JPH01272513A

JPH01272513A - 枝毛・切れ毛の予防・修復剤

Info

Publication number: JPH01272513A
Application number: JP9966288A
Authority: JP
Inventors: Yoko Fukuchi; 福地　羊子; Kenji Torii; 鳥居　健二
Original assignee: Shiseido Co Ltd
Current assignee: Shiseido Co Ltd
Priority date: 1988-04-22
Filing date: 1988-04-22
Publication date: 1989-10-31
Anticipated expiration: 2011-11-13
Also published as: JP2554523B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】し産業上の利用分野］本発明は毛髪の枝毛・切れ毛を予防し、又は発生した枝
毛を修復する枝毛・切れ毛の予防・修復剤に関する。

［従来の技術］一般に毛髪は、洗髪、ブラッシング、ドライヤーによる
熱、ヘアカラー、ブリーチ剤等の美容処理を頻繁に繰返
すと著しく損傷劣化し、その結果、枝毛や切れ毛が増加
することはよ（知られたことである。そこで、このよう
な毛髪損傷を予防し、毛髪に光沢やなめらかさを与え、
くし通りを良くするなどの目的で、従来はシリコン油、
エステル油、炭化水素油などの油分、アルキルアンモニ
ウムクロリドなどのカチオン活性剤、ケラチン分解物な
どの毛髪補強剤などを配合した毛髪化粧料が用いられて
きた。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、これらの毛髪化粧料は枝毛・切れ毛を予
防し修復するほどには充分な効果がなく、依然として、
枝毛、切れ毛は女性の毛髪に関する最大の悩みであった
。

本発明者等は、上記事情に鑑み、枝毛・切れ毛を予防し
修復する効果に優れた製剤を開発すべく鋭意研究を重ね
た結果、特定の高分子シリコンと、特定の炭化水素油と
を併用した時、上記目的が達成できることを見出し、こ
の知見にもとすいて本発明を完成するに至った。

［課題を解決するための手段］すなわち、本発明は［式中、Ｒｒはメチル基またはフェニル基（但し、Ｒ＋
がすべでフェニル基である場合を除＜）、Ｒ２はメチル
基または水酸基を表す。

また、ｎは３，０００〜２０，０００の整数を表す。］
で表される高分子量シリコンの一種または二種以上と、
炭素数７〜２０の軽質流動イソパラフィンとを含有する
ことを特徴とする枝毛・切れ毛の予防・修復剤である。

以下、本発明の構成について述べる。

本発明で使用する高分子量シリコンは上記の一般式で表
される高分子量のもので、式中のｎの値は３，０００〜
２０，０００である。分子量でいうと、約２５万〜１５
０万程度であり、性状は常温で軟質ゴム状を呈している
。

具体的な構造を化学名で示せば、ジメチルポリシロキサ
ン、メチルフェニルポリシロキサン、末端水酸基含有ジ
メチルポリシロキサン、末端水酸基含有メチルフェニル
ポリシロキサンなどが挙げられる。

本発明において高分子量シリコンは枝毛・切れ毛の予防
・修復剤全量中の０．１〜５０重量％、好ましくは１〜
３０重量％重量工程る。０．１％未満では十分な効果が
得られず、５０％を超えると枝毛・切れ毛の予防・修復
剤で毛髪を均一にコーティングしにくくなり、予防・修
復効果に劣り好ましくない。

本発明で用いられる炭素数７〜２０の軽質流動イソパラ
フィンとしては、常圧における沸点が９０〜２６０℃の
範囲にあるイソパラフィン系炭化水素をあげることがで
き、例えばエクソン社製のアイソパー（登録商標）Ｃ１
同Ｄ、同Ｅ、同１３０１同に１間Ｌ１同Ｍ１シェル社製
のシェルゾール（登録商標）７１、フィリップ社製のツ
ルトロール（登録商標）１００．同１３０１同２２、日
本石油化学社製の８石アイソゾール（登録商ｆｌ！Ａ）
３ｏｏ、同４００．バーメチル社製のバーメチル９９Ａ
、同１０１Ａ等があげられる。これらのうち、任意の一
種又は二種以上が用いられ、その使用量は高分子量シリ
コンに対して１〜１００倍（重量）が好ましく、枝毛・
切れ毛の予防・修復剤全量中の１〜９９．９重量％が好
ましい。

本発明の枝毛・切れ毛の予防・修復剤には上記の必須構
成成分に加えて、゛目的に応じて本発明の効果を損なわ
ない量的、質的範囲で、通常毛髪化粧料に用いられる各
種の成分が配合可能である。

例えば、アボガド油、パーム油、ビーナツツ油、牛脂、
コメヌカ油、ホホバ油、カルナバロウ、ラノリン、流動
パラフィン、オキシステアリン酸、パルミチン酸イソス
テアリル、イソステアリルアルコール等の油分、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、１，３−ブチレ
ンゲリコール、グリセリン、ソルビトール、ポリエチレ
ングリコール等の水溶性多価アルコール、ヒアルロン酸
、コンドロイチン硫酸、とロリドンカルポン酸塩等の保
湿剤、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、ウロカニン
酸、ジイソブロビルケイヒ酸エチル、微粒子酸化チタン
、微粒子酸化亜鉛、及びこれらの親油化処理物又は複合
粉末等の紫外線吸収剤又は散乱剤、エリソルビン酸ナト
リウム、セージエキス、ビタミンＥ１パラヒドロキシア
ニソール等の酸化防止剤、アクリル系樹脂、シリコン系
樹脂、ポリビニルとロリドン等の樹脂類、大豆蛋白、ゼ
ラチン、コラーゲン、絹フィブロイン、エラスチン等の
蛋白又は蛋白分解物、エチルパラベン、ブチルパラベン
等の防腐剤、各種アミノ酸類、ビオチン、パントテン酸
誘導体等の賦活剤、γ−オリザノール、デキストラン硫
酸ナトリウム、ビタミンＥ誘導体、ニコチン酸誘導体等
の血行促進剤、硫黄、チアントール等の抗脂漏剤、エタ
ノール、イソプロパツール、テトラクロロジフロロエタ
ン等の希釈剤、界面活性剤、香料、水、カルボキシビニ
ルポリマー等の増粘剤、色剤等を必要に応じて適宜配合
することができる。

本発明の剤型は任意であり、可溶化系、乳化系、粉末分
散系、油−水の２層系、油−水一粉末の３層系等いずれ
でも構わない。

乳化系の場合は、高分子量シリコンを含む油相をノニオ
ン界面活性剤、カチオン界面活性剤、アニオン界面活性
剤又はそれらの混合物で乳化して用いるのが一般的であ
るが、その際に、あらかじめ界面活性剤と水溶性多価ア
ルコールとの混合物を調製し、次いで油相と混合して乳
化組成物とするのが好ましい。

［実施例］以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。本
発明は、これらによって限定きれるものではない。配合
量は全て重量％である。

実施例１　液状の予防・修復剤（１）軽質流動イソパラフィン（Ｃ１１〜１２）　　　
９０．０駕（２）ジメチルポリシロキサン（Ｒ１およびＲ２はメチル基、ｎ＝７０００）　　　１
０．０（３）香料　　　　　　　　　　　　　　　　適
量（１）〜（３）を撹拌溶解、混合して、粘度６００ｃ
ｐｓの粘性のある透明性のよい液状の予防・修復剤を得
た。

実施例２　エアゾールタイプ予防・修復剤（１）軽質流
動イ’）　ハ５７　イン（ＣＩ２−１５）　　　２２．
０％（２）ジメチルポリシロキサン　　　　　　　３．
０（Ｒ１およびＲ２はメチル基、ｎ＝２００００）（３
）プロピレングリコール　　　　　　　　６．０（４）
ポリオキシエチレン（８０モル）２．０硬化ヒマシ油エ
ステル（５）カチオン化セルロース　　　　　　　　０．２ボ
＋Ｊ　マーＪＲ−４００（ＵＣＣ社製）（６）水溶性エ
ラスチン　　　　　　　　　１０．０（７）イオン交換
水　　　　　　　　　　　　４７．８（８）ジメチルエ
ーテル　　　　　　　　　　４．０（９）ジクロロジフ
ロロメタン　　　　　　　６．０（３）（４）の混合物
に（１）　（２）の混合溶解物を添加し、乳化する。こ
れに（５）〜（７）の溶液を加え、混合攪拌して原液を
得る。この原液をエアゾール罐に充填し、次いで、（８
）（９）の噴射ガスを充填してエアゾールタイプの予防
・修復剤を得た。

比較例１　液状ヘアオイル（１）軽質流動イソパラフィン（０１２〜１５）　　　
６０．０％（２）ジメチルポリシロキサン（５ｃｐｓ）
　　　　３０．０（３）エタノール　　　　　　　　　
　　　　１０．０（４）香料　　　　　　　　　　　　
　　　　適量（１）〜（４）を混合して、液状のヘアオ
イルを得た。

比較例２　液状頭髪化粧料（１）ビニルピロリドン／酢酸ビニル　　　　２．Ｏｘ
共重合体（２）プロピレングリコール　　　　　　　　２．０（
３）エタノール　　　　　　　　　　　　　４０．０（
４）イオン交換水　　　　　　　　　　　　残余（１）
〜（４）を溶解して、液状の頭髪化粧料を得た。

実施例１および２、比較例１および２について、枝毛発
生防止効果、枝毛修復効果、毛髪の滑かざの測定を行っ
た。

試験例１　枝毛発生防止効果の測定同一人から採取した頭髪で毛束を作り、それぞれの毛束
に下記のサンプルを塗布し、機械的にブラッシングを１
万回かけた時の枝毛の発生本数を数えた。各毛束は１３
００本の頭髪からなっている。

（以下余白）上表から明らかなように本発明品は枝毛発生防止に顕著
な効果がみられた。

試験例２　実使用による枝毛発生防止効果の測定パネル
６名に頭髪半分に実施例１のサンプルを、残りの半分に
比較例１のサンプルを毎日使用してもらい、２力月後左
右の枝毛発生量を比較した。

（評点）０：枝毛発生率が１０％未満 ○：枝毛発生率が１０％以上１５％未満△：枝毛発生率
が１５％以上２０％未満×：枝毛発生率が２０％以上（以下余白）髪の方が枝毛の発生は少なく、本発明品の枝毛発生防止
効果が確認できた。

試験例３　枝毛修復効果の測定枝毛の多く発生していたパネル４名に、実施例１の予防
・修復剤を使用してもらい、枝毛の修復効果をみた。

その結果、いずれのパネルにおいても、枝毛は目立たな
くなっており、本発明品の修復効果が確認された。

試験例４　毛髪の滑かざの測定摩擦測定機により、毛髪の摩擦係数を測定した。

本発明品を用いることにより摩擦係数が著しく低減して
いることがわかる。

実施例３　液状の予防・修復剤（１）軽質流動イソパラフィン（０１６〜１９）　　　
３０．０！％（２）メチルフェニルポリシロキサン　　
　　５．０（Ｒ１はメチル基：フェニル基＝１：１、Ｒ
２はメチル基、ｎ＝１００００）（３）テトラクロロジフロロエタン　　　　　５４．０
（４）アルキルメタクリレート、ジメチル　　１．０ア
ミノ工チルメタクリレート共重合両性化物（５）エタノール　　　　　　　　　　　　　１０．０
（１）〜（５）を撹拌溶解、混合して、粘性のある透明
性のよい液状の予防・修復剤を得た。

実施例４　液状の予防・修復剤（１）軽質流動イソパラフィン（０１２〜１５）　　　
８４．０％（２）ジメチルポリシロキサン　　　　　　
　１．０（Ｒ＋はメチル基、Ｒ２は水酸基、ｎ＝１００
００）（３）　（ＣａＨ２）Ｓｉ０３／２単位”　（Ｃ
Ｔｏ）２ｓｉ０２単位　　５．０＝５．６’７：１で平
均分子量８０００のシリコン樹脂（４）エタノール　　　　　　　　　　　　　１０．０
（５）香料　　　　　　　　　　　　　　　適量（１）
〜（５）を撹拌溶解、混合して、粘性のある透明性のよ
い液状の予防・修復剤を得た。

実施例５　液状の予防・修復剤（１）軽質流動インパラフィン（Ｃ８〜９）　　　　５
４．３％（２）ツルトロール（登録商標）１３０　　　
　　４５．０（３）ジメチルポリシロキサン　　　　　
　　０．１（Ｒ＋およびＲ２はメチル基、ｎ＝２０００
０）（４）アミノ変性シリコンオイル　　　　　　０．
１シリコン５Ｍ８７０２Ｃ（東しシリコン社製）（５）
シリコンポリエーテルコポリマ−０，５シリコンＫＦ９
４５（Ａ）　（東しシリコン社製）（１）〜（５）を撹
拌溶解、混合して、粘性のある透明性のよい液状の予防
・修復剤を得た。

実施例６　乳化状の予防・修復剤（１）シェルゾール７１（シェル社製）　　　　　　１
５．０％（２）メチルフェニルポリシロキサン　　　　
３．０（Ｒ＋はメチル基：フェニル基；１：ＩＦ５はメ
チル基、ｎ＝８０００）（３Ｎ、３−ブチレングリコール　　　　　　　２．０
（４）ポリオキシエチレン（６０モル）２．０硬化ヒマ
シ油エステル（５）酸化チタンゾル　　　　　　　　　　　１０．０
ネオサンベールＷ−１０（触媒化成工業製）（６）エタ
ノール　　　　　　　　　　　　　１５．０（７）イオ
ン交換水　　　　　　　　　　　　５３．０（８）香料
　　　　　　　　　　　　　　　　適量（１）に（２）
を溶解し、（３）　（４）の混合物に加えて一次乳化し
、次いで（５）〜（８）を加えて再乳化して予防・修復
剤を得た。

実施例７　クリーム状予防・修復剤（１）アイソゾール３００（日本石油化学社製）　　１
０．０％（２）ジメチルポリシロキサン　　　　　　　
３．０（Ｒ＋およびＲ２はメチル基、ｎ＝５０００）（
３）ジメチルポリシロキサン（２０ｃｐｓ）　　　　５
．０（４）トリー２−エチルヘキサン酸　　　　　　８
．０グリセリンエステル（５）ワセリン　　　　　　　　　　　　　　　５．０
（６）ステアリルアルコール　　　　　　　　２．０（
７）ソルビタンモノオレート　　　　　　　　２．０（
８）ポリオキシエチレン（４０モル）２．０硬化ヒマシ
油エステル（９）グリセリン　　　　　　　　　　　　　５．０（
１０）ヒアルロン酸　　　　　　　　　　　　５．０（
１１）防腐剤　　　　　　　　　　　　　　適量（１２
）イオン交換水　　　　　　　　　　　残余（１）〜（
８）を７０℃で攪拌溶解し、（９）〜（１２）を溶解し
たものの中に加えて乳化し、クリーム状予防・修復剤を
得た。

実施例８１ｆ！状の予防・修復剤（１）軽質流動イソパラフィン（０１２〜１５）　　　
４０．０駕（２）ジメチルポリシロキサン（Ｒ１はメチル基、Ｒ２は水酸基、ｎ＝５０００）　３
０．０（３）テトラクロロジフロロエタン　　　　　２
０．０（４）エタノール　　　　　　　　　　　　　９
．９（５）２．４−メトキシベンゾフェノン　　　　　
０．１（６）香料　　　　　　　　　　　　　　　適量
（１）〜（６）を撹拌溶解、混合して、粘性のある透明
性のよい液状の予防・修復剤を得た。

実施例９　スプレータイプ予防・修復剤（１）軽質流動
イソパラフィン（Ｃ１１〜１３）　　　７７．５％（２
）ジメチルポリシロキサン　　　　　　　０．５（Ｒ＋
およびＲ２はメチル基、ｎ＝１００００）（３）エタノ
ール　　　　　　　　　　　　　２．０（４）イソプロ
ピルアルコール　　　　　　　１０．０（５）香料　　
　　　　　　　　　　　　　　適量（６）プロパン　　
　　　　　　　　　　　　　７．０（７）ジメチルエー
テル　　　　　　　　　　３．０（１）〜（５）を混合
溶解し、これをエアゾール罐に充填して弁を取り付けた
後に、（６）　（７）の噴射剤を充填してスプレータイ
プの予防・修復剤を得た。

実施例１０　　液状の予防・修復剤（１）’、／ル）　Ｃ１−ＪｌｚＣｕ録商標）１００　
　　　　　５．０％（２）ジメチルポリシロキサン　　
　　　　　１．０（Ｒ１およびに２はメチル基、ｎ＝１
００００）（３）トリクロロトリフロロエタン　　　　
　９３．９（４）２−エチルへキシル−Ｐ−ジメチルア
ミノ　０，１ベンゾエート（１）〜（４）を攪拌溶解して粘性のある透明性の良い
液状の予防・修復剤を得た。

［発明の効果］本発明に係る枝毛・切れ毛の予防・修復剤は、これまで
女性の毛髪についての最大の悩みであった枝毛、切れ毛
を予防し、発生してしまった枝毛に対しては、枝毛部分
を本発明品がコーティングすることにより枝毛を修復し
目立たなくする効果に優れたものである。また、その副
次効果として毛髪を滑かにし、ざらざらの髪に仕上げる
こともあげられる。

特許出願人　株式会社　　資生堂

Claims

【特許請求の範囲】

（１）一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ ［式中、Ｒ＿１はメチル基またはフェニル基（但し、Ｒ
＿１がすべてフェニル基である場合を除く）、Ｒ＿２は
メチル基または水酸基を表す。また、ｎは３，０００〜２０，０００の整数を表す。］
で表される高分子量シリコンの一種または二種以上と、
炭素数７〜２０の軽質流動イソパラフィンとを含有する
ことを特徴とする枝毛・切れ毛の予防・修復剤。