JPS61244547A - 導電性積層板 - Google Patents

導電性積層板

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JPS61244547A
JPS61244547A JP60087221A JP8722185A JPS61244547A JP S61244547 A JPS61244547 A JP S61244547A JP 60087221 A JP60087221 A JP 60087221A JP 8722185 A JP8722185 A JP 8722185A JP S61244547 A JPS61244547 A JP S61244547A
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JP
Japan
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resin
laminate
conductive
paper
impregnated
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JP60087221A
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Inventor
竹原 啓信
治 山本
西内 紀八郎
和田 憲一
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Otsuka Chemical Co Ltd
Nitto Boseki Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Chemical Co Ltd
Nitto Boseki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は主として化粧板用の化粧シートとじて使用され
る積層板に関するものである。
〔従来の技術〕
7 ff−ノール樹脂、メラミン樹脂、ダソプ樹脂。
ポリエステル樹脂、あるいはこれらの変性樹脂等による
含浸用樹脂が含浸されている複数の紙層同士の積層体を
加熱、加圧して得られる一般の積層板は、化粧板用の化
粧ンートとじて広く利用されており、通常、これが電気
絶縁性であることから、回路板としても利用されている
然して、前記従来の積層板は一般的に電気絶縁性である
ため、他の絶縁物質との間の摩擦などにより帯電し易く
、静電気を発生し、人体に不快感、恐怖感等を与えるこ
ととなったり、また発生した静電気が放電すると、これ
が可燃物への着火源となって火災の発生につながること
さえも存する。更に、電子機器工場やコンピューター室
においては、前記静電気の発生が、不良品の発生の原因
となったり、誤動作の障害ともなるし、またクリーンル
ーム内でのゴミやホコリの付着の原因となる等のトラブ
ルが発生する。
このため、含浸用の樹脂の中にカーボンや金属の粉粒体
や繊維を添加した積層板や、あるいは得られた加熱、加
圧成形体の表面に界面活性剤等の帯電防止剤を塗着させ
た積層板とすることによシ、帯電防止性を具備する積層
板を得ることが提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、前記カーボンや金属の粉粒体や繊維を含浸用
の樹脂中に添加して得られる加熱。
加圧成形体たる積層板は美観の点で満足されるものでは
なく、また加熱、加圧成形体の表面に界面活性剤を塗着
したものは、界面活性剤が脱落し易く、帯電防止性能が
恒久的ではない等の欠点を有する。
尚、含浸用樹脂の中に界面活性剤等の帯電防止剤を添加
する方法は、帯電防止性能を有する積層板を得る方法と
して最も簡単且つ経済的な方法であるが、かかる方法で
得られる積層板は、帯電防止性という観点で必要とされ
4る。電気抵抗104〜106Ωには及ぶべくもなく、
せいぜい電気抵抗109Ω程度にしかならないという欠
点を有するものである。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明は積層板中に導電性チタン酸カリウム繊維を内填
させることにより、該導電性チタン酸カリウムに起因す
る導電性が発現される積層板とするもので電気抵抗10
9Ω以下の数値を有する帯電防止性能を恒久的に発現し
、しかも美感の点でも何ら不体裁となるようなことのな
い導電性積層板を提供するものである。
以下本各発明の導電性積層板の構成について説明する。
本第1の発明は、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ダッ
プ樹脂、ポリエステル樹脂あるいはこれらの変性樹脂に
よる含浸用樹脂か含浸されている紙層同士の積層体すな
わち前記含浸用樹脂が含浸さねている紙層の複数層を積
層した積層体の加熱、加圧成形体からなる積層板におい
て、前記積層体を構成する紙層の少なくとも一層が、導
電性チタン酸カリウム繊維が混抄されているセルローズ
紙に含浸用樹脂が含浸されている紙層で構成されている
ものである。本発明においては、導電性チタン酸カリウ
ム繊維が混抄されているセルローズ紙に含浸用樹脂が含
浸さねている紙層は、前記積層体中において一層以」−
存在することが必要であるが、積層体中の最」一層が前
記紙層で構成されていることが好ましい。
本第2の発明は、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ダッ
プ樹脂、ポリエステル樹脂あるいはこれらの変性樹脂に
よる含浸用樹脂が含浸されている紙層同士の積層体すな
わち前記含浸用樹脂が含浸されている紙層の複数層を積
層した積層体の加熱、加圧成形体からなる積層板におい
て、前記積層体を構成する紙層の少なくとも一層が、導
電性チタン酸カリウム繊維が添加されている含浸用樹脂
が含浸されているセルローズ紙による紙層で構成されて
いるものである。本発明においては、導電性チタン酸カ
リウノ・繊維が添加されている含浸用樹脂が含浸されて
いるセルローズ紙による紙層が前述の積層体中において
一層以上存在していることが必要であるが、該積層体中
の最」二層が前記紙層で構成されていることが好ましい
本第3の発明は、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ダッ
プ樹脂、ポリエステル樹脂あるいはこれらの変性樹脂に
よる含浸用樹脂が含浸されている紙層同士の積層体すな
わち前記含浸用樹脂が含浸されている紙層の複数層を積
層した積層体の加熱、加圧成形体からなる積層板におい
て、前記積層体を構成する紙層の少なくとも一層が、導
電性チタン酸カリウム繊維が混抄されているセルローズ
紙に同じく導電性チタン酸カリウム繊維が添加されてい
る含浸用樹脂が含浸されてなる紙層で構成されているも
のである。
本発明においては、導電性チタン酸カリウム繊維が混抄
さねているセルローズ紙に同じく導電性チタン酸カリウ
ム繊維が添加されている含浸用樹脂が含浸されてなる紙
層が前述の積層体中において一層以」二存在しているこ
とが必要であるが、該積層体中の最上層が前記紙層で構
成されていることが好ましい。
前記構成からなる本各発明において、導電性チタン酸カ
リウム繊維が混抄されているセルローズ紙は、一般には
、該セルローズ紙の10〜60重量係程度、好ましくは
20〜40重量係程度が前記導電性チタン酸カリウム繊
維で構成されているものであシ、また導電性チタン酸カ
リウム繊維が添加されている含浸用樹脂は、一般には、
該含浸用樹脂における樹脂成分と導電性チタン酸カリウ
ム繊維との合計量の10〜70重量多程度、好ましくは
15〜50M量ヂ程度が前記導電性チタン酸カリウム繊
維で構成されているものである。
また本各発明で使用される導電性チタン酸カリウム繊維
は、一般式に20* aTi021)H20〔式中0<
a≦8,0≦b≦4で、a、1〕はそれぞれ実数である
。〕で表示される一般に繊維径01〜100μ、アスペ
クト比1〜1000程度のウィスカーで、通常酸化チタ
ンと炭酸カリウム等とを原料として焼成法、水熱性、フ
ラックス法等で製造される繊維状の単結晶物たる電気絶
縁性の繊維状チタン酸カリウムに、導電性を伺与するこ
とにより、あるいは特定の条件下で前記繊維状の単結晶
物を生成させることにより容易に得られるものであるが
、以下にその代表的な導電性チタン酸カリウム繊維の製
造方法について説明する。
(1)  繊維状の単結晶物たる前記電気絶縁性の繊維
状チタン酸カリウムを、還元的雰囲気、例えば水素等の
還元ガス雰囲気中または炭素物質等の還元剤の存在下で
の非酸化的雰囲気中で、300℃以上、好ましくは50
0℃以上で熱処理する方法、 (2)繊維状の単結晶物たる前記電気絶縁性の繊維状チ
タン酸カリウムの表面を導電性化合物で被覆するもので
、化学的真空蒸着法または物理的真空蒸着法、無電解メ
ッキ法、湿式中和法等の表面導電化方法を適用して、前
記繊維状チタン酸カリウムの表面に、錫、インジウム、
アンチモン、銅、ニッケル、白金、銀、クロム、パラジ
ウム等の中から選択される少なくとも一種の金属の皮膜
を形成する方法、尚、この方法においては、例えば酸化
錫、酸化アンチモン、インジウム、沃化銀等による皮膜
を前記繊維状チタン酸カリウムの表面に形成することも
でき、特にこの場合にd、白色を呈する優れた導電性の
チタン酸カリウム繊維となし得るものである。
(3)  繊維状の単結晶物たる前記電気絶縁性の繊維
状チタン酸カリウムの製造に際し、その製造雰囲気、す
なわち、反応工程を、還元的雰囲気に維持するか、ある
いは還元剤の存在下で非酸化的雰囲気に維持されている
雰囲気中で反応を行うかすることにより、導電性チタン
酸カリウム繊維を直接製造する方法、(4) 繊維状の
単結晶物たる前記電気絶縁性の繊維状チタン酸カリウム
の製造を錫、銅、銀等の酸化物、ハロゲン化物、炭酸塩
、硫酸塩、硝酸塩等を、チタン源である酸化チタンや水
酸化チタンとアルカリ源であるアルカリ金属の炭酸塩ま
たはハロゲン化物との共存下に、500〜1200°C
に加熱するか、あるいはマイクロ波等により加熱するこ
とによって行う方法で、例えば、酸化チタンと炭酸カリ
ウムと塩化スズとを溶融反応させて、表面に酸化錫が析
出されている白色の導電性チタン酸カリウム繊維たるチ
タン酸カリウムウィスカー(Whiskers )を得
る方法、 等である。
本各発明で使用される前述の導電性チタン酸カリウム繊
維は、普通、繊維径0,1〜100μm1アスペクト比
1〜1000程度のものが、該カリウム繊維が有する補
強効果と共に表面平滑性を発現するという観点から好ま
しい。特に、繊維径O12〜0.5μm1アスペクト比
20〜60程度のものが最も好適である。
本各発明において、含浸用樹脂中に所望に応じて添加さ
れる難燃剤としては、無機質系の石膏、水酸化アルミニ
ウム、水酸化マグネシウム、三酸化アンチモン、ホウ酸
、ホウ砂、有機質系のリン酸エステル型、有機ハロゲン
化合物、含リン含窒素型、ホスファゼン型等がある。ま
た、帯電防止剤としては、ノニーオン型、カチオン型。
アニオン型の各種界面活性剤、導電性の有機液状高分子
化合物等が存する。無機質繊維としては、ロックウール
微細繊維、ガラス繊維(チョツプド、ミルド)、セラミ
ック繊維、石膏繊維、アスベスト繊維、ワラストナイト
、山皮、炭化珪素、ボロンナイトライド、カーボンファ
イバー等が存する。更に、無機質充填剤としては、酸化
チタン、マイ゛力、タルク、アルミナ、ノリ力、クレイ
、炭酸カルシウム等が利用される。
〔実施例〕
以下本各発明の導電性積層板の具体的な構成をその製造
実施例に基いて説明する。
実施例1 フェノール94重量部、377重量部ホルマリン水溶液
105量部、28重重量子ンモニア水35重量部を90
°Cにて150分間反応させた後冷却し、更にメタノー
ルを添加し、455重量部フェノール樹脂ワニス(A、
)を得た。
前記フェノール樹脂ワニス(A)を、導電性チタン酸カ
リウム繊維が混抄されているセルローズ紙(導電性チタ
ン酸カリウム繊維成分:200重量部に含浸させ、樹脂
付着量377重量部含浸紙を得た。
次いで、前記含浸紙を8プライ重ねし、プレスに挿入し
て160°C1100に9/Crn2で60分間の加熱
、加圧成形し、本発明の一実施例品たる厚さ1.5 m
mの導電性積層板(1)を得た。
実施例2 実施例1で説明したフェノール樹脂ワニス(A)に、導
電性チタン酸カリウム繊維を添加し、フェノール樹脂成
分と導電性チタン酸カリウム繊維との合計量に対して1
00重量部導電性チタン酸カリウム繊維を含有するフェ
ノール樹脂ワニス(B)を得た。
前記フエ/−ル樹脂ワニス(B)を、導電性チタン酸カ
リウム繊維が混抄されているセルローズ紙(導電性チタ
ン酸カリウム繊維成分:200重量部に含浸させ、固形
成分付着量400重量部含浸紙を得た。
次いで、前記含浸紙を8ゾライ重ねし、プレスに挿入し
て160°C,100kti/鍜2で60分間の加熱、
加圧成形し、本発明の一実施例品たる厚さ1.6Mの導
電性積層板〔旧を得た。
実施例3 前記実施例2で説明したフェノール樹脂ワニス(B)を
一般のセルローズ紙に含浸させ、固形成分付着量422
重量部含浸紙を得た。
次いで、前記含浸紙を8プライ重ねし、プレスに挿入し
て160°G 、 100 ”9/crn2で60分間
の加熱、加圧成形し、本発明の一実施例品たる厚さ1.
6順の導電性積層板(II[)  を得た。
実施例4 前記実施例1で説明したフェノール樹脂ワニス(A)に
、該ワニス(A)の樹脂成分100重量部に対して界面
活性剤〔大日本インキ■製:商品名パーマスタツl−W
F−10) 3重量部を添加してフェノール樹脂ワニス
〔C〕を得た。
次いで、前記フェノール樹脂ワニス(C) ヲ、導電性
チタン酸カリウム繊維が混抄されているセルローズ紙(
導電性チタン酸カリウム繊維成分=20重量係)に含浸
させ、樹脂付着量37重量%の含浸紙を得た。
次いで、前記含浸紙を8プライ重ねし、プレスに挿入し
て160°Q、、 100 kg/cx2で60分間の
加熱、加圧成形し、本発明の一実施例品たる厚さ1.6
 rranの導電性積層板(IV)を得た。
比較例1 実施例4で使用したフェノール樹脂ワニス(C)を一般
のセルローズ紙に含浸させ、樹脂付着量が400重量部
含浸紙を得た。
次いで、前記含浸紙を8プライ重ねし、プレスに挿入し
て160°Q 、 100 kg7am2で60分間の
加熱、加圧成形し、厚さ1.6fffmの比較のための
積層板〔1〕を得た。
以上の各実施例及び比較例で得られた積層板の各種物性
値を第1表に示す。
尚、各種物性値の測定は、得られた各積層板を20°G
、65SRHの雰囲気中に96時間放置後に実施したも
のである。
実施例5 メラミン樹脂50重量部、37係ポルマリン水溶液65
重量部、水5重量部の混合液を6NNaOHでPI]9
に調整して80℃にて40分間反応させた後、6NHC
1でPf(5に調整して更に80℃にて80分間反応さ
せてから冷却した。
これを6NNaOHでP1]9に調整し、メラミン樹脂
ワニス(M)を得た。
前記得られたメラミン樹脂ワニス(M)を、導電性チタ
ン酸カリウム繊維が混抄されているセルローズ紙(導電
性チタン酸カリウム繊維成分二15重量係)を赤色に着
色したセルローズ紙CRに含浸させ、樹脂付着量488
重量部含浸紙を得た。
次いで、前記メラミン樹脂ワニス含浸紙を2プライ重ね
したものを、前記実施例1で利用したフェノール樹脂含
浸紙と同一の構成の含浸紙を6ゾライ重ねしたものの」
二に重ね、これをプレスに挿入して160°(j 、 
100 kg7cm2で60分間の加熱、加圧成形に付
し、本発明の一実施例品たる厚さ1.5 mmの導電性
積層板(V)を得た。
実施例6 ポリエステル樹脂〔商品名ポリセラ1−N−100C:
 日立化成工業■製〕60重量部、ダツゾゾレボリマー
〔商品名ダイソーダツゾ:大阪曹達■製〕35重量部、
ダップモノマー〔大阪曹達■製〕5重量部、MEKパー
オキサイド1,5重量部、アセトン5重量部、トルエン
20重量部を混合し、樹脂ワニス(P)を得た。
前記得られた樹脂ワニス(P)を、前記実施例5で使用
したセルローズ紙と同一構成のセルローズ紙CRに含浸
させ、樹脂付着量488重量部含浸紙を得た。
次いで、前記樹脂ワニス(P)の含浸紙を2プライ重ね
したものを、前記実施例1で利用したフェノール樹脂含
浸紙と同一の構成の含浸紙を6プライ重ねしたものの」
二に重ね、これをプレスに挿入して140°C160k
g/CTL2で70分間の加熱、加圧成形し、本発明の
一実施例品たる厚さ1.6胴の導電性積層板(Vl)を
得た。     ゛実施例7 実施例5で使用したメラミン樹脂ワニスと同一構成のメ
ラミン樹脂ワニス(M)に、平均粒度20μのα−A1
2032重量部を添加、混合した樹脂ワニスを、同じく
前記実施例5で使用したセルローズ紙と同一構成のセル
ローズ紙CRに含浸させ、樹脂付着量488重量部含浸
紙を得た。
次いで、前記得られた含浸紙を2プライ重ねしたものを
、前記実施例1で利用したフェノール樹脂含浸紙と同一
の構成の含浸紙を6プライ重ねしたものの上に重ね、こ
れをプレスに挿入して160°C、10’CJ kti
/cm2で60分間の加熱、加圧成形に付し、本発明の
一実施例品たる厚さ1、5 mmの導電性積層板〔■〕
を得た。
比較例2 前記実施例5で使用した樹脂ワニスと同一構成のメラミ
ン樹脂ワニスを、同じく前記実施例5で使用したセルロ
ーズ紙CRを着色したのと同一の着色法で着色されてい
るセルローズ紙に含浸させ、樹脂伺着量52重量φの含
浸紙を得た。
次いで、前記得られた含浸紙を2プライ重ねしたものを
、前記実施例1で利用したフェノール樹脂ワニス〔A〕
を一般のセルローズ紙に含浸させた樹脂伺着量40重量
係の含浸紙の6ゾライ重ねしたもののゴーに重ね、これ
をプレスに挿入して160°C,100kq/釧2で6
0分間の加熱。
加圧成形に4=f L 、比較例品たる厚さ16能の積
層板〔11〕を得た。
以」二の実施例5〜7及び比較例2で得られた積層板の
各種物性値を第2表に示す。
尚、第2表中の各種物性値の測定は、得られた前記各積
層板を20°c、65φ、R1]の雰囲気中に96時間
放置後に実施したものである。
〔発明の作用及び効果〕
本発明は導電性積層板を構成している樹脂含浸紙の少な
くとも一層が、導電性チタン酸カリウム繊維が混抄され
ているセルローズ紙からなるか、あるいは、前記樹脂含
浸紙の少なくとも一層が、導電性チタン酸カリウム繊維
が含有されている樹脂ワニスによる含浸紙からなるもの
であるか、または、前記樹脂含浸紙の少なくとも一層が
、導電性チタン酸カリウム繊維が混抄されているセルロ
ーズ紙に導電性チタン酸カリウム繊維が含有されている
樹脂ワニスが含浸された含浸紙からなるものであり、前
記特定の含浸紙の枚数を適宜変更することにより、所望
の数値の導電性を有する積層板たらしめ得るものである
また、本発明の導電性積層板は、積層板に導電性を具備
せしめる導電性チタン酸カリウム繊維が該積層板内に内
蔵される構成とされているので、前記導電性が恒久的に
発揮されるものである。
更に、本発明の導電性積層板は、該積層板に導電性をも
たらす前記導電性チタン酸カリウム繊維が白色を呈する
繊維状物であるため、積層板の美感が損われるようなこ
とが無いだけでなく、前記チタン酸カリウム繊維が補強
効果をも有しているために、機械的性質を低下させるこ
となく、優れた物性の導電性積層板となる等の作用、効
果も奏する。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フェノール樹脂、メラミン樹脂、ダップ樹脂、ポ
    リエステル樹脂あるいはこれらの変性樹脂による含浸用
    樹脂が含浸されている紙層同士の積層体の加熱、加圧成
    形体からなる積層板において、前記積層体を構成する紙
    層の少なくとも一層が、導電性チタン酸カリウム繊維が
    混抄されているセルローズ紙に含浸用樹脂が含浸されて
    いる紙層で構成されていることを特徴とする導電性積層
    板。
  2. (2)含浸用樹脂が、難燃剤、帯電防止剤、無機質繊維
    、無機質充填剤等を含有している特許請求の範囲第1項
    記載の導電性積層板。
  3. (3)導電性チタン酸カリウム繊維が混抄されているセ
    ルローズ紙が、難燃剤、帯電防止剤、無機質繊維、無機
    質充填剤等を含有している特許請求の範囲第1項記載の
    導電性積層板。
  4. (4)フェノール樹脂、メラミン樹脂、ダップ樹脂、ポ
    リエステル樹脂あるいはこれらの変性樹脂による含浸用
    樹脂が含浸されている紙層同士の積層体の加熱、加圧成
    形体からなる積層板において、前記積層体を構成する紙
    層の少なくとも一層が、導電性チタン酸カリウム繊維が
    添加されている含浸用樹脂が含浸されているセルローズ
    紙による紙層で構成されていることを特徴とする導電性
    積層板。
  5. (5)含浸用樹脂が、難燃剤、帯電防止剤、無機質繊維
    、無機質充填剤等を含有している特許請求の範囲第4項
    記載の導電性積層板。
  6. (6)導電性チタン酸カリウム繊維が混抄されているセ
    ルローズ紙が、難燃剤、帯電防止剤、無機質繊維、無機
    質充填剤等を含有している特許請求の範囲第4項記載の
    導電性積層板。
  7. (7)フェノール樹脂、メラミン樹脂、ダップ樹脂、ポ
    リエステル樹脂あるいはこれらの変性樹脂による含浸用
    樹脂が含浸されている紙層同士の積層体の加熱、加圧成
    形体からなる積層板において、前記積層体を構成する紙
    層の少なくとも一層が、導電性チタン酸カリウム繊維が
    混抄されているセルローズ紙に、導電性チタン酸カリウ
    ム繊維が添加されている含浸用樹脂が含浸されている紙
    層で構成されていることを特徴とする導電性積層板。
  8. (8)含浸用樹脂が、難燃剤、帯電防止剤、無機質繊維
    、無機質充填剤等を含有している特許請求の範囲第7項
    記載の導電性積層板。
  9. (9)導電性チタン酸カリウム繊維が混抄されているセ
    ルローズ紙が、難燃剤、帯電防止剤、無機質繊維、無機
    質充填剤等を含有している特許請求の範囲第7項記載の
    導電性積層板。
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