JPH01256572A - ベンゾオキサジン化合物およびベンゾオキサジン化合物を用いた感熱記録体 - Google Patents

ベンゾオキサジン化合物およびベンゾオキサジン化合物を用いた感熱記録体

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JPH01256572A
JPH01256572A JP63085583A JP8558388A JPH01256572A JP H01256572 A JPH01256572 A JP H01256572A JP 63085583 A JP63085583 A JP 63085583A JP 8558388 A JP8558388 A JP 8558388A JP H01256572 A JPH01256572 A JP H01256572A
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JP
Japan
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group
substituted
alkyl group
benzoxazine compound
alkoxyl
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Application number
JP63085583A
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English (en)
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Masamoto Omatsu
尾松 正元
Fumio Iseyama
勢山 文雄
Mitsuru Kondo
充 近藤
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/30Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using chemical colour formers
    • B41M5/323Organic colour formers, e.g. leuco dyes

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、悠然記録シートに用いられる発色物質として
有用なベンゾオキサジン化合物に関し、特に耐温性や耐
湿性に優れ、しかも光学文字読取り装置によって読取り
可能な色像を形成する新規なベンゾオキサジン化合物お
よびそのベンゾオキサジン化合物を用いた感熱記録体に
関するものである。
「従来の技術」 従来、無色ないし淡色の塩基性染料と有機ないし無機の
電子受容性物質との呈色反応を利用し、圧力、熱、電気
、光などのエネルギーの媒介によって伝達される情報を
記録する方式については各種の方式が提案されており、
例えば近藤、岩崎、紙バ技協誌30巻411〜421頁
、463〜470頁(1976年)に記載の如く、感圧
複写シート、感熱記録シート、通電感熱記録シート、超
音波記録シート、電子線記録シート、静電記録シート、
感光性記録シートさらには感光性印刷材、タイプリボン
、ボールペンインキ、クレヨン、スタンプインキなどへ
の応用まで非常に沢山の方式が提案されている。
一方、事務処理の合理化と相俟って近年、記録体の記録
像を光学文字読取り装置(マーク読取りを含む)によっ
て読取り処理するケースが著しく増加しており、特に赤
外領域に読取り波長を持つ光学文字読取り装置を用いる
ケースが多くなっている。例えば、流通業界においては
、消費者のニーズにいち早く対応する為に、POSシス
テムが有力なツールとして注目されており、OCR文字
やバーコード等を印刷した値札を、レジ精算と同時にコ
ンピューター処理して経営効率の向上が図られているが
、この読取り装置には小型で、安価な赤外領域に読取り
波長をもつ装置が使用されている。
ところが、一般の感熱記録体で得られる記録像(黒発色
像、青発色像、赤発色像、緑発色像など)は可視領域(
400〜7001m、)に読取り波長域を持つ光学文字
読取り装置に対しては、リードカラーとして読み取りで
きるものの、赤外領域(700〜900nm)に読取り
波長域を持つ光学文字読取り装置に対しては、発色色調
に関係なく全てドロップアウトカラーとして機能してし
まうため適用できなかった。
このような用途に適する染料として、フタリド誘導体が
特開昭59−199757号に提案されている。かかる
フタリド誘導体を電子受容性物質と接触せしめて得られ
る記録像は、青緑色ないし緑色を呈し、かつ700〜9
00 nmの赤外領域に光吸収性を有するため光学文字
読取り装置での処理が可能である。
しかしながら、これらのフタリド誘導体を用いた感熱記
録体は、湿度や熱などの外部条件の影響で褪色し、発色
像と地肌部との近赤外領域における光吸収差が少なくな
り、結果的に光学文字読取り装置での処理が困難となっ
てしまう。また経時的に紙面が黄色化してくる欠点も有
している。
「発明が解決しようとする課題」 本発明は、上記の如き欠陥を伴うことなく光学文字読取
り装置によって読取り可能な色像を形成しうる新規なベ
ンゾオキサジン化合物、及びかかるベンゾオキサジン化
合物を用いた感熱記録体を提供するものである。
「課題を解決するための手段」 本発明は、下記−数式CI)で表されるベンゾオキサジ
ン化合物およびベンゾオキサジン化合物の少なくとも一
種を発色物質として含有する感熱記録体である。
〔式中、Rr ””’ Raはそれぞれ水素原子;ハロ
ゲン原子、C1〜4のアルコキシル基で置換されてもよ
い01〜I2のアルキル基;フェニル基で置換されても
よい03〜lzの不飽和アルキル基;CI〜4のアルキ
ル基で置換されてもよいC2〜I2のシクロアルキル基
;ハロゲン原子、ニトロ基、C8〜4のアルキル基I 
 C1〜4のアルコキシル基で置換されてもよいアルア
ルキル基;ハロゲン原子。
ニトロ基+C1〜4のアルキル基、C1〜4のアルコキ
シル基、C0〜4のハロゲン化アルキル基で置換されて
もよい了り−ル基を示すが、R,とR2、R3とR4は
互いに又は隣接するベンゼン環と共にヘテロ環を形成し
てもよい。また、R1−R7はそれぞれ水素原子、ハロ
ゲン原子、ニトロ基、C+〜4のアルキル基を示し、n
は1又は2の整数を示す。〕 「作用」 上記−数式(1)で表される本発明のベンゾオキサジン
化合物は無色ないし淡色の化合物であり、電子受容性物
質と接触すると赤色系の高濃度で鮮明な色調を呈する。
この物質を発色物質として用いた感熱記録体は、高温、
高湿度条件下に置かれたり長時間日光に曝されても記録
像が褪色せず、初期の色調および700〜900nmの
赤外領域での光吸収性が維持されるという優れた特性を
有するものである。
しかして、上記の如き優れた特性を有する本発明の一般
式CI)で表されるベンゾオキサジン化合物は、次のよ
うな合成方法によって製造される。
−数式〔R1で表される3、6−ジアミツフルオレノン
誘導体と 〔式中、RI”” Raは前述の意味を示す。〕一般数
式I[r)で表されるビロール誘導体とをメタノール、
エタノール、クロロホルム、ベンゼン、トルエン、ジオ
キサン、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシド等
の適当な溶媒に溶解し、脱水触媒として塩酸、硫酸、オ
キシ塩化リン、五酸化リン、塩化チオニル、塩化亜鉛、
塩化アルミニウム、塩化スズ等を使用し、必要に応じて
加熱しつつ攪拌・反応させる。
上記の如き本発明の一般式CI)で表されるベンゾオキ
サジン化合物は、前述のように優れた特性を有する無色
ないし淡色の塩基性染料であり、特に電子受容性物質(
以下顕色剤と略記する。)との呈色反応を利用する感熱
記録体に用いて掻めて優れた効果を発揮するものである
かかる感熱記録体においては、本発明のベンゾオキサジ
ン化合物の少なくとも一種が発色物質として含有せしめ
られるものであるが、必要に応じて以下に例示の如き各
種塩基性染料を任意の割合に併用することができる。
3.3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)=6−シ
メチルアミノフタリド、3−(p−ジベンジルアミノフ
ェニル)−3〜(1,2−ジメチルインドール−3−イ
ル)−7−アザフタリド、3−(4−ジエチルアミン−
2−エトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メチ
ルインドール−3−イル)−7−アザフタリド、3.3
−ビス(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル
)フタリド等のトリアリールメタンラクトン類、3−ジ
エチルアミノ−6−メチルフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−6−メチルーフ−クロロフルオラン、3− (N
−エチル−N−p−1−リルアミノ)−7−メチルフル
オラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン、3−(N−エチルーN−イソペンチルア
ミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(
N−エチル−N−テトラヒドロフルフリルアミノ)−6
−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−シクロ
ヘキシル−N−メチルアミン)−6−メチル−7−アニ
リノフルオラン、3−(N−シクロペンチル−N−エチ
ルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3
−(N−エチル−N−p−トリルアミノ)−6−メチル
−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−
クロロ−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ
−7−〇−りロロアニリノフルオラン、3−ブチルアミ
ノ−7−o−フルオロアニリノフルオラン等のフルオラ
ン類、ジ−β−ナフトスピロピラン、3−メチルージー
β−ナフトスピロピラン等のスピロピラン類、4.4′
−ビス−ジメチルアミノベンズヒドリルベンジルエーテ
ル、4.4’−ビス−ジメチルアミノベンズヒドリル−
p−トルエンスルフィン酸エステル等のジフェニルメタ
ン類、3゜7−ビス(ジメチルアミノ)−10−ベンゾ
イルフェノチアジン、3.7−ビス(ジエチルアミノ)
−10−ベンゾイルフェノオキサジン等のアジン類、N
−ブチル−3−〔ビス(4−(N−メチルアニリノ)フ
ェニル)メチル〕カルバゾール等のトリアリールメタン
類等。
本発明の感熱記録体において、上記の如きベンゾオキサ
ジン化合物と組み合わせて用いられる顕色剤としては、
ブレンステッド酸またはルイス酸として作用する物質が
好ましく用いられる。具体的には例えば酸性白土、活性
白土、アクパルガイド、ベントナイト、コロイダルシリ
カ、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、珪酸亜鉛、
珪酸スズ、焼成カオリン、タルク等の無機顕色剤、シュ
ウ酸、マレイン酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸、ステ
アリン酸等の脂肪族カルボン酸、p−ニトロ安息香酸、
4−メチル−3−ニトロ安息−iM、2−クロロ−4−
ニトロ安息香酸、2,4−ジニトロ安息香酸、p−te
rt−ブチル安息香酸、フタル酸、没食子酸、サリチル
酸、3−イソプロピルサリチル酸、3−フェニルサリチ
ル酸、3−シクロへキシルサリチル酸、3,5−ジーt
er t−ブチルサリチル酸、3−メチル−5−ベンジ
ルサリチル酸、3−フェニル−5−(α、α−ジメチル
ベンジル)サリチル酸、3.5−ジー(α−メチルベン
ジル)サリチル酸、2−ヒドロキシ−1−ベンジル−3
−ナフトエ酸、テトラクロロフタル酸モノエチルエーテ
ル、インドール−2−カルボン酸等の芳香族カルボン酸
、4,4′−イソプロピリデンジフェノール、4.4′
−イソプロピリデンビス(2−メチルフェノール)、4
.4’−イソプロピリデンビス(2,6−シメチルフエ
ノール)、4.4′−イソプロピリデンビス(2−te
rt−ブチルフェノール)、4.4′−イソプロピリデ
ンビス(2−クロロフェノール)、4.4′−イソプロ
ピリデンビス(2,6−ジクロロフェノール)、4.4
′−イソプロピリデンビス(2,6−ジブロモフェノー
ル)、4.4’−5ec−ブチリデンジフェノール、4
.4′−シクロへキシリデンビスフェノール、4.4′
−シクロへキシリデンビス(2−メチルフェノール) 
、4−tert−ブチルフェノール、4−フェニルフェ
ノール、4−ヒドロキシジフェノキシド、α−ナフトー
ル、β−ナフトール、メチル−4−ヒドロキシベンゾエ
ート、ベンジル−4−ヒドロキシベンゾエート、2.2
′−チオビス(4,6−ジクロロフェノール)、4te
r t−オクチルカテコール、2,2′−ジヒドロキシ
ジフヱニール、2.2’−メチレンビス(4−クロロフ
ェノール)、2.2’−メチレンビス(4−メチル−6
tert−ブチルフェノール)、4−ヒドロキシジフェ
ニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−メチルジフェニ
ルスルホン、4−ヒドロキシ−4−イソプロポキシジフ
ェニルスルホン等のフェノール性化合物、p−フェニル
フェノール−ホルマリン樹脂、p−ブチルフェノール−
アセチレン樹脂等のフェノール樹脂の如き有機顕色剤、
さらにはこれら有VSS!Ji色剤と例えば亜鉛、マグ
ネシウム、アルミニウム、カルシウム、チタン、マンガ
ン、スズ、ニッケル等の多価金属との塩、1.3−ジフ
ェニル−2−チオウレア、1゜3−ジクロロフェニル−
2−チオウレア等のチオ尿素化合物等が挙げられる。
本発明の感熱記録体について、以下にさらに具体的に説
明するが、感熱記録体としては、例えば特公昭44−3
680号、同44−27880号、同45−14039
号、同48−43830号、同49−69号、同49−
70号、同52−20142号等に記載されているよう
に種々の形態のものがある。本発明はこれら各種形態の
感熱記録体に適用でき、前述の如き優れた性質を有する
記録像を呈する感熱記録体が得られるものである。
−S的には、バインダーを溶解または分散した媒体中に
、上記−数式CI)で表されるベンゾオキサジン化合物
と顕色剤の微粒子を分散させて得られる塗液を紙、プラ
スチックフィルム、合成紙さらには不織布シート、成形
物等の適当な支持体上に塗布することによって本発明の
感熱記録体は製造される。
記録層中のベンゾオキサジン化合物と顕色剤の使用比率
は特に限定するものではないが、一般にベンゾオキサジ
ン化合物1重量部に対し1〜50重量部、好ましくは1
.5〜10重量部の顕色剤が用いられる。
これらを含む塗液の調製は、一般に水を分散媒体とし、
ボールミル、アトライター、サンドグラインダー等の攪
拌・粉砕機により染料と顕色剤とを一緒に又は別々に分
散するなどして調製される。
かかる塗液中には、通常バインダーとしてデンプン類、
ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、アラビ
アゴム、ポリビニルアルコール、スチレン・無水マレイ
ン酸共重合体塩、スチレン・アクリル酸共重合体塩、ス
チレン・ブタジェン共重合体エマルジョンなどが全固形
分の10〜40重量%、好ましくは15〜30重量%用
いられる。
さらに、塗液中には各種の助剤を添加することができ、
例えば、ジオクチルスルフォコハク酸ナトリウム、ドデ
シルベンゼンスルフオン酸ナトリウム、ラウリルアルコ
ール硫酸エステル・ナトリウム塩、脂肪酸金属塩などの
分散剤、トリアゾール系などの紫外線吸収剤、その他消
泡剤、螢光染料、着色染料、酸化防止剤などが挙げられ
る。又、感熱記録体が記録機器あるいは記録ヘッドとの
接触によってスティッキングを生じないよう塗料中にス
テアリン酸、ポリエチレン、カルナバロウ、パラフィン
ワックス、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム
、エステルワックスなどの分散液もしくはエマルジョン
などを添加することもできる。
さらに、本発明の所望の効果を阻害しない範囲で例えば
ステアリン酸アミド、ステアリン酸メチレンビスアミド
、オレイン酸アミド、パルミチン酸アミド、ヤシ脂肪酸
アミド等の脂肪酸アミド、2゜2′−メチレン−ビス(
4−メチル−6tert −ブチルフェノール’)、1
.1.3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−
tert−ブチルフェニル)ブタン等のヒンダードフェ
ノールml、l。
2−ビス(フェノキシ)エタン、1.2−ビス(4−メ
チルフェノキシ)エタン、1,2−ビス(3−メチルフ
ェノキシ)エタン、2−ナフトールベンジルエーテル等
のエーテル類、ジベンジルテレフタレート、l−ヒドロ
キシ−2ナフトエ酸フエニルエステル等のエステル類や
各種公知の熱可融性物質を併用することもできる。
加えて、記録ヘッドへのカス付着を改善するためにカオ
リン、クレー、タルク、炭酸カルシウム、焼成りレー、
酸化チタン、珪藻土、微粒子状無水シリカ、活性白土等
の無機顔料を添加することもできる。
支持体としては、紙、プラスチックフィルム、合成紙等
が用いられるが、価格、塗布適性等の点で紙が最も好ま
しく用いられる。また記録層を形成する塗液の支持体へ
の塗布量は特に限定されず、通常、乾燥重量で2〜12
g/m、好ましくは3〜Log/rrr程度の範囲で調
節される。
なお、記録層上には記録層を保護する等の目的のために
オーバーコート層を設けることも可能であり、支持体の
裏面に保護層を設けたり、支持体に下塗り層を設けるこ
とも勿論可能で、感熱記録体製造分野における各種の公
知技術が付加し得るものである。
かくして得られる本発明の感熱記録体は、光学文字読取
り適性および高速記録適性を有しており、しかも記録像
の耐湿性、耐温性、耐光性等に優れ、且つ白紙部のカブ
リ現象のない、優れた特性を発揮するものである。
「実施例」 以下に実施例を示し、本発明をより具体的に説明するが
、勿論これらに限定されるものではない。
また特に断らない限り例中の部および%はそれぞれ重量
部および重量%を示す。
実施例1 3.6−ビス(ジエチルアミノ)フルオレノン1.5g
をエタノール10m1と濃塩酸1mlの中に溶解したi
、1−(2−ヒドロキシフェニル)ビロール1.Ogを
加えて還流下7時間反応させた。この反応混合物を20
0m1の水中に注入し、苛性ソーダにて中和した後、析
出沈澱物を濾取してエタノールで再結晶を行い、m、p
、 151〜153℃の白色結晶として3,6−ビス(
ジエチルアミノ)−スピロ〔フルオレン−9,6′−ピ
ロロ(1゜2−a)ベンゾ(e)オキサジン〕を1.6
g(収率ニア4%)得た。このベンゾオキサジン化合物
はシリカゲル上で濃赤色に発色した。
実施例2 3.6−ビス(ジメチルアミノ)フルオレノン1.5g
をエタノール10m1と濃塩酸1mlの中に溶N f、
 f、:、 &、1−(2−ヒドロキシフェニル)ビロ
ール1.0gを加えて還流下9時間反応させた。
この反応混合物を200m1の水中に注入し、苛性ソー
ダにて中和した後、析出沈澱物を濾取してエタノールに
て再結晶を行い、m、p、 181〜185℃の白色結
晶として3,6−ビス(ジメチルアミノ)−スピロ〔フ
ルオレン−9,6′−ピロロ(1,2−a)ベンゾ〔e
〕オキサジン〕を1.7g(収率:80%)得た。この
ベンゾオキサジン化合物はシリカゲル上で赤色に発色し
た。
実施例3 3−ジメチルアミノ−6−シエチルアミノフルオレノン
1.7gをエタノール10m1と製塩fJj1.1ml
の中に溶解した後、1−(2−ヒドロキシフェニル)ビ
ロール1.0gを加えて還流下6時間反応させた。この
反応混合物を200m1の水中に注入し、苛性ソーダに
て中和した後、析出沈澱物を濾取してエタノールで再結
晶し、m、p、 197〜202℃の白色結晶として3
−ジエチルアミノ−6−ジメチルアミノ−スピロ〔フル
オレン−9,6′−ピロロ(1,2−a)ベンゾ(e)
オキサジン〕を1.7g(収率:68%)得た。このベ
ンゾオキサジン化合物はシリカゲル上で赤色に発色した
実施例4 3.6−ビス(ジエチルアミノ)フルオレノン1.5g
をエタノール10m1と濃塩酸1mlの中に溶解した後
、1−(2−ヒドロキシフェニル)−3−メチル−ビロ
ール1.0gを加えて還流下8時間反応させた。この反
応混合物を200m1の水中に注入し、苛性ソーダにて
中和した後、析出沈澱物を濾取してエタノールで再結晶
し、m、p、 148〜152℃の淡黄色結晶として3
.6−ビス(ジエチルアミノ)−8′−メチル−スピロ
〔フルオレン−9,6′−ピロロ(1,2−a)ベンゾ
(e)オキサジン〕を1.5g(収率:67%)得た。
このベンゾオキサジン化合物はシリカゲル上で赤色に発
色した。
実施例5 3.6−ビス(ジエチルアミノ)−2′−メチルースピ
ロ〔フルオレン−9,6′−ピロロ(1゜3,6−ビス
(ジエチルアミノ)フルオレノン1.5gをエタノール
10m1と濃塩酸1mlの中に溶解した後、1−(2−
ヒドロキシ−5−メチル−フェニル)ビロール1.0g
を加えて還流下7時間反応させた。この反応混合物を2
00m1の水中に注入し、苛性ソーダにて中和した後、
析出沈澱物を濾取してエタノールで再結晶し、m、p、
 140〜145℃の淡黄色結晶として3,6−ビス(
ジエチルアミノ)−2′−メチル−スピロ〔フルオレン
−9,6′−ピロロ(1,2−a)ベンゾ〔e〕オキサ
ジン〕を1.6g(収率ニア2%)得た。このベンゾオ
キサジン化合物はシリカゲル上で濃赤色に発色した。
実施例6 3.6−ビス(ニーピロリジノ)フルオレノン1.5g
を工、タノール10m1と濃塩酸1mlの中に溶解シタ
後、1−(2−ヒドロキシ−5−クロロ−フェニル)ビ
ロール160gを加えて還流下9時間反応させた。この
反応混合物を200m1の水中に注入し、苛性ソーダに
て中和した後、析出沈澱物を濾取してエタノールで再結
晶し、m、p、 202〜207℃の淡黄色結晶として
3.6−ビス(1−ピロリジノ)−2′−クロロ−スピ
ロ〔フルオレン−9,6′−ピロロ(1,2−a)ベン
ゾ(e)オキサジン〕を1.5g(収率:64%)得た
。このベンゾオキサジン化合物はシリカゲル上で濃赤色
に発色した。
実施例7〜20 3.6−ビス(ジエチルアミノ)フルオレノン及び1−
(2−ヒドロキシフェニル)ピロールの代わりに、第1
表に記載したフルオレノン誘導体及びピロール誘導体を
それぞれ使用した以外は、実施例1と同様して各種ベン
ゾオキサジン誘導体を合成した。各生成物の収率、融点
およびシリカゲル上における発色色調を第1表に示した
実施例21.〜2G 実施例1〜6で得たベンゾオキサジン化合物を使用し、
下記の方法で各々感熱記録紙を調製した。
A液調製 各実施例のベンゾオキサジン化合物  10部メチルセ
ルロースの5%水溶液     5部水       
               40部この組成物をサ
ンドミルで平均粒径3μmまで粉砕した。
B液調製 4−ヒドロキシ−4′−イソプロポキシジフェニルスル
ホン            20部メチルセルロース
の5%水溶液     5部水           
            55部この組成物をサンドミ
ルで平均粒径3μmまで粉砕した。
c?fL調製 1.2−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン20部 メチルセルロースの5%水溶液     5部水   
                    55部この
組成物をサンドミルで平均粒径3μmまで粉砕した。
記録層の形成 A液55部、B液80部、C液80部、酸化珪素顔料(
吸油量180m1/100g)15部、20%酸化澱粉
水溶液50部、水10部を混合・攪拌して記録層用塗液
を得た。得られた塗液を50 g/mの原紙上に乾燥塗
布量が6 g / gとなるように塗布して感熱記録紙
を得た。
かくして得られた6種類の感熱記録紙について以下の品
質比較テストを行い、その結果を第2表に記載した。
■ 近7・外令域での地肌かぶ 記録前の記録層表面の波長900nmにおける光学密度
を分光光度計によって測定した。
■ 近7、外傾−での 色 120℃の熱板に記録紙を5秒間押圧(4kg/cI1
1” ) L、得られた赤色発色像の波長900nmに
おける光学密度(初期濃度)を同様に測定した。
■ ゛斤赤外令域での耐− 発色性テストで記録した感熱記録紙を40℃、90%R
Hの条件下に16時間放置した後、発色像の波長900
nmにおける光学密度(耐湿濃度)を同様に測定した。
■ ゛斤2、外5域での耐温性 発色性テストで記録した感熱記録紙を60℃の条件下に
16時間放置した後、発色像の波長900nmにおける
光学密度(耐湿濃度)を同様に測定した。
「効果」 各実施例から明らかな如(、本発明のベンゾオキサジン
化合物を用いた感熱記録体は、いずれも近赤外領域にお
ける光学文字読取り適性を有しており、しかも地肌かぶ
りがなく、その記録像は耐温性、耐湿性に極めて優れた
記録体であった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式〔 I 〕で表されるベンゾオキサジン
    化合物。 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 〔式中、R_1〜R_4はそれぞれ水素原子;ハロゲン
    原子、C_1_〜_4のアルコキシル基で置換されても
    よいC_1_〜_1_2のアルキル基;フェニル基で置
    換されてもよいC_3_〜_1_2の不飽和アルキル基
    ;C_1_〜_4のアルキル基で置換されてもよいC_
    5_〜_1_2のシクロアルキル基;ハロゲン原子、ニ
    トロ基、C_1_〜_4のアルキル基、C_1_〜_4
    のアルコキシル基で置換されてもよいアルアルキル基;
    ハロゲン原子、ニトロ基、C_1_〜_4のアルキル基
    、C_1_〜_4のアルコキシル基、C_1_〜_4の
    ハロゲン化アルキル基で置換されてもよいアリール基を
    示すが、R_1とR_2、R_3とR_4は互いに又は
    隣接するベンゼン環と共にヘテロ環を形成してもよい。 また、R_5〜R_7はそれぞれ水素原子、ハロゲン原
    子、ニトロ基、C_1_〜_4のアルキル基を示し、n
    は1又は2の整数を示す。〕
  2. (2)下記一般式〔 I 〕で表されるベンゾオキサジン
    化合物の少なくとも一種を発色物質として含有すること
    を特徴とする感熱記録体。 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 〔式中、R_1〜R_4はそれぞれ水素原子;ハロゲン
    原子、C_1_〜_4のアルコキシル基で置換されても
    よいC_1_〜_1_2のアルキル基;フェニル基で置
    換されてもよいC_1_〜_1_2の不飽和アルキル基
    ;C_1_〜_4のアルキル基で置換されてもよいC_
    5_〜_1_2のシクロアルキル基;ハロゲン原子、ニ
    トロ基、C_1_〜_4のアルキル基、C_1_〜_4
    のアルコキシル基で置換されてもよいアルアルキル基;
    ハロゲン原子、ニトロ基、C_1_〜_4のアルキル基
    、C_1_〜_4のアルコキシル基、C_1_〜_4の
    ハロゲン化アルキル基で置換されてもよいアリール基を
    示すが、R_1とR_2、R_3とR_4は互いに又は
    隣接するベンゼン環と共にヘテロ環を形成してもよい。 また、R_5〜R_7はそれぞれ水素原子、ハロゲン原
    子、ニトロ基、C_1_〜_4のアルキル基を示し、n
    は1又は2の整数を示す。〕
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