JPH01242343A - シート移送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、たとえば熱転写プリンタあるいは熱転写複写
機等の画像形成装置に適用され記録用紙等のシートを搬
送するシート移送装置の改良に関する。

（従来の技術） 近年、記録用紙に転写材（熱転写リボン）の複数の色剤
（インク）を感熱記録ヘッド（サーマルヘッド）を介し
て溶融転写し、所要のカラー画像を形成する熱転写式の
画像形成装置が開発され実用化されている。

従来、この種の装置では、記録用紙の移送に第１０図（
ａ）、（ｂ）および第１１図（ａ）。

（ｂ）に示すようなシート移送装置が採用され、記録用
紙を移送するようにしていた。

すなわち、第１０図（ａ）、（ｂ）に示す一例のものは
、移送ローラａと、この移送ローラａに対して両端部に
加えられた力Ｆ、Ｆにより支持ローラａに圧接する加圧
ローラｂとで構成され、これらローラ対ａ、ｂでシート
としての記録用紙Ｐを移送するようになっている。また
、第１１図（ａ）、（ｂ）に示す他の例のものは、移送
ローラａと、この移送ローラａに対して両端部および一
分割個所に加えられた力Ｆ・・・により支持ローラａに
圧接する分割加圧ローラＣとで構成され、これらローラ
対ａ、ｃでシートとしての記録用紙Ｐを移送するように
なっている。

（発明が解決しようとする課８） しかしながら、第１０図（ａ）、（ｂ）に示すものは、
加圧ローラｂに二点鎖線で示すように中央部が浮上がる
ような反りが生じて中央部分の圧接力が小さくなり、こ
の移送ローラａに対する圧接力が均一にならず、記録用
紙Ｐにシワが発生しやすく正確な搬送が困難になるとい
った問題がある。また、第１１図（ａ）’、（ｂ）に示
すものは、分割加圧ローラＣの分割部分に圧接力が働か
ず第１０図のものと同様に記録用紙Ｐにシワが発生しや
すく正確な搬送が困難になるといった問題がある。

本発明は上記事情に基づきなされたもので、その目的と
するところは、簡単な構成でありながら、記録用紙等の
シートをシワの発生などが生じないように確実に移送で
きるようにしたシート移送装置を提供しようとするもの
である。

［発明の構成コ （課題を解決する手段） 本発明は、上記目的を達成するために、移送ローラと、
この移送ローラに転接しシートを移送ローラに押付ける
加圧ローラと、この加圧ローラの前記移送ローラとの圧
接位置の反対側に圧接し加圧ローラの反りを防止する支
持ローラとを具備してなる構成としたものである。

（作用） すなわち、本発明は上記の構成とすることにより、加圧
ローラ全体を均一に移送ローラに圧接でき、これにより
シートと移送ローラとの接触圧力に部分的なムラが無く
なりシートにシワを発生させることなく移送させること
が可能となる。

（実施例） 以下、本発明を一実施例を第１図ないし第８図を参照し
て説明する。

第２図はこの発明が適用される画像形成装置の外観を示
し、第３図はその概略構成を示している。

第２図および第３図において、図中１は画像形成装置の
本体であり、この装置本体１の上部前面には操作盤部１
ａが形成されている。

また、装置本体１の上面にはその左側に原稿押えカバー
３を有する原稿台２が設けられており、装置本体１内の
前記原稿台２の下側は原稿台２上にセットされた原稿り
を走査する原稿走査部（スキャナ部）４となっており、
装置本体１内の右側は画像形成部（プリンタ部）５とな
っている。上記操作盤部１ａには、表示部６．テンキー
人力部７、スタートボタン８等の操作／表示部品が配設
されている。

また、上記原稿走査部４は第３図に示すように露光光学
系の移動走査部９が原稿台２の下面に沿って往復動する
ことにより原稿台２にセットされた原稿りを光学的に走
査し、この光学情報を光電変換して画像形成部５に入力
するようになっている。

また、上記画像形成部５は、第３図および第４図に示す
ような構成となっている。すなわち、画像形成部５の上
部略中央に位置してプラテンローラ２０が設けられてい
るとともに、プラテンローラ２０の手前（第４図の状態
で左方向）には感熱記録ヘッド（以下、サーマルヘッド
という）２１がプラテンローラ２０に対して接離可能に
配置されている。

上記プラテンローラ２０は、図示しない駆動力伝達系を
介して正逆両方向に回転するようになっている。

また、第４図に示すように、上記サーマルヘッド２１と
プラテンローラ２２との間に転写材（以下、熱転写リボ
ンという）２２が介在した状態となっている。熱転写リ
ボン２２は、その両端部が巻回された巻芯２３．２４と
ともにケース２５に組込まれてカセット化され、このリ
ボンカセット２６（第３図参照）を装置本体１の側面部
に形成されたカセット挿脱口２７（第２図参照）から挿
脱出来るようになっている。カセット挿脱口２７は蓋体
２８で通常は閉塞された状態となっており、リボンカセ
ット２６の交換時などはこの蓋体２８を開いて行なうこ
とになる。

また、リボンカセット２６が装着されるカセット装着部
の下方には、第２図ないし第４図に示すように給紙カセ
ット２７が装着されており、この給紙カセット２７内の
用紙Ｐが第４図に示すように給紙ローラ２８により順次
１枚づつ取出されるようになっている。この取出された
用紙Ｐはガイド仮２９．３０の相互対向面部で形成され
る用紙搬送路３１を介して、前記熱転写リボン２２とプ
ラテンローラ２０との間に案内されるようになっている
。また、用紙搬送路３１の終端部には、レジストローラ
対３２が配置されており、用紙Ｐの先端整位を行なうと
ともに給紙タイミングを調整するようになっている。

一方、サーマルヘッド２１は熱転写リボン２２を介して
用紙Ｐをプラテンローラ２０に押圧しており、第５図に
示すように熱転写リボン２２上の色剤としてのインク３
５を加熱溶畿して用紙Ｐに転写するようになっている。

また、熱転写リボン２２は、第６図の範囲イで示すよう
に用紙Ｐと略等しいサイズでイエロー（Ｙ）、マゼンタ
（Ｍ）、シアン（Ｃ）の各インク部を並べて設けるか、
あるいは、第６図の範囲口で示すように用紙Ｐと略等し
いサイズでイエロー　（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン
（Ｃ）、黒（Ｂ）の各インク部を並べて設けたものであ
り、１色ずつ転写しては用紙Ｐを元にもどし、正確に順
次重ねて行くことによりフルカラー画像を得るようにな
っている。

また、画像形成装置は、第７図に示すように、原稿走査
部（スキャナ部）４１色変換部３６．メモリ部３７１画
像形成部（プリンタ部）５．および全体制御部３８を備
えた構成となっている。

そして、原稿走査部４によって検出されたグリーン（Ｇ
、）、イエロー（Ｙ）、シアン（Ｃ）のそれぞれの色成
分の値は、色変換部３６によって印字媒体の色、すなわ
ち、マゼンタ（Ｍ）、イエロー　（Ｙ）、　　シアン（
Ｃ）に色変換され、この色変換された値はメモリ部３７
へそれぞれの色ごとに原稿り上の位置情報とともに記憶
される。画像形成部５ではメモリ部３７より読み出した
値により、マゼンタ（Ｍ）、イエロー（Ｙ）、シアン（
Ｃ）。

黒（Ｂ）［黒ＣＢ）はマゼンタ（Ｍ）、イエロー（Ｙ）
、シアン（Ｃ）のＡＮＤの出力コの印字媒体を用紙Ｐ上
へ転写する。なお、全体制御部３８は、原稿走査部４１
色変換部３６．メモリ部３７゜画像形成部５の全体を制
御するようになっている。

また、装置本体１内には、第４図に示すように、後述す
るシート移送装置としての用紙移送装置４０が設けられ
ているとともにガイド４１．４２の相互対向面で形成さ
れた用紙搬出路４３が設けられていて印字が完了した用
紙Ｐを排紙ローラ対４４に導くようになっており、用紙
Ｐは排紙ローラ対４４を介して排紙トレイ４５上に集積
されるようになっている。

また、前記シート移送装置としての用紙移送装置４０は
、第１図および第８図に示すように溶射口＝う（表面に
１００〜３００−程度の金属の微細粒を溶かして吹付け
て粗状態にすることにより表面摩擦を大きくしたもの）
からなり図示しない駆動系を介して駆動される移送ロー
ラ４６と、芯金とゴムからなり前記移送ローラ４６に転
接する用紙Ｐの幅よりも長くかつ移送ローラ４６よりも
短い加圧ローラ４７と、この加圧ローラ４７の前記移送
ローラ４６との圧接位置の反対側の中央部分に圧接する
短寸の支持ローラ４８とを具備した構成となっている。

上記加圧ローラ４７および支持ローラ４８は、第８図（
ａ）で示すように、それぞれ、両端部を後述する押圧機
構５０により力Ｆ、Ｆで移送ローラ４６の方向に押えら
れている。

抑圧機構５０は、第１図に示すように、支軸５１により
中途部を枢支された回動自在なレバー５２と、このレバ
ー５２の一端に連結され常時所定方向に回動するように
付勢されたばね５３を備え、上記レバー５２の一端部を
加圧ローラ４７および支持ローラ４８の支軸４７ａ、４
８ａに取付けられた補助ローラ５５・・・に圧接するよ
うになっている。

しかして、加圧ローラ４７は支持ローラ４８によって中
央部分も押圧されるため反りを生じることがなく、移送
ローラ４６に対して均一に圧接した状態となる。これに
より用紙Ｐは溶射ローラからなる移送ローラ４６に均一
に密着し、シワの無い、また、滑りの無い良好な移送状
態が得られる。

一方、前記サーマルヘッド２１は、第１図に示すように
ヘッド作動手段（図示しない）によりプラテンローラ２
０に接離する方向に寸法Ｘだけ移動可能な構成となって
いる。そして、サーマルヘッド２１とプラテンローラ２
０との間にリボンガイド５６．５６を介して張設される
熱転写リボン２２が入る隙間が必要に応じて確保できる
ような構成となっており、用紙Ｐの移動動作およびリボ
ンカセット２６の着脱操作が容易かつ確実に行なえるよ
うになっている。

つぎに、このように構成された画像形成装置の動作につ
いて第１図および第４図を中心として説明する。

まず、給紙カセット２７の用紙Ｐは給紙ローラ２８によ
り１枚ずつ取出され、用紙搬送路３１を介してレジスト
ローラ対３２に送り出される。ついで、用紙Ｐはレジス
トローラ対３２で先端整位が行われた後、熱転写リボン
２２にガイドされてプラテンローラ２０部を通過する。

なお、この時、サーマルヘッド２１はプラテンローラ２
０から離間する方向に変位した位置にあり、用紙Ｐの通
過を妨げないようになっている。

このようにして、用紙Ｐがプラテンローラ２０部を通過
して用紙Ｐの先端部が用紙移送装置４０の移送ローラ４
６と加圧ローラ４７との間で挟持された状態となると、
前記サーマルヘッド２１がプラテンローラ２０側に変位
した状態となる。ついで、プラテンローラ２０がＤＣモ
ータを駆動源とするプラテンローラ駆動手段（図示しな
い）により矢印ａ方向（第４図参照）に一定速度で回転
するとともに移送ローラ４６が矢印す方向に回転する。

そして、用紙Ｐを一定速度で移送するとともに、この用
紙Ｐの移送動作に同期してプラテンローラ２０の軸方向
に沿ってライントッド状に形成されたサーマルヘッド２
１の発熱素子（図示しない）が画像情報に応じて発熱し
、熱転写リボン２２のイエロー（Ｙ）のインク３５が用
紙Ｐに転写される。

そして、この印字終了後に、プラテンローラ２０が一定
速度で第４図の矢印ａ′方向に、また、移送ローラ４６
が一定速度で第４図の矢印ｂ′方向に回転し用紙Ｐを戻
し、再び用紙Ｐを送って、マゼンタ（Ｍ）の印字を開７
始する。

同様にしてシアン（Ｃ）および黒色（Ｂ）を印字し、黒
色（Ｂ）が終了したとき、すなわち、全ての色のインク
３５が転写された時、移送ローラ４６を矢印す方向に回
転させて用紙Ｐを排紙ローラ対４４側に移送し、排紙ト
レイ４５上に排紙されることになる。

なお、上述の一実施例によれば、用紙移送装置４０の支
持ローラ４８として、加圧ローラ４７の長手方向の中央
部のみを押える長さのものを使用したが、本発明はこれ
に限らず、たとえば第９図に示すように加圧ローラ４７
と同じ長さの分割ローラ４８′を圧接した構成としても
よい。

また、本発明を画像形成装置の用紙移送用に適用したも
のについて説明したが、これに限るものでなく、被搬送
物がシート状であればどのようなものに適用しても良い
ことは勿論である。

なお、本発明は上記一実施例に限らず要旨を変えない範
囲で種々変形実施可能なことは勿論である。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、簡単な構成であ
りながら、記録用紙等のシートをシワの発生などが生じ
ないように確実に移送でき゛るようにしたシート移送装
置を提供できるといった効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第８図は本発明の一実施例を示すもので、
第１図は主要部の概略的構成図、第２図は本発明を適用
した画像形成装置の外観斜視図、第３図は同じく一部切
欠して示す概略的斜視図、第４図は同じく画像形成部の
概略構成図、第５図は転写動作状態を示す斜視図、第６
図は熱転写リボンを示す平面図、第７図は制御装置の構
成を示すブロック図、第８図はシート移送装置の概略的
構成図、第９図は本発明の他の実施例を示す概略的構成
図、第１０図および第１１図はそれぞれ異なる従来例を
示す図である。 ４０・・・シート移送装置（用紙移送装置）、４６・・
・移送ローラ、４７・・・加圧ローラ、４８・・・支持
ローラ、Ｐ・・・シート（用紙）。。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第１図 第２図 第３図 （ａ）　　　　　　　　　　　　（ｂ）第８図 （ａ）　　　　　　　　　　　（ｂ） 第１０図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 移送ローラと、この移送ローラに転接しシートを移送ロ
   ーラに押付ける加圧ローラと、この加圧ローラの前記移
   送ローラとの圧接位置の反対側に圧接し加圧ローラの反
   りを防止する支持ローラとを具備してなることを特徴と
   するシート移送装置。