JPH025673Y2 - - Google Patents

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JPH025673Y2
JPH025673Y2 JP13347280U JP13347280U JPH025673Y2 JP H025673 Y2 JPH025673 Y2 JP H025673Y2 JP 13347280 U JP13347280 U JP 13347280U JP 13347280 U JP13347280 U JP 13347280U JP H025673 Y2 JPH025673 Y2 JP H025673Y2
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rotor
stator
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shift
slits
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ロータがロータ軸方向に着磁さ
れ、そのロータの上下面磁極のいずれか一方ある
いはその両者と対向してステータを配置するステ
ツプモータにおいて、そのロータを所定方向に回
転させるため、前記ステータに対してロータ位置
を回転方向にシフトさせるステツプモータのロー
タシフト構造に関する。
第1図は、ロータがロータ軸方向に着磁され、
そのロータの上下面磁極と対向して上下ステータ
を配置するステツプモータである。
第1図中符号1で示すものは、ロータである。
ロータ1は、ロータ軸1aを中心として回転す
る。そのロータ1の外周には、ロータ軸1aを中
心とする円周位置に等間隔にそのロータ軸1aと
平行な方向に交互にNS逆向きとなる如く2(2n
+1)(nは正の整数)極着磁される。したがつ
て、ロータ1の上下面にはNS交互の磁極が360/2
(2n+1)度毎に設けられ、その上下面の磁極の
ずれは360/2(2n+1)度である。そのようなロ
ータ1のロータ軸1a方向上方には、1対の板状
の上ステータ2a,3aがロータ1の上面と平行
に並べて設けられる。それらの上ステータ2a,
3aは、2つの駆動用スリツトa1,a2で対向す
る。それらの駆動用スリツトa1,a2は、ロータ軸
1aを通る一直線l上に位置し、それぞれ上述し
たロータ1の異なる上面磁極と順次対応するよう
になつている。他方、ロータ1のロータ軸1a方
向下方には、1対の板状の下ステータ2b,3b
がロータ1の下面と平行に並べて設けられ、上ス
テータ2a,3aとともにステータSを形成す
る。下ステータ2b,3bは、2つの駆動用スリ
ツトb1,b2で対向する。それらの駆動用スリツト
b1,b2は、ロータ軸1aを通る直線m上に位置
し、それぞれロータ1の異なる下面磁極と順次対
応するようになつている。直線mは、上述した上
ステータ2a,3aの駆動用スリツトa1,a2が配
される直線lから360/2(2n+1)度ずれてい
る。故に、例えば上ステータ2a,3aの駆動用
スリツトa1がN極と対応するとき、別の駆動用ス
リツトa2はS極と対応する。このとき、下ステー
タ2b,3bの駆動用スリツトb1はN極と対応
し、別の駆動用スリツトb2はS極と対応するよう
になつている。第1図中符号4で示すものは、駆
動コイルである。駆動コイル4は、それぞれの上
下ステータ2a,3a,2b,3bと磁気的に結
合され、交番駆動パルスが加わると、それらの上
下ステータ2a,3a,2b,3bに交互にNS
の極性を発生させ、上下ステータの4つの駆動用
スリツトa1,a2,b1,b2でロータ磁極を吸引反発
して、ロータ1を1極毎に間欠的に回転させる。
上述したようなステツプモータにおいて、いま
ロータ1の磁極数を6極とすると、上下ステータ
2a,3a,2b,3bに対するロータ1の安定
位置からロータ1が回転した角度θとロータ1に
働くトルクTとは第2図に示す関係にある。第2
図中実線で示す曲線は静止トルク、一点鎖線で示
す曲線は駆動トルク、そして点線で示す曲線はそ
れらの合成トルクである。この第2図から判る通
り、θが0・60度、すなわちロータ1が安定位置
にあるとき、駆動コイル4に駆動パルスが送出さ
れたとしても、ロータ1には駆動トルクが作用せ
ず、ロータ1は明らかに回転しない。
そこで、従来は適宜手段により上下ステータ2
a,3a,2b,3bに対するロータ1の安定位
置を回転方向にシフトさせ、ロータ1が安定位置
にあるとき、駆動コイル4に駆動パルスが送出さ
れると、ロータ1に駆動トルクが作用し、ロータ
1が回転するように工夫されていた。
この考案の目的は、そのようなロータシフト構
造を提供せんとするものである。
そして、この考案によるロータシフト構造は、
上述したようなステツプモータにおいて、kが0
か正の整数であるとき、δ≒(k+1/4)×
360゜/2(2n+1)の関係にあるそのδ分だけ上下ス
テ ータの駆動用スリツトからロータの回転方向にず
らしてシフト用スリツトをシフトステータに設
け、そのシフトステータを前記ステータの内面に
密着固定することを特徴とするものである。
以下、図面に示すこの考案の実施例に基づき、
この考案を詳述する。
第3図および第4図は、この考案の一実施例を
示し、第1図に示すと同様なステツプモータで、
ロータ11がロータ軸11a方向に6極着磁さ
れ、そのロータ11の上下面磁極と対向して上下
ステータ12a,13a,12b,13bが配置
される。そして、1対の上ステータ12a,13
aは、ロータ軸11aを通る直線l上に位置する
駆動用スリツトa1,a2で対向する。他方、1対の
下ステータ12,13bは、ロータ軸11aを通
る別の直線m上に位置する駆動用スリツトb1,b2
で対向する。それらの直線l,mは60度ずれてい
る。しかし、第3図および第4図に示すステツプ
モータでは、第1図に示すステツプモータと異な
り、上ステータ12a,13aの内面(ロータ側
面の面)にシフト用スリツトc1,c2を設けたシフ
トステータ15を密着固定する。また、下ステー
タ12b,13bにもその内面(ロータ側の面)
にシフト用スリツトd1,d2を設けたシフトステー
タ16を密着固定する。それらのシフトステータ
15,16は薄板で作られ、その中央部に上下ス
テータ12a,12b,13a,13bに明けた
孔17,18と同径の孔19,20を設け、この
孔19,20の周縁からシフトステータ15,1
6の板厚より十分大きいシフト用スリツトc1
c2,d1,d2を設けて一体にしたものである。そし
て、それらのシフト用スリツトc1,c2は、ロータ
軸11aを通る直線p上に位置し、シフト用スリ
ツトd1,d2はロータ軸11aを通る別の直線q上
に位置する。それらの直線p,qは、上述した直
線l,mからロータ11の回転方向(図中時計方
向)に角度δだけずれていて、このδの値は約75
度である。
第3図および第4図に示すステツプモータにお
いて、仮に上下ステータがシフトステータ15,
16を有しないとき上下ステータに対するロータ
11の安定位置からの回転角度をθとし、シフト
用スリツトc1,c2,d1,d2を設けることにより上
下ステータに対しロータ11が角度ηだけシフト
したとすると、そのときのロータ11の回転角度
θとロータ11に働くトルクTとの関係は第5図
に示す如くとなる。第5図中実線で示す曲線は静
止トルク、一点鎖線で示す曲線は駆動トルク、そ
して点線で示す曲線はそれらの合成トルクであ
る。この第5図から判る通り、θがシフト角η、
すなわちロータ11が安定位置にあるとき、駆動
コイル14に駆動パルスが送出されるとロータ1
1に駆動トルクが作用し、ロータ11は明らかに
回転する。
なお、叙述したシフト用ステータ15,16に
高い初期透磁率でかつ低い飽和磁束密度の材料、
たとえば約78%のNiを含むNi−Fe合金を用いれ
ば、駆動用スリツトa1,a2,b1,b2部では磁束が
飽和しやすく、有効に駆動用の漏れ磁束を引き出
せる。また、上下ステータ12a,12b,13
a,13bに飽和磁束密度の高い材料、たとえば
約45%のNiを含むNi−Fe合金を用いれば、ステ
ータの断面積が小さくても駆動コイル14からは
大きな磁束を伝達できるものである。
また、上記実施例においては、シフトステータ
15,16を上下ステータ12a,12b,13
a,13bの内側(ロータ側)に密着固定した
が、上ステータまたは下ステータのいずれか一方
を用い、その内側にシフトステータを密着固定し
てステータを形成してもよい。
以上説明したようなこの考案によるロータシフ
ト構造は、ロータの安定位置が自動的に回転方向
にシフトされるので調整が不要になる利点があ
る。
しかし、この考案によれば、シフト用ステータ
を別体に設けることによつてプレス加工による製
作が可能になるのでシフト用スリツトの位置およ
び巾を独立して適正化でき、高性能のステツプモ
ータが得られる効果を生じるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、駆動用スリツトのみを有するステツ
プモータの平面図である。第2図は、第1図に示
すステツプモータにおけるロータの回転角θとロ
ータの受けるトルクTとの関係図である。第3図
は、この考案の一実施例を示し、この考案による
ロータシフト構造を有するステツプモータの平面
図である。第4図は第3図の−線断面図であ
る。第5図は、第3図に示すステツプモータにお
けるロータの回転角θとロータの受けるトルクT
との関係図である。 11……ロータ、11a……ロータ軸、a1
a2,b1,b2……駆動用スリツト、12a,13a
……上ステータ、12b,13b……下ステー
タ、14……駆動コイル、15,16……シフト
ステータ、c1,c2,d1,d2……シフト用スリツ
ト、l,m……直線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ロータとステータとシフトステータと駆動コイ
    ルとを有し、 前記ロータは、磁極を有し、 各磁極は、ロータ軸を中心とする円周位置に配
    置され、等間隔に2(2n+1)(nは正の整数)
    極着磁され、前記ロータ軸と平行な方向に交互に
    NS逆向きであり、 前記ステータは、上ステータと下ステータのい
    ずれか一方または双方を有し、 前記上ステータは、前記ロータの前記ロータ軸
    方向上方に配置され、かつそのロータの上面と平
    行に配置され、駆動用スリツトを有し、 その駆動用スリツトは、前記ロータ軸を通る一
    直線上に2つ配され、それぞれ前記ロータの異な
    る上面磁極と対応し、 前記下ステータは、前記ロータの前記ロータ軸
    方向下方に配置され、かつそのロータの下面と平
    行に配置され、駆動用スリツトを有し、 その駆動用スリツトは、前記ロータ軸を通る一
    直線上に2つ配され、それぞれ前記ロータの異な
    る下面磁極と対応し、 前記上ステータと前記下ステータの双方を有す
    るときは、それらの前記駆動用スリツトは互いに
    360/2(2n+1)度ずれ、 前記シフトステータは、前記ステータの内面に
    密着固定され、シフト用スリツトを有し、 そのシフト用スリツトは、前記ステータの駆動
    用スリツトから前記ロータの回転方向にずれ、 前記駆動コイルは、前記ステータと磁気的に結
    合され、交番駆動パルスを受け、前記ステータに
    交互にNSの磁極を発生させて前記ロータを回転
    する、 ステツプモータのロータシフト構造。
JP13347280U 1980-09-19 1980-09-19 Expired JPH025673Y2 (ja)

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JP13347280U JPH025673Y2 (ja) 1980-09-19 1980-09-19

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JP13347280U JPH025673Y2 (ja) 1980-09-19 1980-09-19

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JPS5758979U JPS5758979U (ja) 1982-04-07
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JPS60121836U (ja) * 1984-01-25 1985-08-16 株式会社文祥堂 移動棚装置の転倒防止装置

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JPS5758979U (ja) 1982-04-07

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