JPH0125555Y2 - - Google Patents

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JPH0125555Y2
JPH0125555Y2 JP1983164858U JP16485883U JPH0125555Y2 JP H0125555 Y2 JPH0125555 Y2 JP H0125555Y2 JP 1983164858 U JP1983164858 U JP 1983164858U JP 16485883 U JP16485883 U JP 16485883U JP H0125555 Y2 JPH0125555 Y2 JP H0125555Y2
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JP
Japan
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locking
scissors
knob
blade
scissor
Prior art date
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JP1983164858U
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JPS6072150U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、園芸用鋏、詳しくは対向する柄の間
に柄の開きバネを備えた園芸用鋏の改良に関する
ものである。
従来、片手で操作する園芸用鋏は、常に鋏刃が
開くようにするために一般に対向する1対の柄の
間に柄の開きバネが介装されたものが用いられて
いる。
この種の鋏は使用しないときは危険防止のため
に鋏刃を閉じておく必要がある。
このため、従来の此の種の鋏においては、柄の
後端部にフツクや環状のバンドを設けてこれによ
り鋏刃の閉鎖状態を保持するものが用いられてお
り、また、鋏刃を閉じた状態の係止レバーを鋏刃
のヒンジの近傍に設けた園芸鋏が見られる。
しかしながら、これらの鋏は鋏刃の係止装置の
操作に左右両方の手を必要とし、さらにフツクや
バンドがものに引かゝつて不用意に柄のかゝりが
外れたり、鋏刃の係止レバーを有するものも同様
にものに接触して係止が外れ鋏刃が開くことがあ
り、危害の発生するおそれがあつた。
また、園芸鋏が包装状態にあるときに上記のよ
うなことが起れば包装カバーを破損することがあ
つた。
本考案は、このような点に着目して案出された
ものであつて、鋏刃の閉鎖係止中には不用意に外
れることや鋏の使用中に鋏刃の係止装置が誤動作
し鋏刃を閉鎖状態にすることを防止し、しかも鋏
を使用する際には鋏刃の閉鎖状態から容易に作業
可能の状態にすることが鋏を握る側の手のみの片
手操作ででき、且つ、該鋏の製造に当つてはその
係止部材の構造や取付を簡単化して、量産に適合
するようにした園芸用鋏を提供することを目的と
する。
以下、本考案の実施例を添附の図面に基いて説
明する。
第1図は本考案に係る園芸用鋏の鋏刃を閉じて
係止した状態を示すもので、第2図は閉じた鋏刃
の係止を外し、鋏刃が開いた状態を示す。
図において、1および2は対向して開閉する鋏
刃であつて、両鋏刃1,2はその基部をヒンジ6
で開閉自在に軸着されて、鋏刃1のヒンジ6の反
対側に固着された柄3と、鋏刃2の同じくヒンジ
6の反対側に固着された柄4のそれぞれヒンジ6
に近い端部内側3a,4aの間には開きバネ5が
介装されて、常時柄3,4は外方にすなわち鋏刃
1,2は開き方向に附勢され鋏刃に附設されたス
トツパー(図示せず)により一定角以上鋏刃1,
2は開かないようになつている。
而して、一方の鋏刃2のヒンジ6を挾んで反対
側の基板2aには、係止用つまみ7が、該基板2
aに植設されたピン軸8に回動自在に軸着されて
いる。
第3図及び第4図は、第1図及び第2図におけ
る係止用つまみ7の上面部を除去した内部の鋏刃
係止部の拡大図であつて、第3図は係止用つまみ
7の係止爪7aにより鋏刃1を係止した状態を示
し、第4図は鋏刃1の係止を解除し鋏刃1,2が
開いた状態を示す。すなわち一方の鋏刃1のヒン
ジ6に近い箇処の周縁部には、鋏刃が閉じたとき
に鋏刃1を係止するための係止用凹部1cを形成
し、もう一方の鋏刃2の基板2aに植設されたピ
ン軸8に軸着されている係止用つまみ7は、鋏刃
1の係止状態において第3図に示すようにつまみ
7と一体に形成される係止爪7aが、上記鋏刃1
の係止用凹部1cに嵌入し、開きバネ5により左
旋しようとする鋏刃1の回動を突つ張つてその回
動を阻止するようになつている。このとき、係止
爪7aに連続して一体的に弾性を有するように形
成されたクリツク爪7bは、柄4に一体的に形成
されたクリツク溝4bに嵌入して、係止用つまみ
7に他のものが接触しても容易につまみ7が回動
しないように柄4に対して係止される。第5図は
係止用つまみ7の斜視図であつて、第7図はその
平面図で、第6図は柄4に形成されたクリツク溝
4b,4c及び鋏刃基板2aに植設されたピン軸
8との関係を示す斜視図である。また上記係止用
つまみ7のつまみ部7cの外周はなだらかな形状
に形成され、指で動かす以外は、他の物品がぶつ
かつても係止用つまみ7は簡単には回動しないよ
うになつている。
なお、クリツク爪とクリツク溝は上記実施例に
限定されることなく、柄4側にクリツク爪、係止
用つまみ7側にクリツク溝を設けることも、ま
た、他のクリツク手段によることも可能である。
次に、鋏刃の閉じた状態から使用状態にすると
きは、第4図に示すように係止用つまみ7を反時
計方向に回動させると、係止爪7aは鋏刃1の係
止用凹部1cより離脱して鋏刃1の周縁部の回動
する軌跡外に外れるとともに、クリツク爪7bは
溝4cに嵌入し、それ以上は壁4dに当つて係止
用つまみの回動は阻止されるとともに係止用つま
み7が時計方向へ不用意に回転し鋏刃が閉鎖状態
とならぬようになつている。
従つて鋏刃1は開きバネ5により左旋してスト
ツパー(図示せず)により一定角度迄開いて停止
し剪断可能状態となる。
また、本考案の園芸用鋏においては、量産時の
組立手数を省略してコストダウンが可能となるよ
うに、係止用つまみ7の取付けをワンタツチで出
来るようにしている。すなわち、係止用つまみ7
を軸着するピン軸8には溝8aが形成され、一
方、該つまみ7の軸孔7dの内面には溝8aと係
合するための環状凸部7eが形成されるとともに
軸筒には対向して一組の割溝7fが形成され、該
つまみ7をピン軸8に取付けるとき軸孔7dが拡
開して支障なく組立ができるようになつている。
第8図は第7図の係止用つまみ7のA−A線に
よる縦断面図であつて、ピン軸8の環状溝8aと
係止用つまみ7の環状凸部7eとの係合状態を示
す図である。すなわち、係止用つまみ7をピン軸
8に取付けるには単にピン軸8に対して停止用つ
まみ7の孔7dを嵌挿し押し込むだけで図のよう
に容易に取付けが出来る。
本考案の図芸鋏は使用しない時に鋏刃を閉じた
状態にしておく場合は、鋏刃を閉じて係止用つま
み7を時計方向に回動させてその係止爪7aを鋏
刃1の係止凹部1cに嵌入せしめると、開きバネ
5による鋏刃1の左旋は阻止され、係止用つまみ
7の回動はクリツク爪7bとクリツク溝4bとの
係合により規制されるため、鋏刃の閉じ状態は安
定して保持される。
このとき、他のものがつまみ7に接触しても該
つまみ7の表面がなだらかであるため、つまみ部
7cを指で回すとき以外は回動することがなく極
めて安定して鋏刃1の係止状態が保持され、不用
意につまみが動いて鋏刃が開くことがなく極めて
安全である。また、鋏刃の閉鎖の解除は単につま
みを回動するだけで簡単に行うことができる。さ
らに、つまみの取付けがワンタツチで出来るよう
になつており鋏の組立が簡単で量産効果が大き
い。
上記の説明から明らかなように本考案によれ
ば、従来の鋏刃の開きバネを備えたこの種の園芸
鋏の持つ閉じた状態の鋏刃が不用意に開くと云う
欠点を解消して危害の発生を未然に防止し、ま
た、包装状態にあるときも、鋏刃が開くために起
る包装カバーの破損を防ぎ、さらに樹木等の高所
の如く足場の悪いところでの枝の剪定作業は身の
安全上必ず片方の手で樹木を握つていることか
ら、鋏を握る手で全ての操作が確実にできる本案
は作業の安全性を向上させるなど有益な効果を有
する一方、部品構造もクリツク爪を係止用つまみ
と一体成型して部品点数を少なくするとともに、
ワンタツチ型式のつまみ構造となつているため量
産に益するものでコストダウンに寄与する効果が
大きい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る園芸鋏の実施例を示すもの
で、第1図は、鋏刃の閉じた状態を示す園芸鋏の
平面図、第2図は、鋏刃を開いた状態を示す園芸
鋏の平面図、第3図は、鋏刃を閉じて係止状態に
あるときのつまみの上面部を除いた内部の鋏刃係
止部の拡大平面図、第4図は、鋏刃を開いた状態
におけるつまみの上面部を除いた内部の鋏刃係止
部の拡大平面図、第5図は、係止用つまみの斜視
図、第6図は、係止用つまみを軸着するピン軸及
びクリツク溝の状態を示す斜視図、第7図は、係
止用つまみの上面図、第8図は、第7図のA−A
線による係止用つまみとピン軸とのつまみ取付状
態における縦断関係図、である。 1,2……鋏刃、1c……鋏刃の係止用凹部、
3,4……柄、4b,4c……クリツク溝、5…
…開きバネ、6……ヒンジ、7……係止用つま
み、7a……係止爪、7b……クリツク爪、7e
……係止用つまみの軸孔の環状凸部、8……ピン
軸、8a……ピン軸の環状溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 対向する一対の柄の間に柄の開きバネを備えた
    園芸用鋏において、一方の鋏刃のヒンジを囲む周
    縁部に、鋏刃を閉じたときの係止用凹部を形成
    し、もう一方の鋏刃の基板には閉じた鋏刃を係止
    するための爪を備えた係止用つまみを該鋏刃基板
    に植設されたピン軸と係止用つまみに一体形成さ
    れた拡開可能な軸穴とにより、相互に形成された
    環状溝と環状凸部とを介して、軸着する一方、鋏
    刃閉鎖時において、該鋏刃基板に固着した柄に形
    成されたクリツク溝と係止用つまみに一体形成さ
    れたクリツク爪とを係合するようにしたことを特
    徴とする園芸用鋏。
JP16485883U 1983-10-25 1983-10-25 園芸用鋏 Granted JPS6072150U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16485883U JPS6072150U (ja) 1983-10-25 1983-10-25 園芸用鋏

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16485883U JPS6072150U (ja) 1983-10-25 1983-10-25 園芸用鋏

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6072150U JPS6072150U (ja) 1985-05-21
JPH0125555Y2 true JPH0125555Y2 (ja) 1989-07-31

Family

ID=30361326

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16485883U Granted JPS6072150U (ja) 1983-10-25 1983-10-25 園芸用鋏

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JP (1) JPS6072150U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5537200A (en) * 1978-09-09 1980-03-15 Wilkinson Sword Ltd Hand tool

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5537200A (en) * 1978-09-09 1980-03-15 Wilkinson Sword Ltd Hand tool

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Publication number Publication date
JPS6072150U (ja) 1985-05-21

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