JPH01253408A - タイヤ加硫プレスの生タイヤセツト方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はタイヤ加硫プレスのタイヤモールドの上下ビー
ド部へ生タイヤの上、下のビード部を確実に装着する方
法及び装置に関する。

〔従来の技術〕

第２図において、上モールド１は上モールド９取付部３
に取りつけられ、上モールドの中心部にはその中心に垂
直に可動な生タイヤの上ビード保持装置５が取りつけら
れている。

上ビード保持装置５には半径方向に拡縮可能な複数の爪
５ａが取付けられている。

上ビードリング保持装置５の上昇下降動作のためシリン
ダーが設置され、爪５ａの拡縮をするためにもシリンダ
ーが取付けられている。

下モールド２は下モールド取付部４に固定され、下モー
ルビ２の中心部にはその中心圧垂直に可動なブラダー保
持装置６が取りつけられている。

ブラダー保持装置６には、その上部にブラダー１０の上
部を固定する上部固定リング６ａがこれを上下させるた
め設けられたシリンダーに固定され、ブラダー１０の下
部には下部固定リング６ｂが取りつけられている。下部
固定リング６ｂはシリンダーにて上下動作が可能である
。

次に第３図により作動工程を説明する。

Ａ、生タイヤ９はローデング装置１１にて、上モールド
１と下モールド２の空間の中心部に搬入される。

Ｂ、上ビード保持装置５がシリンダーの作動にて下降し
、生タイヤ９の内部に入いると同時に複数の爪気を拡張
し、生タイヤの上ビード部を下側より保持する。

なお上ビード保持装置には図示はしていないが、上モー
ルド１の中心と生タイヤ９の中心をそろえるためのセン
タリング装置を取付けておいても良い。

上ビード保持装置５は生タイヤ９の北ビー　ド部９ａを
保持し、シリンダーの作動で上昇すると同時に上モール
ド１のビード部に生タイヤ９の上ビード部気を押しこむ
。

Ｃ９上モールド部全体１．３．５はシリンダー又はホー
ルスクリュー等の作動により、下ビードリング２ａに生
タイヤが接触するまで下降する。

生タイヤの上下のビード部９ａ　＋　９ｂが上下のモー
ルビの各ビード部に接した状態で、多量の気体を生タイ
ヤの内部に導入し、生タイヤの下ビード部９ｂを下モー
ルビ２のビード部に押しこむ、上ビード保持装置５とブ
ラダー保持装置６は気体をシールする機能を有している
ものとする。

Ｄ、生タイヤ９の上ビード部を下側より保持していた複
数の爪５ａは縮少１〜、上ビード保持装置５は上昇し、
ブラダー１０内に気体が導入されると同時に、ブラダー
１０の上部固定リング６ａはシリンダーの作動又はその
気体の拡張力で、上ビード保持装置５に接するまで上昇
する。

Ｅ８　　上モールド部と下モールド部は完全に閉じるま
で移動し、／ラダー１０の内部に加硫媒体が導入され、
生タイヤ９はモールド１．２に内部より強く押しつけら
れる。

Ｆ、タイヤの加硫が終了し、上モールド部と下モールド
部は分離するように移動し、加硫されたタイ・ヤが上、
下モールド部より引きはがされる。

〔発明が解決しようとする課題〕

前述のような従来技術（Ｃおいては、生タイヤ内に気体
を多針に導入し、生タイヤ内の空気圧によリピートを押
しつけるため、以下の問題点があった。

例えばビード部が楕円形に変形している生タイヤ、成る
いはビード部を構成する部材につぎ目などがあって、ビ
ード部表面が平坦でなく凹凸が存在しているの生タイヤ
等を取りあつかう場合、生タイヤのビード部とモールド
３のビード部は完全にシールされないために、生タイヤ
内部に導入された気体は充分に圧力による効果が発揮で
きない場合が生じた。

例えば生タイヤのビード部が楕円形に変形することは生
タイヤの生産工程、保管工程、あるいは運搬工程にてひ
んばんに発生している。

又、ビード部材のつぎ目などは現在の生産技術では必ず
存在しているのが現状である。

又、気体の導入のための装置、配管、制御装置を組みこ
む必要があるためにコストアップとなる。

さらに、これらの気体を導入するための時間も必要であ
るため、タイヤ加硫プレスの１台当りの生産時間もその
分だけ長く必要となる。

本発明は、前述の作業工程Ｃにおける生タイヤ内部への
気体導入を廃止し、生タイヤビード部のモールドビード タイヤ加硫機の構造を簡素化することを目的とするもの
である。

〔課題を解決するための手段〕

生タイヤの下ビード部を下モール１部に押しこむ際ブラ
ダー保持機構の上部固定リングの上昇を規制したまま、
ブラダー内に気体を導入し、ブラダーを拡張させ、その
拡張力を利用して生タイヤの下ビード部を下モールドの
ビード部に押しこむ。

〔作用〕

ブラダーは気密に作られているため、ブラダー内部に導
入された気体は、生タイヤビード部とモールビビード部
の間隙から漏洩することな（、生タイヤの下ビード部を
下モールドビード部に効率よく押込むことができる。

〔実施例〕

第１図において、１は上モールド９、２は下モールド、
２ａは下ビーピリング、３は上モールド取付部、４は下
モールド取付部、５は上ビード保持装置、５ａは半径方
向に拡縮可能な複数の爪、６はブラダー保持装置、６ａ
は上部固定リング、６ｂは下部固定リング、９は生タイ
ヤ、９ａは生タイヤの上ビート０部、９ｂは生タイヤの
下ビード部、１０はブラダー１１１はローディング装置
である。

第１図の作業工程Ａ、Ｂは、前述した第３図の作業工程
Ａ、Ｂと同一なので説明を省略する。

Ｃ１上モールド９部全体１．３．５はシリンダー又はボ
ールスクリュー等の作動により下ビードリンク２ａに生
タイヤ９が接触するまで下降する。

ただし、第３図の作業工程Ｃで説明した生タイヤ内に気
体を導入する工程は省略する。

Ｄ、生タイヤの下ビード部９ｂが、下モールド９２のビ
ードに接した状態で、ブラダー保持装置６の上部固定リ
ング６ａの上昇を規制してブラダー内に気体を導入し、
ブラダーを拡張させ、その拡張力を利用して、生タイヤ
の下ビード部９ｂを下モールド２のビード部に押しこむ
。（なお工程りでは上部固定リング６ａを途中まで上昇
させた状態を示したが、工程Ｃの位置のままでも可能で
ある） Ｅ、Ｇ　　第３図の作業工程り、Ｆと同一なので説明を
省略する。

〔発明の効果〕

生タイヤ内に気体を導入せずに、下モールド部に取り付
けられたブラダー保持機構の上部固定リングの上昇を規
制した状態で、ブラダーを拡張させ、生タイヤの下ビー
ド部を下タイヤモールビのビード部に押しこむことによ
って、次の効果が得られる。

ａ；　生タイヤのビード部の変形による生タイヤのシー
ル性に影響されずに生タイヤを精度良くモールド内にセ
ットできる。

ｂ、生タイヤへ、気体へ導入するための装置を省略でき
る。

Ｃ０上ビード保持装置及びブラダー保持装置はシール性
が不要となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示すタイヤ加硫機の作動図、
第２図はタイヤ加硫プレスの縦断面図、第３図は従来の
方法によるタイヤ加硫機の作動図である。 １・・・上モールド、２・・・下モールド９゜５・・・
上ビード保持装置、６・・・ブラダー保持装置。 ６ａ・・・上部固定リング、　９・・・生タイヤ。 １０・・・ブラダー０ 代理人　　弁理士　　岡　本　重−文 外２名 第１図 Ａ　　　　　　　　　　８ 第３図 Ａ　　　　　　　　　　８

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 下モールド部と上モールド部が相対的に作動するタイヤ
   加硫プレスにおける上・下モールド部内への生タイヤセ
   ット方法において、生タイヤの上ビード部を保持する昇
   降可能な装置により生タイヤの上ビード部を上モールド
   のビード部へ押しこみ、次に、下モールド部に取りつけ
   られたブラダー保持機構の上部固定リングの上昇を規制
   した状態で、ブラダー内に気体を導入し、ブラダーを拡
   張させ、その拡張力を利用して生タイヤの下ビード部を
   下モールドのビード部に押しこむことを特徴とするタイ
   ヤ加硫プレスの生タイヤセット方法。