JPH0357130Y2 - - Google Patents

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JPH0357130Y2
JPH0357130Y2 JP9398589U JP9398589U JPH0357130Y2 JP H0357130 Y2 JPH0357130 Y2 JP H0357130Y2 JP 9398589 U JP9398589 U JP 9398589U JP 9398589 U JP9398589 U JP 9398589U JP H0357130 Y2 JPH0357130 Y2 JP H0357130Y2
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JP
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wheel
potter
shaped
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center rod
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JP9398589U
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JPH0333515U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、傘のろくろの係合機構に係わり、特
に中棒に上はじきと下はじきを設ける必要がな
く、単にろくろに設けた環形係合突縁を中棒に配
設した環形係合凹溝内に係合することによりろく
ろを所定の位置に保持し得る傘のろくろの係合機
構に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、傘の中棒の所定の位置には、上はじきと
下はじきとが設けられている。第4図に示すよう
に、一側に係合孔44を有するろくろ43は、中
棒4に沿つて摺動自在に設けられており、傘を広
げようとする時、下はじき42を中棒4内に縮む
ように中棒4内の付勢機構(図示せず)の付勢力
に抗して押し下げることによりろくろ43を自由
に中棒4に沿つて上に向つてスライドさせること
ができ、該ろくろ43を上はじき41に到達させ
てそれを中棒4内の付勢機構(図示せず)の付勢
力に抗して中棒4内に一時押し下げることにより
それが該上はじき41を越えてその上方に移動
し、結局付勢機構の付勢力により元の位置に戻さ
れた上はじき41の支持により広げられた受骨な
どを一定の状態に保持することとなる。
これに反して傘を閉じようとする際、親指で上
はじき41を押し下げることによりろくろ43が
中棒4に沿つて自由にハンドル(図示せず)に向
つて移動することができるので、該ろくろ43を
ハンドルに向つて引張れば、傘が閉じる状態とな
る。下はじき42がろくろ43の係合孔44に係
合せることにより上記閉じた状態を保持できる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記公知の傘によると、以下の
問題が生じる。
中棒4の口径が小さいので、上、下はじき4
1,42をその内部に取り付ける際、あまりに
も不便であるので、コストアツプの虞れがあつ
た。
傘を広げ、或は閉じるに際して、指で上はじ
き41、或は下はじき42を押圧する必要があ
るため、それに傷をつけることがしばしばあつ
た。また、上記上、下はじきの押圧用端縁面積
が極めて狭いので、それを押圧することにより
指がより大きい圧力を受けることとなり、痛く
て有効に傘の開閉操作を行なうことができな
い。
本考案は、以上の事情に鑑みてなされたもの
で、ろくろに中棒に対して回動自在な操作部材が
設けてあり、単に該操作部材に設けた環形係合突
起を中棒に配設した環形係合凹溝内に係合するこ
とによりろくろを中棒上の所定の位置に保持し得
る傘のろくろの係合機構を提供することをその目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、本考案によれば、中
棒と、上記中棒に摺動自在に設けられたろくろと
を有する傘に用いられるろくろの係合機構であつ
て、上記中棒の周面に刻設された上環形係合凹溝
と下環形係合凹溝と、上記ろくろの円筒形本体の
下部の一側に開けられた切欠部付近に位置し、か
つ上記円筒形本体に回動自在に取り付けた操作部
材とからなり、上記操作部材の下部は、上記中棒
を包囲するように形成されたひようたんの縦断面
形状を有する係合部を備え、上記係合部の一側の
C形部分の下部口縁には、C形の係合突縁が形成
されていると共に、上記円筒形本体と操作部材と
の間に、常に上記操作部材をそのC形係合突縁が
上記環形係合凹溝に係合するように回動させる付
勢力を有する付勢機構が設けられ;上記係合部の
他の一側のC形部分の外側周面を押圧して操作部
材が回動した場合、上記中棒が該C形部分の内部
に進入してろくろが移動可能な状態にあり、上記
他の一側のC形部分を押圧しない場合、上記付勢
機構が作動して上記一側のC形部分のC形係合突
縁をその付近の上記環形係合凹溝に係合させるこ
とができるようにしたことを特徴とする。
〔作用〕
以上の構成によれば、上記操作部材の係合部の
他の一側のC形部分の外側周面を押圧した場合、
上記中棒が該C形部分の内部に進入してろくろが
移動可能な状態になり、即ち、この状態でろくろ
を移動させて傘を広げ、または閉じることができ
る。なお、上記ろくろが上記環形係合凹溝の付近
に達して上記他の一側のC形部分を押圧しない場
合、上記付勢機構が作動して上記一側のC形部分
のC形係合突縁を該環形係合凹溝内に係合させて
傘の広げた状態、或は傘の閉じた状態を維持する
ことができる。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳述す
る。
第1図及び第2図に示すように、本考案に係わ
る傘のろくろの係合機構は、中棒1と、上記中棒
1に摺動自在に設けられて複数本の受骨6が軸着
してあるろくろ20とを有する傘に用いられるろ
くろの係合機構であり、該係合機構は上記中棒1
の周面に刻設された上環形係合凹溝11と下環形
係合凹溝12と、上記ろくろ20の円筒形本体の
下部の一側に開けられた切欠部27付近に位置
し、かつ上記円筒形本体にその上部両側から延び
た一対のアーム21に突設した短軸部22を該円
筒形本体に設けた一対の軸着孔28に回転自在に
嵌合することにより該円筒形本体に回動自在に取
り付けられた操作部材2とからなるものである。
本実施例では、上記操作部材2は、弧形片体と
形成されており、その下部には、上記中棒1を包
囲するように形成されたひようたんの縦断面形状
を有する係合部23が設けられている。上記係合
部23の一側のC形部分231の下部口縁には、
C形の係合突縁232が形成されている。
上記円筒形本体の切欠部27の水平向縁部と操
作部材2の上端縁部との間に、常に上記操作部材
2をそのC形係合突縁232が上記環形係合凹溝
11、或は12に係合するように回動させる付勢
力を有するコイルばね5が設けられている。本実
施例では、該コイルばね5は、その上端が切欠部
27の水平向縁部に開けられた嵌合孔24内に嵌
合し、その下端が操作部材2の上端縁部に突設し
た円柱形突起25を外嵌することにより固定され
ている。
上記係合部23の他の一側も、C形部分233
が形成されている。第1図ないし第3図に示す如
く、このC形部分233の外側周面26を押圧し
て操作部材2が回動した場合、上記中棒3が該C
形部分233の内部に位置することとなるので、
ろくろ20が移動可能な状態にある。即ち、この
状態では、ろくろ20を移動させて傘を広げ、ま
たは閉じることができる。
第3図に示すように、上記ろくろ20を移動さ
せてそれが上環形係合凹溝11、或は下環形係合
凹溝12の付近に達して、かつ上記他の一側のC
形部分233が押圧しない場合、上記コイルばね
5の付勢力が作動して上記一側のC形部分231
のC形係合突縁232を該上環形係合凹溝11、
或は下環形係合凹溝12内に係合させて傘の広げ
た状態、或は閉じた状態を維持することができ
る。
押圧操作を便利にするように、上記C形部分の
外側周面26をエンボシング加工してもよい。
〔考案の効果〕 以上説明した通り、本考案によれば、はじきを
設ける必要がないので、傘を広げ、或は閉じるに
際して、手に傷をつける虞れがなく、操作性も非
常によいのである。なお、押圧に供する外側周面
が結構広いので、それを押圧する時に、痛みを感
じることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例が傘に設けられた
状態を示す斜視図、第2図は、上記実施例を示す
分解斜視図、第3図は、上記実施例の作動方式を
示す説明図、第4図は、公知の傘の一部を示す斜
視図である。 1……中棒、11……上環形係合凹溝、12…
…下環形係合凹溝、2……操作部材、20……ろ
くろ、21……アーム、22……短軸部、23…
…係合部、231……C形部分、233……C形
部分、232……C形係合突縁、24……嵌合
孔、25……円柱形突起、26……C形部分23
3の外側周面、27……切欠部、28……軸着
孔、5……コイルばね、6……受骨。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中棒と、上記中棒に摺動自在に設けられたろく
    ろとを有する傘に用いられるろくろの係合機構で
    あつて、上記中棒の周面に刻設された上環形係合
    凹溝と下環形係合凹溝と、上記ろくろの円筒形本
    体の下部の一側に開けられた切欠部付近に位置
    し、かつ上記円筒形本体に回動自在に取り付けた
    操作部材とからなり、上記操作部材の下部は、上
    記中棒を包囲するように形成されたひようたんの
    縦断面形状を有する係合部を備え、上記係合部の
    一側のC形部分の下部口縁には、C形の係合突縁
    が形成されていると共に、上記円筒形本体と操作
    部材との間に、常に上記操作部材をそのC形係合
    突縁が上記環形係合凹溝に係合するように回動さ
    せる付勢力を有する付勢機構が設けられ;上記係
    合部の他の一側のC形部分の外側周面を押圧して
    操作部材が回動した場合、上記中棒が該C形部分
    の内部に進入してろくろが移動可能な状態にな
    り、上記他の一側のC形部分を押圧しない場合、
    上記付勢機構が作動して上記一側のC形部分のC
    形係合突縁をその付近の上記環形係合凹溝に係合
    させることができるようにしたことを特徴とする
    傘のろくろの係合機構。
JP9398589U 1989-08-10 1989-08-10 Expired JPH0357130Y2 (ja)

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JP9398589U JPH0357130Y2 (ja) 1989-08-10 1989-08-10

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JPH0333515U JPH0333515U (ja) 1991-04-02
JPH0357130Y2 true JPH0357130Y2 (ja) 1991-12-26

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