JPH01276720A - 半導体基板の表面処理方法、半導体基板の表面処理装置及び半導体基板表面処理膜 - Google Patents

半導体基板の表面処理方法、半導体基板の表面処理装置及び半導体基板表面処理膜

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JPH01276720A
JPH01276720A JP10429888A JP10429888A JPH01276720A JP H01276720 A JPH01276720 A JP H01276720A JP 10429888 A JP10429888 A JP 10429888A JP 10429888 A JP10429888 A JP 10429888A JP H01276720 A JPH01276720 A JP H01276720A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、平板状の物体の表面付着物を除去するための
表面処理方法及びそれを行なうための表面処理装置に係
り、特に半導体集積回路製造工程におけるウェーハや記
憶媒体等の平板状の物体の表面付着物を除去するための
表面処理方法及びそれを行なうための表面処理装置に関
する。
〔従来の技術〕
例えば、半導体集積回路製造工程において、ドライエツ
チング法によってレジストパターンをマスクに5in2
.AQ等を加工すると、レジスト側壁に付着物が蓄積し
、レジスト除去工程を経た後もこの付着物が1゛バリ”
状の異物になって残ることがある。
従来、このような異物は、一般に薬液を用いたウェーハ
の洗浄によって除去されている。
また、特開昭61−35529号に記載のように、ウェ
ーハ表面に付着した異物は、レプリカを形成する際に除
去できることが知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記薬液を用いる従来技術は、加工されたパターンの一
部もエツチングされることについて配慮されておらず、
微細なパターンが形成されている場合には適さないとい
う問題があった。またレプリカを用いる従来技術は、フ
ィルムをウェーハに接着するため両者の間に気泡が生じ
るということについて配慮されておらず、気泡の部分の
付着物を除去できないという問題があった。
本発明の目的は、微細なパターンを有する被処理材の所
望の全面にわたって付着物を除去することのできる表面
処理方法及びそれに用いる表面処理装置を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、(1)被処理材表面に薄膜を被着する工程
と、該薄膜を被処理材から分離し、被処理材表面の付着
物を除去する工程を有する表面処理方法において、上記
薄膜の上記被処理材表面への被着は、薄膜を形成する材
料の溶液を被処理材表面に塗布し、乾燥することによっ
て行なうことを特徴とする表面処理方法、(2)被処理
材表面に薄膜を被着する工程と、該薄膜を被処理材から
分離し、被処理材表面の付着物を除去する工程を有する
表面処理方法において、上記薄膜の上記被処理材表面へ
の被着は、ローラーによって薄膜を被処理材表面に押し
付けることによって行なうことを特徴とする表面処理方
法、(3)被処理材表面に薄膜を位置させる手段、該薄
膜を被処理材に押し付けるローラー及び被着した上記薄
膜を被処理材表面の付着物と共に被処理材から分離する
ための分離手段を有することを特徴とする表面処理装置
の少なくとも1によって達成される。
本発明において薄膜を形成する材料としては、有機ポリ
マーであっである程度柔軟性があり、変形し得るものが
好ましい。またなんらかの溶媒に可溶であるか又は熱可
塑性を有するものが好ましい。さらにまた基板への接着
力が弱く、基板から剥離し易い性質を有するものが好ま
しい。このような材料の一例として、電子顕微鏡用のレ
プリカ作製に用いられるレプリカ材料が挙げられる。例
えば、アセチルセルロース、トリアセチルセルロース、
エチルセルロース、ポリビニルアルコール等を用いるこ
とができる。薄膜は、あらかじめフィルム状として用い
てもよく、また材料を溶液として被処理材表面に塗布、
乾燥してフィルム状としてもよい。
フィルム状の薄膜を用いるとき、薄膜を被処理材の表面
の微細な凹凸の内部まで密着させるためには、あらかじ
め薄膜を溶解し得る溶剤を被処理材表面に塗布するか、
薄膜を加熱してから両者を密着させることが好ましい。
前者の方法を用いるときは薄膜は溶媒可溶なものを用い
ることが必要である。また溶媒は比較的蒸発し易いもの
が好ましい。例えば、薄膜としてアセチルセルロースを
用いるときは、溶媒としてアセトン、酢酸、酢酸メチル
、ジオキサン等を、ポリビニルアルコールを用いるとき
は溶媒として水等を使用する。また、後者の方法を用い
るときは薄膜は熱可塑性の材料からなることが必要であ
る。処理中の膜の彼れを防ぐには、前者の場合溶媒に不
溶の繊維を、後者の場合耐熱性の繊維を膜中に加えてお
く、又はそのような繊維から成る布状物で補強された膜
を用いるとよい。
ローラーによってフィルム状の薄膜を被処理材に密着さ
せる場合は、ローラーは被処理材の一端から他端に向か
って一方向に相対的な位置を移動させることが好ましい
。このようにすることにより、両者の間に気泡が入らず
均一に密着することができる。
薄膜を形成する材料の溶液を被処理材表面に塗布し、乾
燥して薄膜とする場合は、まず希薄溶液を塗布し、つい
で濃厚溶液を塗布することが好ましい。希薄溶液の濃度
は2〜50wt%の範囲であることが好ましく、5〜2
0wt%の範囲であることがより好ましい。濃厚溶液の
濃度は30〜80wt%であることが好ましく、50〜
70wt%の範囲であることがより好ましい。形成した
薄膜の厚みは、0.01〜1n+a+の範囲であること
が好ましく、0.02〜0.2mmの範囲であることが
より好ましい。膜の厚みが0.01mm未満では強度が
十分でなく、1nonを越えると溶媒を乾燥するのに長
時間を要するためである。あらかじめフィルム状の薄膜
を用いるときは、膜厚は膜が柔軟性を示すなら上記値よ
りも厚くてもよい。
なお、薄膜を剥離するときある程度の強度が必要なため
、上記濃厚溶液中にセルロースやポリエステルの繊維を
混合して膜の強度を上げることができる。このような繊
維の径は、0.001〜0.01mmの範囲、長さは数
LIII11のものが好ましい。
本発明の表面処理装置において、被処理材表面に薄膜を
位置させる手段とは、薄膜を被処理材の方に移動させて
も、逆に被処理材を薄膜の方に移動させても、又は両者
を共に移動させてもよい。
またこの手段において薄膜と被処理材とを必ずしも接触
させる必要はなく、次の工程でローラーによって密着さ
せればよい。
ローラーは、その表面が弾力のある材料であることが望
ましく、シリコーンゴムや薄いテフロン等が適する。前
述の如く薄膜を被処理材の表面の微細な凹凸の内部まで
密着させるためには、あらかじめ薄膜を溶解し得る溶剤
を被処理材表面に塗布するか、薄膜が熱可塑性の材料か
らなるときは薄膜を加熱してからローラーによる処理を
行なうことが好ましい。このようなとき、ローラーの表
面の材質には、前者の場合は耐溶剤性が、後者の場合耐
熱性が要求される。後者の場合、真空雰囲気中で処理す
ると一層密着性が高まる。
本発明の表面処理装置において、ローラーと分離手段の
間の被処理材の移動径路に、薄膜の状態を制御する処理
手段を有することが好ましい。この処理手段としては、
薄膜を乾燥させる手段、薄膜の温度を制御する手段、薄
膜を柔軟化する手段等の1種以上の手段がある。薄膜を
柔軟化するのは、例えば薄膜がアセチルセルロースのと
き水等を、ポリビニルアルコールのときグリセリン水溶
液等を薄膜に付与すればよい。これらの溶媒はノズルか
ら噴霧するか、ローラー等で塗布する等の方法で薄膜に
付与する。
薄膜を分離するための分離手段として簡便なものは薄膜
を吸着、粘着又は巻取るローラーである。
〔作用〕
薄膜を形成する材料の溶液を被処理材に塗布するとき、
被処理材表面に気泡を生じることなくその全面を覆うこ
とができる。また、溶液はその成分を調節することによ
って表面張力を小さくしたり、被処理材表面材質に対す
るぬれ性を良くしたりすることができるため、被処理材
上の微細なパターンにも気泡を残すことなく塗布するこ
とができる。
ローラーを用いて薄膜と被処理材を密着させるときは、
均一な力で被処理材の一端から順次押し付けるので、両
者の接着が均一になり、かつ気泡の発生を抑止する。ま
た、剥離時にも、被処理材の一端から順次引きはがして
ゆくので、被処理材に過大な応力をかけることなく確実
な動作が可能となる。さらに、ローラーを用いると、接
着と剥離を連続した動作で迅速に行なうことができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。
ウェーハ1上で矩形状のレジスト2をマスクとして各種
材料の薄膜パターン3をドライエッチングで形成する際
、第1図(a)に示すようにレジストと薄膜パターン3
の側壁に付着物4が堆積する。例えば5in2を下地と
してAΩ膜をCCQ4やBCQ、ガスを用いた反応性イ
オンエツチングで加工すると、側壁にはAQ、C,Si
、Oなどから成る付着物が堆積する。このような付着物
は、02プラズマによるレジスト除去工程で除去できな
いばかりか1組成が複雑なため薬液による洗浄ではAQ
パターン自体を大きく削るほどの処理をしないと除去す
ることが困難である。
レジスト2を除去後、第1図(b)に示すように、薄膜
を形成する材料の溶液6を塗布する。ここでは、まず表
面張力が小さく、パターンの細部までよく浸透する第1
の溶液としてアセトンに8%のアセチルセルロースを溶
解した液をノズル5から滴下し、ウェーハを回転させて
塗布した。続いて別のノズル7から70%のアセチルセ
ルロースの溶液6を同様に塗布し、合計0.05mm程
の厚さの膜とする。塗布溶液の組成や塗布回数はウェー
ハの状態に応じて任意に選ぶことができる。室温で約3
分乾燥後薄膜9をウェーハ1から引きはがす。
このとき、薄膜パターン3の側壁にあった付着物4は、
第1図(c)に示すように、薄膜9に包含されて膜と共
に取り去られる。膜を除去した後は、第1図(d)のよ
うに、所望のパターンのみが残る。
このような処理により、通常ドライエツチングで形成さ
れる付着物が厚さ0.01〜0.1/ffiとパターン
に比べ薄いことや、パターンに対して強固に接着してい
ないために、付着物のみを選択的に除去することができ
る。ウェーハ上に落下した塵埃等も接着力が弱いので同
時に除去できる。薄膜パターン3は下地に対する接着力
が一般に大きく、そのためSin、上のAfiの場合0
.2−幅のパターンでも上記の処理によってはがれるこ
とはなかった。
なお、アセチルセルロースをアセトンに溶かした溶液で
は、ウェーハ上のあらゆる微細部にまで、気泡を残すこ
となく処理することができる。アセチルセルロースの溶
剤としてアセトンは微細部まで浸透する点で最も優れて
いる。
第2図は本発明の処理に用いる装置の一例である、ウェ
ーハ1をカセット11から塗布室12へ搬送する。ノズ
ル13からレプリカ溶液を滴下し回転テーブル14によ
りウェーハ1上に均一な膜厚で薄膜9を形成する。塗布
ノズルは複数用いてもよく。
またスプレーでウェーハ全面に付着させてもよい。
続いて乾燥室15で溶剤を蒸発させる。アセチルセルロ
ースの場合80℃〜160℃程度に加熱すると膜の収縮
が生じ、膜の剥離が容易になる。剥離室17では、吸着
又は粘着性の一対のローラー18を用いて、薄膜9を取
り去る。薄膜は排出室19から取り出され、溶剤に溶か
して、ろ過した後に再度利用することができる。ウェー
ハ1はカセット11に収納される。このような処理手順
によればレプリカ処理を自動化することができる。
第3図は他の実施例を示すものであり、ウェーハ1の両
面を同時に処理するものである。アセチルセルロースの
溶液6の入った槽21に治具22に乗せたウェーハ1を
浸した後、取り出して乾燥する。
ウェーハの両面に形成された薄膜9はローラー25で取
り去る。ローラーには膜を吸着する手段として、隔壁2
6で仕切られた真空排気領域27を設け、ローラー25
の表面の多数の穴28と連通した時に吸着させる。膜の
剥離は、このような手段で自動的にかつウェーハを損傷
することなく行なうことができる。
なお、浸漬によって形成した薄膜においても気泡が発生
しないのは同様であり、必要に応じて濃度の異なる液に
何度か浸漬してもよい。
本発明の他の実施例を第4図を用いて説明、する。
第4図は、本発明の表面処理装置を示すもので、本装置
は、ウェーハと薄膜を接着させる第1のローラー41と
、−旦接着した薄膜を剥離させる第2のローラー42が
配置されている。第1のローラー41の手前には、ウェ
ーハをローラーへ送り込む搬送機構43を設ける。搬送
機構としては、空気噴流によって搬送路上でわずかにウ
ェーハを浮かせて移動させるエアー搬送機構、ベルトに
乗せて移動させるベルト搬送機構、ステージにウェーハ
を保持しステージと共に移動させる移動搬送機構等、各
種の周知の搬送機構を用いることができる。このように
して、カセット11からウェーハ1を第1のローラー直
前へ移動させる。第1のローラー41直前には薄膜を接
着するための溶剤供給ノズル46を配置し、ウェーハの
一端(第1のローラーに近い側)に溶剤を滴下する。こ
こでは薄膜47としてアセチルセルロース膜を用いるの
で、溶剤にはアセトンまたは酢酸メチルが適当である。
また、溶剤はウェーハ上のローラー側に多く保持してお
くことが好ましく、このためウェーハはわずかに傾斜さ
せローラー側を低くしておくとよい。例えば搬送系全体
もしくは溶剤滴下位置の搬送ステージを数度傾斜させて
おく。
薄膜47は一巻にしたもの(ロール・フィルム)を用い
、連続的にローラー41へ供給する。溶剤の付着したウ
ェーハと薄膜は、第1のローラー41に巻き込まれて接
着する。巻き込み時のウェーハと薄膜との間隔はウェー
ハ支持ベルト48とローラー41によって一定に保たれ
るので、溶剤がウェーハ表面全体にわたって均一に広が
り、気泡の発生も防止できる。支持ベルトやローラーの
表面には、溶剤によって劣化せず、また弾力のある材料
を用いることが望ましく、シリコーンゴムやテフロン等
が適する。
ウェーハと接着した薄膜は次に第2のローラー42へ向
って送り出される。薄膜をアセチルセルロース膜とし溶
剤を゛アセトンとした場合、大気中では1〜3分以上乾
燥する必要がある。第1と第2のローラー間で一定時間
ウェーハを自然乾燥してもよい、多数のウェーハを連続
して処理する場合には、第1と第2のローラー間の距離
を大きくして、ローラー間に複数のウェーハを配置でき
るようにすれば、単にローラー間をウェーハが移動する
時間で乾燥できる。しかし乾燥時間短縮のため、第1・
第2のローラー間に乾燥装置49を置くことが望ましい
、乾燥装置としては、加熱、送風装置を用いることがで
きる。また、単に乾燥だけでなく、水蒸気等の他の雰囲
気を加えて薄膜とウェーハの接着強度や皮膜の柔軟度を
この乾燥装置で制御することもできる。このような制御
によって、ウェーハ上のパターンに過大な力をかけずに
、付着物を最小限の力で除去することが可能となる。
乾燥領域に一定時間ウェーハを置いた後、第2のローラ
ー42ヘウエーハを送り、薄膜をウェーハから引きはが
す。薄膜はローラーから上へ向って巻き取り、ウェーハ
はそのまま水平方向に送って、搬送機構50を経て収納
カセット11に入る。
薄膜の巻き取りにおいては、第2のローラー42直後で
薄膜のたるみをなくすために、補助ローラー52を設け
て引っ張ることが望ましい。薄膜をたるみなく引き上げ
ることによって、ウェーハ表面の端から順次薄膜が剥離
されてゆき、ウェーハにむら無く力をかけて薄膜を取り
去ることができる。
使用済の薄膜は巻き取り部53へ送る。
以上のような装置を用いると、第4図に示したように、
ウェーハをそれぞれ第10−ラー直前、乾燥領域、第2
0−ラーからの出口に一旦停止する順で連続的に複数の
ウェーハの処理を進めることができる。ウェーハの有無
はこれら各停止位置にセンサを設置して確認する。後続
のウェーハが無くなった時には、薄膜を空送りして、最
終処理ウェーハを第20−ラーから取り出す。薄膜の空
送り分は巻き戻して再び用いてもよい。薄膜の送り量、
巻き戻し量を正確に制御するには、第5図に示したよう
に、薄膜47の端部に穴54を設け、ローラーにもこれ
に対応する突起をつけて噛み合わせるようにすればよい
第6図はさらに他の実施例であり、ウェーハの両表面を
同時に処理する装置である。本装置ではウェーハの両面
から対称的に薄膜を接着・剥離する。
まず、カセット11からウェーハ1をアーム55で取り
出す。アームへのウェーハ固定には真空チャックを用い
る。アームを回転してウェーハを垂直に保持し、1対の
第1のローラー41へ搬送する。
ウェーハを垂直に保持するのは溶剤をウェーハ両面に付
き易くするためである。ローラーではウェーハ搬送用の
ベルト57と薄膜47を同時に送る。ベルトには第7図
に示した穴58を設けておく。この穴の径はウェーハよ
りもやや小さくする。ウエーハはこの穴と同心となるよ
うにしてローラーに巻き込む。ウェーハ両面処理におい
ては、それぞれの面に接着する薄膜47が互いに接着す
ると、剥離操作が困難になるため、溶剤に不溶のベルト
でこれを防止する。なお、ロールフィルムとして、処理
用の薄膜をウェーハと同等の径に加工し、薄膜の溶剤に
不溶のフィルム上に配置したものを用意しておけば、第
6図におけるベルト57は不要となる。
第1のローラー41の接合部に溶剤を滴下した後、ウェ
ーハをローラーに巻き込ませる。すなわち第7図に示す
薄膜の露出面59とウェーハの処理面を合わせて巻き込
む。続いて乾燥装置49と第20−ラー42での剥離操
作を経て、アーム56で処理剤ウェーハをカセット11
へ収納する。
第8図は以上の処理によってウェーハ表面の異物が除去
される様子を示す工程図である。第4図(a)に示すよ
うにウェーハ1上にレジスト2をマスクとしてドライエ
ツチングで加工すると側壁に付着物4が形成される。こ
のような付着物は通常1〜1100n程度の厚みである
。この付着物の他、ウェーハの面にはエツチング装置等
からの塵埃60も付着する。
第4図(b)はウェーハ1両面に薄膜47を接着した状
態である。アセチルセルロースの薄膜は、電子顕微鏡の
試料作製に用いられるレプリカ材料であり、微小な異物
が付着しているわずかな間隙にも進入して異物を包みこ
む。乾燥後薄膜を剥離すると、ウェーハ表面への付着力
の弱い付着物4や塵埃60を薄膜に取り込んで、第4図
(c)のように、ウェーハ面をクリーニングできる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、被処理材表面の付着物や塵埃を所望の
全面にわたって均一に除去することができる。また被処
理材表面にパターンが形成されていても、それに悪影響
を及ぼすことがない。
また、ローラーを用いて薄膜の接着と剥離を行なうこと
は、被処理材表面の全面にわたって均一で確実な処理を
行ない、また複数の被処理材を連続して速やかに処理す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第8図は本発明の一実施例を示す工程図、第2
図、第4図、第6図は本発明の表面処理装置の一実施例
の模式図、第3図、第5図、第7図は本発明の表面処理
装置の一部を説明するための模式図である。 1・・・ウェーハ    2・・・レジスト3・・・薄
膜パターン  4・・・付着物5.7・・・ノズル  
 6・・・溶液9・・・薄膜      11・・・カ
セット12・・・塗布室     13・・・ノズル1
4・・・回転テーブル  15・・・乾燥室17・・・
剥離室     18.25・・・ローラー19・・・
排出室     21・・・槽22・・・治具    
  26・・・隔壁27・・・真空排気領域  28・
・・穴41、42・・・ローラー  43.50・・・
搬送機構46・・・溶剤供給ノズル 47・・・薄膜4
8・・・ウェーハ支持ベルト 49・・・乾燥装置    52・・・補助ローラー5
3・・・巻き取り部   54・・・穴55、56・・
・アーム   57・・・ベルト58・・・穴    
   59・・・露出面60・・・塵埃 代理人弁理士  中 村 純之助 第1図 第2図 +8,25:ローラー   第 3 図第4図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、被処理材表面に薄膜を被着する工程と、該薄膜を被
    処理材から分離し、被処理材表面の付着物を除去する工
    程を有する表面処理方法において、上記薄膜の上記被処
    理材表面への被着は、薄膜を形成する材料の溶液を被処
    理材表面に塗布し、乾燥することによって行なうことを
    特徴とする表面処理方法。 2、上記溶液の塗布は、希薄溶液を塗布し、ついで濃厚
    溶液を塗布する請求項1記載の表面処理方法。 3、上記付着物は、ドライエッチングによる微細加工時
    に形成されたパターン側壁付着物である請求項1記載の
    表面処理方法。 4、被処理材表面に薄膜を被着する工程と、該薄膜を被
    処理材から分離し、被処理材表面の付着物を除去する工
    程を有する表面処理方法において、上記薄膜の上記被処
    理材表面ヘの被着は、ローラーによって薄膜を被処理材
    表面に押し付けることによって行なうことを特徴とする
    表面処理方法。 5、被処理材表面に薄膜を位置させる手段、該薄膜を被
    処理材に押し付けるローラー及び被着した上記薄膜を被
    処理材表面の付着物と共に被処理材から分離するための
    分離手段を有することを特徴とする表面処理装置。 6、上記薄膜が上記処理材表面に位置する前に、あらか
    じめ該処理材表面に上記薄膜の溶剤を塗布する手段を有
    する請求項5記載の表面処理装置。 7、上記ローラー及び上記分離手段の間の上記被処理材
    の移動径路に、上記薄膜の状態を制御する処理手段を有
    する請求項5記載の表面処理装置。
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