JPH0811048Y2 - ステップモータ - Google Patents

ステップモータ

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JPH0811048Y2
JPH0811048Y2 JP6416190U JP6416190U JPH0811048Y2 JP H0811048 Y2 JPH0811048 Y2 JP H0811048Y2 JP 6416190 U JP6416190 U JP 6416190U JP 6416190 U JP6416190 U JP 6416190U JP H0811048 Y2 JPH0811048 Y2 JP H0811048Y2
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JP
Japan
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magnetic pole
pole portion
magnetic
step motor
rotor
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JP6416190U
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JPH0425465U (ja
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幸彦 早川
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Nisca Corp
Original Assignee
Nisca Corp
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Publication date
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、周方向に交互に極性の異なる磁極が配置
された回転子と、この回転子に対向して配設され、互い
に異なる極性に磁化される第1磁極部と第2磁極部とを
有する固定子とを備えたステップモータに関する。
〔従来の技術〕
一般に、平形のステップモータは、周方向に交互に極
性の異なる磁極が配置された回転子と、この回転子の軸
方向直交面に配置され、互いに異なる極性に磁化される
第1磁極部と第2磁極部とを複数有する固定子とを備え
ている。
そして、隣接する第1磁極部と第2磁極部との間に間
隔を設けて、第1磁極部と第2磁極部とが放射状に噛み
合った状態になっている。
従来、この固定子として第3図及び第4図に示すもの
が、実公平1−45257号公報にて公知である。
第3図のものは、隣接する第1磁極部(外側磁極片)
12aと第2磁極部(内側磁極片)12bとの周方向の間隔
(ギャップ)gが回転軸13から遠ざかるにつれて漸次広
がって形成されている。
第4図のものは、隣接する第1磁極部22aと第2磁極
部22bとの周方向の間隔gが均一に形成されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、これらには次の問題点がある。
第3図のものは、磁極部12a,12bの周方向の間隔gが
回転軸13側において非常に狭いため、間隔gの最小幅の
ところで実質的な磁路Pが形成され、この磁路Pを介し
て第1磁極部12aと第2磁極部12bとの間で磁束が短絡す
る。従って、駆動に至る磁束が十分に供給されず、ステ
ップモータのトルクが減少する。
第4図のものは、磁極部22a,22bの周方向の間隔gが
均一であるが、磁極部22a,22b間の磁束は回転軸23に近
いほど強いため、第3図のものと同様に間隔gの回転軸
23側で短絡した磁路Pが形成され易かったり、磁気集中
し易かったりする。
この考案の目的は、第1磁極部と第2磁極部との間に
磁束の短絡が生じ難く、磁気の回転運動への変換効率が
高く、トルクを増大できるステップモータを提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は上記目的を解決するために、隣接する第1
磁極部と第2磁極部との周方向の間隔を回転軸から遠ざ
かるにつれて相対的に狭めて形成した。
〔作用〕
固定子の磁束は回転軸に近いほど大きくなるが、この
考案では隣接する第1磁極部と第2磁極部との周方向の
間隔を回転軸から遠ざかるにつれて相対的に狭めて形成
したため、第1磁極部と第2磁極部との間の磁気抵抗は
回転軸に近付くに従って大きくなり、第1磁極部と第2
磁極部との間での磁束の短絡が生じ難く、その分、回転
軸から遠ざかる方向に磁束が流れ、回転軸側での磁気集
中が無くなり、磁気の回転運動への変換効率が高く、モ
ータのトルクを増大できる。
〔実施例〕
以下に、この考案の一実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図は第2図のA−A線横断面図、第2図はステッ
プモータの縦断面図である。
回転子1は、その周方向に交互に極性の異なる磁極が
配置されている。そしてこの回転子1を両側から挟むよ
うに一対の固定子2が配置されている。
それぞれの固定子2は、回転子1の磁極面に離間対向
して周方向に間隔(ギャップ)gを設けて放射状に噛み
合った状態に交互に配置された複数の第1磁極部2a及び
第2磁極部2bと、第1磁極部2aと第2磁極部2bとをヨー
ク3を介して互いに異なる磁性に磁化させるコイル4と
を備えている。
そして、隣接する第1磁極部2aと第2磁極部2bとの周
方向の間隔gは、回転軸5から遠ざかるにつれて漸次狭
めて形成されている。
尚、6はケーシング、7は軸受プレートを示してい
る。
このように構成されたステップモータは、次のように
作動する。
一方のコイル4を励磁して、第1磁極部2aと第2磁極
部2bとを異なる磁性に磁化させる。すると、第1磁極部
2aと第2磁極部2bとに対して回転子1の周方向に交互に
異なる磁極が反発・吸引して、回転子1がステップ回転
する。
次に、この一方のコイル4を消磁すると共に、他方の
コイル4を励磁して同一方向に更にステップ回転させ
る。
反転させるときは、コイル4に反対の電流を流して、
第1磁極部2aと第2磁極部2bとの極性を反対にすれば良
い。
コイル4の磁気は、コイル4の中心部にいくにつれて
大きくなる。この考案では、隣接する第1磁極部2aと第
2磁極部2bとの間の周方向の間隔gが回転軸5に近付く
につれて広がっているため、第1磁極部2aと第2磁極部
2bとの間の磁気抵抗は回転軸5側にいくにしたがって大
きくなっている。従って、第1磁極部2aと第2磁極部2b
との間で磁束の短絡が生じ難く、中心部における磁気集
中が起こり難い。このため、第1磁極部2aと第2磁極部
2bに磁気飽和が起こり難い。従って、間隔gのケーシン
グ6側においても磁束が流れ易く、磁気の回転運動への
変換効率が高く、モータのトルクを増大できる。また、
中心部の磁気集中が少ないため、回転子1との無効な吸
引・脱着力が減少し、ひいては内部損失トルクの減少と
なり、トルクアップは勿論、応答性も向上する。
尚、前記実施例では間隔gを回転軸5から遠ざかるに
つれて漸次狭めて形成したが、途中に多少の広がりがあ
っても、相対的に狭まっていれば良い。
〔考案の効果〕
以上要するにこの考案は、固定子の磁束は回転軸に近
いほど大きくなるが、この考案では隣接する第1磁極部
と第2磁極部との周方向の間隔を回転軸から遠ざかるに
つれて相対的に狭めて形成したため、第1磁極部と第2
磁極部との間の磁気抵抗は回転軸に近付くに従って大き
くなり、第1磁極部と第2磁極部との間での磁束の短絡
が生じ難く、その分、回転軸から遠ざかる方向に磁束が
流れ、回転軸側での磁気集中が無くなり、磁気の回転運
動への変換効率が高く、モータのトルクを増大できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案の一実施例のステップモー
タを示す図で、第1図が第2図のA−A線横断面図、第
2図がモータの縦断面図である。 第3図及び第4図は従来技術を説明するための図であ
る。 1……回転子、2……固定子 2a……第1磁極部、2b……第2磁極部 g……間隔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸の周囲に交互に極性の異なる磁極が
    配置された回転子と、 コイルの励磁によって互いに異なる極性に磁化される第
    1磁極部と第2磁極部とを、前記回転子の磁極面に離間
    対向して周方向に交互に複数配置した固定子とを備えた
    ステップモータにおいて、 隣接する前記第1磁極部と前記第2磁極部との周方向の
    間隔を前記回転軸から遠ざかるにつれて相対的に狭めて
    形成したことを特徴とするステップモータ。
JP6416190U 1990-06-18 1990-06-18 ステップモータ Expired - Fee Related JPH0811048Y2 (ja)

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JP6416190U JPH0811048Y2 (ja) 1990-06-18 1990-06-18 ステップモータ

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JP6416190U JPH0811048Y2 (ja) 1990-06-18 1990-06-18 ステップモータ

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JPH0425465U JPH0425465U (ja) 1992-02-28
JPH0811048Y2 true JPH0811048Y2 (ja) 1996-03-29

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