JPH11343303A - ポリビニルエーテルの製造方法およびその方法に用いる触媒 - Google Patents

ポリビニルエーテルの製造方法およびその方法に用いる触媒

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JPH11343303A
JPH11343303A JP10151222A JP15122298A JPH11343303A JP H11343303 A JPH11343303 A JP H11343303A JP 10151222 A JP10151222 A JP 10151222A JP 15122298 A JP15122298 A JP 15122298A JP H11343303 A JPH11343303 A JP H11343303A
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vinyl ether
acid
clay mineral
ether
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Akio Naka
昭夫 中
Yoshiharu Shimazaki
由治 嶋崎
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F16/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an alcohol, ether, aldehydo, ketonic, acetal or ketal radical
    • C08F16/12Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an alcohol, ether, aldehydo, ketonic, acetal or ketal radical by an ether radical
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J21/00Catalysts comprising the elements, oxides, or hydroxides of magnesium, boron, aluminium, carbon, silicon, titanium, zirconium, or hafnium
    • B01J21/16Clays or other mineral silicates

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工業的製造に有利な室温以上の温度で短時間
にポリビニルエーテルの高分子量体を製造する方法およ
びその方法に用いる触媒を提供する。 【解決手段】 ビニルエーテルを、酸処理した酸性粘土
鉱物を触媒に用いて重合することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリビニルエーテ
ルの製造方法およびこれに用いる触媒に関する。ポリビ
ニルエーテルは粘着剤、接着剤および塗料等の原料とし
て広く利用されている有用な物質である。
【0002】
【従来の技術】ポリビニルエーテルは、三弗化ホウ素等
のルイス酸触媒を使用する均一系カチオン重合によって
工業生産されている。しかし、高分子量体を得るために
は工業的に不利な0℃以下の低温を必要としたり、生成
したポリビニルエーテルが着色するという問題がある。
【0003】一方、酸化クロム(III)やシリカアルミ
ナ等の固体酸を用いる不均一系でのビニルエーテルの重
合も知られているが、この場合は重合活性が低く、重合
した場合でも生成したポリビニルエーテルが着色した
り、分解してしまうといった問題がある。
【0004】また、硫酸塩や酸性白土等を触媒に用いて
ビニルエーテル重合した場合、室温以上の高温で重合す
ることも知られているが、触媒の重合活性が低く、分子
量、重合率共にあまり上がらないという問題があった
(高分子化学第18巻第197号(1961)P561
−566)。その重合活性の低さを補うため、固体酸触
媒を多量に使用することも可能であるが、生成した高分
子量体の溶液の粘度が高いため、反応後の触媒除去が困
難になったり、製品の品質を低下させる等の問題があっ
た。
【0005】以上のような問題を解決し、室温以上の温
度で高分子量体を得る方法としては、米国特許第5,6
91,430号に、二酸化ケイ素と酸化アルミニウム、
酸化マグネシウム、酸化鉄および酸化チタンから選ばれ
る1種以上の金属酸化物から成る触媒(シーサンドおよ
びカオリン等)の使用が開示されている。ただし、その
触媒は活性を向上させる処理を何等施しておらず、天然
鉱物をそのまま使用しており、重合触媒としての活性が
低いために所望の重合体を得るまでに8時間〜1ヶ月の
長時間を要している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題を解決するためになされたものであり、本発明の
目的は、工業的製造に有利な室温以上の温度で、生産性
よく短時間にポリビニルエーテルの高分子量体を製造す
る方法およびその方法に用いる触媒を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、室温以上
の温度で短時間に高分子量ポリビニルエーテルを得る方
法について検討した結果、酸性粘土鉱物を酸処理して活
性を強めた物質がビニルエーテルの重合触媒として驚く
べき高活性を発現することを見出し、本発明を完成する
に至った。酸性粘土鉱物を酸処理した物質としては、例
えば「活性白土」と称される物質が挙げられる。活性白
土は、酸性粘土鉱物の酸処理により、元の酸性粘土鉱物
よりもはるかに大きい比表面積を有する多孔質構造物質
としたものである。この物質は高表面積と多孔質構造を
持つために化学物質の吸着能が非常に高く、鉱油の精製
や有機薬品の脱色用の吸着剤として使用されている。し
かしながら、今までこの物質をカチオン重合用触媒に試
みた例はなかった。
【0008】すなわち本発明は、ビニルエーテルを触媒
の存在下に重合してポリビニルエーテルを製造するに際
し、前記触媒として、酸処理した酸性粘土鉱物を用いる
ことを特徴とするポリビニルエーテルの製造方法に関す
る。
【0009】例えば前記ビニルエーテルは、下記一般式
(1) CH2=CHOR ・・・ (1) (式中、Rは置換基を有していても良いアルキル基、シ
クロアルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキ
ル基またはシリル基である。)で表される。
【0010】また前記触媒は、通常ビニルエーテルに対
して10〜5000ppmの範囲で用いられる。
【0011】本発明の他の発明は、ビニルエーテルを重
合してポリビニルエーテルを製造するために用いる触媒
であって、該触媒が、酸処理した酸性粘土鉱物を含有し
てなることを特徴とするポリビニルエーテル製造用触媒
に関する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係る触媒は、酸性粘土鉱
物を酸処理した物質を含んでなる触媒である。本発明で
言う酸性粘土鉱物とは、SiO2とAl23を主成分に
Fe23、MgOおよびCaO等を微量含む複合酸化物
である酸性粘土鉱物としては、カオリナイトおよびモン
モリロナイト等の酸性白土と称される一群の粘土鉱物が
好適に用いられる。
【0013】酸処理に用いられる酸としては、特に限定
されないが、通常、硫酸、塩酸および硝酸等の鉱酸が用
いられる。
【0014】前記酸性粘土鉱物を、鉱酸等の酸で処理
し、 Al23、Fe23、MgOおよびCaO等の一
部を溶出させることにより、元の酸性粘土鉱物よりもは
るかに大きい比表面積を有する多孔質構造物質が得られ
ることが知られており、この物質は高表面積と多孔質構
造を持つために化学物質の吸着能が非常に高い。この高
表面積と多孔質構造が有効に作用し、ビニルエーテル重
合用酸触媒としても高い活性を発現するものと考えられ
る。
【0015】前記酸処理の方法としては、公知の方法を
用いてよく、例えば(i)10〜50%硫酸を用い、8
0〜90℃で1〜5時間処理した後、水溶性成分を十分
水洗除去してから乾燥する方法、(ii)50〜80%硫
酸中に数日〜数週間浸漬した後、水溶性成分を十分水洗
除去してから乾燥する方法等が挙げられるが、簡便で効
率的な点で(i)の方法が好ましい。
【0016】上記のようにして調製した触媒の比表面積
は150〜300m2/gであり、酸処理前の酸性粘土
鉱物が50〜100m2/gであるのに対し、大幅に比
表面積が増加する。
【0017】酸性粘土鉱物を酸処理した物質としては、
例えば「活性白土」と称される物質等が挙げられる。活
性白土は、酸性粘土鉱物の酸処理により、元の酸性粘土
鉱物よりもはるかに大きい比表面積を有する多孔質構造
物質としたものである。
【0018】本発明に係る触媒は、非常に高活性である
ため、ビニルエーテルに対する触媒の使用量は100p
pm以下であっても十分に重合反応が進行するが、必要
に応じて触媒量を増やしてもよい。通常、触媒使用量は
10ppm〜5000ppmであり、好ましくは50p
pm〜1000ppmである。触媒量が多過ぎると、生
成物の着色が起こったり、製品の品質が低下する。
【0019】本発明で原料モノマーとして用いられるビ
ニルエーテルは、例えば前記一般式(1)で表される化
合物である。具体的には、メチルビニルエーテル、エチ
ルビニルエーテル、イソプロピルビニルエーテル、n−
プロピルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、
n−ブチルビニルエーテル、t−ブチルビニルエーテ
ル、n−オクチルビニルエーテル、シクロヘキシルビニ
ルエーテル、フェニルビニルエーテル、ベンジルビニル
エーテル、2−エトキシエチルビニルエーテル、フェノ
キシエチルビニルエーテル、2―クロロエチルビニルエ
ーテル、トリメチルシリルビニルエーテル、トリエチル
シリルビニルエーテルおよびトリフェニルシリルビニル
エーテルが挙げられる。さらに、これらのモノマーの二
種以上を用いて共重合体とすることも出来る。
【0020】ビニルエーテルを重合する際は、バルクで
重合を行なっても良いが、反応温度や粘度をコントロー
ルするため溶剤を使用しても良い。使用する溶媒として
は、トルエンやキシレン等の芳香族炭化水素類、ヘキサ
ンやオクタン等の脂肪族炭化水素類、またはハロゲン化
炭化水素等の非極性溶媒が好適に使用できる。
【0021】本発明における重合反応は、回分式、半回
分式および連続流通式の何れの反応方式でも実施でき
る。回分式では、上記溶媒の存在下または非存在下、大
気中もしくは不活性気体中で、触媒とビニルエーテルを
攪拌または静置して反応させても良い。また、連続流通
式では触媒を充填した反応器にビニルエーテルを単独ま
たは溶媒と共に流通させて連続的に反応させても良い。
【0022】高分子量体のポリビニルエーテルを得るに
は反応系中の水分は少ないほうが好ましい。
【0023】反応温度は室温以上が適当であり、25〜
100℃が好ましいものである。反応圧力は、常圧また
は加圧の何れでも良いが、通常は常圧で実施する。
【0024】重合反応後は必要に応じ、NaOHおよび
KOH等の無機塩基あるいはアンモニアおよびアミン等
の有機塩基を加え反応を停止しても良いし、これらを加
えずに製品としても良い。
【0025】
【実施例】以下、実施例により、本発明をより具体的に
説明するが、本発明はこれらにより何等限定されるもの
ではない。
【0026】触媒調製例 (触媒A)モンモリロナイト5gを30%硫酸30g中
に浸し、90℃で5時間攪拌した。次いで、沈殿物を濾
別し、それを水100g中で10分間攪拌して洗浄し
た。この洗浄操作を5回繰り返した後、ロート上の沈殿
物を水100gで3回洗浄した。得られた固体を空気中
120℃で20時間乾燥後、粉末状に粉砕して触媒とし
た。
【0027】モンモリロナイトの比表面積が約80m2
/gに対し、触媒Aのそれは約300m2/gであっ
た。
【0028】(触媒B)酸処理時間を3時間にした他は
触媒Aと同様にして触媒Bを調製した。モンモリロナイ
トの比表面積が約80m2/gに対し、触媒Bのそれは
約250m2/gであった。
【0029】(触媒C)触媒原料にカオリナイト5gを
用いた他は触媒Aと同様にして触媒Cを調製した。
【0030】カオリナイトの比表面積が約60m2/g
に対し、触媒Bのそれは約280m2/gであった。
【0031】実施例1 10mlサンプル管に0.1mgの触媒Aと4gのトル
エンを入れ、攪拌しながら1gのエチルビニルエーテル
を加えた。1日室温で攪拌すると粘度が上昇し、3μl
のトリエチルアミンを加えた後溶剤を留去すると、粘性
のある無色透明のポリマーが得られた。GPCにより測
定したこのポリマーの重量平均分子量(ポリスチレン換
算)は129000であった。
【0032】実施例2 触媒Aの量を1.0mgにした以外は実施例1と同様に
実験を行ない、重量平均分子量が72000の無色透明
のポリマーを得た。実施例3 エチルビニルエーテルのかわりにn―プロピルビニルエ
ーテルを用い、重合後トリエチルアミンを加えなかった
以外は実施例1と同様に実験を行ない、重量平均分子量
が154000の無色透明のポリマーを得た。実施例4 n―プロピルビニルエーテルのかわりにn―ブチルビニ
ルエーテルを用いた以外は実施例3と同様に実験を行な
い、重量平均分子量が115000の無色透明のポリマ
ーを得た。実施例5 触媒Aのかわりに触媒Bを用いた以外は実施例1と同様
に実験を行ない、重量平均分子量が62000の無色透
明のポリマーを得た。実施例6 触媒Aのかわりに触媒Cを用い、重合後トリエチルアミ
ンを加えなかった以外は実施例1と同様に実験を行な
い、重量平均分子量が108000の無色透明のポリマ
ーを得た。
【0033】実施例7 窒素雰囲気下0.3mgの触媒Aと3gのエチルビニル
エーテルを混合し攪拌すると、5分程度で激しく重合反
応が起こった。そのまま1時間静置し、粘性のある無色
透明のポリマーを得た。GPCにより測定したこのポリ
マーの重量平均分子量は58000であった。
【0034】実施例8 攪拌機、温度計、冷却管及び滴下ロートを備えた4ツ口
フラスコに窒素雰囲気下3.0mgの触媒Aと30gの
トルエンを入れ、45℃に昇温した。これに30gのエ
チルビニルエーテルを1時間かけて反応温度を45℃に
保ちつつ滴下した。発熱が無くなってから60℃で更に
1時間反応させ、室温に冷却して10μlのトリエチル
アミンを加えた後、溶剤を留去すると、30.3gの粘
性のある無色透明のポリマーが得られた。GPCにより
測定したこのポリマーの重量平均分子量は62000で
あった。
【0035】実施例9 攪拌機、温度計、冷却管及び滴下ロートを備えた4ツ口
フラスコに窒素雰囲気下1.5mgの触媒Aと30gの
トルエンを入れた。これに30gのエチルビニルエーテ
ルを反応温度60℃で1時間かけて滴下した。発熱が無
くなってから75℃で更に30分反応させ、室温に冷却
して10μlのトリエチルアミンを加えた後、溶剤を留
去すると、29.2gの粘性のある無色透明のポリマー
が得られた。GPCにより測定したこのポリマーの重量
平均分子量は39000であった。
【0036】実施例10 攪拌機、温度計、冷却管及び滴下ロートを備えた4ツ口
フラスコに窒素雰囲気下6.0mgの触媒Aと20gの
トルエンを入れ、35℃に昇温した。これに60gのエ
チルビニルエーテルを2時間かけて反応温度を35〜4
0℃に保ちつつ滴下した。発熱が無くなってから50℃
で更に1時間反応させ、室温に冷却して10μlのトリ
エチルアミンを加えた後、溶剤を留去すると、59.8
gの粘性のある無色透明のポリマーが得られた。GPC
により測定したこのポリマーの重量平均分子量は520
00であった。
【0037】実施例11 攪拌機、温度計、冷却管及び滴下ロートを備えた4ツ口
フラスコに窒素雰囲気下3.0mgの触媒Aと30gの
ヘキサンを入れ、45℃に昇温した。これに30gのエ
チルビニルエーテルを1時間かけて反応温度を45℃に
保ちつつ滴下した。発熱が無くなってから60℃で更に
1時間反応させ、室温に冷却して10μlのトリエチル
アミンを加えた後、溶剤を留去すると、29.8gの粘
性のある無色透明のポリマーが得られた。GPCにより
測定したこのポリマーの重量平均分子量は45000で
あった。
【0038】実施例12 攪拌機、温度計、冷却管及び滴下ロートを備えた4ツ口
フラスコに窒素雰囲気下3.0mgの触媒Aと30gの
トルエンを入れ、45℃に昇温した。これに0.7wt
%の水を含有した30gのエチルビニルエーテルを1時
間かけて反応温度を45℃に保ちつつ滴下した。発熱が
無くなってから60℃で更に1時間反応させ、室温に冷
却して10μlのトリエチルアミンを加えた後、溶剤を
留去すると、28.9gの粘性のある無色透明のポリマ
ーが得られた。GPCにより測定したこのポリマーの重
量平均分子量は27000であった。
【0039】比較例1 触媒Aのかわりにカオリンを用いた以外は実施例1と同
様に実験を行なったが、1日攪拌した後も粘度は上がら
ず、重合は起こらなかった。
【0040】比較例2 触媒Aのかわりにモンモリロナイトを用いた以外は実施
例2と同様に実験を行なったが、1日攪拌した後も粘度
は上がらず、重合は起こらなかった。
【0041】比較例3 触媒Aのかわりにシリカ・アルミナを用いた以外は実施
例2と同様に実験を行なったが、1日攪拌した後も粘度
は上がらず、重合は起こらなかった。
【0042】比較例4 触媒Aのかわりにカオリンを用いた以外は実施例7と同
様に実験を行なったが、8時間攪拌した後も粘度は上が
らず、重合は起こらなかった。
【0043】
【発明の効果】本発明を用いれば、工業的製造に有利な
室温以上の温度で、短時間で生産性よくポリビニルエー
テルの高分子量体を製造できる。
【0044】また本発明を用いれば、重量平均分子量2
万以上、特に2万5千〜100万の、着色がなく無色透
明な高品質なポリビニルエーテルが効率良く得られる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビニルエーテルを触媒の存在下に重合し
    てポリビニルエーテルを製造するに際し、前記触媒とし
    て、酸処理した酸性粘土鉱物を用いることを特徴とする
    ポリビニルエーテルの製造方法。
  2. 【請求項2】 ビニルエーテルが、下記一般式(1) CH2=CHOR ・・・(1) (式中、Rは置換基を有していても良いアルキル基、シ
    クロアルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキ
    ル基またはシリル基である。)で表される化合物である
    請求項1に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記触媒を、ビニルエーテルに対して1
    0〜5000ppmの範囲で用いる請求項1または2に
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 ビニルエーテルを重合してポリビニルエ
    ーテルを製造するために用いる触媒であって、該触媒
    が、酸処理した酸性粘土鉱物を含有してなることを特徴
    とするポリビニルエーテル製造用触媒。
JP10151222A 1998-06-01 1998-06-01 ポリビニルエーテルの製造方法およびその方法に用いる触媒 Pending JPH11343303A (ja)

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