JPH01280037A - ポリエステル複合加工糸 - Google Patents
ポリエステル複合加工糸Info
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- JPH01280037A JPH01280037A JP10852788A JP10852788A JPH01280037A JP H01280037 A JPH01280037 A JP H01280037A JP 10852788 A JP10852788 A JP 10852788A JP 10852788 A JP10852788 A JP 10852788A JP H01280037 A JPH01280037 A JP H01280037A
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D02—YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
- D02G—CRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
- D02G3/00—Yarns or threads, e.g. fancy yarns; Processes or apparatus for the production thereof, not otherwise provided for
- D02G3/22—Yarns or threads characterised by constructional features, e.g. blending, filament/fibre
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は異なる少なくとも2種の繊度のフィラメント群
で構成されたポリエステル複合加工糸に関し、風合と外
観の優れた衣料用スパンライク織編物用に好適な、とり
わけ梳毛調織物用に好適な複合加工糸に関する。
で構成されたポリエステル複合加工糸に関し、風合と外
観の優れた衣料用スパンライク織編物用に好適な、とり
わけ梳毛調織物用に好適な複合加工糸に関する。
[従来の技術]
羊毛梳毛織物は嵩高性、ソフトタッチ、腰、反発性、ウ
オーム感に優れており秋冬用の外衣素材として広く使用
されている。
オーム感に優れており秋冬用の外衣素材として広く使用
されている。
仮撚加工糸はそもそも羊毛繊維のごときの捲縮を所持さ
せて嵩高性のある織編物とすることを目指して開発され
たものであって、ポリエステル加工糸においても羊毛織
編物分野への展開が進められている。
せて嵩高性のある織編物とすることを目指して開発され
たものであって、ポリエステル加工糸においても羊毛織
編物分野への展開が進められている。
しかしながら、ポリエステル加工糸を梳毛調織物に製織
し、仕上げた場合、ソフトタッチを得るにはフィラメン
ト繊度を1.5デニ一ル程度以下とすることが必要であ
り、この場合には腰、反発性が極端に小さいものしか得
られない欠点がある。一方、腰、反発性を大きくしよう
としてフィラメント繊度を大きくすると粗硬感が増加す
るばかりであって、反発性もある羊毛梳毛織物とは異質
なものしか得られなかった。
し、仕上げた場合、ソフトタッチを得るにはフィラメン
ト繊度を1.5デニ一ル程度以下とすることが必要であ
り、この場合には腰、反発性が極端に小さいものしか得
られない欠点がある。一方、腰、反発性を大きくしよう
としてフィラメント繊度を大きくすると粗硬感が増加す
るばかりであって、反発性もある羊毛梳毛織物とは異質
なものしか得られなかった。
このため太繊度フィラメントと細繊度フィラメントの混
繊糸としたり、毛羽を付与したりするなど各種技術が提
案されているが、風合と工程通過性を同時に満足させる
ものは存在しなかったのが実情である。ここで太繊度フ
ィラメント群を芯とし細繊度フィラメント群を鞘とした
芯鞘複合加工糸はソフトタッチと腰、反発性を同時に付
与できることから多数の改良技術が提案されている。こ
のような芯鞘複合加工糸の従来例として特開昭50−2
0025号公報には太繊度フィラメント群として75D
−12F、細繊度フィラメント群として75D−36F
を使用した芯鞘複合加工糸の例が記載されているが、こ
こで開示された技術では通常の仮撚加工糸に比較すれば
腰、反発性を改善したものとなるが、梳毛調織物用とし
てとりわけソフトタッチと腰、反発性が強く要求される
紳士外衣用に適用するには不充分であり、工程通過性に
も問題があった。
繊糸としたり、毛羽を付与したりするなど各種技術が提
案されているが、風合と工程通過性を同時に満足させる
ものは存在しなかったのが実情である。ここで太繊度フ
ィラメント群を芯とし細繊度フィラメント群を鞘とした
芯鞘複合加工糸はソフトタッチと腰、反発性を同時に付
与できることから多数の改良技術が提案されている。こ
のような芯鞘複合加工糸の従来例として特開昭50−2
0025号公報には太繊度フィラメント群として75D
−12F、細繊度フィラメント群として75D−36F
を使用した芯鞘複合加工糸の例が記載されているが、こ
こで開示された技術では通常の仮撚加工糸に比較すれば
腰、反発性を改善したものとなるが、梳毛調織物用とし
てとりわけソフトタッチと腰、反発性が強く要求される
紳士外衣用に適用するには不充分であり、工程通過性に
も問題があった。
特開昭55−71835号公報には、wm度フィラメン
トが1.6デニール以下で太繊度→イラメントと細繊度
フィラメントの繊度差1.8デニ一ル以上の芯鞘複合加
工糸が記載されているが、太繊度フィラメントの繊度に
ついては3〜4.4デニールの範囲の記載しかなく、腰
、反発性付与の点で不充分である。しかも毛羽を有する
複合加工糸であって工程通過性が不良である欠点がある
。
トが1.6デニール以下で太繊度→イラメントと細繊度
フィラメントの繊度差1.8デニ一ル以上の芯鞘複合加
工糸が記載されているが、太繊度フィラメントの繊度に
ついては3〜4.4デニールの範囲の記載しかなく、腰
、反発性付与の点で不充分である。しかも毛羽を有する
複合加工糸であって工程通過性が不良である欠点がある
。
特開昭55−112325号公報には芯となるフィラメ
ント群に特定の割合の超大繊度フィラメント(12から
30デニールが好ましい範囲と記載されている)を使用
した芯鞘複合加工糸が記載されているが、太繊度フィラ
メントが太すぎて剛性が大き過ぎるため、該太繊度フィ
ラメントを完全に表面に出さないようにすることは困難
であり、粗硬な風合となることは免れない。また特開昭
57−29629号公報には太繊度フィラメントが3〜
6デニール、細繊度フィラメントが1〜4デニールであ
り、鞘部が交互撚糸状に捲付いた形状の2層構造スパン
ライク加工糸が記載されている。ここに記載されたスパ
ンライク加工糸は400〜800デニールの太デニール
糸であってカーテンなどの厚地織物用に開発されており
、たとえ400デニール以下の繊度の加工糸としたとし
ても梳毛調織物とした場合には腰、反発性が小さすぎる
欠点がある。
ント群に特定の割合の超大繊度フィラメント(12から
30デニールが好ましい範囲と記載されている)を使用
した芯鞘複合加工糸が記載されているが、太繊度フィラ
メントが太すぎて剛性が大き過ぎるため、該太繊度フィ
ラメントを完全に表面に出さないようにすることは困難
であり、粗硬な風合となることは免れない。また特開昭
57−29629号公報には太繊度フィラメントが3〜
6デニール、細繊度フィラメントが1〜4デニールであ
り、鞘部が交互撚糸状に捲付いた形状の2層構造スパン
ライク加工糸が記載されている。ここに記載されたスパ
ンライク加工糸は400〜800デニールの太デニール
糸であってカーテンなどの厚地織物用に開発されており
、たとえ400デニール以下の繊度の加工糸としたとし
ても梳毛調織物とした場合には腰、反発性が小さすぎる
欠点がある。
また、染色性の異なるフィラメントを混繊することによ
り杢調外観を付与しスパンライク効果を向上させること
も実施されている。特開昭55−112323号公報(
2種混繊糸)、特開昭55−112324号公報(2種
混繊糸)、特開昭57−21526号公報(芯部1種/
鞘部2種の混繊糸)には、芯と鞘との染色性を異ならし
めて杢調外観を付与することが記載されている。しかし
ながらこれらの技術においても前記した公知例と同様に
ソフトタッチと腰、反発性の良好な風合を付与できるも
のではない。
り杢調外観を付与しスパンライク効果を向上させること
も実施されている。特開昭55−112323号公報(
2種混繊糸)、特開昭55−112324号公報(2種
混繊糸)、特開昭57−21526号公報(芯部1種/
鞘部2種の混繊糸)には、芯と鞘との染色性を異ならし
めて杢調外観を付与することが記載されている。しかし
ながらこれらの技術においても前記した公知例と同様に
ソフトタッチと腰、反発性の良好な風合を付与できるも
のではない。
また、太繊度フィラメントと細繊度フィラメントの複合
加工糸でギラツキ光沢をなくすために異形断面フィラメ
ントを用いる例が多数提案されている。このような従来
例として、特開昭54−82460号公報や特開昭54
−106648号公報には太繊度フィラメント群として
5葉〜12葉の異形断面フィラメントを用い、11繊度
フィラメントとして丸断面フィラメントを用いた例が記
載されているがここで開示された技術では太繊度フィラ
メントが繊維束の外周部に拡がりを持って分布し、細繊
度フィラメントは繊維束のほぼ中央にあるもので嵩張り
と反発性は有しているが編織物にした時、粗い感触であ
りソフトタッチに欠けるものである。
加工糸でギラツキ光沢をなくすために異形断面フィラメ
ントを用いる例が多数提案されている。このような従来
例として、特開昭54−82460号公報や特開昭54
−106648号公報には太繊度フィラメント群として
5葉〜12葉の異形断面フィラメントを用い、11繊度
フィラメントとして丸断面フィラメントを用いた例が記
載されているがここで開示された技術では太繊度フィラ
メントが繊維束の外周部に拡がりを持って分布し、細繊
度フィラメントは繊維束のほぼ中央にあるもので嵩張り
と反発性は有しているが編織物にした時、粗い感触であ
りソフトタッチに欠けるものである。
特開昭55−142726号公報には、多葉断面糸の仮
撚加工時の断面変形を最小限にするために自然延伸比の
異なる2種の多葉断面糸(自然延伸比0%と自然延伸比
8%以上のもの)を用い、自然延伸比の高い多葉断面糸
が加工糸の外周部にまつわり付いた形態となり断面変形
が小さくなることでツヤ消し効果が顕著になることが開
示されている。ここで用いられているフィラメントとし
ては太繊度フィラメントとして3.4から4.8デニー
ル1.m繊度フィラメントして2〜3.1デニールであ
り、腰、反発性に劣るもので梳毛調織物用としては不充
分のものである。
撚加工時の断面変形を最小限にするために自然延伸比の
異なる2種の多葉断面糸(自然延伸比0%と自然延伸比
8%以上のもの)を用い、自然延伸比の高い多葉断面糸
が加工糸の外周部にまつわり付いた形態となり断面変形
が小さくなることでツヤ消し効果が顕著になることが開
示されている。ここで用いられているフィラメントとし
ては太繊度フィラメントとして3.4から4.8デニー
ル1.m繊度フィラメントして2〜3.1デニールであ
り、腰、反発性に劣るもので梳毛調織物用としては不充
分のものである。
以上説明したように従来技術においてはソフトタッチと
腰、反発性の良好な風合を有し良好な杢調効果と工程通
過性にも優れたポリエステル加工糸は必ずしも得られて
はいなかったのである。
腰、反発性の良好な風合を有し良好な杢調効果と工程通
過性にも優れたポリエステル加工糸は必ずしも得られて
はいなかったのである。
[発明が解決しようとする課題]
本発明の目的はソフトタッチと腰、反発性と杢調外観に
優れ且つギラツキ光沢がなく深色性に優れた梳毛調織物
に良好に適用することが可能な、特に腰、反発性の点で
高度のレベルが要求されている秋冬用紳士外衣分野に使
用できる高級梳毛調織物に好適に適用できる加工糸を提
供することにある。
優れ且つギラツキ光沢がなく深色性に優れた梳毛調織物
に良好に適用することが可能な、特に腰、反発性の点で
高度のレベルが要求されている秋冬用紳士外衣分野に使
用できる高級梳毛調織物に好適に適用できる加工糸を提
供することにある。
[課題を解決するための手段]
前記した本発明の目的は、フィラメント繊度の異なる少
なくとも2種のポリエステルフィラメント群で構成され
た芯鞘複合仮撚加工糸において、芯部を構成する太繊度
フィラメント群はイオン性染料に不染性であってフィラ
メント繊度が6.5〜11デニールで且つフィラメント
断面が5〜12葉断面であり、鞘部を構成する細繊度フ
ィラメント群はイオン性染料に不染性のフィラメントが
細繊度フィラメント群の30〜70%であり、イオン性
染料に可染性のフィラメントが細繊度フィラメント群の
30〜70%であって、細繊度フィラメント群のフィラ
メント繊度が0.7〜2.2デニールで且つフィラメン
ト断面が4〜8葉断面であり、太繊度フィラメント群に
対する細繊度フィラメント群の繊度比は0.7〜1.4
であって、且つ両フィラメント群間には4〜20%の糸
長差があるとともに加工糸全体に交絡が付与されている
ことを特徴とするポリエステル複合加工糸によって達成
できる。
なくとも2種のポリエステルフィラメント群で構成され
た芯鞘複合仮撚加工糸において、芯部を構成する太繊度
フィラメント群はイオン性染料に不染性であってフィラ
メント繊度が6.5〜11デニールで且つフィラメント
断面が5〜12葉断面であり、鞘部を構成する細繊度フ
ィラメント群はイオン性染料に不染性のフィラメントが
細繊度フィラメント群の30〜70%であり、イオン性
染料に可染性のフィラメントが細繊度フィラメント群の
30〜70%であって、細繊度フィラメント群のフィラ
メント繊度が0.7〜2.2デニールで且つフィラメン
ト断面が4〜8葉断面であり、太繊度フィラメント群に
対する細繊度フィラメント群の繊度比は0.7〜1.4
であって、且つ両フィラメント群間には4〜20%の糸
長差があるとともに加工糸全体に交絡が付与されている
ことを特徴とするポリエステル複合加工糸によって達成
できる。
本発明のポリエステル複合加工糸の糸構造は太繊度フィ
ラメント群と細繊度フィラメント群のフィラメント繊度
の異なる少なくとも2種のポリエステルフィラメント群
で構成されており太繊度フィラメント群が芯部、細繊度
フィラメント群が鞘部となった芯鞘構造である。ただし
加工糸全長にわたって太繊度フィラメント群が加工糸の
中心部付近の芯部を、細繊度フィラメント群が、太繊度
フィラメント群を完全に覆った構造である必要は必ずし
もなく、このような完全芯鞘部と、太繊度フィラメント
群が主として加工糸の中心部に存在し、細繊度フィラメ
ント群がおおむね太繊度フィラメント群を覆った鞘部と
なった構造や、太繊度フィラメント群と細繊度フィラメ
ント群とが並列状となった構造も混在した構造であるこ
とが、杢調効果を出すことから好ましい。このような構
造にする点でも、後述する細繊度フィラメント群が太繊
度フィラメント群に対して4〜20%糸長が長い構造で
あることが必要であり、15%以下が好ましい。
ラメント群と細繊度フィラメント群のフィラメント繊度
の異なる少なくとも2種のポリエステルフィラメント群
で構成されており太繊度フィラメント群が芯部、細繊度
フィラメント群が鞘部となった芯鞘構造である。ただし
加工糸全長にわたって太繊度フィラメント群が加工糸の
中心部付近の芯部を、細繊度フィラメント群が、太繊度
フィラメント群を完全に覆った構造である必要は必ずし
もなく、このような完全芯鞘部と、太繊度フィラメント
群が主として加工糸の中心部に存在し、細繊度フィラメ
ント群がおおむね太繊度フィラメント群を覆った鞘部と
なった構造や、太繊度フィラメント群と細繊度フィラメ
ント群とが並列状となった構造も混在した構造であるこ
とが、杢調効果を出すことから好ましい。このような構
造にする点でも、後述する細繊度フィラメント群が太繊
度フィラメント群に対して4〜20%糸長が長い構造で
あることが必要であり、15%以下が好ましい。
芯部を構成する太繊度フィラメント群のフィラメント繊
度は6.5〜11デニールであることが必要である。6
.5デニール未溝では織物とした場合に羊毛からなる梳
毛織物に匹敵する腰、反発性が得られない。繊度が大き
い程腰、反発性は向上するものの11デニールより大き
くなると粗硬感が強くなる。粗硬感がなく腰、反発性に
便れた梳毛調織物とするには7〜10デニールの範囲が
好ましい。
度は6.5〜11デニールであることが必要である。6
.5デニール未溝では織物とした場合に羊毛からなる梳
毛織物に匹敵する腰、反発性が得られない。繊度が大き
い程腰、反発性は向上するものの11デニールより大き
くなると粗硬感が強くなる。粗硬感がなく腰、反発性に
便れた梳毛調織物とするには7〜10デニールの範囲が
好ましい。
鞘部を構成する細繊度フィラメント群のフィラメント繊
度は0.7〜2.2デニールであることが必要である。
度は0.7〜2.2デニールであることが必要である。
ソフトタッチを付与するために2.2デニール以下とす
ることが必要であるが、−iソフトタッチの梳毛調織物
とすることと抗ピル性も付与する点から1.7デニール
以下とすることが好ましい。一方あまりに細デニール化
するとソフトタッチ過ぎて梳毛調織物風合とは異質とな
るので0.7デニ一ル以上とすることが必要である。更
には細デニールとなるほど抗フロスティング性が低下し
見かけ染色性も低下し濃色化が困難となるので1デニ一
ル以上とすることが好ましい。
ることが必要であるが、−iソフトタッチの梳毛調織物
とすることと抗ピル性も付与する点から1.7デニール
以下とすることが好ましい。一方あまりに細デニール化
するとソフトタッチ過ぎて梳毛調織物風合とは異質とな
るので0.7デニ一ル以上とすることが必要である。更
には細デニールとなるほど抗フロスティング性が低下し
見かけ染色性も低下し濃色化が困難となるので1デニ一
ル以上とすることが好ましい。
太繊度フィラメントは太いが故にギラツキ光沢として現
われやすいのでその断面は5〜12葉断面にする必要が
ある。5葉断面未溝ては、むしろギラツキ光沢が激しく
なり、また13葉以上では円断面に近くなりギラツキ光
沢の原因となる。したがって5葉〜12葉が必要である
が、太デニールはと葉数を多くすることが好ましい。ま
た、!III繊度フィラメントは、ギラツキ光沢減少と
染色後の色の深みを向上させるためにその断面は4〜8
葉にする必要がある。4葉未満及び9葉以上では前記目
的が達成されない細繊度フィラメントでもデニールが大
きいほど葉数は多い方が好ましい。前記の多葉断面フィ
ラメントの断面形状は、正8角形状とか正6角形状では
なく、その断面において葉(突起)と葉(突起)の間に
凹部が存在し、また全ての葉の頂点を結んだ形状におい
てほぼ円形のもの楕円形のもの、偏平形のものが含まれ
る。
われやすいのでその断面は5〜12葉断面にする必要が
ある。5葉断面未溝ては、むしろギラツキ光沢が激しく
なり、また13葉以上では円断面に近くなりギラツキ光
沢の原因となる。したがって5葉〜12葉が必要である
が、太デニールはと葉数を多くすることが好ましい。ま
た、!III繊度フィラメントは、ギラツキ光沢減少と
染色後の色の深みを向上させるためにその断面は4〜8
葉にする必要がある。4葉未満及び9葉以上では前記目
的が達成されない細繊度フィラメントでもデニールが大
きいほど葉数は多い方が好ましい。前記の多葉断面フィ
ラメントの断面形状は、正8角形状とか正6角形状では
なく、その断面において葉(突起)と葉(突起)の間に
凹部が存在し、また全ての葉の頂点を結んだ形状におい
てほぼ円形のもの楕円形のもの、偏平形のものが含まれ
る。
太繊度フィラメント群に対する細繊度フィラメント群の
繊度比は0.7から1.4とする必要がある。繊度比が
0.7未満では太繊度フィラメントが加工糸の外層に存
在しやすくなり粗硬感が強く、染色時には糸全体が淡色
にしか染まってみえない上、更に無色の杢流れが発生す
る欠点がある。繊度比が1.4より大きいとソフトタッ
チが強調されすぎて腰、反発性が不足する。ソフトタッ
チと腰、反発性を羊毛からなる梳毛織物に匹敵させるに
は0.8〜1.3の範囲とすることが好ましい。
繊度比は0.7から1.4とする必要がある。繊度比が
0.7未満では太繊度フィラメントが加工糸の外層に存
在しやすくなり粗硬感が強く、染色時には糸全体が淡色
にしか染まってみえない上、更に無色の杢流れが発生す
る欠点がある。繊度比が1.4より大きいとソフトタッ
チが強調されすぎて腰、反発性が不足する。ソフトタッ
チと腰、反発性を羊毛からなる梳毛織物に匹敵させるに
は0.8〜1.3の範囲とすることが好ましい。
またソフトタッチと腰、反発性の点からは太繊度フィラ
メントの繊度をdh(デニール)、太繊度フィラメント
群の加工糸全体に占める繊度の割合をRhとした際に −dh/27+0.7 <Rh <−dh/27+0.
9の範囲とすることが好ましい。また太繊度フィラメン
トのm繊度フィラメントに対する繊度比はふかつき防止
の点から4倍以上とすることが好ましく、4.5倍以上
とすることがより好ましい。
メントの繊度をdh(デニール)、太繊度フィラメント
群の加工糸全体に占める繊度の割合をRhとした際に −dh/27+0.7 <Rh <−dh/27+0.
9の範囲とすることが好ましい。また太繊度フィラメン
トのm繊度フィラメントに対する繊度比はふかつき防止
の点から4倍以上とすることが好ましく、4.5倍以上
とすることがより好ましい。
太繊度フィラメント群と細繊度フィラメント群の割合は
前記したとおりであるが、細繊度フィラメント群内での
イオン性染料に不染性のフィラメントと可染性のフィラ
メントの割合はそれぞれ30〜70%とする必要がある
。イオン性染料に不染性のフィラメントが70%を超え
る(イオン性染料に可染性のフィラメントが30%未満
)とイオン性染料による染色時に糸全体として淡色にし
か染まって見えない上、更に無色の杢流れが発生する欠
点があり、即ち、良好な杢調が得られない。また、イオ
ン性染料に不染性のフィラメントが、30%未満(イオ
ン性染料に可染性ノフィラメントが70%を超える)で
あると杢調梳毛調織物とした場合にナチュラル感のある
良好な杢調が得られない。細繊度フィラメント群内での
両フィラメントの割合は糸条全体の繊度の大きさ、太繊
度フィラメント群に対する細繊度フィラメント群の繊度
比の大きさによって30〜70%の間で適宜選定すれば
よいが、おおむねそれぞれ40〜60%の範囲の中で使
用することが未延伸糸を準備する点から好ましい。
前記したとおりであるが、細繊度フィラメント群内での
イオン性染料に不染性のフィラメントと可染性のフィラ
メントの割合はそれぞれ30〜70%とする必要がある
。イオン性染料に不染性のフィラメントが70%を超え
る(イオン性染料に可染性のフィラメントが30%未満
)とイオン性染料による染色時に糸全体として淡色にし
か染まって見えない上、更に無色の杢流れが発生する欠
点があり、即ち、良好な杢調が得られない。また、イオ
ン性染料に不染性のフィラメントが、30%未満(イオ
ン性染料に可染性ノフィラメントが70%を超える)で
あると杢調梳毛調織物とした場合にナチュラル感のある
良好な杢調が得られない。細繊度フィラメント群内での
両フィラメントの割合は糸条全体の繊度の大きさ、太繊
度フィラメント群に対する細繊度フィラメント群の繊度
比の大きさによって30〜70%の間で適宜選定すれば
よいが、おおむねそれぞれ40〜60%の範囲の中で使
用することが未延伸糸を準備する点から好ましい。
太繊度フィラメント群とwi繊度フィラメント群との両
フィラメント群間には4〜20%の糸長差が必要である
。このことは一定長の加工糸を切り取った際に太繊度フ
ィラメント群のフィラメントの平均長さに対し細繊度フ
ィラメント群のフィラメントの平均長さが4〜20%長
いことが必要であることを示している。糸長差が大きい
ほど梳毛調織物のソフトタッチ、嵩高性ウオーム感が向
上するので4%以上であることが必要である。一方糸長
差が大きくなり過ぎるどぶかつき感の増加、抗ビル性の
低下、工程通過時のネップの発生といった欠点が発生す
るので20%以下とする必要がある。より良好な糸長差
範囲は4〜15%である。
フィラメント群間には4〜20%の糸長差が必要である
。このことは一定長の加工糸を切り取った際に太繊度フ
ィラメント群のフィラメントの平均長さに対し細繊度フ
ィラメント群のフィラメントの平均長さが4〜20%長
いことが必要であることを示している。糸長差が大きい
ほど梳毛調織物のソフトタッチ、嵩高性ウオーム感が向
上するので4%以上であることが必要である。一方糸長
差が大きくなり過ぎるどぶかつき感の増加、抗ビル性の
低下、工程通過時のネップの発生といった欠点が発生す
るので20%以下とする必要がある。より良好な糸長差
範囲は4〜15%である。
本発明の加工系全体には交絡が付与されている。これは
太繊度フィラメント群1.w繊度フィラメント群の群内
及び群間のフィラメント間に流体交絡が付与されている
ことを意味するもので、この交絡は、太繊度フィラメン
ト群と細繊度フィラメント群の分離を防止し、ネップ化
しないようにする点と!!織工程での糸通過性を向上さ
せる点および抗ビル性向上の点から付与するもので15
0コ/m以上が好ましく、200コ/m以上がより好ま
しい。交絡度が多すぎると織物としてからの糸長差効果
が低下するので400コ/m以下が好ましく、350コ
/m以下がより好ましい。
太繊度フィラメント群1.w繊度フィラメント群の群内
及び群間のフィラメント間に流体交絡が付与されている
ことを意味するもので、この交絡は、太繊度フィラメン
ト群と細繊度フィラメント群の分離を防止し、ネップ化
しないようにする点と!!織工程での糸通過性を向上さ
せる点および抗ビル性向上の点から付与するもので15
0コ/m以上が好ましく、200コ/m以上がより好ま
しい。交絡度が多すぎると織物としてからの糸長差効果
が低下するので400コ/m以下が好ましく、350コ
/m以下がより好ましい。
加工糸のトータル繊度は50〜360デニールの範囲が
好ましい。トータル繊度が細繊度過ぎるとコスト増が避
けられず、太繊度過ぎると仮撚加工時の加熱数の上限の
低下による捲縮発現性が低下するので好ましくない。
好ましい。トータル繊度が細繊度過ぎるとコスト増が避
けられず、太繊度過ぎると仮撚加工時の加熱数の上限の
低下による捲縮発現性が低下するので好ましくない。
加工糸において毛羽が存在すると製編織などの高次工程
でガイドへの引っかかりゃ並走する糸同志のもつれなど
に基づく加工系自身のネップの発生や糸切れなどのトラ
ブルを発生しやすい。このため加工糸には系中に相当す
る長さ以上の毛羽が1コ/m以下と実質的に毛羽のない
ことが好ましく、全毛羽数は10コ/m以下であること
がより好ましく、5コ/m以下であることが一層好まし
い。なお本発明の様にイオン性染料に可染性のポリエス
テルを鞘部の一部に使用すると、イオン性染料に可染性
のポリニス、チルは、不染性のポリエステルに比較し剛
性が小さいため毛羽によるトラブルは若干少なく、毛羽
数の許容範囲が広いメリットがある。
でガイドへの引っかかりゃ並走する糸同志のもつれなど
に基づく加工系自身のネップの発生や糸切れなどのトラ
ブルを発生しやすい。このため加工糸には系中に相当す
る長さ以上の毛羽が1コ/m以下と実質的に毛羽のない
ことが好ましく、全毛羽数は10コ/m以下であること
がより好ましく、5コ/m以下であることが一層好まし
い。なお本発明の様にイオン性染料に可染性のポリエス
テルを鞘部の一部に使用すると、イオン性染料に可染性
のポリニス、チルは、不染性のポリエステルに比較し剛
性が小さいため毛羽によるトラブルは若干少なく、毛羽
数の許容範囲が広いメリットがある。
本発明におけるイオン性染料に不染性のポリエステルと
はポリエチレンテレフタレートまたはこれにイオン性染
料に親和性のない第3成分(たとえばフタル酸、イソフ
タル酸、アジピン酸、ブチレングリコールなど)を少量
共重合したポリエステルであって、酸性染料や塩基性染
料などのイオン性染料によって実質的に染色されないも
のを指す。一方、イオン性染料に可染性のポリエステル
とはイオン性染料に可染性の基(たとえばスルホネート
金属塩基)を含有するポリエステルあるいはイオン性染
料に可染性のポリマ(たとえばナイロン6、ナイロン6
6など)や添加剤をブレンドしたポリエステルであって
イオン性染料により良く染色されるものを指す。イオン
性染料に可染性のポリエステルとしてはエチレンテレフ
タレート/エチレン5−ソジユームスルホイソフタレー
ト(90〜99モル%/10〜1モル%)共重合ポリエ
ステルが好ましい。
はポリエチレンテレフタレートまたはこれにイオン性染
料に親和性のない第3成分(たとえばフタル酸、イソフ
タル酸、アジピン酸、ブチレングリコールなど)を少量
共重合したポリエステルであって、酸性染料や塩基性染
料などのイオン性染料によって実質的に染色されないも
のを指す。一方、イオン性染料に可染性のポリエステル
とはイオン性染料に可染性の基(たとえばスルホネート
金属塩基)を含有するポリエステルあるいはイオン性染
料に可染性のポリマ(たとえばナイロン6、ナイロン6
6など)や添加剤をブレンドしたポリエステルであって
イオン性染料により良く染色されるものを指す。イオン
性染料に可染性のポリエステルとしてはエチレンテレフ
タレート/エチレン5−ソジユームスルホイソフタレー
ト(90〜99モル%/10〜1モル%)共重合ポリエ
ステルが好ましい。
更にイオン性染料に不染性のポリエステルは織物の腰、
反発性向上の点より25℃オルソクロロフェノール中の
固有粘度を0.60〜0゜72の範囲とすることが好ま
しい。イオン性染料に可染性のポリエステルは抗ビル性
、抗フロスティング性の点から固有粘度は、0.50〜
0.65が好ましく、0.54〜0.60がより好まし
い。
反発性向上の点より25℃オルソクロロフェノール中の
固有粘度を0.60〜0゜72の範囲とすることが好ま
しい。イオン性染料に可染性のポリエステルは抗ビル性
、抗フロスティング性の点から固有粘度は、0.50〜
0.65が好ましく、0.54〜0.60がより好まし
い。
本発明のポリエステル複合加工糸は次の方法で好適に製
造できる。
造できる。
フィラメント繊度の異なる少なくとも2種のポリエステ
ルフィラメント群の未延伸糸を金糸延伸仮撚して芯鞘複
合仮撚加工糸とする際に、太繊度フィラメント群はイオ
ン性染料に不染性であって延伸後のフィラメント繊度は
6.5〜11デニールでフィラメント断面が5〜12葉
断面であり、11I繊度フィラメント群はイオン性染料
に不染性のフィラメントが細繊度フィラメント群の30
〜70%であり、イオン性染料に可染性のフィラメント
がmta度フィラメント群の30〜70%であって両フ
ィラメントの延伸後のフィラメント繊度は0.7〜2.
2デニールでフィラメント断面が4〜8葉断面あり、太
繊度フィラメント群と細繊度フィラメント群の延伸後の
繊度比は、0.7〜1.4であって、(太デニール未延
伸糸の複屈折率)−(細デニール未延伸糸の複屈折率)
が2〜30X10−3好ましくは15〜26X10−3
であり、仮撚加工糸にインターレースな施すことによっ
て製造できる。
ルフィラメント群の未延伸糸を金糸延伸仮撚して芯鞘複
合仮撚加工糸とする際に、太繊度フィラメント群はイオ
ン性染料に不染性であって延伸後のフィラメント繊度は
6.5〜11デニールでフィラメント断面が5〜12葉
断面であり、11I繊度フィラメント群はイオン性染料
に不染性のフィラメントが細繊度フィラメント群の30
〜70%であり、イオン性染料に可染性のフィラメント
がmta度フィラメント群の30〜70%であって両フ
ィラメントの延伸後のフィラメント繊度は0.7〜2.
2デニールでフィラメント断面が4〜8葉断面あり、太
繊度フィラメント群と細繊度フィラメント群の延伸後の
繊度比は、0.7〜1.4であって、(太デニール未延
伸糸の複屈折率)−(細デニール未延伸糸の複屈折率)
が2〜30X10−3好ましくは15〜26X10−3
であり、仮撚加工糸にインターレースな施すことによっ
て製造できる。
ポリエステル未延伸糸は、複屈折率が11〜40X10
−3の範囲内でそれぞれの未延伸糸を準備することが、
未延伸糸の経時変化による加工性、糸特性の不安定性を
防止し、良好な糸長差を付与する点から好ましい。また
ポリエステル未延伸糸のフィラメントの断面形状は、前
述した多葉断面であるが延伸仮撚加工時のフィラメント
の断面変形があっても葉と葉の間の凹部がなくならない
ために、その断面において葉と葉を結ぶ接線の接点間の
距離をA、葉と葉の間の凹部の線と前記接線と直交する
距離のうち最も長い距離をBとしたとき、100 (B
/A)が10以上が好ましく、15以上が更に好ましく
、20以上が一層好ましい。
−3の範囲内でそれぞれの未延伸糸を準備することが、
未延伸糸の経時変化による加工性、糸特性の不安定性を
防止し、良好な糸長差を付与する点から好ましい。また
ポリエステル未延伸糸のフィラメントの断面形状は、前
述した多葉断面であるが延伸仮撚加工時のフィラメント
の断面変形があっても葉と葉の間の凹部がなくならない
ために、その断面において葉と葉を結ぶ接線の接点間の
距離をA、葉と葉の間の凹部の線と前記接線と直交する
距離のうち最も長い距離をBとしたとき、100 (B
/A)が10以上が好ましく、15以上が更に好ましく
、20以上が一層好ましい。
延伸仮撚条件は通常の延伸同時仮撚の条件と大差ないが
次の如くの範囲が好ましい。仮撚ヒーター温度は仮撚加
工糸を形成するポリマの中で最も低融点であるポリマの
融点をTm(’C)とした際に(Tm−80)’C〜(
Tm−30)℃の範囲が、仮撚加工糸の融着がなく、良
好な仮撚捲縮特性を付与する点から好ましい。仮撚数は
、複合仮撚加工糸の繊度をD(デニール)とした場合に
、I 700 a/J”’6 (T/m) 〜3200
0/、/″5″(T/m)の範囲が安定した仮撚加工性
と良好な仮撚捲縮特性付与することから好ましく、22
00 a15 (T/m) 〜30000/ i(T/
m)の範囲がより好ましい。延伸倍率は複合仮撚加工糸
の伸度を25から40%の範囲内となるように設定する
ことが好ましい。伸度が25%未溝となると毛羽が発生
しやすくなり、40%より大きくなると製織工程で糸構
造の変化を受けやすくなるためである。
次の如くの範囲が好ましい。仮撚ヒーター温度は仮撚加
工糸を形成するポリマの中で最も低融点であるポリマの
融点をTm(’C)とした際に(Tm−80)’C〜(
Tm−30)℃の範囲が、仮撚加工糸の融着がなく、良
好な仮撚捲縮特性を付与する点から好ましい。仮撚数は
、複合仮撚加工糸の繊度をD(デニール)とした場合に
、I 700 a/J”’6 (T/m) 〜3200
0/、/″5″(T/m)の範囲が安定した仮撚加工性
と良好な仮撚捲縮特性付与することから好ましく、22
00 a15 (T/m) 〜30000/ i(T/
m)の範囲がより好ましい。延伸倍率は複合仮撚加工糸
の伸度を25から40%の範囲内となるように設定する
ことが好ましい。伸度が25%未溝となると毛羽が発生
しやすくなり、40%より大きくなると製織工程で糸構
造の変化を受けやすくなるためである。
なお合糸する方法は糸長平方向に安定した糸構造や糸長
差を付与するために特開昭54−34447号公報に示
されているような合糸すべき2糸条の撚が実質的に同等
の関係で開始させることが好ましい。
差を付与するために特開昭54−34447号公報に示
されているような合糸すべき2糸条の撚が実質的に同等
の関係で開始させることが好ましい。
[実施例]
以下本発明を実施例により、さらに詳細に説明する。な
お実施例中の物性は次のようにして評価した。
お実施例中の物性は次のようにして評価した。
A、抗ピル性
■CI型ピリングテスターで10時間処理して測定し次
のごとく判定した。
のごとく判定した。
5級(秀、合格)
4級(優、合格)
3級(良、合格、ただし、用途によっては不合格となる
場合がある) 2級(不可、不合格) 1級(不可、不合格、最も悪い) B、抗フロスティング性 ポリエチレンテレフタレート加工糸織物との間で20分
間擦過した後、肉眼判定した。
場合がある) 2級(不可、不合格) 1級(不可、不合格、最も悪い) B、抗フロスティング性 ポリエチレンテレフタレート加工糸織物との間で20分
間擦過した後、肉眼判定した。
5級(秀、合格)
4級(優、はとんど痕跡が認められない、合格)
3級(良、若干白い痕跡が認められる、合格2級(不可
、白い痕跡が認められる) 1級(不可、明らかに白くなる、最も悪い)C3毛羽数 加工糸を透明なガラス板に挟み、5〜20倍に拡大した
投影図より毛羽数を測定した。
、白い痕跡が認められる) 1級(不可、明らかに白くなる、最も悪い)C3毛羽数 加工糸を透明なガラス板に挟み、5〜20倍に拡大した
投影図より毛羽数を測定した。
D、交絡度
第1図に示すごとく、中心軸1の回りを無抵抗で左右に
回転可能な溝付滑車2に試料糸を滑らないように掛け、
2個所に荷重3.4を掛ける。荷重は試料糸の総デニー
ル×0゜4gとする。
回転可能な溝付滑車2に試料糸を滑らないように掛け、
2個所に荷重3.4を掛ける。荷重は試料糸の総デニー
ル×0゜4gとする。
次いで、外径0.60mmの固定針5を糸条を構成する
単糸間に実質的に直角に刺し固定する。次に試料糸の左
側にかけた荷重3にさらに重量が、試料の単糸デニール
×2.0gである定荷重6を掛け、試料糸を定荷重6に
よって交絡部が引掛−って止まる所まで左側に移動させ
る。
単糸間に実質的に直角に刺し固定する。次に試料糸の左
側にかけた荷重3にさらに重量が、試料の単糸デニール
×2.0gである定荷重6を掛け、試料糸を定荷重6に
よって交絡部が引掛−って止まる所まで左側に移動させ
る。
次に荷重3に掛けていた定荷重6を外して右側の荷重4
に加えて掛け、試料糸を定荷重6によって右側に移動さ
せ、交絡部が固定針5に引掛り自然に止まるようにする
。定荷重6による試料糸の移動速度は10mm/秒とす
る。前記方法による試料糸の右側への移動距離L(mm
)を求め次式から交絡度を計算する。
に加えて掛け、試料糸を定荷重6によって右側に移動さ
せ、交絡部が固定針5に引掛り自然に止まるようにする
。定荷重6による試料糸の移動速度は10mm/秒とす
る。前記方法による試料糸の右側への移動距離L(mm
)を求め次式から交絡度を計算する。
交絡度= 1000/(L +0.60) (コ/m)
E、ギラツキ光沢 織物を日光下に照らし、ギラツキ度合を肉眼判定した。
E、ギラツキ光沢 織物を日光下に照らし、ギラツキ度合を肉眼判定した。
5級(秀、合格)
4級(優、はとんどギラツキなし、合格)3級(良、若
干ギラツキあり、合格) 2級(不可、ギラツキあり) 1級(不可、ギラツキ多量、最も悪い)実施例1 太繊度フィラメント群が芯部、細繊度フィラメント群が
鞘部となった表1に示す水準の太繊度フィラメントの効
果を検討するための芯鞘複合加工糸を仮撚加工して得た
。太繊度フィラメント群は固有粘度0.64のポリエチ
レンテレフタレート、複屈折率が32〜33X10−3
、延伸後150デニール、8葉断面であり、細繊度フィ
ラメント群は固有粘度0.64のポリエチレンテレフタ
レート、複屈折率が18〜19XIO−3、延伸後80
デニール48フィラメント、6葉断面のものと固有粘度
0.59のエチレンテレフタレート/エチレン5−ソジ
ュームスルホイソフタレート(97,5モル%/2゜5
モル%)共重合ポリエステル、延伸後70デニール48
フィラメント、複屈折率が、12〜14X10−3で6
葉断面である未延伸糸を使用し合糸後延伸比1.65、
仮撚温度205°C1仮撚数1650T/m、仮撚速度
350m/minで延伸同時仮撚加工した。仮撚後エア
ー圧力4.0Kg/cm2でインターレースを付与し巻
取った。複合加工糸の糸長差は、8.8〜9.4%の範
囲であり交絡度は273〜299コ/mの範囲であり、
毛羽数は3〜5コ/mと実質的に毛羽のない範囲であっ
た。
干ギラツキあり、合格) 2級(不可、ギラツキあり) 1級(不可、ギラツキ多量、最も悪い)実施例1 太繊度フィラメント群が芯部、細繊度フィラメント群が
鞘部となった表1に示す水準の太繊度フィラメントの効
果を検討するための芯鞘複合加工糸を仮撚加工して得た
。太繊度フィラメント群は固有粘度0.64のポリエチ
レンテレフタレート、複屈折率が32〜33X10−3
、延伸後150デニール、8葉断面であり、細繊度フィ
ラメント群は固有粘度0.64のポリエチレンテレフタ
レート、複屈折率が18〜19XIO−3、延伸後80
デニール48フィラメント、6葉断面のものと固有粘度
0.59のエチレンテレフタレート/エチレン5−ソジ
ュームスルホイソフタレート(97,5モル%/2゜5
モル%)共重合ポリエステル、延伸後70デニール48
フィラメント、複屈折率が、12〜14X10−3で6
葉断面である未延伸糸を使用し合糸後延伸比1.65、
仮撚温度205°C1仮撚数1650T/m、仮撚速度
350m/minで延伸同時仮撚加工した。仮撚後エア
ー圧力4.0Kg/cm2でインターレースを付与し巻
取った。複合加工糸の糸長差は、8.8〜9.4%の範
囲であり交絡度は273〜299コ/mの範囲であり、
毛羽数は3〜5コ/mと実質的に毛羽のない範囲であっ
た。
得られた複合加工糸を経緯使いで2/2ツイルサキソニ
ーに製織し、通常のポリエステルカチオン染色加工を施
し、60番双糸使い羊毛サキソニー織物と風合を比較評
価した。評価結果は表1に示すとおり太繊度フィラメン
トがす。
ーに製織し、通常のポリエステルカチオン染色加工を施
し、60番双糸使い羊毛サキソニー織物と風合を比較評
価した。評価結果は表1に示すとおり太繊度フィラメン
トがす。
5〜11デニールであることが必要であり、7〜10デ
ニールが好ましいことが示された。
ニールが好ましいことが示された。
なお、得られた織物の抗ビル性と抗フロスティング性は
いずれも4〜4.5級と良好であった。また、織物を日
光下で観察した結果、ギラツキ光沢はほとんどなかった
。更に色の深みを観察した結果、通常加工糸織物に比較
して深みがあるものであった。
いずれも4〜4.5級と良好であった。また、織物を日
光下で観察した結果、ギラツキ光沢はほとんどなかった
。更に色の深みを観察した結果、通常加工糸織物に比較
して深みがあるものであった。
実施例2
太繊度フィラメント群が芯部、細繊度フィラメント群が
鞘部となった表2に示す水準の細繊度フィラメントの効
果を検討するための芯鞘複合仮撚加工糸を加工した。太
繊度フィラメント群は固有粘度0.64のポリエチレン
テレフタレート繊維、複屈折率が33X10−3、延伸
後155デニール18フィラメント、8葉断面であり、
細繊度フィラメント群は固有粘度0.64のポリエチレ
ンテレフタレー)1!紺、延伸後75デニール、6葉断
面で複屈折率18〜19X 10−3のものと固有粘度
0.59のエチレンテレフタレート/エチレン5−ソジ
ュームスルホイソフタレート(97,5モル%72.5
モル%)共重合ポリエステル繊維、延伸後75デニール
、6葉断面で複屈折率が、12〜13×10−3である
未延伸糸を使用した。実施例1に準じて仮撚、インター
レース加工した。芯鞘複合加工糸の糸長差は9.1〜9
.4%の範囲であり、交絡度は252〜334コ/mの
範囲であり、毛羽数は1〜5コ/mて実質的に毛羽のな
い範囲であった。
鞘部となった表2に示す水準の細繊度フィラメントの効
果を検討するための芯鞘複合仮撚加工糸を加工した。太
繊度フィラメント群は固有粘度0.64のポリエチレン
テレフタレート繊維、複屈折率が33X10−3、延伸
後155デニール18フィラメント、8葉断面であり、
細繊度フィラメント群は固有粘度0.64のポリエチレ
ンテレフタレー)1!紺、延伸後75デニール、6葉断
面で複屈折率18〜19X 10−3のものと固有粘度
0.59のエチレンテレフタレート/エチレン5−ソジ
ュームスルホイソフタレート(97,5モル%72.5
モル%)共重合ポリエステル繊維、延伸後75デニール
、6葉断面で複屈折率が、12〜13×10−3である
未延伸糸を使用した。実施例1に準じて仮撚、インター
レース加工した。芯鞘複合加工糸の糸長差は9.1〜9
.4%の範囲であり、交絡度は252〜334コ/mの
範囲であり、毛羽数は1〜5コ/mて実質的に毛羽のな
い範囲であった。
得られた複合加工系を実施例1に準じて製織し、染色加
工した。評価結果は表2に示すとおりで、細繊度フィラ
メントは0.8〜2.2デニールであることが必要で、
抗フロスティング性向上の点から1デニ一ル以上が好ま
しく、抗ピル性向上の点から1.7デニール以下が好ま
しいことを示している。織物の腰、反発性と杢調外観は
いずれも良好であった。
工した。評価結果は表2に示すとおりで、細繊度フィラ
メントは0.8〜2.2デニールであることが必要で、
抗フロスティング性向上の点から1デニ一ル以上が好ま
しく、抗ピル性向上の点から1.7デニール以下が好ま
しいことを示している。織物の腰、反発性と杢調外観は
いずれも良好であった。
実施例3
太繊度フィラメント群が芯部、細繊度フィラメント群が
鞘部となった表3に示す水準の太繊度フィラメント群に
対する細繊度フィラメント群の繊度比の効果を検討する
ための芯鞘複合加工系を加工した。太繊度フィラメント
群の固有粘度0.62のポリエチレンテレフタレート繊
維、複屈折率が32〜33X10−3.8葉断面であり
1.w繊度フィラメント群は固有粘度0゜62のポリエ
チレンテレフタレート繊維、複屈折率が18〜20X1
0−3.6葉断面のものと固有粘度0.59のエチレン
テレフチレート/エチレン5−ソジュームスルホイソフ
タレート(97,6モル%/2.4モル%)共重合ポリ
エステル繊維、6葉断面で複屈折率が、14〜15X1
0−3である未延伸糸を使用した。実施例1に準じて仮
撚、インターレース加工した。
鞘部となった表3に示す水準の太繊度フィラメント群に
対する細繊度フィラメント群の繊度比の効果を検討する
ための芯鞘複合加工系を加工した。太繊度フィラメント
群の固有粘度0.62のポリエチレンテレフタレート繊
維、複屈折率が32〜33X10−3.8葉断面であり
1.w繊度フィラメント群は固有粘度0゜62のポリエ
チレンテレフタレート繊維、複屈折率が18〜20X1
0−3.6葉断面のものと固有粘度0.59のエチレン
テレフチレート/エチレン5−ソジュームスルホイソフ
タレート(97,6モル%/2.4モル%)共重合ポリ
エステル繊維、6葉断面で複屈折率が、14〜15X1
0−3である未延伸糸を使用した。実施例1に準じて仮
撚、インターレース加工した。
芯鞘複合加工糸の糸長差は9.0〜9.3%の範囲であ
り交絡度は230〜348コ/mの範囲であり、毛羽数
は1〜5コ/mで実質的に毛羽のない範囲であった。
り交絡度は230〜348コ/mの範囲であり、毛羽数
は1〜5コ/mで実質的に毛羽のない範囲であった。
得られた複合加工糸を実施例1に準じて製織し、染色加
工した。評価結果は、表4に示すとおりで、表4から太
繊度フィラメント群に対する細繊度フィラメント群の繊
度比は、0.7〜1.4とする必要があり、0.8〜1
.3の範囲とすることが好ましいことが明らかである。
工した。評価結果は、表4に示すとおりで、表4から太
繊度フィラメント群に対する細繊度フィラメント群の繊
度比は、0.7〜1.4とする必要があり、0.8〜1
.3の範囲とすることが好ましいことが明らかである。
なお得られた織物の抗フロスティング性、抗ピル性はい
ずれも4級と良好であった。
ずれも4級と良好であった。
実施例4
太繊度フィラメント群が芯部、細繊度フィラメント群が
鞘部となった表5に示す水準の糸長差の効果を検討する
ための芯鞘複合加工糸を加工した。太繊度フィラメント
群は固有粘度0゜64のポリエチレンテレフタレートM
維、延伸後155デニール18フィラメント8葉断面で
あり、細繊度フィラメント群は固有粘度0.64のポリ
エチレンテレフタレート繊維、延伸後75デニール48
フィラメント6葉断面のもの(A群)と固有粘度0.5
7のエチレンテレフタレート/エチレン5−ソジューム
スルホイソフタレート (97,7モル%/2.3モル
%)共重合ポリエステル繊維、延伸後75デニール48
フィラメント、6葉断面のもの(B群)であり複屈折率
がそれぞれ表5に示した未延伸糸を使用した。実施例1
に準じて仮撚、インターレース加工を施した。芯鞘複合
加工糸の交絡度は263〜288コ/mの範囲であり、
毛羽数は3〜δコ/mと実質的に毛羽のない範囲であっ
た。
鞘部となった表5に示す水準の糸長差の効果を検討する
ための芯鞘複合加工糸を加工した。太繊度フィラメント
群は固有粘度0゜64のポリエチレンテレフタレートM
維、延伸後155デニール18フィラメント8葉断面で
あり、細繊度フィラメント群は固有粘度0.64のポリ
エチレンテレフタレート繊維、延伸後75デニール48
フィラメント6葉断面のもの(A群)と固有粘度0.5
7のエチレンテレフタレート/エチレン5−ソジューム
スルホイソフタレート (97,7モル%/2.3モル
%)共重合ポリエステル繊維、延伸後75デニール48
フィラメント、6葉断面のもの(B群)であり複屈折率
がそれぞれ表5に示した未延伸糸を使用した。実施例1
に準じて仮撚、インターレース加工を施した。芯鞘複合
加工糸の交絡度は263〜288コ/mの範囲であり、
毛羽数は3〜δコ/mと実質的に毛羽のない範囲であっ
た。
得られた複合加工糸を実施例1と同様に製織し、染色加
工し織物評価した。評価結果は表5に示すとおりて、糸
長差は4〜20%であることが必要で、4〜15%が好
ましい。糸長差が20%を超えた水準26はネップの発
生があった。杢調外観、抗フロスティング性(4級)は
いずれの織物も良好であった。
工し織物評価した。評価結果は表5に示すとおりて、糸
長差は4〜20%であることが必要で、4〜15%が好
ましい。糸長差が20%を超えた水準26はネップの発
生があった。杢調外観、抗フロスティング性(4級)は
いずれの織物も良好であった。
実施例5
各種多葉断面の太繊度フィラメント群が芯部細繊度フィ
ラメント群が鞘部となった表6に示す水準のギラツキ光
沢の効果を検討するための芯鞘複合加工糸を加工した。
ラメント群が鞘部となった表6に示す水準のギラツキ光
沢の効果を検討するための芯鞘複合加工糸を加工した。
太繊度フィラメント群は固有粘度0.63のポリエチレ
ンテレフタレート繊維、複屈折率が31〜34×10−
3゜延伸後150デニール1日フィラメント、lQ変度
フィラメント群固有粘度0.63のポリエチレンテレフ
タレート繊維、複屈折率が17〜20X10−3、延伸
後75デニール48フィラメントのものと固有粘度0.
58のエチレンテレフタレート/エチレン5−ソジュー
ムスルホイソフタレート(97,6モル%/2.4モル
%)繊維、複屈折率が12〜15X10−3、延伸後7
5デニール48フィラメントである未延伸糸を使用した
。加工条件は、実施例1に準じ仮撚、インターレース加
工を施した。複合加工糸の交絡度は、285〜305コ
/mの範囲であり、毛羽数は3〜5コ/mと実質的に毛
羽のない範囲であった。得られた複合加工糸を実施例1
と同様に!織、染色加工し、織物のギラツキ光沢を評価
した。ギラツキ光沢のない織物を得るには太繊度フィラ
メントの断面は、5葉〜12葉、細繊度フィラメントの
断面は4葉〜8葉であることが必要であることが示され
た。
ンテレフタレート繊維、複屈折率が31〜34×10−
3゜延伸後150デニール1日フィラメント、lQ変度
フィラメント群固有粘度0.63のポリエチレンテレフ
タレート繊維、複屈折率が17〜20X10−3、延伸
後75デニール48フィラメントのものと固有粘度0.
58のエチレンテレフタレート/エチレン5−ソジュー
ムスルホイソフタレート(97,6モル%/2.4モル
%)繊維、複屈折率が12〜15X10−3、延伸後7
5デニール48フィラメントである未延伸糸を使用した
。加工条件は、実施例1に準じ仮撚、インターレース加
工を施した。複合加工糸の交絡度は、285〜305コ
/mの範囲であり、毛羽数は3〜5コ/mと実質的に毛
羽のない範囲であった。得られた複合加工糸を実施例1
と同様に!織、染色加工し、織物のギラツキ光沢を評価
した。ギラツキ光沢のない織物を得るには太繊度フィラ
メントの断面は、5葉〜12葉、細繊度フィラメントの
断面は4葉〜8葉であることが必要であることが示され
た。
表6
実施例6
太繊度フィラメント群が芯部、細繊度フィラメント群が
鞘部となった表7に示す水準の細繊度フィラメント群内
のイオン性染料に不染性フィラメント群(A群)とイオ
ン性染料に可染性フィラメント群(B群)の細繊度群に
対する割合く%)の効果を検討するための芯鞘複合加工
糸を加工した。太繊度フィラメント群の固有粘1g0.
63のポリエチレンテレフタレート繊維複屈折率が33
X10−3、延伸後150デニール18フィラメント8
葉断面であり、細繊度フィラメント群は固有粘度0.6
3のポリエチレンテレフタレート繊維、複屈折率が17
〜19xio−3、延伸後40〜110デニール、6葉
断面のもの(A群)と固有粘度0.58のエチレンテレ
フタレート/エチレン5−ソジュームスルホイソフタレ
ート(97,6モル%/2゜4モル%)共重合ポリエス
テル繊維、複屈折率が12〜14X10−3、延伸後4
0〜110デニール、6葉断面のものくB群)である未
延伸糸を使用した。実施例1に準じて仮撚、インターレ
ース加工を施した。芯鞘複合加工糸の糸長差は8.3〜
9.0%の範囲であり、交絡度は285〜323コ/m
の範囲であり、毛羽数は2〜5コ/mで実質的に毛羽の
ない範囲であった。
鞘部となった表7に示す水準の細繊度フィラメント群内
のイオン性染料に不染性フィラメント群(A群)とイオ
ン性染料に可染性フィラメント群(B群)の細繊度群に
対する割合く%)の効果を検討するための芯鞘複合加工
糸を加工した。太繊度フィラメント群の固有粘1g0.
63のポリエチレンテレフタレート繊維複屈折率が33
X10−3、延伸後150デニール18フィラメント8
葉断面であり、細繊度フィラメント群は固有粘度0.6
3のポリエチレンテレフタレート繊維、複屈折率が17
〜19xio−3、延伸後40〜110デニール、6葉
断面のもの(A群)と固有粘度0.58のエチレンテレ
フタレート/エチレン5−ソジュームスルホイソフタレ
ート(97,6モル%/2゜4モル%)共重合ポリエス
テル繊維、複屈折率が12〜14X10−3、延伸後4
0〜110デニール、6葉断面のものくB群)である未
延伸糸を使用した。実施例1に準じて仮撚、インターレ
ース加工を施した。芯鞘複合加工糸の糸長差は8.3〜
9.0%の範囲であり、交絡度は285〜323コ/m
の範囲であり、毛羽数は2〜5コ/mで実質的に毛羽の
ない範囲であった。
得られた複合加工糸を実施例1に準じてioaし、染色
加工し織物評価した。評価結果は表7に示すとおりで、
細繊度フィラメント群内のイオン性染料に不染性フィラ
メント群(A群)とイオン性染料に可染性フィラメント
群(B群)の細繊度群に対する割合(%)は30〜70
%であることが杢調外観が良いことが示された。
加工し織物評価した。評価結果は表7に示すとおりで、
細繊度フィラメント群内のイオン性染料に不染性フィラ
メント群(A群)とイオン性染料に可染性フィラメント
群(B群)の細繊度群に対する割合(%)は30〜70
%であることが杢調外観が良いことが示された。
[発明の効果コ
本発明は前記したように芯鞘複合加工糸において、特定
の繊度範囲の多葉断面太繊度フィラメントと多葉断面細
繊度フィラメントをそれぞれ芯、鞘に配置させ、更にイ
オン性染料に不染性である太繊度フィラメント群とイオ
ン性染料に不染性のものとイオン性染料に可染性である
細繊度フィラメント群との割合、糸長差が特定の範囲に
あって、しかも交絡が付与されているので、ソフトタッ
チと腰、反発性に優れた風合と杢調外観およびギラツキ
光沢がなく深色性に優れた梳毛調織物に良好に適用する
ことが可能である。特に腰、反発と外観の点て高度なレ
ベルが要求される秋冬用紳士外衣分野に使用できる高級
梳毛調織物に好適である。
の繊度範囲の多葉断面太繊度フィラメントと多葉断面細
繊度フィラメントをそれぞれ芯、鞘に配置させ、更にイ
オン性染料に不染性である太繊度フィラメント群とイオ
ン性染料に不染性のものとイオン性染料に可染性である
細繊度フィラメント群との割合、糸長差が特定の範囲に
あって、しかも交絡が付与されているので、ソフトタッ
チと腰、反発性に優れた風合と杢調外観およびギラツキ
光沢がなく深色性に優れた梳毛調織物に良好に適用する
ことが可能である。特に腰、反発と外観の点て高度なレ
ベルが要求される秋冬用紳士外衣分野に使用できる高級
梳毛調織物に好適である。
第1図は交絡度測定法の説明図である。
Claims (1)
- フィラメント繊度の異なる少なくとも2種のポリエステ
ルフィラメント群で構成された芯鞘複合仮撚加工糸にお
いて、芯部を構成する太繊度フィラメント群はイオン性
染料に不染性であつてフィラメント繊度が6.5〜11
デニールで且つフィラメント断面が5〜12葉断面であ
り、鞘部を構成する細繊度フィラメント群はイオン性染
料に不染性のフィラメントが細繊度フィラメント群の3
0〜70%であり、イオン性染料に可染性のフィラメン
トが細繊度フィラメント群の30〜70%であって、細
繊度フィラメント群のフィラメント繊度が0.7〜2.
2デニールで且つフィラメント断面が4〜8葉断面であ
り、太繊度フィラメント群に対する細繊度フィラメント
群の繊度比は0.7〜1.4であって、且つ両フィラメ
ント群間には4〜20%の糸長差があるとともに、加工
糸全体に交絡が付与されていることを特徴とするポリエ
ステル複合加工糸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10852788A JPH01280037A (ja) | 1988-04-30 | 1988-04-30 | ポリエステル複合加工糸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10852788A JPH01280037A (ja) | 1988-04-30 | 1988-04-30 | ポリエステル複合加工糸 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01280037A true JPH01280037A (ja) | 1989-11-10 |
Family
ID=14487068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10852788A Pending JPH01280037A (ja) | 1988-04-30 | 1988-04-30 | ポリエステル複合加工糸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01280037A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5482460A (en) * | 1977-12-14 | 1979-06-30 | Unitika Ltd | Crimped blended fiber yarn and producing same |
JPS55112325A (en) * | 1979-02-22 | 1980-08-29 | Toray Industries | Production of special blended fiber yarn |
JPS5721526A (en) * | 1980-07-15 | 1982-02-04 | Teijin Ltd | Polyester spun like processed yarn and method |
JPS5943136A (ja) * | 1982-08-30 | 1984-03-10 | 東レ株式会社 | スパンライク加工糸 |
-
1988
- 1988-04-30 JP JP10852788A patent/JPH01280037A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5482460A (en) * | 1977-12-14 | 1979-06-30 | Unitika Ltd | Crimped blended fiber yarn and producing same |
JPS55112325A (en) * | 1979-02-22 | 1980-08-29 | Toray Industries | Production of special blended fiber yarn |
JPS5721526A (en) * | 1980-07-15 | 1982-02-04 | Teijin Ltd | Polyester spun like processed yarn and method |
JPS5943136A (ja) * | 1982-08-30 | 1984-03-10 | 東レ株式会社 | スパンライク加工糸 |
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