JPH01245067A - 2液型アクリルウレタン塗料 - Google Patents

2液型アクリルウレタン塗料

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JPH01245067A
JPH01245067A JP7181488A JP7181488A JPH01245067A JP H01245067 A JPH01245067 A JP H01245067A JP 7181488 A JP7181488 A JP 7181488A JP 7181488 A JP7181488 A JP 7181488A JP H01245067 A JPH01245067 A JP H01245067A
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graft polymer
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Kazuko Murai
村井 和子
Akio Odera
章夫 大寺
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Toagosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車塗装、建材塗装および家電塗装等に使
用することができる2液型アクリルウレタン塗料に関す
るものであり、さらに詳しくは、アクリル系のグラフト
ポリマーを主剤とし、ポリイノシアネート化合物を架橋
剤とする2液型アクリルウレタン塗料に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
2液型アクリルウレタン塗料は、通常アクリルポリオー
ルと称される、水酸基を含有するアクリル系エラストマ
ーと無黄変型ポリイソシアネート化合物とから構成され
、例えばスプレー塗装された場合に、肉持ち、光沢、塗
膜耐久性等が優れており、ソフトバイク等の軽自動車、
自動車、建材および家電等の上塗り塗料として広く使用
されている。
しかしながら、従来の2液型アクリルウレタン塗料は、
加熱乾燥に長時間を要するうえに、顔料分散性が不十分
なために調色に手間取るという問題があり、最近ではそ
の乾燥性を向上さ−せる手段として、アクリルポリオー
ルとして、セルロースアセテートブチレート(以下CA
Bと略す)にアクリル酸アルキルエステル等からなる側
鎖をグラフトしたグラフトポリマー等を使用するという
提案がなされているが、やはり未だ満足できる水準にま
で至っておらず、むしろ耐候性が低下したり、また補修
用塗料として使用する場合には、CABの溶解のために
使用されるケトン化合物等の溶解力の強い溶剤が下地を
損傷することがあるという新たな問題が起きているのが
現状である。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、イソシアネート基による架橋反応が短時間に
完結する特性を有するために、乾燥性に優れる2液型ア
クリルウレタン塗料を提供しようとするものである。
(ロ)発明の構成 〔課題を解決するための手段〕 本発明者らは、前記課題を邂決するため鋭意検討した結
果、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、全単量体単位の合計量を基準にして、
一般弐CH2= CR,R,(R,はH又はCH,で、
R7はフェニル基、ニトリル基又は基−C00R,(R
,はC6〜C1゜の飽和の脂肪族又は脂環式炭化水素基
)〕で示される単量体による単量体単位’475重量%
以上含有する重合体であって、片末端に(メタ)アクリ
ロイル基を有する数平均分子量が1000〜20000
のマクロモノマーを、(メタ)アクリル酸アルキルエス
テル又は該エステル及びこれと共重合可能な他の単量体
とラジカル共重合させて得られる、分子中にイソシアネ
ート基と反応性の官能基を含有するグラフトポリマーと
ポリイソシアネート化合物からなる2液型アクリルウレ
タン塗料である。
以下、本発明について更に詳しく説明する。
本発明におけるグラフトポリマーの製造原料として使用
されるマクロモノマーは、全単量体単位の合計量を基準
にして、一般弐CH,=CR。
賜(R,はH又はCH,で、鳥はフェニル基、ニトリル
基又は基−COOR,(R,はC,〜C7゜の飽和の脂
肪族又は脂環式炭化水素基)〕で示される単量体による
単量体単位を75重重量風上含有する重合体であって、
片末端K(メタ)アクリロイル基を有する数平均分子量
が1000〜20000のマクロモノマーである。
上記一般式C)1. = CR,R,で示される単量体
の具体例としては、スチレン、α−メチルスチレン等の
芳香族ビニル化合物、アクリロニトリル、メタクリロニ
トリル等のシアン化ビニル化合物、メタクリル酸メチル
、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリ
ル酸シクロヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル
、メタクリル酸2クリル、等のメタクリル酸エステル、
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロ
ピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸シクロヘキシル、
アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ドデシル、
アクリル酸ステアリル等のアクリル酸エステル等が挙げ
られ、これらは単独でまたは2種以上併用して使用する
ことができる。
一般弐〇)I、 = CRICRt[R,ハH又ハcH
,テ、鳥ハフェニル基、ニトリル基又は基−C00R1
(RSはC1〜C1゜の飽和の脂肪族又は脂環式炭化水
素基)〕で示される単量体以外に、マクロモノマーを形
成することができる、単量体としては、酢酸ビニル等の
カルボン酸ビニル;ビニルブチルエーテル、ビニルブチ
ルエーテル等のビニルエーテル;(メタンアクリル酸2
−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプ
ロピル、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリル
酸エステル等の(メタ)アクリル酸エステル(以下ヒド
ロキシル基含有(メタ)アクリル酸エステルと総称する
);(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル、(メタ
)アクリル酸ジエチルアミノエチル等の(メタ)アクリ
ル酸アミノアルキル;無水マレイン酸等が挙げられる。
マクロモノマーにi6ケる、これらの単量体による単量
体単位の含有量は、25重量チ未満であることが必要で
ある。25重量%以上になると、前記一般弐CH,= 
CR,R,で示される単量体による単量体単位の量が7
5重Ji:%以上に達しないため、得られる塗料の光沢
および耐水性等が悪(なる。
また、後で詳述するとおり、本発明におけるグラフトポ
リマーは、その分子中に例えばヒトと反応性の官能基を
含有している必要があるので、マクロモノマーとラジカ
ル共重合させるラジカル重合性単量体が、イソシアネー
ト基と反応性の官能基を有する単量体を含んでいない場
合には、マクロモノマーとして、例えばヒドロキシル基
含有(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリル酸
アミノアルキルまたは無水マレイン酸等を含む単量体を
用いて製造した、官能基含有マクロモノマーを使用する
と良い。
次K、マクロモノマーの合成法について簡単に説明すれ
ば、次のとおりである。
すなわち、前記単量体又は単量体混合物を有機溶剤中で
、22/−アゾビスイソブチロニトリル、4.4’−ア
ゾビス−4−シアノバレリックアシッド等のアゾ系重合
開始剤を使用し、またマクロモノマーの製造に際して用
いることかすで金物の存在下、60〜90℃程度の重合
温度で、4〜12時間程度重合することによって得られ
る分子末端にカルボキシル基またはその他の官能基を有
する、数平均分子量がto00〜20,000程度の重
合体に、例えばグリシジルメタクリレート、グリシジル
アクリレート等の前記カルボキシル基その他の官能基と
反応性の基たとえばエポキシ基と、メタクリロイル基又
はアクリロイル基との両方を有する化合物を、アミン系
の触媒の存在下で80〜90℃の反応温度で反応させる
ことにより、片末端に(メタ)アクリロイル基を有する
マクロモノマーを合成することができる。
なお、本発明における数平均分子量とは、ゲルパーミエ
ーシ目ンクロマトグラフh−(以下GPCという)によ
る、ポリスチレン換算の数平均分子量を意味する。
次にグラフトポリマーについて説明する。
本発明におけるグラフトポリマーは、前記マクロモノマ
ーを、(メタ)アクリル酸アルキルエステル又は該エス
テル及びこれと共重合可能な他の単量体とラジカル共重
合させて得られる、分子中にイソシアネート基と反応性
の官能基を含有するグラフトポリマーである。
前述のとおり、イソシアネート基と反応性の基である。
上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、マ
クロモノマーの原料として挙げたメタクリル酸アルキル
エステルおよびアクリル酸アルキルエステル等があり、
またかかる(メタ)アクリル酸アルキルエステルと共重
合可能な他の単量体としては、スチレン、α−メチルス
チレン、アクリロニトリル、メタクリレートリル、塩化
ビニル、酢酸ビニル、N−メチロールアクリルアミド、
アクリル酸、メタクリル酸、メタクリル酸2−ヒドロキ
シエチル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル 、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル、アクリル酸2
−ヒドロキシグロビル、ポリエチレングリコールモノメ
タクリル酸エステル、ポリエチレンクリコールモノアク
リル酸エステル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、
アクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチ
ルアミノエチル、アクリル酸ジエチルアミノエチル、イ
タコン酸および無水マレイン酸等が挙げられる。
(メタ)アクリル酸アルキルエステルとともに該エステ
ルと共重合可能な他の単量体を併用する場合には、(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルと他の単量体の合計量
を基準にして、該エステルの量を50重量係以上にする
のが好ましい。  、 (メタ)アクリル酸アルキルエステルは単独でもまた2
種以上併用しても良く、同時に他の単量体も単独でまた
は2種以上併用して用いることができる。
マクロモノマーとして、イソシアネート基と反応性の官
能基を有しないマクロモノマーを使用する場合には、該
マクロモノマーとラジカル共重合させる単量体として、
(メタ)アクリル酸、イタコン酸および無水マレイン酸
等のカルボキシル基含有単量体、(メタ)アクリル酸2
−ヒドロキシエチル等のヒドロキシル基含有単量体、ま
たは(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル等のアミ
ノ基含有単量体を含む単量体混合物を使用することによ
り、イソシアネート基と反応性の官能基をグラフトポリ
マーに導入する。なお、マクロモノマー自体がイソシア
ネート反応性官能基を有する場合において、上記のごと
きイソシアネート反応性官能基を有する単量体を用いて
グラフトポリマーを製造しても良いことは勿論である。
グラフトポリマーにおけるイソシアネート基と反応性の
官能基を有する単量体単位の含有量は、全単量体単位の
合計量を基準にして0.1〜20重量%であることが好
ましい。0.1重量係未満であると、ポリイソシアネー
ト化合物との反応によって生じる架橋が不十分となり、
塗膜の硬度および耐溶剤性等が低下する。一方20重量
%な超えると、グラフトポリマーにおける(メタ)アク
リル酸アルキルエステル等の前記一般式CH,= CR
,R,で示される単量体および場合によりこれと併用さ
れるその他の単量体による単量体単位の、相対的な含有
量が低(なる結果、得られる塗膜の光沢、耐候性および
耐水性等が低下し易い。
なお、マクロモノマーと前記(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステル又は該エステル及びこれと共重合可能な他の
前記単量体とラジカル共重合させる際に、重合系にCA
Bを存在させて置き、マクロモノマーにより形成される
グラフトポリi−とともに、CADに前記単量体がグラ
フトしたグラフトポリマーを含有する重合体混合物を得
、かかる重合体混合物を本発明におけるグラフトポリマ
ーとし【使用しても良い。
グラフトポリマーを得るための重合方法としては、公知
の溶液重合法、懸濁重合法、塊状重合法または乳化重合
法等が挙げられ、いずれの方法を採用する場合において
も常法によって重合することができる。
上記の重合法によって得られるグラフトポリマーは、酢
酸ブチル、トルエン或いはキシレン等の有機溶剤溶液と
し、これに顔料およびレベリング剤等の塗料用添加剤を
加えて、塗料化することができる。顔料としては、二酸
化チタン、フタロシアニンブルー及びグリーン、金属酸
化物、硫化物、アルミニウムフレークのような各種金属
フレーク等を使用することができ、通常その使用量は、
得られる塗料の固形分濃度が30〜80重量%となる程
度の量が適当である。
かくして塗料化されたグラフトポリマーの有機溶剤溶液
すなわち2液型アクリルウレタン塗料の主剤に、必要に
応じて従来から使用されているアクリルポリオール等を
適量添加しても良く、主剤中のグラフトポリマーまたは
グラフトポリマーおよびアクリルポリオールからなる樹
脂分の量は、従来の2液型アクリルウレタン塗料の主剤
の場合と同程度で良い。
本発明におけるグラフトポリマーは、マクロモノマーに
由来する枝成分と、該マクロモノマーと共重合させた単
量体単位からなる重合体部分を幹成分とする、枝成分の
重合度およびその含有量が良く制御されたグラフトポリ
マーであり、かかる特長を有するグラフトポリマーを主
剤とするため、本発明の2液型アクリルウレタン塗料は
、グラフトポリマーの前記特長が、塗膜表面および内部
において発現される結果、次に示すような有用な性質を
有するものとなる。
すなわち、自動車補修塗料として用いた場合、速乾性、
光沢および溶剤による下地の損傷を起こさないこと等に
おいて優れた特性を示し、建築用上塗り塗料としては耐
候性の向上、下地の環境変化に対応する良好な追随性お
よび硬度の向上等の優れた性質を示し、またスクータ−
、バイク等のボディ用塗料としては各種プラスチック材
料への密着性等が優れる如くである。
次に1本発明の2液型アクリルウレタン塗料において、
架橋剤として使用されるポリイソシアネート化合物につ
いて説明する。
本発明におけるポリイソシアネート化合物は、1分子中
に少なくともイソシアネート基を2個以上有するポリイ
ソシアネート化合物であり、好ましいポリイソシアネー
ト化合物としては、1分子中にイソシアネート基を3個
以上有するポリイソシアネート化合物であり、さらに好
ましくは1分子中にイソシアネート基を3個以上有する
無黄変型すなわち非芳香族系ポリイソシアネート化合物
である。かかるポリイソシアネート化合物としては、ヘ
キサメチレン1.6−ジイソシアネート、イソホロンジ
イソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネートの
水添化物等のジイソシアネート化合物、ジイソシアネー
ト化合物とトリメチロールプロパン等の多価アルコール
との縮合物からなるポリイノシアネート化合物およびジ
イソシアネート化合物の自己縮合物からなるポリイソシ
アネート化合物等が挙げられ、縮合型のポリイソシアネ
ート化合物の具体例としては、例えば日本ポリウレタン
■製コロネートN、住友バイエルウレタン■製スミジュ
ールN、デスモジュールB5150およびデスモジュー
ルE3260(いずれも無黄変型)等がある。
上記ポリイソシアネート化合物は、酢酸エチル、酢酸ブ
チルまたはキジロール等の溶剤で希釈した溶液の形態で
使用するのが好ましく、市販のポリイソシアネート化合
物は通常有機溶剤溶液の形態で入手できるので、そのま
ま使用すると良い。
主剤のグラフトポリマーに対するポリイソシアネート化
合物の使用量は、従来のアクリルポリオールとポリイソ
シアネート化合物とを用いる2液型アクリルウレタン塗
料におけると同程度で良(、例えばグラフトポリマー中
に存在するイソシアネート基と反応性の官能基(以下N
00反応性官能基という)を有する単量体単位の量が5
重量以下程度の場合には、全N00反応性官能基に対し
、使用するポリイソシアネート化合物中の全イソシアネ
ート基のモル比が1〜12程度であることが好ましい。
以下、参考例、実施例および比較例を示して、本発明を
更に具体的に説明する。なお、各側における部は、全て
重量部を意味する。
参考例1 1)マクロモノマーの合成 攪拌機、還流冷却器、滴下ロート、温度計及び窒素ガス
吹込口を備えたガラスフラスコに溶剤として酢酸ブチル
106部を仕込み、窒素ガス導入下で80〜85℃でメ
チルメタクリレート(以下MMAと略す)100部、メ
ルカプト酢酸5.0部及びアゾビスイソブチロニトリル
(以下AIBNと略す)2部の混合溶液を5時間かかっ
て連続的に滴下して重合を行った。得られたプレポリマ
ーの分子末端に付いたカルボキシル基に由来する酸価を
測定した結果0.15meq/Jl  であった。また
160℃で1時間加熱し、揮発性物質を蒸散させて測定
したプレポリマーの濃度は50qbであった。次いでこ
の重合反応液200部に対し、プレポリマーのカルボキ
シル基と反応させるべきグリシジルメタクリレート60
部(プレポリマーが含有するカルボキシル基の量に対し
て14部当量に相当する)、触媒としてテトラブチルア
ンモニウムクロライド1部(全体に対する濃度換算で0
,42重量%)及び重合防止剤としてハイドロキノンモ
ノメチルニーチル0.05部(全体に対する濃度換算で
250重量ppm)を加えた後、90℃で9時間維持し
た。得られた末端メタクリロイル基盤メチルメタクリレ
ート系マクロモノマーの反応液の酸価を測定したところ
αo O1meq/II以下であり、カルボキシル基の
メタクリロイル基への転換率は99%以上であった。ま
た反応液の着色度はAPHAで48であり、GPCKよ
るマクロモノマーの数平均分子量(ポリスチレン換算)
はへ500であった。
it)グラフトポリマーの合成 上記1)で得られたマクロモノマーを含んだ重合反応液
60部、MMA50部、アクリル酸エチル13部、ブチ
ルメタアクリレート27部、スチレン4部、メタクリル
酸2−ヒドロキシエチル5部、アクリル酸1部およびA
IBNB部を、酢酸ブチル/キシレン混合溶剤(容量比
1:1)100部に溶解した後、70℃に昇温しラジカ
ル重合を行い、重量平均分子量30,000のグラフト
ポリマーを得た。
実施例1 参考例1で得られたグラフトポリマー溶液60部(この
溶液の固形分濃度は50重量%)、顔料としてチタン白
を30部、塗料用各種添加剤を合計量でQ、3部および
シンナー20部を混合して、2液型塗料の主剤を調製し
た。
このようにして得た主剤の固形分濃度は55重f俤であ
り、全固形分に対する顔料の割合(以下PWCという)
55重量%でフォードカップによる粘度は113秒であ
った。
上記主剤100部に対して、スミジュールN〔住友バイ
エルウレタン■製、脂肪族ポリイソシアネート、酢酸セ
ロソルブ/キジロール(1:1)の固形分75%溶液、
粘度250±100mPa−8(20℃)〕を5部加え
、更にシンナー20部を追加し十分に攪拌した。
得られた塗料を鋼板に塗り、その塗膜についての物性評
価を行なった。その結果は表−1のとおりである。
O乾 燥 性 20℃/6時間指触判定。タックの有り
なしで判定。
O鉛筆硬度 三菱Hi−Uni手動疵法。
0光沢(60度)  JIS  K5400 44に拠
る。
O耐キジロール性 ラビング10往復 O耐揮発油性 試験用2号揮発油に浸漬4時間外観判定
O耐温水性 50℃で24wP間加熱したのち40℃で
1時間水に授して外観 判定。
0耐 候 性 サ/シャインクエザオメターに1200
時間塗板を当て、光沢 (60度)を測定した(JIS K5400 44に拠る)。ブ ランクとの差を示した。
比較例1 下記単量体単位で構成された市販のアクリルポリオール
、からなり、実施例1の主剤で用いたものと同じ種類の
顔料およびその他添加剤がそれぞれ実施例1と等量添加
された主剤を使用し、架橋剤とし【実施例1で使用した
と同じスミジュールNを、主剤のポリマー中のヒドロキ
シル基と架橋剤中のイソシアネート基とのモル比が実施
例1と同じ割合となるように添加し、塗料を調製した。
かくして得られた塗料について、実施例1と同様な方法
により物性の評価を行った。その結果は、表−1に示す
とおりであった。
アクリルポリオール組成 MMA単位            50部アクリル酸
エチル単位        8部メタクリル酸ブチル単
位      10部メタクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル単位  10部アクリル酸単位          
 2部表−1 表−1より、本発明の塗料は、従来型の2液型アクリル
ウレタン塗料と比べ乾燥性が著しく向上しており、さら
に顔料分散性に優れ、その結果光沢も優れている。
参考例2 参考例1で使用したと同一装置により、単量体としてy
i’ythw代えてMMA70部、スチレン25部およ
びメタクリル酸2−ヒドロキシエチル5部を用い、また
溶剤として酢酸ブチルに代えてトルエンを用いる以外は
、全て参考例1と同様にして末端にカルボキシル基を有
するプレポリマーを合成し、次いで該カルボキシル基を
メタクリロイル基化して末端メタクリロイル基スチレン
系マクロモノマーを合成した。得られた反応液の着色度
はAPHAで50であり、またマクロモノマー自体の数
平均分子量は4,000であった。
上記方法で得られたマクロモノマーを含んだ反応液60
部、イソブチルアクリレート60部、MMA50部、C
AD19部、メタクリル酸1部およびAIBNI部を、
酢酸ブチル/トルエン混合溶剤(容量比1:1)100
部に溶解した後、70℃に昇温しラジカル重合を行い重
量平均分子量50,000のグラフトポリマーを得た。
参考例3 参考例1において使用した単量体MMAに代えて、単量
体としてMMA90部およびジエチルアミノエチルアク
リレート10部を使用してプレポリマーを得、さらに参
考例1において使用したグリシジルメタクリレートに代
えてグリシジルアクリレート6.0部を反応させる点板
外は全て参考例1におけると同様にして、末端アクリロ
イル基のマクロモノマーを合成した。得られたマクロモ
ノマー溶液の着色度はAPHAで56であり、またマク
ロモノマー自体の数平均分子量は4.000であった。
上記方法で得られたマクロモノマーを含んだ反応液60
部、インブチルアクリレート30部、MMA50部、C
A319部、メタクリル酸1部およびAIBNB部を、
酢酸ブチル/トルエン混合溶剤(容量比1:1)100
部に溶解した後、70℃に昇温しラジカル重合を行い重
量平均分子量30.000のグラフトポリマーを得た。
実施例2および3 参考例2および3で得られた各グラフトポリマー溶液6
0部(この溶液の固形分濃度は50重量%)に対して、
それぞれ顔料としてチタン白15部および酸化第二鉄1
5部、塗料用各種添加剤を合計量で0.5部およびシン
ナー(酢酸ブチル/トルエンの等量混合物)20部を混
合して、参考例2のグラフトポリマーから2液型塗料の
主剤Aを、また参考例3のグラフトポリマーから主剤B
′%:、それぞれ調製した。
このようにして得た主剤AおよびBの固形分濃度は55
重量%でPWCは50重量%であり、フォードカップに
よる粘度は主剤Aが105秒で主剤Bが125秒であっ
た。
上記主剤Aおよび主剤Bそれぞれ100部あたり、スミ
ジュールNを10部加えて、塗料A(実施例2)および
塗料B(実施例3)を調製した。
得られたこれらの塗料′4tABS樹脂からなる基材に
塗り、塗膜について実施例1におけると同様な方法によ
り【物性を評価した結果は、表−2のとおりであった。
表−2 また、いずれの塗料を使用した場合にも、塗料中の有機
溶剤により基材が損傷を受けることはなかった。
比較例2 セルソルブアセテート/メチルエチルケトン/トルエン
C30150/40 (容量比)〕の混合溶剤に溶解し
てなる、CAB 10部と下記組成のアクリルポリオー
ルとの混合物を主剤とし、スミジュールNを架橋剤とす
る塗料を、ABS樹脂からなる基材に塗った結果、基材
は塗料中の有機溶剤によって少し膨潤した。
(ハ)発明の効果 枝成分の重合度およびその含有量が良く制御されている
、マクロモノマー法によるグラフトポリマーからなる本
発明の2液型アクリルウレタン塗料は、従来の2液型ア
クリルウレタン塗料と比較して、乾燥性が格段に優れて
いるうえt手 に、光沢および耐候性が良−であり、またメチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン等のようなケトン系有
機溶剤を使用する必要が無いので、ABS樹脂等のゲラ
ステック基材に塗布しても基材を損傷することが無いた
め、広範囲す戸田:A2F田1 \λ Y し 占;1
tj   仔井常 L1j日コ弔七−ヌ、手続補正書 平成 1年 2月17日 特許庁長官 吉 1)文 毅 殿 1、事件の表示 昭和63年特許願第71814号 2、 発明の名称 2液型アクリルウレタン塗料 3、 補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所  東京都港区西新橋−丁目14番1号4゜補正の
対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 5、 補正の内容 (1)明細書第27頁4行目〜5行目に、「混合溶剤に
溶解してなる、CAB 1 (lと下記組成のアクリル
ポリオールとの混合物」とあるを、 「混合溶剤中に溶解された、CAB 10部と下記組成
のアクリル共重合体20部との混合物」 と補正する。
(2)明細書第27頁8行目と9行目の間に、[アクリ
ル共重合体組成: MMA単位         68部 メタクリル酸ラうリル単位  20部 アクリル酸エチル単位    10部 イタコン酸単位        2部」を加入する。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、全単量体単位の合計量を基準にして、一般式CH_
    2=CR_1R_2〔R_1はH又はCH_3で、R_
    2はフェニル基、ニトリル基又は基−COOR_3(R
    _3はC_1〜C_2_0の飽和の脂肪族又は脂環式炭
    化水素基)〕で示される単量体による単量体単位を75
    重量%以上含有する重合体であって、片末端に(メタ)
    アクリロイル基を有する数平均分子量が1000〜20
    000のマクロモノマーを、(メタ)アクリル酸アルキ
    ルエステル又は該エステル及びこれと共重合可能な他の
    単量体とラジカル共重合させて得られる、分子中にイソ
    シアネート基と反応性の官能基を含有するグラフトポリ
    マーとポリイソシアネート化合物からなる2液型アクリ
    ルウレタン塗料。
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