JPH01282400A - クリーンルーム用壁紙 - Google Patents

クリーンルーム用壁紙

Info

Publication number
JPH01282400A
JPH01282400A JP11194688A JP11194688A JPH01282400A JP H01282400 A JPH01282400 A JP H01282400A JP 11194688 A JP11194688 A JP 11194688A JP 11194688 A JP11194688 A JP 11194688A JP H01282400 A JPH01282400 A JP H01282400A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cured resin
layer
wallpaper
parts
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11194688A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH081039B2 (ja
Inventor
Masayuki Shibata
雅之 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP63111946A priority Critical patent/JPH081039B2/ja
Publication of JPH01282400A publication Critical patent/JPH01282400A/ja
Publication of JPH081039B2 publication Critical patent/JPH081039B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、工業用のクリーンルームの壁に貼る壁紙の改
良に関する。 [従来の技術] 工業用のクリーンルームの壁紙を施行する場合、従来は
アスベールやグラザールなどの無機質系のパネルが広く
使用されている。 この種のパネルは重量があり、施工に手間どる上にコス
トが高い。 合成樹脂系の壁紙は軽く、施工が容易であって高価でな
いが、気流中のホコリが静電気により付着して蓄積する
ので、達成できるクリーン度は低いものである。 この点を改善した壁紙として、出願人は、壁紙基材シー
トの上に導電性フィラーを含有する硬化樹脂の層を設け
たクリーンルーム用壁紙を発明し、すでに提案した(特
願昭62−132078号)。 この壁紙は、表面が帯電せずホコリの付着が避けられ、
達成できるクリーン度は高いものであって、ししかも軽
くて施工が容易であり、コストが低庶な上に、耐汚染性
、耐摩耗外、耐溶剤性などの表面物性にすぐれている。 上記の諸物性を一層向上させ、とくに耐擦傷性をも付与
した壁紙を開発するのが、次の課題でおる。 [発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、上記課題のひとつの解決策として、す
でに提案した上記発明の効果、すなわち高いクリーン度
を達成でき、軽くて施工が容易でおり、コストが低廉な
上に耐汚染性、耐摩耗性、耐溶剤性などの表面物性にす
ぐれるというメリットを享受した上で、上記の諸物性を
向上させ、耐擦傷性をも付与した壁紙を提供することに
ある。 [課題を解決するための手段1 本発明のクリーンルーム用壁紙は、基本的には第1図に
示すように、壁紙基材シート1の上に、導電性フィラー
を含有する硬化樹脂の層2および界面活性剤を含有する
硬化樹脂の層3を、この順に設けてなるものでおる。 別の態様では、第2図に示すように、壁紙基材シート1
の上に、接着剤層4、ポリエステルフィルム5、導電性
フィラーを含有する硬化樹脂の層2および界面活性剤を
含有する硬化樹脂の層3を、この順に設けてなる。 壁紙基材シートとしては、第1図および第2図に示すよ
うに、裏打ちシート11上にポリ塩化ビニルの層12を
有するものが好適である。 裏打ちシートとしては、壁
紙裏打用難燃紙が最適である。 このほか、薄葉紙、晒
クラフト紙、チタン紙、リンター紙など、壁紙の裏打ち
に常用されているものであれば、何でもよい。 接着剤は、常用のポリウレタン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体などを使用し、ドライラミネート、ウェットラ
ミネート、プラスラミネートなどにより接着を行なう。 導電性フィラーとしては、3n、An、Pd。 Ag、Ni、Cuなどの金属の粉末、またはCの粉末を
使用する。 硬化樹脂は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポ
リエステル樹脂などの熱硬化型樹脂、アクリル系樹脂、
アクリル変性樹脂、ポリエステル系樹脂などの紫外線硬
化型樹脂、およびエチレン−酢酸ビニル共重合体、不飽
和ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、アクリル変性樹
脂、エチレンとアクリル酸またはそのエステルとの共重
合体などの電子線硬化型樹脂から、適当なものをえら/
Vで使用する。 導電性フィラーを含有する硬化樹脂の層は、導電性フィ
ラーを混合した液状の硬化性樹脂を、グラビアコート、
ロールコートなど任意の手段で塗布したのち、硬化させ
て形成する。 界面活性剤としては、常用の陽イオン性、陰イオン性、
非イオン性または両性の、いずれのものも使用できる。  添加量は、硬化性樹脂100ffl量部に対して0.
1〜5重団部、好ましくは2重量部程度である。 界面活性剤を含有する硬化樹脂の層は、上記の導電性フ
ィラーを含有する硬化樹脂の層と同様にして形成すれば
よい。 ポリエステルフィルムの厚さは、6〜38μ程度が好ま
しい。 それ以上になると壁紙を施工する際、コーナー
処理がしにくくなる。 [作 用] 本発明のクリーンルーム用壁紙は、導電性フィラーを含
有する硬化樹脂の層の上に界面活性剤を含有する硬化樹
脂の層を設けて硬化樹脂の層の総厚さを厚くしたので、
耐摩耗性や耐溶剤性が一層向上し、耐擦傷性も付与され
た。 界面活性剤は、表面に付着した油性の汚れを隔離
、分散させる動きがあるので、耐汚染性も向上した。 界面活性剤を含有する硬化樹脂の層のために、導電性フ
ィラーを含有する硬化樹脂の層の働きが妨げられること
はない。 従って、表面の帯電を防止し、ホコリの付着
を避けられることは、さきに提案したものと異ならない
。 ポリエステルフィルム上に導電性フィラーを含有する硬
化樹脂の層および界面活性剤を含有する硬化樹脂の層を
設けた態様では、熱硬化型樹脂を使用して高温で熱硬化
させても、その下の壁紙基材シートが損われることなく
十分な硬化ができ、硬化樹脂の特性をフルに利用できる
。 [実施例11 下記の配合で、白色のポリ塩化ビニルのペーストを調製
した。  (「部」はいずれも重量部)ポリ塩化ビニル
rG−121J (日本ゼオン)            50部ポリ塩
化ビニルrG−103ZXJ (日本ゼオン)            20部可塑剤
 ジオクチルフタレート     35部炭酸カルシウ
ム            20部酸化チタン    
    10部 坪ff180g/mの壁紙裏打用難燃紙の上に、上記の
ペーストをコンマコーターを用いて200μの厚さに塗
布し、温度180″Cのオーブンで1゜5分間加熱して
ゲル化させた。 導電性フィラーを含有する下記の配合の熱硬化性樹脂の
インキと硬化剤を調製した。 (インキ) 酸化スズ系導電性粉末        30部アクリル
ポリオール「サーモラック U230J (総研化学)      23部塩ビー酢
ビ共重合体[ビニライト VAGHJ (UCC)       2; 5部メラ
ミン樹脂「サイフル370」 (サイアナミド)           3部分散剤 
               1部マイクロシリカ 
           1部メチルエチルケトン   
     7.5部酢酸ブチル       12部 ト  ル エ  ン                
 11分メチルイソブチルケトン        6部
合計  97部 (硬化剤) パラトルエンスルホン!        40部前記し
た白色のポリ塩化ビニル層の上に、上記のインキ100
部に上記の硬化剤5部を添加したものを用いて、乾燥後
2μの厚さとなるようにグラビアコートし、温度150
℃のオーブンで15秒間加熱して硬化させることにより
、導電性フィラーを含有する硬化樹脂の層を形成した。 界面活性剤を含有する下記の配合の熱硬化性樹脂のイン
キを調製した。 塩ビー酢ビ共重合体 [ビニライトVAGHJ  (UCC)  10部メタ
クリル樹脂           10部メチルエチル
ケトン         40部トルエン      
        40部陽イオン性界面活性剤 「レジスタット5A130J       2郡前記の
硬化樹脂の層の上に、上記のインキ100部に前記と同
じ硬化剤5部を添加したものを、乾燥後2μの厚さとな
るようにグラビアコートし、温度150″Cのオーブン
で20秒間加熱して硬化させることにより、界面活性剤
を含有する硬化樹脂の層を設けた。 1qられたクリーンルーム用壁紙は、表面抵抗値が6.
3X106Ω/口であった。 マジックやボールペンの
汚れは、メチルエチルケトンやベンジンで完全に拭き取
れた。 硬貨でこすっても傷がつかないし、ベンジン、
メチルエチルケトン、ドルオール、5%塩酸、潤滑油の
いずれにも侵されることがなかった。 防炎性能は、「
防炎2級」に合格するものであった。
【実施例2】 実施例1と同様にして、壁紙裏打用難燃紙上に白色のポ
リ塩化ビニルの層を形成した。 下記の配合の導電性フィラーを含有する熱硬化性樹脂の
インキを調製した。 酸化スズ系導電性の粉末       30部ポリエス
テル樹脂[バイロン200J (東洋紡)           7.5部メラミン樹
脂「サイフル3704   20部分散剤      
 1部 マイクロシリカ           1部メチルエチ
ルケトン         13部厚さ12μの透明な
ポリエステルフィルムの上に、上記のインキ100部に
実施例1と同じ硬化剤5部を添加したものを、乾燥後2
μの厚さとなるようにグラビアコートし、温度150℃
のオーブンで20秒間加熱して硬化させることにより、
導電性フィラーを含有する硬化樹脂の層を形成した。 この硬化樹脂の層の上に、実施例1と同様にして界面活
性剤を含有する硬化樹脂の層を設けた。 上記のポリエステルフィルムの他方の面に接着剤「ハイ
ボン7662J  (日立化成ポリマー)を309/c
td塗布し、この面と上記の白色ポリ塩化ビニルの面と
を重ね合わせてドライラミネートした。 得られたクリ
ーンルーム用壁紙は、実施例1の製品と同様な性能を示
した。 [発明の効果] 本発明のクリーンルーム用壁紙は、すでに提案した壁紙
のメリットすなわち高いクリーン度を達成でき、軽くて
施工が容易であり、コストが低廉である上に耐汚染性、
耐摩耗性、耐溶剤性などの表面物性にすぐれているとい
う利点をそなえ、しかも耐擦傷性も向上している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のクリーンルーム用壁紙の基本的な構
成を示す、模式的な断面図である。 第2図は、本発明のクリーンルーム用壁紙の別の態様の
構成を示す、第1図と同様な断面図でおる。 1・・・壁紙基材シート 11・・・裏打ちシート 12・・・ポリ塩化ビニルの層 2・・・導電性フィラーを含有する硬化樹脂の層3・・
・界面活性剤を含有する硬化樹脂の層4・・・接着剤層 5・・・ポリエステルフィルム 特許出願人   大日本印刷株式会社 代理人  弁理士  須 賀 総 夫

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)壁紙基材シートの上に、導電性フィラーを含有す
    る硬化樹脂の層および界面活性剤を含有する硬化樹脂の
    層を、この順に設けてなるクリーンルーム用壁紙。
  2. (2)壁紙基材シートとして、裏打ちシート上にポリ塩
    化ビニルを積層したものを使用した請求項1に記載の壁
    紙。
  3. (3)壁紙基材シートの上に、接着剤層、ポリエステル
    フィルム、導電性フィラーを含有する硬化樹脂の層およ
    び界面活性剤を含有する硬化樹脂の層を、この順に設け
    てなるクリーンルーム用壁紙。
  4. (4)壁紙基材シートとして、裏打ちシート上にポリ塩
    化ビニルを積層したものを使用した請求項3に記載の壁
    紙。
JP63111946A 1988-05-09 1988-05-09 クリーンルーム用壁紙 Expired - Lifetime JPH081039B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63111946A JPH081039B2 (ja) 1988-05-09 1988-05-09 クリーンルーム用壁紙

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63111946A JPH081039B2 (ja) 1988-05-09 1988-05-09 クリーンルーム用壁紙

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01282400A true JPH01282400A (ja) 1989-11-14
JPH081039B2 JPH081039B2 (ja) 1996-01-10

Family

ID=14574112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63111946A Expired - Lifetime JPH081039B2 (ja) 1988-05-09 1988-05-09 クリーンルーム用壁紙

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH081039B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5853810A (en) * 1994-09-12 1998-12-29 Baoshan Iron And Steel (Group) Corporation Method of preventing statics for space structure
KR20000001354A (ko) * 1998-06-10 2000-01-15 김충세 전자파 흡수 기능을 갖는 바닥재
JP2015178182A (ja) * 2014-03-18 2015-10-08 片柳 良和 シート状の資材

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60146100A (ja) * 1984-01-09 1985-08-01 株式会社興人 低発塵性導電紙
JPS61244547A (ja) * 1985-04-23 1986-10-30 日東紡績株式会社 導電性積層板
JPS6290398A (ja) * 1985-10-14 1987-04-24 帝人株式会社 導電性シ−ト

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60146100A (ja) * 1984-01-09 1985-08-01 株式会社興人 低発塵性導電紙
JPS61244547A (ja) * 1985-04-23 1986-10-30 日東紡績株式会社 導電性積層板
JPS6290398A (ja) * 1985-10-14 1987-04-24 帝人株式会社 導電性シ−ト

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5853810A (en) * 1994-09-12 1998-12-29 Baoshan Iron And Steel (Group) Corporation Method of preventing statics for space structure
KR20000001354A (ko) * 1998-06-10 2000-01-15 김충세 전자파 흡수 기능을 갖는 바닥재
JP2015178182A (ja) * 2014-03-18 2015-10-08 片柳 良和 シート状の資材

Also Published As

Publication number Publication date
JPH081039B2 (ja) 1996-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001295454A (ja) 接着シートおよび床面被覆構造体
JP2000191993A (ja) 接着シ―ト、接着シ―ト用保護フィルム、床面保護構造体、および接着シ―トの製造方法
CN112703109A (zh) 建筑构件
JPH01282400A (ja) クリーンルーム用壁紙
JPS62240589A (ja) マ−カ−アツセンブリ
JP4505642B2 (ja) 貼着用シート
JP3090743B2 (ja) 転写材およびそれを用いた転写物
JP2009291961A (ja) 化粧シート
JPS63295795A (ja) クリ−ンル−ム用壁紙
JPH0232156B2 (ja)
JP2004025565A (ja) 転写シート及びそれを用いた金属製化粧材の製造方法
JP2001232717A (ja) 意匠鋼板
JP2003305807A (ja) 転写材、その製造方法及び転写物
JPH1058617A (ja) 補修用シート及びその補修方法
JP2005169640A (ja) ポリ塩化ビニル基材
JP4619255B2 (ja) 優れた耐汚染性を有する化粧シート
JP2003011315A (ja) 化粧材
JP2007055053A (ja) インクジェット記録材料
JP2001262092A (ja) 接着シート、および床面被覆構造体
JP3933279B2 (ja) 転写シート
JPH09156037A (ja) 複合膜材
JPH07103260B2 (ja) 塗布層を有するポリエステルフィルム
JP2001179895A (ja) 化粧シート
JP4070046B2 (ja) 金属化粧板
JP2023128816A (ja) 化粧シート、化粧材、化粧シートの製造方法、化粧材の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090110

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090110

Year of fee payment: 13