JPH0727535Y2 - 電気器具取付装置 - Google Patents

電気器具取付装置

Info

Publication number
JPH0727535Y2
JPH0727535Y2 JP5919389U JP5919389U JPH0727535Y2 JP H0727535 Y2 JPH0727535 Y2 JP H0727535Y2 JP 5919389 U JP5919389 U JP 5919389U JP 5919389 U JP5919389 U JP 5919389U JP H0727535 Y2 JPH0727535 Y2 JP H0727535Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
movable piece
electric appliance
rail
edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5919389U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02150620U (ja
Inventor
正光 日向
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP5919389U priority Critical patent/JPH0727535Y2/ja
Publication of JPH02150620U publication Critical patent/JPH02150620U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0727535Y2 publication Critical patent/JPH0727535Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電磁接触器やタイマなどを主とする電気器具の
取付レールへの取付装置、特に直流操作形の電磁接触器
などのように重量の比較的重い器具の取付装置に関す
る。この種の取付装置はレールへの着脱が容易で安定し
た取付けができ、かつ取付強度が十分高いことが望まれ
る。
〔従来の技術〕
従来、この種の取付装置としては第4図または第5図な
いし第9図に例として示すものが知られている。第4図
において、取付レール1は上部両端を外側に折曲げて形
成された縁部1a,1bを有するほぼU字状をしている。電
気器具はそのケース2の底面に取付レール1挿入用の凹
所3が設けられ、凹所3の一側壁3aには係合溝4が、詳
しくは突起5により形成されている。この係合溝4には
取付レール1の一方の縁部1aが係合するようにされてお
り、そのために突起5の溝側面は傾斜案内面5aとして形
成されている。さらにこの側壁3aには突起5を挟んで配
された図示しない2個の弾性体が突出して電気器具をバ
ランスよく保持するようにされている。
凹所3の他側側壁には可動片7が常時凹所3の方向、す
なわち取付レール1の他方の縁部1bに押付ける方向にば
ね8で突出付勢されて装着されている。この可動片7は
ケース2を取付レール1に押し付けた際に可動片7をば
ね8に抗して容易に摺動運動させるような案内面9と、
取付レール1の縁部1bに当接する係止面10を備えてい
る。ばね8の一端は可動片7に設けられた穴に挿入さ
れ、ばね8の他端はケース2の背面にある可動片7の挿
入溝の背面壁12に当接している。可動片7には取手13が
設けられ、この取手13により可動片をばね8に抗して移
動させる。またこの取手13は可動片7の凹所3方向への
動きを規制している。
この可動片7は種々の構成のものが知られている。例え
ば第5図ないし、第9図に示すようなものである。これ
について説明する。第5図はケース上面より見た正面
図、第6図は第5図をP矢印方向から見た側面図、第7
図は第5図のB−B線に沿う側面断面図、第8図は要部
拡大断面斜視図、第9図は機能説明図であり、この例で
はケース20の凹所3の他側の側壁に背面縁部を残して切
溝を設けて揺動自在に一体化することで可動片21が進退
できるようにされている。第5図ないし第9図により詳
述するとケース20の固定爪22と対向する側壁20bに背面
縁枠23を残して脚端が正面側に向うU字状切溝32を設け
ることにより舌片33を形成し、この舌片33とL字状をな
す可動片21が揺動自在に支持されている。そして可動片
21は、係止爪25,係止突起27,貫通孔29をそれぞれ備え、
また係止爪25は傾斜案内面25a,係止面25bをそれぞれ備
えている。26は引手である。係止突起27はケース20を図
示しない取付レール1に装着した際に凹所28の底部にお
ける係合面28aに係止されるようにされており、さらに
ケース20の背面壁20aにはその両側内壁に可動片21の貫
通孔29とほぼ同一軸線上になる凹所30と、その可動片21
を挟む両側に座31とが設けられており、貫通孔29には両
端が凹所30に係止され座31上を触れるようにして前述の
棒状ばね40が挿通されている。
以上の構成においてこの取付装置は第9図に示すように
取付レール1に装着しようとしてまず固定爪22にレール
1の縁部1aを係止した後正面側から押圧すると、縁部1b
と可動片21の傾斜案内面25aとの接点に、可動片21をP1
で示す下方に押し下げる力と、P2で示す反時計方向の力
が作用して移動しようとする。力P2による回転は棒状ば
ね40とケース20の座31および可動片21の貫通孔29とによ
り阻止され、力P1のみにより可動片21は同方向に移動可
能となる。そして可動片21の傾斜案内面25aの先端が取
付レール1の縁部1bを乗り越えると係止面25bにより、
第9図に実線で示すように係止され、このとき棒状ばね
40は撓んでその力が縁部1bに作用する。この状態でケー
ス20に固定爪22を支点とした反時計方向の力、すなわち
取りはずそうとする力が加わると、取付レール1の両縁
部1a,1b間の寸法により可動片21は僅かながら後退し、
可動片21の係止突起27がケース20の凹所28の係合面28a
に係止されてこの力に抗することになる。
ついでケース20の取付レール1から取りはずしは、ねじ
回しなどの棒状工具50を引手26の凹みに差し込み、第9
図にQ矢で示す方向に動かしながらケース20を反時計方
向に回動し、この回動により、縁部1bより係止爪25をは
ずして上方へ押し上げればよい。そしてこの場合Q矢方
向への動きをすなわち係止突起27と係合面28aとの係合
代を適切に選定することが肝要であり、それはこの係合
代が大きいと棒状ばね40の許容応力を必要以上に大きく
とらねばならず得策でない。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の電気器具の取付装置は、器具のレールに取付けた
状態でこれを引外そうとする力、言い換えれば可動片に
レールを直角に働く力は可動片の係止突起のみに頼って
いた。すなわち、係止突起を大きくとればそれだけこの
方向への負荷荷重を大きくすることができる。しかし器
具の大きさなどにより係止突起を大きくするには限度が
あり、器具の重量が大きくなると、この係止突起が破損
するおそれもあり、配電盤などへ取付けた状態で運搬な
どの際の振動により係止突起が破損して電気器具がレー
ルより外れてしまうといった欠点があった。
本考案の目的は、構造が簡単で重量の大きい機器を取付
けても衝撃により取付装置が破損せず安定な器具の取付
装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上述の課題を解決するため、熱可塑性合成樹脂
によるケースの背面の凹所の両側壁に設けられた一方の
側の固定爪と他方の側のケース外側に引手を有するとと
もに前記ケースの側壁側を支点とし進退自在に一体化さ
れた可動片を備える電気器具をほぼU字状の取付レール
に挿入してこの取付レールの一方の縁部に前記固定爪を
係合し他方の縁部に前記可動片を係止して装着する電気
器具の取付装置において、前記可動片はケースから切り
出された舌片とほぼ直角をなしこの舌片に懸垂されて前
後に揺動自在であり、中央部に横方向の貫通孔を両側に
係止突起をそれぞれ有し、前記ケース側には前記係止突
起が摺動する係合面と、この係合面の背部を座とし、こ
の座の外側に支持ガイドを設けるとともに前記貫通孔を
貫通し前記座面と支持ガイドで前記レールと直角方向が
規制され、かつ前記可動片の進退方向の復帰力を助長す
る棒状ばねを設けたことである。
〔作用〕
可動片の係止突起とこの突起に係合する係合面でレール
と直角方向の力を受けるとともに係合面の背面である座
の面を可動片の貫通孔に挿通された棒状ばねが摺動する
ように接し、座の外側に棒状ばねの中程を支持し、かつ
誘導する支持ガイドにより棒状ばねを受け止めることに
より、取付けた器具の保持力が強化される。
〔実施例〕
第1図ないし第3図は本考案による電気器具の取付装置
の一実施例を示し、以下これについて説明する。第1図
は要部拡大断面斜視図、第2図は正面図、第3図は第2
図のA−A線に沿う断面図であり、第4図ないし第9図
と同一の部分には第4図ないし第9図と同一符号を付す
ることで対応させ、主として相違点を説明する。この実
施例において従来例との相違点は棒状ばね40を受ける左
右の座(左側の座は図示せず)31の外側に棒状ばね40の
支持ガイド60を設けたことである。この支持ガイド60は
可動片21が進退するときはこれを誘導し、ケース20を引
外そうとする力P3に対しては係合面28aとこの支持ガイ
ド60で受けてこの方向の強度を増加する。
この電気器具のレール1への着脱は従来のものと全く同
一であるからこの説明は省略する。
〔考案の効果〕 本考案によれば、電気器具をレールから引外そうとする
力を係止突起と係合面だけでなく、棒状ばねを介して支
持ガイドでも受止めるようにしたので器具取外し方向へ
の力に対する強度が十分であるという効果があり、しか
も従来の装置に棒状ばねを誘導しながら受止める支持ガ
イドを設けるだけの簡単な構成で十分な強度を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案による電気器具の取付装置
の一実施例を示し、第1図は要部拡大断面図、第2図は
ケース上面より見た平面図、第3図は第2図のA−A線
に沿う断面図、第4図ないし第9図は従来の電気器具取
付装置の例を示し、第4図は一例を示す断面図、第5図
ないし第9図は第4図と異なる一例を示し、第5図はケ
ース上面より見た正面図、第6図は第5図をP矢印方向
から見た側面図、第7図は第5図のB−B線に沿う側面
断面図、第8図は要部拡大断面斜視図、第9図は機能説
明図である。 1:レール、3:ケース背面の凹所、20:ケース、20b:ケー
スの側壁、21:可動片、22:固定爪、26:引手、27:係止突
起、28a:係止突起の係合面、29:貫通孔、31:座、33:舌
片、40:棒状ばね、60:支持ガイド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性合成樹脂によるケースの背面の凹
    所の両側壁に設けられた一方の側の固定爪と他方の側の
    ケース外側に引手を有するとともに前記ケースの側壁側
    を支点とし進退自在に一体化された可動片を備える電気
    器具をほぼU字状の取付レールに挿入してこの取付レー
    ルの一方の縁部に前記固定爪を係合し他方の縁部に前記
    可動片を係止して装着する電気器具の取付装置におい
    て、前記可動片はケースから切り出された舌片とほぼ直
    角をなしこの舌片に懸垂されて前後に揺動自在であり、
    中央部に横方向の貫通孔を両側に係止突起をそれぞれ有
    し、前記ケース側には前記係止突起が摺動する係合面
    と、この係合面の背部を座とし、この座の外側に支持ガ
    イドを設けるとともに前記貫通孔を貫通し前記座面と支
    持ガイドで前記レールと直角方向が規制され、かつ前記
    可動片の進退方向の復帰力を与える棒状ばねを設けたこ
    とを特徴とする電気器具取付装置。
JP5919389U 1989-05-23 1989-05-23 電気器具取付装置 Expired - Fee Related JPH0727535Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5919389U JPH0727535Y2 (ja) 1989-05-23 1989-05-23 電気器具取付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5919389U JPH0727535Y2 (ja) 1989-05-23 1989-05-23 電気器具取付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02150620U JPH02150620U (ja) 1990-12-27
JPH0727535Y2 true JPH0727535Y2 (ja) 1995-06-21

Family

ID=31585476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5919389U Expired - Fee Related JPH0727535Y2 (ja) 1989-05-23 1989-05-23 電気器具取付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0727535Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02150620U (ja) 1990-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4664436B2 (ja) コネクタ位置保証装置およびそれを組み込んだコネクタアセンブリ
KR20000071741A (ko) 차량용 인출장치
JP3596759B2 (ja) プリント配線板用コネクタ
US4947290A (en) Rail mounting device for an electrical equipment
JPH0727535Y2 (ja) 電気器具取付装置
JP2867587B2 (ja) 引出し装置
US6135825A (en) Connector for detachable fastening to a rail
JP2000041769A (ja) スライドレールのロック装置
JP2501496B2 (ja) レ―ルへの取付装置
JP3835192B2 (ja) リード線接続構造
JPS6240503Y2 (ja)
JP2500517Y2 (ja) 電気機器のレ―ル取付装置
JP3032560B2 (ja) 配線器具の取付枠への取付構造
JP2532856Y2 (ja) 電気機器のレール取付装置
JPH07122171A (ja) 回路遮断器の取付装置
JP2846889B2 (ja) 電気機器のレール取付装置
JPH1130208A (ja) 取付構造
JPH0625985Y2 (ja) 電気器具取付装置
JP3025886B1 (ja) コネクタのロック解除機構
JP5330956B2 (ja) 電気コネクタ
JPH0638166U (ja) 電気機器の取付構造
JPH0621136U (ja) 電気機器の取付装置
JPS6244669Y2 (ja)
JP3601873B2 (ja) 引違いガラス戸のはずれ防止装置
JPH0127710Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees