JPH0227455B2 - - Google Patents
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- JPH0227455B2 JPH0227455B2 JP54056676A JP5667679A JPH0227455B2 JP H0227455 B2 JPH0227455 B2 JP H0227455B2 JP 54056676 A JP54056676 A JP 54056676A JP 5667679 A JP5667679 A JP 5667679A JP H0227455 B2 JPH0227455 B2 JP H0227455B2
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
本発明は単糸繊度2.0デニール(以下drと略す)
以上のマルチフイラメントが芯糸となり、単糸繊
度1.5dr以下の極細マルチフイラメントがその外
側をカバリングしている膠着又は融着部分を含ま
ない2層構造仮撚加工糸及びその製造法に関する
ものであり、該加工糸を用い極細の柔軟な表面タ
ツチと適度の張り、腰(反撥性)及び嵩高性を有
する従来にない高付加価値の布帛を得ようとする
ものである。 従来技術として、ポリマーの[η]差、紡糸速
度差、繊維デニール差、供給速度差(張力差)、
熱収縮差などを利用して合撚、仮撚、空気絡合な
どにより芯鞘の2層構造となるカバリング糸は知
られている。特に本発明と関連した仮撚による2
層構造加工糸の製造法としては、例えば特公昭53
−44577の如く切断伸度差が100%以上ある2種以
上の未延伸糸を同時仮撚して太さ斑を有する加工
糸を得る方法、特開昭49−102915の如く5×10-3
前後のΔn差を有した2種以上の未延伸糸を特定
の延伸倍率で延伸仮撚する方法、特開昭50−
20025のデニール差を有し、Δn差が30×10-3以下
の未延伸糸を同時に延伸仮撚する方法、さらには
特開昭50−13652、特開昭52−27823などのΔnが
20×10-3以上の未延伸糸と延伸糸を仮撚する方法
がある。しかし、これらの方法はいずれも仮撚後
の単糸デニールが1.5dr以上のように太いか、フ
イラメント間に融着を起し太さ斑(糸筋)を生じ
ているため、得られる布帛は粗硬となり易い。ま
た、Δn差が大きい場合は通常の仮撚条件では芯
糸とカバリング糸の糸長差が大きく、追撚、製編
織などの工程通過性が不良となり易い問題があ
り、本発明の如く極細糸がほぼ均一に太drの芯糸
にカバリングした工程通過性の良好な2層構造仮
撚糸を得る方法は皆無であつた。一方、特公昭48
−23968及び特開昭52−18968に見られる如く単糸
が1.0dr以下の細drと1.0dr以上の太drの合糸仮撚
も公知であるが、これらはΔn差がないか少ない
ために2層構造をとらず、柔軟性が失われるとい
う問題を生じる。さらに極細糸のみの仮撚は単糸
切れを起し易くかつ得られる布帛は柔軟である
が、張り、腰がなく細drの仮撚糸と太drの仮撚糸
を合撚して2層構造糸とする場合はコスト高や色
差によりパタリングやいらつきを招く。 以上の背景により、柔軟なぬめり感と適度の張
り、腰及び嵩高性を有するウールライクな布帛を
狙つた2層構造仮撚糸を得ようと鋭意研究を進
め、本発明者らは先に特願昭53−159702号(特公
昭62−57730号公報)に2層構造加工糸を提案し
た。しかし、これは芯糸の先撚が100T/M以上
の糸であるため、ハリ腰を要求される紳士服に適
した糸であり、婦人服、子供服に適用するには未
だ柔軟性が不足していた。 本発明は芯糸の先撚を80T/M以下とすること
によりソフトでドレープが求められる婦人服や子
供服に適した2層構造加工糸を見い出したのであ
る。 すなわち、本発明は熱可塑性合成繊維からなる
2層構造の仮撚加工糸であつて、単糸繊度が1.5
デニール以下のフイラメントからなるマルチフイ
ラメントAが、混合比30〜80重量%で実質的に無
撚又は80T/M以下の先撚を有する単糸繊度が
2.0デニール以上のフイラメントからなるマルチ
フイラメントBをカバリングしており、しかも膠
着又は融着部分を含まないことを特徴とする極細
糸の2層構造加工糸及びその製造方法に関するも
のであり、その製造法は2つに大別される。 製法のその1は、フイラメントA及びBの複屈
折率の差ΔnB−ΔAが8×10-3〜40×10-3である2
種以上の未延伸フイラメントを、フイラメントB
に80T/M以下の先撚をかけるか、かけないで、
引揃えて膠着又は融着を起こさないように下記特
定条件で延伸仮撚するものである。 2.68−5.9√B≦DR≦3.52−7.4√B ……[] 0.55TL≦T≦0.75TL ……[] ΔnA:フイラメントAの平均複屈折率であつて、
2種以上の場合は最も低いグループの平均複屈
折率 ΔnB:フイラメントBの平均複屈折率であつて、
2種以上の場合は最も高いグループの平均複屈
折率 S:仮撚数(T/M) Dr:仮撚後のフイラメントAとBの合計デニー
ル DR:延伸倍率(倍) T:仮撚温度(℃) TL:低融点フイラメントの融点(℃) 製法のその2は、ΔnAが15×10-3〜60×10-3の
未延伸フイラメントAとΔnBが110×10-3〜190×
10-3の延伸フイラメントBをフイラメントBに
80T/M以下の先撚をかけるか、かけないで、引
揃えて膠着又は融着を起さないように下記特定条
件で仮撚する製造法に関するものである。 0.67×(1+DE/100)≦DR≦0.82×(1+DE/100) ……[] 0.55TL≦T≦0.75TL ……[] ΔnA:フイラメントAの平均複屈折率であつて、
2種以上の場合は最も低いグループの平均複屈
折率 ΔnB:フイラメントBの平均複屈折率であつて、
2種以上の場合は最も高いグループの平均複屈
折率 S:仮撚数(T/M) Dr:仮撚後のフイラメントAとBの合計デニー
ル DR:延伸倍率(倍) T:仮撚温度(℃) TL:低融点フイラメントの融点(℃) DE:フイラメントBの平均切断伸度であつて、
2種以上の場合は最も低いグループの平均切断
伸度(%) さらにこれらの製法においては、フイラメント
AとBを80T/M以下で合撚したのち仮撚する方
法が望ましい。 さらにまた本発明の加工糸やその製法におい
て、仮撚後のフイラメントAおよびBの単糸繊度
がそれぞれ1.0dr以下、3.0dr以上が好ましく、繊
維としてはポリエステルが好適である。 以下に本発明について詳述する。 本発明に言う熱可塑性合成繊維とは、ポリエス
テル系、ポリアミド系、ポリアクリロニトリル
系、ポリビニール系、ポリウレタン系の繊維を意
味し、改質成分を共重合したもの及びつや消し
剤、熱安定剤、顔料、制電性向上剤、防炎性向上
剤などを添加したものも含まれる。特に反復単位
の80%以上がポリエチレンテレフタレートである
ポリエステルが製品物性などの点で好ましく、ま
た該フイラメントA及びBは同種又は2種以上の
ポリマーから成り立つていてもよい。 本発明で用いる単位繊度1.5dr以下の極細マル
チフイラメントAとしては通常の紡糸技術により
得られる円型又は異型断面の繊維があり、柔軟な
タツチを得るためには好ましくは1.0dr以下とく
に好ましくは0.3〜0.8drである。一方、布帛に適
度の反撥性と嵩高性を付与させるために芯糸であ
るフイラメントBは仮撚後で単糸繊度2.0dr以上
好ましくは3〜8drであり、かつフイラメントB
の混合比は30〜80重量%、好ましくは50〜70重量
%である必要がある。ここで、フイラメントBの
混合比が30重量%未満の場合は布帛の反撥性が低
下し、80重量%を超える場合は粗硬な感じが強く
いずれも商品価値を低下させる。 また、本発明では工程通過性や反撥性向上など
の点でフイラメントBを80T/M以下で先撚する
ことが良い。デニールBを80T/Mを超えて先撚
した場合は糸長差が大きすぎるため側糸の糸のた
るみが生じて工程通過性が不良ととなり、かつコ
ストアツプとなり好ましくない。また、フイラメ
ントAとBを80T/M以下で合撚しても良いが
80T/Mを越えて合撚した場合はフイラメントA
のカバリング性の低下とコストアツプが生じ好ま
しくない。 本発明で工程通過性の良好な膠着や融着部分の
ない極細糸のカバリング糸を得るためには、1種
又は2種以上のフイラメントA及びBの複屈折率
ΔnA及びΔnBが異なり、しかも限定された条件で
同時仮撚する必要がある。すなわち、製法のその
1にあつてはΔnAは60×10-3以下、ΔnBは10×
10-3〜70×10-3であり、かつ8×10-3≦ΔnB−
ΔnA≦40×10-3でなければならない。但し、ΔnA
又はΔnBはフイラメントA又はBがそれぞれ1種
から構成される場合はその平均複屈折率を意味
し、2種以上から構成される場合はΔnAはフイラ
メントAの中で最も低いグループの平均複屈折
率、ΔnBはフイラメントBの中で最も高いグルー
プの平均複屈折率を意味する。ΔnAが60×10-3を
超える場合は単糸1.5dr以下の高速紡糸を意味し、
紡糸が難しく単糸捲付きを起し易い。好ましくは
ΔnAが5×10-3〜30×10-3である。一方、ΔnBが
10×10-3未満ではΔnB−ΔnAの値が小さくフイラ
メントAとBの伸度差が少ないためフイラメント
BとフイラメントAの糸長差が減少し、フイラメ
ントAのカバリング性の低下を来たし、ひいては
芯糸が布帛表面に現われて柔軟なタツチを損な
う。また、ΔnBが70×10-3を超える場合は超高速
紡糸を意味し、紡糸が難しくコスト増加を招き、
さらにΔnB−ΔnAの値が大きくなり糸長差が増大
してフイラメントAのたるみ(ループ)が多く、
その結果、追撚、製編機の工程通過性が不良とな
る。好ましくはΔnBが15×10-3〜40×10-3である。
以上の糸長差の理由により、ΔnB−ΔnAの値は8
×10-3〜40×10-3好ましくは10×10-3〜25×10-3
である。ここで複屈折率Δnは、ポリマー分子鎖
の配向度による干渉縞(n)、干渉縞に至らない
配向をベレツクのコンペンセーターで求めたレタ
ーデーシヨン(r)、繊維直径(d)及び光源の
ナトリウムD線の波長(λ=589mμ)とから、
Δn=(n・λ+r)/dで算出されるが、同一試
料間で通常5×10-3前後のバラツキが生じるので
本発明では測定回数を10回以上にしてその平均値
を採用した。 さらに製法のその1にあつては、前述の仮撚条
件[]〜[]で行う必要がある。仮撚数S
(T/M)とトータルヤーンデニールDrと延伸倍
率DR及び糸長差を意味する(ΔnB−ΔnA)/ΔnB
の函数として[]式の範囲で表わされ、この範
囲を外れてSが大きい場合は糸切れが起り仮撚が
困難であり、Sが小さい場合は仮撚前の張力が高
く未解撚で膠着が起るため嵩高性の乏しい粗硬な
布布帛になり易い。また延伸倍率DRは[]式
で表わさ第1図の斜線部の範囲でなければならな
い。複屈折率の高いΔnBを有するフイラメントB
は伸度が低く、該DRの範囲以上ではフイラメン
トBの単糸切れを起し易く仮撚が難しい。該範囲
以下では仮撚張力の変動が大きくかつ未解撚を起
し粗硬で太さ斑のある仮撚糸となる。また、本発
明では仮撚温度を[]式の如く規制することに
よりフイラメントに融着や膠着部分を起さずかつ
捲縮堅牢度の良好な極細カバリング糸を得ること
が出来る。 つぎに、本発明の製法のその2にあつてはΔnA
が15×10-3〜60×10-3で、仮撚後の単糸繊度が
1.5dr以下となる1種又は2種以上の未延伸フイ
ラメントAと、ΔnBが110×10-3〜190×10-3で、
仮撚後の単糸繊度が2.0dr以上となる1又は2種
以上の延伸フイラメントBとの同時仮撚に関する
ものである。ここで、ΔnAが15×10-3未満ではフ
イラメントAとBの糸長差が大きすぎて工程通過
性が不良となり、60×10-3を超えると前述の如く
紡糸が困難となる。好ましくはΔnAは20×10-3〜
40×10-3である。一方、ΔnBが110×10-3未満では
未延伸糸をネツキング延伸する場合半延伸となり
太さ斑を生じ、190×10-3を超えるとフイラメン
トAとBの糸長差が大きく、いずれも仮撚及び後
工程でのトラブルあるいは商品価値の低下を起し
易い。好ましくはΔnBは130×10-3〜170×10-3で
ある。また、糸切れがなく仮撚がスムーズに行な
われ、膠着や融着がなく工程通過性を良好ならし
めるためには[]式で示される仮撚数S、[]
式及び第2図で示される延伸倍率DR並びに
[]式(これは式と同じ)の仮撚温度Tを用
いなければならない。 本発明では仮撚後にさらにヒータを通し、2段
ヒーターセツト糸としても、また工程通過性や混
繊度を良くするために仮撚後に追撚を施しても支
障ない。 本発明により得られた極細繊維のカバリング糸
の断面及び側面の一例を第3図及び第4図に示し
たが、単糸2.0dr以上のフイラメントBの周囲に
単糸1.5dr以下のフイラメントAが膠着や融着が
なくほぼ均一にカバリングして全体として嵩高な
糸形態となつている。なお、本発明で言う膠着又
は融着とは、単繊維同志を切断することなく手で
簡単に分離出来ない状態を意味し、疑似の膠着又
は太drが一部外側に現われている場合は本発明に
含まれる。 次いで、必要に応じて該極細繊維のカバリング
糸に追撚又は他繊維との合撚を施し、従来の方法
により編物、織物、不織布などの布帛を構成す
る。なお、布帛構成時に一部他繊維を使用しても
よいが、本発明による仮撚加工糸が布帛表面を覆
うのがより好ましい。本発明により得られた仮撚
加工糸の布帛は1.5dr以下の極細糸が表面に現わ
れて柔軟なぬめり感を有しかつ2.0dr以上の太dr
が反撥性と嵩高性を向上させ、従来に見られない
高付加価値商品となつた。 以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 実施例1及び比較例1、2 [η]=0.65dl/g(フエノールとテトラクロ
ルエタンの等量混合溶媒を用い30℃恒温槽中でウ
ツペローデ型粘度計を用い測定した極限粘度が
0.65dl/g)のポリエチレンテレフタレートを常
法により紡糸し、平均複屈折率ΔnAが13×10-3の
フイラメントA(120dr/72f)と、ΔnBが25×10-3
のフイラメントB(218dr/32f)の未延伸糸を得
た。 次いで、両未延伸フイラメントを引揃え、表1
の条件にて延伸仮撚した。また比較例1として
ΔnB=18×10-3の240dr/32fの未延伸糸、比較例
2としてΔnB=59×10-3の165dr/32fの未延伸糸
をそれぞれ上記120dr/72fのフイラメントAと引
揃えて表1の条件にて延伸仮撚した。フイラメン
トBの混合比は実施例1が58.1%、比較例1が
64.3%、比較例2が47.2%であつた。次いで、該
3種の仮撚糸をそれぞれ2本合糸して300T/M
の追撚を施したのち、タテ糸及びヨコ糸に用いて
1/1平の織物を作成した。表1には、該3種の
仮撚糸の糸物性、工程通過性及び織物の風合い結
果も併記した。
以上のマルチフイラメントが芯糸となり、単糸繊
度1.5dr以下の極細マルチフイラメントがその外
側をカバリングしている膠着又は融着部分を含ま
ない2層構造仮撚加工糸及びその製造法に関する
ものであり、該加工糸を用い極細の柔軟な表面タ
ツチと適度の張り、腰(反撥性)及び嵩高性を有
する従来にない高付加価値の布帛を得ようとする
ものである。 従来技術として、ポリマーの[η]差、紡糸速
度差、繊維デニール差、供給速度差(張力差)、
熱収縮差などを利用して合撚、仮撚、空気絡合な
どにより芯鞘の2層構造となるカバリング糸は知
られている。特に本発明と関連した仮撚による2
層構造加工糸の製造法としては、例えば特公昭53
−44577の如く切断伸度差が100%以上ある2種以
上の未延伸糸を同時仮撚して太さ斑を有する加工
糸を得る方法、特開昭49−102915の如く5×10-3
前後のΔn差を有した2種以上の未延伸糸を特定
の延伸倍率で延伸仮撚する方法、特開昭50−
20025のデニール差を有し、Δn差が30×10-3以下
の未延伸糸を同時に延伸仮撚する方法、さらには
特開昭50−13652、特開昭52−27823などのΔnが
20×10-3以上の未延伸糸と延伸糸を仮撚する方法
がある。しかし、これらの方法はいずれも仮撚後
の単糸デニールが1.5dr以上のように太いか、フ
イラメント間に融着を起し太さ斑(糸筋)を生じ
ているため、得られる布帛は粗硬となり易い。ま
た、Δn差が大きい場合は通常の仮撚条件では芯
糸とカバリング糸の糸長差が大きく、追撚、製編
織などの工程通過性が不良となり易い問題があ
り、本発明の如く極細糸がほぼ均一に太drの芯糸
にカバリングした工程通過性の良好な2層構造仮
撚糸を得る方法は皆無であつた。一方、特公昭48
−23968及び特開昭52−18968に見られる如く単糸
が1.0dr以下の細drと1.0dr以上の太drの合糸仮撚
も公知であるが、これらはΔn差がないか少ない
ために2層構造をとらず、柔軟性が失われるとい
う問題を生じる。さらに極細糸のみの仮撚は単糸
切れを起し易くかつ得られる布帛は柔軟である
が、張り、腰がなく細drの仮撚糸と太drの仮撚糸
を合撚して2層構造糸とする場合はコスト高や色
差によりパタリングやいらつきを招く。 以上の背景により、柔軟なぬめり感と適度の張
り、腰及び嵩高性を有するウールライクな布帛を
狙つた2層構造仮撚糸を得ようと鋭意研究を進
め、本発明者らは先に特願昭53−159702号(特公
昭62−57730号公報)に2層構造加工糸を提案し
た。しかし、これは芯糸の先撚が100T/M以上
の糸であるため、ハリ腰を要求される紳士服に適
した糸であり、婦人服、子供服に適用するには未
だ柔軟性が不足していた。 本発明は芯糸の先撚を80T/M以下とすること
によりソフトでドレープが求められる婦人服や子
供服に適した2層構造加工糸を見い出したのであ
る。 すなわち、本発明は熱可塑性合成繊維からなる
2層構造の仮撚加工糸であつて、単糸繊度が1.5
デニール以下のフイラメントからなるマルチフイ
ラメントAが、混合比30〜80重量%で実質的に無
撚又は80T/M以下の先撚を有する単糸繊度が
2.0デニール以上のフイラメントからなるマルチ
フイラメントBをカバリングしており、しかも膠
着又は融着部分を含まないことを特徴とする極細
糸の2層構造加工糸及びその製造方法に関するも
のであり、その製造法は2つに大別される。 製法のその1は、フイラメントA及びBの複屈
折率の差ΔnB−ΔAが8×10-3〜40×10-3である2
種以上の未延伸フイラメントを、フイラメントB
に80T/M以下の先撚をかけるか、かけないで、
引揃えて膠着又は融着を起こさないように下記特
定条件で延伸仮撚するものである。 2.68−5.9√B≦DR≦3.52−7.4√B ……[] 0.55TL≦T≦0.75TL ……[] ΔnA:フイラメントAの平均複屈折率であつて、
2種以上の場合は最も低いグループの平均複屈
折率 ΔnB:フイラメントBの平均複屈折率であつて、
2種以上の場合は最も高いグループの平均複屈
折率 S:仮撚数(T/M) Dr:仮撚後のフイラメントAとBの合計デニー
ル DR:延伸倍率(倍) T:仮撚温度(℃) TL:低融点フイラメントの融点(℃) 製法のその2は、ΔnAが15×10-3〜60×10-3の
未延伸フイラメントAとΔnBが110×10-3〜190×
10-3の延伸フイラメントBをフイラメントBに
80T/M以下の先撚をかけるか、かけないで、引
揃えて膠着又は融着を起さないように下記特定条
件で仮撚する製造法に関するものである。 0.67×(1+DE/100)≦DR≦0.82×(1+DE/100) ……[] 0.55TL≦T≦0.75TL ……[] ΔnA:フイラメントAの平均複屈折率であつて、
2種以上の場合は最も低いグループの平均複屈
折率 ΔnB:フイラメントBの平均複屈折率であつて、
2種以上の場合は最も高いグループの平均複屈
折率 S:仮撚数(T/M) Dr:仮撚後のフイラメントAとBの合計デニー
ル DR:延伸倍率(倍) T:仮撚温度(℃) TL:低融点フイラメントの融点(℃) DE:フイラメントBの平均切断伸度であつて、
2種以上の場合は最も低いグループの平均切断
伸度(%) さらにこれらの製法においては、フイラメント
AとBを80T/M以下で合撚したのち仮撚する方
法が望ましい。 さらにまた本発明の加工糸やその製法におい
て、仮撚後のフイラメントAおよびBの単糸繊度
がそれぞれ1.0dr以下、3.0dr以上が好ましく、繊
維としてはポリエステルが好適である。 以下に本発明について詳述する。 本発明に言う熱可塑性合成繊維とは、ポリエス
テル系、ポリアミド系、ポリアクリロニトリル
系、ポリビニール系、ポリウレタン系の繊維を意
味し、改質成分を共重合したもの及びつや消し
剤、熱安定剤、顔料、制電性向上剤、防炎性向上
剤などを添加したものも含まれる。特に反復単位
の80%以上がポリエチレンテレフタレートである
ポリエステルが製品物性などの点で好ましく、ま
た該フイラメントA及びBは同種又は2種以上の
ポリマーから成り立つていてもよい。 本発明で用いる単位繊度1.5dr以下の極細マル
チフイラメントAとしては通常の紡糸技術により
得られる円型又は異型断面の繊維があり、柔軟な
タツチを得るためには好ましくは1.0dr以下とく
に好ましくは0.3〜0.8drである。一方、布帛に適
度の反撥性と嵩高性を付与させるために芯糸であ
るフイラメントBは仮撚後で単糸繊度2.0dr以上
好ましくは3〜8drであり、かつフイラメントB
の混合比は30〜80重量%、好ましくは50〜70重量
%である必要がある。ここで、フイラメントBの
混合比が30重量%未満の場合は布帛の反撥性が低
下し、80重量%を超える場合は粗硬な感じが強く
いずれも商品価値を低下させる。 また、本発明では工程通過性や反撥性向上など
の点でフイラメントBを80T/M以下で先撚する
ことが良い。デニールBを80T/Mを超えて先撚
した場合は糸長差が大きすぎるため側糸の糸のた
るみが生じて工程通過性が不良ととなり、かつコ
ストアツプとなり好ましくない。また、フイラメ
ントAとBを80T/M以下で合撚しても良いが
80T/Mを越えて合撚した場合はフイラメントA
のカバリング性の低下とコストアツプが生じ好ま
しくない。 本発明で工程通過性の良好な膠着や融着部分の
ない極細糸のカバリング糸を得るためには、1種
又は2種以上のフイラメントA及びBの複屈折率
ΔnA及びΔnBが異なり、しかも限定された条件で
同時仮撚する必要がある。すなわち、製法のその
1にあつてはΔnAは60×10-3以下、ΔnBは10×
10-3〜70×10-3であり、かつ8×10-3≦ΔnB−
ΔnA≦40×10-3でなければならない。但し、ΔnA
又はΔnBはフイラメントA又はBがそれぞれ1種
から構成される場合はその平均複屈折率を意味
し、2種以上から構成される場合はΔnAはフイラ
メントAの中で最も低いグループの平均複屈折
率、ΔnBはフイラメントBの中で最も高いグルー
プの平均複屈折率を意味する。ΔnAが60×10-3を
超える場合は単糸1.5dr以下の高速紡糸を意味し、
紡糸が難しく単糸捲付きを起し易い。好ましくは
ΔnAが5×10-3〜30×10-3である。一方、ΔnBが
10×10-3未満ではΔnB−ΔnAの値が小さくフイラ
メントAとBの伸度差が少ないためフイラメント
BとフイラメントAの糸長差が減少し、フイラメ
ントAのカバリング性の低下を来たし、ひいては
芯糸が布帛表面に現われて柔軟なタツチを損な
う。また、ΔnBが70×10-3を超える場合は超高速
紡糸を意味し、紡糸が難しくコスト増加を招き、
さらにΔnB−ΔnAの値が大きくなり糸長差が増大
してフイラメントAのたるみ(ループ)が多く、
その結果、追撚、製編機の工程通過性が不良とな
る。好ましくはΔnBが15×10-3〜40×10-3である。
以上の糸長差の理由により、ΔnB−ΔnAの値は8
×10-3〜40×10-3好ましくは10×10-3〜25×10-3
である。ここで複屈折率Δnは、ポリマー分子鎖
の配向度による干渉縞(n)、干渉縞に至らない
配向をベレツクのコンペンセーターで求めたレタ
ーデーシヨン(r)、繊維直径(d)及び光源の
ナトリウムD線の波長(λ=589mμ)とから、
Δn=(n・λ+r)/dで算出されるが、同一試
料間で通常5×10-3前後のバラツキが生じるので
本発明では測定回数を10回以上にしてその平均値
を採用した。 さらに製法のその1にあつては、前述の仮撚条
件[]〜[]で行う必要がある。仮撚数S
(T/M)とトータルヤーンデニールDrと延伸倍
率DR及び糸長差を意味する(ΔnB−ΔnA)/ΔnB
の函数として[]式の範囲で表わされ、この範
囲を外れてSが大きい場合は糸切れが起り仮撚が
困難であり、Sが小さい場合は仮撚前の張力が高
く未解撚で膠着が起るため嵩高性の乏しい粗硬な
布布帛になり易い。また延伸倍率DRは[]式
で表わさ第1図の斜線部の範囲でなければならな
い。複屈折率の高いΔnBを有するフイラメントB
は伸度が低く、該DRの範囲以上ではフイラメン
トBの単糸切れを起し易く仮撚が難しい。該範囲
以下では仮撚張力の変動が大きくかつ未解撚を起
し粗硬で太さ斑のある仮撚糸となる。また、本発
明では仮撚温度を[]式の如く規制することに
よりフイラメントに融着や膠着部分を起さずかつ
捲縮堅牢度の良好な極細カバリング糸を得ること
が出来る。 つぎに、本発明の製法のその2にあつてはΔnA
が15×10-3〜60×10-3で、仮撚後の単糸繊度が
1.5dr以下となる1種又は2種以上の未延伸フイ
ラメントAと、ΔnBが110×10-3〜190×10-3で、
仮撚後の単糸繊度が2.0dr以上となる1又は2種
以上の延伸フイラメントBとの同時仮撚に関する
ものである。ここで、ΔnAが15×10-3未満ではフ
イラメントAとBの糸長差が大きすぎて工程通過
性が不良となり、60×10-3を超えると前述の如く
紡糸が困難となる。好ましくはΔnAは20×10-3〜
40×10-3である。一方、ΔnBが110×10-3未満では
未延伸糸をネツキング延伸する場合半延伸となり
太さ斑を生じ、190×10-3を超えるとフイラメン
トAとBの糸長差が大きく、いずれも仮撚及び後
工程でのトラブルあるいは商品価値の低下を起し
易い。好ましくはΔnBは130×10-3〜170×10-3で
ある。また、糸切れがなく仮撚がスムーズに行な
われ、膠着や融着がなく工程通過性を良好ならし
めるためには[]式で示される仮撚数S、[]
式及び第2図で示される延伸倍率DR並びに
[]式(これは式と同じ)の仮撚温度Tを用
いなければならない。 本発明では仮撚後にさらにヒータを通し、2段
ヒーターセツト糸としても、また工程通過性や混
繊度を良くするために仮撚後に追撚を施しても支
障ない。 本発明により得られた極細繊維のカバリング糸
の断面及び側面の一例を第3図及び第4図に示し
たが、単糸2.0dr以上のフイラメントBの周囲に
単糸1.5dr以下のフイラメントAが膠着や融着が
なくほぼ均一にカバリングして全体として嵩高な
糸形態となつている。なお、本発明で言う膠着又
は融着とは、単繊維同志を切断することなく手で
簡単に分離出来ない状態を意味し、疑似の膠着又
は太drが一部外側に現われている場合は本発明に
含まれる。 次いで、必要に応じて該極細繊維のカバリング
糸に追撚又は他繊維との合撚を施し、従来の方法
により編物、織物、不織布などの布帛を構成す
る。なお、布帛構成時に一部他繊維を使用しても
よいが、本発明による仮撚加工糸が布帛表面を覆
うのがより好ましい。本発明により得られた仮撚
加工糸の布帛は1.5dr以下の極細糸が表面に現わ
れて柔軟なぬめり感を有しかつ2.0dr以上の太dr
が反撥性と嵩高性を向上させ、従来に見られない
高付加価値商品となつた。 以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 実施例1及び比較例1、2 [η]=0.65dl/g(フエノールとテトラクロ
ルエタンの等量混合溶媒を用い30℃恒温槽中でウ
ツペローデ型粘度計を用い測定した極限粘度が
0.65dl/g)のポリエチレンテレフタレートを常
法により紡糸し、平均複屈折率ΔnAが13×10-3の
フイラメントA(120dr/72f)と、ΔnBが25×10-3
のフイラメントB(218dr/32f)の未延伸糸を得
た。 次いで、両未延伸フイラメントを引揃え、表1
の条件にて延伸仮撚した。また比較例1として
ΔnB=18×10-3の240dr/32fの未延伸糸、比較例
2としてΔnB=59×10-3の165dr/32fの未延伸糸
をそれぞれ上記120dr/72fのフイラメントAと引
揃えて表1の条件にて延伸仮撚した。フイラメン
トBの混合比は実施例1が58.1%、比較例1が
64.3%、比較例2が47.2%であつた。次いで、該
3種の仮撚糸をそれぞれ2本合糸して300T/M
の追撚を施したのち、タテ糸及びヨコ糸に用いて
1/1平の織物を作成した。表1には、該3種の
仮撚糸の糸物性、工程通過性及び織物の風合い結
果も併記した。
【表】
【表】
実施例1で得られた仮撚糸はフイラメントAと
Bの複屈折率の差ΔnB−ΔnAは12×10-3で表1の
仮撚条件では糸長差14.5%であり、第3図及び第
4図の如く完全な2層構造を有し、膠着もなかつ
た。また追撚及び製織工程もトラブルなく、得ら
れた織物は外糸dr0.80の柔軟なヌメリ感と芯糸の
単糸dr3.4の嵩高性と反撥性を兼備し、従来にな
い高級ウール織物となつた。 一方、比較例1はΔnB−ΔnA=5×10-3のため
に糸長差が5.0%と小さく、極細糸のカバリング
性が低下し粗硬になり嵩高性もやや低下した。 比較例2は逆にΔnB−ΔnA=46×10-3と大きす
ぎるために糸長差が31.7%となり、追撚で側糸の
糸たるみが生じて通過性が不良であり、ところど
ころに糸筋(スラブ)があつて、得られた織物の
外観を低下させた。なお、実施例1で延伸倍率を
2.8倍にしたものは単糸切れを起し、1.5倍で仮撚
張力が低く未解撚を生じて部分膠着の硬い仮撚糸
となつた。 実施例 2 [η]=0.63dl/gのポリエチレンテレフタレ
ートを常法により紡糸してΔnA=35×10-3で
128/96fの未延伸糸フイラメントAと、この未延
伸糸を延伸してΔnB=164×10-3(切断伸度DE=
35%)で100dr/20fの延伸糸フイラメントBを得
た。該未延伸糸と延伸糸を引揃えて次の条件にて
同時仮撚した。延伸倍率:0.99倍、ヒーター温
度:180℃、仮撚数:2000T/m、捲取速度:
150m/min。なおフイラメントBの混合比は34.9
%で糸長差21%であり膠着や融着はなかつた。次
いで、該仮撚糸に150T/Mの追撚を施し2/2
ツイルの織物を作成したが、工程上トラブルはな
かつた。得られた織物を軽度に針布起毛して極細
糸を毛羽立たせ、常法で染色仕上加工を行つた。 得られた織物は、単糸1.0drの極細糸の柔い表
面タツチと単糸5.0drの芯糸の嵩高性と反撥性を
有し、カシミヤライクな織物となつた。なお対照
として、ΔnA=28×10-3で194dr/72fの未延伸糸
とΔnB=164×10-3で100dr/20fの延伸糸を組合せ
て同様の織物を作成したが、側糸の単糸drが
2.2drと太いために表面タツチが粗く、通常のポ
リエステル加工糸の起毛織物となつた。 実施例 3 フイラメントAとしてΔnA=15×10-3の50dr/
36fナイロン6の未延伸糸を用い、フイラメント
BとしてΔnB=48×10-3の110dr/16fポリエステ
ル未延伸糸を用い、両フイラメントを合糸してZ
方向に80T/M先撚を施したのちに次の条件にて
同時仮撚した。延伸倍率:1.6倍、ヒーター温
度:145℃、仮撚数:2500T/M、捲取速度:200
m/min。得られた仮撚糸は115dr/52fで糸長差
11%あり、ナイロン6の極細糸がポリエステルの
太dr糸をほぼ完全にカバリングし膠着もなかつ
た。該仮撚糸をフロント糸に用い熱水収縮率25%
の高収縮ポリエステルフイラメント50dr/24fを
バツク糸に用いて1/3サテン組織で28Gのシン
グルトリコツト編を構成した。その後、リラツク
ス(熱水処理)及び酸性染料と分散染料により染
色を施し、バツク糸を十分収縮させてフロント糸
を編地表面に浮き出させた。 得られたトリコツト編は柔い表面タツチと反撥
性及びドレープ性有し、表裏の色相に差を生じた
リバーシブルの高付加価値商品となつた。 実施例 4 [η]=0.70dl/g、TiO2=0.50%の円型断面
ポリエステルを1.700m/minと2500m/minの紡
糸速度で捲取りΔnA=26×10-3で114dr/72fと、
ΔnA=43×10-3で88dr/72fの2種の未延伸フイ
ラメントAを得た。該2種のフイラメントAと、
ΔnB=140×10-3(切断伸度DE=52%)の85dr/
24fでT型断面TiO2=0.05%のブライトポリエス
テル延伸フイラメントBとを次の条件で同時仮撚
した。延伸倍率:1.15倍、ヒーター温度:160℃、
仮撚数:1900T/M、捲取速度:100m/min。
得られた仮撚糸は295dr/144fで糸長差は16〜27
%あり、膠着や融着がなく極細糸が太drをカバリ
ングしていた。 該仮撚糸にてZ方向の150T/Mの甘撚をかけ
てヨコ糸に用い、タテ糸に熱水収縮率15%の
50dr/24fのT型断面ブライトポリエステルを用
いて1/1平組織で織物を作成した。該織物をリ
ラツクスし染色加工を施したところ、シルクライ
クな光沢と極細の表面タツチととスパンタツチ及
び適度の張り、腰を有する従来に見られないシル
キースパン調織物となつた。
Bの複屈折率の差ΔnB−ΔnAは12×10-3で表1の
仮撚条件では糸長差14.5%であり、第3図及び第
4図の如く完全な2層構造を有し、膠着もなかつ
た。また追撚及び製織工程もトラブルなく、得ら
れた織物は外糸dr0.80の柔軟なヌメリ感と芯糸の
単糸dr3.4の嵩高性と反撥性を兼備し、従来にな
い高級ウール織物となつた。 一方、比較例1はΔnB−ΔnA=5×10-3のため
に糸長差が5.0%と小さく、極細糸のカバリング
性が低下し粗硬になり嵩高性もやや低下した。 比較例2は逆にΔnB−ΔnA=46×10-3と大きす
ぎるために糸長差が31.7%となり、追撚で側糸の
糸たるみが生じて通過性が不良であり、ところど
ころに糸筋(スラブ)があつて、得られた織物の
外観を低下させた。なお、実施例1で延伸倍率を
2.8倍にしたものは単糸切れを起し、1.5倍で仮撚
張力が低く未解撚を生じて部分膠着の硬い仮撚糸
となつた。 実施例 2 [η]=0.63dl/gのポリエチレンテレフタレ
ートを常法により紡糸してΔnA=35×10-3で
128/96fの未延伸糸フイラメントAと、この未延
伸糸を延伸してΔnB=164×10-3(切断伸度DE=
35%)で100dr/20fの延伸糸フイラメントBを得
た。該未延伸糸と延伸糸を引揃えて次の条件にて
同時仮撚した。延伸倍率:0.99倍、ヒーター温
度:180℃、仮撚数:2000T/m、捲取速度:
150m/min。なおフイラメントBの混合比は34.9
%で糸長差21%であり膠着や融着はなかつた。次
いで、該仮撚糸に150T/Mの追撚を施し2/2
ツイルの織物を作成したが、工程上トラブルはな
かつた。得られた織物を軽度に針布起毛して極細
糸を毛羽立たせ、常法で染色仕上加工を行つた。 得られた織物は、単糸1.0drの極細糸の柔い表
面タツチと単糸5.0drの芯糸の嵩高性と反撥性を
有し、カシミヤライクな織物となつた。なお対照
として、ΔnA=28×10-3で194dr/72fの未延伸糸
とΔnB=164×10-3で100dr/20fの延伸糸を組合せ
て同様の織物を作成したが、側糸の単糸drが
2.2drと太いために表面タツチが粗く、通常のポ
リエステル加工糸の起毛織物となつた。 実施例 3 フイラメントAとしてΔnA=15×10-3の50dr/
36fナイロン6の未延伸糸を用い、フイラメント
BとしてΔnB=48×10-3の110dr/16fポリエステ
ル未延伸糸を用い、両フイラメントを合糸してZ
方向に80T/M先撚を施したのちに次の条件にて
同時仮撚した。延伸倍率:1.6倍、ヒーター温
度:145℃、仮撚数:2500T/M、捲取速度:200
m/min。得られた仮撚糸は115dr/52fで糸長差
11%あり、ナイロン6の極細糸がポリエステルの
太dr糸をほぼ完全にカバリングし膠着もなかつ
た。該仮撚糸をフロント糸に用い熱水収縮率25%
の高収縮ポリエステルフイラメント50dr/24fを
バツク糸に用いて1/3サテン組織で28Gのシン
グルトリコツト編を構成した。その後、リラツク
ス(熱水処理)及び酸性染料と分散染料により染
色を施し、バツク糸を十分収縮させてフロント糸
を編地表面に浮き出させた。 得られたトリコツト編は柔い表面タツチと反撥
性及びドレープ性有し、表裏の色相に差を生じた
リバーシブルの高付加価値商品となつた。 実施例 4 [η]=0.70dl/g、TiO2=0.50%の円型断面
ポリエステルを1.700m/minと2500m/minの紡
糸速度で捲取りΔnA=26×10-3で114dr/72fと、
ΔnA=43×10-3で88dr/72fの2種の未延伸フイ
ラメントAを得た。該2種のフイラメントAと、
ΔnB=140×10-3(切断伸度DE=52%)の85dr/
24fでT型断面TiO2=0.05%のブライトポリエス
テル延伸フイラメントBとを次の条件で同時仮撚
した。延伸倍率:1.15倍、ヒーター温度:160℃、
仮撚数:1900T/M、捲取速度:100m/min。
得られた仮撚糸は295dr/144fで糸長差は16〜27
%あり、膠着や融着がなく極細糸が太drをカバリ
ングしていた。 該仮撚糸にてZ方向の150T/Mの甘撚をかけ
てヨコ糸に用い、タテ糸に熱水収縮率15%の
50dr/24fのT型断面ブライトポリエステルを用
いて1/1平組織で織物を作成した。該織物をリ
ラツクスし染色加工を施したところ、シルクライ
クな光沢と極細の表面タツチととスパンタツチ及
び適度の張り、腰を有する従来に見られないシル
キースパン調織物となつた。
第1図は、本発明の前述の製法その1におい
て、未延伸フイラメントB(芯糸)の複屈折率
ΔnBと仮撚時の延伸倍率DRとの関係を示し、図
中の斜線部が本発明の請求範囲を示す。但し、フ
イラメントBが2種以上の場合のΔnBは最も高い
グループの平均複屈折率を表わす。第2図は、本
発明の前述の製法その2において、延伸フイラメ
ントBの切断伸度DEとDRの関係を図示してい
る。但し、フイラメントBが2種以上の場合の
DEは最も低いグループの平均切断伸度を表わす。
第3図及び第4図は、本発明により得られた極細
繊維のカバリング糸の断面及び側面図を示してお
り、図中の断面積の大きいもの又は太線が単糸
2.0dr以上のフイラメントBを意味し、断面積の
小さいもの又は細線が単糸1.5dr以下のフイラメ
ントAを意味する。但し、本発明では極細繊維が
完全に太drをカバリングしておらず、一部太drが
外側に存在する場合及び単繊維同志が膠着気味で
はあるが手で簡単に分離可能な疑似膠着の場合も
含まれる。
て、未延伸フイラメントB(芯糸)の複屈折率
ΔnBと仮撚時の延伸倍率DRとの関係を示し、図
中の斜線部が本発明の請求範囲を示す。但し、フ
イラメントBが2種以上の場合のΔnBは最も高い
グループの平均複屈折率を表わす。第2図は、本
発明の前述の製法その2において、延伸フイラメ
ントBの切断伸度DEとDRの関係を図示してい
る。但し、フイラメントBが2種以上の場合の
DEは最も低いグループの平均切断伸度を表わす。
第3図及び第4図は、本発明により得られた極細
繊維のカバリング糸の断面及び側面図を示してお
り、図中の断面積の大きいもの又は太線が単糸
2.0dr以上のフイラメントBを意味し、断面積の
小さいもの又は細線が単糸1.5dr以下のフイラメ
ントAを意味する。但し、本発明では極細繊維が
完全に太drをカバリングしておらず、一部太drが
外側に存在する場合及び単繊維同志が膠着気味で
はあるが手で簡単に分離可能な疑似膠着の場合も
含まれる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 熱可塑性合成繊維からなる2層構造の仮撚加
工糸であつて、単糸繊度が1.5デニール以下のフ
イラメントからなるマルチフイラメントAが、混
合比30〜80重量%で実質的に無撚又は80T/M以
下の先撚を有する単糸繊度が2.0デニール以上の
フイラメントからなるマルチフイラメントBをカ
バリングしており、しかも膠着又は融着部分を含
まないことを特徴とする極細糸の2層構造加工
糸。 2 繊維がポリエステルであることを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載の極細糸の2層構造加
工糸。 3 熱可塑性合成繊維であつて、複屈折率ΔnAが
60×10-3以下の未延伸フイラメントAと複屈折率
ΔnBが10×10-3〜70×10-3の未延伸フイラメント
Bにして8×10-3≦ΔnB−ΔnA≦40×10-3であり、
かつ仮撚後のフイラメントAの単糸繊度が1.5デ
ニール以下、フイラメントBのそれが2.0デニー
ル以上となる両フイラメントを、フイラメントB
に80T/M(回/メートル)以下の先撚をかける
か、かけないで、かつフイラメントBの混合比が
30〜80重量%となるように引揃え、次の条件にて
膠着または融着部分を含まないように延伸仮撚を
行なうことを特徴とする極細糸の2層構造加工糸
の製造法。 2.68−5.9√B≦DR≦3.52−7.4√B ……[] 0.55TL≦T≦0.75TL ……[] ΔnA:フイラメントAの平均複屈折率であつて、
2種以上の場合は最も低いグループの平均複屈
折率 ΔnB:フイラメントBの平均複屈折率であつて、
2種以上の場合は最も高いグループの平均複屈
折率 S:仮撚数(T/M) Dr:仮撚後のフイラメントAとBの合計デニー
ル DR:延伸倍率(倍) T:仮撚温度(℃) TL:低融点フイラメントの融点(℃) 4 フイラメントAとBを80T/M以下で合撚し
たのち仮撚することを特徴とする特許請求の範囲
第3項記載の極細糸の2層構造加工糸の製造法。 5 仮撚後のフイラメントAおよびBの単糸繊度
がそれぞれ1.0デニール以下、3.0デニール以上で
あることを特徴とする特許請求の範囲第3項ある
いは第4項記載の極細糸の2層構造加工糸の製造
法。 6 繊維がポリエステルであることを特徴とする
特許請求の範囲第3〜5項のいずれか記載の極細
糸の2層構造加工糸の製造法。 7 熱可塑性合成繊維であつて、複屈折率ΔnAが
15×10-3〜60×10-3の未延伸フイラメントAと複
屈折率ΔnBが110×10-3〜190×10-3の延伸フイラ
メントBとを、フイラメントBに80T/M(回/
メートル)以下の先撚をかけるか、かけないで、
かつフイラメントBの混合比が30〜80重量%とな
るように引揃え、次の条件にて膠着または融着部
分を含まないように仮撚し、単糸繊度2.0デニー
ル以上のフイラメントBが芯糸、単糸繊度1.5デ
ニール以下のフイラメントAが側糸となるように
仮撚することを特徴とする極細糸の2層構造加工
糸の製造法。 0.67×(1+DE/100)≦DR≦0.82×(1+DE/100) ……[] 0.55TL≦T≦0.75TL ……[] ΔnA:フイラメントAの平均複屈折率であつて、
2種以上の場合は最も低いグループの平均複屈
折率 ΔnB:フイラメントBの平均複屈折率であつて、
2種以上の場合は最も高いグループの平均複屈
折率 S:仮撚数(T/M) Dr:仮撚後のフイラメントAとBの合計デニー
ル DR:延伸倍率(倍) T:仮撚温度(℃) TL:低融点フイラメントの融点(℃) DE:フイラメントBの平均切断伸度であつて、
2種以上の場合は最も低いグループの平均切断
伸度(%) 8 フイラメントAとBを80T/M以下で合撚し
たのち仮撚することを特徴とする特許請求の範囲
第7項記載の極細糸の2層構造加工糸の製造法。 9 仮撚後のフイラメントA及びBの単糸繊度が
それぞれ1.0デニール以下、3.0デニール以上であ
ることを特徴とする特許請求の範囲第7項あるい
は第8項記載の極細糸の2層構造加工糸の製造
法。 10 繊維がポリエステルであることを特徴とす
る特許請求の範囲第7〜9項のいずれか記載の極
細糸の2層構造加工糸の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5667679A JPS55148229A (en) | 1979-05-08 | 1979-05-08 | Two layered structure processed yarn of extremely fine yarn and method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5667679A JPS55148229A (en) | 1979-05-08 | 1979-05-08 | Two layered structure processed yarn of extremely fine yarn and method |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3093478A Division JPH04222242A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 極細糸の2層構造加工糸の製造方法 |
JP3093474A Division JPH04222241A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 極細糸の2層構造加工糸の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55148229A JPS55148229A (en) | 1980-11-18 |
JPH0227455B2 true JPH0227455B2 (ja) | 1990-06-18 |
Family
ID=13034018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5667679A Granted JPS55148229A (en) | 1979-05-08 | 1979-05-08 | Two layered structure processed yarn of extremely fine yarn and method |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55148229A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5919595Y2 (ja) * | 1980-03-07 | 1984-06-06 | 株式会社クボタ | 脱水装置 |
JPS56128331A (en) * | 1980-03-12 | 1981-10-07 | Teijin Ltd | Special silky bulky yarn and method |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5584431A (en) * | 1978-12-22 | 1980-06-25 | Kuraray Co | Covering yarn of very fine fiber and method |
-
1979
- 1979-05-08 JP JP5667679A patent/JPS55148229A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5584431A (en) * | 1978-12-22 | 1980-06-25 | Kuraray Co | Covering yarn of very fine fiber and method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55148229A (en) | 1980-11-18 |
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