JPH0127710Y2 - - Google Patents

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JPH0127710Y2
JPH0127710Y2 JP1985164959U JP16495985U JPH0127710Y2 JP H0127710 Y2 JPH0127710 Y2 JP H0127710Y2 JP 1985164959 U JP1985164959 U JP 1985164959U JP 16495985 U JP16495985 U JP 16495985U JP H0127710 Y2 JPH0127710 Y2 JP H0127710Y2
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rail
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、キヤビネツト等の家具本体に設ける
抽斗サスペンシヨンにおけるストツパ装置の構造
に関するものである。
〔従来の技術〕
キヤビネツト等の家具本体内に、前後長手方向
に本体レールを固定し、該本体レールに対して中
間レールを前後移動自在に嵌挿し、この中間レー
ルに抽斗側面から突出する前後長手の抽斗レール
を前後移動自在に支持させるように構成した抽斗
サスペンシヨンにおいて、前記中間レールが本体
レールの前端から脱落しないように、本体レール
にストツパ装置を設けるにあたり、例えば先行技
術の実公昭58−26586号公報では、本体レールの
上板に前後一対の取付け孔を所定間隔で穿設して
おき、合成樹脂製のストツパにおける二股状の基
部後端から上向き且つ後向きに突出する係止縁を
前記後位置の取付け孔に下側から嵌合する一方、
基部の二股前端には互いに反対方向を向く係止縁
を形成し、該両係止縁を前記前位置の取付け孔に
下側から係止させるように構成したものが開示さ
れている。
しかしながら、この構成によれば、ストツパを
本体レールの上板に対して下側から挿入する必要
があるので、上板が断面下向きコ字型に屈曲して
いると嵌合作業が困難であると共に、前記ストツ
パを本体レールに装着して後に中間レールを本体
レールに嵌挿し、その後中間レールの前端に前部
ストツパ(抽斗に関連させるもの)を取付ける作
業を必要とする。
従つて、中間レールにおける必要な部品をすべ
て組み込んだ後には、前記ストツパを本体レール
に取付けできないし、また、そのストツパのみを
外すこともできなかつた。
この不都合を解消する手段として、実開昭55−
102853号公報では、合成樹脂製のストツパ体の基
部が本体レールの上板の上面に乗り、前記基部の
前後両端には下向きの係止脚片を一体的に形成
し、この両係止脚片を本体レールの前後取付け孔
に弾力に抗して各々嵌合する構成が開示されてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この構成によれば、予め中間レールを挿入した
本体レールの上側からストツパ体を嵌挿すること
ができるが、基部の前後端における下向きの係止
脚片の前後方向肉厚を太くすると屈曲し難いので
取付け孔との隙間を大きくする必要がある。そう
すると、係止脚片が前後方向に移動し易いから、
ストツパ体が本体レールに対して脱落するおそれ
がある。
反対に前記肉厚を薄くすると、特に後位置の係
止脚片が薄いと、中間レールの係止片前面との衝
撃力により、当該係止片と本体レールの取付け孔
の前縁とで挟まれた係止脚片がせん断力にて破損
されるおそれがあつた。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本考案では、この種の抽斗サスペンシ
ヨンにおける本体レールの上板には、挿入孔を穿
設すると共にその前方の所定位置に係止溝孔を穿
設し、中間レールの抜け出しを防止するためのス
トツパ体における基部を前記挿入孔から挿入して
挿入孔と係止溝孔との間の上板下面に位置させ、
該基部の前部には前記係止溝孔に係止する係止爪
を上向きに一体的に突設する一方、前記基部の後
部には、前記挿入孔の前縁に対して前向きに嵌合
する逆L字型の係合部を一体的に設けたものであ
る。
〔作用・効果〕
本考案の構成によれば、ストツパ体における基
部と係止爪と係合部とを合成樹脂材にて一体的に
成形してあり、基部の前部から係止爪を上向きに
突設する一方、基部の後部には逆L字型の係合部
を前向きに設けてあるから、ストツパ体の基部
を、本体レールの上板における挿入孔へ上から挿
入することができる。
即ち、この基部の挿入作業は、当該基部前部の
係止爪が挿入孔から上板の下面に潜り込むよう
に、本体レールの前方向に挿入するように行うこ
とができる。その挿入作業時には、基部後部の前
向き逆L字型の係合部が自動的に挿入孔の前縁に
向かつて嵌合するので、基部前部の係止爪の部分
が上向き方向に移動するように前記基部の姿勢が
変更し、前記係合部が挿入孔の前縁に完全に嵌合
すれば、前記前部の係止爪もそれ自体の弾力によ
り係止溝孔に下から係止できる。
従つて、挿入孔の前後方向の寸法を大きくして
ストツパ体の挿入作業を容易にすることができる
と共に、ストツパ体の前部係止爪と後部係合部と
で前記挿入孔の前縁と係止溝孔との間の上板を前
後方向に挟持できるから、取付け後にストツパ体
がガタ付くことがない。
前記のようにストツパ体を本体レールの上から
挿入できるから、中間レールに必要部品を総て装
着し、且つ該中間レールを本体レールに挿入した
後にストツパ体を本体レールに取付けることが簡
単にできる。
さらに、本体レールからストツパ体を抜き取る
場合は、前記前部の係止爪部の上端を上から押し
込み係止溝孔との係止を解除すればその後は簡単
に挿入孔から抜き出すことができるのである。
そして、前記ストツパ体の基部後部から上向き
突出する係合部の前後方向の肉厚を厚くしても前
記挿入作業に何等困難性がなく、中間レールの係
止片がストツパ体における基部の後端面に衝突し
たとき、挿入孔前縁によつてせん断される危険、
即ち破損のおそれがないと云う効果を奏する。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を説明すると、図におい
て、符号1は抽斗サスペンシヨンにおける本体レ
ール、符号2は中間レール、3は抽斗4の左右両
側板の外面に固定した抽斗レールを各々示す。
前記本体レール1は断面コ字型に形成され、且
つキヤビネツトの本体の左右側板5,5に対して
前後長手に配設し、本体レール1の背面前後位置
に切り起こした後向き係合爪6,6にて前記側板
5,5の孔(図示せず)に取付き、背面前位置の
膨出ダボ7にて本体レール1が前向きに脱落しな
いようになつている。
該本体レール1のL字状上板1aと同じくL字
状下板1bとの間に、同じく断面コ字型の中間レ
ール2をそのL字状の上板2aと同じくL字状下
板2bとが嵌つて前後移動自在に嵌挿する。中間
レール2の後端上部に軸支した転子8が本体レー
ルの上板1aに転動自在に接当し、中間レール2
の前端に軸支した転子9ならびに中間レール2の
前後方向中途の下部に適宜間隔にて軸支された複
数の中間転子10,11,12,13が各々本体
レールの下板1bに対して適宜転動自在に接当し
得るようになつている。
中間レール2の上板2aの後端部には、合成樹
脂製の係止片14を装着してあり、他方本体レー
ル1の上板1aの前後中途位置には、大きい幅の
挿入孔15を穿設し、該挿入孔15の前縁15a
から所定寸法(H1)だけ前方位置には小さい幅
の係止溝孔16を穿設する。
符号17は合成樹脂材にて一体的に成形して成
るストツパ体で、該ストツパ体17は前記本体レ
ール1の上板1aの下面に位置させる基部17a
と、基部17aの後部から上向き且つ前向きに一
体的に突出する逆L字型の係合部17bと、前記
基部17aの前部から上向きに一体的に突出する
係止爪17cとから成り、係合部17bの付け根
と係止爪17cとが前記挿入孔15の前縁15a
から係止溝孔16までの寸法(H1)に略等しく
なるように成形し、また、ストツパ体17の横幅
寸法は前記挿入孔16に入り得るものとする。
符号18は中間レール2の前端に取付く前部ス
トツパで、抽斗4の側板外面に横向きに突出する
規制体19が接当することにより、抽斗4の引き
出し動作と共に中間レール2を前方向に引き出す
役目を果たす。
中間レール2の垂直板2cの前後方向中途部に
は、相対向して前後一対の支持片20,20を切
り起こし形成し、各支持片20には取付け孔を穿
設する一方、この両取付け孔に嵌るグラスフイバ
ー強化プラスチツク等からなるガイド杆21の前
後端部近傍には合成樹脂製等の突起22,22を
固着または一体的に形成してあり、第8図の二点
鎖線に示すようにガイド杆21を湾曲させて着脱
する。両支持片20に支持された前記ガイド杆2
1はそれ自身の弾性により直線状に復帰でき、前
記両突起22,22が支持片20,20に接当し
てガイド杆21の脱落を防止できる。
遊転転子23はその軸24を前記ガイド杆21
に支持され且つ中間レールの垂直板2cにもたれ
掛けさせてあり、該遊転転子23と前記中間転子
11乃至13とにより挟まれる抽斗レール3の前
後移動を円滑にする。
符号25,25は前記遊転転子23の前後移動
量を規制する切り起こしストツパであり、符号2
6は本体レール1に取付く合成樹脂製のスライダ
を示し、27,28は各々中間レール2に取付く
合成樹脂製のスライダを示す。
また、本体レール1の下板1bの後部には、下
向き傾斜部29,30を切り起こし成形して前記
中間レール2を本体レール1に押し込み状態にす
るとき、当該中間レール2の後部中間転子12,
13が落ち込むことにより中間レール2の後部を
下向きに傾斜させて抽斗4が不用意に前向きに突
出しないようにするものである。
この構成により、抽斗4をキヤビネツト等の家
具本体から引き出すと、左右両側の中間レール
2,2の転子9から13に乗り遊転転子23に挟
まれた抽斗レール3は円滑に前移動し、一定距離
前移動すると、規制体19にて前部ストツパ18
を前に押し、両中間レール2を前方向に移動させ
る。そして、中間レール2における係止片14が
本体レール1におけるストツパ体17の後端面に
接当すると、中間レール2の前移動を不能にする
ことができる。
このストツパ体17の挿入作業は第4図に示す
ようにして行う。即ち、本体レール1に中間レー
ル2を嵌挿してのち、本体レール1の上板1aの
上方から、ストツパ体17の前部係止爪17cを
挿入孔15に差し入れ、前方向に押し込むと、弾
性力に抗して前向きの係合部17bと基部17a
とで挿入孔の前縁15aを上下から挟む状態にて
移動し、係止爪17cが係止溝孔16に係止でき
ることになる。
ストツパ体17を取り外すには、前記係止爪1
7c部分をドライバー等にて下向きに押すとその
係止が外れるから、その後はストツパ体17を挿
入孔15から抜けば良い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は第3図
の要部拡大側面図、第2図はストツパ体の斜視
図、第3図は抽斗サスペンシヨンの側面図、第4
図は作業説明のための斜視図、第5図は第3図の
V−V線視断面図、第6図は本体レールの平面
図、第7図は側面図、第8図は中間レールの要部
側面図、第9図は第8図−線視断面図、第1
0図は第8図のX−X線視断面図である。 1……本体レール、2……中間レール、3……
抽斗レール、4……抽斗、8,9……転子、1
0,11,12,13……中間転子、14……係
止片、15……挿入孔、16……係止溝孔、17
……ストツパ体、17a……基部、17b……係
合部、17c……係止爪、20,20……支持
片、21……ガイド杆、22,22……突起、2
3……遊転転子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体レール内に前後移動自在に嵌挿した中間レ
    ールの上部に係止片を突設し、該係止片に接当す
    る合成樹脂製のストツパ体を本体レールの上板に
    装着して成る抽斗サスペンシヨンにおいて、前記
    本体レールの上板には、挿入孔を穿設すると共に
    その前方の所定位置に係止溝孔を穿設し、前記ス
    トツパ体における基部を前記挿入孔から挿入して
    挿入孔と係止溝孔との間の上板下面に位置させ、
    該基部の前部には前記係止溝孔に係止する係止爪
    を上向きに一体的に突設する一方、前記基部の後
    部には前記挿入孔の前縁に対して前向きに嵌合す
    る逆L字型の係合部を一体的に設けたことを特徴
    とする抽斗サスペンシヨンのストツパ装置。
JP1985164959U 1985-10-25 1985-10-25 Expired JPH0127710Y2 (ja)

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