JPH01247277A - パワーステアリング装置 - Google Patents
パワーステアリング装置Info
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- JPH01247277A JPH01247277A JP7683988A JP7683988A JPH01247277A JP H01247277 A JPH01247277 A JP H01247277A JP 7683988 A JP7683988 A JP 7683988A JP 7683988 A JP7683988 A JP 7683988A JP H01247277 A JPH01247277 A JP H01247277A
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
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- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
に産業上の利用分野】
本発明は自動車の操舵を行なうためのパワーステアリン
グ装置に係り、とくにステアリングハンドルの操舵に連
動して油圧制御弁を切換え、油圧を用いて操舵別欄を作
動させて操舵を行なうようにした装置に関する。 K発明の概要】 本発明は、操舵機構に加わる油圧を検出するとともに、
この油圧が一定値以下の場合に制御用の操舵力センサの
出力の平均値を求めるとともに、この平均値に基いて操
舵力センサの零点補正を行なうJ:うにしたものであっ
て、これによって経時的に操舵力センサの零点がずれる
ことによるフィーリングの悪化を防止するようにしたも
のである。 K従来の技術I 自動車のステアリングハンドルの操作力を軽くするため
に、パワーステアリング装置が用いられている。パワー
ステアリング装置は、ステアリングハンドルの操作に連
動して油圧制御弁を切換え、油圧を用いて操舵機構を作
動させるようにしたものである。このような装置におい
ては、油圧を用いるために、複雑な制御を行なうことが
可能になる。例えば油圧制御弁の両側の反力室を構成す
るチャンバを連通させるとともに、この連通路に絞りを
設け、その絞り量を調整することによって、ステアリン
グハンドルの重さを任意の値に設定することが可能にな
る。
グ装置に係り、とくにステアリングハンドルの操舵に連
動して油圧制御弁を切換え、油圧を用いて操舵別欄を作
動させて操舵を行なうようにした装置に関する。 K発明の概要】 本発明は、操舵機構に加わる油圧を検出するとともに、
この油圧が一定値以下の場合に制御用の操舵力センサの
出力の平均値を求めるとともに、この平均値に基いて操
舵力センサの零点補正を行なうJ:うにしたものであっ
て、これによって経時的に操舵力センサの零点がずれる
ことによるフィーリングの悪化を防止するようにしたも
のである。 K従来の技術I 自動車のステアリングハンドルの操作力を軽くするため
に、パワーステアリング装置が用いられている。パワー
ステアリング装置は、ステアリングハンドルの操作に連
動して油圧制御弁を切換え、油圧を用いて操舵機構を作
動させるようにしたものである。このような装置におい
ては、油圧を用いるために、複雑な制御を行なうことが
可能になる。例えば油圧制御弁の両側の反力室を構成す
るチャンバを連通させるとともに、この連通路に絞りを
設け、その絞り量を調整することによって、ステアリン
グハンドルの重さを任意の値に設定することが可能にな
る。
このようにステアリングハンドルに加わる重さを調整す
る場合には、通常ステアリングハンドルに操舵力センサ
を設けるようにしており、このセンサの出力に応じて制
御手段を介して油圧制御弁の両側のチャンバの連通路の
絞りを変更するようにしている。ところがステアリング
ハンドルの操舵力を検出する操舵力センサの零点が経時
的にずれ、これによって左右何れかの方向に少し油圧が
作用するために、ステアリング動作のフィーリングが悪
化するという問題があった。 本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであっ
て、操舵力センサの零点が常に正しく補正されるように
したパワーステアリング装置を提供することを目的とす
るものである。 に問題点を解決するための手段】 本発明は第1図に示すように、ステアリングハンドルの
操作に連動して油圧制御弁を切換え、油圧を用いて操舵
機構を作動させて操舵を行なうとともに、前記ステアリ
ングハンドルに加わる操舵力を操舵力センサによって検
出し、該操舵力センサの検出出力に応じて前記操舵機構
を制御するようにした装置において、前記操舵機構に加
わる油圧を検出する手段と、該油圧が一定値以下の場合
に操舵力センサの出力の平均値を求める手段と、該平均
値に基いて前記操舵力センサの零点補正を行なう手段と
を設けるようにしたものである。
る場合には、通常ステアリングハンドルに操舵力センサ
を設けるようにしており、このセンサの出力に応じて制
御手段を介して油圧制御弁の両側のチャンバの連通路の
絞りを変更するようにしている。ところがステアリング
ハンドルの操舵力を検出する操舵力センサの零点が経時
的にずれ、これによって左右何れかの方向に少し油圧が
作用するために、ステアリング動作のフィーリングが悪
化するという問題があった。 本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであっ
て、操舵力センサの零点が常に正しく補正されるように
したパワーステアリング装置を提供することを目的とす
るものである。 に問題点を解決するための手段】 本発明は第1図に示すように、ステアリングハンドルの
操作に連動して油圧制御弁を切換え、油圧を用いて操舵
機構を作動させて操舵を行なうとともに、前記ステアリ
ングハンドルに加わる操舵力を操舵力センサによって検
出し、該操舵力センサの検出出力に応じて前記操舵機構
を制御するようにした装置において、前記操舵機構に加
わる油圧を検出する手段と、該油圧が一定値以下の場合
に操舵力センサの出力の平均値を求める手段と、該平均
値に基いて前記操舵力センサの零点補正を行なう手段と
を設けるようにしたものである。
従って操舵機構に加わる油圧が検出されるとともに、操
舵が行なわれておらず、油圧が一定値以下の場合に、上
記操舵力センサの平均値が求められる。そしてその平均
値に基いて操舵力センサの零点が補正されることになる
。 K実施例】 第2図は本発明の一実施例に係るパワーステアリング装
置を示すものであって、このステアリング装置はステア
リングハンドル10を備えている。 ステアリングハンドル10はステアリングコラム11に
連結されるとともに、コラム11の先端側にはステアリ
ングシャフト12が連結されている。 ステアリングシャフト12は操舵用シリンダ13のピス
トン14を軸線方向に貫通するとともに、先端部に設け
られている雄ねじがボールねじ15と螺合されるように
なっている。そしてボールねじ15を介してステアリン
グシャフト12はスリーブ16に係合されるようになっ
ている。スリーブ16はアーム17を備えており、この
アーム17が油圧制御弁18のスプール19の下部に係
合されるようになっている。 第2図においては、油圧制御弁18を操舵用シリンダ1
3に連結して示すとともに、便宜上その断面を油圧管路
を介して操舵用シリンダ13の上部に独立に配するよう
にして示している。そしてこの断面から明らかなように
、油圧制御弁18のスプール19の外周面には4つのラ
ンド21.22.23.24が設けられている。これら
のランド21〜24の間には3つの溝25.26.27
が形成されるようになっている。さらに油圧制御弁18
においては、そのシリンダの上部に2つのボート28.
29が設けられている。またその下側には3つのボート
30.31.32が設
舵が行なわれておらず、油圧が一定値以下の場合に、上
記操舵力センサの平均値が求められる。そしてその平均
値に基いて操舵力センサの零点が補正されることになる
。 K実施例】 第2図は本発明の一実施例に係るパワーステアリング装
置を示すものであって、このステアリング装置はステア
リングハンドル10を備えている。 ステアリングハンドル10はステアリングコラム11に
連結されるとともに、コラム11の先端側にはステアリ
ングシャフト12が連結されている。 ステアリングシャフト12は操舵用シリンダ13のピス
トン14を軸線方向に貫通するとともに、先端部に設け
られている雄ねじがボールねじ15と螺合されるように
なっている。そしてボールねじ15を介してステアリン
グシャフト12はスリーブ16に係合されるようになっ
ている。スリーブ16はアーム17を備えており、この
アーム17が油圧制御弁18のスプール19の下部に係
合されるようになっている。 第2図においては、油圧制御弁18を操舵用シリンダ1
3に連結して示すとともに、便宜上その断面を油圧管路
を介して操舵用シリンダ13の上部に独立に配するよう
にして示している。そしてこの断面から明らかなように
、油圧制御弁18のスプール19の外周面には4つのラ
ンド21.22.23.24が設けられている。これら
のランド21〜24の間には3つの溝25.26.27
が形成されるようになっている。さらに油圧制御弁18
においては、そのシリンダの上部に2つのボート28.
29が設けられている。またその下側には3つのボート
30.31.32が設
【プられている。そして上側のボ
ート28.29はそれぞれリザーバ35およびオイルポ
ンプ34と連通されるようになっている。これに対して
油圧制御弁18の下側の中央のボート31は操舵用シリ
ンダ13の一方のチャンバに連通されるようになってお
り、またその両側のボート30.32は操舵用シリンダ
13の他方のチャンバと連通されるようになっている。 上記操舵用シリンダ13内に摺動可能に配されているピ
ストン14の外周面には歯36が形成されるとともに、
この歯36がセクタギヤ37と噛合うようになっている
。そしてセクタギヤ37にはピットマンアーム38が設
けられるとともに、ピットマンアーム38はドラッグリ
ング39と連結されている。ドラッグリング39はさら
にナックルアーム40と連結されており、ナックルアー
ム40を介してナックルを回転させることにより、キン
グピン41を中心として車輪42を旋回させるようにし
ている。 つぎにこのパワーステアリング装置の制御装置について
説明すると、ステアリングハンドル10には操舵力セン
サ45が設けられている。また上記オイルポンプ34の
吐出側の圧力が油圧センサ46によって検出されるよう
になっている。これら2つのセンサ45.46の出力は
マイクロコンピュータ47に入力されるようになってい
る。マイクロコンピュータ47はステップモータ48を
制御するようにしている。ステップモータ48は油圧制
御弁18の両側のチャンバを連通させる連通路49に設
けられている絞り50の絞りRを調整するようにしてい
る。なお連通路49は油圧制御弁18の下側の両端のボ
ート51.52を連通させるように接続されている。 以上のような構成において、ステアリングハンドル10
が中立位置にある場合には、第2図に示す油圧制御弁1
8のボート28.29はそれぞれスプール19のランド
22.23によって閉塞されており、オイルポンプ34
によって加圧されたオイルは直接リザーバ35に戻るよ
うになっている。従ってこの場合には油圧が操舵用シリ
ンダ13に供給されることはなく、この操舵装置は作動
しない。 つぎにステアリングハンドル10を右または左に回転操
作すると、この運動がステアリングコラム11を介して
ステアリングシャフト12に伝達され、ピストン14内
においてシャフト12が回転する。ところがピストン1
4の歯36はセクタギヤ37と噛合っており、しかもセ
クタギヤ37がピットマンアーム38、ドラッグリング
39、およびナックルアーム40を介して車輪42に連
結されているために、ピストン14の軸線方向の移動が
阻止される。従ってステアリングハンドル10の回転に
伴うステアリングシャフト12の回転運動は、ポールね
じ15を介してスリーブ16に伝達され、スリーブ16
がステアリングシャフト12の軸線を中心として回転さ
れる。これによってスリーブ16のアーム17がシャフ
ト12の軸線を中心として回動される。そしてアーム1
7は油圧制御弁18のスプール19と係合しているため
に、アーム17の回動によってスプール19が油圧制御
弁18内において軸線方向に移動するようになる。 いまスプール19が断面で示す制御弁18内を左方に移
動した場合について考えると、これによってボート29
が溝27と連通されることになる。 従ってオイルポンプ34で加圧されたオイルはボート2
9、溝27、ボート32を通って操舵用シリンダ13の
ピストン14の右側のチャンバに流入する。このときに
ピストン14の左側のチャンバのオイルは制御弁18の
ボート31、溝26、ボート28を通ってリザーバ35
に戻されることになる。 これに対して断面で示す油圧制御弁18内をスプール1
9が右方に移動されると、ボート29が中央の満26と
整合されることになる。従ってオイルポンプ34で加圧
されたオイルはボート29、スプール19の満26、ボ
ート31を通って制御用シリンダ13のピストン14の
左側のチャンバに流入することになる。そしてピストン
14の右側のチャンバのオイルは制御弁18のボート3
0゜スプール19の満25、ボート28を通ってリザー
バ35に戻されることになる。 操舵用シリンダ13内においてピストン14が右方また
は左方へ移動されると、このピストン14の歯36と噛
合うセクタギヤ37が回転されることになる。このセク
タギヤ37の回転によってピットマンアーム38が回動
される。そしてアーム38の回動運動がドラッグリング
39およびナックルアーム40を介して車輪42に伝達
されることになり、これによって車輪42がキングピン
41を中心として左方あるいは右方に旋回されることに
なり、車両の操舵が達成されるようになる。 このようにして操舵を行なうステアリング装置のステア
リングハンドル10には操舵力センサ45が設けられて
おり、センサ45によってハンドル10に生ずる操舵力
を常時検出している。そしてこの操舵力に関する情報が
マイクロコンピュータ47に供給されるようになってお
り、マイクロコンピュータ47はセンサ45の出力に応
じてステップモータ48を介して連通路49の絞り50
を調整するようにしている。 絞り50は上述の如く油圧制御弁18のスプール19の
両側の反男室を構成するチャンバを連通ずる連通路49
に設けられているために、絞り50によってスプール1
9の動き易さを調整することになる。そして油圧制御弁
18のスプール19が上述の如くスリーブ16のアーム
17を介してステアリングシャフト12に係合されてい
るために、絞り50によってステアリングハンドル10
の重さを調整することが可能になり、ステアリングハン
ドル10に対して常に適正な負荷を与え、操作し易いパ
ワーステアリング装置としている。 つぎに操舵力センサ45の零点補正の動作について説明
する。操舵力センサ45を用いたパワーステアリングの
制御システムにおいて、オイルポンプ34によって生ず
る油圧は油圧センサ46によって検出されるようになっ
ている。ステアリング機構への供給油圧は損失を無視す
ると、操舵されているとき、すなわち操舵力のあるとき
にのみ油圧が発生する。よって油圧の設定を、損失圧子
α(余裕度)とし、油圧センサ46の油圧が低レベルに
あるときの操舵力センサ45の値を読込み、この値を零
点とすることによって零点補正が可能になる。 この動作を具体的に説明すると、第3図に示すように操
舵力センサ45の出力と油圧センサ46の出力をマイク
ロコンピュータ47が読込む。そしてマイクロコンピュ
ータ47は油圧センサ46の出力が所定値以下かどうか
の判断を行なう。そして所定値以下の場合にはタイマを
セットするとともに、タイマが一定時間以上時間をカウ
ントした場合、すなわち油圧が一定値以下の状態で一定
時間以上継続した場合に、零点補正の動作を行なうよう
にしている。 この零点補正の動作の際に、第4図に示すように、操舵
から油圧発生までのタイムラグを考慮し、一定時間以上
油圧センサ46の出力が一定値以下にある場合の前後の
タイムラグ分の操舵力センサ45のデータを差引いた値
の平均値をとるようにしている。また好ましくは、ノイ
ズ等による過補償を防止するために、補正はある程度の
中以下、すなわち補正値に上限と下限とを設けるように
してもよい。そして上記タイムラグ分を除いたセンサ4
5の出力データの平均値を専用するとともに、この算出
に基いて操舵力センサ45の零点補正を行なうようにし
ている。従って経時的に操舵力センサ45の零点がずれ
、制御に影響を及ぼしたり、ステアリングハンドル10
や操舵機構のフィーリングの悪化を防止することが可能
になる。 K応用例I 以上本発明を図示の一実施例につき述べたが、本発明は
上記実施例によって限定されることなく、本発明の技術
的思想に基いて各種の変更が可能である。例えば本実施
例に係るパワーステアリング装置は、操舵力センサの検
出出力を用いてステアリングハンドル10にかかる負荷
を制御するようにしているが、操舵力センサ45の出力
に基いて切遅れの補正を行なうようにした制御にも本発
明は適用可能である。 K発明の効果】 以−トのように本発明は、操舵機構に加わる油圧を検出
するとともに、この油圧が一定値以下の場合に操舵力セ
ンサの出力の平均値を求め、この平均値に基いて操舵力
センサの零点補正を行なうようにしたものである。従っ
てこのような装置によれば、経時的に操舵力センサの零
点がずれて制御に悪影響を及ぼすことがなくなり、操舵
様溝のフィーリングの悪化が防止されるようになる。
ート28.29はそれぞれリザーバ35およびオイルポ
ンプ34と連通されるようになっている。これに対して
油圧制御弁18の下側の中央のボート31は操舵用シリ
ンダ13の一方のチャンバに連通されるようになってお
り、またその両側のボート30.32は操舵用シリンダ
13の他方のチャンバと連通されるようになっている。 上記操舵用シリンダ13内に摺動可能に配されているピ
ストン14の外周面には歯36が形成されるとともに、
この歯36がセクタギヤ37と噛合うようになっている
。そしてセクタギヤ37にはピットマンアーム38が設
けられるとともに、ピットマンアーム38はドラッグリ
ング39と連結されている。ドラッグリング39はさら
にナックルアーム40と連結されており、ナックルアー
ム40を介してナックルを回転させることにより、キン
グピン41を中心として車輪42を旋回させるようにし
ている。 つぎにこのパワーステアリング装置の制御装置について
説明すると、ステアリングハンドル10には操舵力セン
サ45が設けられている。また上記オイルポンプ34の
吐出側の圧力が油圧センサ46によって検出されるよう
になっている。これら2つのセンサ45.46の出力は
マイクロコンピュータ47に入力されるようになってい
る。マイクロコンピュータ47はステップモータ48を
制御するようにしている。ステップモータ48は油圧制
御弁18の両側のチャンバを連通させる連通路49に設
けられている絞り50の絞りRを調整するようにしてい
る。なお連通路49は油圧制御弁18の下側の両端のボ
ート51.52を連通させるように接続されている。 以上のような構成において、ステアリングハンドル10
が中立位置にある場合には、第2図に示す油圧制御弁1
8のボート28.29はそれぞれスプール19のランド
22.23によって閉塞されており、オイルポンプ34
によって加圧されたオイルは直接リザーバ35に戻るよ
うになっている。従ってこの場合には油圧が操舵用シリ
ンダ13に供給されることはなく、この操舵装置は作動
しない。 つぎにステアリングハンドル10を右または左に回転操
作すると、この運動がステアリングコラム11を介して
ステアリングシャフト12に伝達され、ピストン14内
においてシャフト12が回転する。ところがピストン1
4の歯36はセクタギヤ37と噛合っており、しかもセ
クタギヤ37がピットマンアーム38、ドラッグリング
39、およびナックルアーム40を介して車輪42に連
結されているために、ピストン14の軸線方向の移動が
阻止される。従ってステアリングハンドル10の回転に
伴うステアリングシャフト12の回転運動は、ポールね
じ15を介してスリーブ16に伝達され、スリーブ16
がステアリングシャフト12の軸線を中心として回転さ
れる。これによってスリーブ16のアーム17がシャフ
ト12の軸線を中心として回動される。そしてアーム1
7は油圧制御弁18のスプール19と係合しているため
に、アーム17の回動によってスプール19が油圧制御
弁18内において軸線方向に移動するようになる。 いまスプール19が断面で示す制御弁18内を左方に移
動した場合について考えると、これによってボート29
が溝27と連通されることになる。 従ってオイルポンプ34で加圧されたオイルはボート2
9、溝27、ボート32を通って操舵用シリンダ13の
ピストン14の右側のチャンバに流入する。このときに
ピストン14の左側のチャンバのオイルは制御弁18の
ボート31、溝26、ボート28を通ってリザーバ35
に戻されることになる。 これに対して断面で示す油圧制御弁18内をスプール1
9が右方に移動されると、ボート29が中央の満26と
整合されることになる。従ってオイルポンプ34で加圧
されたオイルはボート29、スプール19の満26、ボ
ート31を通って制御用シリンダ13のピストン14の
左側のチャンバに流入することになる。そしてピストン
14の右側のチャンバのオイルは制御弁18のボート3
0゜スプール19の満25、ボート28を通ってリザー
バ35に戻されることになる。 操舵用シリンダ13内においてピストン14が右方また
は左方へ移動されると、このピストン14の歯36と噛
合うセクタギヤ37が回転されることになる。このセク
タギヤ37の回転によってピットマンアーム38が回動
される。そしてアーム38の回動運動がドラッグリング
39およびナックルアーム40を介して車輪42に伝達
されることになり、これによって車輪42がキングピン
41を中心として左方あるいは右方に旋回されることに
なり、車両の操舵が達成されるようになる。 このようにして操舵を行なうステアリング装置のステア
リングハンドル10には操舵力センサ45が設けられて
おり、センサ45によってハンドル10に生ずる操舵力
を常時検出している。そしてこの操舵力に関する情報が
マイクロコンピュータ47に供給されるようになってお
り、マイクロコンピュータ47はセンサ45の出力に応
じてステップモータ48を介して連通路49の絞り50
を調整するようにしている。 絞り50は上述の如く油圧制御弁18のスプール19の
両側の反男室を構成するチャンバを連通ずる連通路49
に設けられているために、絞り50によってスプール1
9の動き易さを調整することになる。そして油圧制御弁
18のスプール19が上述の如くスリーブ16のアーム
17を介してステアリングシャフト12に係合されてい
るために、絞り50によってステアリングハンドル10
の重さを調整することが可能になり、ステアリングハン
ドル10に対して常に適正な負荷を与え、操作し易いパ
ワーステアリング装置としている。 つぎに操舵力センサ45の零点補正の動作について説明
する。操舵力センサ45を用いたパワーステアリングの
制御システムにおいて、オイルポンプ34によって生ず
る油圧は油圧センサ46によって検出されるようになっ
ている。ステアリング機構への供給油圧は損失を無視す
ると、操舵されているとき、すなわち操舵力のあるとき
にのみ油圧が発生する。よって油圧の設定を、損失圧子
α(余裕度)とし、油圧センサ46の油圧が低レベルに
あるときの操舵力センサ45の値を読込み、この値を零
点とすることによって零点補正が可能になる。 この動作を具体的に説明すると、第3図に示すように操
舵力センサ45の出力と油圧センサ46の出力をマイク
ロコンピュータ47が読込む。そしてマイクロコンピュ
ータ47は油圧センサ46の出力が所定値以下かどうか
の判断を行なう。そして所定値以下の場合にはタイマを
セットするとともに、タイマが一定時間以上時間をカウ
ントした場合、すなわち油圧が一定値以下の状態で一定
時間以上継続した場合に、零点補正の動作を行なうよう
にしている。 この零点補正の動作の際に、第4図に示すように、操舵
から油圧発生までのタイムラグを考慮し、一定時間以上
油圧センサ46の出力が一定値以下にある場合の前後の
タイムラグ分の操舵力センサ45のデータを差引いた値
の平均値をとるようにしている。また好ましくは、ノイ
ズ等による過補償を防止するために、補正はある程度の
中以下、すなわち補正値に上限と下限とを設けるように
してもよい。そして上記タイムラグ分を除いたセンサ4
5の出力データの平均値を専用するとともに、この算出
に基いて操舵力センサ45の零点補正を行なうようにし
ている。従って経時的に操舵力センサ45の零点がずれ
、制御に影響を及ぼしたり、ステアリングハンドル10
や操舵機構のフィーリングの悪化を防止することが可能
になる。 K応用例I 以上本発明を図示の一実施例につき述べたが、本発明は
上記実施例によって限定されることなく、本発明の技術
的思想に基いて各種の変更が可能である。例えば本実施
例に係るパワーステアリング装置は、操舵力センサの検
出出力を用いてステアリングハンドル10にかかる負荷
を制御するようにしているが、操舵力センサ45の出力
に基いて切遅れの補正を行なうようにした制御にも本発
明は適用可能である。 K発明の効果】 以−トのように本発明は、操舵機構に加わる油圧を検出
するとともに、この油圧が一定値以下の場合に操舵力セ
ンサの出力の平均値を求め、この平均値に基いて操舵力
センサの零点補正を行なうようにしたものである。従っ
てこのような装置によれば、経時的に操舵力センサの零
点がずれて制御に悪影響を及ぼすことがなくなり、操舵
様溝のフィーリングの悪化が防止されるようになる。
第1図は本発明の要旨を示すブロック図、第2図は本発
明の一実施例に係るパワーステアリング装置のブロック
図、第3図は零点補正の動作を示すフローチャート、第
4図は同グラフである。 なお図面に用いた符号において、 10・・・ステアリングハンドル 13・・・操舵用シリンダ 18・・・油圧制御弁 19・・・スプール 45・・・操舵力センサ 46・・・油圧センサ 47・・・マイクロコンピュータ である。
明の一実施例に係るパワーステアリング装置のブロック
図、第3図は零点補正の動作を示すフローチャート、第
4図は同グラフである。 なお図面に用いた符号において、 10・・・ステアリングハンドル 13・・・操舵用シリンダ 18・・・油圧制御弁 19・・・スプール 45・・・操舵力センサ 46・・・油圧センサ 47・・・マイクロコンピュータ である。
Claims (1)
- 1、ステアリングハンドルの操作に連動して油圧制御弁
を切換え、油圧を用いて操舵機構を作動させて操舵を行
なうとともに、前記ステアリングハンドルに加わる操舵
力を操舵力センサによつて検出し、該操舵力センサの検
出出力に応じて前記操舵機構を制御するようにした装置
において、前記操舵機構に加わる油圧を検出する手段と
、該油圧が一定値以下の場合に操舵力センサの出力の平
均値を求める手段と、該平均値に基いて前記操舵力セン
サの零点補正を行なう手段とを設けるようにしたことを
特徴とするパワーステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7683988A JPH01247277A (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7683988A JPH01247277A (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | パワーステアリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01247277A true JPH01247277A (ja) | 1989-10-03 |
Family
ID=13616841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7683988A Pending JPH01247277A (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01247277A (ja) |
-
1988
- 1988-03-30 JP JP7683988A patent/JPH01247277A/ja active Pending
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