JPH0125590B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0125590B2 JPH0125590B2 JP14819581A JP14819581A JPH0125590B2 JP H0125590 B2 JPH0125590 B2 JP H0125590B2 JP 14819581 A JP14819581 A JP 14819581A JP 14819581 A JP14819581 A JP 14819581A JP H0125590 B2 JPH0125590 B2 JP H0125590B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer metal
- cutting edge
- end surface
- inner cutter
- metal plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims description 23
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 12
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 4
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Landscapes
- Dry Shavers And Clippers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は往復動式電気かみそりの内刃の製造
方法に関する。
方法に関する。
往復動式電気かみそりは、一般に第１図および
第２図に示すように、アーテ型の網目状外刃１と
この外刃１の内面に往復動する内刃２とを有し、
その内刃２は往復動２向に所定間隔を置いて連結
管３上に多数平行に配列されて挿通固定された内
刃単体４群からなり、この種の内刃単体４として
は、切断効率を良くするために、第３図のように
その切刃先４ａにすくい角θを左右対称につけた
ものとなつている。そして、これが製造に際して
は第４図および第５図に示すように、刃素材であ
る単一金属板５をダイ６に固定し、ついで、ポン
チ７でその切刃端面５ａの厚み方向中央部を加圧
して左右外側方に拡開変形する切刃先４ａを形成
する方法が知られている。しかし、内刃全重量の
軽減、および切味を良くするために内刃単体４の
厚みは薄いもの程、良いとされているが、その厚
みをあまり薄くすると、ポンチ７を切刃端面５ａ
の厚み方向の中央に正確にもつてくることが困難
ないし不可能である。また厚みを大にしてもポン
チ７が厚み方向中央部より左又は右側方に片寄り
がちであり、確実にすくい角θを左右対称につけ
ることが困難であつた。
第２図に示すように、アーテ型の網目状外刃１と
この外刃１の内面に往復動する内刃２とを有し、
その内刃２は往復動２向に所定間隔を置いて連結
管３上に多数平行に配列されて挿通固定された内
刃単体４群からなり、この種の内刃単体４として
は、切断効率を良くするために、第３図のように
その切刃先４ａにすくい角θを左右対称につけた
ものとなつている。そして、これが製造に際して
は第４図および第５図に示すように、刃素材であ
る単一金属板５をダイ６に固定し、ついで、ポン
チ７でその切刃端面５ａの厚み方向中央部を加圧
して左右外側方に拡開変形する切刃先４ａを形成
する方法が知られている。しかし、内刃全重量の
軽減、および切味を良くするために内刃単体４の
厚みは薄いもの程、良いとされているが、その厚
みをあまり薄くすると、ポンチ７を切刃端面５ａ
の厚み方向の中央に正確にもつてくることが困難
ないし不可能である。また厚みを大にしてもポン
チ７が厚み方向中央部より左又は右側方に片寄り
がちであり、確実にすくい角θを左右対称につけ
ることが困難であつた。
この発明は、かかる事実に着目して、薄肉とす
る内刃単体においても確実にすくい角を左右対称
に形成することのできる往復動式電気かみそりの
内刃の製造方法を提供しようとするものである。
る内刃単体においても確実にすくい角を左右対称
に形成することのできる往復動式電気かみそりの
内刃の製造方法を提供しようとするものである。
以下、その詳細を図面に基づき説明する。
第６図はこの発明の対象である往復動式電気か
みそりの内刃単体を示しており、この内刃単体１
０はクラツド法でつくられた三層の複合金属板１
１（板厚0.1〜0.15mm）で構成され、第１１図に
示す如く、断面Ｙ字形に形成されてすくい角θを
つけた切刃先１０ａを左右対称に有する。三層の
複合金属板１１の中心層金属１２は炭素含有量の
少ないステンレス鋼、例えばSUS420J2で、中心
層金属１２の両面にクラツデイングした外層金属
１３は前記ステンレス鋼よりも炭素含有量の多い
ステンレス鋼、例えば日立金属製品GIN６であ
る。
みそりの内刃単体を示しており、この内刃単体１
０はクラツド法でつくられた三層の複合金属板１
１（板厚0.1〜0.15mm）で構成され、第１１図に
示す如く、断面Ｙ字形に形成されてすくい角θを
つけた切刃先１０ａを左右対称に有する。三層の
複合金属板１１の中心層金属１２は炭素含有量の
少ないステンレス鋼、例えばSUS420J2で、中心
層金属１２の両面にクラツデイングした外層金属
１３は前記ステンレス鋼よりも炭素含有量の多い
ステンレス鋼、例えば日立金属製品GIN６であ
る。
第７図ないし第１１図において、かかる内刃単
体１０の製造法を説明すると、まず上記複合金属
板１１をプレス加工で概ね半円形状に打抜き、つ
いで、開口先に内刃単体１０のすくい角θを決定
する逃がし斜面１４が左右対称に形成されたダイ
１５に前記半円形状の複合金属板１１を固定し、
ポンチ１６でその半円周の切刃端面１１ａに複合
金属板１１の厚み方向と直交する径方向に圧縮荷
重を加える。すると、切刃端面１１ａに作用する
圧縮荷重により、中心層金属には炭素含有量が少
なく柔らかいためその先端１２ａを左右方向（厚
み方向）に拡げて圧潰する変形を生じ、またその
中心層金属１２よりも炭素含有量が多くて硬い左
側の外層金属１３の先端１３ａは左方向に、右側
の外層金属１３の先端１３ａは右方向にそれぞれ
折れ曲がつて左右の逃がし斜面１４，１４にそう
べく拡開変形する。このさい外層金属１３，１３
の先端１３ａ，１３ａを中心層金属１２の先端１
２ａの圧潰変形により作用する押す力をも受けて
左右方向に相等しい曲げ角度で確実に拡開変形す
る。これにて半円形状の複合金属板１１は断面Ｙ
字形に成形されて左右対称にすくい角θをもつ切
刃先１０ａ，１０ａが形成される。最後に、従来
と同様に、その切刃先１０ａ，１０ａを第１０図
に示すように研削ラインｌにそつて研削して内刃
単体１０を完成する。
体１０の製造法を説明すると、まず上記複合金属
板１１をプレス加工で概ね半円形状に打抜き、つ
いで、開口先に内刃単体１０のすくい角θを決定
する逃がし斜面１４が左右対称に形成されたダイ
１５に前記半円形状の複合金属板１１を固定し、
ポンチ１６でその半円周の切刃端面１１ａに複合
金属板１１の厚み方向と直交する径方向に圧縮荷
重を加える。すると、切刃端面１１ａに作用する
圧縮荷重により、中心層金属には炭素含有量が少
なく柔らかいためその先端１２ａを左右方向（厚
み方向）に拡げて圧潰する変形を生じ、またその
中心層金属１２よりも炭素含有量が多くて硬い左
側の外層金属１３の先端１３ａは左方向に、右側
の外層金属１３の先端１３ａは右方向にそれぞれ
折れ曲がつて左右の逃がし斜面１４，１４にそう
べく拡開変形する。このさい外層金属１３，１３
の先端１３ａ，１３ａを中心層金属１２の先端１
２ａの圧潰変形により作用する押す力をも受けて
左右方向に相等しい曲げ角度で確実に拡開変形す
る。これにて半円形状の複合金属板１１は断面Ｙ
字形に成形されて左右対称にすくい角θをもつ切
刃先１０ａ，１０ａが形成される。最後に、従来
と同様に、その切刃先１０ａ，１０ａを第１０図
に示すように研削ラインｌにそつて研削して内刃
単体１０を完成する。
なお、切刃端面１１ａに圧縮荷重を加えるに際
し、上記ポンチ１６に代えて、第１２図に示すよ
うに加圧ロール１７を用い、このロール１７を回
転させながら固定された複合金属板１１の切刃端
面１１ａ上をこの一端から他端にかけて均一な力
で加圧転動させてもよい。また、それとは反対
に、複合金属板１１を１対のロール間などに挾持
した状態で回転させながらその切刃端面１１ａを
定位置にある加圧ロールの円周上に押付けるよう
にしてもよい。
し、上記ポンチ１６に代えて、第１２図に示すよ
うに加圧ロール１７を用い、このロール１７を回
転させながら固定された複合金属板１１の切刃端
面１１ａ上をこの一端から他端にかけて均一な力
で加圧転動させてもよい。また、それとは反対
に、複合金属板１１を１対のロール間などに挾持
した状態で回転させながらその切刃端面１１ａを
定位置にある加圧ロールの円周上に押付けるよう
にしてもよい。
以上説明したように、この発明の製造方法によ
れば、内刃単体１０の構成素材として、軟質な中
心層金属１２の両面に、その中心層金属１２より
も硬い外層金属１３をクラツデイングした三層の
複合金属板１１を用いるようにしたため、その内
刃単体１０の切刃先１０ａ，１０ａを左右外側方
に拡開変形させるに際しては、従来のように切刃
端面５ａの厚み方向中央部のみをポンチ７で狙い
打ちするという精巧な加工が要求されず、切刃端
面１１ａの厚み方向全体にわたつて圧縮荷重を加
えるという簡単な方法で足り、製造がきわめて容
易になる。とくに、極薄とする内刃単体（0.1〜
0.15mm厚）においてもその製造が可能となり、し
かも確実にすくい角θを左右対称につけることが
できるという利点がある。
れば、内刃単体１０の構成素材として、軟質な中
心層金属１２の両面に、その中心層金属１２より
も硬い外層金属１３をクラツデイングした三層の
複合金属板１１を用いるようにしたため、その内
刃単体１０の切刃先１０ａ，１０ａを左右外側方
に拡開変形させるに際しては、従来のように切刃
端面５ａの厚み方向中央部のみをポンチ７で狙い
打ちするという精巧な加工が要求されず、切刃端
面１１ａの厚み方向全体にわたつて圧縮荷重を加
えるという簡単な方法で足り、製造がきわめて容
易になる。とくに、極薄とする内刃単体（0.1〜
0.15mm厚）においてもその製造が可能となり、し
かも確実にすくい角θを左右対称につけることが
できるという利点がある。
第１図は往復動式電気かみそりを外刃の一部を
切欠して示す斜視図、第２図はその外刃および内
刃の断面図である。第３図は従来方法により得ら
れた内刃単体の刃先部を示す断面図、第４図およ
び第５図はその内刃単体の製造方法を説明する断
面図である。第６図はこの発明方法により得られ
た内刃単体の斜視図、第７図および第８図はその
内刃単体の製造方法を説明するための断面図、第
９図はその正面図、第１０図は刃先を研削する前
の状態を示す内刃単体の断面図、第１１図は刃先
研削後の状態を示す内刃単体の断面図、第１２図
は内刃単体の切刃端面に圧縮荷重を加える手段の
他の変形実施例を示す正面図である。 １０……内刃単体、１０ａ……切刃先、１１…
…複合金属板、１１ａ……切刃端面、１２……中
心層金属、１３……外層金属、１４……逃がし斜
面、１５……ダイ、１６……ポンチ、１７……加
圧ロール。
切欠して示す斜視図、第２図はその外刃および内
刃の断面図である。第３図は従来方法により得ら
れた内刃単体の刃先部を示す断面図、第４図およ
び第５図はその内刃単体の製造方法を説明する断
面図である。第６図はこの発明方法により得られ
た内刃単体の斜視図、第７図および第８図はその
内刃単体の製造方法を説明するための断面図、第
９図はその正面図、第１０図は刃先を研削する前
の状態を示す内刃単体の断面図、第１１図は刃先
研削後の状態を示す内刃単体の断面図、第１２図
は内刃単体の切刃端面に圧縮荷重を加える手段の
他の変形実施例を示す正面図である。 １０……内刃単体、１０ａ……切刃先、１１…
…複合金属板、１１ａ……切刃端面、１２……中
心層金属、１３……外層金属、１４……逃がし斜
面、１５……ダイ、１６……ポンチ、１７……加
圧ロール。
Claims (1)
- １ 軟質の中心層金属１２の両面に、その中心層
金属１２よりも硬い外層金属１３をクラツデイン
グした三層の複合金属板１１で構成される内刃単
体素材の切刃端面１１ａに、圧縮荷重を加えて切
刃端面１１ａにおける中心層金属１２を左右外側
方向に圧潰変形させるとともに、外層金属１３，
１３を左右外側方に拡開状に折曲げ変形させて左
右対称にすくい角θを有する切刃先１０ａ，１０
ａを形成することを特徴とする往復動式電気かみ
そりの内刃の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14819581A JPS5849175A (ja) | 1981-09-19 | 1981-09-19 | 往復動式電気かみそりの内刃の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14819581A JPS5849175A (ja) | 1981-09-19 | 1981-09-19 | 往復動式電気かみそりの内刃の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5849175A JPS5849175A (ja) | 1983-03-23 |
| JPH0125590B2 true JPH0125590B2 (ja) | 1989-05-18 |
Family
ID=15447377
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14819581A Granted JPS5849175A (ja) | 1981-09-19 | 1981-09-19 | 往復動式電気かみそりの内刃の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5849175A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003016000A1 (fr) * | 2001-08-10 | 2003-02-27 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Unite a lames internes pour rasoir electrique |
| WO2003022535A1 (fr) * | 2001-09-10 | 2003-03-20 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Prodede de fabrication de lame interieure de rasoir electrique |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0294102U (ja) * | 1988-12-29 | 1990-07-26 | ||
| JP4775152B2 (ja) * | 2006-07-21 | 2011-09-21 | パナソニック電工株式会社 | 電気かみそり用の内刃及びその形状決定方法 |
-
1981
- 1981-09-19 JP JP14819581A patent/JPS5849175A/ja active Granted
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003016000A1 (fr) * | 2001-08-10 | 2003-02-27 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Unite a lames internes pour rasoir electrique |
| WO2003022535A1 (fr) * | 2001-09-10 | 2003-03-20 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Prodede de fabrication de lame interieure de rasoir electrique |
| CN100410032C (zh) * | 2001-09-10 | 2008-08-13 | 松下电工株式会社 | 干剃须刀的内刀头的制造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5849175A (ja) | 1983-03-23 |
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