
いて十分に再使用可能(500サイクル後残留電位が一
100ボルト未満のままである)の状態にあること、即
ち、ポリエステルがバインダー混合物の10重景%しか
占めていないときでも、ポリエステルのUvカブリ防止
性の大部分が発渾されることが分かる。
又、表1の結果から、ポリカーボネート:ポリエステル
比が30 : 70以上のときには、スピード損失が十
分に小さくなり、その結果、要素を一500ボルトから
一100ボルトに放電する工程を包含する操作において
露光量は比較的低くてすむ、即ち、ポリカーボネートが
バインダー混合物の30重四%しか占めていないときで
も、ポリカーボネートのスピード上の利点が保たれるこ
とが分かる。
更に、表1の結果から、ポリカーボネート:ポリエステ
ル比が9 =1〜3 :7の範囲外である対照要素の場
合には、UVカブリが許容できないほど大きいか又はス
ピード損失が非常に大きいことが分かる。
〔発明の効果〕
驚くべきことに、本発明の電子写真要素では、ポリカー
ボネートがバインダー混合物の主要部分を占めていない
場合でも、CTLにおいてポリカーボネートバインダー
のみを有するもののスピード上の利点の大部分が提供さ
れ、且つポリエステルバインダーがバインダー混合物の
主要部分を占めていない場合でも、CTLにおいてポリ
エステルバインダーのみを有するもののUvカブリ防止
特性の大部分が提供される。従って、この効果は相乗的
である。
又、この相乗効果は、上記で定義した特定のバインダー
に特徴的なものである。ビスフェノールAポリカーボネ
ートを単にポリエステルと組み合わせただけでは、必ず
しも好ましい効果が得られない。例えば、ビスフェノー
ルAボリカーボネートを、代わりに異種のポリエステル
、例えば、ポリ(エチレン−CO−ネオペンチレンチレ
フタレート)又はビスフェノールAとアゼライン酸から
生成したポリエステル若しくはエチレングリコールと1
.1.3−1−リメチル−3−(4−カルボキシフェニ
ル)−5−インダンカルボン酸から生成したポリエステ
ルと、上記で定義した範囲内の重量比で組み合わせても
、OVカブリの問題を十分防止しないばかりでなく十分
なスピードの維持もできなかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、トリアリールアミン電荷輸送物質を含有する電荷輸
    送層を包含する多活性電子写真要素において、前記電荷
    輸送層がポリ〔2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル
    )プロパンカーボネート〕を包含するポリカーボネート
    と、4,4′−(2−ノルボルニリデン)ジフェノール
    及びテレフタル酸及びアゼライン酸から生成されるポリ
    エステルとのバインダー混合物を包含するとともに、前
    記ポリエステルに対するポリカーボネートの重量比が9
    :1〜3:7の範囲であることを特徴とする多活性電子
    写真要素。
JP1061069A 1988-03-16 1989-03-15 多活性電子写真要素 Expired - Fee Related JP2708532B2 (ja)

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