JPH0126817Y2 - - Google Patents

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JPH0126817Y2
JPH0126817Y2 JP910081U JP910081U JPH0126817Y2 JP H0126817 Y2 JPH0126817 Y2 JP H0126817Y2 JP 910081 U JP910081 U JP 910081U JP 910081 U JP910081 U JP 910081U JP H0126817 Y2 JPH0126817 Y2 JP H0126817Y2
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spacer
mounting groove
spacer arm
arm
arms
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、コンクリート型枠内に装着する鉄
筋篭の鉄筋交叉部に簡単に嵌め込んで、鉄筋とコ
ンクリート型枠内面との間隔を保持する金属製ス
ペーサに関するものである。
鉄筋とコンクリート型枠内面との間隔を保持す
るスペーサとしては、従来、各種形状の固形モル
タルや鉄座が用いられ、最近では鋼線を屈曲した
ものやプラスチツク製のものが存在する。
しかし、従来のスペーサには夫々長所、短所が
あり、例えばプラスチツク製のものは安価ではあ
るがコンクリート強度に関与しないため、完成し
たコンクリート製品の全体としての強度低下を招
いている。
この考案は、交叉する鉄筋に嵌着可能な二方向
の第1装着溝及び第2装着溝と、各装着溝から一
体に延出する複数のスペーサ腕とを有し、上記第
1装着溝および第2装着溝はほぼU字状断面を形
成しており、上記第2装着溝は上記第1装着溝の
下方に位置して直交し、上記した複数のスペーサ
腕は各装着溝から上下左右方向のうち少なくとも
2方向以上に延出しており、上記した各両装着溝
およびスペーサ腕は一枚の金属板を屈曲成形され
たものであることを特徴とする鉄筋交叉部用金属
製スペーサに関するものである。
以下、図面に基づいてこの考案の実施例を詳細
に説明する。
第1図、第2図は、この考案の一実施例を示す
もので、この考案に係るスペーサAは、交叉する
鉄筋B,B′を受入れるために、鉄筋Bを受入れ
る第1装着溝20と、該第1装着溝20の下方に
位置して鉄筋B′を受入れる左右一対に形成した
第2装着溝21,22と、いずれかの装着溝2
0,21,22から上下左右方向のうち少なくと
も2方向以上に一体に延びる複数のスペーサ腕1
0,11,12,13,14,15を有してい
る。具体的には、第1図、第2図の実施例で示す
ように、左右方向へはスペーサ腕10が、上方へ
は互いに対向するスペーサ腕11,12が下方へ
はスペーサ腕13が、後方へは一対のスペーサ腕
14,15が夫々延出している。
上記したスペーサ腕10,11,12,13,
14,15と、前記第1装着溝20及び第2装着
溝21,22とは、相互に相手側の一部または支
持材となつて一体化している。具体的には、第1
装着溝20は互いに対向するスペーサ腕11,1
2の下方部分に上部が開放するほぼU字状断面に
形成されている。また、この第1装着溝20は底
壁20′と側壁11′,12′とを有しており、側
壁11′からはスペーサ腕11が延出し、側壁1
2′からはスペーサ腕12が延出する。
一方、第2装着溝21,22は、スペーサ腕1
0とスペーサ腕14,15との間に上部が開放す
るほぼU字状断面に、かつ左右一対に形成されて
いる。この第2装着溝21,22は、各々底壁2
1′と側壁14′とを底壁22′と側壁15′とを有
し、スペーサ腕10の下縁の一部から底壁21′,
22′を延出し、該底壁21′,22′の先端を立
ち上げて夫々側壁14′,15′を形成し、更に側
壁14′,15′から水平方向にスペーサ腕14,
15を延出する。上記のような構成のスペーサA
は平らな鋼板を打抜いた板材A′を屈曲成形した
ものである。
第3図は、鋼板を打抜いて形成した板材A′、
即ち、この考案におけるスペーサAの展開状態の
平面図である。同図において、便宜上、完成時
(第1図,第2図)の名称、符号をもとに説明す
ると、基本となる横方向に延びるスペーサ腕10
は両端に端部10a,10bを有し、スペーサ腕
10の横方向中央部下側には、該スペーサ腕10
と直交するスペーサ腕13を下向きに延出する。
また、スペーサ腕10の中央部上側には、第1装
着溝20の底壁20′が折目1を介して延出し、
該底壁20′の左右には側壁11′とスペーサ腕1
1、側壁12′とスペーサ腕12を夫々延出する。
一方、スペーサ腕10には、スペーサ腕13を挟
んで左右一対に、第2装着溝21,22を構成す
る底壁21′,22′、側壁14′,15′を夫々延
出し、更に側壁14′,15′の先端部分にはスペ
ーサ腕14,15を夫々延出する。
上記した第3図のような板材A′からスペーサ
Aを形成するには、例えばスペーサ腕10を中心
にして、屈曲作業を進めると、まず、スペーサ腕
10の上方の底壁20′を、鎖線で示した折目1
から手前側に折曲げ、次いで底壁20′の両翼部
分、即ち側壁11′,12′及びスペーサ腕11,
12を夫々折目2,2で上方に折曲げると第1図
における上部が開放する第1装着溝20ならびに
対向するスペーサ腕11,12を形成することが
できる。尚、この実施例では、装着溝20に嵌め
込んだ鉄筋Bが抜け出ないように、スペーサ腕1
1,12の一部に切込19′を設け、該切込1
9′を内側へ曲げて弾性逆止片19としている。
また、第2装着溝21,22を形成するには、
第3図において、スペーサ腕10から下方へ延出
している左右一対の底壁21′,22′を夫々折目
3から上記底壁20′と反対側に折曲げると共に、
折目4から側壁14′,15′を前記スペーサ腕1
0に対向するように立ち上げ、更に折目5からス
ペーサ腕14,15を水平方向に延出するように
屈曲させればよい。
尚、各スペーサ腕には予め補強骨16を押圧成
形してある。また、各スペーサ腕の先端には防錆
用プラスチツク製キヤツプ30を被着するとよ
い。この考案においては、キヤツプ30を被着す
る作業以外は全工程をプレス機で行うことが可能
で、自動化も容易である。
次に、この考案に係るスペーサAの使用法を説
明すると、第1図、第2図は型枠の底板M1、側
板M2、端板M3が三面を囲む鉄筋交叉部に、スペ
ーサAを嵌着した例を示すもので、各装着溝2
0,21,22の開口部を上に向け、鉄筋B,
B′に下から嵌めている。この状態では、型枠の
底板M1に対してはスペーサ腕13の先端が、側
板M2に対してはスペーサ腕10の一方側が、即
ち第1図では右側の先端が、端板M3に対しては
スペーサ腕14,15の先端が夫々当接して間隔
保持の作用をしている。つまり、この考案のスペ
ーサは従来のスペーサ3個分の作用を果たしてい
る。尚、この場合、スペーサ腕10の他方側と、
スペーサ腕11,12は作用していないが、反対
側の隅部ではスペーサ腕10の他方側が側板に当
接し、スペーサとして作用している。また、本考
案のスペーサは、図示の実施例とは逆に、スペー
サ腕13を上向きにして遊ばせ、スペーサ腕1
1,12を働かすことも可能で、多様に使えるも
のである。
そして、前記したように各スペーサ腕の補強骨
16を加圧成形すれば、スペーサ腕の剛性が増大
するから、薄鋼板でも、スペーサとしての必要強
度を得られる。尚、補強骨16は圧下による突条
ではなく、縁を折立て形成してもよい。また、第
2装着溝21,22にも弾性逆止片19を、第1
装着溝20と同様に形成してもよい。
各スペーサ腕は設計条件と施工規則により、そ
の向きと長さを決める。また、第2図において左
方へ向かうスペーサ腕を加えることも、第3図に
おける側壁11′,12′を上方へ延長することで
容易に可能である。そして、上記実施例では、下
側の鉄筋B′を左右一対の第2装着溝21,22
で支持して、特にコンクリート投入時の衝撃によ
りスペーサ腕ないし鉄筋が傾斜しないようにして
いるが、第2装着溝21,22の一方を省略して
簡略化することもできる。
この考案のスペーサによれば、鉄筋交叉部に装
着して複数のスペーサの作用を一個のスペーサで
果たすことができ、装着が簡単で鉄筋交叉部の下
または横から、鉄筋を両装着溝に押込むだけで装
着することができる。また、この考案のスペーサ
は直交状に交叉する装着溝を有し、両装着溝は共
に屈曲成形したU形溝であり、鋼板は屈曲により
弾性を強めているので、鉄筋の交叉部を確実に把
持する。そして、装着溝と一体に成形したスペー
サ腕は、コンクリート投入時の衝撃でも向きを変
えることがない。更に、この考案に係るスペーサ
は、打抜き加工品であるため、従来の鋼線やプラ
スチツク材からなるスペーサに比べ、スペーサ腕
に充分な強度を与え易く、また必要に応じてスペ
ーサ腕の長さを長短自由に設定できる。更に必要
ならば、ペンチなどの工具で折曲げてスペーサ腕
を特殊な寸法に合せることも可能である。
そして、この考案に係るスペーサの材料は、コ
ンクリートと確実に固着する薄鋼板であり、製作
は一枚の薄鋼板のプレス加工だけで完成できるの
で、材料費、製作費ともに少なく、消耗品である
スペーサとして安価であるという条件も満足すべ
きものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は正面
図、第2図は同上の側面図、第3図は展開状態の
平面図を示す。 10,11,13,13,14,15……スペ
ーサ腕、20……第1装着溝、21,22……第
2装着溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 交叉する鉄筋に嵌着可能な二方向の第1装着溝
    及び第2装着溝と、各装着溝から一体に延出する
    複数のスペーサ腕とを有し、上記第1装着溝およ
    び第2装着溝はほぼU字状断面を形成しており、
    上記第2装着溝は上記第1装着溝の下方に位置し
    て直交し、上記した複数のスペーサ腕は各装着溝
    から上下左右方向のうち少なくとも2方向以上に
    延出しており、上記した各両装着溝およびスペー
    サ腕は一枚の金属板を屈曲成形されたものである
    ことを特徴とする鉄筋交叉部用金属製スペーサ。
JP910081U 1981-01-27 1981-01-27 Expired JPH0126817Y2 (ja)

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JP910081U JPH0126817Y2 (ja) 1981-01-27 1981-01-27

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JP910081U JPH0126817Y2 (ja) 1981-01-27 1981-01-27

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JPS57123425U JPS57123425U (ja) 1982-07-31
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS589418U (ja) * 1981-07-13 1983-01-21 東興産業株式会社 鉄筋間隔保持具
JP7366361B2 (ja) * 2019-09-13 2023-10-23 株式会社アストン 鉄筋スペーサー及びその製造方法、並びにそれを用いた鉄筋保持工法

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JPS57123425U (ja) 1982-07-31

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