JPH0127422Y2 - - Google Patents

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JPH0127422Y2
JPH0127422Y2 JP6908281U JP6908281U JPH0127422Y2 JP H0127422 Y2 JPH0127422 Y2 JP H0127422Y2 JP 6908281 U JP6908281 U JP 6908281U JP 6908281 U JP6908281 U JP 6908281U JP H0127422 Y2 JPH0127422 Y2 JP H0127422Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はパルスモータ、特に一相励磁方式の永
久磁石型パルスモータの改良に関するものある。
この種のパルスモータとして、本考案者はすで
に実願昭55−51727号又は実願昭56−30032号にお
いて開示したように単極パルス(無極パルス)で
駆動できるものを提案したが、以下にそれらを代
表して実願昭56−30032号の第2実施例を第1図
乃至第3図に基づいて説明する。
図において1は円板状に形成された永久磁石ロ
ータであるが、この永久磁石ロータ1の厚さ方向
に2極着磁され、かつ回転方向(矢印A方向)に
沿つて着磁幅が漸次大となるように形成された3
個の着磁部1a,1b及び1c(第1図の斜線部)
が等間隔で形成されている。ステータ3の一対の
ステータポール部3a,3bは、前記永久磁石ロ
ータ1を挾むようにして、そのロータの厚さ方向
に対向配置され、しかも夫々は前記永久磁石ロー
タ1の3個の着磁部1a,1b及び1cに同期し
て対面し得るように3個に形成されている。2は
コイル、4は前記永久磁石ロータ1の中心に固定
されている回転軸である。
そして、今ステータポール部3aがN極とな
り、他のステータポール部3bがS極となるよう
に、コイル2に励磁電流を供給すると、ロータ1
とステータポール部3a,3bとが反発し、更に
ロータ1の各着磁部1a,1b及び1cは第1図
に示す如く時計方向に沿つて着磁幅が漸次小さく
なるように形成されているために、即ち磁気ポテ
ンシヤルエネルギは第3図ロで示す如くa1,a2
はa3点からc1,c2又はc3点に向けて漸次減少する
こととなり、そのロータ1は矢印A方向に回転
し、該ロータ1のc1,c2又はc3位置がステータポ
ール部3a,3bの中心部にきたところで停止す
る。次にコイル2に流していた電流を切るとステ
ータポール部3a,3bの磁力はなくなるため
に、第3図イで示した磁気的ポテンシヨンエネル
ギの関係からして、そのロータ1はロータ自身の
磁気力によつて更に矢印A方向に回転し隣接する
次の位置a2,a3又はa1まで回転される。従つてコ
イル2に単極のパルスを供給することにより、ロ
ータ1は該単極パルスの1周期当り1/3回転駆動 されるものである。
ところが、かかるパルスモータは、対をなすス
テータポール部3a,3bが円板状ロータ1の軸
方向に対向配置される構造であるために、ロータ
1のエンドプレーによるその軸方向の遊びによ
り、ロータ1とステータポール部3a,3bに対
する対向間隔が変化することになり、これにより
例えばトルク特性が変化したり、更には、ロータ
1の駆動時の軸方向へのバタツキを生じる等の欠
点があつた。
本考案は上記欠点を解消するためになされたも
ので、永久磁石ロータの軸方向の遊び(エンドプ
レー)によつて例えばトルク特性等が影響されな
い無極パルス駆動可能な一相励磁方式の永久磁石
型パルスモータを提供することを目的とするもの
である。
以下に本考案を図面に示す実施例に基いて詳細
に説明する。
実施例 第4図乃至第7図において、5は永久磁石ロー
タで、この永久磁石ロータ5は夫々N極に着磁さ
れた4つの歯状磁極部5aを有する歯車状永久磁
石50と、円柱状ソフト磁性体51と、夫々S極
に着磁された4つの歯状磁極部5bを有する歯車
状永久磁石52との組合わせ体からなり、(なお、
かかる構成にかえて全部永久磁石で形成してもよ
い。)、かつロータ軸6を介して回転可能に軸支さ
れている。また、前記磁極部5a,5bは、当該
ロータの回転方向(矢印A方向)に沿つて着磁表
面積が漸次大となるようにテーパ状に形成されて
いる。
7はステータであつて、このステータ7は前記
ロータ5の径方向にその磁極部5a,5bの夫々
と対向するように配置される4つの歯状ステータ
ポール部7a,7bを有し、該ステータポール部
は矢印A方向に沿つて表面積が漸次小となるよう
にテーパ状に形成されている。
8は励磁コイルで、この励磁コイル8は単極パ
ルスが供給されることにより、前記ステータポー
ル部7a,7bを夫々が対向する前記ロータ5の
磁極部5a,5bと同極性となるように断続的に
励磁するものである。
次にその作用について述べると、今ステータポ
ール部7aがN極となり、他にステータポール部
7bがS極となるように、コイル8に励磁電流を
供給すると、ロータ5とステータポール部7a,
7bとが反発し、更にロータ5の各着磁部5a,
5bは第4図に示す如く時計方向に沿つて着磁幅
が漸次小さくなるように形成されているために、
即ち磁気ポテンシヤルエネルギは第6図ロで示す
如くa1,a2,a3又はa4点からc1,c2,c3又はc4
に向けて漸次減少することとなり、そのロータ5
は矢印A方向に回転し、該ロータ5のc1,c2,c3
又はc4位置がステータポール部7a,7bの中心
部にきたところで停止する(第7図ロ参照)。次
にコイル8に流していた電流を切るとステータポ
ール部7a,7bの磁力はなくなるために、第6
図イで示した磁気的ポテンシヤルエネルギの関係
からして、そのロータ5はロータ自身の磁気力に
よつて更に矢印A方向に回転し隣接する次の位置
a2,a3,a4又はa1まで回転される(第7図イ参
照)。従つてコイル8に単極のパルスを供給する
ことにより、ロータ5は該単極パルスの1周期当
り1/4回転駆動されるものである。
実施例 第8図において本実施例は、永久磁石ロータ9
の形状が前記実施例による永久磁石ロータ5に
変るものである。即ちこの永久磁石ロータ9の一
対の円板状永久磁石の周面に形成される磁極部9
a,9bは、当該ロータの回転方向(矢印A方
向)に沿つて着磁幅が漸次大となるように形成さ
れている。その他の構造は実施例と同様であり
本実施例においても前記の第1実施例と同様の作
用効果が得られる。
実施例 第9図において、本実施例も永久磁石ロータ1
0の態様が前記の各実施例と異るものである。即
ちこの永久磁石ロータ10の一対の歯車状永久磁
石の4つの歯車磁極部10a,10bは、当該ロ
ータの回転方向(矢印A方向)に沿つて着磁断面
積が漸次大となるように形成されている。その他
の構造は前記実施例と同様であり、本実施例にお
いても前記実施例同様の作用効果が得られる。
実施例 第10図及び第11図において本実施例のパル
スモータは、積算計の複数の文字車内にその回転
軸として挿入され、かつ該文字車をステツプ的に
駆動するため等に用いられるものである。
即ち本実施例における永久磁石ロータ11は夫
夫N極に着磁され、かつ周方向に沿つて等間隔で
配列された4つの磁極部11aと、夫々S極に着
磁され、かつ周方向に等間隔で配列されると共に
前記磁極部11aと軸方向に正対する(なお、動
作上は必ずしも正対する必要はない。)4つの磁
極部11bとを有する円柱状永久磁石からなり、
前記磁極部11a,11bは夫々当該ロータの回
転方向(矢印A方向)に沿つて着磁幅が漸次大と
なるように形成されている。また、該ロータは、
ロータ軸12に固定されて軸受13,14を介し
て回転可能に支持されている。
またこのパルスモータにおけるステータポール
部15a,15bは前記ロータ11の外周を囲む
ように配置される合成樹脂製コイルボビン16の
内周側に、該ロータの磁極部11a,11bと夫
夫わずかな間隙で対向するように配設されてい
る。また、該ステータポール部は、矢印A方向に
沿つて表面積が漸次小となるように形成されてい
る。更に、この対をなすステータポール部15
a,15bの夫々は、前記コイルボビン16の外
周に設けられる円筒状ソフト磁性体からなる外側
ケース17とソフト磁性体製蓋体18とによつて
磁気的に結合されている。
尚励磁コイル19は前記コイルボビン16の外
周に巻回されている。
以上が本実施例におけるパルスモータの構造で
あるが、この実施例においても前記第1実施例と
同様の作用効果が得られるものである。
以上のように本考案は、軸方向に2極着磁さ
れ、かつ回転方向に沿つて着磁表面積又は着磁断
面積が漸次大となるように形成された少なくとも
一対の磁極部5a及び5b,9a及び9b,10
a及び10b又は11a及び11bを周面に有す
る柱状永久磁石ロータ5,9,10又は11と、
該ロータの径方向に前記少なくとも一対の磁極部
5a及び5b,9a及び9b,10a及び10b
又は11a及び11bの夫々と対向するように配
置され、かつ前記ロータ5,9,10又は11の
回転方向に沿つて表面積又は断面積が漸次小とな
るように形成された少なくとも一対のステータポ
ール部7a及び7b又は15a及び15bと、該
少なくとも一対のステータポール部の夫々が対面
する前記ロータ5,9,10又は11の少なくと
も一対の磁極部5a及び5b,9a及び9b,1
0a及び10b又は11a及び11bの極性と同
極性になるように励磁するコイル8又は19とを
備え、前記ロータ5,9,10又は11の磁極部
5a及び5b,9a及び9b,10a及び10b
又は11a及び11b又は前記ステータポール部
7a及び7b又は15a及び15bは、前記ステ
ータポール部7a及び7b又は15a及び15b
の無励磁時及び励磁時に前記ロータ5,9,10
又は11の前記ステータポール部7a及び7b又
は15a及び15bに対する磁気的ポテンシヤル
エネルギが最小となる点a1〜a6並びにc1〜c6と、
最大となる点b1〜b6並びにd1〜d6を前記ロータ
5,9,10又は11の周方向に沿つて夫夫1つ
宛有し、かつ前記ステータポール部7a及び7b
又は15a及び15bの励磁時における磁気的ポ
テンシヤルエネルギの前記最小点c1〜c6と、該最
小点に反回転方向において隣接する前記最大点d1
〜d6が、前記ステータポール部7a及び7b又は
15a及び15bの無励磁時における磁気的ポテ
ンシヤルエネルギの前記最大点b1〜b6と、該最大
点に反回転方向において隣接する前記最小点a1
a6の間に位置するように構成されていることを特
徴とするパルスモータであるから、このパルスモ
ータによればパルス発生回路の構成が簡単な無極
パルスで駆動できる。またロータ極とステータ極
との対向間隔がエンドプレーによつて変化しない
ので、エンドプレーによる特性の変化がほとんど
ない等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のこの種パルスモータを示した平
面図、第2図は−線断面図、第3図イ,ロは
そのポテンシヤルエネルギの特性図、第4図は本
考案よりなるパルスモータの第1実施例を示した
平面図、第5図は−線断面図、第6図イ,ロ
はそのパルスモータのポテンシヤルエネルギの特
性図、第7図イ,ロは上記パルスモータの動作説
明図、第8図は、本考案の第2実施例よりなるパ
ルスモータの断面図、第9図は本考案の第3実施
例よりなるパルスモータを示した説明斜視図、第
10図は本考案の第4実施例よりなるパルスモー
タの断面図、第11図はその動作説明図である。 5……永久磁石ロータ、5a,5b……磁極
部、50,52……永久磁石、51……ソフト磁
性体、6……ロータ軸、7……ステータ、7a,
7b……ステータポール部、8……励磁コイル、
9……永久磁石ロータ、9a,9b……磁極部、
10……永久磁石ロータ、10a,10b……磁
極部、11……永久磁石ロータ、11a,11b
………磁極部、12……ロータ軸、13,14…
…軸受、15a,15b……ステータポール部、
16……コイルボビン、17……外側ケース、1
8……蓋体、19……励磁コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸方向に2極着磁され、かつ回転方向に沿つて
    着磁表面積又は着磁断面積が漸次大となるように
    形成された少なくとも一対の磁極部5a及び5
    b,9a及び9b,10a及び10b又は11a
    及び11bを周面に有する柱状永久磁石ロータ
    5,9,10又は11と、該ロータの径方向に前
    記少なくとも一対の磁極部5a及び5b,9a及
    び9b,10a及び10b又は11a及び11b
    の夫々と対向するように配置され、かつ前記ロー
    タ5,9,10又は11の回転方向に沿つて表面
    積又は断面積が漸次小となるように形成された少
    なくとも一対のステータポール部7a及び7b又
    は15a及び15bと、該少なくとも一対のステ
    ータポール部の夫々が対面する前記ロータ5,
    9,10又は11の少なくとも一対の磁極部5a
    及び5b,9a及び9b,10a及び10b又は
    11a及び11bの極性と同極性になるように励
    磁するコイル8又は19とを備え、前記ロータ
    5,9,10又は11の磁極部5a及び5b,9
    a及び9b,10a及び10b又は11a及び1
    1b又は前記ステータポール部7a及び7b又は
    15a及び15bは、前記ステータポール部7a
    及び7b又は15a及び15bの無励磁時及び励
    磁時に前記ロータ5,9,10又は11の前記ス
    テータポール部7a及び7b又は15a及び15
    bに対する磁気的ポテンシヤルエネルギが最小と
    なる点a1〜a6並びにc1〜c6と、最大となる点b1
    b6並びにd1〜d6を前記ロータ5,9,10又は1
    1の周方向に沿つて夫々1つ宛有し、かつ前記ス
    テータポール部7a及び7b又は15a及び15
    bの励磁時における磁気的ポテンシヤルエネルギ
    の前記最小点c1〜c6と、該最小点に反回転方向に
    おいて隣接する前記最大点d1〜d6が、前記ステー
    タポール部7a及び7b又は15a及び15bの
    無励磁時における磁気的ポテンシヤルエネルギの
    前記最大点b1〜b6と、該最大点に反回転方向にお
    いて隣接する前記最小点a1〜a6の間に位置するよ
    うに構成されていることを特徴とするパルスモー
    タ。
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