JPH06240166A - 色原体ラクタム、その製造方法及びその使用 - Google Patents

色原体ラクタム、その製造方法及びその使用

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JPH06240166A
JPH06240166A JP5052100A JP5210093A JPH06240166A JP H06240166 A JPH06240166 A JP H06240166A JP 5052100 A JP5052100 A JP 5052100A JP 5210093 A JP5210093 A JP 5210093A JP H06240166 A JPH06240166 A JP H06240166A
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alkylamino
halogen
alkyl
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hydrogen
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JP5052100A
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Hans Baumann
バウマン ハンス
Rox Phaff
パフ ロックス
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Novartis AG
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Ciba Geigy AG
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Publication date
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D498/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D498/02Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains two hetero rings
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B41M5/145Organic colour formers, e.g. leuco dyes with a lactone or lactam ring
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 式(I)で示されるラクタム化合物、その製
造方法及び当該化合物を発色剤として含有する感熱又は
感圧記録材料。 【化15】 [式中、環Aは6員の芳香族又は複素芳香族環;環Bは
ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ等で置換され
ていてもよいベンゼン環;Zは−HR−又は−O−;R
は水素、(置換)低級アルキル、C5〜10シクロアル
キル、(置換)アリール、(置換)アラルキル等;
,R,R,R,R,Rは水素、低級アル
キル、低級アルコキシ、OH,NO,NH、低級ア
ルコキシカルボニル等;X,Xは水素、C1〜12
(置換)アルキルC1〜8アシル等を表わし、又NX
は5員乃至6員の環状アミノ基を示す] 【効果】 耐光堅牢性がよく、pH安定性でありかつカプ
セル油に易溶性である。CB減衰が殆どない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は色原体ラクタム、その製造方法な
らびに感圧または感熱記録材料におけるその使用に関す
る。
【0002】本発明による新規ラクタムは下記一般式I
で表される。
【化6】
【0003】式中、環Aは6個の環原子を含有し且つ融
合芳香環を含有してもよい芳香族または複素芳香族基で
あり、環Bはハロゲン、低級アルキル、低級アルコキ
シ、ベンジルオキシ、低級アルキルカルボニルアミノ、
モノ−またはジ−低級アルキルアミノによって置換され
ていてもよいベンゼン核であり、Zは>NRまたはOで
あり、Rは水素;未置換またはハロゲン、ヒドロキシ、
シアノ、ベンゾイル、アシル、ジ−低級アルキルアミノ
または低級アルコキシによって置換された低級アルキ
ル;5乃至10個の炭素原子を有するシクロアルキル;
それぞれ未置換であるかまたはハロゲン、シアノ、ニト
ロ、C1 −C4 ハロゲンアルキル、低級アルキル、低級
アルコキシ、低級アルコキシカルボニルまたはアシルに
よって環置換されたアリールまたはアラールキル;アシ
ル;N−低級アルキルカルバモイル;または未置換また
は環置換されたN−アリールカルバモイルであり、R
1 、R2 、R3 は互いに独立的に水素;低級アルキル;
低級アルコキシ;低級アルキルチオ;低級アルキルスル
ホニル;スルホ;ヒドロキシ;ニトロ;ハロゲン;アミ
ノ;モノ−低級アルキルアミノ;ジ−低級アルキルアミ
ノ;アリールアミノ;アリール低級アルキルアミノ;ジ
アリールアミノ;アラールキルアミノ;アラールキル低
級アルキルアミノ;ジアラールキルアミノ;または環窒
素原子に結合している完全または部分的に飽和した複素
環式基であり、R2 とR3 はまた両者一緒で未置換また
は低級アルキル置換された隣位結合しているメチレンジ
オキシまたは1,2−エチレンジオキシ基であり、
4 、R5 、R6 は互いに独立的に水素;ハロゲン;シ
アノ;ニトロ;低級アルキル;低級アルキルチオ;低級
アルキルカルボニル;低級アルコキシカルボニル;アミ
ノ;モノ−低級アルキルアミノ;ジ−低級アルキルアミ
ノ;アリールアミノ;アリール低級アルキルアミノ;ジ
アリールアミノ;アラールキルアミノ;アラールキル低
級アルキルアミノ;ジアラールキルアミノ;シクロアル
キルアミノ;ジシクロアルキルアミノ;低級アルキル−
シクロアルキルアミノ;低級アルコキシ;低級アルキル
チオ;低級アルキルスルホニル;または環窒素原子に結
合している完全または部分的に飽和した複素環式基であ
り、X1 とX2 は互いに独立的に水素;12個よりも多
くない炭素原子を有する未置換またはハロゲン、ヒドロ
キシ、シアノ、テトラヒドロフリルまたは低級アルコキ
シによって置換されたアルキル;1乃至8個の炭素原子
を有するアシル;5乃至10個の炭素原子を有するシク
ロアルキル;またはそれぞれ未置換であるかまたはハロ
ゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、低級アル
キル、低級アルコキシ、低級アルコキシカルボニル、−
NX′X″または4−X′X″N−フェニルアミノ
(X′とX″は互いに独立的に水素、低級アルキル、シ
クロヘキシル、ベンジルまたはフェニルである)によっ
て環置換されたアラールキルまたはアリールであり、ま
たはX1 とX2 はそれらが結合している窒素原子と一緒
で5員または6員の好ましくは飽和した複素環式基を形
成する。
【0004】6員芳香環としてのAは好ましくはベンゼ
ン環であり、そして6員複素環としてのAは好ましくは
芳香族特性を有する窒素含有複素環、たとえば、ピリジ
ン環またはピラジン環である。環Aはさらに融合された
芳香環、好ましくは、ベンゼン環を含有することがで
き、したがって、ナフタレン環、キノリン環またはキノ
キサリン環でありうる。好ましい6員芳香族基または複
素環式基Aは2,3−ピリジノ基、3,4−ピリジノ
基、2,3−ピラジノ基、2,3−キノキサリノ基、
1,2−ナフタリノ基、2,3−ナフタリノ基又は1,
2−ベンゾ基などである。
【0005】必須置換基 -NX1X2 を有するほかは、環B
は未置換であるかまたはハロゲン、低級アルキル、低級
アルコキシ、アセチルアミノ、モノ低級アルキルアミノ
またはジ低級アルキルアミノによって多置換されている
のが好ましい。最も好ましくは、環Bは未置換または低
級アルコキシ置換フェニル基である。>N−Rとして定
義される基Z中のRは、水素、低級アルキル、シアノ−
低級アルキル、低級アルキルカルボニルたとえばアセチ
ル、フェニル、ベンジル、N−低級アルキルカルバモイ
ル、または未置換またはハロゲン、ニトロ、トリフルオ
ロメチル、低級アルキル、低級アルコキシまたは低級ア
ルコキシカルボニルによって置換されたN−フェニルカ
ルバモイル(カルボアニリノ)である。特に好ましくは
Zは>N−フェニル、最も好ましくは−NH−である。
【0006】式I中のアルキル基は好ましくは直鎖状ま
たは分枝鎖状でありそして鎖中に12個までの炭素原子
を含有する。例示すればメチル、エチル、n−プロピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、1−メチルブチル、 s
ec−ブチル、tert−ブチル、アミル、イソアミル、n−
ヘキシル、2−エチルヘキシル、n−ヘプチル、n−オ
クチル、イソオクチル、1,1,3,3−テトラメチル
ブチル、n−ノニル、イソノニル、3−エチルヘプチ
ル、デシル、n−ドデシルなどである。式I中の置換ア
ルキル基は好ましくはシアノアルキル、ハロアルキル、
ヒドロキシアルキルまたは低級アルコキシアルキルであ
り、いずれの場合も全部で2乃至8個の炭素原子を有す
るのが好ましい。たとえば、2−シアノエチル、2−ク
ロロエチル、2−クロロプロピル、2−ヒドロキシエチ
ル、3−ヒドロキシプロピル、2−メトキシエチル、2
−エトキシエチル、2,3−ジヒドロキシプロピル、2
−ヒドロキシ−2−クロロプロピル、3−メトキシプロ
ピル、4−メトキシブチル、トリクロロメチル、トリフ
ルオロメチル、テトラフルオロエチル、テトラクロロエ
チル、4−プロポキシブチルなどであり、そしてX1
2 の定義中ではさらにテトラヒドロフルフリルであ
る。
【0007】シクロアルキル基の代表例はシクロペンチ
ル、シクロヘプチルおよび好ましくはシクロヘキシルで
ある。これらシクロアルキル基は1つまたはそれ以上の
1−C4 アルキル基、好ましくは、メチル基を含有す
ることができそして全部で5乃至10個の炭素原子を有
する。アラールキルは好ましくはフェニル−C1 −C4
アルキル、たとえば、フェネチル、フェニルイソプロピ
ルまたは特に好ましくはベンジルである。式I中のアリ
ール置換基は好ましくはナフチルまたはフェニルであ
り、フェニルが最も好ましい。基Xのアラールキルまた
はアリール部分に存在しうる好ましい置換基の例はハロ
ゲン、シアノ、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 ハロア
ルキル、C1 −C4 アルコキシ、たとえば、メチル、ト
リフルオロメチル、メトキシ、カルボメトキシなどであ
る。アリール基Rの好ましい置換基の例は典型的にハロ
ゲン、メチルまたはメトキシである。この種の芳香脂肪
族または芳香族基の例はメチルベンジル、2,4−また
は2,5−ジメチルベンジル、クロロベンジル、ジクロ
ロベンジル、シアノベンジル、トリル、キシリル、クロ
ロフェニル、メトキシフェニル、トリフルオロメチルフ
ェニル、2,6−ジメチルフェニル又はカルボメトキシ
フェニルである。
【0008】複素環式基 -NX1X2 または環窒素原子に結
合している完全または部分的に飽和した複素環式基R1
乃至R6 の例としてはピロリジノ、ピペリジノ、ピペコ
リノ、モルホリノ、チオモルホリノ、ピペラジノであり
典型的にはN−メチルピペラジノまたはN−フェニルピ
ペリジノである。好ましい飽和複素環式基はピロリジ
ノ、ピペリジノ、モルホリノである。好ましくは、X1
とX2 はシクロヘキシル、トリル、フェニル、ベンジル
またはシアノ低級アルキルたとえば2−シアノエチル、
または最も好ましくは低級アルキルたとえばメチル、エ
チル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチルまたは
イソアミルである。また、 -NX1X2 は、好ましくは、ピ
ロリジノ、N−低級アルキル−N−テトラヒドロフルフ
リルアミノ、4−ジ−低級アルキルアミノフェニルアミ
ノまたは4−(4′−フェニルアミノフェニルアミノ)
フェニルアミノである。
【0009】低級アルキル、低級アルコキシ、低級アル
キルチオはいずれも1乃至6個の炭素原子を有する。特
に好ましくは、1乃至4個の炭素原子を有する基または
基構成部分をいう。例示すれば、メチル、エチル、n−
プロピル、イソプロピル、n−ブチル、 sec−ブチル、
アミル、イソアミル、ヘキシル;メトキシ、エトキシ、
イソプロポキシ、イソブトキシ、tert−ブトキシ、アミ
ルオキシ;メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、ブ
チルチオなどである。ハロゲンの例はフッ素、臭素また
は好ましくは塩素である。“アシル”は特にホルミル、
低級アルキルカルボニルたとえばアセチルまたはプロピ
オニル、あるいはベンゾイルである。その他のアシル基
は低級アルキルスルホニルたとえばメチルスルホニルま
たはエチルスルホニル、低級アルコキシスルホニルたと
えばメトキシスルホニルまたはエトキシスルホニル、な
らびにフェニルスルホニルまたはフェノキシスルホニル
である。ベンゾイルとフェニルスルホニルはハロゲン、
メチル、メトキシまたはエトキシによって置換されてい
てもよい。
【0010】好ましい化合物は下記式Iの化合物であ
る。
【化7】
【0011】式中、環Bはハロゲン、低級アルキル、低
級アルコキシまたはベンジルオキシによって置換されて
いてもよいベンゼン核であり、Zは>NRまたはOであ
り、Rは水素;未置換またはハロゲンまたは低級アルコ
キシによって置換された低級アルキル;5乃至10個の
炭素原子を有するシクロアルキル;それぞれ未置換であ
るかまたはハロゲン、シアノ、ニトロ、C1 −C4 −ハ
ロゲンアルキル、低級アルキルまたは低級アルコキシに
よって環置換されたフェニルまたはベンジル;またはア
シルであり、R1 、R2 、R3 は互いに独立的に水素;
低級アルキル;低級アルコキシ;低級アルキルチオ;低
級アルキルスルホニル;スルホ;ヒドロキシ;ニトロ;
ハロゲン;アミノ;モノ−低級アルキルアミノ;ジ−低
級アルキルアミノ;アリールアミノ;アリール低級アル
キルアミノ;ジアリールアミノ;アラールキルアミノ;
アラールキル低級アルキルアミノ;ジアラールキルアミ
ノ;または環窒素原子に結合している完全または部分的
に飽和した複素環式基であり、R2 とR3 はまた両者一
緒で未置換または低級アルキル置換された隣位結合して
いるメチレンジオキシまたは1,2−エチレンジオキシ
基であり、R4 、R5 、R6 は互いに独立的に水素;ハ
ロゲン;シアノ;ニトロ;低級アルキル;低級アルキル
チオ;低級アルキルカルボニル;低級アルコキシカルボ
ニル;アミノ;モノ−低級アルキルアミノ;ジ−低級ア
ルキルアミノ;アリールアミノ;アリール低級アルキル
アミノ;ジアリールアミノ;アラールキルアミノ;アラ
ールキル低級アルキルアミノ;ジアラールキルアミノ;
シクロアルキルアミノ;ジシクロアルキルアミノ;低級
アルキル−シクロアルキルアミノ;低級アルコキシ;低
級アルキルチオ;低級アルキルスルホニル;または環窒
素原子に結合している完全または部分的に飽和した複素
環式基であり、X1 とX2 は互いに独立的に水素;12
個よりも多くない炭素原子を有する未置換またはハロゲ
ン、ヒドロキシ、シアノ、テトラヒドロフリルまたは低
級アルコキシによって置換されたアルキル基;1乃至8
個の炭素原子を有するアシル;5乃至10個の炭素原子
を有するシクロアルキル;またはそれぞれ未置換である
かまたはハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチ
ル、低級アルキルまたは低級アルコキシによって置換さ
れたアラールキルまたはアリールであり、またはX1
2 はそれぞれが結合している窒素原子と一緒で5員ま
たは6員の好ましくは飽和した複素環式基を形成する。
【0012】特に好ましい化合物は下記式Iの化合物で
ある。
【化8】
【0013】式中、環Bは未置換またはハロゲンまたは
低級アルキルによって置換されたベンゼン核であり、Z
は>NRまたはOであり、Rは水素であり、R1 は水
素、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、スル
ホ、ニトロ、ハロゲン、モノ−C1 −C4 アルキルアミ
ノ、ジ−C1 −C4 アルキルアミノ、フェニルアミノ、
フェニル−C1 −C4 アルキルアミノ、ジフェニルアミ
ノ、ベンジルアミノ、ベンジル−C1 −C4 アルキルア
ミノ、ジベンジルアミノ、R2 とR3 は互いに独立的に
水素、C1 −C4 アルキルまたはハロゲンであり、また
は、R2 とR3 は両者一緒で隣位結合しているメチレン
ジオキシまたは1,2−エチレンジオキシ基であり、R
4 は水素、アミノ、モノ−C1 −C4 アルキルアミノ、
ジ−C1 −C4 アルキルアミノ、フェニルアミノ、フェ
ニル−C1 −C4 アルキルアミノ、ジフェニルアミノ、
ベンジルアミノ、ベンジル−C1 −C4 アルキルアミ
ノ、ジベンジルアミノ、シクロアルキルアミノ、ジシク
ロアルキルアミノ、またはC1 −C4 アルキルシクロア
ルキルアミノであり、R5 とR6 は互いに独立的に水
素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1 −C4 アルキル、
1 −C4 アルキルチオまたはC1 −C4 アルコキシで
あり、X1 とX2 は互いに独立的に、水素;未置換また
はC1 −C4 アルコキシ置換された12個より多くない
炭素原子を有するアルキル;シクロヘキシル;それぞれ
未置換であるかまたはハロゲン、C1 −C4 アルキルま
たはC1 −C4 アルコキシによって置換されたベンジル
またはフェニルであり、または、X1 とX2 はそれらが
結合して窒素原子と一緒で5員または6員の、好ましく
は飽和した複素環式基を形成する。
【0014】上記した式Iの化合物、好ましい式Iの化
合物、特に好ましい式Iの化合物の中でもとりわけ重要
なものは下記のグループである。 (a) ZがOである式Iの化合物; (b) R1 が前記に定義した意味を有し、R2 が水素、ハ
ロゲンまたはC1 −C4 アルキル、そしてR3 がハロゲ
ンまたは水素である式Iの化合物; (c) R1 がモノ−C1 −C4 アルキルアミノまたはジ−
1 −C4 アルキルアミノ、R2 が水素またはC1 −C
4 アルキル、R3 が水素である式Iの化合物; (d) R4 がC1 −C4 アルコキシ、モノ−C1 −C4
ルキルアミノ、ジ−C1 −C4 アルキルアミノ、フェニ
ルアミノ、フェニル−C1 −C4 アルキルアミノ、ジフ
ェニルアミノ、ベンジルアミノ、ベンジル−C1 −C4
アルキルアミノ、ジベンジルアミノ、シクロアルキルア
ミノ、ジシクロアルキルアミノ、またはC1 −C4 アル
キルシクロアルキルアミノである式Iの化合物; (e) R4 がモノ−C1 −C4 アルキルアミノ、ジ−C1
−C4 アルキルアミノ、フェニルアミノ、フェニル−C
1 −C4 アルキルアミノ、ジフェニルアミノ、ベンジル
アミノ、ベンジル−C1 −C4 アルキルアミノまたはジ
ベンジルアミノである式Iの化合物; (f) X1 とX2 が互いに独立的に、水素、6個より多く
ない炭素原子を有する未置換アルキル、ベンジルまたは
フェニルである式Iの化合物; (g) X1 とX2 が互いに独立的に、6個より多くない炭
素原子を有する未置換アルキル、ベンジルまたはフェニ
ルである式Iの化合物。
【0015】式(I)のラクタムは新規化合物である。
これら化合物はそれ自体公知の方法によって製造するこ
とができる。
【0016】本新規ラクタムは、式
【化9】 (式中、X1 、X2 、AおよびBは前記に定義した通り
である)のケト酸を式
【化10】 (式中、R1 、R2 、R3 およびZは前記に定義した通
りである)の二官能性アミノ化合物と反応させることに
よって都合よく製造される。
【0017】この反応は不活性有機溶剤中、高められ
た、好ましくは沸騰点までの温度で実施するのが好まし
い。反応媒質を形成する適当な有機溶剤は環式脂肪族ま
たは好ましくは芳香族炭化水素、たとえば、シクロヘキ
サン、ベンゼン、トルエンまたはキシレン;塩素化炭化
水素たとえば塩化エチレン、テトラクロロエチレン、ク
ロロベンゼン類たとえばクロロベンゼン、クロロトルエ
ンまたはジクロロベンゼン;環式エーテルたとえばジオ
キサンまたはテトラヒドロフラン;ジメチルスルホキシ
ドまたは脂肪族モノカルボン酸のニトリル類たとえばア
セトニトリル、プロピオニトリルまたはブチロニトリル
などである。これらの溶剤の混合物も使用することがで
きる。好ましい溶剤はクロロベンゼン、クロロトルエン
および特にトルエンである。
【0018】目的生成物は常用公知の方法によって水性
相を分離しそして溶剤を除去するか、あるいは、適当な
有機溶剤たとえばメタノール、イソプロパノールまたは
石油エーテルによる処理で単離される。式(III)の二官
能性化合物は、Zの意味により、アントラニール酸、ア
ントラニールアミド、アミノナフトエ酸またはアミノナ
フトアミドでありうる。
【0019】式(II)のケト酸と反応させるために適当
な式(III)のアミノ化合物を以下に示す。アミノナフト
エ酸、4−ニトロアントラニール酸、3,5−ジヨード
アントラニール酸、3−ヒドロキシアントラニール酸、
3−メチルアントラニール酸、4−クロロアントラニー
ル酸、6−メチルアントラニール酸、5−ブロモアント
ラニール酸、5−クロロアントラニール酸、5−ヨード
アントラニール酸、5−ヒドロキシアントラニール酸、
5−メチルアントラニール酸、4,5−ジメチルアント
ラニール酸、5−メトキシアントラニール酸、5−ニト
ロアントラニール酸、3,5−ジクロロアントラニール
酸、3,5−ジメチルアントラニール酸、3,4−メチ
レンジオキシアントラニール酸、3−ニトロアントラニ
ール酸、3−スルホアントラニール酸、3,4,5−ト
リメトキシアントラニール酸、5−フルオロアントラニ
ール酸。
【0020】Zが>NRの基であって、Rがアシル、N
−低級アルキルカルバモイルまたは置換または未置換の
N−フェニルカルバモイルである式(I)の化合物は、
また、Zが−NH−である式(I)のラクタム化合物を
常用方法によってカルボン酸またはスルホン酸の反応性
官能基誘導体、好ましくはハロゲン化物または無水物、
たとえば無水酢酸、塩化アセチル、臭化アセチル、塩化
ベンゾイルまたは塩化ベンゼンスルホニルと反応させる
か、あるいは、イソシアネート、たとえば、低級アルキ
ルイソシアネート、フェニルイソシアネート、ハロゲン
フェニルイソシアネートまたは低級アルキルフェニルイ
ソシアネートと反応させることによっても製造すること
ができる。
【0021】式(I)のラクタム化合物は通常無色であ
るかせいぜいわずかに着色しているにすぎない。この発
色剤を好ましくは酸性の顕色剤、即ち、電子受容体と接
触させると、Zの意味および使用した顕色剤の種類に応
じて濃い黄、赤、紫、緑青、青または緑の色に発色し、
その色はきわめて昇華及び光に対して堅牢である。さら
に、式(I)のラクタムは、一種またはそれ以上の他の
公知発色剤、典型的には、3,3−(ビスアミノフェニ
ル)−フタリド類たとえばCVL、3−インドリル−3
−アミノフェニルアザフタリド類、3−インドリル−3
−アミノフェニルジアザフタリド類、(3,3−ビスイ
ンドリル)フタリド類、3−アミノフルオラン類、2,
6−ジアミノフルオラン類、2,6−ジアミノ−3−メ
チルフルオラン類、3,6−ビスアルコキシフルオラン
類、3,6−ビスジアリールアミノフルオラン類、ロイ
コオーラミン類、スピロピラン類、スピロジピラン類、
クロメノピラゾール類、クロメノインドール類、フェノ
キサジン類、フェノチアジン類、キナゾリン類、ローダ
ミンラクタム類、カルバゾリルメタン類またはその他の
トリアリールメタンロイコ色素類と混合して紺、グレー
または黒などの発色を得るためにもきわめて有用であ
る。
【0022】式(I)のラクタム化合物は活性粘土上あ
るいはフェノール系基層上で高い色濃度ならびに優れた
耐光堅牢性を示す。本化合物は感熱または、好ましく
は、感圧記録材料(これは複写材料でもありうる)のた
めの発色剤として好適である。本化合物はpH安定であり
かつカプセル油に易溶性であるという特徴を有する。C
Bシートが露光されてもほとんど色濃度の低下(CB減
衰)が生じない。感圧記録材料は、典型的には、少なく
とも1組のシートよりなり、一方のシートが有機溶剤に
溶解された少なくとも1種の式(I)の発色剤を含有
し、他方のシートが顕色剤としての電子受容体を含有し
ている構成をとる。
【0023】顕色剤の代表例としては次のものが挙げら
れる。活性粘土物質たとえばアタパルガス粘土、酸性粘
土、ベントナイト、モンモリロナイト、活性化粘土たと
えば酸活性化ベントナイトまたはモンモリロナイト、さ
らにはゼオライト、ハロサイト、シリカ、酸化アルミニ
ウム、硫酸アルミニウム、リン酸アルミニウム、塩化亜
鉛、硝酸亜鉛、二酸化ジルコニウム、活性化カオリンあ
るいはその他任意所望の粘土。さらに、酸性有機化合
物、たとえば、未置換または環置換フェノール、レゾル
シノール、サリチル酸たとえば3,5−ビス(α,α−
ジメチルベンジル)サリチル酸または3,5−ビス(α
−メチルベンジル)サリチル酸またはサリチル酸エステ
ルおよびそれらの金属塩たとえば亜鉛塩、さらにまた酸
性重合体たとえばフェノール性重合体(phenolic polyme
r)、アルキルフェノールアセチレン樹脂、マレイン酸/
ロジン樹脂、あるいは部分的または完全に加水分解され
た、無水マレイン酸とスチレン、エチレンまたはビニル
メチルエーテルとの重合体、またはカルボキシメチレン
の重合体なども顕色剤として適当である。上記モノマー
およびポリマー化合物の混合物も使用できる。特に好ま
しい顕色剤は酸活性化ベントナイト、サリチル酸亜鉛た
とえば3,5−ビス−α−メチルベンジルサリチル酸亜
鉛、またはp−置換フェノールとホルムアルデヒドとの
縮合生成物である。これは亜鉛で変性されていてもよ
い。サリチル酸亜鉛は、たとえば、欧州特許公開第18
1283号またはドイツ国特許公開第2242250号
に開示されている。
【0024】顕色剤は付加的にさらにそれ自体は不活性
またはほとんど不活性である顔料あるいはその他の助
剤、たとえば、シリカゲルあるいは紫外線吸収剤たとえ
ば2−(2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール
類あるいは2−ヒドロキシフェニル−1,2,3−トリ
アジン類を配合して使用することもできる。かかる顔料
の例を示せば、タルク、二酸化チタン、アルミナ、水酸
化アルミニウム、酸化亜鉛、チョーク、粘土たとえばカ
オリンならびに有機顔料たとえば尿素/ホルムアルデヒ
ド縮合物(BET表面積2乃至75m2 /g)あるいは
メラミン/ホルムアルデヒド縮合生成物などである。
【0025】発色剤は電子受容体と接触した個所に着色
マークを与える。感圧記録材料中の発色剤が事前に発色
してしまうのを防止するために、通常は発色剤は電子受
容体から隔離して配置される。これは発色剤を発泡構造
体、スポンジ構造体またはハネーカム構造体の中に封入
することによって都合よく実施できる。しかし好ましい
のは、一般に押圧によって破壊可能なマイクロカプセル
の中に発色剤を包嚢しておくこと(マイクロカプセル
化)である。このカプセルに、たとえば、鉛筆で圧を加
えるとカプセルは破壊されて発色剤溶液は隣接する電子
受容体を塗布されたシートに転移し、そのシート上に発
色像が生じる。この際に生じる色は電磁スペクトルの可
視領域に吸収をもつ色素が形成されたことの結果であ
る。
【0026】発色剤は有機溶剤に溶解した形態でカプセ
ル化するのが好ましい。適当な溶剤は好ましくは非揮発
性のものであり、例示すれば次のものである。クロロパ
ラフィンのごときハロゲン化パラフィン、トリクロロベ
ンゼンのごときハロゲン化ベンゼンあるいはモノクロル
ジフェニル、ジクロロジフェニルまたはトリクロルジフ
ェニルのごときハロゲン化ジフェニル、さらにはエステ
ル類たとえばトリクレシルホスフェート、ジ−n−ブチ
ルフタレート、ジオクチルフタレート、トリクロロエチ
ルホスフェート、芳香族エーテル類たとえはベンジルフ
ェニルエーテル、炭化水素油たとえばパラフィンまたは
ケロシン、芳香族炭化水素、ジフェニル、ナフタレンま
たはターフェニルのイソプロピル、イソブチル、sec −
ブチルまたはtert−ブチルによるアルキル化誘導体、ジ
ベンジルトルエン、部分的水素化ターフェニル、モノ−
乃至テトラC1 −C3 アルキル化ジフェニルアルカン
類、ドデシルベンゼン、ベンジル化キシレン、フェニル
キシリルエタンあるいはその他の塩素化または水素化さ
れた縮合芳香族炭化水素類。色素形成、迅速かつ鮮明な
発色、かつまたマイクロカプセル化のために好ましい粘
度のための最適溶解度を得るため、しばしば、異種溶剤
の混合物、特に、パラフィン油またはケロシンとジイソ
プロピルナフタレンまたは部分的水素化ターフェニルと
の混合物が使用される。カプセル化される場合、本発明
によるラクタムは易溶性でありそしてpH4乃至10の範
囲でpH安定であるという特徴を示す。
【0027】カプセル壁は本発色剤溶液の液滴のまわり
にコアセルベーションによって均質的に形成されうる。
この場合、カプセル形成材料は、たとえば、米国特許第
2800457号に記載されている。また、カプセル
は、英国特許第989264号、同1156725号、
同1301052号及び同1355124号各明細書に
記載のごとく、アミノプラストまたは変性アミノプラス
トから重縮合によって好ましく形成できる。また、界面
重合によって形成されたマイクロカプセルも適当であ
る。たとえば、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリ
スルホンアミド、ポリスルホネートから形成されたマイ
クロカプセルが、ただし特に好ましくは、ポリアミド、
ポリ尿素またはポリウレタンから形成されたマイクロカ
プセルが使用できる。式(I)の発色剤を含有している
マイクロカプセルは各種の公知タイプの感圧記録材料の
製造のために使用できる。各種記録系の相互の相違点は
実質的にカプセル、発色反応体および支持体(基質)の
構成の相違にある。
【0028】好ましい構成の1つはカプセル化された発
色剤が転写シートの裏面に1つの層をなして存在しそし
て電子受容体(顕色剤)が被転写シートの表面に1つの
層をなして存在する構成である。いま1つの構成とし
て、発色剤含有カプセルと顕色剤とが同一シート内また
はシート上に1つまたは複数のコーティング層をなして
存在する構成、あるいは顕色剤をあらかじめ支持体材料
内部に配合させた構成がある。カプセルは適当な結合剤
を使用して支持体に接着固定するのが好ましい。この場
合、紙が好ましい支持体であるから、結合剤は主として
紙塗工剤であり、たとえば、アラビアゴム、ポリビニル
アルコール、ヒドロキシメチルセルロース、カゼイン、
メチルセルロース、デキストリン、デンプンまたはデン
プン誘導体または重合体ラテックスである。重合体ラテ
ックスは、たとえば、ブタジエン/スチレン共重合体ま
たはアクリルホモ重合体または共重合体である。
【0029】使用される紙としてはセルロース繊維から
なる普通紙のみならず、セルロース繊維の一部または全
部が合成繊維によって代替されているような紙も使用す
ることができる。複写紙は好ましくはカプセルなしの発
色剤を含有する層と、顕色剤として少なくとも1種の多
価金属の無機金属塩、好ましくは、ハロゲン化物または
硝酸塩たとえば塩化亜鉛、硝酸亜鉛またはこれらの混合
物を含有する顕色剤層とを包含する。式(I)の化合物
はさらに熱反応性記録材料の発色剤としても使用でき
る。この記録材料は一般に、少なくとも1つの層支持
体、1種又はそれ以上の発色剤、電子受容体および場合
によりさらに結合剤及び/又はワックスを含有する。所
望の場合は本記録材料内に活性化剤または増感剤、例え
ばベンジルジフェニルを存在させることもできる。
【0030】熱反応性記録系は、たとえば、感熱記録材
料および感熱複写材料、感熱複写紙などを含む。これら
の系は、たとえば、電子計算機、テレックス、ファック
スにおける情報記録のため、あるいは記録装置や計測装
置たとえば心電図装置における情報の記録のために使用
される。像形成(マーキング)は加熱ペンによる手書き
で行なうこともできる。熱によるマーキングのいま1つ
の手段はレーザ光線の使用である。熱反応性記録材料は
つぎのように構成することができる。すなわち、結合剤
中に発色剤を溶解または分散し、そして顕色剤を第2の
層中の結合剤に溶解または分散する。いま1つの可能な
構成として発色剤ならびに顕色剤を同一の層に分散させ
ることもできる。熱を加えるとその特定領域で該層が軟
化して加熱域に即座に所望の色が発色する。
【0031】顕色剤としては感圧記録紙に使用されるも
のと同じ電子受容体が適当である。顕色剤の例は既に上
記した鉱物粘土やフェノール系樹脂あるいは、たとえ
ば、ドイツ国特許公開第1251348号に記載されて
いるようなフェノール系化合物である。その例としては
つぎのものが挙げられる:4−tert−ブチルフェノー
ル、4−フェニルフェノール、メチレン−ビス(p−フ
ェニルフェノール)、4−ヒドロキシジフェニルエーテ
ル、α−ナフトール、β−ナフトール、4−ヒドロキシ
ジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−メチル−
ジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ安息香酸メチルま
たはベンジル、4′−ヒドロキシ−4−イソプロポキシ
ジフェニルスルホン、4,4′−シクロヘキシリデンジ
フェノール、4,4′−イソプロピリデンジフェノー
ル、4,4′−イソプロピリデン−ビス(2−メチルフ
ェノール)、チオシアン酸亜鉛のアンチピリン錯塩、チ
オシアン酸亜鉛のピリジン錯塩、4,4−ビス(4′−
ヒドロキシフェニル)吉草酸、ハイドロキノン、ピロガ
ロール、フロログルシン、p−,m−,o−ヒドロキシ
安息香酸、没食子酸、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ
酸、さらにホウ酸および好ましくは脂肪族の有機ジカル
ボン酸、たとえば、酒石酸、シュウ酸、マレイン酸、ク
エン酸、シトラコン酸、コハク酸など。
【0032】熱反応性記録材料の製造のためには、好ま
しくは溶融可能なフイルム形成結合剤が使用される。こ
のような結合剤は通常水溶性であり、他方、本発明によ
るラクタムおよび顕色剤は水に難溶性または不溶性であ
る。結合剤は室温で発色剤および顕色剤がその中に分散
および固着可能なものでなければならない。熱が加えら
れると結合剤は軟化または溶融し、発色剤と顕色剤が接
触して発色可能となる。水溶性または少なくとも水に湿
潤性の結合剤としてはつぎのものが例示される。親水性
重合体たとえばポリビニルアルコール、ポリアクリル
酸、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、ポリアクリルアミド、ポ
リビニルピロリドン、ゼラチン、スターチまたはエーテ
ル化コーンスターチ。
【0033】発色剤と顕色剤とが別個の2つの層に存在
する場合は、非水溶性の結合剤、すなわち、非極性また
は弱極性溶剤に溶解可能な結合剤、たとえば、天然ゴ
ム、合成ゴム、塩素化ゴム、アルキド樹脂類、ポリスチ
レン、スチレン/ブタジエン共重合体類、ポリアクリル
酸メチル類、エチルセルロース、ニトロセルロースおよ
びポリビニルカルバゾールなどが使用可能である。しか
し、水溶性結合剤の1つの層内に発色剤と顕色剤とが含
有されている構成が好ましい。感熱記録材料の安定性を
保証するためあるいは発色像の濃度を保証するため、本
記録材料に付加的な保護層を設けることもできる。この
ような保護層は一般に常用の重合体物質である水溶性及
び/又は非水溶性樹脂またはその水性エマルジョンから
構成される。
【0034】熱反応性層および上記樹脂層はその他添加
物を含有することができる。たとえば、白色度向上のた
め、紙の印刷性向上のため、あるいはまた加熱ペンの粘
着防止のために、タルク、二酸化チタン、酸化亜鉛、ア
ルミナ、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム(たとえ
ばチョーク)、粘土、さらには尿素/ホルムアルデヒド
重合生成物のごとき有機顔料を含有させることができ
る。限定された温度範囲内でのみ発色が起こるようにす
るため、尿素、チオ尿素、ジフェニルチオ尿素、アセト
アミド、アセトアニリド、ベンゼンスルホアニリド、ス
テアリン酸アミド、ビスステアロイルエチレンジアミ
ド、無水フタル酸、金属ステアリン酸塩たとえばステア
リン酸亜鉛、フタロニトリル、ジメチルテレフタレー
ト、ジベンジルテレフタレートあるいはその他の適当
な、発色剤と顕色剤との同時溶融をもたらすような溶融
性生成物を添加することもできる。好ましくは、感熱記
録材料はワックス、たとえば、カルナバワックス、モン
タナワックス、パラフィンワックス、ポリエチレンワッ
クス、高級脂肪酸アミドとホルムアルデヒドとの縮合
物、高級脂肪酸とエチレンジアミンとの縮合物などを含
有する。
【0035】式(1)乃至(4)の化合物のその他の用
途は、たとえば、ドイツ国特許公開第3247488号
に記載されているような光硬化性マイクロカプセルを用
いた着色像の形成である。以下、本発明を実施例によっ
て説明する。実施例中の部およびパーセントは特に別途
記載のない限り重量パーセントである。
【0036】実施例中、各置換基は以下に示すよう番号
が与えられている。Aがベンゼン環の場合、Zの意味に
より、本発明の化合物はイソインドロ〔1,2−a〕
3,1−ベンゾオキサジン(Z=O)であるか、また
は、イソインドロ〔1,2−a〕3,1−キナゾリン
(Z=NR)である。
【化11】 環Aが複素芳香族残基または融合ベンゼン環または融合
複素芳香族残基である式(I)の化合物も同様にして命
名されている。
【0037】実施例1 10−ジメチルアミノ−12b−(4′−ジメチルアミ
ノフェニル)−2,7,8,12b−テトラヒドロイソ
インドロ〔1,2−a〕3,1−ベンゾオキサジン−
2,8−ジオン 4,4′−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン−2−カルボン酸 18.6部 アントラニール酸 9.9部 p−トルエンスルホン酸 0.5部 を クロロベンゼン 150ml に加え、水分離器中で3時間半沸騰温度に加熱する。ト
リエチルアミンで中和した後、Alox上で溶液を濾過
し、得られた黄色溶液を濃縮し、その残留物を少量の温
クロロベンゼンに溶解する。溶液を冷却しそして結晶化
した生成物を濾過単離して乾燥する。結晶状の式
【化12】 の化合物19.6部を得た。融点:227〜228℃
【0038】実施例2 10−ジメチルアミノ−12b−(4′−ジエチルアミ
ノフェニル)−2,7,8,12b−テトラヒドロイソ
インドロ〔1,2−a〕3,1−ベンゾオキサジン−
2,8−ジオン 4−ジエチルアミノ−4′−ジメチルアミノ−2′−カルボン酸 19.5部 アントラニール酸 9.9部 p−トルエンスルホン酸 0.5部 を クロロベンゼン 150ml に加え、水分離器中で4時間沸騰温度に加熱する。トリ
エチルアミンで中和し、Alox上で溶液を濾過する。
得られた溶液を濃縮し、その残留物を少量の温トルエン
から再結晶する。しかして、式
【化13】 の化合物17.2部を得た。融点:211〜213℃ 本実施例と同様に操作を実施して表1の化合物を得た。
【0039】
【化14】
【0040】表の化合物のλmax 値は当該化合物を酸性
白土に塗布して測定することができる。これら化合物の
測定値は500乃至550nmの範囲内にある(反射によ
る測定)。
【0041】使用例 使用例1 感圧複写紙の製造 実施例1記載のラクタム(101)3gをジイソプロピ
ルナフタレン80gとケロシン17gとの混合物に溶解
した溶液をそれ自体公知の方法でゼラチンとカルボキシ
メチルセルロースを使用してコアセルベーションにより
マイクロカプセル化した。このマイクロカプセルをデン
プン溶液と混合して1枚目の紙に塗布した。また、2枚
目の紙の表面には顕色剤として活性白土を塗布した。発
色剤を塗布した第1の紙シートと顕色剤を塗布した第2
の紙シートとを塗布面が互いに重なり合うようにして重
ねた。そして手書きまたはタイプライターで第1の紙シ
ートに圧を加えたところ、顕色剤が塗布されている第2
の紙シート上に耐光堅牢性のすぐれた濃青色像が生じ
た。
【0042】使用例2 感圧複写紙の製造 実施例1記載のラクタム(101)1gをトルエン17
gに溶解した。攪拌しながら、この溶液にポリ酢酸ビニ
ル12g、炭酸カルシウム8gおよび二酸化チタン2g
を添加した。得られた懸濁物を重量比1:1のトルエン
で稀釈しそして1枚の紙シート上に10μmドクターナ
イフで塗布した。この紙シートの上に、裏側面がアミド
ワックス1部、ステアリンワックス1部、塩化亜鉛1部
とからなる混合物で3g/m2 の塗布量まで塗布された
第2の紙シートの上に重ねた。そして手書きまたはタイ
プライターで上側の紙シートに圧を加えたところ、顕色
剤が塗布されている紙シート上に耐光堅牢な濃青色像が
生じた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/136 5/20 103 8808−2H C07D 471/14 102 7019−4C 487/04 140 7019−4C 487/14 7019−4C 498/04 498/14 8415−4C //(C07D 487/04 209:00 239:00) (C07D 487/14 209:00 239:00) (C07D 498/14 209:00 221:00 7431−4C 265:00) 9283−4C (C07D 498/14 209:00 241:00 8615−4C 265:00) 9283−4C 8415−4C C07D 498/04 112

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式I 【化1】 〔式中、 環Aは6個の環原子を含有し且つ融合芳香環を含有して
    もよい芳香族又は複素芳香族基であり、 環Bはハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、ベン
    ジルオキシ、低級アルキルカルボニルアミノ、モノ−又
    はジ−低級アルキルアミノによって置換されていてもよ
    いベンゼン核であり、 Zは>NR又はOであり、 Rは水素;未置換又はハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、
    ベンゾイル、アシル、ジ−低級アルキルアミノ又は低級
    アルコキシによって置換された低級アルキル;5乃至1
    0個の炭素原子を有するシクロアルキル;それぞれ未置
    換であるか又はハロゲン、シアノ、ニトロ、C1 −C4
    ハロゲンアルキル、低級アルキル、低級アルコキシ、低
    級アルコキシカルボニル又はアシルによって環置換され
    たアリール又はアラールキル;アシル;N−低級アルキ
    ルカルバモイル;又は未置換又は環置換されたN−アリ
    ールカルバモイルであり、 R1 、R2 、R3 は互いに独立的に水素;低級アルキ
    ル;低級アルコキシ;低級アルキルチオ;低級アルキル
    スルホニル;スルホ;ヒドロキシ;ニトロ;ハロゲン;
    アミノ;モノ−低級アルキルアミノ;ジ−低級アルキル
    アミノ;アリールアミノ;アリール低級アルキルアミ
    ノ;ジアリールアミノ;アラールキルアミノ;アラール
    キル低級アルキルアミノ;ジアラールキルアミノ;又は
    環窒素原子に結合している完全又は部分的に飽和した複
    素環式基であり、 R2 とR3 はまた両者一緒で未置換又は低級アルキル置
    換された隣位結合しているメチレンジオキシ又は1,2
    −エチレンジオキシ基であり、 R4 、R5 、R6 は互いに独立的に水素;ハロゲン;シ
    アノ;ニトロ;低級アルキル;低級アルキルチオ;低級
    アルキルカルボニル;低級アルコキシカルボニル;アミ
    ノ;モノ−低級アルキルアミノ;ジ−低級アルキルアミ
    ノ;アリールアミノ;アリール低級アルキルアミノ;ジ
    アリールアミノ;アラールキルアミノ;アラールキル低
    級アルキルアミノ;ジアラールキルアミノ;シクロアル
    キルアミノ;ジシクロアルキルアミノ;低級アルキル−
    シクロアルキルアミノ;低級アルコキシ;低級アルキル
    チオ;低級アルキルスルホニル;又は環窒素原子に結合
    している完全又は部分的に飽和した複素環式基であり、 X1 とX2 は互いに独立的に水素:12個よりも多くな
    い炭素原子を有する未置換又はハロゲン、ヒドロキシ、
    シアノ、テトラヒドロフリル又は低級アルコキシによっ
    て置換されたアルキル;1乃至8個の炭素原子を有する
    アシル;5乃至10個の炭素原子を有するシクロアルキ
    ル;又はそれぞれ未置換であるか又はハロゲン、シア
    ノ、ニトロ、トリフルオロメチル、低級アルキル、低級
    アルコキシ、低級アルコキシカルボニル、−NX′X″
    又は4−X′X″N−フェニルアミノ(X′とX″は互
    いに独立的に水素、低級アルキル、シクロヘキシル、ベ
    ンジル又はフェニルである)によって環置換されたアラ
    ールキル又はアリールであり、又はX1 とX2 はそれら
    が結合している窒素原子と一緒で5員又は6員の好まし
    くは飽和した複素環式基を形成する〕のラクタム。
  2. 【請求項2】 一般式I 【化2】 (式中、 環Bはハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ又はベ
    ンジルオキシによって置換されていてもよいベンゼン
    核、 Zは>NR又はOであり、 Rは水素;未置換又はハロゲン又は低級アルコキシによ
    って置換された低級アルキル;5乃至10個の炭素原子
    を有するシクロアルキル;いずれも未置換であるか又は
    ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1 −C4 ハロゲンアルキ
    ル、低級アルキル又は低級アルコキシによって環置換さ
    れたフェニル又はベンジル;又はアシルであり、 R1 、R2 、R3 は互いに独立的に水素;低級アルキ
    ル;低級アルコキシ;低級アルキルチオ;低級アルキル
    スルホニル;スルホ;ヒドロキシ;ニトロ;ハロゲン;
    アミノ;モノ−低級アルキルアミノ;ジ−低級アルキル
    アミノ;アリールアミノ;アリール低級アルキルアミ
    ノ;ジアリールアミノ;アラールキルアミノ;アラール
    キル低級アルキルアミノ;ジアラールキルアミノ;又は
    環窒素原子に結合している完全又は部分的に飽和した複
    素環式基であり、 R2 とR3 はまた両者一緒で未置換又は低級アルキル置
    換された隣位結合しているメチレンジオキシ又は1,2
    −エチレンジオキシ基であり、 R4 、R5 、R6 は互いに独立的に水素;ハロゲン;シ
    アノ;ニトロ;低級アルキル;低級アルキルチオ;低級
    アルキルカルボニル;低級アルコキシカルボニル;アミ
    ノ;モノ−低級アルキルアミノ;ジ−低級アルキルアミ
    ノ;アリールアミノ;アリール低級アルキルアミノ;ジ
    アリールアミノ;アラールキルアミノ;アラールキル低
    級アルキルアミノ;ジアラールキルアミノ;シクロアル
    キルアミノ;ジシクロアルキルアミノ;低級アルキル−
    シクロアルキルアミノ;低級アルコキシ;低級アルキル
    チオ;低級アルキルスルホニル;又は環窒素原子に結合
    している完全又は部分的に飽和した複素環式基であり、 X1 とX2 は互いに独立的に水素:12個よりも多くな
    い炭素原子を有する未置換又はハロゲン、ヒドロキシ、
    シアノ、テトラヒドロフリル又は低級アルコキシによっ
    て置換されたアルキル;1乃至8個の炭素原子を有する
    アシル;5乃至10個の炭素原子を有するシクロアルキ
    ル;又はそれぞれ未置換であるか又はハロゲン、シア
    ノ、ニトロ、トリフルオロメチル、低級アルキル又は低
    級アルコキシによって置換されたアラールキル又はアリ
    ールであり、又はX1 とX2 はそれらが結合している窒
    素原子と一緒で5員又は6員の好ましくは飽和した複素
    環式基を形成する)の請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 一般式I 【化3】 (式中、 環Bは未置換又はハロゲン又は低級アルキルによって置
    換されたベンゼン核であり、 Zは>NR又はOであり、 Rは水素であり、 R1 は水素、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキ
    シ、スルホ、ニトロ、ハロゲン、モノ−C1 −C4 アル
    キルアミノ、ジ−C1 −C4 アルキルアミノ、フェニル
    アミノ、フェニル−C1 −C4 アルキルアミノ、ジフェ
    ニルアミノ、ベンジルアミノ、ベンジル−C1 −C4
    ルキルアミノ、ジベンジルアミノ、 R2 とR3 は互いに独立的に水素、C1 −C4 アルキル
    又はハロゲンであり、又は、 R2 とR3 は両者一緒で隣位結合しているメチレンジオ
    キシ又は1,2−エチレンジオキシ基であり、 R4 は水素、アミノ、モノ−C1 −C4 アルキルアミ
    ノ、ジ−C1 −C4 アルキルアミノ、フェニルアミノ、
    フェニル−C1 −C4 アルキルアミノ、ジフェニルアミ
    ノ、ベンジルアミノ、ベンジル−C1 −C4 アルキルア
    ミノ、ジベンジルアミノ、シクロアルキルアミノ、ジシ
    クロアルキルアミノ、又はC1 −C4 アルキルシクロア
    ルキルアミノであり、 R5 とR6 は互いに独立的に水素、ハロゲン、シアノ、
    ニトロ、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルキルチオ
    又はC1 −C4 アルコキシであり、 X1 とX2 は互いに独立的に、水素;未置換又はC1
    4 アルコキシ置換された12個より多くない炭素原子
    を有するアルキル;シクロヘキシル;それぞれ未置換で
    あるか又はハロゲン、C1 −C4 アルキル又はC1 −C
    4 アルコキシによって置換されたベンジル又はフェニル
    であり、又は、 X1 とX2 はそれらが結合して窒素原子と一緒で5員又
    は6員の、好ましくは飽和した複素環式基を形成する)
    の請求項1又は2記載の化合物。
  4. 【請求項4】 ZがOである請求項1乃至3のいずれか
    に記載の式Iの化合物。
  5. 【請求項5】 R1 が前記に定義した意味を有し、R2
    が水素、ハロゲン又はC1 −C4 アルキル、R3 がハロ
    ゲン又は、水素である請求項1乃至4のいずれかに記載
    の式Iの化合物。
  6. 【請求項6】 R1 がモノ−C1 −C4 アルキルアミノ
    又はジ−C1 −C4アルキルアミノ、R2 が水素又はC
    1 −C4 アルキル、R3 が水素である請求項1乃至4の
    いずれかに記載の式Iの化合物。
  7. 【請求項7】 R4 がC1 −C4 アルコキシ、モノ−C
    1 −C4 アルキルアミノ、ジ−C1 −C4 アルキルアミ
    ノ、フェニルアミノ、フェニル−C1 −C4アルキルア
    ミノ、ジフェニルアミノ、ベンジルアミノ、ベンジル−
    1 −C4 アルキルアミノ、ジベンジルアミノ、シクロ
    アルキルアミノ、ジシクロアルキルアミノ、又はC1
    4 アルキルシクロアルキルアミノである請求項1乃至
    6のいずれかに記載の式Iの化合物。
  8. 【請求項8】 R4 がモノ−C1 −C4 アルキルアミ
    ノ、ジ−C1 −C4 アルキルアミノ、フェニルアミノ、
    フェニル−C1 −C4 アルキルアミノ、ジフェニルアミ
    ノ、ベンジルアミノ、ベンジル−C1 −C4 アルキルア
    ミノ又はジベンジルアミノである請求項1乃至6のいず
    れかに記載の式Iの化合物。
  9. 【請求項9】 X1 とX2 が互いに独立的に、水素、6
    個より多くない炭素原子を有する未置換アルキル、ベン
    ジル又はフェニルである請求項1乃至8のいずれかに記
    載の式Iの化合物。
  10. 【請求項10】 X1 とX2 が互いに独立的に、6個よ
    り多くない炭素原子を有する未置換アルキル、ベンジル
    又はフェニルである請求項1乃至8のいずれかに記載の
    式Iの化合物。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれかに記載の
    式(I)のラクタムの製造方法において、式 【化4】 (式中、X1 、X2 、A及びBは前記に定義した通りで
    ある)のケト酸を式 【化5】 (式中、R1 、R2 、R3 及びZは前記に定義した通り
    である)の二官能性アミノ化合物と反応させることを特
    徴とする方法。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至10のいずれかに記載の
    少なくとも1種の式(I)の発色剤を含有する感圧記録
    材料。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至10のいずれかに記載の
    少なくとも1種の式(I)の発色剤を含有する感熱記録
    材料。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至10のいずれかに記載の
    少なくとも1種の式(I)の発色剤を含有する感圧記録
    材料を製造するためのマイクロカプセル。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至10のいずれかに記載の
    少なくとも1種の式(I)の化合物をマイクロカプセル
    化することを特徴とするマイクロカプセル化された発色
    剤の製造方法。
  16. 【請求項16】 第1の基質の上に請求項1乃至10の
    いずれかに記載の少なくとも1種の式(I)の化合物を
    含有するマイクロカプセルを塗布し、そして該第1の基
    質の上又は該第1の基質に直接接触している第2の基質
    上に顕色剤を塗布することを特徴とする感圧記録材料の
    製造方法。
  17. 【請求項17】 基質の上に請求項1乃至10のいずれ
    かに記載の少なくとも1種の式(I)の化合物と顕色剤
    との混合物を塗布することを特徴とする感熱記録材料の
    製造方法。
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