JP2015512454A - 有機材料の安定化のためのイソインドロ[2,1−a]キナゾリン誘導体 - Google Patents
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Abstract
Description
a)酸化的分解、熱的分解もしくは光誘発性分解を受けやすい有機材料であって、ポリマー、オリゴヒドロキシ化合物、ワックス、脂肪もしくは鉱油であるが、但し、前記ポリマーは、ポリペプチド、寒天もしくは寒天の成分ではなく、かつ前記オリゴヒドロキシ化合物は、グルコースもしくは寒天の成分ではない前記有機材料と、
b)式I
nが1の場合に、
R5は、H、C1〜C30−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、C6〜C10−アリールであって非置換もしくはC1〜C8−アルキル、C1〜C8−アルコキシ、ハロゲンもしくは1つのフェニルによって置換された前記アリール、C7〜C12−アラルキル、C2〜C22−アルケニル、C3〜C12−アルキニル、OH、C1〜C30−アルキルオキシ、C3〜C10−シクロアルキルオキシ、C6〜C12−アリールオキシ、C7〜C12−アラルキルオキシ、ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル、カルボキシ−C1〜C12−アルキル、C1〜C12−アルコキシカルボニル−C1〜C12−アルキル、C2〜C30−アルキルであって1つ以上の酸素原子によって中断された前記アルキル、C2〜C16−アルキルであって1つの硫黄原子によって中断された前記アルキルまたはNR’1R’2であり、
nが2の場合に、
R5は、C1〜C12−アルカンジイル、C6〜C14−アリーレン、C4〜C8−シクロアルカン−ビス−(C1〜C4−アルキレン)、C6〜C14−アレーン−ビス−(C1〜C4−アルキレン)、C4〜C24−アルカンジイルであって1つ以上の酸素原子によって中断された前記アルカンジイル、C4〜C20−アルカンジイルであって1つ以上の−NH−、−N(C1〜C8−アルキル)−もしくは−N(ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル)−によって中断された前記アルカンジイル、ピペラジン−N,N’−ビス−(C1〜C4−アルキレン)またはC4〜C10−アルカンジイルであって1つの硫黄原子によって中断された前記アルカンジイルであり、
nが3の場合に、
R5は、C5〜C12−アルカントリイル、C5〜C24−アルカントリイルであって1つ以上の酸素原子によって中断された前記アルカントリイルまたはC5〜C24−アルカントリイルであって1つ以上の−NH−、−N(C1〜C8−アルキル)−もしくは−N(ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル)−によって中断された前記アルカントリイルであり、
nが4の場合に、
R5は、C5〜C24−アルカンテトライル、C6〜C24−アルカンテトライルであって1つ以上の酸素原子によって中断された前記アルカンテトライルまたはC6〜C24−アルカンテトライルであって1つ以上の−NH−、−N(C1〜C8−アルキル)−もしくは−N(ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル)−によって中断された前記アルカンテトライルであり、
nは、1、2、3または4であり、
R1〜R4およびR6〜R9は、それぞれ互いに独立して、H、C1〜C12−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、C3〜C22−アルケニル、C1〜C12−アルコキシ、C1〜C12−アルキルスルファニル、ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル、ハロゲン、NR’’1R’’2、NO2、CN、フェニル、フェニルオキシであるか、またはR1およびR2またはR2およびR3またはR3およびR4またはR6およびR7またはR7およびR8またはR8およびR9は、それらが結合される2つの対応する炭素原子と一緒に共に結合して、5員もしくは6員の脂環式の、芳香族のもしくは複素環式の環を形成し、かつ
R’1、R’2、R’’1およびR’’2は、それぞれ互いに独立して、H、C1〜C12−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル、C3〜C22−アルケニル、C6〜C10−アリールであって非置換もしくはC1〜C8−アルキル、C1〜C8−アルコキシ、ハロゲンもしくは1つのフェニルによって置換された前記アリール、C7〜C12−アラルキル、カルボキシ−C1〜C12−アルキル、C1〜C12−アルコキシカルボニル−C1〜C12−アルキルもしくはカルボキシ−C6〜C10−アリールであるか、またはR’1およびR’2またはR’’1およびR’’2は、それらが結合される窒素原子と一緒になって、5員もしくは6員の脂環式の、芳香族のもしくは複素環式の環を形成する]の化合物と、
を含む組成物に関する。
a) ラジカル重合(通常は、高圧および高められた温度下で)
b) 周期律表の第IVb族、第Vb族、第VIb族もしくは第VIII族の1種のもしくは1種より多くの金属を通常含む触媒を使用した触媒重合。これらの金属は、通常は、1種もしくは1種より多くの配位子、一般に酸化物、ハロゲン化物、アルコレート、エステル、エーテル、アミン、アルキル、アルケニルおよび/またはアリールを有し、それらはπ配位またはσ配位されていてよい。これらの金属錯体は、遊離形または基体上に、一般に活性化された塩化マグネシウム、塩化チタン(III)、アルミナもしくは酸化ケイ素上に固定化されていてよい。これらの触媒は、重合媒体中に可溶性または不溶性であってよい。前記触媒は、それ自体で重合において使用できるか、または更に活性化剤を、一般的に金属アルキル、金属水素化物、金属アルキルハロゲン化物、金属アルキル酸化物もしくは金属アルキルオキサンを使用でき、前記金属は、周期律表の第Ia族、第IIa族及び/又は第IIIa族の元素である。前記活性化剤は、適宜、更なるエステル基、エーテル基、アミン基もしくはシリルエーテル基で変性されてよい。これらの触媒系は、通常は、フィリップス(Phillips)触媒、スタンダード・オイル・インディアナ(Standard Oil Indiana)触媒、ツィーグラー(ナッタ)触媒、TNZ(デュポン)触媒、メタロセン触媒またはシングルサイト触媒(SSC)と呼ばれる。
nが1である場合に、
R5は、H、C1〜C30−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、C6〜C10−アリールであって非置換であるか、もしくはC1〜C8−アルキル、C1〜C8−アルコキシ、ハロゲンもしくは1つのフェニルによって置換された前記アリール、C7〜C13−アラルキル、C2〜C22−アルケニル、C3〜C12−アルキニル、OH、C1〜C30−アルキルオキシ、C3〜C10−シクロアルキルオキシ、C6〜C12−アリールオキシ、C7〜C13−アラルキルオキシ、ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル、カルボキシ−C1〜C12−アルキル、C1〜C12−アルコキシカルボニル−C1〜C12−アルキル、C2〜C30−アルキルであって1つ以上の酸素原子によって中断された前記アルキル、C2〜C16−アルキルであって1つの硫黄原子によって中断された前記アルキルまたはNR'1R'2であり、
nが2である場合に、
R5は、C1〜C12−アルカンジイル、C6〜C14−アリーレン、C4〜C8−シクロアルカン−ビス(C1〜C4−アルキレン)、C6〜C14−アレーン−ビス(C1〜C4−アルキレン)、C4〜C24−アルカンジイルであって1つ以上の酸素原子によって中断された前記アルカンジイル、C4〜C20−アルカンジイルであって1つ以上の−NH−、−N(C1〜C8−アルキル)−もしくは−N(ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル)−によって中断された前記アルカンジイル、ピペラジン−N,N’−ビス(C1〜C4−アルキレン)もしくはC2〜C10−アルカンジイルであって1つの硫黄原子によって中断された前記アルカンジイルであり、
nは、1または2であり、
R1〜R4およびR6〜R9は、それぞれ互いに独立して、H、C1〜C12−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、C3〜C22−アルケニル、C1〜C12−アルコキシ、C1〜C12−アルキルスルファニル、ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル、ハロゲン、NR''1R''2、NO2、CN、フェニル、フェニルオキシであるか、またはR1およびR2もしくはR2およびR3もしくはR3およびR4もしくはR6およびR7もしくはR7およびR8もしくはR8およびR9は、互いに結合されて、それらの2つの対応する炭素原子と一緒になって5員もしくは6員の脂環式の、芳香族のもしくは複素環式の環を形成し、かつ
R'1、R'2、R''1およびR''2は、それぞれ互いに独立して、H、C1〜C12−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル、C3〜C22−アルケニル、C6〜C10−アリールであって非置換であるか、もしくはC1〜C8−アルキル、C1〜C8−アルコキシ、ハロゲンもしくは1つのフェニルによって置換された前記アリール、C7〜C12−アラルキル、カルボキシ−C1〜C12−アルキル、C1〜C12−アルコキシカルボニル−C1〜C12−アルキルもしくはカルボキシ−C6〜C10−アリールであるか、またはR'1およびR'2もしくはR''1およびR''2は、それらが結合される窒素原子と一緒になって、5員もしくは6員の脂環式の、芳香族のもしくは複素環式の環を形成する、前記組成物が好ましい。
nが1である場合に、
R5は、H、C1〜C30−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、C6〜C10−アリールであって非置換であるか、もしくはC1〜C8−アルキル、C1〜C8−アルコキシ、ハロゲンもしくは1つのフェニルによって置換された前記アリール、C7〜C13−アラルキル、C2〜C22−アルケニル、C3〜C12−アルキニル、OH、C1〜C30−アルキルオキシ、C3〜C10−シクロアルキルオキシ、C6〜C12−アリールオキシ、C7〜C13−アラルキルオキシ、ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル、カルボキシ−C1〜C12−アルキル、C1〜C12−アルコキシカルボニル−C1〜C12−アルキル、C2〜C30−アルキルであって1つ以上の酸素原子によって中断された前記アルキル、C2〜C16−アルキルであって1つの硫黄原子によって中断された前記アルキルまたはNR'1R'2であり、
nが2である場合に、
R5は、C1〜C12−アルカンジイル、C6〜C14−アリーレン、C4〜C8−シクロアルカン−ビス(C1〜C4−アルキレン)、C6〜C14−アレーン−ビス(C1〜C4−アルキレン)、C4〜C24−アルカンジイルであって1つ以上の酸素原子によって中断された前記アルカンジイル、C4〜C20−アルカンジイルであって1つ以上の−NH−、−N(C1〜C8−アルキル)−もしくは−N(ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル)−によって中断された前記アルカンジイル、ピペラジン−N,N’−ビス(C1〜C4−アルキレン)もしくはC2〜C10−アルカンジイルであって1つの硫黄原子によって中断された前記アルカンジイルであり、
nは、1または2であり、
R1〜R4およびR6〜R9は、それぞれ互いに独立して、H、C1〜C12−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、C3〜C22−アルケニル、C1〜C12−アルコキシ、C1〜C12−アルキルスルファニル、ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル、ハロゲン、NR''1R''2、NO2、CN、フェニルであり、かつ
R'1、R'2、R''1およびR''2は、それぞれ互いに独立して、H、C1〜C12−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル、C3〜C22−アルケニル、C6〜C10−アリールであって非置換であるか、もしくはC1〜C8−アルキル、C1〜C8−アルコキシ、ハロゲンもしくは1つのフェニルによって置換された前記アリール、C7〜C12−アラルキル、カルボキシ−C1〜C12−アルキル、C1〜C12−アルコキシカルボニル−C1〜C12−アルキルもしくはカルボキシ−C6〜C10−アリールであるか、またはR'1およびR'2もしくはR''1およびR''2は、それらが結合される窒素原子と一緒になって、5員もしくは6員の脂環式の、芳香族のもしくは複素環式の環を形成する、前記組成物が好ましい。
nが1である場合に、
R5は、H、C1〜C30−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、C6〜C10−アリールであって非置換であるか、もしくはC1〜C8−アルキル、C1〜C8−アルコキシ、ハロゲンもしくは1つのフェニルによって置換された前記アリール、C7〜C13−アラルキル、C2〜C22−アルケニル、C3〜C12−アルキニル、OH、C1〜C30−アルキルオキシ、C3〜C10−シクロアルキルオキシ、C6〜C12−アリールオキシ、C7〜C13−アラルキルオキシ、ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル、カルボキシ−C1〜C12−アルキル、C1〜C12−アルコキシカルボニル−C1〜C12−アルキル、C2〜C30−アルキルであって1つ以上の酸素原子によって中断された前記アルキル、C2〜C16−アルキルであって1つの硫黄原子によって中断された前記アルキルまたはNR'1R'2であり、
nが2である場合に、
R5は、C1〜C12−アルカンジイル、C6〜C14−アリーレン、C4〜C8−シクロアルカン−ビス(C1〜C4−アルキレン)、C6〜C14−アレーン−ビス(C1〜C4−アルキレン)、C4〜C24−アルカンジイルであって1つ以上の酸素原子によって中断された前記アルカンジイル、C4〜C20−アルカンジイルであって1つ以上の−NH−、−N(C1〜C8−アルキル)−もしくは−N(ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル)−によって中断された前記アルカンジイル、ピペラジン−N,N’−ビス(C1〜C4−アルキレン)もしくはC2〜C10−アルカンジイルであって1つの硫黄原子によって中断された前記アルカンジイルであり、
nは、1または2であり、
R1〜R4およびR6〜R9は、それぞれ互いに独立して、H、C1〜C12−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、C3〜C22−アルケニル、C1〜C12−アルコキシ、C1〜C12−アルキルスルファニル、ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル、ハロゲン、NR''1R''2、NO2、CN、フェニルであり、かつ
R'1、R'2、R''1およびR''2は、それぞれ互いに独立して、H、C1〜C12−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル、C3〜C22−アルケニル、C6〜C10−アリールであって非置換であるか、もしくはC1〜C8−アルキル、C1〜C8−アルコキシ、ハロゲンもしくは1つのフェニルによって置換された前記アリール、C7〜C12−アラルキル、カルボキシ−C1〜C12−アルキル、C1〜C12−アルコキシカルボニル−C1〜C12−アルキルもしくはカルボキシ−C6〜C10−アリールである、前記組成物が好ましい。
nが1である場合に、
R5は、H、C1〜C30−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、C6〜C10−アリールであって非置換であるか、もしくはC1〜C8−アルキル、C1〜C8−アルコキシ、ハロゲンもしくは1つのフェニルによって置換された前記アリール、C7〜C13−アラルキル、C2〜C22−アルケニル、C3〜C12−アルキニル、OH、C1〜C30−アルキルオキシ、C3〜C10−シクロアルキルオキシ、C6〜C12−アリールオキシ、C7〜C13−アラルキルオキシ、ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル、カルボキシ−C1〜C12−アルキル、C1〜C12−アルコキシカルボニル−C1〜C12−アルキル、C2〜C30−アルキルであって1つ以上の酸素原子によって中断された前記アルキル、C2〜C16−アルキルであって1つの硫黄原子によって中断された前記アルキルまたはNR'1R'2であり、
nが2である場合に、
R5は、C1〜C12−アルカンジイル、C4〜C24−アルカンジイルであって1つ以上の酸素原子によって中断された前記アルカンジイル、C4〜C20−アルカンジイルであって1つ以上の−NH−、−N(C1〜C8−アルキル)−もしくは−N(ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル)−によって中断された前記アルカンジイル、ピペラジン−N,N’−ビス(C1〜C4−アルキレン)もしくはC4〜C10−アルカンジイルであって1つの硫黄原子によって中断された前記アルカンジイルであり、
nは、1または2であり、
R1〜R4からの2つの置換基およびR6〜R9からの2つの置換基はHであり、かつR1〜R4およびR6〜R9からの他の残りの4つの置換基は、それぞれ互いに独立して、H、C1〜C12−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、C3〜C22−アルケニル、C1〜C12−アルコキシ、C1〜C12−アルキルスルファニル、ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル、ハロゲン、NR''1R''2、NO2、CN、フェニル、フェニルオキシであり、かつ
R'1、R'2、R''1およびR''2は、それぞれ互いに独立して、H、C1〜C12−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル、C3〜C22−アルケニル、C6〜C10−アリールであって非置換であるか、もしくはC1〜C8−アルキル、C1〜C8−アルコキシ、ハロゲンもしくは1つのフェニルによって置換された前記アリール、C7〜C12−アラルキル、カルボキシ−C1〜C12−アルキル、C1〜C12−アルコキシカルボニル−C1〜C12−アルキルもしくはカルボキシ−C6〜C10−アリールであるか、またはR'1およびR'2もしくはR''1およびR''2は、それらが結合される窒素原子と一緒になって、ピロリジン環、ピペリジン環もしくはモルホリン環を形成する、前記組成物が好ましい。
nが1であり、
R5は、H、C1〜C30−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、C6〜C10−アリールであって非置換であるか、もしくはC1〜C8−アルキルもしくはC1〜C8−アルコキシによって置換された前記アリール、C7〜C13−アラルキル、C2〜C22−アルケニル、OH、C1〜C30−アルキルオキシ、C3〜C10−シクロアルキルオキシ、C6〜C12−アリールオキシ、C7〜C13−アラルキルオキシ、ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル、カルボキシ−C1〜C12−アルキル、C1〜C12−アルコキシカルボニル−C1〜C12−アルキル、C2〜C30−アルキルであって1つ以上の酸素原子によって中断された前記アルキルまたはNR'1R'2であり、
R1〜R4からの3つの置換基およびR6〜R9からの2つの置換基はHであり、かつR1〜R4およびR6〜R9からの他の残りの3つの置換基は、それぞれ互いに独立して、H、C1〜C12−アルキル、C1〜C12−アルコキシもしくはハロゲンであり、かつ
R'1およびR'2は、それぞれ互いに独立して、H、C1〜C12−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、C3〜C22−アルケニル、C6〜C10−アリールであって非置換であるか、もしくはC1〜C8−アルキルもしくはC1〜C8−アルコキシによって置換された前記アリール、C7〜C12−アラルキルであるか、またはR'1およびR'2は、それらが結合される窒素原子と一緒になって、ピロリジン環、ピペリジン環もしくはモルホリン環を形成する、前記組成物が好ましい。
nが1である場合に、
R5は、H、C1〜C30−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、C6〜C10−アリールであって非置換であるか、もしくはC1〜C8−アルキルもしくはC1〜C8−アルコキシによって置換された前記アリールであり、
nが2である場合に、
R5は、C1〜C12−アルカンジイルまたはC4〜C24−アルカンジイルであって1つ以上の酸素原子によって中断された前記アルカンジイルであり、
nは、1または2であり、かつ
R1〜R4からの3つの置換基およびR6〜R9からの2つの置換基はHであり、かつR1〜R4およびR6〜R9からの他の残りの3つの置換基は、それぞれ互いに独立して、H、C1〜C12−アルキル、C1〜C12−アルコキシもしくはハロゲンである、前記組成物が好ましい。
nが1であり、
R5は、H、C1〜C30−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、C6〜C10−アリールであって非置換であるか、もしくはC1〜C8−アルキルもしくはC1〜C8−アルコキシによって置換された前記アリールであり、かつ
R1〜R4からの3つの置換基およびR6〜R9からの2つの置換基はHであり、かつR1〜R4およびR6〜R9からの他の残りの3つの置換基は、それぞれ互いに独立して、H、C1〜C12−アルキル、C1〜C12−アルコキシもしくはハロゲンである、前記組成物が好ましい。
nが1であり、
R5は、Hであり、かつ
R1〜R4からの3つの置換基およびR6〜R9からの2つの置換基はHであり、かつR1〜R4およびR6〜R9からの他の残りの3つの置換基は、それぞれ互いに独立して、H、C1〜C12−アルキル、C1〜C12−アルコキシもしくはハロゲンである、前記組成物が好ましい。
b)式Iの化合物と、
c)ホスファイトもしくはホスホナイト、酸捕捉剤、フェノール系酸化防止剤もしくはアミン系酸化防止剤からなる群から選択される更なる添加剤と、
を含む前記組成物に関する。
b)式Iの化合物と、
c)フェノール系酸化防止剤またはホスファイトもしくはホスホナイトである更なる添加剤と、
を含む添加剤組成物が好ましい。
b)式Iの化合物と、
c)フェノール系酸化防止剤である更なる添加剤と、
を含む添加剤組成物が好ましい。
b)式Iの化合物と、
c)ホスファイトもしくはホスホナイトである更なる添加剤と、
を含む添加剤組成物が好ましい。
b)式Iの化合物と、
c)テトラキス[β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオニルオキシメチル]メタン、ステアリル β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオネートまたはトリス−(2,4−ジ−t−ブチル)ホスファイトである更なる添加剤と、
を含む添加剤組成物が好ましい。
b)式Iの化合物と、
c)ホスファイトもしくはホスホナイト、酸捕捉剤、フェノール系酸化防止剤またはアミン系酸化防止剤からなる群から選択される更なる添加剤と、
d)ホスファイトもしくはホスホナイト、酸捕捉剤、フェノール系酸化防止剤またはアミン系酸化防止剤からなる群から選択される第二の更なる添加剤と、
を含む添加剤組成物が好ましい。
b)式Iの化合物と、
c)ホスファイトもしくはホスホナイト、酸捕捉剤、フェノール系酸化防止剤またはアミン系酸化防止剤からなる群から選択される更なる添加剤と、
d)ホスファイトもしくはホスホナイト、酸捕捉剤、フェノール系酸化防止剤またはアミン系酸化防止剤からなる群から選択される第二の更なる添加剤と、
を含むが、但し、成分c)が成分d)とは異なる物質である添加剤組成物が好ましい。
b)式Iの化合物と、
c)フェノール系酸化防止剤である更なる添加剤と、
d)ホスファイトもしくはホスホナイトである第二の更なる添加剤と、
を含む添加剤組成物が好ましい。
b)式Iの化合物と、
c)テトラキス[β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオニルオキシメチル]メタンまたはステアリル β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオネートである更なる添加剤と、
d)ホスファイトもしくはホスホナイトである第二の更なる添加剤と、
を含む添加剤組成物が好ましい。
b)式Iの化合物と、
c)フェノール系酸化防止剤である更なる添加剤と、
d)トリス−(2,4−ジ−t−ブチル)ホスファイトである第二の更なる添加剤と、
を含む添加剤組成物が好ましい。
b)式Iの化合物と、
c)テトラキス[β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオニルオキシメチル]メタンまたはステアリル β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオネートである更なる添加剤と、
d)トリス−(2,4−ジ−t−ブチル)ホスファイトである第二の更なる添加剤と、
を含む添加剤組成物が好ましい。
a)酸化的分解、熱的分解もしくは光誘発性分解を受けやすい有機材料であって、ポリマーであるが、但し、該ポリマーが、ポリペプチド、寒天もしくは寒天の成分ではない有機材料と、
b)式Iの化合物と、
を含む組成物から製造される物品に関する。
nは、1であり、
R5は、C1〜C30−アルキルオキシ、C3〜C10−シクロアルキルオキシ、C6〜C12−アリールオキシ、C7〜C13−アラルキルオキシもしくはNR'1R'2であり、
R1〜R4からの3つの置換基およびR6〜R9からの2つの置換基は、Hであり、かつR1〜R4およびR6〜R9からの他の残りの3つの置換基は、それぞれ互いに独立して、H、C1〜C12−アルキル、C1〜C12−アルコキシもしくはハロゲンであり、かつ
R'1およびR'2は、それぞれ互いに独立して、H、C1〜C12−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、C3〜C22−アルケニル、C6〜C10−アリール、C7〜C12−アラルキルであるか、または
R'1およびR'2は、それらが結合される窒素原子と一緒になって、ピロリジン環、ピペリジン環もしくはモルホリン環を形成するが、但し、R'1およびR'2は、同時にC1−アルキルではない]の化合物に関する。
収量138.0g(理論値の85%)、白色の結晶、融点286℃
1H-NMR ([ppm], DMSO-d6): 6.50 (s, 1 H, CH), 7.35 - 8.05 (m, 8 H, 芳香族性H), 9.45 (s, 1 H, NH)
LC/MS (ACPI ポジティブモード): [M+1] = 251
収率:理論値の93%/融点183℃/LC/MS (ACPI ポジティブモード): [M+1] = 265
収率:理論値の100%/融点221℃ / LC/MS (ACPI ポジティブモード): [M+1] = 387
収率:理論値の68%/融点202℃/LC/MS (ACPI ポジティブモード): [M+1] = 327
収率:理論値の85%/融点257℃/LC/MS (ACPI ポジティブモード): [M+1] = 265
収率:理論値の100%/融点285℃/LC/MS (ACPI ポジティブモード): [M+1] = 285
収率:理論値の90%/融点300℃/LC/MS (ACPI ポジティブモード): [M+1] = 345
収率:理論値の100%/融点290℃/LC/MS (ACPI ポジティブモード): [M+1] = 311
収率:理論値の46%/融点93℃/LC/MS (ACPI ポジティブモード): [M+1] = 419
収率:理論値の83%/融点293℃/LC/MS (ACPI ポジティブモード): [M+1] = 325
収率:理論値の53%/融点66℃/LC/MS (ACPI ポジティブモード): [M+1] = 335
収率:理論値の36%/融点175℃/LC/MS (ACPI ポジティブモード): [M+1] = 333
収量0.65g(理論値の75%)、白色の結晶、融点185℃
1H-NMR ([ppm], DMSO-d6): 6.60 (s, 1 H, CH), 7.35 - 8.10 (m, 8 H, 芳香族性H), 10.3 (s, 1 H, OH)
LC/MS (ACPI ポジティブモード): [M+1] = 267
収量1.07g(理論値の100%)、融点240℃
1H-NMR ([ppm], DMSO-d6): 3.30 (s, 6 H, CH3), 6.42 (s, 1 H, CH), 7.35 - 8.05 (m, 6 H, 芳香族性H), 10.22 (s, 1 H, OH)
LC/MS (ACPI ポジティブモード): [M+1] = 327
収量0.58g(理論値の64%)、白色の結晶、融点189℃
1H-NMR ([ppm], CDCl3): 4.55 (d, 1 H, CH), 5.15 (d, 1 H, CH), 6.25 (s, 1 H, NCH), 7.30 - 8.20 (m, 13 H, 芳香族性H)
LC/MS (ACPI ポジティブモード): [M+1] = 357
収量1.35g(理論値の50%)、融点164℃
1H-NMR ([ppm], CDCl3): 3.75 (s, 3 H, CH3), 6.22 (s, 1 H, CH), 7.32 - 8.20 (m, 8 H, 芳香族性H)
LC/MS (ACPI ポジティブモード): [M+1] = 281
方法1:
使用される小型押出機は、DSMから市販されており、それは、溶融したポリマーの円形の流れを可能にする。すなわち二軸スクリュー装置中の2つのスクリューは、その溶融されたポリマーを、押出機の入口帯域に接続されている出口へと押す。該小型押出機の鋼製胴部の温度は調節でき、かつ押出機の入口帯域は、ガスでパージすることができ、それにより、ポリマーサンプルの装填に由来する閉じ込められた空気の除去が可能となる。更に、2つのスクリューの回転の間に前記胴部に対して溶融されたポリマーにより作用される力をセンサが測定する。溶融されたポリマーの粘度変化は、力の変化をもたらす。
方法2:
2500gのポリプロピレンランダムコポリマー(例17の方法1に記載されるものであって、挙げられた添加剤を含む)を、本発明による化合物1.25gと配合し、そして二軸スクリュー押出機で220℃で窒素下にコンパウンディングする。比較例18a)の場合に、本発明による化合物は添加しない。ペレットを、280℃で空気中で5回を超えて押し出す。5回目の押出の後のペレットの溶融物流を、ISO 1133:1997に従って5kgの重さで230℃で測定する。
方法3:
2500gのポリプロピレンホモポリマー(Moplen HF500N[LyondellBasellの登録商標]をベースとし、MFI=12dg/分であるが、追加的に0.05%のステアリン酸カルシウム、0.04%のIrganox 1010および0.04%のIrgafos 168を含有する)を、1.25gの本発明による化合物と配合し、そして二軸スクリュー押出機で220℃で窒素下にコンパウンディングする。比較例19a)の場合に、本発明による化合物は添加しない。ペレットを、280℃で空気中で5回を超えて押し出す。5回目の押出の後のペレットの溶融物流を、ISO 1133:1997に従って2.16kgの重さで230℃で測定する。
2kgのMoplen HF501N(LyondellBasell社の登録商標、MFI=10dg/分を有するポリプロピレンホモポリマー、LyondelBasellの商品)を0.05%のステアリン酸カルシウム、0.033%のIrganox 1010および第4表に列挙される添加剤と混合する。得られた粉体を、窒素で覆いながら200℃で一軸スクリュー押出機においてコンパウンディングする。該組成物を次いで260℃で空気中で5回にわたり押出し、サンプルを第1回、第3回および第5回の押出過程後に取る。それらのサンプルのメルトフローインデックス(=MFI)を、ISO 1133:1997に従って測定し、第4表に示す。
2kgのMoplen HF500N(LyondellBasell社の登録商標、MFI=10dg/分を有するポリプロピレンホモポリマー)を0.05%のステアリン酸カルシウム、0.033%のIrganox 1010および第5表に列挙される添加剤と混合する。得られた粉体を、窒素で覆いながら200℃で一軸スクリュー押出機においてコンパウンディングする。コンパウンディングされた組成物を次いで260℃で空気中で5回にわたり押出し、サンプルを最初に取り、そして第1回、第3回および第5回の押出過程後に取る。それらのサンプルのISO 1133;1997によるメルトフローインデックス(=MFI)およびASTM D1925 75(C/2)による黄色指数(=YI)を測定し、第5に示す。更に、2mmの引張試験片5Aを240℃での射出成形によって作製し、この初期サンプルを135℃の炉内に置き、1週間に2回目視で検査する。分解(チョーキング)の最初の徴候までの時間をモニタリングし、第5表に示す。
ポリエチレンMG9641(粉体形のBorealisの安定化されていないPE−HDグレード)を第6表に列挙される添加剤と一軸スクリュー押出機で180℃で窒素で覆いながらコンパウンディングする。該組成物を次いで260℃で空気中で5回にわたり押出し、サンプルを第1回、第3回および第5回の押出過程後に取る。それらのサンプルのメルトフローインデックス(=MFI)を、ISO 1133:1997に従って測定する。
Exxon LD100MED(ExxonMobile Chemicalsの登録商標、安定化されていないPE−LDグレード)を粉砕して粉体とし、第7表に列挙される添加剤と一軸スクリュー押出機で180℃で窒素で覆いながらコンパウンディングする。該組成物を次いで260℃で空気中で5回にわたり押出し、サンプルを第1回、第3回および第5回の押出過程後に取る。それらのサンプルのメルトフローインデックス(=MFI)を、ISO 1133:1997に従って測定する。
Claims (29)
- a)酸化的分解、熱的分解もしくは光誘発性分解を受けやすい有機材料であって、ポリマー、オリゴヒドロキシ化合物、ワックス、脂肪もしくは鉱油であるが、但し、前記ポリマーは、ポリペプチド、寒天もしくは寒天の成分ではなく、かつ前記オリゴヒドロキシ化合物は、グルコースもしくは寒天の成分ではない前記有機材料と、
b)式I
nが1の場合に、
R5は、H、C1〜C30−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、C6〜C10−アリールであって非置換もしくはC1〜C8−アルキル、C1〜C8−アルコキシ、ハロゲンもしくは1つのフェニルによって置換された前記アリール、C7〜C13−アラルキル、C2〜C22−アルケニル、C3〜C12−アルキニル、OH、C1〜C30−アルキルオキシ、C3〜C10−シクロアルキルオキシ、C6〜C12−アリールオキシ、C7〜C13−アラルキルオキシ、ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル、カルボキシ−C1〜C12−アルキル、C1〜C12−アルコキシカルボニル−C1〜C12−アルキル、C2〜C30−アルキルであって1つ以上の酸素原子によって中断された前記アルキル、C2〜C16−アルキルであって1つの硫黄原子によって中断された前記アルキルまたはNR’1R’2であり、
nが2の場合に、
R5は、C1〜C12−アルカンジイル、C6〜C14−アリーレン、C4〜C8−シクロアルカン−ビス−(C1〜C4−アルキレン)、C6〜C14−アレーン−ビス−(C1〜C4−アルキレン)、C4〜C24−アルカンジイルであって1つ以上の酸素原子によって中断された前記アルカンジイル、C4〜C20−アルカンジイルであって1つ以上の−NH−、−N(C1〜C8−アルキル)−もしくは−N(ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル)−によって中断された前記アルカンジイル、ピペラジン−N,N’−ビス−(C1〜C4−アルキレン)またはC2〜C10−アルカンジイルであって1つの硫黄原子によって中断された前記アルカンジイルであり、
nが3の場合に、
R5は、C5〜C12−アルカントリイル、C5〜C24−アルカントリイルであって1つ以上の酸素原子によって中断された前記アルカントリイル、C5〜C24−アルカントリイルであって1つ以上の−NH−、−N(C1〜C8−アルキル)−もしくは−N(ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル)−によって中断された前記アルカントリイルであり、
nが4の場合に、
R5は、C5〜C24−アルカンテトライル、C6〜C24−アルカンテトライルであって1つ以上の酸素原子によって中断された前記アルカンテトライルまたはC6〜C24−アルカンテトライルであって1つ以上の−NH−、−N(C1〜C8−アルキル)−もしくは−N(ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル)−によって中断された前記アルカンテトライルであり、
nは、1、2、3または4であり、
R1〜R4およびR6〜R9は、それぞれ互いに独立して、H、C1〜C12−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、C3〜C22−アルケニル、C1〜C12−アルコキシ、C1〜C12−アルキルスルファニル、ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル、ハロゲン、NR’’1R’’2、NO2、CN、フェニル、フェニルオキシであるか、またはR1およびR2またはR2およびR3またはR3およびR4またはR6およびR7またはR7およびR8またはR8およびR9は、それらが結合される2つの対応する炭素原子と一緒に共に結合して、5員もしくは6員の脂環式の、芳香族のもしくは複素環式の環を形成し、かつ
R’1、R’2、R’’1およびR’’2は、それぞれ互いに独立して、H、C1〜C12−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル、C3〜C22−アルケニル、C6〜C10−アリールであって非置換もしくはC1〜C8−アルキル、C1〜C8−アルコキシ、ハロゲンもしくは1つのフェニルによって置換された前記アリール、C7〜C12−アラルキル、カルボキシ−C1〜C12−アルキル、C1〜C12−アルコキシカルボニル−C1〜C12−アルキルもしくはカルボキシ−C6〜C10−アリールであるか、またはR’1およびR’2またはR’’1およびR’’2は、それらが結合される窒素原子と一緒になって、5員もしくは6員の脂環式の、芳香族のもしくは複素環式の環を形成する]の化合物と、
を含む組成物。 - 請求項1に記載の組成物であって、前記有機材料が、ポリオレフィンもしくはそのコポリマー、ポリスチレンもしくはそのコポリマー、ポリウレタンもしくはそのコポリマー、エポキシド、オキセタンもしくはテトラヒドロフランの重縮合によって得られるポリエーテルもしくはそのコポリマー、ポリオール、ポリエステルもしくはそのコポリマー、ポリカーボネートもしくはそのコポリマー、ポリ塩化ビニルもしくはそのコポリマー、ポリ塩化ビニリデンもしくはそのコポリマー、ポリスルホンもしくはそのコポリマー、ポリブタジエンもしくはそのコポリマー、ポリビニルアセテートもしくはそのコポリマー、ポリビニルアルコールもしくはそのコポリマー、ポリビニルアセタールもしくはそのコポリマー、ジアミンおよびジカルボン酸の重縮合によって得られたポリアミドもしくはそのコポリマー、H2N−(CH2)x−CH2−COOH[式中、x=1〜10である]の重縮合によって得られるポリアミドまたはそのコポリマー、オリゴヒドロキシ化合物、ワックス、脂肪または鉱油である前記組成物。
- 請求項1または2に記載の組成物であって、式Iにおいて、
nが1である場合に、
R5は、H、C1〜C30−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、C6〜C10−アリールであって非置換であるか、もしくはC1〜C8−アルキル、C1〜C8−アルコキシ、ハロゲンもしくは1つのフェニルによって置換された前記アリール、C7〜C13−アラルキル、C2〜C22−アルケニル、C3〜C12−アルキニル、OH、C1〜C30−アルキルオキシ、C3〜C10−シクロアルキルオキシ、C6〜C12−アリールオキシ、C7〜C13−アラルキルオキシ、ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル、カルボキシ−C1〜C12−アルキル、C1〜C12−アルコキシカルボニル−C1〜C12−アルキル、C2〜C30−アルキルであって1つ以上の酸素原子によって中断された前記アルキル、C2〜C16−アルキルであって1つの硫黄原子によって中断された前記アルキルまたはNR'1R'2であり、
nが2である場合に、
R5は、C1〜C12−アルカンジイル、C6〜C14−アリーレン、C4〜C8−シクロアルカン−ビス(C1〜C4−アルキレン)、C6〜C14−アレーン−ビス(C1〜C4−アルキレン)、C4〜C24−アルカンジイルであって1つ以上の酸素原子によって中断された前記アルカンジイル、C4〜C20−アルカンジイルであって1つ以上の−NH−、−N(C1〜C8−アルキル)−もしくは−N(ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル)−によって中断された前記アルカンジイル、ピペラジン−N,N’−ビス(C1〜C4−アルキレン)またはC2〜C10−アルカンジイルであって1つの硫黄原子によって中断された前記アルカンジイルであり、
nは、1または2であり、
R1〜R4およびR6〜R9は、それぞれ互いに独立して、H、C1〜C12−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、C3〜C22−アルケニル、C1〜C12−アルコキシ、C1〜C12−アルキルスルファニル、ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル、ハロゲン、NR''1R''2、NO2、CN、フェニル、フェニルオキシであるか、またはR1およびR2もしくはR2およびR3もしくはR3およびR4もしくはR6およびR7もしくはR7およびR8もしくはR8およびR9は、互いに結合されて、それらの2つの対応する炭素原子と一緒になって5員もしくは6員の脂環式の、芳香族のもしくは複素環式の環を形成し、かつ
R'1、R'2、R''1およびR''2は、それぞれ互いに独立して、H、C1〜C12−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル、C3〜C22−アルケニル、C6〜C10−アリールであって非置換であるか、もしくはC1〜C8−アルキル、C1〜C8−アルコキシ、ハロゲンもしくは1つのフェニルによって置換された前記アリール、C7〜C12−アラルキル、カルボキシ−C1〜C12−アルキル、C1〜C12−アルコキシカルボニル−C1〜C12−アルキルもしくはカルボキシ−C6〜C10−アリールであるか、またはR'1およびR'2もしくはR''1およびR''2は、それらが結合される窒素原子と一緒になって、5員もしくは6員の脂環式の、芳香族のもしくは複素環式の環を形成する、前記組成物。 - 請求項1から3までのいずれか1項に記載の組成物であって、式Iにおいて、
nが1である場合に、
R5は、H、C1〜C30−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、C6〜C10−アリールであって非置換であるか、もしくはC1〜C8−アルキル、C1〜C8−アルコキシ、ハロゲンもしくは1つのフェニルによって置換された前記アリール、C7〜C13−アラルキル、C2〜C22−アルケニル、C3〜C12−アルキニル、OH、C1〜C30−アルキルオキシ、C3〜C10−シクロアルキルオキシ、C6〜C12−アリールオキシ、C7〜C13−アラルキルオキシ、ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル、カルボキシ−C1〜C12−アルキル、C1〜C12−アルコキシカルボニル−C1〜C12−アルキル、C2〜C30−アルキルであって1つ以上の酸素原子によって中断された前記アルキル、C2〜C16−アルキルであって1つの硫黄原子によって中断された前記アルキルまたはNR'1R'2であり、
nが2である場合に、
R5は、C1〜C12−アルカンジイル、C4〜C24−アルカンジイルであって1つ以上の酸素原子によって中断された前記アルカンジイル、C4〜C20−アルカンジイルであって1つ以上の−NH−、−N(C1〜C8−アルキル)−もしくは−N(ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル)−によって中断された前記アルカンジイル、ピペラジン−N,N’−ビス(C1〜C4−アルキレン)もしくはC2〜C10−アルカンジイルであって1つの硫黄原子によって中断された前記アルカンジイルであり、
nは、1または2であり、
R1〜R4からの2つの置換基およびR6〜R9からの2つの置換基はHであり、かつR1〜R4およびR6〜R9からの他の残りの4つの置換基は、それぞれ互いに独立して、H、C1〜C12−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、C3〜C22−アルケニル、C1〜C12−アルコキシ、C1〜C12−アルキルスルファニル、ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル、ハロゲン、NR''1R''2、NO2、CN、フェニル、フェニルオキシであり、かつ
R'1、R'2、R''1およびR''2は、それぞれ互いに独立して、H、C1〜C12−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル、C3〜C22−アルケニル、C6〜C10−アリールであって非置換であるか、もしくはC1〜C8−アルキル、C1〜C8−アルコキシ、ハロゲンもしくは1つのフェニルによって置換された前記アリール、C7〜C12−アラルキル、カルボキシ−C1〜C12−アルキル、C1〜C12−アルコキシカルボニル−C1〜C12−アルキルもしくはカルボキシ−C6〜C10−アリールであるか、またはR'1およびR'2もしくはR''1およびR''2は、それらが結合される窒素原子と一緒になって、ピロリジン環、ピペリジン環もしくはモルホリン環を形成する、前記組成物。 - 請求項1から4までのいずれか1項に記載の組成物であって、式Iにおいて、
nが1である場合に、
R5は、H、C1〜C30−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、C6〜C10−アリールであって非置換であるか、もしくはC1〜C8−アルキルもしくはC1〜C8−アルコキシによって置換された前記アリール、C7〜C13−アラルキル、C2〜C22−アルケニル、OH、C1〜C30−アルキルオキシ、C3〜C10−シクロアルキルオキシ、C6〜C12−アリールオキシ、C7〜C13−アラルキルオキシ、ヒドロキシ−C1〜C8−アルキル、カルボキシ−C1〜C12−アルキル、C1〜C12−アルコキシカルボニル−C1〜C12−アルキル、C2〜C30−アルキルであって1つ以上の酸素原子によって中断された前記アルキルまたはNR'1R'2であり、
R1〜R4からの3つの置換基およびR6〜R9からの2つの置換基はHであり、かつR1〜R4およびR6〜R9からの他の残りの3つの置換基は、それぞれ互いに独立して、H、C1〜C12−アルキル、C1〜C12−アルコキシもしくはハロゲンであり、かつ
R'1およびR'2は、それぞれ互いに独立して、H、C1〜C12−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、C3〜C22−アルケニル、C6〜C10−アリールであって非置換であるか、もしくはC1〜C8−アルキルもしくはC1〜C8−アルコキシによって置換された前記アリール、C7〜C12−アラルキルであるか、またはR'1およびR'2は、それらが結合される窒素原子と一緒になって、ピロリジン環、ピペリジン環もしくはモルホリン環を形成する、前記組成物。 - 請求項1から5までのいずれか1項に記載の組成物であって、前記有機材料が、ポリオレフィンもしくはそのコポリマー、ポリスチレンもしくはそのコポリマーまたはポリウレタンもしくはそのコポリマーであるポリマーである前記組成物。
- 請求項1から6までのいずれか1項に記載の組成物であって、成分b)は、成分a)の質量に対して0.0005%〜10%の量で含まれている前記組成物。
- 請求項1から7までのいずれか1項に記載の組成物であって、成分c)として更なる添加剤を含む前記組成物。
- 請求項8に記載の組成物であって、成分c)として、ホスファイトもしくはホスホナイト、酸捕捉剤、フェノール系酸化防止剤またはアミン系酸化防止剤である更なる添加剤を含む前記組成物。
- 請求項8または9に記載の組成物であって、
a)請求項1に定義される酸化的分解、熱的分解または光誘発性分解を受けやすい有機材料と、
b)請求項1に定義される式Iの化合物と、
c)フェノール系酸化防止剤またはホスファイトもしくはホスホナイトである更なる添加剤と、
を含む前記組成物。 - 請求項8から10までのいずれか1項に記載の組成物であって、成分c)が、テトラキス[β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシメチル]メタンまたはステアリル β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートである前記組成物。
- 請求項8から10までのいずれか1項に記載の組成物であって、成分c)がトリス−(2,4−ジ−t−ブチル)ホスファイトである前記組成物。
- 請求項8から12までのいずれか1項に記載の組成物であって、成分b)の成分c)に対する質量比が、4:1〜1:20であり、かつ成分b)および成分c)の合わせた量は、成分a)の質量に対して80%未満である前記組成物。
- 請求項8から13までのいずれか1項に記載の組成物であって、成分d)として、ホスファイトもしくはホスホナイト、酸捕捉剤、フェノール系酸化防止剤またはアミン系酸化防止剤である第二の更なる添加剤を含むが、但し、成分d)が成分c)とは異なる物質である前記組成物。
- 請求項8から10、13または14のいずれか1項に記載の組成物であって、
a)請求項1に定義される酸化的分解、熱的分解または光誘発性分解を受けやすい有機材料と、
b)請求項1に定義される式Iの化合物と、
c)フェノール系酸化防止剤である更なる添加剤と、
d)ホスファイトもしくはホスホナイトである第二の更なる添加剤と、
を含む前記組成物。 - 請求項15に記載の組成物であって、成分c)が、テトラキス[β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシメチル]メタンまたはステアリル β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートである前記組成物。
- 請求項15または16に記載の組成物であって、成分d)がトリス−(2,4−ジ−t−ブチル)ホスファイトである前記組成物。
- 請求項15から17までのいずれか1項に記載の組成物であって、成分c)が、テトラキス[β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオニルオキシメチル]メタンまたはステアリル β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオネートであり、かつ成分d)が、トリス−(2,4−ジ−t−ブチル)ホスファイトである前記組成物。
- 請求項1に定義される酸化的分解、熱的分解もしくは光誘発性分解を受けやすい有機材料の保護方法であって、請求項1に定義される有機材料に対して、請求項1に定義される式Iの化合物を導入または適用するステップを含む前記方法。
- 請求項19に記載の方法であって、前記有機材料がポリマーであり、かつ式Iの化合物を、前記有機材料中に導入するステップを含み、かつ部分的もしくは完全な導入は、135℃〜350℃の温度で行われる前記方法。
- 請求項1に定義される式Iの化合物の、請求項1に定義される酸化的分解、熱的分解もしくは光誘発性分解を受けやすい有機材料を、酸化、熱もしくは光による分解に対して安定化するための使用。
- 式I
nは、1であり、
R5は、C1〜C30−アルキルオキシ、C3〜C10−シクロアルキルオキシ、C6〜C12−アリールオキシ、C7〜C13−アラルキルオキシもしくはNR'1R'2であり、
R1〜R4からの3つの置換基およびR6〜R9からの2つの置換基は、Hであり、かつR1〜R4およびR6〜R9からの他の残りの3つの置換基は、それぞれ互いに独立して、H、C1〜C12−アルキル、C1〜C12−アルコキシもしくはハロゲンであり、かつ
R'1およびR'2は、それぞれ互いに独立して、H、C1〜C12−アルキル、C3〜C10−シクロアルキル、C3〜C22−アルケニル、C6〜C10−アリール、C7〜C12−アラルキルであるか、または
R'1およびR'2は、それらが結合される窒素原子と一緒になって、ピロリジン環、ピペリジン環もしくはモルホリン環を形成するが、但し、R'1およびR'2は、同時にC1−アルキルではない]の化合物。 - 添加剤組成物であって、
b)請求項1に定義される式Iの化合物と、
c)ホスファイトもしくはホスホナイト、酸捕捉剤、フェノール系酸化防止剤またはアミン系酸化防止剤である更なる添加剤と、
を含む前記組成物。 - 請求項23に記載の添加剤組成物であって、成分c)が、フェノール系酸化防止剤またはホスファイトもしくはホスホナイトである前記組成物。
- 請求項23または24に記載の添加剤組成物であって、成分c)が、テトラキス[β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオニルオキシメチル]メタン、ステアリル β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオネートまたはトリス−(2,4−ジ−t−ブチル)ホスファイトである前記組成物。
- 請求項23または24に記載の添加剤組成物であって、
b)請求項1に定義される式Iの化合物と、
c)フェノール系酸化防止剤である更なる添加剤と、
d)ホスファイトもしくはホスホナイトである第二の更なる添加剤と、
を含む前記組成物。 - 請求項26に記載の添加剤組成物であって、成分c)が、テトラキス[β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシメチル]メタンまたはステアリル β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートである前記組成物。
- 請求項26または27に記載の添加剤組成物であって、成分d)がトリス−(2,4−ジ−t−ブチル)ホスファイトである前記組成物。
- 請求項26から28までのいずれか1項に記載の添加剤組成物であって、成分c)が、テトラキス[β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオニルオキシメチル]メタンまたはステアリル β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオネートであり、かつ成分d)が、トリス−(2,4−ジ−t−ブチル)ホスファイトである前記組成物。
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