JPH0124426B2 - - Google Patents

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JPH0124426B2
JPH0124426B2 JP57199626A JP19962682A JPH0124426B2 JP H0124426 B2 JPH0124426 B2 JP H0124426B2 JP 57199626 A JP57199626 A JP 57199626A JP 19962682 A JP19962682 A JP 19962682A JP H0124426 B2 JPH0124426 B2 JP H0124426B2
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JP
Japan
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butadiene
latex
weight
rubber
chloro
Prior art date
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Expired
Application number
JP57199626A
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English (en)
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JPS5989375A (ja
Inventor
Norihiro Shimizu
Michio Katayama
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Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Denki Kagaku Kogyo KK filed Critical Denki Kagaku Kogyo KK
Priority to JP19962682A priority Critical patent/JPS5989375A/ja
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Publication of JPH0124426B2 publication Critical patent/JPH0124426B2/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は繊維基質とクロロプレンゴム(以下
CRと略す)との加硫接着特に、繊維で補強され
たゴム製品に優れた耐疲労性、耐熱性および接着
力等を付与するために、繊維基質に適当な物性を
与える目的で高温長時間処理を要求される場合の
レゾルシン・ホルムアルデヒド・ラテツクス
(RFL)組成物に関する。 CRは、耐候性、耐オゾン性、耐油性、耐摩耗
性、難燃性、耐熱性などに優れたポリマーであ
り、自動車部品、工業用品、ホース類などの多く
の分野に使用されており、また、CRと繊維基質
の加硫接着製品は多い。この加硫接着製品の中に
は、高温、動的外力(屈曲、圧縮、伸張等)の下
に置かれるものも少なくなく、これらの苛酷な条
件下で使用される場合は繊維基質の接着剤処理に
おいて高温延伸下で処理し、処理繊維の高温にお
ける寸法安定性を向上させることが必要となる。
というのは製品が高温−動的応力下で使用される
場合、ゴムの応力緩和はもちろん、処理繊維の伸
長も生じ複合材料の変形の要因となり、また、加
硫時における処理繊維の収縮とのバランスも重要
となるからである。したがつて、このような要求
特性により、高温長時間(含延伸)処理例えばヒ
ートセツトあるいはホツトストレツチをする場
合、従来のクロロプレンラテツクス・レゾルシ
ン・ホルムアルデヒド接着剤組成物では高温長時
間処理に従い、接着強度は低下し、また汎用のス
チレン−ブタジエン−ビニルピリジン三元共重合
体ラテツクス・レゾルシン・ホルムアルデヒド接
着剤組成物では処理温度にかかわらずCRと繊維
基質との間で十分な接着力は得られない。 本発明者は上記のような問題点を解決して高温
長時間<含延伸>処理(ヒートセツトあるいはホ
ツトストレツチ)をし、尚かつ、CRと繊維基質
とを効果的に接着させる方法について鋭意検討を
重ねた結果、レゾルシン・ホルムアルデヒド樹脂
(以下RFと略称する)水溶液と、特定の共重合構
造を有するポリクロロプレンラテツクスとの混合
液から成る接着剤組成物が優れた加硫接着効果を
発揮することを見出し、本発明に到達した。 本発明によれば、2−クロロ−1,3−ブタジ
エンと2,3−ジクロロ−1,3−ブタジエンの
共重合組成比が80〜20/20〜80(重量比)である
2−クロロ−1,3−ブタジエン・2,3−ジク
ロロ−1,3−ブタジエン共重合体ラテツクスと
レゾルシン・ホルムアルデヒド樹脂とを必須成分
として含有するレゾルシン・ホルムアルデヒド・
ラテツクス組成物から成るCRと繊維基質との加
硫接着における高温長時間処理用に適した接着剤
組成物が提供される。 本発明に使用されるラテツクスの2,3−ジク
ロロ−1,3ブタジエンの共重合割合は20重量%
未満では効果はほとんどなく、また80重量%をこ
えると接着剤層の凝集力が高くなりゴム製品とし
て好ましくなくなる。 本発明で使用する2−クロロ−1,3−ブタジ
エン・2,3−ジクロロ−1,3−ブタジエン共
重合体は乳化重合により得られ、ラテツクス中の
固型分濃度は5〜70重量%の範囲が適当である。 さらにこの2−クロロ−1,3−ブタジエン・
2,3−ジクロロ−1,3−ブタジエン共重合体
の分子量は特に制限はない。 本発明に用いられるRF液は通常用いられる公
知の方法により合成されるものであり、レゾルシ
ン1モルに対しホルムアルデヒド1〜4モルの割
合で反応せしめたものが望ましく、5〜80重量%
水溶液の形で使用される。RF液と2−クロロ−
1,3−ブタジエン・2,3−ジクロロ−1,3
−ブタジエン共重合体ラテツクスの混合割合は
RF固形分100重量部に対し、2−クロロ−1,3
−ブタジエン・2,3−ジクロロ−1,3−ブタ
ジエン共重合体固形分100〜1100重量部が好まし
く、両者の混合液(RFL液)の全固形分は10〜
50重量%の範囲が適当である。RFL処理による
接着を考えた場合、繊維−RF−RFL液中のゴム
成分−ゴムの間に強い結合力が必要であり、RF
とゴムラテツクス中の固形分はある範囲内でなけ
れば接着強度に悪影響を及ぼす。この範囲として
上記範囲が通常用いられる。 本発明において接着対象として使用されるCR
は、2−クロロ−1,3−ブタジエンのホモポリ
マー、または2−クロロ−1,3−ブタジエンと
共重合可能な化合物、例えばスチレン、2,3−
ジクロロ−1,3−ブタジエン、アクリロニトリ
ル、1−クロロ−1,3−ブタジエン、さらに硫
黄などが少なくとも一種との共重合体であり、一
般に市販されているものを用いることができる。
また、CRと天然ゴム、ブタジエンゴム、イソプ
レンゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム
などのブレントゴムを使用できる。 本発明の接着剤組成物においては必要に応じて
カーボンブラツク、充填剤、軟化剤、亜鉛華、ス
テアリン酸、老化防止剤、マグネシア、加硫剤、
加硫促進剤等の周知の添加剤を加える。 また、繊維基質としては木綿、レーヨン、ビニ
ロン、ナイロン、ポリエステルなどがコード、織
物、不織布、シート、フイルム、フエルトなど
種々の形態で使用できる。 本発明の接着剤組成物(RFL液)の有効な使
用方法は繊維をRFL液に浸漬した後、50〜140℃
で1〜10分間乾燥し、次に120〜160℃で1〜10分
間ベーキングを行ない、さらに180〜220℃で1〜
10分間ヒートセツトあるいはホツトストレツチを
行ない、次にCR配合物に該処理繊維をはり合わ
せたり、はさんだだりあるいは埋め込んだりした
後、加硫することにより得られる。加硫はプレス
加硫機、熱空気加硫機、またはスチーム加硫機等
で加硫成形する方法が通常採用される。 かくして、本発明のRFL液を用いることによ
り、高温でヒートセツトあるいはホツトストレツ
チをした繊維とCR配合物とを効果的に加硫接着
できるので、ベルト類、ホース類、ダイヤフラム
類、ゴム引きシートなどの製造に適している。 更に本発明は次の非限定的な実施例により具体
的に説明される。 〔実施例における測定基準〕 繊維接着試験;JIS K6301 試験片の作成の方法、条件等; 一対の未加硫ゴム層の間に布をはさみ、空気を
まき込まないように一端から他端にかけて手動ロ
ーラーを圧着させながら密着させる。その他端
(試験時につかむ部分となる)にはあらかじめセ
ロハン紙等をはさんで接着しないようにする。加
硫は150℃にて40分間プレス加硫を行ない、加硫
後打抜き機で幅25mmのたんざく状として試験す
る。 〔実施例における使用材料の説明〕 CR;2−クロロ−1,3−ブタジエンホモ
ポリマー(商品名デンカクロロプレン
M−40;電気化学工業社製)ムーニー
粘度ML1+4(100℃):47 2−クロロ−1,3−ブタジエン・2,3−
ジクロロ−1,3−ブタジエン共重合体ラテ
ツクス; 2−クロロ−1,3−ブタジエン60重量部、
2,3−ジクロロ−1,3−ブタジエン40重量
部、n−ドデシルメルカプタン0.35重量部、不均
化ロジン3重量部、亜硫酸ナトリウム0.3重量部、
水酸化ナトリウム0.55重量部及び水109重量部を
重合容器に入れ乳化した後、窒素雰囲気下で、重
合開始剤としてフエリシアン化カリウムの10%溶
液を加えて、重合温度40℃にて重合を行ない、重
合率90%の時点でチオジフエニルアミンとp−第
3−ブチルカテコールの分散液を加えて重合を停
止させた。得られたラテツクスから未反応モノマ
ーを除去し、以下の試験に供試した。 実施例1、比較例1〜3 レゾルシン1モルと37%ホルムアルデヒド水溶
液2モルとを撹拌混合し、5%カセイソーダ水溶
液0.75モルを加え撹拌した。その後固形分濃度を
6.9%となるように調製し、密閉状態で25℃±1
℃で6時間熟成してRF液とした。その後、直ち
に次の接着剤溶液(RFL液)調製に用いた。即
ち、このRF液と各種ラテツクスを表−1に従つ
て混合調製して接着剤組成物とした。調製後熟成
し、繊維を15秒間浸漬し、絞り、恒温乾燥機中で
120℃にて2分間乾燥後、150℃にて6分間ベーキ
ングを行ない、さらに200℃にて3分間および比
較のため150℃にて3分間のヒートセツトあるい
はホツトストレツチを行なつた。繊維としてはナ
イロンを使用した。 このようにして調製された繊維を表−2の組成
を有する未加硫配合ゴムとはさみ、150℃にて40
分間加硫して接着試験片を得た。結果は表−3に
示す通りで本発明の接着剤組成物で処理された繊
維を用いることにより優れた接着力が得られるこ
とがわかる。 また表−4にヒートセツト150℃−3分と200℃
−3分の各々の条件で行なつた処理繊維の中間伸
(1.1Kg荷重)と乾熱収縮(150℃×30分)を示す。
表より高温ヒートセツトが高温下における寸法安
定性が良好であることがわかる。
【表】 表−2、被着ゴム配合組成 <重量部> C R 100 ステアリン酸 0.5 老化防止剤 8 MgO 4 SRFカーボンブラツク 40 クレー 15 オイル 18 ワツクス類 4 亜鉛華 5 促進剤 2.3
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ラテツクスのポリマー成分が2−クロロ−
    1,3−ブタジエンと2,3−ジクロロ−1,3
    ブタジエンの組成比80〜20/20〜80(重量比)か
    ら成るクロロプレン−ジクロロブタジエン共重合
    体ラテツクスとレゾルシン・ホルムアルデヒド樹
    脂とを必須成分として含有するレゾルシン・ホル
    ムアルデヒド・ラテツクス組成物から成る、クロ
    ロプレンゴムと繊維基質との加硫接着における繊
    維処理用接着剤組成物。
JP19962682A 1982-11-13 1982-11-13 クロロプレンゴムと繊維の加硫接着における繊維処理用接着剤組成物 Granted JPS5989375A (ja)

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US3941738A (en) * 1972-11-02 1976-03-02 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Non-phasing chloroprene polymer adhesive composition and preparation thereof

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