JP4705365B2 - 基礎構築用の支持具及びその取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建築物において布基礎等の基礎の構築時に型枠を支持する基礎構築用の支持具及びその取付構造に関するものである。
従来より、型枠及び鉄筋を支持可能な基礎構築用の支持具として、例えば特許文献1に示されたようなものが提案されている。すなわち、当該支持具は、長四角板状をなす底板と、該底板に立設されて三角板状をなす枠板当着部とを備えている。枠板当着部の斜辺部には、鉄筋受溝が前記底板に向かって鉛直下方に凹設されている。この鉄筋受溝は斜辺部に開口されている。そして、鉄筋受溝に鉄筋を嵌挿させるとともに、枠板当着部の背面を型枠の内面に当接させることにより、鉄筋を型枠から所定間隔をおいた位置に保持することができる。
特開平11−71772号公報
上記従来の支持具の構成では、枠板当着部は鉄筋が挿入される鉄筋受溝と型枠に当接される端面との間隔を決定付ける機能を果たすのみであった。すなわち、従来技術の支持具における枠板当着部は、三角板状の一辺である端面で、ただ単に、型枠の当着を許容するのみであって、型枠が鉄筋側に押し付けられる力を広範囲に受け止めるように機能するとは言い難い構成であった。ましてや、その力を広範囲に受け止めるためにどのように構成し、その構成に合わせて、型枠が鉄筋側に押し付けられる力をどのようにしてバランスよく鉄筋に伝達するかという点については、何ら考慮されていない構成だったのである。従って、支持具の使用については、その時々によって数を増やすなどして型枠が鉄筋側に押し付けられる力を受け止めていた。たとえば、上記従来の支持具の構成では、1枚の型枠に対して、少なくとも2つの支持具を要していたのである。
この発明は、こうした従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、型枠を好適に支持することのできる基礎構築用の支持具及びその取付構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、鉄筋を配した基礎に設置され、該鉄筋に対する型枠の支持を実現する基礎構築用の支持具において、前記鉄筋を支持する鉄筋支持部と、当該鉄筋支持部から前記型枠に向けて延設された延設部と、当該延設部に対して設けられて前記型枠に対向する対向面を具備する型枠支持部とを備えてなり、前記延設部は、前記鉄筋支持部から前記型枠支持部の一端側及び型枠支持部の他端側へ向けて延設され、前記型枠支持部は、該延設部の延設方向と交差する方向の幅が前記型枠支持部の一端側と型枠支持部の他端側との間で異なる構成であり、前記型枠支持部における、前記延設部の延設方向と交差する方向の幅は、型枠支持部の一端側から型枠支持部の他端側に向けて次第に拡幅されてなり、前記型枠支持部の一端側が前記型枠の上端側に配置されるとともに、前記型枠支持部の他端側が前記型枠の下端側に配置されることを要旨とする。
上記の構成によれば、延設部が鉄筋支持部から型枠支持部の一端側及び型枠支持部の他端側へ向けて延設されることから、型枠支持部にかかる力が型枠支持部の一端側又は他端側に集中することなく鉄筋支持部側へ伝達される。また、型枠支持部の幅は、一端側と他端側とで異なるように形成されており、そうした幅構成よりなる型枠支持部によって、型枠を支持する面が確保されている。このため、本構成の支持具によれば、型枠の外側を埋める固定土による、当該型枠が鉄筋側に押し付けられる力を型枠支持部で広範囲に受け止めて型枠を好適に支持しつつ、型枠支持部のコンパクト化を達成する。
また、型枠支持部は、他端側地面側となるため、地面側に向かうに連れて表面積が広くなるように形成されて型枠に対する支持面積が確保されている。とくに、支持具が設置された箇所に布基礎コンクリートを流し込む場合、当該布基礎コンクリートは、型枠支持部の幅狭な箇所から幅広な箇所へと型枠支持部の外形状に沿って順次地面側に流れる。このため、布基礎コンクリートの流れを妨げることがなく、スムーズに布基礎コンクリートが所定箇所に流し込まれる。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記延設部は、前記型枠支持部の一端側から型枠支持部の他端側にかけて連接する面を有する補強部が備えられていることを要旨とする。この構成によれば、補強部は、型枠支持部の一端側から型枠支持部の他端側にかけての領域において、型枠支持部が受け止めた力をバランスよく鉄筋側へ伝達する。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記延設部は、前記型枠の下端側に配置される前記型枠支持部の下端面と同一平面をなす端面を備えていることを要旨とする。この構成によれば、型枠支持部の他端面を他部材(他部位)に当接させる場合に、補強部の端面の構成によって、その当接状態を安定化させることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の基礎構築用の支持具の取付構造であって、前記型枠は、その長手方向に沿って端面同士を当接させた状態で複数並設され、これら複数の型枠のうち、隣り合う一対の型枠の端面間に前記型枠支持部を当接させてなることを要旨とする。
通常、複数の型枠を鉄筋の長手方向に並設した状態で布基礎コンクリートを形成する際には、当該複数の型枠は、隣り合う型枠の側面(鉄筋の長手方向に直交する方向に相対向する面)同士が重ねられた状態で上記支持具により支持されるのが一般的である。しかしながら、こうした場合、隣り合う型枠の間に段差が生じてしまい、その結果、当該段差に応じて布基礎コンクリートの厚みが部分的に広くなったり狭くなったりして、その強度にばらつきが生じる。これに対し本構成では、型枠の端面(鉄筋の長手方向に相対向する面)同士を当接させて前記段差を省略した状態で、隣り合う一対の型枠の端面間に支持具の型枠支持部が当接される。すると、隣り合う一対の型枠の相対移動が支持具によって好適に抑制される。また、前記段差を省略したことにより、複数の型枠の側面が同一平面上に配置されることから、均一の厚みを有する布基礎コンクリートが得られる。
本発明の基礎構築用の支持具及びその取付構造によれば、型枠を好適に支持することができる。
以下、基礎構築用の支持具を図面に基づいて説明する。
図3に示すように、基礎構築用の支持具20は、例えば家屋において、基礎としての布基礎10を構築するために使用される。より詳しくは、本実施形態の支持具20は、布基礎10の側面を成形する型枠群11を支持するために使用される(図1参照)。布基礎10の内部には、該布基礎10を補強する鉄筋として、布基礎10の幅方向に延びる幅筋13と、布基礎10の連なる方向に延びる横筋14と、布基礎10の高さ方向に延びる立ち上がり筋(図示略)が埋設される。
前記型枠群11は、幅筋13の長手方向で相対向するように一対配設されている。各型枠群11は、横筋14の長手方向に沿って複数個の型枠16が並設されてなる集合体であり、隣り合う型枠16の端面16a同士を当接させて構成されている(図1参照)。各型枠群11は、横筋14から所定間隔だけ離間した箇所に配設されている。そして、これら型枠群11と横筋14との間に支持具20が設置されている。換言すれば、横筋14に支持具20が設置され、その支持具20によって型枠群11が該横筋14に支持されている。
図1に示すように、支持具20は、横筋14を支持する鉄筋支持部21と、鉄筋支持部21から型枠16に向けて延設された延設部22と、延設部22の先端に設けられて型枠16に対向する型枠支持部23とを備えている。支持具20は、合成樹脂により形成されており、その表面は全体に亘って灰色を呈している。
鉄筋支持部21は、筒状をなし、その長手方向に延びる開口を有することから、断面C字状に形成されている。この鉄筋支持部21の内部には横筋14が嵌挿されるようになっている。
延設部22は、鉄筋支持部21から後述する型枠支持部23の一端側(上端側)及び他端側(下端側)の双方へ向けて延設されている。延設部22は、鉄筋支持部21から型枠支持部23に向けて水平に延びる延設軸部24と、当該延設軸部24の上側面及び下側面にそれぞれ設けられた上側リブ26及び下側リブ27とを備えている。
延設軸部24は、長四角板状をなし、その基端部(延設部22と鉄筋支持部21との境界箇所)には、鉄筋支持部21に向かうに連れて幅が広がる拡幅部24aが設けられている。なお、前記幅とは、型枠群11の長手方向Aに沿う延設部22の幅を意味する。また、横筋14を基準とするならば、当該横筋14の長手方向と同方向の幅を意味する。前記拡幅部24aにより、延設軸部24の基端部の剛性が高められている。
上側リブ26は、鉄筋支持部21から後述する型枠支持部23の上端側(一端側)へ向けて延設されている。上側リブ26は、その形状が三角板状に形成されており、高さが型枠支持部23に向かうにつれて徐々に高くなるように形成されている。この上側リブ26は、延設軸部24の長手方向(幅方向と直交する方向)に当該延設軸部24を2等分する仮想線28上に設けられている。
下側リブ27は、その形状が全体として三角枠状に形成されており、中央には貫通孔27aを備えている。下側リブ27は、型枠支持部23の横筋14側の面に接しつつ当該型枠支持部23の下端側から上端側にかけて連設されてなる補強部としての第1リブ30と、延設軸部24の下側面に接しつつ延びる第2リブ31と、鉄筋支持部21から型枠支持部23の下端に向けて斜状に延びる第3リブ32とより形成されている。前記第1リブ30の下端面30aは、型枠支持部23の下端面23cと同一平面上に配置されている。
図2に示すように、型枠支持部23は、三角板状をなし、上端側(一端側)から下端側(他端側)に向かうに連れて幅が次第に拡幅する形状を有している。すなわち、型枠支持部23は、その幅が上端側と下端側とで異なる形状を有している。なお、前記幅とは、延設部22の型枠支持部23側の端面の延設方向(具体的には、上側リブ26及び下側リブ27の型枠支持部23側の端面の延設方向)と交差(本実施形態では直交)する方向の幅であり、換言すれば、型枠群11の長手方向Aに沿う型枠支持部23の幅を意味する。そして、型枠支持部23は、その幅方向に直交する高さ方向(前記延設方向)の仮想線25を中心として線対称に形成されている。この型枠支持部23において、前記延設軸部24より上方に位置する箇所の幅は当該延設軸部24の幅よりも小さくなっており、延設軸部24より下方に位置する箇所の幅は当該延設軸部24の幅よりも大きくなっている(図1参照)。型枠支持部23の下端の幅Lは、当該型枠支持部23の重心の安定性を好適に維持するとともに製造コストの上昇を抑制する観点から、3〜20cm、好ましくは5〜15cmに設定されている。
型枠支持部23において前記横筋14側の側面23a(内面)とは反対側に位置する側面(外面)には、型枠16の側面に対向してこれに当接する対向面23bが設けられている。この対向面23bは、凹凸形状のない水平面に形成されている。そして、図1に示すように、型枠支持部23は、隣り合う一対の型枠16の端面16a間に前記仮想線25を一致させて、その対向面23bを型枠16の側面に当接させた状態で設置されている。
次に、上記支持具20の作用について説明する。
布基礎10を構築するために支持具20を使用する場合、まず、鉄筋支持部21に横筋14を支持させ、次いで型枠16の側面に型枠支持部23の対向面23bを当接させる。このとき、型枠支持部23の仮想線25が、隣り合う一対の型枠16の端面16a間に位置するように支持具20を設置する。すると、型枠群11が支持具20の型枠支持部23により内側から支持される。なお、当該支持具20の設置手順は、上記の手順に限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
さて、鉄筋支持部21の開口に対してその上方又は下方或るいは前方から横筋14を押し込む際には、当該鉄筋支持部21に対して上下方向の負荷が加わる。この負荷は、そのまま延設軸部24にも加わる。こうした場合でも、本実施形態では、延設軸部24がその上下方向から各リブ26,27により補強されており、当該延設軸部24の剛性が高められている。このため、前記負荷のほとんどがリブ26,27により受け止められ、当該負荷による延設軸部24の変形が好適に抑制される。
また、本実施形態では、仮想線25を境界として均等に2分割された対向面23bのそれぞれが、隣り合う一対の型枠16に対し均等に当接する。すなわち、上記支持具20によれば、隣り合う一対の型枠16に対し、均等な支持面積が確保される。このため、隣り合う一対の型枠16が均等な力で支持され、その結果、これらの相対移動が好適に抑制される。
また、本実施形態の型枠支持部23は地面側に向かうに連れて幅広となる形状を有しているため、重心が安定した型枠支持部23により型枠16が支持される。その結果、型枠16の外側を埋める固定土の圧力により当該型枠16を鉄筋(横筋14)側に押し付ける力が、頑丈な型枠支持部23によって好適に受け止められる。
上記のように支持具20を所定箇所に設置した後、一対の型枠群11の内側に布基礎コンクリートを流し込む。その際、当該布基礎10コンクリートは、型枠支持部23の幅狭な箇所(上端部)から幅広な箇所(下端部)へと型枠支持部23の外形状(型枠支持部23の斜辺)に沿って順次地面側に流れる。このため、上記支持具20によれば、布基礎コンクリートの流れを妨げることがなく、スムーズに布基礎コンクリートが所定箇所に流し込まれる。
前記の実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ 上記支持具20の型枠支持部23は、上端部から下端部に向かうに連れて幅が次第に拡幅する形状を有している。このため、型枠16に対する型枠支持部23の支持面積が確保されるうえ、当該型枠支持部23の重心が安定する。従って、型枠16を鉄筋側に押し付ける力が、頑丈な型枠支持部23により受け止められ、その結果、型枠16を好適に支持することができる。また、この型枠支持部23の形状は、たとえば、四角板状のものに比べて、好適に型枠16との接触面積が省略されていることから、支持具全体のコンパクト化に寄与する。
・ 上記支持具20の型枠支持部23は、その下端側から上端側にかけての領域において第1リブ30を有している。この第1リブ30により型枠支持部23が補強されている。その結果、型枠支持部23が受け止めた力をバランスよく鉄筋側へ伝達することができる。また、この第1リブ30は、その中央に貫通孔27aを備えているために三角枠状をなしている。この形状は、上で述べた力の伝達機能を維持しつつも、支持具全体の軽量化に寄与する。
・ 第1リブ30の下端面30aと型枠支持部23の下端面23cとは同一平面上に配置されている。このため、型枠支持部23を地面上に配置する際には、型枠支持部23の下端面23cに支持された状態で安定に配置することができる。
・ 型枠支持部23の下端の幅Lは3〜20cm、好ましくは5〜15cmに設定されている。この場合、型枠16に対する型枠支持部23の支持面積を確保するのに必要とされる最低限の大きさを有する型枠支持部23が得られる。このため、本構成によれば、型枠支持部23の必要以上の大きさを伴って支持具20の製造コストが上昇することがなく、当該製造コストを極力抑制することができる。従って、型枠16に対する支持機能を十分に備え、コストの点でも好適である支持具20を得ることができる。
・ 上記支持具20は、隣り合う一対の型枠16に対し均等な支持面積を確保できる箇所に設置される。このため、隣り合う一対の型枠16が均等な力で支持され、それらの相対移動を好適に抑制することができる。
・ 上記支持具20の表面は、全体に亘って、布基礎コンクリートと同色である灰色を呈している。このため、型枠群11を撤去した場合でも支持具20が目立たない。従って、布基礎コンクリートの外観の低下を効果的に抑制することができる。
・ 本実施形態では、複数の型枠16がその端面16a同士を当接させた状態で配設される。このため、複数の型枠16の側面が同一平面上に配置される。従って、同一平面上に配置された各側面により、均一の厚みを有する布基礎コンクリートが得られる。すなわち、強度のばらつきが抑制された布基礎コンクリートを得ることができる。また、複数の型枠16の側面が同一平面上に配置されることにより、型枠群11の外観を向上させることができる。
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 型枠群11に対する型枠支持部23の当接箇所は、上記実施形態に限定されるものでない。すなわち、型枠支持部23の仮想線25の配置箇所は、隣り合う型枠16の端面16a間に限定されるものではない。この場合、型枠支持部23の少なくとも一部が前記端面16a間に当接する範囲内で、当該型枠支持部23の当接箇所を適宜変更してもよい。
・ 上側リブ26の形状は三角板状に限定されるものではなく、例えば、四角板状等に変更してもよい。また、下側リブ27と同様にその中央に孔を設けてもよいし、延設部22の構成から当該上側リブ26を省略してもよい。上側リブ26の端面と型枠支持部23の上端面(一端面)と同一平面をなすような端面を上側リブ26に具備してもよい。この場合、下側リブ27の下端面30aのように上端面が付加されるような構成となる。
・ 下側リブ27の構成のうち、第1リブ30又は第2リブ31のいずれか一方については省略してもよい。また、場合によっては、第3リブ32を省略してもよいが、その場合は第1リブ30又は第2リブ31は必須の構成である。いずれにせよ、「延設部の延設方向」とは、本実施形態では、上側リブ26と下側リブ27の型枠支持部23側の端面の長手方向を意味する。たとえば、上の変更例のように、第1リブ30及び第2リブ31が省略されて第3リブ32のみで下側リブ27が構成されたとしても、上側リブ26と第3リブ32との型枠支持部23側の端面を互いに含んだ領域が延びる長手方向を意味する。つまり、本実施形態では、延設軸部24の型枠支持部23側の端面が型枠支持部23の幅方向(図1でいうA方向)に延びるように形成されるのであるが、延設部22全体としては、上側リブ26及び下側リブ27の存在によって、型枠支持部23の幅方向と交差(本実施形態では直交)する方向が「延設部の延設方向」ということになる。ところで、第1リブ30の配設位置であるが、これを型枠支持部23の側面23aから離間させるようにして構成してもよい。つまりは、第2リブ31及び第3リブ32に作用する力を予定するとおりに横筋14側へ伝達できるようにそれらリブ間の間隔を保持できれば、「補強部」として機能し得るのである。
た、当該型枠支持部23の形状を、台形、五角形等、そして、型枠支持部23の一端側から他端側へ向けて多段階に幅を変化させるように変更してもよい。型枠支持部23を図2のように正面視した場合、「エ」字状となるように、型枠支持部23の一端側と他端側とにそれぞれ四角形状の部材を備えつつ、それら部材を連結するように中央に四角形状の部材を備えるようにしてもよい。ところで、型枠支持部23の形状については、型枠支持部23の左端部から右端部にかけての高さ(図1のA方向と直交する方向)を異なるようにして構成することも可能である。この場合、たとえば、上で述べた「エ」字状の場合と同様に、図2のように型枠支持部23を正面視した場合、その形状が「H」字状になるような形状が考えられる。
上記支持具20の表面の色彩は灰色に限定されるものではなく、これを例えば黒色、白色等に変更してもよい。
・ 上記支持具20を鋼等の金属材料又は木材により形成してもよい。
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する
・ 型枠支持部は、型枠の長手方向に沿う幅が地面側に向かうに連れて次第に拡幅又は縮幅されてなることを特徴とする基礎構築用の支持具。
・ 型枠支持部は、型枠の長手方向に沿う幅が延設部の当該幅よりも広くなる箇所を有していることを特徴とする基礎構築用の支持具。
本実施形態の支持具を示す斜視図。 同支持具を示す背面図。 同支持具の使用態様を示す側面図。
符号の説明
10…基礎としての布基礎、14…鉄筋としての横筋、16…型枠、16a…型枠の端面、20…支持具、21…鉄筋支持部、22…延設部、23…型枠支持部、23b…対向面、23c…型枠支持部の一端面(他端面)、30…補強部としての第1リブ、30a…第1リブの端面。

Claims (4)

  1. 鉄筋を配した基礎に設置され、該鉄筋に対する型枠の支持を実現する基礎構築用の支持具において、
    前記鉄筋を支持する鉄筋支持部と、当該鉄筋支持部から前記型枠に向けて延設された延設部と、当該延設部に対して設けられて前記型枠に対向する対向面を具備する型枠支持部とを備えてなり、
    前記延設部は、前記鉄筋支持部から前記型枠支持部の一端側及び型枠支持部の他端側へ向けて延設され、前記型枠支持部は、該延設部の延設方向と交差する方向の幅が前記型枠支持部の一端側と型枠支持部の他端側との間で異なる構成であり、前記型枠支持部における、前記延設部の延設方向と交差する方向の幅は、型枠支持部の一端側から型枠支持部の他端側に向けて次第に拡幅されてなり、前記型枠支持部の一端側が前記型枠の上端側に配置されるとともに、前記型枠支持部の他端側が前記型枠の下端側に配置されることを特徴とする基礎構築用の支持具。
  2. 前記延設部は、前記型枠支持部の一端側から型枠支持部の他端側にかけて連接する面を有する補強部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の基礎構築用の支持具。
  3. 前記延設部は、前記型枠の下端側に配置される前記型枠支持部の下端面と同一平面をなす端面を備えていることを特徴とする請求項2に記載の基礎構築用の支持具。
  4. 請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の基礎構築用の支持具の取付構造であって、
    前記型枠は、その長手方向に沿って端面同士を当接させた状態で複数並設され、これら複数の型枠のうち、隣り合う一対の型枠の端面間に前記型枠支持部を当接させてなることを特徴とする基礎構築用の支持具の取付構造。
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