JPH0124291Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、建家と隣接して設置される風除室の
取付装置に関するものである。

従来の技術 寒冷地などにおいては建家と隣接して風除室を
玄関を覆うように設置し、玄関を解放した時に室
内と室外とが直接連通しないようにしている。

この様な風除室は、上枠と巾木と竪枠とを方形
状に枠組みした枠体内にパネル材や障子など取付
け、その上枠、竪枠を建家外壁に固着し、巾木を
玄関のたたきなどの基盤に固着してある。

考案が解決しようとする問題点 上枠、竪枠、巾木を取付けるに際しては枠体内
よりボルトなどによつて固着しているので、枠体
よりパネル材を外して固着せねばならず、その取
付作業が面倒である。

玄関のたたきなどは勾配を有しているので、巾
木を勾配に合せて加工すると共に、勾配に合せて
固着するので、その取付作業が面倒である。

夏季等に風除室が不必要な時に取り外しするこ
とが非常に面倒である。

問題点を解決するための手段及び作用 上枠と巾木に上取付枠と巾木アタツチメントと
を嵌合し、その上取付枠と巾木アタツチメントと
を固着具で建家外壁と基盤に固着して、簡単に取
付け、取外しできると共に、基盤の勾配を吸収で
きるようにしたもの。

実施例 第３図は風除室の斜視図であり、上枠１と巾木
２と左右の竪枠３，３を方形状に枠組みして枠体
４とし、その枠体４内にパネル材５や障子６が取
着してある。

そして、風除室は建家外壁に取着されて玄関を
覆つている。

第１図は取付状態の縦断面図であり、上枠１は
室内、外側壁１ａ，１ｂと連結壁１ｃとによつて
上向コ字状となり、上取付枠１０の下向凹部１１
内に嵌合取着され、上取付枠１０は取付板１２と
一対の突片１３，１３とによつて下向凹部１１を
形成し、その取付板１２の両側張出し部分１２
ａ，１２ａが建家外壁Ｆに固着具１４で固着して
ある。

巾木２は室内、外側壁２ａ，２ｂと連結壁２ｃ
とによつて下向凹部２′を形成し、この下向凹部
２′に巾木アタツチメント２０が嵌合してある。

該巾木アタツチメント２０は取付板２１と一対
の立上り片２２，２２とを備え、その一対の立上
り片２２，２２が下向凹部２′に嵌合されている
と共に、取付板２１の一側張出し部分２１ａが玄
関のたたきなどの基盤Ｇに固着具２３で固着して
ある。

第２図は取付状態の横断面図であり、竪枠３は
室内、外側壁３ａ，３ｂと連結壁３ｃとによつて
外向凹部３′を形成し、この外向凹部３′が縦取付
枠３０に嵌合している。

縦取付枠３０は取付板３１と一対の突片３２，
３２とを備え、その一対の突片３２，３２が外向
凹部３′に嵌合し、取付板３１の両側張出し部分
３１ａ，３１ａが建家外壁Ｆに固着具３３で固着
してある。

なお、縦取付板３０は上取付板１２と同様に構
成しても良い。

考案の効果 上枠１、巾木２を上取付枠１０、巾木アタツチ
メント２０を介して建家外壁Ｆ、基盤Ｇに固着し
たので、取付枠４よりパネル材５を取り外しせず
に取付けできて、その取付作業が簡単となる。

巾木アタツチメント２０と巾木２との嵌合部分
によつて基盤Ｇの勾配を吸収できるから、巾木２
や巾木アタツチメント２０を勾配に応じて加工し
たり、取付けたりする必要がなくて、その取付作
業が簡単となる。

固着具１４，２３を外すことで上枠１、巾木２
を簡単に取り外しできるから、不必要時に風除室
を簡単に取り外しできる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図、第２図
は取付状態の縦断面図、横断面図、第３図は風除
室の斜視図である。 １は上枠、２は巾木、３は竪枠、４は枠体、５
はパネル材、６は障子、１０は上取付枠、１４は
固着具、２０は巾木アタツチメント、２３は固着
具、Ｆは建家外壁、Ｇは基盤。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上枠１と巾木２と左右の竪枠３，３とを方形状
   に枠組みして枠体４とし、その枠体４内にパネル
   材５や障子６を取付けると共に、上枠１に上取付
   枠１０を嵌合し、巾木２には巾木アタツチメント
   ２０を嵌合すると共に、その上取付枠１０と巾木
   アタツチメント２０を建家外壁Ｆと基盤Ｇとに固
   着具１４，２３で固着したことを特徴とする風除
   室の取付装置。