JP3079459B2 - 不燃性の複合板または複合成形体 - Google Patents

不燃性の複合板または複合成形体

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JP3079459B2
JP3079459B2 JP05235897A JP23589793A JP3079459B2 JP 3079459 B2 JP3079459 B2 JP 3079459B2 JP 05235897 A JP05235897 A JP 05235897A JP 23589793 A JP23589793 A JP 23589793A JP 3079459 B2 JP3079459 B2 JP 3079459B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は不燃性の複合板または複
合成形体に関し、更に詳しくは、高度の不燃性を有し、
かつ表面強度、耐割裂性及び曲げ強度等の機械的強度あ
るいは表面意匠性に優れた複合体または複合成形体に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、建築物の防火対策上、各種健
材に不燃性を付与する不燃性基材として、水酸化アルミ
ニウム粉体を多量に含有せしめた基材が使用されてい
る。特に、該不燃性基材中の水酸化アルミニウム粉体の
含有率を75〜95重量%とすれば、該水酸化アルミニウム
の 200〜300 ℃における脱水吸熱反応によって高度の不
燃性能を達成できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、不燃性基材
中の水酸化アルミニウムの如き含水無機化合物の含有率
を75〜95重量%もの高含有量とした場合、不燃性に優れ
る反面、機械的強度はかなり低くなる。これは機械的強
度を向上させるべく各種の有機繊維あるいは有機系結合
材の類を含有せしめようにもその許容含有量は少量に制
限されるため、諸強度の向上効果もおのずと限られたも
のになるためである。また、含水無機化合物を多量に含
有せしめた不燃性基材単独では一般に表面意匠性はきわ
めて低く、優れた表面意匠性を求めようとすれば各種塗
料の吹付けもしくは塗布あるいは印刷などの表面処理を
施したり、あるいは化粧板、レザ−、合成樹脂膜を貼合
するなどの処理を施す必要がある。しかし、一般に塗
料、印刷インキ、各種表面化粧材は有機質成分を多く含
有するものであり、表面意匠性を向上すべくこれら有機
質含有物を該不燃性基材表面に付着せさることは高度の
不燃性を保つためには好ましくない。
【0004】前記した不燃性基材の機械的強度の向上あ
るいは表面意匠性の向上を図りながら不燃性能を低下さ
せることなく達成する手段として、不燃性基材と金属板
あるいは各種化粧金属板を複合させることが考えられ
る。なぜなら、金属板あるいは各種化粧金属板はそれ単
独で高度の不燃性を有し、特に無化粧金属板は可燃成分
を全く含有しない完全不燃材である。従って含水無機化
合物を高含有する不燃性基材と金属板あるいは各種の化
粧金属板を複合させることにより、たとえば不燃性基材
の外表面に金属板を接着すれば表面強度、耐割裂性、曲
げ強度などの機械的強度が不燃性基材単独の場合に比べ
飛躍的に向上し、また不燃性基材の外表面に各種の化粧
金属板を接着すれば表面強度、耐割裂性、曲げ強度など
の機械的強度の向上はもちろん、表面意匠性も向上せし
めることができ、かつ不燃性能もほとんど低下させない
か、あるいはむしろ向上できるものと思われるからであ
る。
【0005】そこで、前記した効果が立証されることを
期待して、不燃性基材と各種の金属板あるいは化粧金属
板との複合について検討を重ねたところ、意外にも結果
は予想に反し、不燃性能は必ずしも向上せず、たとえ
ば、JIS A−1321の基材試験においては、不燃性基
材単独では全く有炎燃焼をせず炉内温度の上昇もさほど
大きくないにもかかわらず、これと同一の不燃性基材に
金属板を接着すると、上記基材試験において有炎燃焼を
生じ炉内温度が急上昇し、結果的に最高炉内温度が不燃
性基材単独の場合に比べはるかに高温になってしまうこ
と及び発煙もしやすくなることが判明した。よって、単
純に不燃性基材と金属板あるいは各種の化粧金属板を複
合したのでは、機械的強度あるいは表面意匠性は向上で
きても、不燃性能を低下させてしまうことになり、高度
の不燃性と優れた機械的強度あるいは表面意匠性を両立
できる複合板あるいは複合成形体の開発が急務となっ
た。
【0006】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、高度の不燃性を有し、かつ表面強度、耐割
裂性、曲げ強度等の機械的強度あるいは表面意匠性に優
れた不燃性の複合板または複合成形体を提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る不燃性の複
合板または複合成形体は、含水無機化合物が75〜95重量
%で、その他にセルロ−ス繊維、合成高分子及び少量の
難燃剤を含有する不燃性基材の表面もしくは内部あるい
は表面および内部に、該不燃性基材の熱伝導率の10倍以
上の熱伝導率を有する不燃性面材を固着したものであ
る。また含水無機化合物と炭酸塩の合計が75〜95重量%
で、その他にセルロ−ス繊維、合成高分子及び少量の難
燃剤を含有する不燃性基材の表面もしくは内部あるいは
表面および内部に、該不燃性基材の熱伝導率の10倍以上
の熱伝導率を有する不燃性面材を固着したものである。
上記した含水無機化合物としては、水酸化アルミニウ
ム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、2水和石
こう及びアルミン酸化カルシウム等を挙げることができ
る。これらの化合物は何れも分子内に結晶水を持ち化学
的に類似した構造を有する。また、含水無機化合物は、
その種類によって分解温度及び吸熱量に幾分差がある
が、高温加熱時に分解して吸熱作用により不燃化効果を
示すという点では全く共通している。従って、基本的に
前記した、含水無機化合物のいずれを用いてもよいが入
手価格等の経済性をも考慮すると水酸化アルミニウムが
最適である。
【0008】本発明で使用する合成高分子としては、フ
ェノ−ル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂などの熱硬化性樹脂(繊維
状のものも含む)もしくは、ポリオレフィン樹脂、ポリ
エステル樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、スチレ
ン樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂等の熱可塑性
樹脂(繊維状のものも含む)またはSBR、NBR、M
BR等の合成ゴム等の中から少なくとも1種類を選択し
て使用する。これらの合成高分子は、その種類により硬
化温度、溶融軟化温度等に幾分差があるが、加熱処理に
伴う流動硬化作用あるいは軟化溶融再固化作用により不
燃性基材に各種成形賦形効果もしくは諸強度の発現効果
または含水無機化合物あるいは炭酸塩の脱落防止効果す
なわち、表面強度の向上効果等を与えるという点では全
く共通している。従って基本的には前記した合成高分子
のいずれを用いてもよいが、入手価格等の経済性をも考
慮するとフェノ−ル樹脂、ポリオレフィン樹脂等が最適
である。
【0009】本発明で使用する難燃剤としては、有機リ
ン化合物、含リン含窒素有機化合物、スルファミン酸
塩、無機リン酸塩、含ハロゲン化合物及びアンチモン系
化合物等の中から少なくとも1種類を選択して使用すれ
ばよい。本発明で使用する不燃性面材としては、不燃性
基材の熱伝導率の10倍以上の熱伝導率を有し、併せて、
不燃性基材の表面もしくは内部あるいは表面および内部
に固着して用いた際、表面強度、耐割裂性、及び曲げ強
度等の機械的強度の向上あるいは表面意匠性の向上を期
待でき、かつ高度の不燃性を有するもの(以下、高熱伝
導率不燃性面材という)であれば何を用いてもよい。例
として、アルミニウム板、ステンレス板、亜鉛板、メッ
キ鋼板などの各種金属板、あるいはプリント化粧金属
板、塗装化粧金属板、合成樹脂フィルム化粧金属板、銘
木化粧金属板、合成樹脂含浸紙化粧金属板などの各種表
面化粧金属板などを挙げることができる。さらに金属板
関係以外にも、たとえば金属繊維強化セラミックス板等
を使用することができる。
【0010】本発明で使用する炭酸塩としては、炭酸カ
ルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、炭酸スト
ロンチウム、炭酸ベリリウム、炭酸亜鉛等の中から少な
くとも1種類を選択して使用する。これらの炭酸塩はそ
の種類により分解温度等に幾分差があるが、高温加熱時
に分解して吸熱作用により難燃効果を示すという点では
全く共通している。従って基本的に前記した炭酸塩のい
ずれを用いてもよいが、価格の面から炭酸カルシウムが
最適である。なお炭酸塩配合によるもう1つの重要な効
果として、本発明者が特開平5−148798号公報等
で指摘したところの発煙量低減効果を挙げることができ
る。本発明に係る不燃性の複合板または複合成形体を構
成する不燃性基材中の含水無機化合物あるいは含水無機
化合物と炭酸塩の合計の含有率範囲は固形分で75〜95重
量%である。その含有率が75重量%未満では十分な不燃
性が得られない。反対に95重量%を超えた場合は含水無
機化合物あるいは含水無機化合物と炭酸塩の合計量の過
多により十分な機械的強度が得られず、たとえ、外表面
に金属板などを接着して表面強度等を向上せしめたとし
ても、不燃性基材内部のはく離強度等が不十分であり不
適である。
【0011】本発明に係る不燃性基材中の難燃剤の含有
率はごく少量にすべきであり8 重量%以下が好ましい。
本発明に係る不燃性基材は含水無機化合物あるいは含水
無機化合物と炭酸塩を75〜95重量%含有するため不燃性
基材単独であれば難燃剤を全く含有せずとも優れた不燃
性を有する。本発明において、あえて難燃剤を含有せし
めるのは後述するように、該不燃性基材が高熱伝導率不
燃性面材と複合されたときに発生する不燃性能の低下を
回避するための手段としてである。難燃剤含有率が8 重
量%を超えた場合、高温加熱時に難燃剤の分解に伴う発
煙や有害ガスの発生等が著しくなり防火上好ましくな
い。本発明に係る不燃性基材は、上記配合のもとに含水
無機化合物/セルロ−ス繊維/合成高分子/難燃剤ある
いは含水無機化合物/炭酸塩/セルロ−ス繊維/合成高
分子/難燃剤という構成であればよくその製造法として
は、湿式抄造法、乾式成形法など任意の方法が適用可能
であり、特定の製造法に限定するものではないが、以下
において、本発明の当該分野である湿式抄造法を適用し
た場合を例にとって製造方法にも言及しながらさらに詳
述する。
【0012】本発明に係る不燃性基材は含水無機化合物
または炭酸塩の歩留を向上させるための各種歩留向上剤
あるいは必要に応じてガラス繊維、ロックウ−ル繊維、
炭素繊維などの無機繊維または着色のための合成染料等
を含有していてもよい。また、用途によっては機械的強
度もしくは後加工適性の改善等を図るべく乾燥または湿
潤紙力増強剤、サイズ剤、耐水化剤等を含有せしめるべ
きことは言うまでもない。本発明に係る不燃性基材に合
成高分子を含有せしめる方法としては、合成高分子の液
状物、繊維状物あるいは粒状物等を原料スラリ−中に内
添したり、紙層形成後あるいは成形後にもしくは不燃性
面材を固着した後に塗布または含浸するなどすればよ
い。本発明に係る不燃性基材に難燃剤を含有せしめるに
は、難燃剤の液状物あるいは粒状物等を原料スラリ−中
に内添せしめるか、抄造工程中もしくは抄造後または成
形後あるいは不燃性面材を固着した後に塗布または含浸
するなどすればよい。
【0013】含水無機化合物または炭酸塩を含有せしめ
る方法としては、含水無機化合物または炭酸塩を含有す
る塗料を基材に塗布あるいは含浸せしめるなどの方法も
考えられるが、所定の含有量を確保し、あるいは厚さ方
向での品質の均一化を図るためには、原料スラリ−中に
含水無機化合物または炭酸塩を粉体状あるいはスラリ−
状にて内添する方法が最も好ましい。この場合、含水無
機化合物、炭酸塩、セルロ−ス繊維、合成高分子及び難
燃剤の添加方法及び添加順序等は任意であり、必要に応
じ叩解処理等を施してもよい。こうして得た原料スラリ
−を用いて本発明に係る不燃性基材を製造するには、通
常の抄造法によればよい。すなわち通常の長網、丸網あ
るいは傾斜網等の抄造網上に前記スラリ−を供給し、濾
過、脱水した後、圧搾、乾燥すればよい。また、必要に
より各種コンビネ−ション網や、多槽丸網及び各種ラミ
ネ−タなどにより紙層を2層以上重ね合わせてもよい。
【0014】こうして得た不燃性基材を用いて本発明の
不燃性の複合板または複合成形体を製造するには、不燃
性基材に各種金属板または各種表面化粧金属板等の高熱
伝導率不燃性面材をエポキシ系、フェノ−ル系、酢酸ビ
ニル系、エチレン酢酸ビニル系、ウレタン系、クロロプ
レン系等の従来慣用の接着剤を用いて接着せしめるか、
不燃性基材を従来慣用の成形法を単独あるいは2種以上
組み合わせて適用することにより成形を施し、しかる
後、各種金属板または各種表面化粧金属板等の高熱伝導
率不燃性面材を前記した従来慣用の接着剤を用いて接着
せしめればよい。ただし、接着剤の選択に際しては被着
体の特性を考慮して選択すべきこと、及び接着剤の使用
量は不燃性能を低下させないようできるだけ少量にすべ
きことは当然である。
【0015】また、場合によっては不燃性基材と不燃性
面材との固着は、接着と成形とを一体熱圧成形等により
同時に行うことも可能である。この場合不燃性基材に配
合する合成高分子と不燃性面材を選択することにより接
着剤を使用せずに該不燃性基材と該不燃性面材とを圧着
または熱融着せしめることも可能である。さらに、用途
によっては、得られた不燃性の複合板または複合成形体
に各種塗料の吹付けもしくは塗布あるいは印刷などの表
面処理を施したり、あるいは化粧板、レザ−、合成樹脂
膜等を貼り合わせるなどして、該不燃性の複合板または
複合成形体の付加価値を一段と高めることができること
は言うまでもない。
【0016】
【作用】本発明の不燃性の複合板または複合成形体にお
ける不燃性能向上効果の発現機構の詳細については未だ
不明であるが、含水無機化合物あるいは含水無機化合物
と炭酸塩を高含有し、かつ少量の有機系物質を含有する
不燃性基材と高熱伝導率不燃性面材との複合構成物が、
高温雰囲気に置かれた際、不燃性基材中に存在する少量
の難燃剤により、該難燃剤と多量の含水無機化合物ある
いは含水無機化合物と炭酸塩との相互作用により難燃剤
の分解に伴う発煙等を露呈させることなく、有炎燃焼を
押え、かつ発煙量も低減せしめ総合的に優れた不燃性を
発揮させることができるものと考えられる。以下に、後
で実施例として示すところの基材試験での試験結果に基
づく発明内容を記す。
【0017】まず、含水無機化合物あるいは含水無機化
合物と炭酸塩を高含有せしめた不燃性基材について基材
試験を行い、有炎燃焼を発生せず発煙も生じないことを
確認した。次に、これと同じ組成の不燃性基材の両面に
金属板を接着し、基材試験を行った。予想としては金属
板は可燃物質を全く含有せず、完全不燃であるから、少
量なりとも可燃物質を含有する不燃性基材の一部が金属
板でおきかわることにより、不燃性はさらに向上し基材
試験結果もさらに向上するものと期待した。ところが、
結果は予想に反し、有炎燃焼を発生し、炉内温度がその
炎により急上昇し、最高炉内温度が不燃性基材単独の場
合より高くなること及び発煙も生じやすくなることが判
明した。多数次の試行と試験前後での重量変化及び燃焼
状態の観察により、これは熱伝導率の高い金属板が熱の
媒体となり、試験体内部にまで熱が急速に伝わるため
に、不燃性基材単独であれば燃焼せずに残る部分をも燃
焼せしめるに至る結果、有炎燃焼という激しい燃焼状態
を呈するためと考えられる。
【0018】そこで、この高熱伝導率不燃性面材による
不燃性能の低下を回避すべく鋭意検討した結果、不燃性
基材に少量の難燃剤を含有せしめることにより、金属板
の如き高熱伝導率不燃性面材を複合させても基材試験に
おいて有炎燃焼及びそれに伴う炉内温度の急上昇及び発
煙を回避できることをつきとめた。なお、当然不燃性基
材中の含水無機化合物あるいは含水無機化合物と炭酸塩
の含有率を95重量%を超えてさらに高含有率にすれば高
熱伝導率不燃性面材を複合させても、基材試験で有炎燃
焼の発生を押えあるいは少なくできると考えられるが、
この場合、不燃性基材中の無機質の過多により製造が難
しくなり、また、諸強度も著しく低下し、本発明に係る
不燃性面材を複合して補強しても不燃性基材そのものの
剥離等を生じ易く不適である。
【0019】一般に難燃剤は高温加熱時に分解し、多量
の発煙を伴うので高度の不燃性能を求める場合、難燃剤
を配合するのは好ましくない。まして、本発明に係る不
燃性基材の如く含水無機化合物あるいは含水無機化合物
と炭酸塩を75〜95重量%と多量に含有する場合、難燃剤
を全く含有しなくとも十分に優れた不燃性能を確保でき
るため、あえてこのような不燃性基材に難燃剤を含有せ
しめても有利性はなく難燃剤配合に伴いコストが上昇す
ること及び発煙量が増大する危険を内在することにより
商品イメ−ジが低下しかねないことを併せ考えれば、む
しろ不利となる。
【0020】しかるに、本発明の不燃性基材に高熱伝導
率不燃性面材を固着せしめた不燃性の複合板または複合
成形体においては、今までかかる高度の不燃性を有する
不燃性基材に配合しても何ら有利性がなくむしろ不利と
なると考えられていた難燃剤を少量配合することによ
り、この少量の難燃剤がきわめて特異かつ効果的に作用
し難燃剤と不燃性基材の主成分である含水無機化合物あ
るいは含水無機化合物と炭酸塩との物理的・化学的相互
作用により、あくまで主たる不燃性能は含水無機化合物
あるいは含水無機化合物と炭酸塩に依存しつつも、高熱
伝導率不燃性面材に起因する有炎燃焼の発生という不利
要件を回避し、かつ難燃剤配合で当然予想される発煙量
の増加等を生じずかえって発煙量を低減できるというき
わめて好都合な結果を得ることができる。
【0021】難燃剤を含有する系においては、本来両立
しがたいと思われる有炎燃焼回避と発煙回避がきわめて
良好に達成されることから、難燃剤の作用による不燃性
基材中の可燃成分の燃焼が効果的に押えられるととも
に、不燃性基材中の含水無機化合物あるいは含水無機化
合物と炭酸塩の熱分解によって生成した水蒸気と二酸化
炭素の作用により難燃剤の熱分解に起因する発煙等がき
わめて効果的に防止されるのみならず、発煙量は難燃剤
を含有しない場合よりも減少するに至り、その結果、非
常に効率的に優れた不燃性能を獲得できるものと考えら
れる。
【0022】
【実施例】次に本発明を以下の実施例に基づいてさらに
具体的に説明する。本実施例中の各項目の測定は次の方
法により行った。 不燃性 : JIS A−1321の基材試験によ
る。 熱伝導率: JIS R−2618による。 曲げ強度: JIS A−5907による。 表面強度: JIS P−8129による。
【0023】実施例1 市販の針葉樹系未晒硫酸塩パルプを離解機にて離解して
得たセルロ−ス繊維分散液の所定量を取り、これに水酸
化アルミニウム粉体(平均粒子径 5.7μm である。以下
同じ)及び粉末状フェノ−ル樹脂(平均粒子径30μm で
ある。以下同じ)を添加し、撹拌機にて十分に分散混合
後、角型テスト抄紙機にて手抄を行って得たシ−トに市
販の液状スルファミン酸グアニジン系難燃剤を含浸せし
め、乾燥し、さらに熱プレスにて加熱処理(温度175 ℃
圧力 5Kg/cm2 時間 3分)にて厚さ約4mm の不燃性基材
Aを得た。不燃性基材Aについて熱伝導率を測定し、そ
の結果を各成分の含有率とともに表1に示した。
【0024】次に不燃性基材Aの両面にウレタン系接着
剤を用いて厚さ0.5mm のステンレス板を(熱伝導率21kc
al/mhr ℃である。以下同じ)を接着し複合板Aを得
た。複合板Aについて不燃性、曲げ強度、曲げ弾性率及
び表面強度を測定し、その結果を表1に示した。
【0025】実施例2 実施例1においてセルロ−ス繊維分散液にガラス繊維、
繊維径 3μm である。以下同じ)を配合した以外は実施
例1と同様にして不燃性基材Bを得た(ただし、熱プレ
ス条件は温度175 ℃、圧力10kg/cm2 、時間10分とし
た)。不燃性基材Bについて熱伝導率を測定し、その結
果を各成分の含有率とともに表1に示した。次に不燃性
基材Bの両面にエポキシ系接着剤を用いて厚さ0.5mm の
ステンレス板を接着し、複合板Bを得た。複合板Bにつ
いて不燃性、曲げ強度、曲げ弾性率及び表面強度を測定
しその結果を表1に示した。
【0026】実施例3 実施例1において各成分の配合量を変化させた以外は実
施例1と同様にして、不燃性基材Cを得た(ただし、熱
プレス条件は温度175 ℃、圧力20kg/cm2 時間20分とし
た)。不燃性基材Cについて熱伝導率を測定し、その結
果を各成分の含有率とともに表1に示した。次に不燃性
基材Cの両面にエポキシ系接着剤を用いて厚さ0.2mm の
着色亜鉛めっき鋼板(熱伝導率21kcal/mhr ℃であ
る。)を接着し、複合板Cを得た。複合板Cについて不
燃性、曲げ強度、曲げ弾性率及び表面強度を測定しその
結果を表1に示した。
【0027】実施例4 実施例1においてセルロ−ス繊維分散液にガラス繊維を
配合し、さらに炭酸カルシウム(平均粒子径1.5 μm で
ある。以下同じ)を添加した以外は実施例1と同様にし
て不燃性基材Dを得た。不燃性基材Dについて熱伝導率
を測定し、その結果を各成分の含有率とともに表1に示
した。次に、不燃性基材Dの両面にウレタン系接着剤を
用いて厚さ0.5mm のステンレス板を接着し、複合板Dを
得た。複合板Dについて不燃性、曲げ強度、曲げ弾性率
及び表面強度を測定しその結果を表1に示した。
【0028】実施例5 実施例4において、各成分の配合量を変化させた以外は
実施例4と同様にして不燃性基材Eを得た(ただし、熱
プレス条件は温度175 ℃、圧力20kg/cm2 、時間20分と
した)。不燃性基材Eについて熱伝導率を測定し、その
結果を各成分の含有率とともに表1に示した。次に不燃
性基材Eの両面にウレタン系接着剤を用いて厚さ0.2mm
のステンレス板(熱伝導率21kcal/mhr ℃である。以下
同じ)を接着し、複合板Eを得た。複合板Eについて不
燃性、曲げ強度、曲げ弾性率及び表面強度を測定しその
結果を表1に示した。
【0029】実施例6 実施例4において、ガラス繊維を配合しない以外は実施
例4と同様にして不燃性基材Fを得た(ただし、熱プレ
ス条件は温度175 ℃圧力20kg/cm2 時間20分とした)。
不燃性基材Fについて熱伝導率を測定し、その結果を各
成分の含有率とともに表1に示した。次に不燃性基材F
の両面にウレタン系接着剤を用いて厚さ0.2mm のアルミ
ニウム板(熱伝導率205kcal /mhr ℃である。以下同
じ)を接着し複合板Fを得た。複合板Fについて不燃
性、曲げ強度、曲げ弾性率及び表面強度を測定しその結
果を表1に示した。
【0030】実施例7 実施例2において、水酸化アルミニウム粉体に代えて、
水酸化マグネシウム粉体(平均粒径10μm である。以下
同じ)を用いた以外は実施例1と同様にして不燃性基材
Gを得た。不燃性基材Gについて熱伝導率を測定し、そ
の結果を各成分の含有率とともに表1に示した。次に、
不燃性基材Gの両面にウレタン系接着剤を用いて厚さ0.
5mm のステンレス板を接着し、複合板Gを得た。複合板
Gについて不燃性、曲げ強度、曲げ弾性率及び表面強度
を測定しその結果を表1に示した。
【0031】実施例8 実施例2において粉末状フェノ−ル樹脂に代えて繊維状
ポリオレフィン樹脂(市販のポリエチレン系合成パルプ
である。以下同じ)を用いた以外は実施例2と同様にし
て不燃性基材Hを得た。不燃性基材Hについて熱伝導率
を測定し、その結果を各成分の含有率とともに表1に示
した。次に不燃性基材Hの両面にウレタン系接着剤を用
いて厚さ0.2mm のステンレス板を接着し、複合板Hを得
た。複合板Hについて不燃性、曲げ強度、曲げ弾性率及
び表面強度を測定しその結果を表1に示した。
【0032】実施例9 実施例2において粉末状フェノ−ル樹脂に代えて液状ア
クリル樹脂(市販の熱可塑性アクリル酸エステル・酢酸
ビニル共重合物である。以下同じ)を用いた以外は実施
例2と同様にして不燃性基材Iを得た。不燃性基材Iに
ついて熱伝導率を測定し、その結果を各成分の含有率と
ともに表1に示した。次に、不燃性基材Iの両面にウレ
タン系接着剤を用いて厚さ0.2mm のステンレス板を接着
し、複合板Iを得た。複合板Iについて不燃性、曲げ強
度、曲げ弾性率及び表面強度を測定しその結果を表1に
示した。
【0033】実施例10 実施例2において粉末状フェノ−ル樹脂を添加した後、
市販のSBR系ラテックスを添加した以外は実施例2と
同様にして、不燃性基材Jを得た。不燃性基材Jについ
て熱伝導率を測定し、その結果を各成分の含有率ととも
に表1に示した。次に不燃性基材Jの両面にウレタン系
接着剤を用い厚さ0.2mm のステンレス板を接着し、複合
板Jを得た。複合板Jについて不燃性、曲げ強度、曲げ
弾性率及び表面強度を測定しその結果を表1に示した。
【0034】比較例1 実施例1おいて、液状スルファミン酸グアニジン系難燃
剤を含浸しない以外は実施例1と同様にして、不燃性基
材Kを得た。不燃性基材Kについて熱伝導率、不燃性、
曲げ強度、曲げ弾性率及び表面強度をそれぞれ測定し、
その結果を各成分含有率と併せて表1に示した。
【0035】比較例2 比較例1で得た不燃性基材Kの両面に実施例1と同様に
して、ウレタン系接着剤を用いて厚さ0.5mm のステンレ
ス板を接着し、複合板Kを得た。複合板Kについて、不
燃性、曲げ強度、曲げ弾性率及び表面強度を測定しその
結果を表1に示した。
【0036】比較例3 実施例5において、液状スルファミン酸グアニジン系難
燃剤を含浸しない以外は実施例5と同様にして不燃性基
材Lを得た。不燃性基材Lについて、熱伝導率、不燃
性、曲げ強度、曲げ弾性率及び表面強度をそれぞれ測定
し、その結果を各成分の含有率と併せて表1に示した。
【0037】比較例4 比較例3で得た不燃性基材Lの両面に実施例5と同様に
してウレタン系接着剤を用いて厚さ0.2mm のステンレス
板を接着し、複合板Lを得た。複合板Lについて不燃
性、曲げ強度、曲げ弾性率及び表面強度を測定しその結
果を表1に示した。
【0038】
【表1】
【0039】実施例11 実施例1で得た熱プレス前の不燃性基材を用いて金型に
よる2枚積層による積層成形(金型温度175 ℃、 圧力2k
g /cm2 ,時間 6分)を行い、2層が強固に接着した良
好な一体成形体を得た。次に得られた成形体の両面にウ
レタン系接着剤を用いて厚さ0.2mm のアルミニウム板を
接着し、複合成形体を得た。得られた複合成形体(ただ
し、厚さは約9mm )の形状を図1に示す。
【0040】実施例12 実施例4で得た熱プレス前の不燃性基材の両面にエポキ
シ系接着剤を用いて厚さ0.2mm のステンレス板を接着
し、該接着剤が硬化しないうちに金型による曲げ成形
(金型温度175 ℃、 圧力2kg /cm2 、時間 3分)を行い
良好な複合成形体を得た。得られた複合成形体(ただし
厚さは約 5mm)の形状を図2に示す。
【0041】実施例13 実施例6で得た熱プレス前の不燃性基材を用いて、金型
による2枚積層による積層成形(金型温度175 ℃、 圧力
40kg/cm2 、時間20分)を行い、2層が強固に接着した
良好な一体成形体を得た。次に得られた成形体の両面に
ウレタン系接着剤を用いて厚さ0.2mm のアルミニウム板
を接着し複合成形体を得た。得られた複合成形体(ただ
し、厚さ約9mm )の形状を図3に示す。
【0042】比較例5 実施例1において、粉末状フェノ−ル樹脂を添加しない
以外は実施例1と同様にして得た熱プレス前の不燃性基
材を用い、実施例11と同様にして金型による積層成形
を行ったが、2層が接着せずまた割れも発生し、一体成
形体を得ることができず、本発明の複合成形体を得るこ
とができなかった。
【0043】比較例6 実施例6において粉末フェノ−ル樹脂を添加しない以外
は実施例6と同様にして得た熱プレス前の不燃性基材を
用い、実施例13と同様にして金型による積層成形を行
ったが、2層が接着せずまた割れも発生し、一体成形体
が得られず、本発明の複合成形体を得ることができなか
った。
【0044】上記実施例1〜13、比較例1〜6、表1
及び図1〜図3からわかるように含水無機化合物あるい
は含水無機化合物と炭酸塩の合計が75〜95重量%で、そ
の他にセルロ−ス繊維、合成高分子と少量の難燃剤を含
有する不燃性基材と該不燃性基材の熱伝導率の10倍以上
の熱伝導率を有する不燃性面材を複合せしめることによ
り、高度の不燃性を有し、かつ表面強度、曲げ強度及び
曲げ弾性率といった機械的強度あるいは表面意匠性に優
れた不燃性の複合板または複合成形体が得られることが
わかった。特に不燃性基材中にごく少量の難燃剤を含有
せしめることにより、難燃剤を全く含有しない不燃性基
材に高熱伝導率不燃性面材を接着した際に生ずる基材試
験での有炎燃焼やそれに伴う炉内温度の急上昇及び発煙
が効果的に回避されることがわかった。
【0045】
【発明の効果】本発明の不燃性の複合板または複合成形
体は上記の説明からわかるように、含水無機化合物ある
いは含水無機化合物と炭酸塩の合計が75〜95重量%で、
その他に、セルロ−ス繊維、合成高分子と少量の難燃剤
を含有する不燃性基材の表面もしくは内部あるいは表面
および内部に、該不燃性基材の熱伝導率の10倍以上の熱
伝導率を有する不燃性面材を固着したので、難燃剤含有
時に発生しやすい発煙等を露呈しないばかりか、難燃剤
を含有しない場合よりも基材試験時の発煙量が減少し、
かつ同試験における有炎燃焼やそれに伴う炉内温度の急
上昇を回避でき、優れた不燃性を有する。
【0046】また、高熱伝導率不燃性面材として、金属
板あるいは各種化粧金属板を選択すれば、表面強度、耐
割裂性、及び曲げ強度等の機械的強度を飛躍的に向上で
き(不燃性基材単独の場合に比べ、曲げ強度は6 〜10
倍、曲げ弾性率は20〜40倍にも向上する)、表面意匠性
も併せ向上せしめることができる。加えて、不燃性基材
中に熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂などの合成高分子を少
量ではあるが、含有せしめることとしたので、2層以上
の不燃性基材は互いに強固に接着することができ、わん
曲形状、L字形状等の各種形状をした、高度の不燃性を
有し、かつ機械的強度あるいは表面意匠性に優れた複合
成形体を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により得られたL字形状を示す複合成形
体の斜視図である。
【図2】本発明により得られたL字形状を示す複合成形
体の斜視図である。
【図3】本発明により得られたわん曲形状を示す複合成
形体の斜視図である。
【符号の説明】
1 複合成形体 2 不燃性基材 3 不燃性面材

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 含水無機化合物が75〜95重量%で、その
    他にセルロ−ス繊維、合成高分子及び少量の難燃剤を含
    有する不燃性基材の表面もしくは内部あるいは表面およ
    び内部に、該不燃性基材の熱伝導率の10倍以上の熱伝導
    率を有する不燃性面材を固着して成ることを特徴とする
    不燃性の複合板または複合成形体。
  2. 【請求項2】 含水無機化合物と炭酸塩の合計が75〜95
    重量%で、その他にセルロ−ス繊維、合成高分子及び少
    量の難燃剤を含有する不燃性基材の表面もしくは内部あ
    るいは表面および内部に、該不燃性基材の熱伝導率の10
    倍以上の熱伝導率を有する不燃性面材を固着して成るこ
    とを特徴とする不燃性の複合板または複合成形体。
  3. 【請求項3】 不燃性面材は金属または化粧金属板であ
    る請求項1または2記載の不燃性の複合板または複合成
    形体。
  4. 【請求項4】 含水無機化合物は水酸化アルミニウム、
    水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、2水和石こう
    及びアルミン酸化カルシウムの中から選ばれた少なくと
    も1種類からなる請求項1、2または3記載の不燃性の
    複合板または複合成形体。
  5. 【請求項5】 合成高分子は熱硬化性樹脂、熱可塑性樹
    脂及び合成ゴムの中から選ばれた少なくとも1種類から
    なる請求項1、2、3または4記載の不燃性の複合板ま
    たは複合成形体。
  6. 【請求項6】 炭酸塩は炭酸カルシウムである請求項
    1、2、3、4または5記載の不燃性の複合板または複
    合成形体。
  7. 【請求項7】 不燃性基材は2層以上のシ−ト層の積層
    体からなる請求項1、2、3、4、5または6記載の不
    燃性の複合板または複合成形体。
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