JPH01242380A - エレベータの防犯運転装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、予め利用者が制限されたビルの特定階への
降車を管理するエレベータの防犯運転装置に関するもの
である。

〔従来の技術〕

近年、密室となりやすいビル室内で発生する犯罪を防止
する目的で、ビルの利用が許可された特定の人のみが利
用できる工し・ベータ装置が要求されるようになってき
た。

そのような要求がなされるエレベータ装置の一例として
、事務所ビルに設置されたエレベータ装置では、重役室
のある階床へは、その階床へ出入りを許可された人のみ
が、エレベータを使用できるエレベータ装置が要求され
ている。この要求に応えるエレベータ装置としては、エ
レベータかご内の行先釦とは別に、カード（例えばＩＤ
カード）読取り装置を設け、カード所持者のみが呼び登
録をできるようにしたものがある。その従来装置として
、第３図の実開昭５８−６０６６２号公報に示されたも
のがある。第３図はカード読取り装置を備えたかご操作
盤の正面図である。かご操作盤１には１階〜８階の行先
ボタン１１〜１８の他にカード読取り装Ｗ２が設けられ
ている。

次に、上記操作パネル１の操作に基づくかご呼び登録の
動作を説明する。このエレベータ装置の場合、７階は特
定の人のみが利用、即ち降車できる特定階であるとする
。そして、特定の人が始発階より７階へ向かう場合、カ
ード読取り装置２に、７１１１Ｉで降車が許可された人
物であるこの情報が記録されたカードを押入し、７階へ
のかご呼び登録を可能とする。かご呼び登録が可能とな
った後、その人物は７階の行先ボタンを押下し、７階の
がご呼び登録を行う。

又、特定階に定められていない７階以外のかご呼び登録
は、カード読取り装置２にカードを挿入しなくても、行
先ボタン１１〜１６．１８を押下することで可能となる
。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来のエレベータのかご呼び登録は以上のような構成の
もとに実施されるため、特定階の利用を許可された人が
、特定階へのかご呼び登録を行った後、同じかごに特定
階への利用を許可されていない人が乗り込もうとした場
合、又は乗り込／しでしまった場合、利用許可された人
は不許可の人の乗り込むのを拒否するか、又は特定階で
の降車を阻止しなければならず、その為防犯運転を遂行
するのが煩わしく、シかも防犯効果が充分でないといっ
た問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、特定階での降車が特定階利用許可者のみが行
える工Ｌ・ベータの防犯運転装置を得ることを目的とす
る。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係るエレベータの防犯運転装置は、特定階に
降車しようとする人間が、特定階を利用できる人間か否
かを利用許可判定手段にて判定した後、利用できる人間
であると判定されたならば、戸開指令手段によりかご戸
の開放を指令するようにしたものである。

〔作用〕

この発明によれば、特定階の利用が許可されていない人
がエレベータによって特定階へ走行したとしても、利用
許可判定手段により特定階利用不許可者と判定されるた
め、戸開指令手段ばかご戸の戸開を不能にして特定階へ
の降車を阻止することで、降車阻止を人力によらなくて
も済み、防犯上効果がある。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を第１図及び第２図に基づい
て説明する。

第１図は本実施例の構成を示すブロック構成図である。

図において、１はカード読取り装置２゜行先ボタン１１
〜１８が設置されたかご操作盤である。５はかご呼び登
録装置、６は利用許可判定手段に相当する戸開許可判定
装置、７は戸開指令手段に相当する戸開指令装置、１７
Ａは特定階（本実施例では７階）のかご位置検出信号で
ある。

第２図は上記戸開許可判定装置の回路図であり、図にお
いて、２０はＡＮＤゲート、２１はＮＯＴゲート、２２
はＯＲゲート、２２ＡはＯＲゲート２２の出力信号で戸
開許可信号である。

次に上記構成に基づいて本実施例の動作について説明す
る。

特定階（７階）の利用者がエレベータかごに乗り込み、
カード読取り装置２にカードを挿入し、特定階である７
階の行先釦１７を操作すると、かご呼び登録装置５によ
り７階のかご呼びが登録され、かごは７階に向って走行
する。かごが７階に到着すると、特定階かご位置検出信
号１７ＡがｒＨＪとなって戸開許可判定装置６へ入力さ
れろ。

戸開許可判定装置６では、ｒＨＪの位置検出信号１７Ａ
はＮＯＴＯＲゲート２１り反転してｒＬＪとなってＯＲ
ゲート２２へ入力される。又かごが７階へ到着時にカー
ド読取り装置２にカードが挿入されていなければ、その
出力はｒＬＪとなってＡＮＤゲート２０へ入力されるた
め、ＡＮＤゲート２０の出力はｒＬＪとなってＯＲゲー
ト２２へ入力される。その結果、ＯＲゲート２２の出力
信号２２Ａ１即ち戸開許可信号は「Ｌ」となり、戸開指
令装置７は図示しない戸開閉装置に戸開指令を発せず、
かご戸は閉成状態となって７階での降車は不能となる。

かごが７階に到着した時、７階利用許可者が自己のカー
ドをカード読取り装置２に挿入すると、その出力はｒＨ
ＪとなってＡＮＤゲート２０の一方の入力端子へ入力さ
れる。この時、ＡＮＤゲーＩ・２０の他方の入力端子へ
は特定階かご位置検出信号１７ＡがｒＨＪとなって入力
されているため、ＡＮＤゲー１．２０の出力はｒＨＪと
なってＯＲゲ＝１・２２へ入力される。その結果、戸開
許可判定装置６の出力はｒ　ＨＪに反転して戸開指令装
置７へ入力され、戸開指令が発せられてかご戸が開くこ
とになり、その階（７階）での降車が可能となる。

一方、特定階（７階）以外の階床のかご呼びが登録され
、その階床にかごが到着した場合は、特定階かご位置信
号１７Ａは「Ｌ」となってＮＯＴゲー１−２１へ入力さ
れるため、その出力はｒＨＪに反転する。その結果ＯＲ
ゲート２２によりｒＨＪの出力信号２２Ａが出力される
。従って戸開許可判定装置６の出力は「１１」である為
、戸開指令装置７は戸開指令を発し、かご戸は開くこと
になる。

よって、特定階以外ではカード読取り装置２にカードを
挿入することなしに、かごからの降車が可能となる。

尚、上記実施例では、特定階利用許可者の識別にカード
読取や装置２を用いたが、識別手段はこれに限定される
ものではなく、キースイッチ、音声識別装置、指紋判別
装置等を用いても同様の効果を奏する。

〔発明の効果〕

以上のようにこの発明によれば、特定階への降車時にか
ご内で個人照合動作を行い、特定階の利用を許可された
人間であると認証された時に、かご戸を開放する機能を
採ったことで、例え利用許可者以外の人が特定階へ行っ
たとしても特定階に降車できないため、特定階を侵入者
から守る防犯上侵れたエレベータの防犯運転装置を提供
できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による工Ｌ・ベータの防犯
運転装置のブロック構成図、第２図は第１図に示された
戸開許可判定装置６の内部回路図、第３図は従来装置に
おけるかご内操作盤の正面図である。 図において、１ばかご操作盤、２はカード読取り装置、
５はかご呼び登録装置、６は戸開許可判定装置、７は戸
開指令装置、１１〜１８は１階〜８階行先釦。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。 代理人　　大暑　増雄（外２名） 第１図 第２図　　　　　　第３図 ど１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 予め利用者が制限されたビルの特定階への降車時に、当
   特定階の利用が許可された人か否かを、ＩＤ判別により
   判定する利用許可判定手段と、利用許可判定時には、エ
   レベータのかご戸を開放可能にする戸開指令手段とを備
   えたことを特徴とするエレベータの防犯運転装置。