JPH01279420A - 磁気記録カード - Google Patents

磁気記録カード

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JPH01279420A
JPH01279420A JP10852488A JP10852488A JPH01279420A JP H01279420 A JPH01279420 A JP H01279420A JP 10852488 A JP10852488 A JP 10852488A JP 10852488 A JP10852488 A JP 10852488A JP H01279420 A JPH01279420 A JP H01279420A
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acid
copolymer
resin
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Takashi Sumiya
隆 角谷
Hideki Yamagishi
英樹 山岸
Shigemi Seki
関 重己
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、基材としてポリエステルフィルムを用いた磁
気記録カード、具体的にはキャッシュカード、各種クレ
ジットカード、磁気乗車券、テレホンカード、POSカ
ード、病院用診療カード、電子レンジおl理カード、I
Dカード等に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、磁気記録カードとしては、(1)磁気記録層、白
色ポリエステルフィルム層、そして必要に応じて設けら
れた印刷層をこの順で有する積層体(例えば特開昭61
−115201号公報、特開昭59−38098号公報
など)、あるいは(2)磁気記録層や印刷層に耐久性を
賦与するためポリエステルフィルムと各層との間にウレ
タン、アクリル等の易接着層を更に設けた積層体(例え
ば特開昭62−59635号公報、特開昭62−243
120号公報など)が知られている。
(発明が解決しようとする課題〕 しかし、これらはすべて基材ポリエステルフィルムと印
刷層重るいは磁性層との接着性が十分でないという欠点
がある。
本発明はかかる問題点を改善した磁気カードを提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、親水塁含右ポリエステル樹脂[△]に少なく
とも1種以上の不飽和結合を有する化合物[8]をクラ
フト化率0.5〜600%の範囲でグラフト化させた共
重合体[C]及び架橋結合剤[D]を主成分とする架1
8層を少なくともその片面に有する光学濃度0.5以上
、白色度80%以上なるポリエステルフィルム上に磁気
記録層を設Cプでなることを特徴とする磁気記録カード
でおる。
本発明にあけるポリエステルは、エチレンテレフタレー
ト、エチレンα、β−ビス(2−クロルフェノキシ)エ
タン−4,4′−ジカルボキシレート、エチレンα、β
−ビス(フェノキシ)エタン−4,4′−ジカルボキシ
レート、エチレン2゜6−ナフタレート単位から選ばれ
た少なくとも一種の構造1ド位を主要構成成分とする。
また、本発明を阻害しない範囲内、好ましくは10Eル
%以内であれば、上記以外の他成分が共重合されていて
もよい。
本発明フィルムは上記組成物を主成分とするが、本発明
の目的を阻害しない範囲内で、多種ポリマをブレンドし
てもよいし、また酸化防止ハ11、熱安定剤、滑剤、紫
外線吸収剤、核生成剤などの無は又は有機添加剤が通常
添加される程度添加されてもよい。
本発明におけるポリエステルフィルムは、光学′a度0
.5以上、白色度が80%以上であることが必要である
。特に、白色度が85〜150、好ましくは90〜13
0であり、光学濃度が0.9〜5.O1好ましくは1.
2〜3.0の場合好適である。これは、白色度が小さい
基材を使用した場合、磁気記録カードとして使用する際
、着色がみられる様になるため好ましくなく、一方光学
濃度が小さい場合十分な光線反tJ4mが1qられず肉
眼でみた場合白さが減少する、反対面の影響が出る、あ
るいは磁気記録読み取り時測定法によってはトラブルと
なるなどの理由のため好ましくない。更に本発明の白色
度、光学濃度を示す基材を使用する場合、通常原反を使
用するに比へ接着性が向上するのである。
このような光学濃度、白色度を得る方法は特に限定され
ないが、通常は無機微粒子あるいはポリエステルと非相
溶の樹脂の添加により得ることができる。添加する量は
特に限定されないが無機微粒子の場合5〜35手量%、
好ましくは8〜25重量%である。−カル相溶性の樹脂
を添加する場合は5〜35vo 1%、好ましくは8〜
28v。
1%である。
使用する無機粒子は特に限定されないが、平均粒径0.
1〜41μm、好ましくは0.3〜1.5μmの無機粒
子をその代表として挙げることができる。具体的には硫
酸バリウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、シリカ
、アルミナ、タルク、クレーなどあるいはこれらの混合
物であり、これらの無機粒子は通常の無機粒子、例えば
リン酸カルシウム、酸化チタン、雲母、ジルコニア、酸
化タングステン、フッ化すヂウム、フッ化カルシウムな
どと併用してもにい。また上に述べた無機粒子゛の中で
もモース硬度が5以下、好ましくは4以下のものを使用
する場合、白色度が更に増すため更に好ましい。
またポリエステルと非相溶の樹脂としては、特に限定さ
れないが、例えばポリエチレンテレフタレートと混合す
るケースについていえば、アクリル樹脂、ポリエチレン
、ポリプロピレン、変性オレフィン樹脂、ポリブチレン
テレフタレート系樹脂、フェノキシ樹脂、ポリフェニレ
ンオキサイド、ポリカーボネートなどを挙げることが可
能で、当然上に述べた無機粒子と併用してもよい。
また本発明のポリエステル基材は光学濃度が本発明範囲
にあればよいのであり上に述べたような白色フィルムと
他の色に着色されたフィルム(その着色の方法は特に限
定されないが通常は顔料、染料による着色が用いられる
)あるいは透明なフィルムとの2層以上の積層体を使用
してもよいことは言うまでもない。
また必要に応じて種々の増白剤を添加してもよいことは
当然である。
本発明でいう架橋層は、親水基含有ポリエステル樹脂に
少なくとも1種以上の不飽和結合をイ1する化合物をグ
ラフト化させた共重合体及び架橋結合剤を主成分とする
ものである。本発明における主成分とは、該混合物が架
+a層の30重d%以上、好ましくは50重量%以上、
更に好ましくは70fflffi%以上を占めているも
のを指す。
本発明でいう親水基含有ポリエステル樹脂[A](以下
、樹脂[A]と略称する)とは、分子中に親水性基或い
は親水性成分、例えば、水1g、カルレボキシル塁、カ
ルボニル基、シアノ基、アミノ基、メチルカルボニル基
、ポリエチレングリコール、カルボン酸塩、リン酸エス
テル塩、第四級アンモニウム塩、硫酸エステル塩、スル
ホン酸塩等の少なくとも1種以上が導入されたポリエス
テル共重合体である。中でも代表的なポリエステル共重
合体としては以下の組成のものが有用である。
すなわち、芳香族ジカルボン酸及び/又は非芳香族ジカ
ルボン酸並びにエステル形成性スルホン酸アルカリ金属
塩化合物とグリコールの重縮合物があげられる。具体的
には、芳香族ジカルボン酸としては、例えばプレフタル
酸、イソフタル酸、フタル酸、2,5−ジメチルテレフ
タル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、ビフェニル
ジカルボン酸、1,2−ビス(フェノキシ)エタン−p
p′−ジカルボン酸及びそれらのエステル形成性誘導体
があり、非芳香族ジカルボン酸には、例えば氷酸、マロ
ン酸、コハク酸、ゲルタール酸、アジピン酸、セバシン
酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シ
クロヘキサンジカルボン酸、1,3−シクロベキ1ナン
ジカルボン酸、1゜3−シクロペンタンジカルボン酸及
びそれらのエステル形成性誘導体がある。これらのうち
で芳香族ジカルボン酸及び/又はそのエステル形成誘導
体が全ジカルボン酸成分に対し40モル%以上占めるこ
とが樹脂の耐熱性や皮膜強度、耐水性の点で好ましく、
その範囲内で1種以上のジカルボン酸を併用してもよい
エステル形成性スルホン酸アルカリ金属塩化合物として
は、例えばスルホテレフタル酸、5−スルホイソフタル
酸、4−スルホフタル酸、4−スルホナフタレン−2,
7−ジカルボン酸、スルホ−p−キシレングリコール、
2−スルホ−1,4−ビス(ヒドロキシエトキシ)ベン
ゼンなどのアルカリ金属塩(スルホン酸のアルカリ金属
塩)及びこれらのエステル形成性誘導体が挙げられ、5
−スルホイソフタル酸、スルホテレフタル酸のナトリウ
ム及びこれらのエステル形成性誘導体がより好ましく使
用される。
次に、グリコール成分としては、炭素数2〜8個の脂肪
族又は炭素数6〜12個の脂環族グリコールであり、例
えばエチレングリコール、1.3−プロパンジオール、
1,4−ブタンジオール、1.2−プロピレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサン
ジメタツール、1.6−ヘキサンジオール、1,3−シ
クロヘキサンジメタツール、1,2−シクロヘキサンジ
メタツール、p−キシリレングリコール、ジエチレング
リコール、トリエチレングリコールなどが好ましく使用
される。
場合によっては、ポリエーテルを共重合させてもよい。
ここでいうポリエーテルとはエーテル結合を主要結合鎖
とする親水性高分子のことであり、特に好ましいのは脂
肪族ポリエーテルでおり、例えばポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、グリセリンエーテル、
ポリエチレングリコールエーテルなどが好ましく使用さ
れる。
樹脂[A]は水溶性或いは水分散性であってもよく、そ
の溶解性は共重合組成分の種類、配合比率或いは分散安
定性付与剤として用いられる親水性有機化合物の添加の
有無、その種類、配合量などによって異なるが、親水性
有機化合物は添加するにあたっては分散安定性を損なわ
ない限り少量であるのが好ましい。尚、親水性有機化合
物とは脂肪族及び脂環族のアルコール、エステル、エー
テル、ケトン類であり、例えばアルコール類として、メ
タノール、エタノール、イソプロパツール、n−ブタノ
ール、グリコール類としてエチレングリコール、プロピ
レングリコールなどがおり、その誘導体としてメチルセ
ルソルブ、エチルセルソルブ、n−ブチルセルソルブ、
エステル類とじて酢酸エチル、エーテル類としてジオキ
サン、テトラヒドロフラン、ケトン類としてメチルエチ
ルケトン等が挙げられる。
親水性有機化合物は単独又は必要に応じて2種以上併用
してもよい。親水性有機化合物必中では、分散性能、分
散安定性及び塗布性等から特に好ましいのはブチルセル
ソルブ、エチルセルソルブである。さらに、樹脂[A]
では共重合組成分のエステル形成性スルホン酸アルカリ
金属塩化合物の様に、特に親水性に寄与する成分量の増
加は塗設した架(6層の耐水性を署しく悪化するので溶
解性、分散安定性等を損なわない限り少■であるのが好
ましく、通常は0.5〜15モル%である。
本発明では樹脂[A]のガラス転移温度(Tg)が30
〜so’c、好ましくは50〜75℃の範囲でおること
が望ましい。樹脂[A]のガラス転移温度が30℃未満
では耐水性、耐アルカリ性、耐熱性の劣った架Ila層
となり種々の弊害が増す。80′Cを超えるものは分散
安定性が劣り、しかも不飽和結合を有する化合物のグラ
フト化が極めて困難となる。
樹脂[A]は、通常、常法のポリエステル製造技術で製
造できる。すなわち、前記した酸成分及びグリコール成
分をエステル化或いはエステル交換触媒、m金触媒等の
反応触媒を用いて溶融重縮合せしめ所望のポリマーとし
て)qられる。さらには、溶液重縮合を適用できる。こ
の際、いずれの場合にもグラフト化反応に悪影響を及ぼ
さない範囲で種々の改質剤、安定剤等を添加してもよい
また、水溶性に欠ける樹脂[A]の水分散体を得るには
前記親水性有機化合物の存在が必要である。
通常樹脂[A]と親水性有機化合物を混合し、攪拌下、
好ましくは加温攪拌下で水を添加する方法、或いは攪拌
下の水に上記混合物を添加する方法等で製造される。尚
、得られる水分散体は固形分潤度が高くなると樹脂[A
]の微粒子が再凝集しやすく、均一分散体系が不安定化
し、グラフト化反応が困難となる。
本発明でいう不飽和結合を有する化合物[B](以下、
化合物[B]と略称する)とは、樹脂[A]にグラフト
化する化合物であり、具体的には、ビニルエステル類と
して、例えばプロピオン酸ビニル、ステアリン酸ビニル
、高級3級ビニルニスデル、塩化ビニル、臭化ビニル、
また不飽和カルボン酸エステル類として、例えばアクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブヂル、ア
クリル酸2エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタ
クリル酸ブチル、マレイン酸ブチル、マレイン酸オクチ
ル、フマル酸ブチル、フマル酸オクチル、アクリル酸グ
リシジル、メタクリル酸グリシジル、メタクリル酸ヒド
ロキシエヂル、アクリル酸ヒドロキシエヂル、メタクリ
ル酸ヒドロキシプロピル、アクリル義ヒドロキシプロピ
ル、メタクリル酸ジメチルアミンエチル、アクリル酸ジ
メチルアミノエチル、エチレングリコールジメタクリル
酸エステル、エチレングリコールジアクリル酸エステル
、ポリエチレングリコールジアクリル酸エステル、ポリ
エチレングリコールジアクリル酸エステル、不飽和カル
ボン酸アミド類として、例えばアクリルアミド、メタク
リルアミド、メチロールアクリルアミド、ブトキシメチ
ロールアクリルアミド、不飽和ニトリル類として、例え
ばアクリロニトリル、不飽和カルボン酸類として。
例えばアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸、マレイン酸酸性エステル、フマルMf
fi性エステル、イタコン酸酸性エステル、アクリル化
合物として、例えば酢酸アリル、アリルグリシジルエー
テル、メタクリル酸アリル、アクリル酸アリル、イタコ
ン酸ジアリル、含窒素化合物として、ビニルピリジン、
ビニルイミダゾール、炭化水素類として、例えばエチレ
ン、プロピレン、ヘキセン、オクテン、スチレン、ビニ
ルトルエン、ブタジェン、ビニルシラン化合物として、
例えばジメチルビニルメ1〜キシシラン、ジメチルエチ
ルエトキシシラン、メチルビニルジメトキシシラン、メ
チルビニルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピル
メチルジメトキシシランなどが挙げられ、これらの中か
ら選ばれた少なくとも1種以上が適用されるが特に限定
されるものではない。
本発明でいうグラフト化させた共重合体[C](以下、
重合体[C]と略称する)は、前記樹脂[A]に前記化
合物[B]をグラフト化させて(7られたものである。
尚、重合体[C]は常法のグラフト重合法によって製造
される。すなわち樹脂[△]の水媒体系下で、水溶性又
は水分散性重合開始剤の存在下に化合物[B]を加えて
反応を行なう。重合開始剤としては、例えば硝酸第2セ
リウムアンモニウム、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニ
ウム、硫酸セシウムアンモニウム、過酸化水素、アゾビ
スイソブチロニトリル、過酸化ベンゾイル等が用いられ
るが、化合物[B]の樹脂[A]へのグラフト重合反応
性から過酸化ベンゾイル等の有機過酸化物を用いた方が
好ましい。グラフト重合反応は通常、冷却下或いは加熱
下で行なわれ、反応温度は反応速度、重合系の安定性及
び重合体[C]の特性等から好ましくは5〜100℃、
より好ましくは10〜ao’cでおる。
本発明においては、樹脂[A]への化合物[B]のグラ
フト化率が0.5〜600%、好ましくは5〜300%
、より好ましくは10〜100%の範囲である。グラフ
ト化率が0.5%未満では架橋層の耐溶剤性、耐水性が
悪化するので好ましくない。グラフト化率が600%を
超えるちのでは塗工性が悪化したり、架橋層と基材ベー
スとの密着性が低下するので好ましくない。
本発明でいう架橋結合剤とは、樹脂[△]或いは重合体
[C]に存在する官能基、例えばヒト[]キシル阜、カ
ルレボキシル阜、グリシジル基、アミド基などと熱栗+
i反応し、最終的には三次元網状描込を有する架橋層と
するための架橋剤である。
本発明では架橋結合剤としてメラミン系架橋剤、尿素系
架橋剤或いはエポキシ県架)n剤を用いる場合、特に架
橋効果か大きく、耐水性、耐溶剤性に優れた架橋層を1
qられるので好ましい。エポキシ系架橋剤としては、具
体的には、ポリエポキシ化合物、ジェポキシ化合物、モ
ノエポキシ化合物などが挙げられ、ポリエポキシ化合物
としては、例えばソルビトトール、ポリグリシジルエー
テル、ポリグリセロールポリグリシジルエーテル、ペン
タエリスリトールポリグリシジルエーテル、ジグリセロ
ールポリグリシジルエーテル、トリグリシジルトリス(
2−ヒドロキシエチル)イソシアネート、グリセロール
ポリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパンポリ
グリシジルエーテル、ジェポキシ化合物としては、例え
ばネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、1,
6−ヘキサンシオールジグリシジルエーテル、レゾルシ
ンジグリシジルエーテル、エチレングリコールジグリシ
ジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエ
ーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、
ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリ
テトラメチレングリコールジグリシジルエーテル、モノ
エポキシ化合物としては、例えばアリルグリシジルエー
テル、2−エチルへキシルグリシジルエーテル、フェニ
ルグリシジルエーテルなどが挙げられる。尿素系硬化剤
としては、例えばジメチロール尿素、ジメチロールエチ
レン尿素、ジメチロールプロピレン尿素、テトラメチロ
ールアセチレン尿素、4−メトキシ−5−ジメチルプロ
ピレン尿素ジメチロールなどが挙げられる。メラミン系
架橋剤としては、メラミンとホルムアルデヒドを縮合し
て得られるメチロールメラミン誘導体に低級アルコール
としてメチルアルコール、エチルアルコール、イソプロ
ピルアルコール等を反応させてエーテル化した化合物及
びそれらの混合物が好ましい。メチロールメラミン誘導
体としては、例えばモノメチロールメラミン、ジメチロ
ールメラミン、トリメチロールメラミン、テトラメヂロ
ールメラミン、ペンタメヂロールメラミン、ヘキサメチ
ロールメラミンなどが上げられる。これらの架橋結合剤
はIF5独、場合によっては2種以上イガ用してもよい
。架橋結合剤の添加量は、樹脂[A]と重合体[C]の
混合体において固形分100重量部に対して00001
〜60重量部が好ましく、0.01〜20重り部がより
好ましい。添加口が0.OO’1重但部では架橋効果が
低く架橋層の耐溶剤性、耐アルカリ性が悪化する。60
重爪部を超えるものは架橋層の接着性が低下したり、更
には塗布性が悪化し均一層を形成しにくい。
本発明の磁気カードを侶成するポリエステルフィルムは
、常法にJ:り少なくとも一軸配向させたものでおるが
、機械的強度や寸法安定性、剛性等の点で二軸配向させ
たものが望ましい。また、ポリエステルフィルムの厚み
は特に限定されるものではないが0.2〜aooIim
が好ましく、5〜500μmの範囲がより好ましく基材
ベースとしての実用面での取り扱い性に優れている。
本発明の磁気カードを構成する架橋層の積層厚みは、特
に限定されないが通常は0.005〜1゜oμm、好ま
しくは0.01〜0.5μm、更に好ましくは0.05
〜0.2μmの範囲である。
本発明において、該架橋層上にインキ、特にUV硬化型
インキを印刷した場合、インキ接着性が良好であるため
より好適である。
また、架橋層には公知の架橋触媒、具体的には塩類、無
懇物質、有機物質、酸物質、アルカリ物質などや公知の
接着促進剤を含有させることによっで後加工での利点を
増すことができる。さらに必要に応じて、本発明の効果
を損なわない徂で公知の添加剤、たとえば消泡剤、塗布
性改良剤、増粘剤、帯電防止剤、酸化防止剤、紫外線吸
収剤、染料、顔料などを含有せしめてもよいし、滑剤と
して無機又は右は化合物からなる微細粒子を含有せしめ
てもよい。
添加する無機微粒子の代表例としては、シリカ、コロイ
ダルシリカ、アルミナ、アルミナゾル、カオリン、タル
り、マイカ、炭酸カルシウムなどを挙げることができる
。無機微粒子は、平均粒径0゜01〜10μmが好まし
く、にり好ましくは0゜05〜5μm1更に好ましくは
0.08〜2μmであり、塗剤中の固形分に対する配合
比は、特に限定されないが重量化で0.05〜8部が好
ましく、より好ましくは0.1〜3部でおる。
本発明にあける磁気記録層は、特に限定されないが、代
表例としては以下のものを挙げることができる。すなわ
ち磁性粉としては、γ−Fe2O3、Cr0z、Co−
T −Fe203 、メタル扮を、またバインダーとし
ては、酢酸ビニル、PVCなとのビニル樹脂、アクリル
ニトリル/ブタジェン共重合体などのゴム系樹脂、アセ
チルセルロース・ニトロセルロースなどの繊維素、エポ
キシ系樹脂、フェノール系樹脂、単量体のイソシアネー
1へ、変性イソシアネー1〜、ウレタンプレポリマ、ブ
ロックイソシアネートなどの形態で用いられるポリウレ
タン系樹脂及び必要に応じ添加される分散剤、滑剤、カ
ーボンなどの帯電防止剤、安定剤、可塑剤を混合したも
のを挙げることができる。
本発明においては、必要に応じ′Fi機顔料、無機顔料
、染料などの色材を添加した印刷層を適宜設けてもよい
。これらの印刷層を設ける方法は特に限定されないが、
活版、平版、凹版、スクリーン、平台、輪転、熱転等の
方法で行なうことが可能でおる。
次に、本発明の磁気カードの代表的製造方法について説
明するが、本発明は以下の製造方法に限定されるもので
はない。
所定の光学濃度、白色度をもつポリエステルフィルムの
少なくとも片面に、前に)ボべた架橋層を設ける。設け
る方法は特に限定されないが、所定の物性をもつポリエ
ステルフィルム上に、必要に応じて各種雰囲気中でコロ
ナ放電処理を施した後、グラビアコート、リバースコー
ト、バーコード、スプレーコート、コンマコートなど公
知の方法を用いて塗イ[すればよい。しかし基材フィル
ムに塗料を塗イ5後乾燥しつつ少なくとも一軸方向に延
伸、熱処理を行い、基材フィルム製膜工程中で塗布した
場合、塗イ[層の強靭性、密4性がより向上するため好
ましい。このようにして得られた複合フィルム上に、所
定の磁性粉とバインダーをボールミル、]辰動ミル、ア
トライター、ホモミキ]ナー、瞥ナンドミル、三本ロー
ル等の方法を用いて分散させた後、公知の方法を用いて
塗イ5する。また必要に応じ反対面に各種インキ層や、
各種受容層、具体的には例えはば感熱転写インキ受容層
を設【プてもよい。またこれらの上にアクリル樹脂層等
のオーバーツー1〜層を設けてもよいことはいうまでも
ない。
なお、本発明で用いた各特性の測定は、次のにうにして
行なった。
(1)グラフト化率(%) グラフト化重合体を、 CNMR法、11〜INMR法
、INEPT法等の各種解析手法による分析結果に基づ
いて次式J−り求めた。
グラフト化率(%)− (2)光学濃度 マクスベス社製透過濃度計TD−504を用いて測定し
た。
(3)白色度 JIS−11075により測定した。
(4)架橋層の厚み 塗イ「層を設けた二軸延伸ポリエステルフィルムの厚み
方向の断面写真を走査電子顕微鏡(日立装3800型)
で観察し、塗布層の厚みを測定した。
厚みは、フィルムの幅方向に10点サンプリング〔実施
例〕 次に、実施例に基づいて本発明の実施態様を説明する。
(a)共重合体[C]として、以下のようにして重合し
たものを用意した。
テレフタル酸ジメチル100部、イソフタル酸ジメヂル
100部、5−す1〜リウムスルボインフタル酸ジメヂ
ル7部、エチレングリコール95部、ネオペンデルグリ
コール95部、酢酸マンガン4水塩0.106部、酢酸
カルシウム2水塩0.07部を混合し、窒素気流下14
0〜220’Cでメタノールを留出せしめ、まずエステ
ル交換反応を行なった後、リン酸トリメチル0.09部
、三酸化アンチモン0.06部を加え、240’Cから
280℃まで1時間30分かけて昇温すると共に圧力を
常圧から徐々に0.5mmt−10まで下げ、生成する
エチレングリコールを系外に除去し、さらに、40分間
この状態を保ち小縮合反応を行い、ガラス転移温度60
℃、同右粘度[y+]=0.58のポリエステル共重合
体を1qだ。次に、このポリエステル共重合体250部
とブチルセルソルブ110部の混合体を150’Cで4
時間攪拌し均一溶解液を得た。1qられた溶液に、高速
攪拌下で水480部を徐々に滴下し、均一で乳白色不透
明な固形分濃度25%の親水基含有ポリエステル(I>
の分散体を1qたa得られたポリエステル樹脂分散体(
I)700部に水100部を加え、さらに、水30部、
過酸化ベンゾイル1.5部、メタクリル酸メチル、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル2.5
部からなる重合開始剤の分散体を加え、混合体を攪拌下
のもとに1時間窒素ガスを通した後、75℃まで加温し
た。次に、グラフト化合物としてメタクリル酸メチル3
7部、アクリル酸ブチル25部、グリシジルメタクリレ
ート10部の混合体を攪拌下の前記調合液に85℃で6
0分間かけて滴下し、窒素気流下、85℃で120分間
その状態を保持しつつ反応を行ない、固形分濃度25%
の水分散グラフト共重合体を得た。得られた水分散グラ
フト共重合体のグラフト化率は40%でめった。
また、グラフト化合物として使用する混合体をメタクリ
ル酸メチル74部、アクリル酸ブチル50部、グリシジ
ルメタクリルレート20部の混合体に変更することによ
って、グラフト化率80%の水分散グラフト共重合体も
用意した。
また、グラフト化合物として使用する混合体をメタクリ
ル酸メチル740部、アクリル酸ブチル500部、グリ
シジルメタクリルレート200部の混合体に変更するこ
とによって、グラフト化率800%の水分散グラフト共
重合体も用意した。
(b)他の樹脂として、メチルメタクリレートとブチル
アクリレート50150であり、−C001−1と一〇
H2O1−1を各1モル含有する水分散性アクリルを用
意した。
(C)架橋結合剤として、“二カラツク”MW〜12L
F(■三相ケミカル製)及び″ディナコール”EX−3
14(ナガセ化成()木製)を用意した。
実施例1 酸化チタンを16徂伍%微分散した固有粘度O062の
ポリエチレンテレフタレートを各々280℃で溶融した
後、表面温度50℃のドラム上に押出し、成形した。こ
のようにして得られた未延伸フィルムを90℃で3.5
倍縦方向に延伸した。
得られた一軸延伸フィルム表面にコロナ放電事理を施し
、上述のとあり用意した共重合体(a)、他の樹脂(b
)及びパ二カラック”MW−121F(架橋結合剤(C
))の混合物(混合重量比=60/4015)からなる
塗料を該フィルム上両面に塗イ1した。
該塗料を塗V5シたフィルムを屹燥しつつ100°Cで
横方向に3.5倍延伸した後、220℃で5%弛緩させ
つつ熱処理を行い、厚さ190μmのフィルムを得た。
該フィルムの片面に、ジフェニルメタンジイソシアネー
トとアジピン酸とイソフタール酸と1゜4−ブタンジオ
ールとネオペンデルグリコートを1 :1.9:0.2
:3.O:0.4の比率で混合したバインダー100部
にγ−Fe2O3を60部混合したものを塗布熱硬化さ
せることにより、磁性層を設けた。さらに該フィルムの
他面に、UVインキ(東洋インキ■のFDS (墨)と
F D O(墨)G)を2μm厚に塗イIし、照射出力
80W/Cm、照射距離10cmで30秒間処理するこ
とにより、印刷を施し、磁気カードを得た。
得られた磁気カードについて、耐久性を評価した。なお
、耐久性は次のようにして評価した。試料(磁気カード
)を1mm角にクロスカットした後、試料の磁性層面及
び印刷面のそれぞれについて、市販のセロハン粘着テー
プにチバン((1)製)を用いて90℃剥離を行い、そ
の剥離状態を評価した。剥離が全く起こらないものを耐
久性「◎」と剥離が殆ど起こっていないものを耐久性r
OJと、それ以外を耐久性「×」として判定した。
結果を第1表に示す。
実施例2 ゛ニカラック”MW−121Fに代えて、“ディナコー
ル”EX−314を用いた以外は、実施例1と同様に実
施した。結果を第1表に示す。
実施例3 共重合体(a)、他の樹脂(b)及び架橋結合剤(C)
の混合重量比を80#1O15とした以外は、実施例1
と同様に実施した。結果を第1表に示す。
実施例4 グラフト化率40%の共重合体(a>に代えて、グラフ
ト化率80%の共重合体(a)を用いた以外は、実施例
1と同様に実施した。結果を第1表に示す。
比較例1 塗料として、共重合体(a)及び他の樹脂(b)の混合
物く混合重量比=60/40)からなるものを用いた以
外は、実施例1と同様に実施した。
結果を第1表に示す。
比較例2 酸化チタンを16単儀%微分散した固有粘度0゜62の
ポリエチレンテレフタレー1〜に代えて、酸化チタンを
含有しない固有粘度0.62のポリエチレンテレフタレ
ートを用い、かつ塗料を、共重合体(a)、他の樹脂(
b)及び架橋結合剤(C)の混合物(混合重量比−60
/4015)からなるものを用いた以外は、実施例1と
同様に実施した。結果を第1表に示す。
比較例3 グラフト化率40%の共重合体(a)に代えて、グラフ
ト化率800%の共重合体(a)を用いた以外は、実施
例1と同様に実施した。結果を第1表に示す。
比較例4 塗料として、他の樹脂(b)及び架橋結合剤(C)の混
合物(混合重量比=10015)からなるものを用いた
以外は、実施例1と同様に実施した。結果を第1表に示
す。
第1表にみられる如く、本発明範囲の場合のみ、良好な
耐久性を示すことが判る。
〔発明の効果〕
特定のグラフト化物を、光学濃度と白色度が所定の値を
示すポリエステル基材上受なくとも片面に設けた後、磁
気記録層、必要に応じて印刷層、特に好ましくはUイン
キ印刷層を設けたので、本発明に述べた如くすぐれた接
着耐久性を得ることができた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)親水基含有ポリエステル樹脂[A]に少なくとも
    1種以上の不飽和結合を有する化合物[B]をグラフト
    化率0.5〜600%の範囲でグラフト化させた共重合
    体[C]及び架橋結合剤[D]を主成分とする架橋層を
    少なくともその片面に有する光学濃度0.5以上、白色
    度80%以上なるポリエステルフィルム上に磁気記録層
    を設けてなることを特徴とする磁気記録カード。
  2. (2)架橋結合剤がメラミン系架橋剤、尿素系架橋剤又
    はエポキシ系架橋剤であることを特徴とする請求項1記
    載の磁気記録カード。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59142740A (ja) * 1983-02-02 1984-08-16 Ricoh Co Ltd 磁気記録媒体
JPS6173237A (ja) * 1984-09-18 1986-04-15 Hitachi Maxell Ltd 磁気デイスク
JPS62204941A (ja) * 1986-03-06 1987-09-09 東レ株式会社 複合フイルム

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