JPH0127923Y2 - - Google Patents

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JPH0127923Y2
JPH0127923Y2 JP1983006632U JP663283U JPH0127923Y2 JP H0127923 Y2 JPH0127923 Y2 JP H0127923Y2 JP 1983006632 U JP1983006632 U JP 1983006632U JP 663283 U JP663283 U JP 663283U JP H0127923 Y2 JPH0127923 Y2 JP H0127923Y2
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JP
Japan
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hub
bearing
spindle
race
outer race
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JP1983006632U
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JPS59111704U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車輌用アクスルハブの支持構造、詳し
くは、スピンドルに一対のボールベアリングを介
してアクスルハブを回転自由に支持する支持構造
に関する。
従来、この種アクスルハブのスピンドルへの支
持構造にあつては、該アクスルハブのスピンドル
に対するスラスト方向の位置決めのために、例え
ば第2図に示す如く、前記両ベアリングA,Aの
インナーレースB,B間にリテーナCを介装し、
且つアクスルハブDの内周に、前記両ベアリング
A,AのアウターレースE,Eを受止める一対の
相対向する段部F,Fを形成して、この段部F,
F間の寸法l1と前記リテーナCの両端面間の寸法
l2の精度をそれぞれ高める一方、前記スピンドル
Gに螺合したナツトHの締付けにより前記リテー
ナCと段部F,Fとで前記アクスルハブDのスピ
ンドルGに対するスラスト方向の位置を決定すべ
く成していたのである。
ところが以上の構造のものでは、工作過程にお
いて特に前記段部F,F間の寸法l1を高精度に加
工することが非常に難しくて手間を要し、全体と
してコスト高となるし、又前記ベアリングA,A
のボールJ,Jが破損した場合には、アクスルハ
ブDがスピンドルGから外れる虞れもあつた。
本考案はこのような実情に鑑みて考案したもの
で、目的とするところは、前記した段部間の寸法
に多少の誤差が生じても、換言すれば内側ベアリ
ングのアウターレースを受止める段部をことさら
設けずとも前記アクスルハブのスピンドルに対す
るスラスト方向の取付位置が狂うことなく、しか
もボールベアリングが破損したとしても、アクス
ルハブがスピンドルから外れる虞れのないアクス
ルハブの支持構造を提供せんとするにある。
即ち本考案は、スピンドルに、該スピンドルの
軸方向内側及び外側に位置する1対のボールベア
リングを介してアクスルハブを回転自由に支持す
る支持構造において、前記ハブの内周面に嵌合す
る前記ベアリングのうち、外側ベアリングであつ
て、前記ハブ内周面の段部に係合するアウターレ
ースを止め輪で係止して、前記外側ベアリングの
アウターレースを、前記ハブに対し所定位置に固
定すると共に、前記内側ベアリングのアウターレ
ースを前記ハブ内周面に対し摺動可能とする一
方、前記スピンドルの基端部外周面に、前記1対
のボールベアリングのうちの内側ボールベアリン
グのインナーレースの側面を受止める係合段部を
設け、かつ、前記各ボールベアリングのインナー
レース間に介装するリテーナにより連結して前記
スピンドルに螺合するナツトの締付けによりワツ
シヤを介して前記両インナーレースをスピンドル
に対し一体化して、前記内側ベアリングの前記ハ
ブ内周面に対する位置を設定する一方、前記ワツ
シヤの外形寸法を、前記外側ベアリングにおける
アウターレースの内径より大径としたことを特徴
とするものである。
以下本考案を図面に示す実施例に従つて説明す
る。
図において1は、ステアリングナツクル(図示
せず)に固着したスピンドルであつて、このスピ
ンドル1の基端部外周面には、後記する内側ボー
ルベアリング3におけるインナーレース32の側
面を受止める係合段部11を設けるとともに、遊
端部外周には螺子12を周設している。
2は前記スピンドル1に内側ボールベアリング
3と外側ボールベアリング4とを介して回転自由
に支持するアクスルハブであつて、このアクスル
ハブ2の内周面20には、前記両ボールベアリン
グ3,4におけるアウターレース31,41の側
面を受止める一組の段部21,22を設けるとと
もに、このアクスルハブ2のハブ鍔23にはハブ
ボルト51とハブナツト52とによりデイスクホ
イール5を固着している。
而して前記両ボールベアリング3,4のインナ
ーレース32,42間に筒状のリテーナ6を介装
して、該リテーナ6により前記両インナーレース
32,42を連結するごとく成すとともに、前記
スピンドル1の螺子12部に螺着したナツト7の
締付けにより、該ナツト7と前記外側ボールベア
リング4のインナーレース42との間に介装した
ワツシヤ8を介して、前記外側ボールベアリング
4のインナーレース42を内側ボールベアリング
3方向に押圧することで、前記スピンドル1の段
部11とリテーナ6及びワツシヤ8とによつて、
前記両インナーレース32,42を所定位置でス
ピンドル1に対し一体的に固定するのである。
一方、前記アクスルハブ2の内周面20で、か
つ外側ベアリング4のアウターレース41を受止
めている段部22より該アウターレース41の幅
寸法だけ車幅方向外方に変位した位置に、係合溝
24を周設して止め輪9を止着するとともに、こ
の止め輪9と前記段部22とで前記外側ベアリン
グ4のアウターレース41を挟持するごとく成し
て該アウターレース41を前記アクスルハブ2の
所定位置に係止するのである。
又、前記ワツシヤ8の外形寸法S1を、前記外側
ベアリング4におけるアウターレース41の内径
S2より大径と成し、斯くすることで、前記両ベア
リング3,4のボール33,43が破損した時に
前記アウターレース41の前記ワツシヤ8への当
接によりアクスルハブ2がスピンドル1から抜け
外れるのを防止すべくしたのである。
以上の如く本考案は、前記ハブの内周面に嵌合
する前記ベアリングのうち、外側ベアリングであ
つて、前記ハブ内周面の段部に係合するアウター
レースを止め輪で係止して、前記外側ベアリング
のアウターレースを、前記ハブに対し所定位置に
固定すると共に、前記内側ベアリングのアウター
レースを前記ハブ内周面に対し摺動可能とする一
方、前記スピンドルの基端部外周面に、前記1対
のボールベアリングのうちの内側ボールベアリン
グのインナーレースの側面を受止める係合段部を
設け、かつ、前記各ボールベアリングのインナー
レース間に介装するリテーナにより連結して前記
スピンドルに螺合するナツトの締付けによりワツ
シヤを介して前記両インナーレースをスピンドル
に対し一体化して、前記内側ベアリングの前記ハ
ブ内周面に対する位置を設定するので、外側ベア
リングのアウターレースをハブ内周面の段部と止
め輪によりハブ内周面の所定位置に固定すること
により、前記外側ベアリングの前記ハブに対する
位置が決まり、また、前記ナツトを締めることに
よつて前記スピンドルの係合段部と前記ワツシヤ
との間で両インナーレースがスピンドルと一体化
するので前記外側ベアリングのスピンドルに対す
る位置と内側ベアリングのスピンドルに対する位
置とが決まるのであるから、換言すると、内側ベ
アリングのハブに対する位置は、前記ハブに設け
る各ベアリングのアウターレースを受止める段部
により位置決めをしなくてすむから、前記ハブに
おける前記段部間の寸法精度が悪くとも、これら
段部間の寸法に関係なく、前記アクスルハブのス
ピンドルに対するスラスト方向の位置決めが確
実、かつ、容易に行えると共に、その位置の保持
も行えるのである。その結果、前記内側ベアリン
グのアウターレースを受止める段部を殊更形成す
る必要がなくなるから、それだけ前記アクスルハ
ブの加工作業が簡単となり、全体としてコストダ
ウンを図れるに至つたのである。
しかも前記ワツシヤの外形寸法を、前記外側ベ
アリングにおけるアウターレースの内径より大径
としたから、例えば前記両ベアリングのボールが
破損した場合でも、アクスルハブに係止されてい
る前記外側ベアリングのアウターレースが前記ワ
ツシヤに当接し、アクスルハブがスピンドルから
抜け外れるのを確実に防止できるに至つたのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案アクスルハブの支持構造の1実
施例を示す一部省略断面図、第2図は従来のアク
スルハブの支持構造を示す部分断面図である。 1……スピンドル、2……アクスルハブ、2
1,22……段部、3……内側ボールベアリン
グ、4……外側ボールベアリング、6……リテー
ナ、7……ナツト、8……ワツシヤ、9……止め
輪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スピンドルに、該スピンドルの軸方向内側及び
    外側に位置する1対のボールベアリングを介して
    アクスルハブを回転自由に支持する支持構造にお
    いて、前記ハブの内周面に嵌合する前記ベアリン
    グのうち、外側ベアリングであつて、前記ハブ内
    周面の段部に係合するアウターレースを止め輪で
    係止して、前記外側ベアリングのアウターレース
    を、前記ハブに対し所定位置に固定すると共に、
    前記内側ベアリングのアウターレースを前記ハブ
    内周面に対し摺動可能とする一方、前記スピンド
    ルの基端部外周面に、前記1対のボールベアリン
    グのうちの内側ボールベアリングのインナーレー
    スの側面を受止める係合段部を設け、かつ、前記
    各ボールベアリングのインナーレース間に介装す
    るリテーナにより連結して前記スピンドルに螺合
    するナツトの締付けによりワツシヤを介して前記
    両インナーレースをスピンドルに対し一体化し
    て、前記内側ベアリングの前記ハブ内周面に対す
    る位置を設定する一方、前記ワツシヤの外形寸法
    を、前記外側ベアリングにおけるアウターレース
    の内径より大径としたことを特徴とする車輌用ア
    クスルハブの支持構造。
JP663283U 1983-01-19 1983-01-19 車輌用アクスルハブの支持構造 Granted JPS59111704U (ja)

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JP663283U JPS59111704U (ja) 1983-01-19 1983-01-19 車輌用アクスルハブの支持構造

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JPS59111704U JPS59111704U (ja) 1984-07-27
JPH0127923Y2 true JPH0127923Y2 (ja) 1989-08-25

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JP663283U Granted JPS59111704U (ja) 1983-01-19 1983-01-19 車輌用アクスルハブの支持構造

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JP2003509280A (ja) * 1999-09-21 2003-03-11 ベーペーヴェー ベルギッシェ アクセン コマンディットゲゼルシャフト 車輪懸架装置、特に非駆動車軸用の車輪懸架装置
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JPS59111704U (ja) 1984-07-27

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