JPH01242502A - 屋内塵性ダニ類の防除方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 １産業上の利用分−〕　　、 本発明は、Ｎ、Ｎ−ジエチル−ｍ−）ルアミド（以下デ
ィートという）を有効成分とし担体に保持させてなるコ
ナヒ嘗つヒダニ、ヤケヒヨウヒダニ等のヒツウヒダニ類
、ケナガコナダニやアシブトコナダニ等のコナダニ類、
ツメダニ類などの屋内性ダニ類の防除方法に関する。

〔従来の技術〕

一般家庭でも、あらゆる場所でダニが主恩しており近年
、住宅、生活様式の変化に伴いダニの増加が目立ってき
た。このような家庭内でのダニの多発生は不快であるは
かりでなく、皮疹や柚々のアレルギー性疾患の原因とも
なる。従来より、このような室内楽性ダニ類の駆除には
畳やカーペットを対象としてエアゾール剤、粉剤１ｔ！
布剤、シート剤等の形で、ピレスロイド系殺虫剤や有機
リン系殺虫剤等が用いられている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の殺虫剤によるダニの駆除では処理区域薯ζ直接接
触したときに高い効果が認められたが、効果の広がりが
少なく、十分な効果を得るためには１回の処理量あるい
は処理箇所を増加させろ必要があった。その結果、多大
な労力と経済的負担がかかるはかりでなく、薬剤多用番
とよる薬剤中毒の問題も生じてきた。そこで、本発明は
・上記従来の問題点を除去することを目的として鋭意研
究の結果なされたものである。

（ｌｊＪ題点を解決するための手段） 本発明は、Ｎ、Ｎ−ジエチル−ｍ−トルアミドを担体に
保持させ、訳成分を蒸散させ、該蒸散成分によりダニを
防除することを特徴とする屋内性ダニ類の防除方法に係
る。

すなわち、ディートの殺ダニ効果は一般的な殺ダニ剤に
比べて特に高いものではなく、また忌避効果を有するこ
とから通常の処理力法では十分な残留効果か期待できな
かった。しかし、ディートはＲ１散性、浸透性が高いた
め閉鎖字面や半閉鎖空間、例えは畳、布団、クツション
の内部、押入れ、流しの下、食器棚、引き出し等ではデ
ィート蒸気により空間内でのディート濃度が高まり広範
囲での駆除が可能となった。

そこで本発明者はディートを保持させた担体を押し入れ
、流しの下、食器棚、畳の内部、畳の下等に設置するこ
とにより即効的に広範囲の駆除力；できるのである。デ
ィートの蒸散は、自然蒸散でも十分であるが即効性を高
めたい場合には加熱蒸散方式が利用できろ。また畳や喪
共類を処理する場合、必要に応じて密封容器１コ収納し
た状態で処理する方法が考えられる。

本発明に用いろ担体としては、例えは紙類、グラスウー
ル、バルブ、合成＃維、大然夢維等の線維類、塩化ビニ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ウレタン等の合成
樹脂類、天然コム、シリコンゴム、ネオブレンゴム等の
ゴム類、ケイ酸、カオリン、活性炭、ベントナイト、ケ
イソウ土、タルク、炭酸カルシウム等の無機粉末、木粉
、小麦均等の植物性粉末、トリシクロデカン、シクロド
デカン、トリメチレンノルボルネン、バラジクロロベン
ゼン、ナフタリン樟脳等の昇華性物餉を単独であるいは
混合して用いることができる。その担体形成にあたって
、必要に応じて、固結剤として、デンプン、カルボキシ
メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルアクリル果
枝（脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル糸樹脂、酢酸ビ
ニル系？脂等の合成樹脂で担体表面をコーティングして
もよい。

前記担体にディートを保持させろ方法としては、例えは
ディートをそのままあるいは溶剤で稀釈したものを担体
上に１Ｉｉｌ下含浸したり、担体と混合して吸着させて
もよく、ディートやその稀釈液中に担体を浸漬して含浸
させてもよい。

さらに、ディートを担体に保持させるにあたって各種の
殺虫剤、害虫忌避剤、殺菌剤、防黴剤、香料、着色料等
を配合することができる。

配合可能な牧虫剤としては、エムペントリン、テラレス
リン、ＤＤＶＰ、害虫忌避剤としては、ヒドロキシブチ
ルアニソール、ブチル−ｍ　−クレゾール、殺菌剤、防
黴剤としては、Ｐ　ＣＭ　Ｘ。

ＯＰＰ、ＢＣＡ、ＴＢＰ、等を例示できろ。

本発明ダニ防除方法に用いろダニ駆除用蒸機剤中のディ
ートの量は、その担体の種類適用方法、及び適用場所等
に応じて適宜１こ決定すれはよいが、辿常Ｏ１〜２０重
九％とするのが好まさせるのが望ましい。

本発明ダニ防除力法に用いるダニ駆除用蒸散剤は自然蒸
散により十分な効果が得られろか、より速効性を高めた
い場合は加熱蒸散方式、例えば電気を用いた加熱方式、
酸化カルシウムと水との反応熱を用いた加熱方式、鉄が
酸化する際の反応熱を用いた加熱方式等が利用できる。

また、本発明ダニ防除方法に用いるダニ駆除用蒸散剤を
布団や畳に処理する場合、高分子フィルム、例えばポリ
エステル、セロハン、ポリプロピレンあるいはこれらを
ビニリデンコートしたシート等で布団や畳を覆いその中
で処理すれはより高い効果が得られる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を挙げてさらに詳しく説明する。

実施例を 供試化合物のアセトン溶液を２Ｘ２ＱＩのが紙に含浸し
風乾後５０ｍ１のサンプル管の底面に敷く。次に熱追い
出し法により培地から分離したコナと１ウヒダニをナイ
ロンゴース（２５０メツシユ）で作った袋の中へ入れ封
をする。これをサンプル管の蓋の内面に貼り付はサンプ
ル管の蓋をしだ後°２５℃下に設置する。２４時ｍ１後
に取り出し、ゴース袋を開封して生死を調べた。

試験結果は３連の平均値で示した。

表り 表１に示したように本発明で用いたディートは一般的に
使用されている揮散性防虫剤や殺ダニ剤に比較して揮散
状態での効果が高く蒸散剤の有効成分として有用である
ことが示された。

実施例２ ディート１ｇをＥＶＡ樹脂（酢酩ビニル含坦２０％）１
９９と２００℃で混合溶融し１００Ｘ　ｌ　５０ＸＺｆ
ｆ層の大きさに成形して蒸散剤を得た。これを７５Ｘ４
０Ｘ３０αの広さの食器棚の内部（ＩＩＩｌ血に両面テ
ープで１枚貼り付け、食器棚内部の各所にはコナヒヨウ
ヒダニ約２００如をナイロンゴース（２５０メツシユ）
製の袋に入れて設置した後食器棚を閉じた。２４時ｍ１
後に食品棚を開けその中の袋を取り出し実体顕微侠下で
生死を判定したところ全て致死個体であった。

実施例ａ ディートＩｆを発泡剤アゾジカルボンアミド４ｇと混合
して粉末形態としブリキ製二層容器の内層に充填する。

外層には粒状の酸化カルシウム６０ｇを入れ加水発熱型
の蒸散剤を得た。

これを流し台の下の広さ１２０Ｘ５５Ｘ４５３の収納ｊ
ｌｔ底面に１個数き、収納庫内部の各所にハコナヒョウ
ヒダニを実施例１と同様にして設電した。外胸部に水３
０諺ｌを注入し加熱蒸散処理を行なったところ、２４時
曲後には庄存ダニが認められなかった。

実施例４ デ４−４１１！！ｔ！、、香料０．１部と１０〜２ｏメ
ツシユの粒状シリカゲル９８９部と況合吸盾させて粒状
蒸散剤を得た。市販の電気掃除機（吸引仕事率１６０Ｍ
（）に無処理の紙パツクを装着し、室内塵の代替として
綿状ポリエステル短騨維２゜りをよくほぐしながら吸引
させてから、−Ｆｋ粒剤ｌｏｔを引き続き吸引した。次
に紙パツクを取り出しコナヒ鱈つヒダニ約１０００頭を
含むダニ飼育培地約２００１１９を入れた後、再び掃除
機内に該紙パツクを装着し２５℃下に３０ｊハ１設置し
た。その後、紙パツク中のダニを飽和食塩７に浮遊な、
により回収し生死を判定したところ１００％の致タヒ率
が得られた。

￥施例５ ディー上１部とタルク９９部を攪拌混合してｆ））木状
の蒸散剤を得た。３０Ｘ３０（ｍの畳にケコナ ＋　ｍ　＝約、万頭を含む２．飼育培地、９を植込み後
２５ｔＥ７４％ＲＨ下で増殖させる。この畳をｌ透間後
に取り出しビニリデンコートを施したポリプロピレンフ
ィルムで覆い底ｎ６に上記粉剤５ｇを散布した後、再ひ
２５℃７４％ＲＨ）に設ｆｍ　Ｌ／た。５ト１後にワラ
床の一部をほぐし一定層を取って食塩水浮遊法によりダ
ニの生死を判定したところ１００％の致死率が君Ｉられ
た。

実施（！！：＋　６ 実施例１で得た樹脂蒸散剤を３つ折りにした敷布団の間
に挿入し布団全体をビニリデンコートを施したポリプロ
ピレンフィルムで覆った。

なお供試虫はコナヒツウヒダニを用い実施例１と同様に
して各所に設置した。

２４時間後にダニの生死を判定したところ十分な効果か
確認された。

実施例７ デイートをｌＯ％濃度となるよう一号灯Ｍｔ＋に１Ｉ４
ｊ１１させプラスチック製容器（容１に５０震ｔ）に入
れろ。この巾にパーライト６０部、木粉２０部、粘結剤
２０部から棒状に成型した芯（φ７１１長さ７Ｌ５％）
を挿入セットして芯上部をリング状ＰＴＣヒータにて約
１４０℃に加熱することにより薬剤を蒸散させる防除剤
を得た。

これを流し台の下の広さ１２０×５５×４５ＣＭの収納
庫底面に置き、コナヒ四つヒダニを実施例３と同様にし
て配置後１２時間通電した。

通電開始より、２４時間後に収納庫からダニを取り出し
、その生死を判定したところ、すべてＯＮ個体の死亡が
確認された。

〈発明の効果〉 不発明は、上述のようにＮ、Ｎ−ジエチル−ｍ−トルア
ミドを担体に保持させ、蒸散成分で防除する時は、きわ
めて速効的に広範囲にわたって層内塵性ダニ類の防除効
果を発揮しつる。

（以上） 特許用願人　アース製薬株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. Ｎ，Ｎ−ジエチル−ｍ−トルアミドを担体に保持させ、
   該成分を蒸散させ、該蒸散成分によりダニを防除するこ
   とを特徴とする屋内性ダニ類の防除方法。